JPH06266745A - 現金自動取引機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取引情報の入力を現金自動取引機を操作する
顧客の声で行うことにより、取引情報の多入力の煩雑さ
の解消と操作時間の短縮を図る。 【構成】 現金自動取引機１は、釦付き送受話器２とＣ
ＲＴ３とタッチパネル４と音声認識処理部５を備えた主
制御部６とで構成される。釦付き送受話器２は、テンキ
ーを備え、一般の電話機と同様にスピーカとマイクを内
蔵している。釦付き送受話器２のスピーカから操作案内
として「振込先の金融機関名は」と音声を発生する。顧
客は「○○銀行」と答える。顧客の声は、マイクから音
声認識処理部５に伝えられ、タッチパネル４から○○銀
行を入力したときと同一処理を主制御部６において行
う。他人に聞かれたくない取引情報入力項目に関して
は、釦付き送受話器２に備えたテンキーで入力すれば、
守秘することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引機に関
し、特に取引情報の入力方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】電話、ガス、水道等の公共料金の支払
は、定期的なものである為、金融機関の本人口座からの
自動引き落としサービスを利用している人が多い。非定
期的な必要に応じて料金を支払う場合、金融機関の窓口
を利用したり、最近では金融機関の自動化コーナに設置
されている現金自動取引機の振込取引を利用している。

【０００３】従来の現金自動取引機で顧客が振込取引を
行う場合、取引情報の入力された振込カードを使用する
か、取引情報の入力として現金自動取引機の操作案内を
表示する画面の上に実装されているタッチパネルを押下
することにより行っていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】現金自動取引機での振
込取引で振込カードを持っていない場合、取引情報を現
金自動取引機のタッチパネルから入力する必要がある
が、取引情報には振込先受取人の金融機関名、支店名受
取人の氏名、口座番号、電話番号、また依頼人側の情報
と多数ある。

【０００５】また、案内画面も限られた文字しか表示出
来ない為、例えば振込先受取人の金融機関名の入力操作
時、該当金融機関名が表示されていない場合、金融機関
名の頭文字を指定し、次画面での入力操作が必要となっ
てくる。

【０００６】このような従来の現金自動取引機で振込取
引を行うと、一人の顧客が長時間機器を占有してしま
い、特に給料日等の繁忙期には顧客が長蛇の列をつく
り、自動化機器コーナの効率化低下の原因となってい
た。

【０００７】そこで、本発明は、取引情報の入力を現金
自動取引機を操作する顧客の声で行うことにより、取引
情報の多入力の煩雑さの解消と操作時間の短縮を図ろう
とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の現金自動取引機
は、音声認識処理部を有する制御部と、操作案内情報提
供と取引情報入力機能を有する釦付き送受話機を備え、
取引情報の入力を前記送受話機を使用することにより、
現金自動取引機を操作する顧客の声で行うことを特徴と
する。

【０００９】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。

【００１０】図１において、現金自動取引機１は、釦付
き送受話器２とＣＲＴ３とタッチパネル４と音声認識処
理部５を備えた主制御部６とで構成される。釦付き送受
話器２の部分拡大図を図２に示す。

【００１１】図２において、釦付き送受話器２は、テン
キーを備え、一般の電話機と同様にスピーカ７とマイク
８を内蔵している。

【００１２】図３では、現金自動取引機１で振込取引を
行う時にＣＲＴ３に表示される操作案内、つまり取引情
報の入力ガイダンス例と操作を示す。

【００１３】ここで顧客が振込取引を選択し、図４に示
す取引情報を入力する場合で説明する。

【００１４】図４の取引情報入力項目１の振込先金融機
関名の宮崎銀行を入力する時、ＣＲＴ表示には該当する
金融機関名が無い為、無をタッチパネル４から入力す
る。第２画面表示で宮崎銀行の頭文字ミをタッチパネル
４から入力する。第３画面表示で頭文字がミの金融機関
名が表示されるので宮崎銀行をタッチパネル４から入力
する。取引情報入力項目２の振込先支店名の延岡支店を
入力する時も同様な操作となる。

【００１５】本発明では、釦付き送受話器２が音声認識
処理部５を備えた主制御部６に接続されている。図４の
取引情報入力項目１の振込先金融機関名の宮崎銀行を入
力する時、釦付き送受話器２のスピーカ７から操作案内
として「振込先の金融機関名は」と音声を発生する。顧
客は「宮崎銀行」と言う。顧客の声はマイク８から音声
認識処理部５に伝えられ、主制御部６において前記第３
画面表示で宮崎銀行をタッチパネル４から入力した時と
同一処理を行う。

【００１６】尚、図４の取引情報入力項目６の電話番号
等他人に聞かれたくない内容に関しては、釦付き送受話
器２に備えたテンキーで入力すれば良い。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、取引情報
の入力を現金自動取引機を操作する顧客の声で行うこと
により取引情報の多入力の煩雑さの解消と操作時間の短
縮を図り、金融機関の顧客サービス向上と自動化機器コ
ーナの効率化の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のブロック図である。

【図２】本発明の一実施例における釦付き送受話器の部
分拡大図である。

【図３】本発明の一実施例の操作案内の表示及び操作流
れ図である。

【図４】本発明の一実施例の振込取引情報入力項目例で
ある。

【符号の説明】

１ 現金自動取引機 ２ 釦付き送受話器 ３ ＣＲＴ ４ タッチパネル ５ 音声認識処理部 ６ 主制御部 ７ スピーカ ８ マイク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 音声認識処理部を有する主制御部と、操
   作案内情報提供と取引情報入力機能を有する釦付き送受
   話器から成り、取引情報の入力を顧客の声で行うことを
   特徴とする現金自動取引機。
2. 【請求項２】 取引情報の入力を釦付き送受話器に備え
   たテンキーによっても行うことができることを特徴とす
   る請求項１記載の現金自動取引機。