JPH06266428A - 動作プログラムの作成方法及びその作成装置 - Google Patents

動作プログラムの作成方法及びその作成装置

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JPH06266428A
JPH06266428A JP5050970A JP5097093A JPH06266428A JP H06266428 A JPH06266428 A JP H06266428A JP 5050970 A JP5050970 A JP 5050970A JP 5097093 A JP5097093 A JP 5097093A JP H06266428 A JPH06266428 A JP H06266428A
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JP
Japan
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program
chuck
operation program
pattern
menu screen
Prior art date
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Application number
JP5050970A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Umemura
信行 梅村
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返し用いられる動作をパターン化するこ
とにより、動作プログラムの入力数を減らし、以て動作
プログラムの作成時間を短縮することができる動作プロ
グラムの作成方法及びその作成装置を提供する。 【構成】 「Z下げ」,「チャック閉じ」等の異なる基
本動作を組合せて所望の動作を行うチャック装置に対
し、その動作を制御する動作プログラムを作成するため
の動作プログラムの作成方法である。特に、前記基本動
作を複数個組合せてなる各種動作パターンP1〜P6を
予め用意し、それら動作パターンP1〜P6を用いて一
連の動作プログラムを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動体における動作プ
ログラムの作成方法及びその作成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の異なる基本動作を組合
せて所望の動作を行う作動体としては、例えば電子部品
等の自動組み立てに使用されるチャック装置が知られて
いる。このチャック装置は、例えば図13のA点及びB
点に位置するワークWをそれぞれC点に搬送するために
利用されている。
【0003】前記チャック装置の上記搬送動作を同図に
基づいて説明すると、チャック9は初期状態において原
点O位置に配置されている。チャック9はこの原点O位
置からX軸方向へA1 点位置まで移動し、その後Z軸方
向に下降してA点位置に到達する。このA点位置でチャ
ック9の両把持片11,11間を閉じてワークWを把持
する。次に、チャック9はワークWを把持したままZ軸
方向にA1 点位置まで上昇すると共に、X軸方向に移動
してC1 点位置に到達する。その後、Z軸方向に下降し
てC点位置に到達し、把持片11,11間を開いてワー
クWを釈放し、同ワークWをC点位置に置く。
【0004】そして、チャック9はC点位置から上昇し
てC1 点位置に移動し、その後X軸方向に移動してB1
点位置まで到達する。さらにチャック9は下降してB点
位置まで移動し、把持片11,11間を閉じてワークW
を把持する。以下前記と同様にチャック9はB1 点位
置,C1 点位置,C点位置へ順次移動し、把持片11,
11間を開いてワークをC点位置に置く。その後、チャ
ック9はC1 点位置まで上昇した後、原点O位置に至
り、一連の搬送動作が終了する。
【0005】以上のような搬送動作をチャック装置に行
わせる場合、一般に、チャック装置の動作を制御する動
作プログラムをホストコンピュータにて予め作成し、こ
の動作プログラムに基づいて動作を行わせている。
【0006】図14は、チャック装置を上記のように動
作させるための動作プログラムを作成する従来の方法を
示すフローチャートである。同図に基づいて従来のプロ
グラム作成方法を説明する。なお、同図において、「Z
下」はZ軸方向に下降せよという命令、「Z上」はZ軸
方向に上昇せよという命令、「チャック開」は把持片間
を開けという命令、「チャック閉」とは把持片間を閉じ
ろという命令、「A1(B1 ,C1 )点入力」は原点O
位置を基準としたX軸方向における座標位置の入力、を
それぞれ意味する。
【0007】同図について説明すると、まず、ステップ
(以下、単にSという)101において作業開始位置で
あるA1 点位置のX座標、即ち原点O位置からの距離を
入力する。その後、S102において「Z下」の命令を
入力し、更にS103において「チャック閉」、S10
4において「Z上」を入力する。
【0008】ところで、A点位置からC点位置までワー
クWを搬送する動作と、B点位置からC点位置までワー
クWを搬送する動作とにおいて共通する動作がある。即
ち、共通する動作とは、A1 位置或いはB1 位置からX
軸方向に移動してC1 点位置に至り、Z軸方向にC点位
置まで下降して把持片11,11間を開いてワークWを
置き、更にC1 点位置まで上昇するという動作である。
【0009】そのため、S105においてC1 点位置ま
での位置を特定し、S106において「Z下」,S10
7において「チャック開」,S108において「Z上」
を順次入力する。そして、S109において、これらに
サブプログラムナンバーを付し、サブプログラムを作成
する。
【0010】そして、S110において、このサブプロ
グラムを呼び出す。また同様に、S111においてB1
点位置の座標を入力し、その後S112において「Z
下」、S113において「チャック閉」、S114にお
いて「Z上」を順次入力する。その後、S115におい
て前記と同様のサブプログラムを呼び出す。そして、S
116において原点O入力、即ちチャック9を原点O位
置へ戻す旨の命令を入力して一連の動作プログラムを作
成する。
【0011】以上のようにして作成された動作プログラ
ムを実行することにより、前記チャック装置を作動させ
てA点及びB点位置のワークWをC点位置に搬送するこ
とができるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14に示
すプログラミング例では、「Z下」,「チャック閉」,
「Z上」という一連の動作命令が繰り返し入力されてい
る。なお、上記動作例では、A点位置及びB点位置のワ
ークWをC点位置へ搬送するという作業工数の少ない例
であるが、A点位置及びB点位置の二位置に限らず三箇
所以上からC点位置にワークWを搬送する動作プログラ
ムを作成しようとした場合には、当然に「Z下」,「チ
ャック閉」,「Z上」という共通の命令を繰り返し入力
するという作業をしなければならない。
【0013】そのため、チャック装置の搬送ラインを新
規に設計したり、搬送ラインの形態を変更したりする場
合には、それに応じてチャック装置の動作プログラムを
作成するためのプログラミング作業が極めて煩雑である
と共に多大の時間を要していた。
【0014】また、上記チャック装置に限らず、基本動
作を組合せて所望の動作を行わせる各種作動体の動作プ
ログラムにおいては、上記のように重複した命令を繰り
返し入力するという傾向がある。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、繰り返し用いられる動作をパターン
化することにより、動作プログラムの入力数を減らし、
以て動作プログラムの作成時間を短縮することができる
動作プログラムの作成方法及び作成装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数の異なる基本動作を組合せ
て所望の動作を行う作動体に対し、その動作を制御する
動作プログラムを作成するための動作プログラムの作成
方法において、前記基本動作を複数個組合せてなる動作
パターンを予め用意し、該動作パターンを用いて一連の
動作プログラムを作成する動作プログラムの作成方法を
その要旨としている。
【0017】また、請求項2の発明は、複数の異なる基
本動作を組合せて所望の動作を行う作動体に対し、その
動作を制御する動作プログラムを作成するための動作プ
ログラムの作成装置において、前記基本動作を複数個組
合せてなる動作パターンを予め記憶する記憶手段と、前
記動作パターンを選択する選択手段と、その選択手段に
よって選択された動作パターンを前記記憶手段から読み
出し、その読み出された動作パターンを作成途中の動作
プログラムに組み込む作成手段とを備えた動作プログラ
ムの作成装置をその要旨としている。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、基本動作を複数個組
合わせてなる動作パターンが予め用意されている。その
ため、実際の動作プログラムを作成するに際し、前記動
作パターンを用いることにより所望の動作プログラムが
少ないプログラミング工数で得られる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、記憶手段
に基本動作を複数個組合せてなる動作パターンが予め記
憶されている。そのため、実際の動作プログラムを作成
するに際し、前記動作パターンを選択手段により選択す
れば、作成手段により当該動作パターンが読み出されて
作成途中の動作プログラムに組み込まれる。従って、所
望の動作プログラムが少ないプログラミング工数で得ら
れる。
【0020】
【実施例】以下、本発明をチャック装置に具体化した一
実施例を図1〜図13に従って説明する。
【0021】図1には、本実施例のチャック装置1が示
されている。まず、このチャック装置1の構成について
説明する。フレーム2の上部には長尺状のアーム3がX
軸方向(水平方向)へ延出するように取り付けられてい
る。アーム3の突出部一側面には、前記X軸方向に延び
るガイドレール4が装着されている。又、同ガイドレー
ル4に平行してシャフト5がその軸線を中心として回動
可能に装着されている。前記シャフト5の外周面には雄
ねじ5aが螺刻されている。
【0022】可動ブロック6にはX軸方向に延びる雌ね
じ孔(図示しない)が透設され、同雌ねじ孔に対応する
可動ブロック6内周面が前記シャフト5の雄ねじ5aに
螺入されている。又、前記可動ブロック6は前記ガイド
レール4に沿って摺動可能に係合されている。前記フレ
ーム2の上部にはX軸方向モータ7が配設され、同X軸
方向モータ7の出力軸7aが前記シャフト5の一端に連
結されている。従って、前記X軸方向モータ7の駆動に
伴い、シャフト5が回転し、可動ブロック6がガイドレ
ール4に沿ってX軸方向に往復移動するようになってい
る。
【0023】前記可動ブロック6には昇降体8が前記X
軸方向と直交するZ軸方向(鉛直方向)に沿って摺動可
能に装着されている。前記可動ブロック6にはZ軸方向
シリンダ10が固設され、そのZ軸方向シリンダ10の
ロッド10a先端に前記昇降体8が連結されている。従
って、前記ロッド10aの伸縮に伴い、昇降体8がZ軸
方向に沿って往復移動し、図1の実線で示す高さ位置と
二点鎖線で示す高さ位置との二位置をとり得るようにな
っている。
【0024】前記昇降体8の下端には作動体としてのチ
ャック9が固設され、同チャック9の更に下端には一対
の把持片11,11が対向して配設されている。チャッ
ク9にはチャック用シリンダ12が内蔵されている。従
って、チャック用シリンダ12の作動により両把持片1
1,11間が開閉し、図1の実線で示す位置と二点鎖線
で示す位置との二位置をとり得るようになっている。そ
して、両把持片11,11の開閉により各コンベアCv
a,Cvb,Cvc上のワークWの把持,釈放動作が行
われるようになっている。
【0025】前記チャック装置1は、前記フレーム2に
制御装置13を内蔵している。同制御装置13により前
記X軸方向モータ7,Z軸方向シリンダ10及びチャッ
ク用シリンダ12を駆動制御することにより、所望の動
作パターンに従い、ワークWを別の場所へ移送すること
ができるようになっている。また、同チャック装置1は
バスライン14を介してホストコンピュータ15(図2
にのみ図示)に接続されている。
【0026】次に、この実施例におけるチャック装置1
の電気的構成を図2に基づいて詳細に説明する。前記制
御装置13は、中央処理装置(以下、CPUという)1
6、読み出し専用のメモリ(ROM)17、読み出し及
び書き換え可能なメモリ(RAM)18によって構成さ
れている。ROM17には、CPU16を作動させるた
めの各種制御プログラムデータが記憶されている。RA
M18には、ホストコンピュータ15から入力された入
力データが一時的に記憶されるようになっている。
【0027】CPU16は、モータ駆動回路19を介し
てX軸方向モータを駆動制御するようになっている。
又、CPU16は、電磁バルブ(図示しない)を含むシ
リンダ駆動回路20,21を介してZ軸方向シリンダ1
0及びチャック用シリンダ12を駆動制御するようにな
っている。
【0028】前記ホストコンピュータ15はホスト制御
装置22を備え、同ホスト制御装置22には選択手段と
してのキーボード23及びディスプレイ24が接続され
ている。前記キーボード23には、リターンキー,カー
ソル移動キー,ファンクションキー,文字キー,数字キ
ー,記号キー等の各種機能キーが備えられている。前記
ホスト制御装置22は、作成手段としての中央処理装置
(以下、ホストCPUという)25、読み出し専用のメ
モリ(ROM)26、記憶手段としての読み出し及び書
き換え可能なメモリ(RAM)27によって構成されて
いる。
【0029】ROM26には、キーボード23からのキ
ー入力に基づいてホストCPU25を作動させるための
各種制御プログラムデータ、各種文字・数字・記号等を
ディスプレイ24に表示させるための各種制御プログラ
ムデータ等が記憶されている。RAM27には、キーボ
ード23のキー操作により入力された入力データを順次
記憶するとともに、前記チャック装置1の基本動作を組
み合わせた複数種類の動作パターンが予め記憶されてい
る。
【0030】本実施例のチャック装置1では、前記基本
動作として以下の4種類が設定されている。即ち、第1
の基本動作は、Z軸方向シリンダ10を駆動させてチャ
ック9をZ軸方向に上昇させる動作(以下、「Z上げ」
という)である。第2の基本動作は、Z軸方向シリンダ
10を駆動させてチャック9をZ軸方向に下降させる動
作(以下、「Z下げ」という)である。第3の基本動作
は、チャック用シリンダ12を駆動させてチャック9の
把持片11,11間を接近させる動作(以下、「C閉
じ」という)である。第4の基本動作は、チャック用シ
リンダ12を駆動させてチャック9の把持片11,11
間を離間させる動作(以下、「C開」という)である。
【0031】更に、上記基本動作を組合せた動作パター
ンには、P1〜P6の6種類が設定されている。即ち、
動作パターンP1は、「Z下げ」,「C閉じ」,「Z上
げ」からなるパターンである。又、動作パターンP2
は、「Z下げ」,「C開」,「Z上げ」からなるパター
ンである。動作パターンP3は、「Z下げ」,「C開」
からなるパターンである。動作パターンP4は、「Z下
げ」,「C閉じ」からなるパターンである。動作パター
ンP5は、「C開」,「Z上げ」からなるパターンであ
る。動作パターンP6は、「C閉じ」,「Z上げ」から
なるパターンである。
【0032】前記ディスプレイ24には、メインメニュ
ー画面、運転メニュー画面、動作設定メニュー画面、パ
ターン設定メニュー画面、X軸位置設定メニュー画面等
の各種画面が、キーボード23のキー操作に基づいて表
示されるようになっている。以下にこれら各画面につい
て順次説明する。
【0033】〔メインメニュー画面〕図3に示すよう
に、メインメニュー画面30はホストコンピュータ15
の電源を立ち上げることにより表示される。このメイン
メニュー画面30には、「動作設定モード」、「運転モ
ード」、「プログラム転送モード」、「プログラム表示
修正モード」、「読みだしファイル設定モード」の各モ
ードが表示される。これら各モードの選択は、画面に表
示されたカーソル31をキーボード23のカーソル移動
キーで選択した後、リターンキーで決定することにより
行われる。そして、キー操作により前記各種モードのう
ちいずれかが選択されると、ディスプレイ24にはその
選択されたモードに対応する画面に切換表示されるよう
になっている。
【0034】なお、「プログラム転送モード」とは、R
AM27に記憶されている動作プログラムを他の制御装
置、例えばチャック装置1の制御装置13に転送するた
めのモードである。又、「プログラム表示修正モード」
とは、RAM27に記憶されている動作プログラムの一
部を修正する際に使用されるモードである。又、「読み
だしファイル設定モード」とは、フロッピーディスク等
の記憶装置に記憶された動作プログラムを読みだしてR
AM27に記憶させるためのモードである。
【0035】〔動作設定メニュー画面〕図4,図6,図
8に示すように、動作設定メニュー画面32には、「X
軸位置の設定」、「パターンの設定」、「各軸動作の設
定」、「タイマーの設定」、「入出力ポートの設定」、
「ジャンプの設定」、「サブプログラム呼出」、「サブ
プログラム作成」、「終了」の各選択肢が表示される。
これら選択肢の選択及び決定も前記と同様にカーソル移
動キー及びリターンキーにより行われる。
【0036】又、画面の右側には、「ステップ」、「命
令」、「データ」の3項目が表示される入力データ表示
領域33が設けられている。そして、動作プログラムを
作成していくにつれ、ステップOからステップ1,ステ
ップ2,・・・と順次作成した入力データが表示される
ようになっている。なお、画面上の「命令」とは動作対
象となるものを表示するもので、本実施例では前記チャ
ック装置1に対応して、X軸.Z軸,チャック,タイマ
ーがそれぞれ設定されている。また、「データ」とは動
作態様を示すもので、長さ(cm),時間(sec)の
数値、及び下降、上昇、閉じ、開の各態様がある。
【0037】なお、画面中の選択肢において、「各軸動
作の設定」とは、前記動作パターンP1〜P6以外の動
作パターンを作成する場合に使用されるものである。
又、「タイマーの設定」とは、各基本動作間において前
の動作が完了した後に次の動作を開始するまでの時間を
設定する場合に使用されるものである。又、「入出力ポ
ートの設定」とは、コンベア駆動装置等の外部機器に信
号を出力したり、外部機器からの信号を入力する場合に
使用されるものである。又、「ジャンプの設定」とは、
例えばワークWが良品であるか不良品であるかにより搬
送位置を変更する場合に使用されるものである。
【0038】〔X軸位置設定メニュー画面〕ディスプレ
イ24に動作設定メニュー画面32が表示されている状
態において「X軸位置の設定」が選択されると、図5に
示すように、X軸位置設定メニュー画面34が表示され
る。このX軸位置設定メニュー画面34においては、キ
ーボード23の数字キー操作により、前記チャック9の
原点O位置からのX軸方向への移動距離を設定できるよ
うになっている。なお、本実施例では、0〜360.0
(cm)の範囲で設定可能である。
【0039】〔パターン設定メニュー画面〕ディスプレ
イ24に動作設定メニュー画面32が表示されている状
態において「パターンの設定」が選択されると、図7に
示すように、パターン設定メニュー画面35が表示され
る。このパターン設定メニュー画面35には、前記6種
類の動作パターンP1〜P6がそれぞれ表示されてい
る。これら選択肢の選択及び決定も前記と同様、カーソ
ル移動キー及びリターンキーにより行われる。そして、
例えば動作パターンP2が選択されると、画面が図8に
示す動作設定メニュー画面32に切換表示され、その入
力データ表示領域33には、ステップ1〜5に順次その
入力データが一度に表示されるようになっている。
【0040】また、「タイマーを変更」という項目を選
択した場合には、各種動作パターンP1〜P6に含まれ
るタイマーT1,T2を0〜10.0秒の範囲で一括変
更することができるようになっている。
【0041】〔運転メニュー画面〕ディスプレイ24に
メインメニュー画面30が表示されている状態において
運転モードが選択されると、図9に示すように、運転メ
ニュー画面36が表示される。この運転メニュー画面3
5には、「X軸位置決め運転モード」、「ステップ運転
モード」、「1サイクル運転モード」、「連続運転モー
ドの各種モード」、及び「終了」が表示されている。こ
れら各モードの選択及び決定も前記と同様、カーソル移
動キー及びリターンキーにより行われる。
【0042】そして、「X軸位置決め運転モード」が設
定されると、チャック装置1はX軸方向の位置を固定し
た状態でRAM27に記憶された動作プログラムに従う
動作が繰り返し行われる。又、「ステップ運転モード」
が設定されると、図示しないステップスイッチからON
信号が入力される毎に予め記憶された動作プログラムに
従う動作が一回ずつ実行される。又、「1サイクル運転
モード」が設定されると予め記憶された動作プログラム
に従って1サイクル分の動作が行われる。又、「連続運
転モード」が設定されると、予め記憶された動作プログ
ラムに従う動作が繰り返し行われるようになっている。
【0043】次に、上記のように構成されたチャック装
置1及びホストコンピュータ15の作用、特に「運転モ
ード」及び「動作設定モード」について図10〜図12
のフローチャートに基づいて説明する。又、「動作設定
モード」においては、「X軸位置の設定」,「パターン
の設定」,「サブプログラム呼出」,「サブプログラム
作成」を中心に説明する。
【0044】さて、ホストコンピュータ15の電源を立
ち上げると、ステップ(以下、単にSという)1におい
てディスプレイ24にはメインメニュー画面30が表示
される(図3参照)。次に、S2において、操作者によ
りキーボード23のキーが操作されると、S3において
ホストCPU25は「動作設定モード」が選択されたか
否かを判別する。そして、「動作設定モード」が選択さ
れた場合には、S4においてホストCPU25は動作設
定制御プログラムに従った動作設定モードルーチンの処
理を行う。
【0045】即ち、まず最初にS5において、ホストC
PU25はディスプレイ24に動作設定メニュー画面3
2を表示させる(図4参照)。次に、S6において、操
作者がキー入力、即ちカーソル移動キー及びリターンキ
ーによる選択操作を行うと、S7においてホストCPU
25は「X軸位置の設定」が選択されたか否かを判別す
る。そして、「X軸位置の設定」が選択されたときに
は、S8においてディスプレイ24の画面をX軸位置設
定メニュー画面34に切換表示する(図5参照)。ここ
で、S9において操作者によりキーボード23の数字キ
ーが操作されてX軸位置が数値入力されると、S10に
おいてホストCPU25はRAM27にこの数値を記憶
させると共に、ディスプレイ24を動作設定メニュー画
面32に切換表示し、入力データ表示領域33にX軸位
置を表示する(図6参照)。
【0046】次に、S11において、ホストCPU25
は今まで入力した動作プログラムがメインプログラムで
あるか否かを判別し、メインプログラムである場合には
S6へ移行する。又、S11において、メインプログラ
ムでない場合には、ホストCPU25は今まで入力した
プログラムがサブプログラムであると判断し、キー入力
を待つ。そして、S12において、操作者によりキーが
操作されると、S13においてホストCPU25は当該
サブプログラムを終了するか否かを判別する。そして、
サブプログラムを終了しない場合には、S6へリターン
する。又、サブプログラムを終了する場合には、S14
においてホストCPU25はサブプログラムナンバーの
入力を待ってS6へリターンする。
【0047】S7において、選択されたものが「X軸位
置の設定」ではないと判断した場合には、S15におい
てホストCPU25は「パターンの設定」が選択された
か否かを判断する。そして、「パターンの設定」が選択
された場合には、S16においてホストCPU25はデ
ィスプレイ24をパターン設定メニュー画面35に切換
表示させる(図7参照)。
【0048】S17において操作者によりキー入力が行
われると、S18においてホストCPU25は前記動作
パターンP1〜P6のうちいずれかの動作パターンP1
〜P6が選択されたか否かを判別する。そして、いずれ
かの動作パターンP1〜P6が選択された場合には、S
19においてホストCPU25はRAM27に当該選択
された動作パターンP1〜P6を記憶させると共に、デ
ィスプレイ24を動作設定メニュー画面32に切換表示
し、入力データ表示領域33に当該動作パターンP1〜
P6の各動作をステップ毎に表示する(図8参照)。な
お、例えば動作パターンP1が選択された場合には、図
8に示すようにステップナンバー1からステップナンバ
ー5までの命令及びデータが一度に表示される。その
後、S11へ移行する。
【0049】又、S18において、動作パターンP1〜
P6が選択されていない場合には、ホストCPU25は
「タイマーを変更」が選択されたものと判断する。そし
て、S20において、タイマー時間変更処理、即ち6種
類のパターンに含まれるタイマー時間T1及びT2を0
〜10.0(sec)の間で一括変更する処理を行な
い、S11へ移行する。
【0050】又、S15において、「パターンの設定」
が選択されていない場合には、S21においてホストC
PU25は「サブプログラム呼出」が選択されたか否か
を判別する。そして、「サブプログラム呼出」が選択さ
れた場合には、S22において、ホストCPU25はデ
ィスプレイ24にサブプログラム呼出メニュー画面(図
示しない)を切換表示させる。
【0051】S23において、操作者によりサブプログ
ラムナンバーがキー入力されると、S24において、ホ
ストCPU25はRAM27から当該サブプログラムナ
ンバーに対応したサブプログラムを呼び出し、動作設定
メニュー画面32に切換表示すると共に、そのサブプロ
グラムに対応する動作プログラムを画面の入力データ表
示領域33に表示する。そして、S11に移行する。こ
の場合、当該プログラムはサブプログラムであるため更
にS12へ移行する。
【0052】又、S21において、「サブプログラム呼
出」が選択されていない場合、S25においてホストC
PU25は「サブプログラム作成」が選択されたか否か
を判別する。そして、「サブプログラム作成」が選択さ
れた場合には、S26において、ホストCPU25はデ
ィスプレイ24の動作設定メニュー画面32の図8にお
ける「メインプログラムを作成します」というメッセー
ジに代え、「サブプログラムを作成します」というメッ
セージに切換表示してS11に移行する。この場合、当
該プログラムはサブプログラムであるため更にS12へ
移行する。
【0053】又、S25において、「サブプログラム作
成」が選択されていない場合、ホストCPU25は「終
了」が選択されたものと判断する。そして、S27にお
いて、ホストCPU25は今まで入力された動作プログ
ラムデータをRAM27に保存し、動作設定モードルー
チンを終了する。
【0054】さらに、S3において、「動作設定モー
ド」が選択されていない場合、S28において、ホスト
CPU25は「運転モード」が選択されたか否かを判別
する。そして、「運転モード」が選択された場合には、
S29において、ディスプレイ24の画面を運転メニュ
ー画面36に切換表示する(図9参照)。その後、S3
0において、操作者によりいずれかの運転モードが選択
されると、S31において、ホストCPU25はRAM
27に記憶されている動作プログラムをチャック装置1
のRAM18に転送し、搬送動作を実行させた後、S1
に移行する。
【0055】又、S28において、「運転モード」が選
択されていない場合は、S32において、ホストCPU
25は他の処理、即ちプログラム転送処理,プログラム
表示修正処理,読み出しファイル設定処理等を行ない、
S1に移行する。
【0056】以上のように、本実施例によれば、6種類
の動作パターンP1〜P6が予めRAM27に記憶され
ている。そのため、例えば「Z下」,「チャック閉
じ」,「Z上」の動作プログラムを入力する際には、動
作パターンP1を選択するのみでよく、動作プログラミ
ングの工数が格段に減少する。よって、短時間で効率良
く動作プログラムを組むことができる。
【0057】更に、本実施例では、6種類の動作パター
ンP1〜P6において、それぞれの基本動作間にタイマ
ーが設定されている。そして、このタイマーの時間は一
括して変更することが可能であるため、より一層動作プ
ログラムの作成作業を迅速に行なうことができる。
【0058】また、本実施例では、ディスプレイ24の
各種表示画面により対話形式で動作プログラムを組むこ
とができるので、プログラム言語を憶える必要がなく、
誰にでも簡単に動作プログラムを組むことができる。
【0059】なお、本発明は、上記実施例のみに限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲に
おいて、以下のように変更することも可能である。 (1)チャック装置1において、例えばワークWの把持
及び釈放位置が固定された二位置間で行われる場合に
は、X軸方向モータ7に代えてX軸方向シリンダにより
実施することもできる。このように実施する場合には、
上記動作パターンP1〜P6に加え、X軸方向の移動動
作をも含めてパターン化することが可能となる。従っ
て、動作プログラムの作成作業をより一層迅速に行い得
る。
【0060】(2)上記実施例では、動作パターンP1
〜P6を予め6種類用意したものについて例示したが、
これら動作パターンP1〜P6の種類は必要に応じて増
減させてもよい。
【0061】(3)上記実施例では、ホスト制御装置2
2のRAM27に各種動作パターンP1〜P6を記憶し
たものについて例示したが、これら動作パターンP1〜
P6をホスト制御装置22のROM27又は制御装置1
3のROM17に記憶させる構成としてもよい。このよ
うに実施すれば、操作者が誤って動作パターンP1〜P
6を消去してしまう虞れがない。
【0062】(4)上記実施例では、作動体としてチャ
ック装置1のチャック9について例示したが、このよう
なチャック装置1に限定されず動作に定型的な部分が存
在する装置であればその他の装置にも適用できる。
【0063】(5)上記実施例では、チャック装置1の
制御装置13とホストコンピュータ15とをバスライン
14で接続した状態で動作プログラムを作成したが、動
作プログラムの作成はホストコンピュータ15のみで行
なうことができる。
【0064】(6)上記実施例では、キーボード23の
キー操作により動作プログラムを作成したが、例えばデ
ィスプレイ24にタッチパネルを設けることにより、キ
ーボード23を省略して実施することも可能である。
【0065】(7)上記実施例において、X軸位置の設
定、チャック9の移動速度の設定、タイマーの設定等の
数値を入力する箇所に、予め設定された設定値以外の数
値を入力することができないよう安全装置を設けて実施
してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、両発明によれば、
繰り返し用いられる動作をパターン化したことにより、
動作プログラムの入力数を減らすことができ、以て動作
プログラムの作成時間を短縮することができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチャック装置を示す正
面図である。
【図2】チャック装置及びホストコンピュータの電気ブ
ロック回路図である。
【図3】ディスプレイにメインメニュー画面を表示した
状態を示す正面図である。
【図4】ディスプレイに動作設定メニュー画面を表示し
た状態を示す正面図である。
【図5】ディスプレイにX軸位置設定メニュー画面を表
示した状態を示す正面図である。
【図6】ディスプレイに動作設定メニュー画面を表示し
た状態を示す正面図である。
【図7】ディスプレイにパターン設定メニュー画面を表
示した状態を示す正面図である。
【図8】ディスプレイに動作設定メニュー画面を表示し
た状態を示す正面図である。
【図9】ディスプレイに運転メニュー画面を表示した状
態を示す正面図である。
【図10】ホストコンピュータの作用を示すフローチャ
ートである。
【図11】動作設定モードルーチンを示すフローチャー
トである。
【図12】動作設定モードルーチンを示すフローチャー
トである。
【図13】チャックの動作を説明する説明図である。
【図14】従来の動作プログラムの入力方法を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
9…作動体としてのチャック、P1〜P6…動作パター
ン、23…選択手段としてのキーボード、25…作成手
段としてのホストCPU、27…記憶手段としてのRA
M。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる基本動作を組合せて所望の
    動作を行う作動体(9)に対し、その動作を制御する動
    作プログラムを作成するための動作プログラムの作成方
    法において、 前記基本動作を複数個組合せてなる動作パターン(P1
    〜P6)を予め用意し、該動作パターン(P1〜P6)
    を用いて一連の動作プログラムを作成することを特徴と
    する動作プログラムの作成方法。
  2. 【請求項2】 複数の異なる基本動作を組合せて所望の
    動作を行う作動体(9)に対し、その動作を制御する動
    作プログラムを作成するための動作プログラムの作成装
    置において、 前記基本動作を複数個組合せてなる動作パターン(P1
    〜P6)を予め記憶する記憶手段(27)と、 前記動作パターン(P1〜P6)を選択する選択手段
    (23)と、 その選択手段(23)によって選択された動作パターン
    (P1〜P6)を前記記憶手段(27)から読み出し、
    その読み出された動作パターン(P1〜P6)を作成途
    中の動作プログラムに組み込む作成手段(25)とを備
    えたことを特徴とする動作プログラムの作成装置。
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