JPH06266245A - 電子写真複写装置 - Google Patents
電子写真複写装置Info
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- JPH06266245A JPH06266245A JP5054005A JP5400593A JPH06266245A JP H06266245 A JPH06266245 A JP H06266245A JP 5054005 A JP5054005 A JP 5054005A JP 5400593 A JP5400593 A JP 5400593A JP H06266245 A JPH06266245 A JP H06266245A
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- Japan
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- transfer
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- memory
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高湿高温状態での電子写真複写装置が、転写
抜けや転写はじき等の障害を起こすことなく紙厚や紙質
にそれ程制約されることなく転写電流を的確に補正して
常に、高画質の複写が得られるようにする。 【構成】 湿度検出手段からの出力値変化の履歴記憶手
段と転写紙カセット内における該転写紙の放置時間の測
定記憶手段を有し、該記憶値と該カセットにスタックし
積まれている転写紙の通紙枚数及び通紙順位と該転写紙
の斤量,材質等のパラメータ情報の少くとも1つとを各
転写紙毎に記憶するメモリーを有し、該メモリーにより
帯電器のコロナ放電出力が最適値を追随するようにプロ
グラムされたことを特徴とする電子写真複写装置。
抜けや転写はじき等の障害を起こすことなく紙厚や紙質
にそれ程制約されることなく転写電流を的確に補正して
常に、高画質の複写が得られるようにする。 【構成】 湿度検出手段からの出力値変化の履歴記憶手
段と転写紙カセット内における該転写紙の放置時間の測
定記憶手段を有し、該記憶値と該カセットにスタックし
積まれている転写紙の通紙枚数及び通紙順位と該転写紙
の斤量,材質等のパラメータ情報の少くとも1つとを各
転写紙毎に記憶するメモリーを有し、該メモリーにより
帯電器のコロナ放電出力が最適値を追随するようにプロ
グラムされたことを特徴とする電子写真複写装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子写真複写装置の帯
電器特に転写極の出力制御の改良に関する。
電器特に転写極の出力制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の複写機はプラテンガラ
ス上に載置された原稿に読取り部の発光ランプの光を照
射し、その反射光により高圧帯電されている感光体(O
PC(有機物感光体)など)ドラムまたはベルト上に静電
潜像を形成、さらに該静電潜像を現像部でトナー画像が
顕れるように現像し、転写分離部で該トナー画像を該感
光体と同期して進入して来る転写紙上に転写し、該転写
紙を該感光体面から分離して定着部へ搬送し熱溶着によ
りトナー像を転写紙上に定着固定して回収するようにし
てある。
ス上に載置された原稿に読取り部の発光ランプの光を照
射し、その反射光により高圧帯電されている感光体(O
PC(有機物感光体)など)ドラムまたはベルト上に静電
潜像を形成、さらに該静電潜像を現像部でトナー画像が
顕れるように現像し、転写分離部で該トナー画像を該感
光体と同期して進入して来る転写紙上に転写し、該転写
紙を該感光体面から分離して定着部へ搬送し熱溶着によ
りトナー像を転写紙上に定着固定して回収するようにし
てある。
【0003】しかし、複写装置の設置場所が高湿の状態
のところにあっては、転写紙が吸湿によりその抵抗値を
変化するため、転写極に定常の高圧電流を与えてもそれ
によって発生するトナーにある電荷と極性の違う電荷が
転写紙上に残らず、転写紙を伝わってアースされてリー
クしてしまい、トナー像の転写が正常に行なわれなく転
写抜けになり感光体上のトナー像は空しくクリーナー部
に行ってかき消されてしまうか、或は、その補正のため
の高圧電流を強くすると転写極から出た高圧電流により
発生する電荷が含水率が高くなって電気抵抗の低くなっ
た転写紙上でふらつき出し、従って感光体上のトナー像
が、崩れてぼけた状態になって転写紙上に転写してしま
う転写はじきの現象を生ずる。
のところにあっては、転写紙が吸湿によりその抵抗値を
変化するため、転写極に定常の高圧電流を与えてもそれ
によって発生するトナーにある電荷と極性の違う電荷が
転写紙上に残らず、転写紙を伝わってアースされてリー
クしてしまい、トナー像の転写が正常に行なわれなく転
写抜けになり感光体上のトナー像は空しくクリーナー部
に行ってかき消されてしまうか、或は、その補正のため
の高圧電流を強くすると転写極から出た高圧電流により
発生する電荷が含水率が高くなって電気抵抗の低くなっ
た転写紙上でふらつき出し、従って感光体上のトナー像
が、崩れてぼけた状態になって転写紙上に転写してしま
う転写はじきの現象を生ずる。
【0004】このような現象を防止除去しようとして特
公昭53-57042号では転写紙の含水率を複写機の中で測定
してそれを転写極電源にフィードバックする方法が提案
され、特公昭55-28081号では転写紙の抵抗値を測定し、
フィードバックして転写条件を変える提案がなされ、特
公昭58-152267号では高湿状態を判断して帯電極の高圧
電流を制御する手段が提案されている。
公昭53-57042号では転写紙の含水率を複写機の中で測定
してそれを転写極電源にフィードバックする方法が提案
され、特公昭55-28081号では転写紙の抵抗値を測定し、
フィードバックして転写条件を変える提案がなされ、特
公昭58-152267号では高湿状態を判断して帯電極の高圧
電流を制御する手段が提案されている。
【0005】そして更に、特開昭53-115233号では、光
量、帯電量、温湿度及び枚数検出を行い、感光体の感度
補正を行うようにしているものであり、また、特開平3-
10274号ではファージー関数を利用し、種々のセンサー
情報を分離制御にフィードバックするものであり、特開
平3-10275号においてはファージー推論によりウォーム
アップ中に回転する定着ローラの回転数を変える制御を
行っている。
量、帯電量、温湿度及び枚数検出を行い、感光体の感度
補正を行うようにしているものであり、また、特開平3-
10274号ではファージー関数を利用し、種々のセンサー
情報を分離制御にフィードバックするものであり、特開
平3-10275号においてはファージー推論によりウォーム
アップ中に回転する定着ローラの回転数を変える制御を
行っている。
【0006】このように、電子写真複写装置では画質保
持のための各種制御を行っているがいろいろな物理量が
補正され補正計算が複雑になり、転写紙に適用させよう
とすると、1枚ずつ測定して、条件を複雑にし制御がむ
ずかしく不安定になっている。しかしながらこのような
困難さや不安定さはさておいても一方において、このよ
うな情報のフィードバックを転写電流値に対して行う発
想のものが従来技術には見られない。
持のための各種制御を行っているがいろいろな物理量が
補正され補正計算が複雑になり、転写紙に適用させよう
とすると、1枚ずつ測定して、条件を複雑にし制御がむ
ずかしく不安定になっている。しかしながらこのような
困難さや不安定さはさておいても一方において、このよ
うな情報のフィードバックを転写電流値に対して行う発
想のものが従来技術には見られない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、転写紙
の抵抗値を一枚ずつ測定することは機構が大がかりにな
り、その上、転写紙のジャムが発生して好ましくない。
また同様に含水率を一枚ずつ測定することも好ましくな
い。
の抵抗値を一枚ずつ測定することは機構が大がかりにな
り、その上、転写紙のジャムが発生して好ましくない。
また同様に含水率を一枚ずつ測定することも好ましくな
い。
【0008】また、湿度を測定して分離電流にフィード
バックするものもあるが、湿度を測定した後、一律的に
この湿度ならこの分離電流といった具合に定められてい
て、紙のスタック位置に関して注意が払われておらず、
連続20枚以上高湿で通紙すると電流過多で前述のように
画質上転写はじきという問題の現象を起こしてしまう。
バックするものもあるが、湿度を測定した後、一律的に
この湿度ならこの分離電流といった具合に定められてい
て、紙のスタック位置に関して注意が払われておらず、
連続20枚以上高湿で通紙すると電流過多で前述のように
画質上転写はじきという問題の現象を起こしてしまう。
【0009】また、転写紙は定常の厚さと材質をもつも
のの他に厚手のもの、材質の異なるものに対する画質安
定制御も具備されていることが望ましい。
のの他に厚手のもの、材質の異なるものに対する画質安
定制御も具備されていることが望ましい。
【0010】本発明はこのような問題点を解決して高湿
状態においても転写抜けや転写はじきを起こすことな
く、しかも装置を大型化することなく測定のために転写
紙のジャムを起こしたりすることのない転写等帯電制御
手段をもった電子写真複写装置を提供することを課題目
的にする。
状態においても転写抜けや転写はじきを起こすことな
く、しかも装置を大型化することなく測定のために転写
紙のジャムを起こしたりすることのない転写等帯電制御
手段をもった電子写真複写装置を提供することを課題目
的にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
によって解決される。
によって解決される。
【0012】湿度検出手段からの出力値変化の履歴記憶
手段と転写紙カセット内における該転写紙の放置時間の
測定記憶手段を有し、該記憶値と該カセットにスタック
され積まれている転写紙の通紙枚数及び通紙順位と該転
写紙の斤量,材質等のパラメータ情報の少くとも1つと
を各転写紙毎に記憶するメモリを有し該メモリーにより
帯電器のコロナ放電出力が最適値を追随するようにプロ
グラムされたことを特徴とする電子写真複写装置。
手段と転写紙カセット内における該転写紙の放置時間の
測定記憶手段を有し、該記憶値と該カセットにスタック
され積まれている転写紙の通紙枚数及び通紙順位と該転
写紙の斤量,材質等のパラメータ情報の少くとも1つと
を各転写紙毎に記憶するメモリを有し該メモリーにより
帯電器のコロナ放電出力が最適値を追随するようにプロ
グラムされたことを特徴とする電子写真複写装置。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1の全体構成図、図2の
制御回路図及び図3の指令値と感光体に対する転写電流
の関係線図を用いて説明する。
制御回路図及び図3の指令値と感光体に対する転写電流
の関係線図を用いて説明する。
【0014】帯電された感光体ドラム60上に露光ビーム
120で露光された潜像は現像装置40の現像ローラ41でま
ず現像されて、トナー画像を形成し、転写位置及び分離
位置にある転写極51、分離電極52によりコロナ放電を発
生させ、毎葉給紙を行なう給紙装置10から転写位置に給
紙されて来る転写紙14上に転写され、定着装置80へ運ば
れて行く。
120で露光された潜像は現像装置40の現像ローラ41でま
ず現像されて、トナー画像を形成し、転写位置及び分離
位置にある転写極51、分離電極52によりコロナ放電を発
生させ、毎葉給紙を行なう給紙装置10から転写位置に給
紙されて来る転写紙14上に転写され、定着装置80へ運ば
れて行く。
【0015】転写紙14の搬送速度と感光体ドラム60の周
速は同速であり、転写紙14と感光体ドラム60は相対的な
ずれを生ずることなく正確なトナー像の転写が行なわれ
る。
速は同速であり、転写紙14と感光体ドラム60は相対的な
ずれを生ずることなく正確なトナー像の転写が行なわれ
る。
【0016】給紙装置10の種々の大きさの転写紙を収容
した各カセット13A,13B,13C内には転写紙14が集積
装填されており、集積された転写紙14は押し上げ板11の
押し上げ作用によって送り出しローラ12A,12B,12C
に接触し、該ローラによって上面の1枚が送り出され、
対をなす搬送ローラ21,22、及び対をなす最終段搬送ロ
ーラ23,24によって搬送され、更に直線部の搬送ガイド
を経て感光体ドラム60に近接して設けた搬送ガイド部材
128の端部に達し感光体ドラム60と同期し、前述のよう
に像転写を受けるようにしてある。
した各カセット13A,13B,13C内には転写紙14が集積
装填されており、集積された転写紙14は押し上げ板11の
押し上げ作用によって送り出しローラ12A,12B,12C
に接触し、該ローラによって上面の1枚が送り出され、
対をなす搬送ローラ21,22、及び対をなす最終段搬送ロ
ーラ23,24によって搬送され、更に直線部の搬送ガイド
を経て感光体ドラム60に近接して設けた搬送ガイド部材
128の端部に達し感光体ドラム60と同期し、前述のよう
に像転写を受けるようにしてある。
【0017】像転写を受けた該転写紙14は更に熱定着さ
せるための定着器80の方向へ搬送され定着されてトレー
90上に回収される。
せるための定着器80の方向へ搬送され定着されてトレー
90上に回収される。
【0018】さて、このような電子写真複写装置が、高
温高湿の地域において空調があまり行き届かないところ
に置かれた場合(例えば、33℃,85%RH)にはこのま
まだと転写紙の含水率が変化しそれに伴い抵抗値も変わ
ってきて、転写障害が起こり、それをラフに補正したり
すると転写抜けや転写はじきのような画像品質を低下さ
せる現象が表れる。そして転写紙は定常の厚さ、定常の
紙質の他に特殊なものとして厚さの異なるもの材質の異
なるものが使われることがありこの場合には当然上記含
水率や抵抗値の変化も異なった動きをする。本発明は、
どのような厚さのもの、どのような紙質の転写紙に対し
てもこのような画質低下の起こらない安定した高品質画
像が常に維持できるように転写電流の制御をするように
した。
温高湿の地域において空調があまり行き届かないところ
に置かれた場合(例えば、33℃,85%RH)にはこのま
まだと転写紙の含水率が変化しそれに伴い抵抗値も変わ
ってきて、転写障害が起こり、それをラフに補正したり
すると転写抜けや転写はじきのような画像品質を低下さ
せる現象が表れる。そして転写紙は定常の厚さ、定常の
紙質の他に特殊なものとして厚さの異なるもの材質の異
なるものが使われることがありこの場合には当然上記含
水率や抵抗値の変化も異なった動きをする。本発明は、
どのような厚さのもの、どのような紙質の転写紙に対し
てもこのような画質低下の起こらない安定した高品質画
像が常に維持できるように転写電流の制御をするように
した。
【0019】次に本発明に用いた制御手段について定常
の厚さと紙質の転写紙を用いた場合について先ず述べ
る。
の厚さと紙質の転写紙を用いた場合について先ず述べ
る。
【0020】複写装置の給紙装置10の近くに湿度センサ
ーを設けて、該センサーからの出力値変化の履歴がCP
Uの演算手段の中に記憶され、転写紙カセット13A,13
B,13Cにスタックされている各転写紙のスタック時間
(放置時間)のタイマーによる測定値や転写紙14が各カ
セット13A,13B,13Cに積まれてスタックされている
転写紙の通紙枚数及び通紙順位も該CPUの演算手段の
中に記憶され、転写電流値テーブルとつき合わせ最適指
令値が指令値比較手段を通してD/A変換器154に伝達
されその変換値は高圧電源155に入力されて転写極51や
分離極52の印加、電流値が最適値になるようにしてあ
る。
ーを設けて、該センサーからの出力値変化の履歴がCP
Uの演算手段の中に記憶され、転写紙カセット13A,13
B,13Cにスタックされている各転写紙のスタック時間
(放置時間)のタイマーによる測定値や転写紙14が各カ
セット13A,13B,13Cに積まれてスタックされている
転写紙の通紙枚数及び通紙順位も該CPUの演算手段の
中に記憶され、転写電流値テーブルとつき合わせ最適指
令値が指令値比較手段を通してD/A変換器154に伝達
されその変換値は高圧電源155に入力されて転写極51や
分離極52の印加、電流値が最適値になるようにしてあ
る。
【0021】ここで前記指令値がどのようにテーブル化
されたかについて記述する。
されたかについて記述する。
【0022】湿度が高湿度に設定されその状態のもとで
吸湿が進むとき、カセット上に積まれた転写紙は、上か
ら順次1枚目から20枚目までのものがイニシャライズし
てから経時によって吸湿状態が進行していく経過を実験
データをもとにテーブル化され、それが表1に表すもの
に作られている。
吸湿が進むとき、カセット上に積まれた転写紙は、上か
ら順次1枚目から20枚目までのものがイニシャライズし
てから経時によって吸湿状態が進行していく経過を実験
データをもとにテーブル化され、それが表1に表すもの
に作られている。
【0023】
【表1】
【0024】この表では横方向にカセット上に積まれた
転写紙の順番が上方から20枚目までと20枚目以上が一律
にどうなっているかが記されている。そして縦方向には
初期(イニシャライズ)の状態から5分経過、10分経過
したときの状態の指令値及びその補正値が施され、更に
1copyした状態で、指令値のシフトの仕組み、180分以
上経過した場合の指令値とそのときの補正値、更に9co
pyした後の状況での指令値がどうシフトしているのか、
更に5分経ったときの状態の指令値とのその補正値が具
体的に記されてテーブル化されている。
転写紙の順番が上方から20枚目までと20枚目以上が一律
にどうなっているかが記されている。そして縦方向には
初期(イニシャライズ)の状態から5分経過、10分経過
したときの状態の指令値及びその補正値が施され、更に
1copyした状態で、指令値のシフトの仕組み、180分以
上経過した場合の指令値とそのときの補正値、更に9co
pyした後の状況での指令値がどうシフトしているのか、
更に5分経ったときの状態の指令値とのその補正値が具
体的に記されてテーブル化されている。
【0025】そして指令値は0と5と10になっており、
0では転写電流値を特に補正しないが5となるとほぼ10
μAとやや大きく補正するようになり、10となるとほぼ2
0μAとかなり目立った電流値補正になるものである。
0では転写電流値を特に補正しないが5となるとほぼ10
μAとやや大きく補正するようになり、10となるとほぼ2
0μAとかなり目立った電流値補正になるものである。
【0026】途中の補正段階では、上表のように高湿状
態での吸湿の場合は、2つのデータ(2行間)の大きい
側にシフトするが、放湿の場合、即ち高湿の状態から低
湿の状態に移行する場合にも同様の別テーブルが作ら
れ、その補正値は2つのデータの小さい側にシフトする
ようにしてある。
態での吸湿の場合は、2つのデータ(2行間)の大きい
側にシフトするが、放湿の場合、即ち高湿の状態から低
湿の状態に移行する場合にも同様の別テーブルが作ら
れ、その補正値は2つのデータの小さい側にシフトする
ようにしてある。
【0027】これにより実状と良く近似する状態が得ら
れている。ここで20枚目以上になると吸湿状態はそれ程
早く進まず、極めて変化はない状態になってしまうこと
を表している。しかし、転写紙の使用が進み下積みのも
のも20枚目以上に上昇してきて始めて吸湿の影響を受け
るようになる。テーブルとしては20枚までの転写紙の吸
湿挙動を管理できるようにしてあれば十分と言える。
れている。ここで20枚目以上になると吸湿状態はそれ程
早く進まず、極めて変化はない状態になってしまうこと
を表している。しかし、転写紙の使用が進み下積みのも
のも20枚目以上に上昇してきて始めて吸湿の影響を受け
るようになる。テーブルとしては20枚までの転写紙の吸
湿挙動を管理できるようにしてあれば十分と言える。
【0028】一方、転写紙の含水率8%以下の定常状態
とされているものと8%〜9%でやや含水率の高いもの
と、9%以上でかなり高く湿っているものとの3種類の
含水率ランクに対する適正な転写電流値及び指令値(L
SB値;リースト・シグニフィカント・ビット値)との
間の関係は表2のようになる。
とされているものと8%〜9%でやや含水率の高いもの
と、9%以上でかなり高く湿っているものとの3種類の
含水率ランクに対する適正な転写電流値及び指令値(L
SB値;リースト・シグニフィカント・ビット値)との
間の関係は表2のようになる。
【0029】
【表2】
【0030】図3の感光体に対する転写電流値と、指令
値(LSB値)との関係線図に示すように転写紙の含水
率が上がってきても転写電流値180μAから指令値を5,
10と変化させて補正をして転写電流値をそのときの転写
紙の含水率に対する最適電流値にすることが可能にな
る。
値(LSB値)との関係線図に示すように転写紙の含水
率が上がってきても転写電流値180μAから指令値を5,
10と変化させて補正をして転写電流値をそのときの転写
紙の含水率に対する最適電流値にすることが可能にな
る。
【0031】以上は使用する転写紙が定常の厚さで定常
の紙質(材質)のもので含水率やそれに伴う抵抗値が変
化する状況を実際に近いモデル化で表したものである。
これに対して特種な厚さと材質の転写紙に対しては指令
値を補正させる必要がある。
の紙質(材質)のもので含水率やそれに伴う抵抗値が変
化する状況を実際に近いモデル化で表したものである。
これに対して特種な厚さと材質の転写紙に対しては指令
値を補正させる必要がある。
【0032】即ち、含水率や抵抗値Rは紙厚tや材質c
の関数と考えられるので、 R=f(t,c) なる関係が成立し、定常紙と特種紙の各抵抗値をR1,
R2とすると、 R2/R1=f2(t2,c2)/f1(t1,c1) なる関係が生じるので指令値にこのR2/R1を乗じて指
令値補正が行えるようにした。
の関数と考えられるので、 R=f(t,c) なる関係が成立し、定常紙と特種紙の各抵抗値をR1,
R2とすると、 R2/R1=f2(t2,c2)/f1(t1,c1) なる関係が生じるので指令値にこのR2/R1を乗じて指
令値補正が行えるようにした。
【0033】このような転写紙の物性情報を図2の回路
図に示すようにCPUに記憶させておけば、定常、特殊
の区別なくそのインプットされた物性データに基いた抵
抗値と、転写電流値が定常転写紙のものに対して比較補
正されて高画質を安定してもたらす指令値の補正が行わ
れることになる。
図に示すようにCPUに記憶させておけば、定常、特殊
の区別なくそのインプットされた物性データに基いた抵
抗値と、転写電流値が定常転写紙のものに対して比較補
正されて高画質を安定してもたらす指令値の補正が行わ
れることになる。
【0034】したがって定常、特殊の転写紙にかかわら
ず指令値補正による自動補正もなされ常に最適の転写電
流値が得られる。
ず指令値補正による自動補正もなされ常に最適の転写電
流値が得られる。
【0035】
【発明の効果】本発明により高温高湿の地方での電子写
真複写装置の取り扱いの障害が除去され常に高画質の複
写が得られるようになった。即ち、高湿状態の中で積載
されている転写紙の含水率や抵抗値の変化状況を、定
常、特殊の転写紙の各厚さ、材質についての実験結果情
報に基づき、経時的なものと、通紙枚数の位置及び順序
とによって関係付けられた最適転写電流値に対応できる
ようにテーブル化すると共に、複写時において、湿度測
定データとその都度入力される各転写紙位置情報を該テ
ーブルにつき合わせて搭載されているCPUの演算手段
で演算し、転写紙の紙厚や紙質の変化にも追随し常に最
適な転写電流が誤りなく供給され転写抜けや転写はじき
のない高画質の複写が安定して得られるようになった。
真複写装置の取り扱いの障害が除去され常に高画質の複
写が得られるようになった。即ち、高湿状態の中で積載
されている転写紙の含水率や抵抗値の変化状況を、定
常、特殊の転写紙の各厚さ、材質についての実験結果情
報に基づき、経時的なものと、通紙枚数の位置及び順序
とによって関係付けられた最適転写電流値に対応できる
ようにテーブル化すると共に、複写時において、湿度測
定データとその都度入力される各転写紙位置情報を該テ
ーブルにつき合わせて搭載されているCPUの演算手段
で演算し、転写紙の紙厚や紙質の変化にも追随し常に最
適な転写電流が誤りなく供給され転写抜けや転写はじき
のない高画質の複写が安定して得られるようになった。
【図1】本発明の全体構成図。
【図2】本発明の制御回路図。
【図3】指令値と感光体に対する転写電流値の関係線
図。
図。
10 給紙装置 13A,13B,13C カセット 14 転写紙 60 感光体ドラム 51 転写極 155 高圧電源
Claims (1)
- 【請求項1】 湿度検出手段からの出力値変化の履歴記
憶手段と転写紙カセット内における該転写紙の放置時間
の測定記憶手段を有し、該記憶値と該カセットにスタッ
クされ積まれている転写紙の通紙枚数及び通紙順位と該
転写紙の斤量,材質等のパラメータ情報の少くとも1つ
とを各転写紙毎に記憶するメモリーを有し、該メモリー
により帯電器のコロナ放電出力が最適値を追随するよう
にプログラムされたことを特徴とする電子写真複写装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054005A JPH06266245A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 電子写真複写装置 |
US08/209,987 US5465135A (en) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | Charger control in an electrophotographic copying apparatus |
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JP5054005A JPH06266245A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 電子写真複写装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-03-15 JP JP5054005A patent/JPH06266245A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20120296602A1 (en) * | 2008-12-17 | 2012-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method of controlling the same |
US8918006B2 (en) * | 2008-12-17 | 2014-12-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus having object detection capability and power control and method of controlling the same |
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