JPH11114756A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH11114756A
JPH11114756A JP28044997A JP28044997A JPH11114756A JP H11114756 A JPH11114756 A JP H11114756A JP 28044997 A JP28044997 A JP 28044997A JP 28044997 A JP28044997 A JP 28044997A JP H11114756 A JPH11114756 A JP H11114756A
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JP
Japan
Prior art keywords
tool
arm
pot
turning speed
magazine
Prior art date
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Application number
JP28044997A
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English (en)
Inventor
Takenori Matsumoto
剛典 松本
Koichi Yasumoto
孝一 安本
Mitsuhiro Mizutani
充宏 水谷
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具に対応する工具交換アームの旋回速度を
容易に確認することができるようにする。 【解決手段】 制御装置は、工具設定キーのオン操作を
検出すると、LCD33に工具設定画面を表示する(S
1)。ポット番号「1」にセットされる工具Tの番号を
入力すると(S2にてNO、S3にてYES、S4)、
制御装置は、入力された工具番号が範囲内にあるか否か
を判断して(S3にてYES、S4)、範囲内にあると
きには(S4にてYES)、続いて、入力された工具番
号が大径工具のものであるか否かを判断する。そして、
大径工具であると(S5にてYES)、工具交換アーム
20の旋回速度は遅いことを表示し(S6)、大径工具
でなければ(S5にてNO)、工具交換アーム20の速
度は速いことを表示する(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工軸に装着され
た工具を工具マガジンに収納された工具と交換しながら
ワークを加工する工作機械に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記工作機械には、加
工軸に装着された工具と工具マガジンにセットされた工
具とを、工具交換アームに設けられたフィンガ対により
それぞれ保持しながら、前記工具交換アームを上下動さ
せたり旋回させたりすることにより交換する構成のもの
がある。この場合、工具交換アームの旋回速度が速い
と、該アームの旋回動作中にフィンガ対に保持された工
具が落下してしまうおそれがある。そのため、上記工作
機械では、工具交換アームを比較的遅い速度で旋回させ
て、工具の大きさ(外径)や重量に関わりなく、確実に
工具を保持することができるように構成されている。
【0003】しかし、上記従来の工作機械のように、工
具交換アームを一律に遅く旋回させるように構成されて
いると、大きさの小さい工具(小径工具)や軽い工具の
ように落下のおそれのない工具を交換する場合でも工具
交換アームはゆっくり旋回するため、作業時間が長くな
ってしまう。
【0004】そこで、作業時間の短縮化を図るために、
交換する工具の大きさや重量に応じて工具交換アームの
旋回速度を異ならせて設定することができるように構成
することが考えられている。ところが、この構成の場
合、重い工具や大きい工具(大径工具)についての旋回
速度を誤って速く設定してしまうと工具交換動作中に工
具交換アームから工具が落下してしまうおそれがあり、
使用者は、工具マガジンにセットされた工具の大きさや
重量等を正確に把握しておく必要があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、工具に対応する
工具交換アームの旋回速度を容易に確認することができ
る工作機械を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の工作
機械は、加工軸に装着された工具と工具マガジンに収納
された工具とを旋回可能に設けられた工具交換アームに
より交換する工具交換機構を備えたものであって、前記
工具に対応する工具交換アームの旋回速度に関する情報
を画面表示する表示手段を備えたところに特徴を有す
る。
【0007】このような構成によれば、使用者は、表示
手段により画面表示される各工具に対応する工具交換ア
ームの旋回速度に関する情報に基づいて、工具交換アー
ムによる工具の交換作業における旋回速度を設定した
り、或いは、工具交換アームの交換作業における旋回速
度が誤って設定されていないかを確認したりすることが
できる。
【0008】この場合、表示手段は、工具交換アームの
旋回速度が早いか遅いかを画面表示するように構成する
と良い(請求項2の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。まず、図4は工作機械の外観を示す
正面図を、図5は工作機械のうちの工作機構を構成する
マシニングセンタの斜視図を示している。これら図4及
び図5において、工作機械1は、スプラッシュカバー2
の内部にマシニングセンタ3を収容して構成されてい
る。スプラッシュカバー3の前面にはドア4が設けられ
ており、その右側に、操作盤5が配設されている。この
操作盤5の構成は後述する。
【0010】上記マシニングセンタ3は、例えば特開平
3−92239号公報に開示されたものと同じ構成で、
以下のような構成となっている。即ち、このマシニング
センタ3では、ベース6に直立して固定されたコラム7
に加工ヘッド8が支持されている。加工ヘッド8は、Z
軸モータ9及び送りねじ10によりリニアガイド11に
沿って上下方向に移動するように構成されている。ま
た、加工ヘッド8には、加工軸に相当する主軸12が回
転可能に装着されている。この主軸12の下端部の工具
取付部13には工具Tが着脱可能に取付けられており、
主軸モータ14の回転力が主軸12に伝達されると、工
具Tは主軸12と一体に回転するように構成されてい
る。
【0011】ベース6には、加工ヘッド8の下方に位置
してワークテーブル15が設けられている。このワーク
テーブル15は、X軸モータ15a及びY軸モータ15
b(いずれも図8参照)により水平方向に移動可能に構
成されている。
【0012】加工ヘッド8には、主軸12の側方に位置
して工具マガジン16が固定されている。この工具マガ
ジン16は、図6に示すように、内筒16aと外筒16
bとの間の円環状の工具通路16c内に収容された複数
個の工具ポット17を備えている。これら工具ポット1
7は、工具Tを着脱可能に保持するように構成されてい
る。尚、工具マガジン16の各工具ポット17にセット
された工具T及び前記主軸12に取付けられた工具T
は、外径寸法の大きい大径工具とこれより外径寸法の小
さい通常工具とから構成されている。そして、詳しくは
図示しないが、マガジンモータ18の回転に伴い、工具
ポット17は工具通路16c内を移動するように構成さ
れている。
【0013】また、工具マガジン16には、ポット昇降
機構(図示せず)が配設されている。このポット昇降機
構はエアシリンダ41(図8参照)を駆動源とするもの
であり、所定の工具ポット17が工具マガジン16の最
下部に位置する工具割出部19に移動したとき、該工具
ポット17を下方へ90°回動させて所定の工具Tを工
具割出部19を通して下方へ突出させる(図6に二点鎖
線で示す)。これにより、所定の工具Tは、工具交換ア
ーム20により交換可能な状態となる。また、ポット昇
降機構は、所定の工具ポット17を上方へ回動復帰させ
るように構成されている。
【0014】尚、具体的な図示は省略するが、工具マガ
ジン16には、ポット識別板42(図8参照)が工具ポ
ット17と一体に回転するように設けられている。この
ポット識別板42には、工具ポット17毎に異なるパタ
ーンの光透過部(図示せず)が形成されていて、各工具
ポット17を個別に識別し得るように構成されている。
【0015】工具交換アーム20は、図7に示すよう
に、アーム本体21と、このアーム本体21から外側に
延出する開閉可能な2組のフィンガ対22,22とを備
えて構成されている。アーム本体21は、中心孔21a
に対して点対称の形状をしており、その両端部にフィン
ガ対22,22がボルト23、ナット24で回動可能に
支持されている。各組のフィンガ対22の中心孔21a
側端部には、ばね(圧縮コイルばね)25がばねホルダ
26を介してアーム本体21にセットされている。この
ばね25は、各フィンガ対22を閉鎖する方向(図7
(b)にて矢印Aで示す方向)に付勢している。
【0016】そして、アーム本体21の中心孔21a内
には、アーム本体21とは独立に回動する中空カム軸2
7が挿通されており、この中空カム軸27のカム部27
aが回動することにより各フィンガ対22が開放動作さ
れるように構成されている。また、各フィンガ対22の
アーム本体21外側に延出する先端部には、把持部22
aが設けられており、この把持部22a,22a間に前
記工具Tを保持するように構成されている。
【0017】また、アーム本体21の上面の中空カム軸
27周辺部には、中空状のアーム駆動軸28がねじ止め
されている。このアーム駆動軸28は、軸受(図示せ
ず)を介して加工ヘッド8に支持されている。そして、
アーム駆動軸28は、軸線に沿った回動運動及び軸線方
向の往復運動(上下運動)が可能に構成されており、こ
れにより、工具交換アーム20が旋回運動及び上下運動
するように構成されている。
【0018】このように工具交換アーム20を旋回及び
上下運動させると共に、フィンガ対22を開閉動作させ
る工具交換機構としてのアーム駆動機構29は、工具マ
ガジン16と主軸12との間に位置して加工ヘッド8に
設けられている。このアーム駆動機構29は、加工ヘッ
ド8の上面に配設された工具交換モータ30を駆動源と
して構成されている。そして、この工具交換モータ30
に結合された駆動軸(図示せず)が1回転することに伴
い、工具交換アーム20が180度水平方向に回転(旋
回)したり、鉛直方向に往復運動したり、フィンガ対2
2が開閉動作したりする。これにより工具交換アーム2
0は、主軸12及び工具マガジン16にセットされた工
具Tを、交換するように構成されている。
【0019】さて、図3に示すように、操作盤5には、
操作パネル31、機種パネル32が設けられている。操
作パネル31には、各種運転モードの実行を指令する運
転キー、プログラム編集キー、工具設定キーを備えたモ
ード選択キー31a、テンキー及びアルファベットキー
等からなるキーボード31b等が設けられている。ま
た、機種パネル32には、電源スイッチ,起動スイッチ
等の各種スイッチ32aが設けられている。更に、操作
盤5には、表示手段に相当する液晶表示装置(以下、L
CDとする)33が設けられている。このLCD33
は、後述するように、モード選択キー31aのオン操作
に応じた各種の画面を表示したり、キーボード31bか
らの入力に応じた表示をするように構成されている。
【0020】このような構成の工作機械1は、図8に示
すように制御装置34によりその運転全般が制御される
構成となっている。制御装置34は、例えばマイクロコ
ンピュータを主体とし、CPU34a,ROM35a,
RAM35b,入力インターフェース36a,出力イン
ターフェース36b等から構成されている。そして、R
OM35bには、工作機械1の動作全般を制御する機能
を実現する制御プログラムが格納されている。
【0021】上記制御装置34は、操作パネル31及び
機種パネル32の各種キー及び各種スイッチからの入力
信号を受けるように構成されている。また、制御装置3
4は、アームセンサ37,Z軸原点センサ38,ポット
上昇センサ39,ポット下降センサ40からの各検出信
号を受けるように構成されている。
【0022】上記アームセンサ37は、工具交換アーム
20が原点に上昇した場合にオンされる近接センサ(例
えばホール素子)からなるものであり、制御装置34
は、アームセンサ37のオンに基づいて工具交換アーム
20が原点に位置していること(原点に復帰したこと)
を検出するようになっている。Z軸原点センサ38は、
主軸12の原点(主軸12の工具交換高さ位置)を検出
するものである。ポット下降センサ40は、工具ポット
17が下降して工具マガジン16の工具Tが下降した
(工具割出部19から突出した)ことを検出するもので
あり、ポット上昇センサ39は、工具ポット17がポッ
ト下降状態から上方へ回動されて上昇位置(元の待機位
置)に復帰したことを検出するものである。
【0023】更に、制御装置34には、投光素子43a
及び受光素子43bからなるポット識別センサ43から
の信号が入力されるように構成されている。投光素子4
3a及び受光素子43bは前述のポット識別板42を挟
んで対向配置されている。制御装置34は、投光素子4
3aからの信号に基づいて工具マガジン16の工具割出
部19にいずれの工具ポット17が搬送されたかを検出
する。
【0024】一方、制御装置34は、Z軸モータ9,主
軸モータ14,X軸モータ15a,Y軸モータ15b,
マガジンモータ18,工具交換モータ30,エアシリン
ダ41を通電制御するように構成されている。また、制
御装置34は、操作パネル31のモード設定キー31a
のオン操作に基づいてLCD33に工具設定画面(図2
参照)やプログラム編集画面等を表示させるように構成
されている。
【0025】ここで、モード選択キー31aにより選択
される各種運転モードについて説明する。運転モード
は、自動運転モード、手動運転モード、MDI運転モー
ドから構成されている。自動運転モードは、予め制御装
置34に記憶されているNCプログラムに基づいた加工
動作を実行するように構成されている。この場合、NC
プログラムは、プログラム編集キーのオン操作に基づい
てLCD33に表示されるプログラム編集画面上におい
て、キーボード31bからの入力に基づいて作成される
ように構成されている。
【0026】NCプログラムには、工具マガジン16内
の工具Tがセットされた工具ポット17を工具割出部1
9に移動させるための工具指定プログラム、工具マガジ
ン16内の工具Tと主軸12の工具Tとの交換を行わせ
るための工具交換用プログラムを備えている。そして、
本実施例においては、工具交換用プログラムは、工具ポ
ット17の下降動作を行わせるポット下降動作プログラ
ムと、工具交換アーム20を旋回させるアーム旋回動作
プログラムと、工具ポット17の上昇動作を行わせるポ
ット上昇動作プログラムとから構成されている。さら
に、アーム旋回動作プログラムにおいては、工具交換ア
ーム20の旋回速度を例えば2段階に設定可能に構成さ
れている。この場合、旋回速度は、工具Tのうちの大径
工具に適した遅い速度と通常工具に適した速い速度とか
らなる。
【0027】手動運転モードでは、例えば主軸12やワ
ークテーブル15を所定の方向へ所定量移動させる軸移
動、工具マガジン16を1工具分だけ旋回させるマガジ
ン旋回、工具交換アーム20により工具マガジン16に
セットされた工具Tと主軸12にセットされた工具Tと
を交換させる工具交換単動等の動作を実行させることが
できるように構成されている。尚、工具交換単動が指令
された場合の工具交換アーム20の旋回速度は、遅い速
度に設定されている。
【0028】MDI運転モードは、MDI運転キーの操
作によりLCD33に表示される設定画面上にて作成さ
れた1ブロック分のNCプログラムに基づいた加工動作
を実行するように構成されている。この場合、1ブロッ
ク分のNCプログラムは、上記自動運転モード実行時と
同様に、使用者がキーボード31bを操作することによ
り入力される。ここで、1ブロック分のNCプログラム
とは、例えば工具指定プログラムやアーム旋回プログラ
ム等のような一作業分のプログラムを示す。
【0029】ところで、上記NCプログラムを作成する
にあたっては、使用者は、LCD33に表示された工具
設定画面(図2参照)をみて工具マガジン16の各工具
ポット17にセットされた工具Tを確認することができ
るようになっている。この工具設定画面は、モード選択
キー31aのうちの工具設定キーのオン操作に応じてL
CD33に表示されるもので、工具ポット17の番号と
工具Tの番号とを対応して表示すると共に、各工具Tに
対応する工具交換アームの旋回速度に関する情報、この
場合、各工具Tに適した工具交換アーム20の旋回速度
を「遅い」、「速い」で表示するように構成されてい
る。
【0030】そして、詳しくは後の作用説明で明らかと
なるように、上記工具設定画面は、工具マガジン16に
工具Tをセットするに際して、使用者によりキーボード
31bを操作することにより作成され、制御装置34に
記憶されるように構成されている。特に、本実施例にお
いては、使用者がキーボード31bから工具番号を入力
すると、この工具番号の工具Tに適した旋回速度が表示
(「速い」或いは「遅い」の表示)される構成となって
いる。従って、制御装置34のROM35aには、各工
具Tについての工具交換アーム20の旋回速度がその工
具番号に対応させて記憶されている。
【0031】次に、本実施例の作用を図1及び図2を参
照して説明する。図1のフローチャートは、工具設定画
面における工具番号の設定から工具交換アーム20の旋
回速度の表示までの制御装置34が実行する処理手順を
示しており、図2は、工具設定画面の一例を示してい
る。
【0032】まず、制御装置34は、工具設定キーのオ
ン操作を検出すると、LCD33に工具設定画面を表示
する(ステップS1)。初期状態においては、カーソル
33aがポット番号「1」上に位置した状態となってい
る。このとき、ポット番号「1」にセットされる工具T
の番号を入力する場合には(ステップS2にてNO)、
使用者は、キーボード31bの矢印キーを操作してカー
ソル33aを右側に移動させて工具番号を入力する。す
ると、制御装置34は、入力された工具番号が範囲内に
あるか否かを判断して(ステップS3にてYES、ステ
ップS4)、範囲内にあるときには(ステップS4にて
YES)、続いて、入力された工具番号が大径工具のも
のであるか否かを判断する。
【0033】この場合、工具番号が1から99までであ
れば範囲内にあり、更に、工具番号が1から50までで
あれば通常工具を、51から99までであれば大径工具
を示している。そして、大径工具であると(ステップS
5にてYES)、ステップS6にて工具交換アーム20
の旋回速度は遅いことを表示し、大径工具でなければ
(ステップS5にてNO)、ステップS7にて工具交換
アーム20の速度は速いことを表示する。尚、他のポッ
ト番号に対応する工具番号が入力された場合も、制御装
置34は上記したステップS2からS7までの動作を繰
り返す。
【0034】一方、使用者によりポット番号が入力され
た場合には(ステップS2にてYES)、次のステップ
S8にて、そのポット番号が範囲内にあるか否かが判断
される。そして、ポット番号が範囲内にあれば(ステッ
プS8にてYES)、カーソル33aはそのポット番号
に対応する位置に移動する(ステップS9)。この場
合、ポット番号が1から8までの数値の場合が範囲内に
ある。
【0035】尚、図示はしないが、入力された工具番号
が範囲内にないとき(ステップS3にてNO)、LCD
33にエラーである旨の表示がなされる(ステップS1
0)。また、入力されたポット番号が範囲内にないとき
(ステップS8にてNO)、LCD33にエラーである
旨の表示がなされる(ステップS11)。
【0036】そして、このような工具設定画面は、工具
設定キー以外のモード選択キー31aがオン操作される
ことにより終了し、LCD33には他のモードに対応す
る画面が表示される。
【0037】このような構成の本実施例によれば、工具
設定画面に工具ポット17の番号とその工具ポット17
にセットされる工具Tの番号とを対応させて表示すると
共に、各工具Tについての工具旋回アーム20の旋回速
度を表示するように構成した。そのため、NCプログラ
ムを作成する際に、使用者は、工具設定画面をみて各工
具Tに適した旋回速度を確認することができる。そのた
め、アーム旋回プログラムにおいて各工具Tの旋回速度
を容易に設定することができ、例えば、大径工具のアー
ム旋回速度を誤って速く設定してしまうことを極力防止
できる。
【0038】また、本実施例においては、各工具Tに対
応する旋回速度に関する情報を具体的に「速い」、「遅
い」で表示するように構成したので、旋回速度を誤って
設定してしまうことを一層防止できる。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のような変形も可能である。工具交換アー
ム20の旋回速度は、「速い」、「遅い」の2段階に設
定可能に構成したが、3段階以上に設定可能に構成して
も良く、これに応じて工具設定画面における各工具Tに
適した旋回速度を表示させるように構成することが望ま
しい。
【0040】工具設定画面に表示される各工具Tに対応
する工具交換アーム20の旋回速度に関する情報として
は、工具Tの大きさや重量でも良い。この場合、工具T
の大きさや重量から使用者が各工具Tに適した旋回速度
に設定すれば良い。表示手段は、LCDの他、CRTデ
ィスプレイでも良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように本発明の
工作機械によれば、加工軸に装着された工具と工具マガ
ジンに収納された工具とを旋回可能に設けられた工具交
換アームにより交換する工具交換機構を備えると共に、
前記工具に対応する工具交換アームの旋回速度に関する
情報を画面表示する表示手段を備えるように構成したの
で、工具交換アームによる工具の交換作業における旋回
速度を設定するにあたって、使用者は、各工具に適した
旋回速度を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、制御装置の制御内容
を示すフローチャート
【図2】工具設定画面を示す図
【図3】操作盤の正面図
【図4】工作機械の外観を示す正面図
【図5】マシニングセンタの外観を示す斜視図
【図6】工具マガジンの内部を示す図
【図7】工具交換アームの下面図(a)、工具交換アー
ム周辺の縦断側面図(b)
【図8】電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
図中、1は工作機械、3はマシニングセンタ、12は主
軸(加工軸)、16は工具マガジン、20は工具交換ア
ーム、29はアーム駆動機構(工具交換機構)、33は
液晶表示装置(表示手段)、34は制御装置を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工軸に装着された工具と工具マガジン
    に収納された工具とを旋回可能に設けられた工具交換ア
    ームにより交換する工具交換機構を備えた工作機械にお
    いて、 前記工具に対応する工具交換アームの旋回速度に関する
    情報を画面表示する表示手段を備えたことを特徴とする
    工作機械。
  2. 【請求項2】 表示手段は、工具交換アームの旋回速度
    が速いか遅いかを画面表示することを特徴とする請求項
    1記載の工作機械。
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