JPH1174092A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JPH1174092A JPH1174092A JP23340697A JP23340697A JPH1174092A JP H1174092 A JPH1174092 A JP H1174092A JP 23340697 A JP23340697 A JP 23340697A JP 23340697 A JP23340697 A JP 23340697A JP H1174092 A JPH1174092 A JP H1174092A
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- voltage
- pulse voltage
- pulse
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電灯に印加する始動パルス電圧の大きさ
を、外部から任意に可変設定して放電灯を点灯させる放
電灯点灯装置を得る。 【解決手段】 放電灯点灯装置は、交流電源1からの交
流電圧を昇圧して直流電圧に変換するアクティブフィル
タ2、放電灯32に流れる電流を制御する限流回路3、
アクティブフィルタ2からの直流電圧を低周波電力に変
換するインバータ4、放電灯32に始動パルスを印加す
る始動パルス発生回路5、パルス用コンデンサ5cの充
電電圧を検出する電圧検出回路6、始動パルス発生回路
5などを制御する制御回路7、放電灯32の形状を適切
に設定する放電灯の形状設定手段8から構成される。
を、外部から任意に可変設定して放電灯を点灯させる放
電灯点灯装置を得る。 【解決手段】 放電灯点灯装置は、交流電源1からの交
流電圧を昇圧して直流電圧に変換するアクティブフィル
タ2、放電灯32に流れる電流を制御する限流回路3、
アクティブフィルタ2からの直流電圧を低周波電力に変
換するインバータ4、放電灯32に始動パルスを印加す
る始動パルス発生回路5、パルス用コンデンサ5cの充
電電圧を検出する電圧検出回路6、始動パルス発生回路
5などを制御する制御回路7、放電灯32の形状を適切
に設定する放電灯の形状設定手段8から構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放電灯に印加す
る始動パルス電圧の大きさを、外部から任意に可変設定
して放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するもので
ある。
る始動パルス電圧の大きさを、外部から任意に可変設定
して放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、特開平4−298997号公報
に開示されている従来の放電灯点灯装置の回路構成を示
すブロック図である。図5において、20は交流電源、
21は交流電源20に並列接続する整流回路であり、整
流回路21の出力端には平滑用コンデンサ22、チョッ
パ制御回路23で制御される電界効果トランジスタ(F
ET)24、さらに平滑用インダクタ25を介してフル
ブリッジ型のインバータ回路26が接続されている。フ
ルブリッジ型のインバータ回路26は、スイッチング素
子である第1のトランジスタ27、第2のトランジスタ
28、第3のトランジスタ29、第4のトランジスタ3
0から構成する。インバータ回路26の出力端にはパル
ストランス31および放電灯32が接続される。さら
に、インバータ回路26を構成する第1のトランジスタ
27および第2のトランジスタ28の両端には第1のダ
イオード33、電圧検出手段34がそれぞれ接続され
る。
に開示されている従来の放電灯点灯装置の回路構成を示
すブロック図である。図5において、20は交流電源、
21は交流電源20に並列接続する整流回路であり、整
流回路21の出力端には平滑用コンデンサ22、チョッ
パ制御回路23で制御される電界効果トランジスタ(F
ET)24、さらに平滑用インダクタ25を介してフル
ブリッジ型のインバータ回路26が接続されている。フ
ルブリッジ型のインバータ回路26は、スイッチング素
子である第1のトランジスタ27、第2のトランジスタ
28、第3のトランジスタ29、第4のトランジスタ3
0から構成する。インバータ回路26の出力端にはパル
ストランス31および放電灯32が接続される。さら
に、インバータ回路26を構成する第1のトランジスタ
27および第2のトランジスタ28の両端には第1のダ
イオード33、電圧検出手段34がそれぞれ接続され
る。
【0003】また、整流回路21の出力端にはインバー
タ回路26を制御する駆動回路35、抵抗36、第1の
コンデンサ37が接続される。この第1のコンデンサ3
7には第1のスイッチ38および第2のスイッチ39介
してパルス発生回路40が並列接続され、このパルス発
生回路40はトランス41、第2のダイオード42、第
2のコンデンサ43、第3のコンデンサ44、第4のコ
ンデンサ45から構成される。
タ回路26を制御する駆動回路35、抵抗36、第1の
コンデンサ37が接続される。この第1のコンデンサ3
7には第1のスイッチ38および第2のスイッチ39介
してパルス発生回路40が並列接続され、このパルス発
生回路40はトランス41、第2のダイオード42、第
2のコンデンサ43、第3のコンデンサ44、第4のコ
ンデンサ45から構成される。
【0004】次に、図5を参照しながら放電灯点灯装置
の動作について説明する。交流電源20からの交流電圧
は整流回路21により全波整流され、全波整流の電圧が
平滑用コンデンサ22および平滑用インダクタ25で平
滑されて直流電圧となり、この直流電圧即ち直流電力が
インバータ回路26に供給される。このとき、チョッパ
制御回路23で電界効果トランジスタ24をチョッパ制
御することにより、インバータ回路26に供給される前
述の直流電力を可変制御することができる。そして、こ
の直流電力はインバータ回路26によって低周波電力に
変換され、変換された低周波電力がパルストランス31
を介して放電灯32に供給される。これによって、放電
灯32は安定した点灯状態となる。
の動作について説明する。交流電源20からの交流電圧
は整流回路21により全波整流され、全波整流の電圧が
平滑用コンデンサ22および平滑用インダクタ25で平
滑されて直流電圧となり、この直流電圧即ち直流電力が
インバータ回路26に供給される。このとき、チョッパ
制御回路23で電界効果トランジスタ24をチョッパ制
御することにより、インバータ回路26に供給される前
述の直流電力を可変制御することができる。そして、こ
の直流電力はインバータ回路26によって低周波電力に
変換され、変換された低周波電力がパルストランス31
を介して放電灯32に供給される。これによって、放電
灯32は安定した点灯状態となる。
【0005】また、放電灯32の始動時において、駆動
回路35は最初に第1のトランジスタ27および第4の
トランジスタ30のベース(図5中のa個所,b個所)
に電流を供給し、さらにこれと同時に第1のスイッチ3
8をONさせる。なお、第2のスイッチ39は予めON
状態である。そして、パルス発生回路40から発生した
始動パルスがパルストランス31に印加され、その後に
パルストランス31から発生した始動パルスが放電灯3
2に印加される。これにより、放電灯32は最初にグロ
ー放電を行い、その後にアーク放電へと移行していく。
そして、電圧検出手段34により放電灯32の放電電圧
が低下して、ある所定値に至ったときに始動パルスの発
生を停止するように第2のスイッチ39をOFFさせ
る。
回路35は最初に第1のトランジスタ27および第4の
トランジスタ30のベース(図5中のa個所,b個所)
に電流を供給し、さらにこれと同時に第1のスイッチ3
8をONさせる。なお、第2のスイッチ39は予めON
状態である。そして、パルス発生回路40から発生した
始動パルスがパルストランス31に印加され、その後に
パルストランス31から発生した始動パルスが放電灯3
2に印加される。これにより、放電灯32は最初にグロ
ー放電を行い、その後にアーク放電へと移行していく。
そして、電圧検出手段34により放電灯32の放電電圧
が低下して、ある所定値に至ったときに始動パルスの発
生を停止するように第2のスイッチ39をOFFさせ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に放電灯の形状
は、図6(a)〜図6(c)に示すように幾通りかに分
類される。そして、放電灯の形状の相違により放電灯の
始動時に印加するパルス電圧が異なってくる。例えば、
図6(a)に示す口金タイプの放電灯は始動パルス電圧
が3KV、図6(b)に示す一方向のピン電極タイプの
放電灯は4KV、図6(c)に示す両方向のピン電極タ
イプの放電灯は5KVである。従来の放電灯点灯装置は
始動時のパルス電圧の大きさを任意に可変制御する手段
を有しておらず、即ち固定設定方式である。したがっ
て、前述の放電灯を始動させるためには放電灯の形状に
対応するパルス電圧発生回路を内蔵した点灯装置を設計
する必要があり、このために設計効率が非常に悪く、点
灯装置が高価格になってしまうという問題点があった。
は、図6(a)〜図6(c)に示すように幾通りかに分
類される。そして、放電灯の形状の相違により放電灯の
始動時に印加するパルス電圧が異なってくる。例えば、
図6(a)に示す口金タイプの放電灯は始動パルス電圧
が3KV、図6(b)に示す一方向のピン電極タイプの
放電灯は4KV、図6(c)に示す両方向のピン電極タ
イプの放電灯は5KVである。従来の放電灯点灯装置は
始動時のパルス電圧の大きさを任意に可変制御する手段
を有しておらず、即ち固定設定方式である。したがっ
て、前述の放電灯を始動させるためには放電灯の形状に
対応するパルス電圧発生回路を内蔵した点灯装置を設計
する必要があり、このために設計効率が非常に悪く、点
灯装置が高価格になってしまうという問題点があった。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、放電灯の形状に対応した始動時
のパルス電圧を外部から任意に設定するように構成し、
放電灯の形状に制約を受けない点灯装置、即ち各形状の
放電灯に対して互換性を有する低価格の放電灯点灯装置
を提供することを目的としている。
ためになされたもので、放電灯の形状に対応した始動時
のパルス電圧を外部から任意に設定するように構成し、
放電灯の形状に制約を受けない点灯装置、即ち各形状の
放電灯に対して互換性を有する低価格の放電灯点灯装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる放電灯
点灯装置は、放電灯を設け、放電灯に低周波電力を供給
するインバータ回路を設け、インバータ回路の動作を制
御する制御手段を設けると共に、放電灯の始動時にパル
ス電圧を発生するためのトランスと、トランスにスイッ
チング素子を介して並列接続するコンデンサと、コンデ
ンサを充電する充電回路とを含むパルス電圧発生手段を
設け、パルス電圧発生手段より発生したパルス電圧の大
きさを、外部から任意に可変設定するパルス電圧可変設
定手段を設けるようにしたものである。
点灯装置は、放電灯を設け、放電灯に低周波電力を供給
するインバータ回路を設け、インバータ回路の動作を制
御する制御手段を設けると共に、放電灯の始動時にパル
ス電圧を発生するためのトランスと、トランスにスイッ
チング素子を介して並列接続するコンデンサと、コンデ
ンサを充電する充電回路とを含むパルス電圧発生手段を
設け、パルス電圧発生手段より発生したパルス電圧の大
きさを、外部から任意に可変設定するパルス電圧可変設
定手段を設けるようにしたものである。
【0009】また、パルス電圧可変設定手段は充電回路
で充電されたコンデンサの充電電圧を検出する電圧検出
手段を設け、電圧検出手段で検出した充電電圧が所定値
に達した場合に、スイッチング素子をON状態にさせて
コンデンサの充電電圧をトランスに印加する印加手段を
設け、所定値を外部から任意に可変設定する可変設定手
段を設けるようにしたものである。
で充電されたコンデンサの充電電圧を検出する電圧検出
手段を設け、電圧検出手段で検出した充電電圧が所定値
に達した場合に、スイッチング素子をON状態にさせて
コンデンサの充電電圧をトランスに印加する印加手段を
設け、所定値を外部から任意に可変設定する可変設定手
段を設けるようにしたものである。
【0010】また、制御手段はパルス電圧発生手段で発
生するパルス電圧の発生タイミングを起点とし、この起
点から所定時間経過後にインバータ回路より放電灯に低
周波電力が供給されるようにしたものである。
生するパルス電圧の発生タイミングを起点とし、この起
点から所定時間経過後にインバータ回路より放電灯に低
周波電力が供給されるようにしたものである。
【0011】
実施の形態1.図1は、この発明による放電灯点灯装置
の実施の形態を説明する回路ブロック図である。図1に
おいて、1は交流電源、2は交流電源1からの交流電圧
を昇圧した後で直流電圧に変換するアクティブフィルタ
ー(A/F)、3は放電灯32に流れる電流を制御する
限流回路、4はアクティブフィルタ2からの直流電圧を
低周波電圧、即ち低周波電力に変換するインバータ、5
は放電灯32に始動パルスを印加する始動パルス発生回
路であり、この始動パルス発生回路5はトランス5a、
トランス5aの一次巻線側に接続するサイリスタ5b、
パルス用コンデンサ5c、一方向電流ダイオード5e、
パルス用抵抗5dから構成される。6は始動パルス発生
回路5の一部品であるパルス用コンデンサ5cに並列接
続する電圧検出回路、7はアクティブフイルター2、限
流回路3、インバータ4、始動パルス発生回路5をそれ
ぞれ制御する制御回路、8は放電灯32の形状を第1の
設定スイッチ8a、第2の設定スイッチ8b、第3の設
定スイッチ8cで適切に設定して、この形状に対応した
パルス電圧が放電灯32に印加されるように制御回路7
へ信号を送り出す放電灯の形状設定手段である。9は放
電灯32にトランス5aの二次巻線を介して並列接続す
る始動用コンデンサである。
の実施の形態を説明する回路ブロック図である。図1に
おいて、1は交流電源、2は交流電源1からの交流電圧
を昇圧した後で直流電圧に変換するアクティブフィルタ
ー(A/F)、3は放電灯32に流れる電流を制御する
限流回路、4はアクティブフィルタ2からの直流電圧を
低周波電圧、即ち低周波電力に変換するインバータ、5
は放電灯32に始動パルスを印加する始動パルス発生回
路であり、この始動パルス発生回路5はトランス5a、
トランス5aの一次巻線側に接続するサイリスタ5b、
パルス用コンデンサ5c、一方向電流ダイオード5e、
パルス用抵抗5dから構成される。6は始動パルス発生
回路5の一部品であるパルス用コンデンサ5cに並列接
続する電圧検出回路、7はアクティブフイルター2、限
流回路3、インバータ4、始動パルス発生回路5をそれ
ぞれ制御する制御回路、8は放電灯32の形状を第1の
設定スイッチ8a、第2の設定スイッチ8b、第3の設
定スイッチ8cで適切に設定して、この形状に対応した
パルス電圧が放電灯32に印加されるように制御回路7
へ信号を送り出す放電灯の形状設定手段である。9は放
電灯32にトランス5aの二次巻線を介して並列接続す
る始動用コンデンサである。
【0012】次に、この発明による放電灯点灯装置の動
作を説明する。図1において、制御回路7はアクティブ
フイルタ2を動作させ、これによって交流電源1からの
交流電圧がアクティブフィルタ2で昇圧された後に直流
電圧に変換される。そして、この直流電圧は限流回路3
を介してインバータ4に供給されることにより、低周波
電圧即ち低周波電力に変換される。次に、この低周波電
力が放電灯32に供給されることになる。また、アクテ
ィブフィルタ2からの直流電圧は、始動パルス発生回路
5に供給される。これにより、直流電圧即ち直流電荷は
始動パルス発生回路5を構成する一方向電流ダイオード
5eからパルス用抵抗5dを介してパルス用コンデンサ
5cを所定の時定数で充電する。
作を説明する。図1において、制御回路7はアクティブ
フイルタ2を動作させ、これによって交流電源1からの
交流電圧がアクティブフィルタ2で昇圧された後に直流
電圧に変換される。そして、この直流電圧は限流回路3
を介してインバータ4に供給されることにより、低周波
電圧即ち低周波電力に変換される。次に、この低周波電
力が放電灯32に供給されることになる。また、アクテ
ィブフィルタ2からの直流電圧は、始動パルス発生回路
5に供給される。これにより、直流電圧即ち直流電荷は
始動パルス発生回路5を構成する一方向電流ダイオード
5eからパルス用抵抗5dを介してパルス用コンデンサ
5cを所定の時定数で充電する。
【0013】次に、パルス用コンデンサ5cの充電電圧
は、電圧検出回路6を介して制御回路7に読み込まれ
る。そして、制御回路7は放電灯の形状設定手段8から
送り出された出力信号に応じて、サイリスタ5bをON
状態とさせる。サイリスタ5bをOFF状態からON状
態にするタイミングは、第1の設定スイッチ8a〜第3
の設定スイッチ8cによって決定される。これにより、
パルス用コンデンサ5cの充電電圧はサイリスタ5bを
通じてトランス5aの一次巻線に印加される。そして、
トランス5aの二次巻線は一次巻線のn倍の巻数で構成
されているので、二次巻線には一次巻線の印加電圧×n
の電圧、即ち昇圧された始動電圧が発生することにな
る。これにより、放電灯32には始動用コンデンサ9を
介して前述の始動電圧が印加され、放電灯32が始動す
ることになる。
は、電圧検出回路6を介して制御回路7に読み込まれ
る。そして、制御回路7は放電灯の形状設定手段8から
送り出された出力信号に応じて、サイリスタ5bをON
状態とさせる。サイリスタ5bをOFF状態からON状
態にするタイミングは、第1の設定スイッチ8a〜第3
の設定スイッチ8cによって決定される。これにより、
パルス用コンデンサ5cの充電電圧はサイリスタ5bを
通じてトランス5aの一次巻線に印加される。そして、
トランス5aの二次巻線は一次巻線のn倍の巻数で構成
されているので、二次巻線には一次巻線の印加電圧×n
の電圧、即ち昇圧された始動電圧が発生することにな
る。これにより、放電灯32には始動用コンデンサ9を
介して前述の始動電圧が印加され、放電灯32が始動す
ることになる。
【0014】また、図2は放電灯の形状設定手段8によ
り放電灯32の形状を設定した場合の、パルス用コンデ
ンサ5cの充電過程におけるサイリスタ5bの駆動(O
N状態)タイミングチャート図である。図2において、
パルス用コンデンサ5cの充電電圧はアクティブフィル
タ2の動作開始後、経過時間に応じて徐々に上昇してい
く。そして、例えば図6(a)に示す口金タイプの放電
灯32(以下、A放電灯と呼ぶ)を放電灯の形状設定手
段8の第1の設定スイッチ8aで設定した場合は、経過
時間t1(ms)時点の充電電圧aレベルでサイリスタ
5bをON状態とさせる。また、図6(b)に示す一方
向のピン電極タイプの放電灯32(以下、B放電灯と呼
ぶ)を放電灯の形状設定手段8の第2の設定スイッチ8
bで設定した場合は、経過時間t2(ms)時点の充電
電圧bレベルでサイリスタ5bをON状態とさせる。さ
らに、図6(c)に示す両方向のピン電極タイプの放電
灯32(以下、C放電灯と呼ぶ)を放電灯の形状設定手
段8の第3の設定スイッチ8cで設定した場合は、経過
時間t3(ms)時点の充電電圧Cレベルでサイリスタ
5bをON状態とさせる。こうした、サイリスタ5bの
一連のON動作を制御回路7によって制御する。以上の
ように、サイリスタ5bの駆動タイミングを放電灯32
の形状に応じて制御回路7で制御することにより、図3
に示すように始動パルス発生回路5から発生するパルス
電圧の大きさが、例えばA放電灯の場合はAP(V)、
B放電灯の場合はBP(V)、C放電灯の場合はCP
(V)に設定される。
り放電灯32の形状を設定した場合の、パルス用コンデ
ンサ5cの充電過程におけるサイリスタ5bの駆動(O
N状態)タイミングチャート図である。図2において、
パルス用コンデンサ5cの充電電圧はアクティブフィル
タ2の動作開始後、経過時間に応じて徐々に上昇してい
く。そして、例えば図6(a)に示す口金タイプの放電
灯32(以下、A放電灯と呼ぶ)を放電灯の形状設定手
段8の第1の設定スイッチ8aで設定した場合は、経過
時間t1(ms)時点の充電電圧aレベルでサイリスタ
5bをON状態とさせる。また、図6(b)に示す一方
向のピン電極タイプの放電灯32(以下、B放電灯と呼
ぶ)を放電灯の形状設定手段8の第2の設定スイッチ8
bで設定した場合は、経過時間t2(ms)時点の充電
電圧bレベルでサイリスタ5bをON状態とさせる。さ
らに、図6(c)に示す両方向のピン電極タイプの放電
灯32(以下、C放電灯と呼ぶ)を放電灯の形状設定手
段8の第3の設定スイッチ8cで設定した場合は、経過
時間t3(ms)時点の充電電圧Cレベルでサイリスタ
5bをON状態とさせる。こうした、サイリスタ5bの
一連のON動作を制御回路7によって制御する。以上の
ように、サイリスタ5bの駆動タイミングを放電灯32
の形状に応じて制御回路7で制御することにより、図3
に示すように始動パルス発生回路5から発生するパルス
電圧の大きさが、例えばA放電灯の場合はAP(V)、
B放電灯の場合はBP(V)、C放電灯の場合はCP
(V)に設定される。
【0015】次に、図4は始動パルス発生回路5からパ
ルス電圧が発生する前後における、インバータ4より放
電灯32に供給する電圧のタイミングチャート図であ
る。図4(a)は、放電灯の形状設定手段8によりA放
電灯を設定した場合の放電灯32に供給される電圧の特
性である。始動パルス発生回路5よりパルス電圧AP
(V)を発生させるまでの経過領域、即ちアクティブフ
ィルタ2の動作を開始してからt1(ms)に至るまで
の経過領域は、インバータ4より放電灯32には直流電
圧を供給する。そして、パルス電圧AP(V)が発生し
た以降は放電灯32に矩形波の低周波電圧(例えば、1
00〜400HZ)が供給されるようにインバータ4を
制御回路7で制御する。このとき、パルス電圧AP
(V)が発生した時点から、例えば5ms後に放電灯3
2に供給される電圧が極性反転を起こすように、インバ
ータ4を制御回路7で制御することが肝要である。ま
た、図4(b)は放電灯の形状設定手段8によりB放電
灯を設定した場合、さらに図4(c)は放電灯の形状設
定手段8によりC放電灯を設定した場合の放電灯32に
供給される電圧の特性である。図4(b),(c)にお
いて、B放電灯あるいはC放電灯への電圧の供給方法お
よびインバータ4の制御方法は前述のA放電灯と全く同
様であるので、ここでは説明を省略する。こうした放電
灯32への電圧の供給方法により放電灯32の点灯を安
定状態にさせて、立ち消えを未然に防ぐことができる。
ルス電圧が発生する前後における、インバータ4より放
電灯32に供給する電圧のタイミングチャート図であ
る。図4(a)は、放電灯の形状設定手段8によりA放
電灯を設定した場合の放電灯32に供給される電圧の特
性である。始動パルス発生回路5よりパルス電圧AP
(V)を発生させるまでの経過領域、即ちアクティブフ
ィルタ2の動作を開始してからt1(ms)に至るまで
の経過領域は、インバータ4より放電灯32には直流電
圧を供給する。そして、パルス電圧AP(V)が発生し
た以降は放電灯32に矩形波の低周波電圧(例えば、1
00〜400HZ)が供給されるようにインバータ4を
制御回路7で制御する。このとき、パルス電圧AP
(V)が発生した時点から、例えば5ms後に放電灯3
2に供給される電圧が極性反転を起こすように、インバ
ータ4を制御回路7で制御することが肝要である。ま
た、図4(b)は放電灯の形状設定手段8によりB放電
灯を設定した場合、さらに図4(c)は放電灯の形状設
定手段8によりC放電灯を設定した場合の放電灯32に
供給される電圧の特性である。図4(b),(c)にお
いて、B放電灯あるいはC放電灯への電圧の供給方法お
よびインバータ4の制御方法は前述のA放電灯と全く同
様であるので、ここでは説明を省略する。こうした放電
灯32への電圧の供給方法により放電灯32の点灯を安
定状態にさせて、立ち消えを未然に防ぐことができる。
【0016】以上のように、放電灯32の始動時におけ
るパルス電圧を放電灯の形状設定手段8の第1の設定ス
イッチ8a〜第3の設定スイッチ8cで任意に設定する
ことにより、パルス用コンデンサ5cの充電電圧の大き
さを制御することができる。この充電電圧をサイリスタ
5bを通じてトランス5aの一次巻線に印加させる。こ
のために、放電灯32の形状に対応したパルス電圧を適
切に設定することができる。したがって、放電灯32の
形状に制約を受けない互換性を有する低価格の放電灯点
灯装置を提供できる。また、パルス電圧AP,BP,C
Pの発生前では放電灯32に直流電圧を供給させ、発生
後では所定時間を経過した直後に放電灯32に低周波電
圧を供給させるようにしたので、放電灯32が立ち消え
することが殆どない、安定した点灯を確保する放電灯点
灯装置を提供できる。
るパルス電圧を放電灯の形状設定手段8の第1の設定ス
イッチ8a〜第3の設定スイッチ8cで任意に設定する
ことにより、パルス用コンデンサ5cの充電電圧の大き
さを制御することができる。この充電電圧をサイリスタ
5bを通じてトランス5aの一次巻線に印加させる。こ
のために、放電灯32の形状に対応したパルス電圧を適
切に設定することができる。したがって、放電灯32の
形状に制約を受けない互換性を有する低価格の放電灯点
灯装置を提供できる。また、パルス電圧AP,BP,C
Pの発生前では放電灯32に直流電圧を供給させ、発生
後では所定時間を経過した直後に放電灯32に低周波電
圧を供給させるようにしたので、放電灯32が立ち消え
することが殆どない、安定した点灯を確保する放電灯点
灯装置を提供できる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】この発明に係わる放電灯点灯装置は、放電
灯を設け、放電灯に低周波電力を供給するインバータ回
路を設け、インバータ回路の動作を制御する制御手段を
設けると共に、放電灯の始動時にパルス電圧を発生する
ためのトランスと、トランスにスイッチング素子を介し
て並列接続するコンデンサと、コンデンサを充電する充
電回路とを含むパルス電圧発生手段を設け、パルス電圧
発生手段より発生したパルス電圧の大きさを、外部から
任意に可変設定するパルス電圧可変設定手段を設けるよ
うにしたので、放電灯の形状に対応したパルス電圧を適
切に設定することができる。したがって、放電灯の形状
に制約を受けない互換性を有する低価格の放電灯点灯装
置を得ることができる。
灯を設け、放電灯に低周波電力を供給するインバータ回
路を設け、インバータ回路の動作を制御する制御手段を
設けると共に、放電灯の始動時にパルス電圧を発生する
ためのトランスと、トランスにスイッチング素子を介し
て並列接続するコンデンサと、コンデンサを充電する充
電回路とを含むパルス電圧発生手段を設け、パルス電圧
発生手段より発生したパルス電圧の大きさを、外部から
任意に可変設定するパルス電圧可変設定手段を設けるよ
うにしたので、放電灯の形状に対応したパルス電圧を適
切に設定することができる。したがって、放電灯の形状
に制約を受けない互換性を有する低価格の放電灯点灯装
置を得ることができる。
【0019】また、パルス電圧可変設定手段は充電回路
で充電されたコンデンサの充電電圧を検出する電圧検出
手段を設け、電圧検出手段で検出した充電電圧が所定値
に達した場合に、スイッチング素子をON状態にさせて
コンデンサの充電電圧をトランスに印加する印加手段を
設け、所定値を外部から任意に可変設定する可変設定手
段を設けるようにしたので、放電灯の形状に対応したパ
ルス電圧を放電灯の形状設定手段の第1の設定スイッチ
〜第3の設定スイッチで適切に設定することができる。
このために、放電灯の形状に制約を受けない、即ち互換
性を有する低価格の放電灯点灯装置を得ることができ
る。
で充電されたコンデンサの充電電圧を検出する電圧検出
手段を設け、電圧検出手段で検出した充電電圧が所定値
に達した場合に、スイッチング素子をON状態にさせて
コンデンサの充電電圧をトランスに印加する印加手段を
設け、所定値を外部から任意に可変設定する可変設定手
段を設けるようにしたので、放電灯の形状に対応したパ
ルス電圧を放電灯の形状設定手段の第1の設定スイッチ
〜第3の設定スイッチで適切に設定することができる。
このために、放電灯の形状に制約を受けない、即ち互換
性を有する低価格の放電灯点灯装置を得ることができ
る。
【0020】また、制御手段はパルス電圧発生手段で発
生するパルス電圧の発生タイミングを起点とし、この起
点から所定時間経過後にインバータ回路より放電灯に低
周波電力が供給されるようにしたので、放電灯が供給電
圧の極性反転によって立ち消えすることが殆どない、安
定した点灯を確保する放電灯点灯装置を得ることができ
る。
生するパルス電圧の発生タイミングを起点とし、この起
点から所定時間経過後にインバータ回路より放電灯に低
周波電力が供給されるようにしたので、放電灯が供給電
圧の極性反転によって立ち消えすることが殆どない、安
定した点灯を確保する放電灯点灯装置を得ることができ
る。
【図1】 この発明による放電灯点灯装置の実施の形態
1を示す回路ブロック図である。
1を示す回路ブロック図である。
【図2】 実施の形態1の一構成部品であるコンデンサ
の充電特性図である。
の充電特性図である。
【図3】 実施の形態1におけるパルス電圧の特性を示
す図である。
す図である。
【図4】 実施の形態1における放電灯の供給電圧のタ
イミングングチャート図である。
イミングングチャート図である。
【図5】 従来の放電灯点灯装置の回路図である。
【図6】 放電灯の各形状を示した図である。
1 交流電源、2 アクティブフィルタ、3 限流回
路、4 インバータ、5始動パルス発生回路、5a ト
ランス、5b サイリスタ、5c パルス用コンデン
サ、5d パルス用抵抗、5e 一方向電流ダイオー
ド、6 電圧検出回路、7 制御回路、8 放電灯の形
状設定手段、8a 第1の設定スイッチ、8b 第2の
設定スイッチ、8c 第3の設定スイッチ、9 始動用
コンデンサ、32 放電灯。
路、4 インバータ、5始動パルス発生回路、5a ト
ランス、5b サイリスタ、5c パルス用コンデン
サ、5d パルス用抵抗、5e 一方向電流ダイオー
ド、6 電圧検出回路、7 制御回路、8 放電灯の形
状設定手段、8a 第1の設定スイッチ、8b 第2の
設定スイッチ、8c 第3の設定スイッチ、9 始動用
コンデンサ、32 放電灯。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲あさ▼山 正臣 神奈川県横浜市西区北幸2丁目8番29号 オスラム・メルコ株式会社内 (72)発明者 大和田 文武 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機照明株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 放電灯と、この放電灯に低周波電力を供
給するインバータ回路と、このインバータ回路の動作を
制御する制御手段とを備えると共に、放電灯の始動時に
パルス電圧を発生するためのトランスと、このトランス
にスイッチング素子を介して並列接続するコンデンサ
と、このコンデンサを充電する充電回路とを含むパルス
電圧発生手段と、このパルス電圧発生手段より発生した
パルス電圧の大きさを、外部から任意に可変設定するパ
ルス電圧可変設定手段とを具備したことを特徴とする放
電灯点灯装置。 - 【請求項2】 前記パルス電圧可変設定手段は、前記充
電回路で充電された前記コンデンサの充電電圧を検出す
る電圧検出手段と、この電圧検出手段で検出した充電電
圧が所定値に達した場合に、前記スイッチング素子をO
N状態にさせてコンデンサの充電電圧を前記トランスに
印加する印加手段と、前記所定値を外部から任意に可変
設定する可変設定手段とを含むことを特徴とする請求項
1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記パルス電圧発生手
段で発生するパルス電圧の発生タイミングを起点とし、
この起点から所定時間経過後に前記インバータ回路より
放電灯に低周波電力が供給されるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23340697A JPH1174092A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23340697A JPH1174092A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174092A true JPH1174092A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16954581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23340697A Pending JPH1174092A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1174092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011018559A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Mitsubishi Electric Corp | 放電灯点灯装置及びこれを備えた照明器具 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23340697A patent/JPH1174092A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011018559A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Mitsubishi Electric Corp | 放電灯点灯装置及びこれを備えた照明器具 |
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