JP3423201B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3423201B2
JP3423201B2 JP27249397A JP27249397A JP3423201B2 JP 3423201 B2 JP3423201 B2 JP 3423201B2 JP 27249397 A JP27249397 A JP 27249397A JP 27249397 A JP27249397 A JP 27249397A JP 3423201 B2 JP3423201 B2 JP 3423201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンス用プロ
グラムに従って工具割出動作や工具交換動作を行なうよ
うにした数値制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、数値制御装
置であるNC工作機械においては、NCプログラミング
を行なうようにしている。このNCプログラムは、工具
マガジン内の工具を工具交換位置へ至らせるための工具
割出用プログラムや、工具マガジン内の工具と加工軸の
工具との交換を行なわせるための工具交換用プログラム
といったシーケンス用プログラムが適宜組み合わされて
構成されるものであり、そのプログラムに従ってX−Y
テーブルや、加工軸たる主軸等を動作させてワークに加
工を施すようにしている。
【0003】図18には、従来におけるNCプログラム
の一例を示している。この場合、ワークに対して、セン
タ穴加工、ドリル加工、タップ加工を行なうものであ
り、主軸には工具K1(センタドリル)が装着されてい
るものとする。また、このNCプログラムが実行されて
いるときの各動作のタイムチャートを図15の(a)に
示しており、同図から分かるように動作内容によっては
並行して実行されるようになっている。この図18に
は、作業者により制御部へ入力されたコード群(NCプ
ログラム)が表されており、「T02」は、次に使用す
る工具K2(ドリル)を割り出すための指令コードであ
り、制御部では、この「T××」なるコードに対応する
シーケンス用プログラムを有しており、このプログラム
の実行により、この場合「T02」であるので、工具K
2が格納されているポットを割り出し、その工具K2を
工具マガジンの工具交換部まで移動させることを行な
う。
【0004】次のコード「G0Z−100.0」は、主
軸を加工位置(−100.0)へ位置決めさせる指令コ
ードであり、制御部では、「G0Z××」に対応するシ
ーケンス用プログラムを有しており、この指令コードに
よりこのプログラムを実行するものである。この場合
「G0Z−100.0」であるので、主軸を加工位置
(−100.0)まで移動させることを行なう。
【0005】次のコード「G1Z−110.0F100
0」は、センタ穴加工させるための指令コードであり、
制御部では、このコードに対応するプログラムを有して
いる。制御部では、この指令コードに応じて上記プログ
ラムを実行して、主軸を回転させながら降下させること
を行なう。
【0006】次のコード「G0Z0.0」は、主軸を工
具交換位置(0.0)へ移動させて位置決めさせる指令
コードであり、制御部では、この指令コードに対応する
プログラムを実行するものである。この場合「G0Z
0.0」であるので、主軸を工具交換位置(0.0)ま
で移動させることを行なう。
【0007】次のコード「M06」は、工具交換指令コ
ードであり、制御部では、この「M06」に対応する工
具交換用プログラムを有しており、このプログラムを図
19に示している。また図20には、NC工作機械の工
具交換に関連する部分の構成を概略的に示している。こ
の図20において主軸1には工具K1が取付けられてい
る。また、この状態では、工具マガジン2において、工
具K2が格納されたポット3aが工具交換位置2aに割
り出されており、工具交換アーム4は上昇位置(工具交
換位置)にある。図19のステップS1においては、ポ
ット下降出力信号をオンしてアクチュエータを動作させ
てポット3aを図20の二点鎖線のように下降させ、こ
の後、ポット下降センサからの入力信号がオンになれば
(ステップS2)、ポット下降出力信号をオフして(ス
テップS3)アクチュエータの動作を停止させる。そし
て、工具交換アーム旋回出力信号をオンして(ステップ
S4)、工具交換モータを駆動する。
【0008】これにより、工具交換アーム4の各フィン
ガ4a、4bが閉じて工具K1、K2を掴み、且つ工具
交換アーム4が下げられて(図20(b)参照)、この
後、180度旋回され(同図(c)参照)、そして、工
具交換アーム4が上げられ(同図(d)参照)、各フィ
ンガ4a、4bが開いて工具K1、K2を離す。これに
て、工具交換が完了する。この完了は、工具交換アーム
原点センサの入力信号がオンにより検出される。
【0009】そして、工具交換アーム原点センサの入力
信号がオンになれば(ステップS5)、工具交換アーム
旋回出力信号をオフして(ステップS6)、工具交換モ
ータの駆動を停止する。
【0010】この後、ポット上昇出力信号をオンして
(ステップS7)、アクチュエータを動作させてポット
を上昇させ、ポット上昇センサからの入力信号がオンに
なれば(ステップS8)、ポット上昇出力信号をオフし
て(ステップS9)アクチュエータの動作を停止させ
る。
【0011】図18のコード「T03」は、次に工具K
3(タップ)を割り出すためのコードであり、前述のコ
ード「T02」の場合と同様のプログラムにて同様の制
御が実行されるようになっている。以下、「G0Z−1
00.0」(主軸加工位置へ位置決め)、「G1Z−1
50.0」(ドリル加工)、「G0Z0.0」(主軸工
具交換位置へ位置決め)、「M06」(工具交換(主軸
にタップを装着))、「T01」(工具K1(センタド
リル)を割り出す)、「G0Z−100.0」(主軸加
工位置へ位置決め)、「G77Z−150.0I1.0
S6000」(タップ加工)、「G0Z0.0」(主
軸工具交換位置へ位置決め)、「M06」(工具交換
(主軸にセンタドリルを装着))、「M30」(プログ
ラム終了)の各コードに対応するプログラムが実行され
る。
【0012】ところで、上述した従来においては、各コ
ードに対応するシーケンス用プログラムが一義的であ
り、つまり、各コードが指定されると、これに対応する
シーケンス用プログラムが、必ず、最初のステップから
最後のステップまで実行されるになっており、シーケン
ス用プログラムの内の任意の一つの動作を行なわせる単
位プログラム(例えば、ステップS1からステップS3
まで、あるいはステップS4からステップS6まで、ま
たは、ステップS7からステップS9まで)を必要に応
じて実行させることができず、制御の自由度が低く、き
め細かな制御ができず、また、制御時間が不必要に長く
なり、結果的にワーク加工時間も長くなることがある。
【0013】特に、工具交換は、上述したように、ステ
ップS1からステップS3までのポット下降動作と、ス
テップS4からステップS6までのアーム旋回動作と、
ステップS7からステップS9までのポット上昇動作と
を行なうが、制御時間の短縮の観点からすると、アーム
旋回動作が実行されるまでに、ワーク加工と並行してポ
ット下降動作を予め実行しておくようにすれば、工具交
換の時間短縮が図れると考えられる。しかし、ポット下
降動作を予め実行しておくと、このポットに大径工具が
装着されていると、ワーク加工中に主軸と共に工具交換
アームが一体的に上下するため、各フィンガ4a、4b
が開いた状態にあるとはいうもののフィンガが静止状態
のポットの大径工具と干渉する虞がある。これを考慮し
て、ポット下降動作はワーク加工が終了してから実行さ
れることになる。しかしながら、ポットの工具が標準工
具である場合には上述の虞はないことから、標準工具の
場合にポット下降動作を前もって実行しておけば時間短
縮に寄与できるが、上述したように工具交換指令コード
「M06」に対応するシーケンス用プログラムが一義的
であり、それができないというのが実情である。
【0014】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、制御の自由度を高くできて、き
め細かな制御ができる数値制御装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、工具
マガジン内の工具を工具交換位置へ至らせるための工具
割出用プログラムや、工具マガジン内の工具と加工軸の
工具との交換を行なわせるための工具交換用プログラム
を記憶すると共に、この記憶されたプログラムに従って
工具割出動作や工具交換動作を制御する制御装置を備え
た数値制御装置において、 前記制御装置は、前記工具交
換用プログラムに、それぞれ異なる指令コードに基づい
て実行されるところの、ポット下降動作を行なわせるポ
ット下降動作プログラム、工具交換アームを旋回させる
アーム旋回動作プログラム、ポット上昇動作を行なわせ
るポット上昇動作プログラムを含み、且つ、前記各指令
コードに応じて当該指令コードに対応するプログラムを
個別に実行可能としたところに特徴を有する。 この構成
においては、ポット下降動作プログラムと、アーム旋回
動作プログラムと、ポット上昇動作プログラムとが個別
に実行可能であり、特に、交換する工具が標準工具であ
るときに、ワーク加工中に並行してポット下降動作プロ
グラムを予め実行させておくことが可能で、このように
すれば、工具交換に際して直ちにアーム旋回動作プログ
ラム及びポット上昇動作プログラムの実行に移行できる
ようになる。これにて工具交換についての制御時間短縮
を容易に図ることができ、もってワーク加工時間の短縮
に寄与できる。請求項の発明は、工具割出用プログラ
ムには、ポット下降動作を実行させるためのポット下降
動作実行指令コードが付加され、このポット下降動作実
行指令コードはキャンセル指令コードによりキャンセル
されるようになっているところに特徴を有する。この構
成においては、工具割出用プログラムに、ポット下降動
作を実行させるためのポット下降動作実行指令コードを
付加することで、工具割出用プログラムが実行されると
きに、ポット下降動作プログラムによるポット下降動作
を実行させることが可能となり、工具マガジン内の工具
を工具交換位置へ至らせるときに合わせてポット下降動
作も行なうことができ、次の工具交換の際の制御時間短
縮が可能となる。なお、ポット下降動作の実行は、ポッ
トの工具(次に交換する工具)が標準工具のときに好適
する。また、ポット下降動作実行指令コードはキャンセ
ル指令コードによりキャンセルされるから、工具マガジ
ン内の工具を工具交換位置へ至らせるだけの制御(ポッ
ト下降動作実行無し)も可能となる。このようなキャン
セルは、例えば次に交換する工具が大径工具のときに好
適する。
【0016】請求項の発明は、アーム旋回動作プログ
ラムには、工具交換アームの旋回速度を複数段階で設定
するためのアーム速度指令コードが付加されるようにな
っているところに特徴を有する。この構成においては、
アーム旋回動作プログラムに、工具交換アームの旋回速
度を複数段階で設定するためのアーム速度指令コードを
付加することにより、アーム旋回動作プログラムで実行
するアーム旋回動作が「低速度」や「標準速度」で行な
われるようになる。特に工具に応じてその旋回速度を選
択すると、安定した工具交換が可能であると共に、必要
に応じて制御時間の短縮に寄与できるようになる。すな
わち、交換する工具が大径工具の場合には、旋回速度を
低速度とすることにより安定した工具交換が可能とな
り、また、交換する工具が大径工具の場合には、旋回速
度を標準速度とすることにより、工具交換時間の短縮が
図られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図15を参照しながら説明する。まず、図
2において、スプラッシュカバー11の前面には操作パ
ネル12が配設されており、操作パネル12の内部に
は、図6に示す制御装置13が配設されている。この制
御装置13は、マイクロコンピュータからなるものであ
り、CPU13a,ROM14a,RAM14b,入力
インターフェース15a,出力インターフェース15b
等から構成されている。
【0018】尚、操作パネル12の前面には,自動運転
キーや、手動運転キー、コード入力キー、さらには始動
キー等の各種キーを備えたキーボード16(図6参照)
が装着されており、NCプログラムは、キーボード16
の操作に基づいて制御装置13に入力されている。
【0019】スプラッシュカバー11の内部には、図3
に示すように、数値制御装置に相当するマシニングセン
タ17が収納されている。以下、マシニングセンタ17
について説明する。ベース18にはコラム19が固定さ
れている。このコラム19の上面には、サーボモータか
らなるZモータ20が装着されており、Zモータ20の
回転軸には送りねじ21が連結されている。
【0020】コラム19の前面にはガイドレール19
a,19aが固定されており、両ガイドレール19aに
は加工ヘッド22がスライド可能に装着されている。こ
の加工ヘッド22は送りねじ21に螺合されたものであ
り、Zモータ20の作動に伴い送りねじ21が回転する
と、加工ヘッド22が両ガイドレール19aに沿って上
下方向(矢印Z方向)へ移動する。
【0021】加工ヘッド22には、加工軸に相当する主
軸23が回転可能に装着されている。この主軸23の下
端部には、下方へ開口する凹状の工具押込部(図示せ
ず)が設けられており、工具押込部内には、工具24が
着脱可能に押込まれている。そして、加工ヘッド22に
は主軸モータ25が装着されており、主軸モータ25が
作動すると、主軸モータ25の回転力が主軸23に伝達
され、主軸23と一体的に工具24が回転する。
【0022】加工ヘッド22の下方にはワークテーブル
26が配設されている。このワークテーブル26は、サ
ーボモータからなるXモータ27およびYモータ28
(いずれも図6参照)に連結されたものであり、制御装
置3は、自動運転モードが選択されている場合、NCプ
ログラムに基づいてXモータ27,Yモータ28,Zモ
ータ20,主軸モータ25を駆動制御する。これによ
り、ワークテーブル26を矢印X方向(左右方向),矢
印Y方向(前後方向)へ搬送し、主軸23を矢印Z方向
へ移動させながら、ワークテーブル26上のワーク(図
示せず)に加工を施す。
【0023】マシニングセンタ17は、工具交換手段た
る工具交換装置29を備えている。この工具交換装置2
9は、主軸23の工具24を別の工具24と自動交換す
るものであり、次のように構成されている。
【0024】加工ヘッド22には工具マガジン30が固
定されている。この工具マガジン30は、図4に示すよ
うに、内筒30aと外筒30bとの間に円環状の工具通
路30cを形成してなるものであり、工具通路30c内
には複数の工具ポット31が収納されている。これら各
工具ポット31には、凹状の工具押込部(図示せず)が
設けられており、各工具押込部内には別の工具24が着
脱可能に格納されている。
【0025】工具マガジン30には、下方へ開口する工
具交換部30dが設けられている。そして、複数の工具
ポット31は、マガジンモータ32(図6参照)に連結
されており、マガジンモータ32が作動することによ
り、複数の工具ポット31が工具通路30cに沿って回
転し、工具交換位置である工具交換部30dに選択的に
対応する。
【0026】図6のポット識別板33は、複数の工具ポ
ット31と一体的に回転するものであり、ポット識別板
33には、工具ポット31毎に窓部(図示せず)が形成
されている。これら各窓部は、複数のスリットからなる
ものであり、複数の窓部は、スリットの個数,スリット
の周方向に沿う幅寸法等が相違していて、各工具ポット
31を個別に識別し得るようになっている。
【0027】尚、図6のZ軸原点センサ34は、主軸2
3の原点(工具交換位置)を検出するものであり、制御
装置13は、Z軸原点センサ34からのパルス信号に基
づいて主軸23を原点に位置決め制御する。
【0028】図6のポット識別センサ35は投光素子3
5aおよび受光素子35bから構成され、これらは、ポ
ット識別板33を挟んで対向配置されたものであり、ポ
ット識別板33には、投光素子35aから光が投射され
る。また、受光素子35bは、ポット識別板33の窓部
を通過した光を受光してオンするものであり、制御装置
13は、受光素子35bのオン・オフに基づいて工具マ
ガジン30の工具交換部30dにいずれの工具ポット3
1が搬送されたかを検出する。そして、搬送されたこと
を検出すると、マガジンモータ32を停止させ、所定の
工具24を工具交換部30dに対応させる。なお、制御
装置13のRAM14bには、各工具ポット31のポッ
ト番号と、これに配置されている工具24の工具番号と
を対応させた工具番号・ポット番号データテーブルを記
憶しており、制御装置13は、所定の工具24が指定さ
れると、所定の工具24の工具番号に対応するポット番
号の工具ポット31を検索し、検索した工具ポット31
を上述の工具交換部30dに至らせるようになってい
る。また、制御装置13は、工具ポット31の工具24
が交換されたときには、その工具24の工具番号につい
て、RAM14bのデータテーブルを書き替える(更新
記憶する)ようにして工具の所在が判別できるようにし
ている。さらに制御装置13は、工具番号・ポット番号
データテーブルに、主軸23に装着されている工具24
の工具番号も記憶しており、工具交換ごとにその工具番
号も更新記憶するようになっている。
【0029】工具マガジン30にはポット下降機構(図
示せず)が配設されている。このポット下降機構は、エ
アシリンダ36(図6参照)を駆動源とするものであ
り、制御装置13は、工具呼出指令で設定された工具2
4を工具交換部30dに対応させると、エアシリンダ3
6を駆動してポット下降機構を作動させる。すると、図
4に二点鎖線で示すように、所定の工具ポット31が下
方へ略90°回動し、所定の工具24が工具交換部30
dを通して下方へ突出する。
【0030】図6のポット下降センサ37aは、工具マ
ガジン30の工具24が下降した(工具交換部30dか
ら突出した)ときにオンされるリミットスイッチからな
るものであり、制御装置13は、ポット下降センサ37
aのオンに基づいて工具ポット31が割出し状態にある
ことを検出する。またポット上昇センサ37bは、工具
ポット31が、ポット下降状態から上方へ回動されて上
昇位置(元の待機位置)に復帰したときにオンされるリ
ミットスイッチからなるものであり、制御装置13は、
このポット上昇センサ37bのオンに基いて工具ポット
31が待機状態にあることを検出する。
【0031】加工ヘッド22には、図5の(a)に示す
ように、円筒状のアーム旋回軸38が回転可能および上
下動可能に装着されている。このアーム旋回軸38の下
端部には工具交換アーム39が固定されており、工具交
換アーム39の両端部には、図5の(b)に示すよう
に、フィンガ40,40が回動可能に装着されている。
これら各組のフィンガ40,40間には圧縮コイルスプ
リング41が介在されており、各スプリング41は、フ
ィンガ40,40を閉塞方向(矢印A方向)へ付勢して
いる。尚、符号40aは、フィンガ40の回動軸を示し
ている。
【0032】アーム旋回軸38の内部には、図5の
(a)に示すように、中軸42が収納されている。この
中軸42は、加工ヘッド22に回転可能および上下動不
能に装着されたものであり、中軸42の下端部には、幅
狭な係合部42aが形成されている。また、工具交換ア
ーム39には、円筒状のカム軸43が回転可能に装着さ
れており、アーム旋回軸38と一体的に工具交換アーム
39およびカム軸43が上方の原点に移動すると、カム
軸43が中軸42の係合部42aに係合する。
【0033】カム軸43の外周部には、図5の(b)に
示すように、カム部43a,43aが形成されており、
各組の一方のフィンガ40がカム部43a相互間の隙間
に落込んだ状態では、各組の一方のフィンガ40がスプ
リング41のばね力で矢印A方向へ回動し、各組のフィ
ンガ40,40が閉成されている。また、各組の一方の
フィンガ40がカム部43aに乗上げると、各組の一方
のフィンガ40がスプリング41のばね力に抗して反矢
印A方向へ押圧され、各組のフィンガ40,40が開放
される。
【0034】アーム旋回軸38は、運動伝達装置(図示
せず)を介して工具交換モータ44(図6参照)に連結
されている。この運動伝達装置は、工具交換モータ44
の回転力をアーム旋回軸38に伝達するカム機構,工具
交換モータ44の回転力を中軸42に伝達するカム機
構,工具交換モータ44の回転力を上下方向への直線運
動力に変換してアーム旋回軸38に伝達するクランク機
構を有するものであり、工具交換動作の初期状態では、
図5の(a)に示すように、工具交換アーム39が上方
の原点に移動し、カム軸43が中軸42の係合部42a
に係合している。これと共に、各組の一方のフィンガ4
0がカム軸43のカム部43aに乗上げ、各組のフィン
ガ40,40が閉成されている。
【0035】図6のアームセンサ45は、工具交換アー
ム39が原点に上昇した場合にオンされる近接センサ
(例えばホール素子)からなるものであり、制御装置1
3は、アームセンサ45のオンに基づいて工具交換アー
ム39が原点に位置していることを検出し、アームセン
サ45のオフに基づいて工具交換アーム39が原点から
下降していることを検出する。尚、工具交換アーム39
の上下動とフィンガ40,40の開閉とは機械的に連動
しており、制御装置13は、アームセンサ45のオンか
らフィンガ40,40の開放をも検出する。
【0036】制御装置13は、工具交換動作を開始する
と、Z軸原点センサ34からの出力信号に基づいてZモ
ータ20を駆動制御する。そして、加工ヘッド22と一
体的に主軸23を原点から下降させ、主軸23の工具2
4を一組のフィンガ40,40間に挿入する。
【0037】制御装置13は、主軸23の工具24を一
組のフィンガ40,40間に挿入すると、工具交換モー
タ44を作動させる。すると、工具交換モータ44の回
転力がカム機構から中軸42に伝達され、中軸42が回
転するので(図7の位相角12°〜50°)、中軸42
の回転力が係合部42aを通してカム軸43に伝達さ
れ、カム軸43が図5(b)の矢印B方向へ回転する。
【0038】カム軸43が回転すると、各カム部43a
が一方のフィンガ40を通過し、各組の一方のフィンガ
40がカム部43a相互間の隙間に落込む。すると、各
組の一方のフィンガ40がスプリング41のばね力で矢
印A方向へ回動し、各組のフィンガ40,40が閉塞さ
れるので、一組のフィンガ40,40が主軸23の工具
24を挟み、別の一組のフィンガ40,40が工具交換
部30dから下方へ突出する別の工具24を挟む。
【0039】工具交換モータ44の位相角が65°に達
すると、工具交換モータ44の回転力がクランク機構を
通してアーム旋回軸38に伝達され、アーム旋回軸38
が原点から下降する(図7の位相角65°〜125
°)。すると、アーム旋回軸38と一体的に工具交換ア
ーム39が下降し、中軸42の係合部42aがカム軸4
3から離間する。これと共に、一組のフィンガ40,4
0が主軸23の工具24を挟んだまま下降し、別の一組
のフィンガ40,40が工具交換部30dの工具24を
挟んだまま下降するので、主軸23の工具押込部および
工具ポット31の工具押込部から工具24が抜取られ
る。
【0040】工具交換モータ44の位相角が100°に
達すると、工具交換モータ44の回転力がカム機構を通
してアーム旋回軸38に伝達され、アーム旋回軸38と
一体的に工具交換アーム39が180°回転する(図7
の位相角100°〜280°)。すると、主軸23の工
具24を挟んだ一組のフィンガ40,40が工具交換部
30dの真下に移動し、工具交換部30dの工具24を
挟んだ別の一組のフィンガ40,40が主軸23の真下
に移動する。
【0041】工具交換モータ44の位相角が235°に
達すると、工具交換モータ44の回転力がクランク機構
からアーム旋回軸38に伝達され、アーム旋回軸38と
一体的に工具交換アーム39が上昇するので(図7の位
相角235°〜295°)、工具交換アーム39のカム
軸43が中軸42の係合部42aに係合する。これと共
に、一組のフィンガ40,40が工具交換部30dの工
具24を挟んだまま主軸23の工具押込部に向かって上
昇し、別の一組のフィンガ40,40が主軸23の工具
24を挟んだまま工具ポット31の工具押込部に向かっ
て上昇するので、工具交換部30dの工具24が主軸2
3に押込まれ、主軸23の工具24が工具ポット31に
押込まれる。
【0042】工具交換モータ44の位相角が310°に
達すると、工具交換モータ44の回転力がカム機構から
中軸42に伝達され、中軸42が回転する(図7の31
0°〜348°)。すると、中軸42の回動力が係合部
42aを通してカム軸43に伝達され、カム軸43が回
転するので、カム軸43の各カム部43aが一方のフィ
ンガ40に乗上げる。これにより、各組の一方のフィン
ガ40が反矢印A方向へ回動するので、各組のフィンガ
40,40が開放状態に復帰する。尚、図6の符号46
はCRTディスプレーを示している。また、この実施例
においては図示はしないが他の各種センサや制御機構が
備えられているが、本発明と直接関係しない部分につい
ては図示及び説明を省略した。
【0043】さて、制御装置13は、そのROM14a
に、例えば工具交換用プログラムや、工具割出用プログ
ラム等の種々のシーケンス用プログラムを予め記憶され
ており、各シーケンス用プログラムは、キーボード16
から入力された指令コードに従って読みだされて実行さ
れるようになっている。
【0044】例えば、図1に示すシーケンス用プログラ
ムは、工具交換用プログラムを示している。この工具交
換用プログラムは、単位動作を行なわせる単位プログラ
ムである、「ポット下降動作」プログラム(これは指令
コード「M101」に基いて実行される)と、「アーム
旋回動作」プログラム(これは指令コード「M102」
に基いて実行される)と、「ポット上昇動作」プログラ
ム(これは指令コード「M103」に基いて実行され
る)とに分割されている。そして、これらの単位プログ
ラムは、各指令コードに基いて個別に実行可能である。
各単位プログラムについて述べる。
【0045】「ポット下降動作」プログラムは、自動運
転においてはNCプログラム中に「M101」なる指令
コードが存在すると、また、マニュアルデータインプッ
ト運転(以下MDI運転という)においては「M10
1」なる指令コードが入力されると、それぞれ実行され
るものであり、図8に示すように、前記制御装置13
は、まず、ポット下降出力信号をオンしてエアシリンダ
36を一方向へ動作させ(ステップP1)、次いで、ポ
ット下降センサ37aからの入力信号がオンであるか否
かを判断し(ステップP2)、そして、オンとなったこ
とを判断すると、ポット下降出力信号をオフしてエアシ
リンダ36の動作を停止させる(ステップP3)。
【0046】「アーム旋回動作」プログラムは、自動運
転においてはNCプログラム中に「M102」なる指令
コードが存在すると、またMDI運転においては「M1
02」なる指令コードが入力されると、それぞれ実行さ
れるものであり、図9に示すように、制御装置13は、
アーム旋回出力信号をオンして工具交換モータ44を駆
動し(ステップQ1)、次いで、アームセンサ45から
のアーム原点入力信号がオンになったか否かを判断し
(ステップQ2)、そして、これがオンとなれば、アー
ム旋回出力信号をオフして工具交換モータ44を駆動を
停止する(ステップQ3)。
【0047】「ポット上昇動作」プログラムは、自動運
転においてはNCプログラム中に「M103」なる指令
コードが存在すると、またMDI運転においては「M1
03」なる指令コードが入力されると、それぞれ実行さ
れるものであり、図10に示すように、制御装置13
は、まず、ポット上昇出力信号をオンしてエアシリンダ
36を上述とは逆方向へ動作させ(ステップR1)、次
いで、ポット上昇センサ37aからの入力信号がオンで
あるか否かを判断し(ステップR2)、そして、オンと
なったことを判断すると、ポット上昇出力信号をオフし
てエアシリンダ36の動作を停止させる(ステップR
3)。
【0048】工具割出用プログラムは、自動運転におい
てはNCプログラム中に「T××」なる指令コードが存
在すると、またMDI運転においては「T××」なる指
令コードが入力されると、それぞれ実行されるものであ
り、図11に示すように、工具番号・ポット番号データ
テーブルから、指定された工具24の固有工具番号「×
×」に対応するポット番号の工具ポット31を検索し
(ステップT1)、マガジンモータ出力信号をオンして
工具ポット31を順次移動させ(ステップT2)、ポッ
ト識別センサ35からの入力センサに基いて該当工具ポ
ット31が工具交換部30dに至ったことが判別される
と(ステップT3)、マガジンモータ出力信号をオフし
て工具ポット31の移動を停止して工具交換部30aに
至らせてここに留める(ステップT4)。
【0049】また、制御装置13は、アーム旋回速度を
設定するための指令コードが記憶されており、この場
合、「M203」、「M204」といったアーム速度指
令コードが記憶されている。また、制御装置13は工具
交換モータ44の回転速度として、「通常速度」制御モ
ードと「低速度」制御モードとを記憶しており、制御装
置13は、自動運転においてはNCプログラム中に「M
203」なる指令コードが存在すると、またMDI運転
においては「M203」なる指令コードが入力される
と、、図12に示すように、アーム旋回速度「通常速
度」モードを選択するプログラムを実行し、また、同様
に「M204」なる指令モードの場合には、図13に示
すようにアーム旋回速度「低速度」モードを選択するプ
ログラムを実行する。
【0050】さて、図14には、NCプログラムの一例
を示している。この場合、ワークに対して、センタ穴加
工、ドリル加工、タップ加工を行なうものであり、主軸
23には工具24のうち工具K1(センタドリル)が装
着されているものとする。この図14のNCプログラム
と、図18の従来のNCプログラムとを比較して、本実
施例のNCプログラムの特徴的な部分について述べる。
すなわち、第2行目にある「M101」なる指令コード
は、前述した図8から分かるように「ポット下降動作」
プログラム実行のための指令コードであり、この「ポッ
ト下降動作」は主軸側の動作と並行して実行可能であ
る。すなわち、この「ポット下降動作」は、図15
(b)に示すように、センタ穴が加工されているときに
並行して実行される。従って、次の工具交換時にはこの
「ポット下降動作」を省略でき(「M102」、「M1
03」のみで良い)、もってその分時間短縮が図られ
る。ちなみに、従来では、「M101」、「M10
2」、「M103」に相当する「M06」が一義的に実
行されていた。
【0051】また、第8行目の「M203」なる指令モ
ードでは、図12のプログラムが実行されるもので、従
って、次の「M102」の指令モードに基くアーム旋回
動作(図9)において工具交換モータ44が「通常速
度」で回転駆動され、旋回速度が短縮され、その実行時
間を短くできる。この場合、センタドリル(工具K1)
及びドリル(工具K2)は標準工具であるから「通常速
度」でアーム旋回しても差し支えがない。
【0052】また、第18行目の「工具交換」において
は、主軸23に大径工具であるタップ(工具K3)を装
着するものであるから、これに先立つ第17行目で「M
204」なる指令コード(アーム旋回速度として「低速
度」を設定)がプログラミングされている。
【0053】また第21行目においても、「M101」
なる指令コード(「ポット下降動作」)は、第23行目
の「タップ加工」及び第28行目の「工具交換」に先立
ってプログラミングされており、従って、「ポット下降
動作」はタップ加工が実行されているときに並行して実
行される。従って、次の工具交換時にはこの「ポット下
降動作」を省略でき、もってその分時間短縮が図られ
る。
【0054】次に図16は本発明の第2の実施例を示し
ており、この第2の実施例においては、工具割出用プロ
グラムに指令コード「M201」が付加されているよう
になっている。すなわち、制御装置13は、入力コード
としてポット下降動作実行指令コード「M201」が用
意されていると共にキャンセルコード「M202」が用
意されており、これらのコードをNCプログラムに組み
入れることが可能なように構成されている。すなわち工
具割出用プログラムは、第1の実施例の場合と同様に、
自動運転においてはNCプログラム中に「T××」なる
指令コードが存在すると実行されるものである。
【0055】すなわち、この工具割出用プログラムは、
図16に示すように、工具番号・ポット番号データテー
ブルから、指定された工具24の固有工具番号「××」
に対応するポット番号の工具ポット31を検索し(ステ
ップV1)、マガジンモータ出力信号をオンして工具ポ
ット31を順次移動させ(ステップV2)、ポット識別
センサ35からの入力センサに基いて該当工具ポット3
1が工具交換部30dに至ったことが判別されると(ス
テップV3)、マガジンモータ出力信号をオフして工具
ポット31の移動を停止して工具交換部30aに留める
(ステップV4)。この後、指令コード「M201」が
NCプログラム中に設定されているか否かを判断し(ス
テップV5)、設定されていれば、図8に示したポット
下降動作と同じ制御内容でポット下降動作を行なう(ス
テップV6、V7、V8)。この指令コード「M20
1」は、NCプログラムにキャンセルコード「M20
2」が設定されているときには、それ以後、キャンセル
されるようになっている。すなわち、この後の工具割出
用プログラム(図16)の実行時においてステップV5
の判断を一義的に「NO」と判断するようになってい
る。つまり、上記指令コード「M201」及び「M20
2」は工具割出用プログラムに付加されて用いられるも
のである。
【0056】そして図17には、この第2の実施例にお
けるNCプログラムの一例を示している。このNCプロ
グラムの特徴的なところについて述べる。第1行目には
ポット下降動作実行指令コード「M201」がプログラ
ミングされている。このポット下降動作実行指令コード
「M201」は、第2行目の指令コード「T02」に基
く工具割出用プログラム実行時に図16に示したように
用いられる。この場合まず、ステップV1〜V4が実行
され、そして、「M201」が指定されているので、ス
テップV5の「YES」に従って、ステップV6〜V8
が実行され、ポット下降動作がセンタ穴加工と並行して
実行される。これによって第1の実施例の場合と同様に
時間の短縮が図られる。
【0057】第8行目においてはキャンセルコード「M
202」がプログラミングされている。このキャンセル
コード「M202」は第1行目のポット下降動作実行指
令コード「M201」をキャンセルするものであり、第
12行目の「T03」に基く図16の工具割出用プログ
ラム実行時にステップV5が「NO」と判断されてステ
ップV6〜V8が実行されないようになる。つまり、ポ
ット下降動作は実行されない。この趣旨は、次の工具交
換(第20行目のコード「M102」に基く工具交換が
大径工具(タップ)であることから、ポット下降を予め
行なうことはしない方が好ましいためである。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、ポット下降動作プログラムと、アーム旋回動作プ
ログラムと、ポット上昇動作プログラムとが個別に実行
可能であり、特に、交換する工具が標準工具であるとき
に、ワーク加工中に並行してポット下降動作プログラム
を予め実行させておくことが可能で、このようにすれ
ば、工具交換に際して直ちにアーム旋回動作プログラム
及びポット上昇動作プログラムの実行に移行でき、もっ
て、工具交換についての時間短縮が図れる。請求項
発明によれば、工具割出用プログラムに、ポット下降動
作を実行させるためのポット下降動作実行指令コードを
付加することで、工具割出用プログラムが実行されると
きに、ポット下降動作プログラムによるポット下降動作
を実行させることが可能で、工具マガジン内の工具を工
具交換位置へ至らせるときに合わせてポット下降動作も
行なうことができ、次の工具交換の際の制御時間短縮に
寄与できる。また、ポット下降動作実行指令コードはキ
ャンセル指令コードによりキャンセルされるから、工具
マガジン内の工具を工具交換位置へ至らせるだけの制御
(ポット下降動作実行無し)も可能となり、大径工具及
び標準工具に合わせてポット下降動作を行なうことが可
能となる。
【0059】請求項の発明によれば、アーム旋回動作
プログラムに、工具交換アームの旋回速度を複数段階で
設定するためのアーム速度指令コードを付加することに
より、アーム旋回動作プログラムで実行するアーム旋回
動作が「低速度」や「標準速度」で行なわれ、特に工具
に応じてその旋回速度を選択することにより、安定した
工具交換が可能であると共に、必要に応じて制御時間の
短縮に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す工具交換用プログ
ラムのフローチャート
【図2】スプラッシュカバーを示す正面図
【図3】マシニングセンタの外観を示す斜視図
【図4】工具マガジン部分の正面図
【図5】(a)は工具交換装置の要部を示す縦断面図、
(b)は下面図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【図7】工具交換動作のタイミングチャート
【図8】ポット下降動作プログラムのフローチャート
【図9】アーム旋回動作プログラムのフローチャート
【図10】ポット上昇動作プログラムのフローチャート
【図11】工具割出用プログラムのフローチャート
【図12】アーム通常速度設定用プログラムのフローチ
ャート
【図13】アーム低速度設定用プログラムのフローチャ
ート
【図14】NCプログラムの一例を示す図
【図15】NCプログラムの実行タイミングチャート
【図16】本発明の第2の実施例に関わる工具割出用プ
ログラムのフローチャート
【図17】NCプログラムの一例を示す図
【図18】従来例に関わるNCプログラムの一例を示す
【図19】工具交換用プログラムのフローチャート
【図20】概略正面図
【符号の説明】
13は制御装置、17はマシニングセンタ(数値制御装
置)、22は下降ヘッド、23は主軸(加工軸)、24
は工具、25は主軸モータ、29は工具交換装置(工具
交換手段)、30は工具マガジン、30dは工具交換部
(工具交換位置)、31は工具ポット、39は工具交換
アーム、40はフィンガ、44は工具交換モータを示
す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具マガジン内の工具を工具交換位置へ
    至らせるための工具割出用プログラムや、工具マガジン
    内の工具と加工軸の工具との交換を行なわせるための工
    具交換用プログラムを記憶すると共に、この記憶された
    プログラムに従って工具割出動作や工具交換動作を制御
    する制御装置を備えた数値制御装置において、 前記制御装置は、前記工具交換用プログラムに、それぞ
    れ異なる指令コードに基づいて実行されるところの、ポ
    ット下降動作を行なわせるポット下降動作プログラム、
    工具交換アームを旋回させるアーム旋回動作プログラ
    ム、ポット上昇動作を行なわせるポット上昇動作プログ
    ラムを含み、且つ、前記各指令コードに応じて当該指令
    コードに対応するプログラムを 個別に実行可能としたこ
    とを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 工具割出用プログラムには、ポット下降
    動作を実行させるためのポット下降動作実行指令コード
    が付加され、このポット下降動作実行指令コードはキャ
    ンセル指令コードによりキャンセルされるようになって
    いることを特徴とする請求項1記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 アーム旋回動作プログラムには、工具交
    換アームの旋回速度を複数段階で設定するためのアーム
    速度指令コードが付加されるようになっていることを特
    徴とする請求項1記載の数値制御装置。
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