JPH0596433A - マシニングセンタにおける手動工具交換方法 - Google Patents

マシニングセンタにおける手動工具交換方法

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JPH0596433A
JPH0596433A JP28225991A JP28225991A JPH0596433A JP H0596433 A JPH0596433 A JP H0596433A JP 28225991 A JP28225991 A JP 28225991A JP 28225991 A JP28225991 A JP 28225991A JP H0596433 A JPH0596433 A JP H0596433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
spindle
manual
exchange
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP28225991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitano
博之 北野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP28225991A priority Critical patent/JPH0596433A/ja
Publication of JPH0596433A publication Critical patent/JPH0596433A/ja
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正面からの手動工具交換を容易に行えるよう
にする。 【構成】 NC装置22のプログラマブルコントローラ
部に、シーケンス制御手段である手動交換サイクル実行
手段24を準備しておく。この手段24を実行キー32
のオン動作で起動させることにより、工具マガジン6の
工具を主軸5に割出し、主軸5を正面の工具交換扉19
まで軸移動させる。この工具交換扉19の位置で、主軸
5の工具Tを手動で交換する。交換の後、終了キー33
をオン操作することにより、主軸5を原点位置に復帰さ
せ、工具交換扉19を閉じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工具マガジンの任意
の工具を機外の工具と手動で交換するマシニングセンタ
における手動工具交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横型のマシニングセンタにおい
て、図6に示すように主軸51を昇降可能に設置したコ
ラム52を、X,Z方向に軸移動可能に設け、コラム5
1に工具マガジン53を搭載した形式のものがある。マ
シニングセンタの全体は機体カバー54で覆い、その内
部を内部カバー55により段取り空間56と加工空間5
7とに仕切ってある。機体カバー54は側面扉58を有
し、内部カバー55にワークおよび治具(図示せず)が
出入りする前面内扉59が設けられている。
【0003】このようなマシニングセンタにおいて、工
具マガジン53の工具を機外の工具と交換する場合は、
希望の工具を主軸51に割出した後、主軸51を図示の
原点位置に停止させた状態で、側面扉58から作業者の
手作業で交換していた。側面扉58から原点位置の主軸
51までの距離Xaは、例えば1m程度であり、前記の
手動交換が容易に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数台のマシ
ニングセンタを互いに近接して横並びに配列した場合
は、隣のマシニングセンタが邪魔となって、側面扉58
から工具交換を行うことができない。そのため、正面か
ら工具交換を行う必要があるが、正面の作業者60から
原点位置の主軸51までの距離Zaは、例えば2m程度
と遠いため、作業者60の手が届かず、工具交換を行う
ことができない。
【0005】このため、手動モードで主軸51の軸移動
を行う必要があるが、手動モードの場合、通常は作業者
60の安全のために各種のインタロック手段が施されて
いる。そのため、インタロックにかからない手順で動作
するように、何度もスイッチ操作を行う必要があり、工
具交換に時間がかかる。
【0006】この発明の目的は、正面からの手動工具交
換を容易に行えるマシニングセンタにおける手動工具交
換方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この手動工具交換方法
は、工具マガジン(6)の工具を主軸(5)に割出し、
主軸(5)を機体カバー(10)の正面に設けられた工
具交換扉(19)まで軸移動させるシーケンス制御手段
(24)を予め準備しておく。この手段(24)をスイ
ッチ(32)の操作で実行させ、工具交換扉(19)に
移動した主軸(5)の工具(T)を手動で他の工具と交
換する。
【0008】
【作用】主軸(5)を工具交換扉(19)まで軸移動さ
せる動作を、1回のスイッチ操作で自動的に行わせるの
で、軸移動の操作に手間がかからず、正面の工具交換扉
(19)からの工具交換が迅速に行える。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。まず、この手動工具交換方法を適用する
マシニングセンタの構成を説明する。図2において、ベ
ッド1に設けたレール2上に、スライドベース3が前後
移動可能に設置され、スライドベース3に設けたレール
7上に、コラム4が左右移動可能に搭載されている。コ
ラム4は、主軸5を回転駆動する主軸頭5aを昇降可能
に設置したものであり、主軸5に工具Tが交換自在に装
着される。コラム4の前面上端に、多数の工具Tを保持
した工具マガジン6が設けられている。
【0010】ベッド1の前部には、治具8を載せて回転
可能な回転テーブル9が設けてあり、治具8は段取り側
と加工側との2個のワークWを装着可能に形成されてい
る。コラム4および回転テーブル9は機体カバー10で
覆ってあり、その外部に操作盤12がアーム13を介し
て設置されている。
【0011】機体カバー10は、その正面に正面扉11
を設けると共に、内部を段取り空間15と加工空間16
とに前後に仕切る内部カバー14が、治具8の中央に設
けられている。内部カバー14には、工具交換窓17が
設けられ、この窓17に開閉駆動装置18(図1)で開
閉される工具交換扉19が設けてある。
【0012】工具交換窓17は、内部カバー14に形成
された治具挿入窓20(図3)の上縁に続いて切欠状に
形成したものであり、治具挿入窓20内には図2の治具
8が遊嵌される。図1に示すように、機体カバー10の
側面には側面扉21が設けてある。
【0013】制御系を説明する。NC装置22はマシニ
ングセンタの全体を制御する手段であり、NC機能部と
プログラマブルコントローラ部とで構成される。そのプ
ログラマブルコントローラ部の一部の機能手段として、
手動交換サイクル準備手段23と手動交換サイクル実行
手段24とが設けられている。
【0014】手動交換サイクル準備手段23は、操作盤
12の表示・入力手段30に手動交換操作の案内用の画
面を表示させる手動交換画面呼出手段25と、工具マガ
ジン6の交換希望の工具番号を設定する記憶領域からな
る選択工具番号設定手段26とを備えている。
【0015】手動交換サイクル実行手段24は、各々図
4(A),(B)に概略動作を示すシーケンス制御のマ
クロプログラムからなる交換実行手段27および交換終
了手段28を備えている。
【0016】操作盤12は、マシニングセンタの制御に
必要な各種の操作手段を設けたものであり、その一部
に、制御モードを手動ジョグモードに切り換える手動モ
ードスイッチ29と、CRT画面にタッチパネル(MD
Iパネル)を備えた表示・入力手段30とが設けられて
いる。
【0017】現在値データ記憶手段34は、プログラマ
ブルコントローラ部において、自動運転に必要な各種の
現在値データを記憶する記憶領域であり、主軸工具番号
の現在値や、工具マガジン6におけるマガジンポット番
号の現在値の記憶領域が設けられている。
【0018】上記構成による手動工具交換方法を説明す
る。まず、手動モードスイッチ29により運転モードを
手動ジョグモードに切り換える。この切換えに応答し
て、あるいはこの後に適宜の画面選択操作を行うことに
より、表示・入力手段30のCRT画面に、図5に画面
例を示すような手動交換操作の運転ガイドが表示され
る。表示される内容は、主軸工具番号の現在値と、マガ
ジンポット番号の現在値と、選択工具番号の現在値であ
り、さらにソフトウェアキーとなる数値入力キー31,
実行キー32,および終了キー33が表示される。
【0019】この画面で、数値入力キー31により、選
択する工具番号をキー入力し、インプットキー(図示せ
ず)をオンする。この操作により、選択工具番号設定手
段26の設定値が新しく書換えられる。
【0020】次に、画面上の実行キー32をオンするこ
とにより、NC装置22が手動交換サイクル実行手段2
4によって自動的に自動モードに切換えられ、交換実行
手段27である図4(A)のマクロプログラムが呼び出
される。自動起動の禁止状態でなければ、同図のプログ
ラムが自動起動し、手動工具交換サイクルが実行され
る。
【0021】すなわち、選択工具番号設定手段26の選
択工具番号を読み取り(S1)、主軸5を工具マガジン
6に対する交換位置に軸移動させ(S2)、工具マガジ
ン6における選択工具番号の工具を主軸5に割り出す
(S3)。割出しの完了後に、現在値データ記憶手段3
4の主軸工具番号およびマガジンポット番号の現在値も
書き換わる(S4)。
【0022】この後、工具交換扉19が開かれ(S
5)、主軸5がX,Y,Zの各軸方向に移動して図2に
鎖線で示すように工具交換扉19の位置に来る(S
6)。
【0023】ここで、手動で主軸5の工具Tを希望の工
具と交換し、表示・入力手段30のCRT画面における
終了キー33をオンする。このオン動作に応答して、図
4(B)の交換終了のマクロプログラムが呼び出され、
自動起動される。すなわち、主軸5が原点位置に軸移動
した後(R1)、工具交換扉19が閉じられる(R
2)。
【0024】なお、終了キー33をオンする代わりに、
連続して実行キー32をオンした場合は、図4(B)の
軸移動(R1)の後、工具交換扉19を開いたままで、
図4(A)の各動作が繰り返し実行される。
【0025】この手動工具交換方法によると、このよう
に内部カバー14の工具交換扉19まで主軸5を軸移動
させて工具交換するので、正面から作業者による工具交
換を容易に行うことができ、そのため複数台のマシニン
グセンタが隣接して設置されていて側面扉21からの工
具交換ができない場合にも、工具交換を行うことができ
る。しかも、実行キー32のオン操作だけで、主軸5の
工具交換扉19への3軸(X,Y,Z軸)方向の軸移動
が行われるので、主軸5の移動操作が容易である。
【0026】
【発明の効果】この発明の手動工具交換方法は、工具マ
ガジンの工具を主軸に割出す過程と、主軸を工具交換扉
まで軸移動させる過程とを、予め設定したシーケンス制
御手段により、一度のスイッチ操作で行わせるようにし
たため、軸移動の操作に手間がかからず、正面の工具交
換扉からの手動工具交換を簡単かつ迅速に行えるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の手動工具交換方法を適用
するマシニングセンタの概略平面図と制御系の機能ブロ
ック図とを示す説明図である。
【図2】そのマシニングセンタの破断側面図である。
【図3】同マシニングセンタの正面図である。
【図4】同じくその手動交換サイクル実行手段の制御動
作の流れ図である。
【図5】同じくその手動工具交換操作の案内画面例の説
明図である。
【図6】従来例の破断平面図である。
【符号の説明】
4…コラム、5…主軸、6…工具マガジン、10…機体
カバー、11…正面扉、12…操作盤、14…内部カバ
ー、19…工具交換扉、21…側面扉、22…NC装
置、24…手動交換サイクル実行手段(シーケンス制御
手段)、26…選択工具番号設定手段、T…工具、W…
ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具マガジンの工具を主軸に割出すと共
    に前記主軸を機体カバーの正面の工具交換扉まで軸移動
    させるシーケンス制御手段を準備し、この手段をスイッ
    チ操作で実行させ、前記工具交換扉に移動した主軸の工
    具を、手動で他の工具と交換するマシニングセンタにお
    ける手動工具交換方法。
JP28225991A 1991-10-01 1991-10-01 マシニングセンタにおける手動工具交換方法 Pending JPH0596433A (ja)

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JP28225991A JPH0596433A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 マシニングセンタにおける手動工具交換方法

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JP28225991A Pending JPH0596433A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 マシニングセンタにおける手動工具交換方法

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