JPH06267677A - 光分析器に用いられる放電灯の点灯装置 - Google Patents

光分析器に用いられる放電灯の点灯装置

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JPH06267677A
JPH06267677A JP8017693A JP8017693A JPH06267677A JP H06267677 A JPH06267677 A JP H06267677A JP 8017693 A JP8017693 A JP 8017693A JP 8017693 A JP8017693 A JP 8017693A JP H06267677 A JPH06267677 A JP H06267677A
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JP
Japan
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voltage
discharge
oscillator
discharge tube
lighting device
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Application number
JP8017693A
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English (en)
Inventor
Yuji Shirato
雄次 白戸
Tokumasa Takeuchi
徳昌 竹内
Nobuyuki Sakayanagi
信之 坂柳
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Jasco Corp
Original Assignee
Jasco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 交流電源110にチョクークコイル112を
介して接続された放電管114と、前記放電管114に
それぞれ並列に接続された整流平滑回路122、昇圧回
路124、及び高周波パルス発振器123からなる高圧
パルス発生器120と、を備えたことを特徴とする光分
析器に用いられる放電灯の点灯装置。 【効果】 非常に高圧の逆起電力を発生させずに、必要
最低限の電圧で安定確実な放電灯の始動点灯が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光分析器に用いられる放
電灯の点灯装置、特にその回路構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】旋光計等の光分析器の光源としてナトリ
ウムランプや水銀ランプ等の放電灯が用いられている。
そして、前記放電灯の放電開始時には高電圧を必要とす
るため従来図3に示す放電灯点灯装置が用いられてい
た。同図に示す放電灯点灯装置は、交流電源10にチョ
ークコイル12を介して接続された放電管14と、該放
電管14に並列に接続されたスタータースイッチ16か
ら構成されている。そして、前記放電灯点灯装置による
放電灯の始動点灯は、前記スタータースイッチ16をO
NからOFFの状態に切換えることによって行われる。
即ち、前記スタータースイッチ16をON状態にすると
点灯回路は該スタータースイッチ16を通じて閉回路と
なり、交流電源10から電流が流れる。この状態からス
タータースイッチ16をOFF状態にすると、点灯回路
は開回路となり電流の流れが急激に遮断される。このた
め、前記チョークコイル12により瞬間的に高圧の逆起
電力が発生し、該逆起電力により放電管14の両極間で
放電が行われ、点灯回路は放電管14を通じて再び閉回
路となり、放電灯の始動点灯が可能となるのである。な
お、点灯後は電圧が降下し、チョークコイル12により
ほぼ安定した電流が流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記放電管
14での放電開始時に必要な高電圧とは、通常1kV程
度で十分である。従って、前記放電灯点灯装置におい
て、前述したチョークコイル12により発生する高圧の
逆起電力が1kV以上であれば、放電管14において放
電開始する。しかしながら、前記逆起電力が発生するの
は、スタータースイッチ16をOFFにした瞬間のみで
あり、また該逆起電力の電圧はスタータースイッチ16
をOFFにするタイミングにおける交流電源10の電流
位相によって変化してしまう。 即ち、図4に示すよう
に交流電源10の正弦電流波形における電圧が最大値付
近のA1とA2の間、或いはA3とA4の間の位相におい
て、スタータースイッチ16がOFFされれば前記逆起
電力は大きく、それ以外の位相においては、電圧が小さ
くなるに従って逆起電力も小さくなってしまう。
【0004】このため、前記A1、A2間、及びA3、A4
間の位相において逆起電力が1kVとなるようにチョー
クコイル12の容量を設定すると、それ以外の位相にお
いては逆起電力は1kVに達せず、放電管14は放電開
始しない。そして、通常交流電源10には一般の商用電
源を用いており、該電源の商用周波数は50Hz〜60
Hz(20ms〜16.7ms)の低周波数であるた
め、前記A1、A2間、或いはA3、A4間でスタータース
イッチ16がOFFされる確率が低く、放電管14にお
いて安定確実に放電開始させることが困難であるという
課題があった。一方、スタータースイッチ16のOFF
タイミングが交流電源10の低電圧時の位相(図4のA
1、A2間、及びA3、A4間以外)においても放電管14
において放電開始するようにチョークコイル12を大容
量に設定すると、逆に最大電圧値においては約10kV
の非常に高圧の逆起電力が発生してしまい、旋光計のコ
ンピュータ部等に有害なノイズが生じてしまうという問
題がある。
【0005】また、前記放電管14には近時外国製のも
のも多く用いられており、該外国製ランプはAC220
V仕様であるため、国内における商用電源AC100V
のままで使用することはできない。従って、前記220
V仕様ランプを用いる場合、従来の放電灯点灯装置にお
いては、電源電圧をAC100VからAC220Vにス
テップアップさせるためのトランスを点灯装置に内蔵、
或いは外部に設けなければならず、回路構成が複雑とな
ると共にコスト高となるという問題もあった。また、前
記AC220Vにステップアップさせてしまうと、逆に
AC100V仕様のランプは定格電流をオーバーしてし
まうために使用できなくなってしまう。本発明は前記従
来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は必
要最低限の電圧で放電管において安定確実に放電開始で
き、また使用する放電管の仕様電圧に関係なく点灯可能
な放電灯点灯装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる光分析器に用いられる放電灯の点灯装
置は、交流電源にチョクークコイルを介して接続された
放電管と、 前記放電管にそれぞれ並列に接続された整
流平滑回路、昇圧回路、及び高周波パルス発振器からな
る高圧パルス発生器と、を備えたことを特徴とする。ま
た、請求項2記載の放電灯点灯装置は、前記放電管がナ
トリウムランプ、或いは水銀ランプであることを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明にかかる放電灯点灯装置は、交流電源か
らの電流により高周波パルス発振器において発振を行
い、該発振によって出力される高周波電圧を昇圧回路に
より放電管の放電開始に必要な電圧に昇圧して放電管に
印加するため、必要最低限の電圧で安定確実に放電管の
放電開始が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。図1には、本発明の一実施例にかかる光分析
器に用いられる放電灯点灯装置の回路構成が示されてい
る。同図に示す放電灯点灯装置は、交流電源110に電
源スイッチ118及びチョークコイル112を介して接
続された放電管114及び該放電管114と並列に接続
された高圧パルス発生器120から構成されている。ま
た、前記高圧パルス発生器120は、整流平滑回路12
2、高周波パルス発振器123及び昇圧回路124が並
列に接続され構成されている。前記整流平滑回路122
は、半波整流を行うダイオード126と平滑化を行う抵
抗128、コンデンサ130、及び抵抗132を有して
おり、前記ダイオード126、抵抗128の順に前記チ
ョークコイル112に直列に接続され、該抵抗128の
ダイオード126側の一端にコンデンサ130が、他端
に抵抗132がそれぞれ接続されている。
【0009】一方、前記昇圧回路124は、トランス1
36の1次巻線136aがトランジスタ138のコレク
タ端に接続されており、2次巻線136bが放電管11
4に抵抗140を介して並列に接続されている。また、
前記トランジスタ138のベース端には前記高周波パル
ス発振器123が接続されている。従って、前記高周波
パルス発振器123が発振出力を行ったときに、トラン
ジスタ138がON作動し、トランス136により昇圧
された電圧が放電管114に印加される。以上が本実施
例にかかる放電灯点灯装置の回路構成であり、次に該回
路の作用について説明する。まず、電源スイッチ118
をON状態にすると、放電管114が点灯していないた
め交流電源110から電流が前記高圧パルス発生器12
0を通して流れる。そして、該電流は前記整流平滑回路
122により交流電圧から直流電圧に半波整流及び平滑
化され、該直流電流が前記高周波パルス発振器123に
流れる。これにより、該高周波パルス発振器123は設
定周波数での発振を行い、該発振はトランジスタ138
のベース端に出力される。
【0010】ここで、前記高周波パルス発振器123の
発振周波数を10kHz(0.1ms)に設定すること
により、該周波数の発振毎にON作動する前記トランジ
スタ138からの出力電流波形は高周波パルスとなる。
一方、前記トランス136において、放電管114の放
電開始に必要な1kVに昇圧するように1次巻線136
aと2次巻線136bとの巻数を設定する。従って、前
記トランジスタ138からの高周波パルス電圧が、前記
トランス136により放電管114の点灯可能電圧(1
kV)まで昇圧されて、図2に示すような高周波高圧電
流となって放電管114に印加されるため放電が開始さ
れる。なお、前記高周波パルス発振器123は、整流平
滑回路122で整流平滑化された直流電圧が印加された
時に発振し、放電管114の放電開始後に高周波パルス
発振器123へ印加される電圧が降圧した時に発振が停
止するように設定する。即ち、前記高周波パルス発振器
123の発振電圧を放電管114の点灯維持電圧より高
くなるように設定する。
【0011】従って、高周波パルス発振器123は、電
源スイッチ118をONにしてから放電管114が始動
点灯するまで発振を続け、該放電管114の点灯後電圧
降下により自動的に発振を停止する。以上のように本実
施例にかかる放電灯点灯装置は、高圧パルス発生器12
0により放電管114に10kHzの高周波で電圧を印
加するため、該放電管114の放電開始に最低限必要な
1kVの電圧で安定確実な始動点灯が可能となる。従っ
て、従来のようなスタータースイッチが不要となるとと
もに、チョークコイル112も点灯後電流を安定させた
めに必要な小容量で十分となる。また、前記チョークコ
イル112の容量を使用する放電管の定格電流を維持す
るように設定するだけで、商用交流電源AC100Vで
AC220V仕様ランプ等の仕様電圧の異なるランプを
スッテプアップ用のトランス無しで始動点灯が可能とな
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる光分
析器に用いられる放電灯の点灯装置によれば、非常に高
圧の逆起電力を発生させずに、必要最低限の電圧で安定
確実な放電灯の始動点灯が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる放電灯点灯装置の回
路構成の説明図である。
【図2】前記図1に示す回路によって発生する電圧波形
の説明図である。
【図3】従来の放電灯点灯装置の回路構成の説明図であ
る。
【図4】商用周波数におけるスタータースイッチのOF
Fタイミングの説明図である。
【符号の説明】
10、110 … 交流電源 12、112 … チョークコイル 14、114 … 放電管 120 … 高圧パルス発生器 122 … 整流平滑回路 123 … 高周波パルス発振器 124 … 昇圧回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源にチョクークコイルを介して接
    続された放電管と、 前記放電管にそれぞれ並列に接続された整流平滑回路、
    昇圧回路、及び高周波パルス発振器からなる高圧パルス
    発生器と、を備えたことを特徴とする光分析器に用いら
    れる放電灯の点灯装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光分析器に用いられる放
    電灯の点灯装置において、 前記放電管がナトリウムランプ、或いは水銀ランプであ
    ることを特徴とする放電灯点灯装置。
JP8017693A 1993-03-15 1993-03-15 光分析器に用いられる放電灯の点灯装置 Pending JPH06267677A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076671A1 (fr) * 2004-02-06 2005-08-18 Technology Commercialization Corp. Generateurs de decharges en arc

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