JPH06265241A - 冷媒回収装置 - Google Patents
冷媒回収装置Info
- Publication number
- JPH06265241A JPH06265241A JP5050938A JP5093893A JPH06265241A JP H06265241 A JPH06265241 A JP H06265241A JP 5050938 A JP5050938 A JP 5050938A JP 5093893 A JP5093893 A JP 5093893A JP H06265241 A JPH06265241 A JP H06265241A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- recovery
- compressor
- suction side
- oil
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2345/00—Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
- F25B2345/002—Collecting refrigerant from a cycle
Landscapes
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】回収用圧縮機の吸込側冷媒回収構造を簡素化す
るとともに、回収用圧縮機に回収冷媒液を潤滑オイルが
吸い込まれるのを未然に防止し、圧縮機の寿命を損うこ
とのない冷媒回収装置を提供することにある。 【構成】この冷媒回収装置は、回収冷媒を圧縮する回収
用圧縮機３４と、この圧縮機３４から吐出された冷媒ガ
スからオイル分をセパレートする吐出側オイルセパレー
タ３５と、このオイルセパレータ３５からの冷媒ガスを
凝縮させる熱交換器３８と、この熱交換器３８で液化さ
れた冷媒液を回収し、貯溜する冷媒回収タンク４５を備
えた冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機３４の吸
込側に、回収冷媒から潤滑オイルをセパレートし、液冷
媒をガス化させる吸込側回収タンク２６を設けたもので
ある。
るとともに、回収用圧縮機に回収冷媒液を潤滑オイルが
吸い込まれるのを未然に防止し、圧縮機の寿命を損うこ
とのない冷媒回収装置を提供することにある。 【構成】この冷媒回収装置は、回収冷媒を圧縮する回収
用圧縮機３４と、この圧縮機３４から吐出された冷媒ガ
スからオイル分をセパレートする吐出側オイルセパレー
タ３５と、このオイルセパレータ３５からの冷媒ガスを
凝縮させる熱交換器３８と、この熱交換器３８で液化さ
れた冷媒液を回収し、貯溜する冷媒回収タンク４５を備
えた冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機３４の吸
込側に、回収冷媒から潤滑オイルをセパレートし、液冷
媒をガス化させる吸込側回収タンク２６を設けたもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はルームエアコンやカーエ
アコン等の冷凍サイクル装置内の冷媒を回収する冷媒回
収装置に係り、特に回収用圧縮機の吸込側にオイルセパ
レータ兼アキュムレータの両機能を持たせた吸込側回収
タンクを備えた冷媒回収装置に関する。
アコン等の冷凍サイクル装置内の冷媒を回収する冷媒回
収装置に係り、特に回収用圧縮機の吸込側にオイルセパ
レータ兼アキュムレータの両機能を持たせた吸込側回収
タンクを備えた冷媒回収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】地球環境を維持し、守るために、ルーム
エアコンやカーエアコン等の冷凍サイクル装置に使用さ
れている冷媒を回収し、大気中に放出させないようにし
た冷媒回収装置が開発されている。
エアコンやカーエアコン等の冷凍サイクル装置に使用さ
れている冷媒を回収し、大気中に放出させないようにし
た冷媒回収装置が開発されている。
【０００３】従来の冷媒回収装置は、冷凍サイクル装置
からの回収冷媒を直接回収用圧縮機に吸入させる冷媒直
接回収方式が採用され、図５に示すように構成されてい
る。
からの回収冷媒を直接回収用圧縮機に吸入させる冷媒直
接回収方式が採用され、図５に示すように構成されてい
る。
【０００４】この冷媒回収装置は、被回収冷凍サイクル
装置であるスプリット型空気調和機の室外機１に接続可
能な冷媒回収回路２を備える。冷媒回収回路２の回収用
圧縮機３は吸込側が回収冷媒入口弁４を介して室外機１
に接続される。符号５は室外機１のコンプレッサ、６は
凝縮器、７は膨脹機構である。
装置であるスプリット型空気調和機の室外機１に接続可
能な冷媒回収回路２を備える。冷媒回収回路２の回収用
圧縮機３は吸込側が回収冷媒入口弁４を介して室外機１
に接続される。符号５は室外機１のコンプレッサ、６は
凝縮器、７は膨脹機構である。
【０００５】回収用圧縮機３に回収された冷媒はここで
圧縮されてオイルセパレータ８に吐出され、このオイル
セパレータ８にて吐出冷媒ガスからオイル分が分離され
る。分離されたオイル分は戻り弁９を経て回収用圧縮機
３に戻される。
圧縮されてオイルセパレータ８に吐出され、このオイル
セパレータ８にて吐出冷媒ガスからオイル分が分離され
る。分離されたオイル分は戻り弁９を経て回収用圧縮機
３に戻される。
【０００６】一方、オイルセパレータ８にて分離された
冷媒ガスは続いて凝縮器１０に送られ、ここで凝縮さ
れ、液化される。符号１１は送風機である。
冷媒ガスは続いて凝縮器１０に送られ、ここで凝縮さ
れ、液化される。符号１１は送風機である。
【０００７】凝縮器１０で液化された冷媒液は、続いて
レシーバ１２およびドライヤ１３を経て回収冷媒出口弁
１４から冷媒回収タンクとしての冷媒回収容器１５に回
収され、貯溜される。
レシーバ１２およびドライヤ１３を経て回収冷媒出口弁
１４から冷媒回収タンクとしての冷媒回収容器１５に回
収され、貯溜される。
【０００８】従来の冷媒回収装置は回収用圧縮機３の吸
込側がスプリット型空気調和機の室外機１に回収冷媒入
口弁４を介して接続されているため、空気調和機の冷凍
サイクル中の冷媒および圧縮機５内の潤滑オイルは回収
用圧縮機３に直接吸い込まれる。
込側がスプリット型空気調和機の室外機１に回収冷媒入
口弁４を介して接続されているため、空気調和機の冷凍
サイクル中の冷媒および圧縮機５内の潤滑オイルは回収
用圧縮機３に直接吸い込まれる。
【０００９】回収用圧縮機３に吸い込まれる冷媒が液状
で液冷媒を有する場合には液圧縮となり、回収用圧縮機
３が異常作動状態となったり、また、回収用圧縮機３の
潤滑オイル量が過剰となる。回収用圧縮機３と空気調和
機用圧縮機５を潤滑する潤滑オイルの種類が異なる場合
には、回収用圧縮機３の寿命を損い、破損の原因となる
ことも考えられる。
で液冷媒を有する場合には液圧縮となり、回収用圧縮機
３が異常作動状態となったり、また、回収用圧縮機３の
潤滑オイル量が過剰となる。回収用圧縮機３と空気調和
機用圧縮機５を潤滑する潤滑オイルの種類が異なる場合
には、回収用圧縮機３の寿命を損い、破損の原因となる
ことも考えられる。
【００１０】このことから、冷媒回収装置の回収用圧縮
機３の吸込側に、オイルセパレータやアキュムレータを
設けたものがある（実開平３−７３８８０号公報および
実開平３−１０５１８０号公報参照）。この冷媒回収装
置はオイルセパレータにて冷凍サイクル装置から回収さ
れる冷媒と潤滑オイルをセパレートする一方、セパレー
トされた冷媒はアキュムレータに案内される。このアキ
ュムレータには吐出側オイルセパレータからの液冷媒や
潤滑オイルが回収されるようになっており、回収された
液冷媒や潤滑オイルが貯溜されるようになっている。
機３の吸込側に、オイルセパレータやアキュムレータを
設けたものがある（実開平３−７３８８０号公報および
実開平３−１０５１８０号公報参照）。この冷媒回収装
置はオイルセパレータにて冷凍サイクル装置から回収さ
れる冷媒と潤滑オイルをセパレートする一方、セパレー
トされた冷媒はアキュムレータに案内される。このアキ
ュムレータには吐出側オイルセパレータからの液冷媒や
潤滑オイルが回収されるようになっており、回収された
液冷媒や潤滑オイルが貯溜されるようになっている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷媒回収装置に
おいては、回収用圧縮機の吸込側にオイルセパレータや
アキュムレータがそれぞれ設けられ、さらにアキュムレ
ータの入口側に吐出側オイルセパレータから潤滑油を戻
す回路が接続されるため、回収用圧縮機吸込側の配管が
複雑となり、冷媒回収装置の冷媒回収構造が複雑となっ
ていた。
おいては、回収用圧縮機の吸込側にオイルセパレータや
アキュムレータがそれぞれ設けられ、さらにアキュムレ
ータの入口側に吐出側オイルセパレータから潤滑油を戻
す回路が接続されるため、回収用圧縮機吸込側の配管が
複雑となり、冷媒回収装置の冷媒回収構造が複雑となっ
ていた。
【００１２】また、従来の冷媒回収装置では、回収用圧
縮機に空気調和機用圧縮機の潤滑油と回収用圧縮機の潤
滑油がミックスして供給されるおそれがあるため、回収
用圧縮機の寿命を損うおそれがあった。
縮機に空気調和機用圧縮機の潤滑油と回収用圧縮機の潤
滑油がミックスして供給されるおそれがあるため、回収
用圧縮機の寿命を損うおそれがあった。
【００１３】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、回収用圧縮機の吸込側冷媒回収構造を簡素化す
るとともに、回収用圧縮機に回収冷媒液を潤滑オイルが
吸い込まれるのを未然に防止し、圧縮機の寿命を損うこ
とのない冷媒回収装置を提供することを目的とする。
もので、回収用圧縮機の吸込側冷媒回収構造を簡素化す
るとともに、回収用圧縮機に回収冷媒液を潤滑オイルが
吸い込まれるのを未然に防止し、圧縮機の寿命を損うこ
とのない冷媒回収装置を提供することを目的とする。
【００１４】本発明の他の目的は、吸込側回収タンクに
オイルセパレータとアキュムレータの機能を持たせ、冷
媒回収を効率よく能率的に行なうことができる冷媒回収
装置を提供するにある。
オイルセパレータとアキュムレータの機能を持たせ、冷
媒回収を効率よく能率的に行なうことができる冷媒回収
装置を提供するにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る冷媒回収装
置は、上述した課題を解決するために、請求項１に記載
したように、回収冷媒を圧縮する回収用圧縮機と、この
圧縮機から吐出された冷媒ガスからオイル分をセパレー
トする吐出側オイルセパレータと、このオイルセパレー
タからの冷媒ガスを凝縮させる熱交換器と、この熱交換
器で液化された冷媒液を回収し、貯溜する冷媒回収タン
クを備えた冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機の
吸込側に、回収冷媒から潤滑オイルをセパレートし、液
冷媒をガス化させる吸込側回収タンクを設けたものであ
る。
置は、上述した課題を解決するために、請求項１に記載
したように、回収冷媒を圧縮する回収用圧縮機と、この
圧縮機から吐出された冷媒ガスからオイル分をセパレー
トする吐出側オイルセパレータと、このオイルセパレー
タからの冷媒ガスを凝縮させる熱交換器と、この熱交換
器で液化された冷媒液を回収し、貯溜する冷媒回収タン
クを備えた冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機の
吸込側に、回収冷媒から潤滑オイルをセパレートし、液
冷媒をガス化させる吸込側回収タンクを設けたものであ
る。
【００１６】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る冷媒回収装置は、請求項１の記載内容に加え
て、請求項２に記載したように、吸込側回収タンクはタ
ンクケース内が多数の小孔を有する仕切板で冷媒回収チ
ャンバとガスチャンバとに区画され、冷媒回収チャンバ
に油戻し孔を有する冷媒回収管が備えられる一方、ガス
チャンバに回収用圧縮機の冷媒吸込管が備えられたもの
である。
発明に係る冷媒回収装置は、請求項１の記載内容に加え
て、請求項２に記載したように、吸込側回収タンクはタ
ンクケース内が多数の小孔を有する仕切板で冷媒回収チ
ャンバとガスチャンバとに区画され、冷媒回収チャンバ
に油戻し孔を有する冷媒回収管が備えられる一方、ガス
チャンバに回収用圧縮機の冷媒吸込管が備えられたもの
である。
【００１７】
【作用】本発明の冷媒回収装置においては、回収用圧縮
機の吸込側に、回収冷媒から潤滑油をセパレートし、液
冷媒をガス化させるオイルセパレータ兼アキュムレータ
の両機能を持たせた吸込側回収タンクを備え、この回収
タンクで回収された潤滑オイルが回収用圧縮機に供給さ
れるのを未然にかつ確実に防止できる一方、吸込側回収
タンク内でガス化された冷媒ガスが回収用圧縮機に案内
されるので、回収用圧縮機で液圧縮が生じるおそれがな
く、圧縮機の寿命を損うこともなく、寿命を延ばすこと
ができる。
機の吸込側に、回収冷媒から潤滑油をセパレートし、液
冷媒をガス化させるオイルセパレータ兼アキュムレータ
の両機能を持たせた吸込側回収タンクを備え、この回収
タンクで回収された潤滑オイルが回収用圧縮機に供給さ
れるのを未然にかつ確実に防止できる一方、吸込側回収
タンク内でガス化された冷媒ガスが回収用圧縮機に案内
されるので、回収用圧縮機で液圧縮が生じるおそれがな
く、圧縮機の寿命を損うこともなく、寿命を延ばすこと
ができる。
【００１８】また、回収用圧縮機の吸込側はオイルセパ
レータとアキュムレータの両機能を備えた回収タンクを
設置するだけでよいので、回収用圧縮機吸込側の冷媒回
収構造が複雑化することがなく、簡素化が図れ、冷凍サ
イクル装置から冷媒回収を効率よく能率的に行なうこと
ができる。
レータとアキュムレータの両機能を備えた回収タンクを
設置するだけでよいので、回収用圧縮機吸込側の冷媒回
収構造が複雑化することがなく、簡素化が図れ、冷凍サ
イクル装置から冷媒回収を効率よく能率的に行なうこと
ができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明に係る冷媒回収装置の一実施例
について添付図面を参照して説明する。
について添付図面を参照して説明する。
【００２０】図１は本発明に係る冷媒回収装置の一例を
示すものであり、この冷媒回収装置は冷媒回収回路２０
が冷凍サイクル装置として、例えばスプリット型空気調
和機の室外機２１に接続可能に構成される。室外機２１
はコンプレッサ２２、室外側熱交換器２３および膨脹機
構２４を順次接続して構成され、室外機２１は冷媒回収
回路２０の吸込側回収タンク２６に接続される。具体的
には吸込側回収タンク２６はコンプレッサ２２の吸込側
および膨脹機構２４の下流側に２本の冷媒回収管２７，
２８を介して接続される。各冷媒回収管２７，２８は途
中に冷媒入口弁３０，３１を有すると共に、一方が液冷
媒用、他方がガス冷媒用として主に区別される。
示すものであり、この冷媒回収装置は冷媒回収回路２０
が冷凍サイクル装置として、例えばスプリット型空気調
和機の室外機２１に接続可能に構成される。室外機２１
はコンプレッサ２２、室外側熱交換器２３および膨脹機
構２４を順次接続して構成され、室外機２１は冷媒回収
回路２０の吸込側回収タンク２６に接続される。具体的
には吸込側回収タンク２６はコンプレッサ２２の吸込側
および膨脹機構２４の下流側に２本の冷媒回収管２７，
２８を介して接続される。各冷媒回収管２７，２８は途
中に冷媒入口弁３０，３１を有すると共に、一方が液冷
媒用、他方がガス冷媒用として主に区別される。
【００２１】吸込側回収タンク２６はオイルセパレータ
とアキュムレータの両機能を有し、この回収タンク２６
内で回収された冷媒は潤滑オイルと冷媒に分離される一
方、液冷媒がガス化される。吸込側回収タンク２６でガ
ス化された冷媒ガスは冷媒吸込管３３を経て回収用圧縮
機３４に吸い込まれ、ここで圧縮される。
とアキュムレータの両機能を有し、この回収タンク２６
内で回収された冷媒は潤滑オイルと冷媒に分離される一
方、液冷媒がガス化される。吸込側回収タンク２６でガ
ス化された冷媒ガスは冷媒吸込管３３を経て回収用圧縮
機３４に吸い込まれ、ここで圧縮される。
【００２２】回収用圧縮機３４で圧縮された冷媒は続い
てオイルセパレータ３５に送られ、このオイルセパレー
タ３５にて吐出冷媒はオイル（潤滑油）分と冷媒ガス分
とに分離される。オイルセパレータ３５で分離されたオ
イル分はオイル戻し通路３６を経て回収用圧縮機３４に
戻される。オイル戻し通路３６の途中にはオイル戻し弁
３７が設けられる。
てオイルセパレータ３５に送られ、このオイルセパレー
タ３５にて吐出冷媒はオイル（潤滑油）分と冷媒ガス分
とに分離される。オイルセパレータ３５で分離されたオ
イル分はオイル戻し通路３６を経て回収用圧縮機３４に
戻される。オイル戻し通路３６の途中にはオイル戻し弁
３７が設けられる。
【００２３】一方、オイルセパレータ３５で分離された
冷媒ガスは熱交換器３８に案内され、ここで送風機３９
の作動により熱交換されて凝縮される。熱交換器３８で
凝縮され、液化された冷媒液は続いてレシーバ４０に送
られ、ここで一旦貯溜された後、ドライヤ４１を経て回
収冷媒出口弁４３から冷媒回収タンクとしての冷媒回収
容器４５に送られ、この回収容器４５内に回収される。
したがって、回収される冷媒が大気中に放出されるのを
未然に防止できる。
冷媒ガスは熱交換器３８に案内され、ここで送風機３９
の作動により熱交換されて凝縮される。熱交換器３８で
凝縮され、液化された冷媒液は続いてレシーバ４０に送
られ、ここで一旦貯溜された後、ドライヤ４１を経て回
収冷媒出口弁４３から冷媒回収タンクとしての冷媒回収
容器４５に送られ、この回収容器４５内に回収される。
したがって、回収される冷媒が大気中に放出されるのを
未然に防止できる。
【００２４】また、回収用圧縮機３４の吸込側に設けら
れる吸込側回収タンク２６は、図２に示すように密閉さ
れたタンクケース４７内に仕切板４８が介装されて下部
のオイル分離チャンバである冷媒回収チャンバ５０とガ
スチャンバ５１とに区画される。仕切板４８は例えば凸
状の湾曲面（あるいは球面）を有し、仕切板４８に多数
の小孔５２が図３に示すように穿設され、これらの小孔
５２を介して冷媒回収チャンバ５０はガスチャンバ５１
に連通される。仕切板４８は、タンクケース４７内の上
部に設けられ、オイル冷媒を分離する機能と、液冷媒を
ガス冷媒化する機能を備えている。
れる吸込側回収タンク２６は、図２に示すように密閉さ
れたタンクケース４７内に仕切板４８が介装されて下部
のオイル分離チャンバである冷媒回収チャンバ５０とガ
スチャンバ５１とに区画される。仕切板４８は例えば凸
状の湾曲面（あるいは球面）を有し、仕切板４８に多数
の小孔５２が図３に示すように穿設され、これらの小孔
５２を介して冷媒回収チャンバ５０はガスチャンバ５１
に連通される。仕切板４８は、タンクケース４７内の上
部に設けられ、オイル冷媒を分離する機能と、液冷媒を
ガス冷媒化する機能を備えている。
【００２５】吸込側回収タンク２６の冷媒回収チャンバ
５０にはガス管としての冷媒回収管２７、液管としての
冷媒回収管２８の２本が設けられる。液管としての冷媒
回収管２８は吸込側回収タンク２６の底部から冷却回収
チャンバ５０内に入り、冷媒回収チャンバ５０の途中で
終端し、開口している。この冷媒回収管２８には、冷媒
回収チャンバ５０に溜ったオイル（潤滑油）を外部に取
り出す油戻し孔５４が底部近傍に形成される。
５０にはガス管としての冷媒回収管２７、液管としての
冷媒回収管２８の２本が設けられる。液管としての冷媒
回収管２８は吸込側回収タンク２６の底部から冷却回収
チャンバ５０内に入り、冷媒回収チャンバ５０の途中で
終端し、開口している。この冷媒回収管２８には、冷媒
回収チャンバ５０に溜ったオイル（潤滑油）を外部に取
り出す油戻し孔５４が底部近傍に形成される。
【００２６】次に、冷媒回収装置の作用を説明する。
【００２７】被冷媒回収冷凍サイクルである例えばスプ
リット型空気調和機から冷媒を回収する場合、室外機２
１のコンプレッサ２２の吸込側および膨脹機構２４の下
流側を冷媒回収回路２０の吸込側回収タンク２６に、冷
媒回収管２７，２８および冷媒入口弁３０，３１を介し
て接続する。
リット型空気調和機から冷媒を回収する場合、室外機２
１のコンプレッサ２２の吸込側および膨脹機構２４の下
流側を冷媒回収回路２０の吸込側回収タンク２６に、冷
媒回収管２７，２８および冷媒入口弁３０，３１を介し
て接続する。
【００２８】室外機２１を冷媒回収回路２０に接続した
状態で回収用圧縮機３４および送風機３９を作動させ
る。この作動により室外機２１内の被回収冷媒は冷媒回
収管２７，２８を通って吸込側回収タンク２６の冷媒回
収チャンバ５０に吸い込まれる。
状態で回収用圧縮機３４および送風機３９を作動させ
る。この作動により室外機２１内の被回収冷媒は冷媒回
収管２７，２８を通って吸込側回収タンク２６の冷媒回
収チャンバ５０に吸い込まれる。
【００２９】冷媒回収チャンバ５０に吸い込まれた冷媒
には、圧縮機潤滑用オイルが含まれ、また、冷媒が液状
の場合もある。オイルを含んだ冷媒が吸込側回収タンク
２６の冷媒回収チャンバ５０に案内されてチャンバ内壁
や仕切壁に衝突し、冷媒回収チャンバ５０内で撹拌され
る間に潤滑用オイルが分離される一方、液冷媒は膨脹し
てガス化される。
には、圧縮機潤滑用オイルが含まれ、また、冷媒が液状
の場合もある。オイルを含んだ冷媒が吸込側回収タンク
２６の冷媒回収チャンバ５０に案内されてチャンバ内壁
や仕切壁に衝突し、冷媒回収チャンバ５０内で撹拌され
る間に潤滑用オイルが分離される一方、液冷媒は膨脹し
てガス化される。
【００３０】ガス化された冷媒は仕切板４８の小孔５２
からガスチャンバ５１に案内され、続いてこのガスチャ
ンバ５１から回収用圧縮機３４に吸い込まれ、圧縮され
る。回収用圧縮機３４で圧縮された冷媒は吐出側オイル
セパレータ３５に吐出され、このオイルセパレータ３５
にて吐出冷媒に含まれる潤滑オイルがセパレートされ
る。セパレートされた潤滑オイル戻し通路３６を経て回
収用圧縮機３４に戻される。
からガスチャンバ５１に案内され、続いてこのガスチャ
ンバ５１から回収用圧縮機３４に吸い込まれ、圧縮され
る。回収用圧縮機３４で圧縮された冷媒は吐出側オイル
セパレータ３５に吐出され、このオイルセパレータ３５
にて吐出冷媒に含まれる潤滑オイルがセパレートされ
る。セパレートされた潤滑オイル戻し通路３６を経て回
収用圧縮機３４に戻される。
【００３１】一方、オイルセパレータ３５にて分離され
た冷媒は続いて熱交換器（凝縮器）３８に送られ、この
熱交換器３８にて送風機３９の作動により凝縮され、液
化される。液化された冷媒液はレシーバ４０で一旦貯溜
された後、ドライヤ４１を経て回収冷媒出口弁４３から
冷媒回収容器４５に送られ、この回収容器４５内に回収
され、貯溜される。
た冷媒は続いて熱交換器（凝縮器）３８に送られ、この
熱交換器３８にて送風機３９の作動により凝縮され、液
化される。液化された冷媒液はレシーバ４０で一旦貯溜
された後、ドライヤ４１を経て回収冷媒出口弁４３から
冷媒回収容器４５に送られ、この回収容器４５内に回収
され、貯溜される。
【００３２】ところで、吸込側回収タンク２６のオイル
分離チャンバである冷媒回収チャンバ５０で分離された
潤滑オイルは回収タンク２６の底部に貯溜される。貯溜
された潤滑オイルは冷媒回収が終了後、冷媒入口弁３
０，３１を閉じ、被冷媒回収冷凍サイクルである空気調
和機の室外機２１を外し、再び冷媒入口弁３１を開ける
と、油戻し孔５４から冷媒回収管２８を介して空気調和
機用潤滑オイルを回収することができる。
分離チャンバである冷媒回収チャンバ５０で分離された
潤滑オイルは回収タンク２６の底部に貯溜される。貯溜
された潤滑オイルは冷媒回収が終了後、冷媒入口弁３
０，３１を閉じ、被冷媒回収冷凍サイクルである空気調
和機の室外機２１を外し、再び冷媒入口弁３１を開ける
と、油戻し孔５４から冷媒回収管２８を介して空気調和
機用潤滑オイルを回収することができる。
【００３３】図４は本発明に係る冷媒回収装置の他の実
施例を示すものである。
施例を示すものである。
【００３４】この実施例に示された冷媒回収装置は、オ
イルセパレータおよびアキュムレータ機能を有する吸込
側回収タンク２６と回収用圧縮機３４の間に開閉弁５５
を設けたものであり、他の構成は一実施例で示すものと
実質的に異ならないので、同一符号を付して説明を省略
する。
イルセパレータおよびアキュムレータ機能を有する吸込
側回収タンク２６と回収用圧縮機３４の間に開閉弁５５
を設けたものであり、他の構成は一実施例で示すものと
実質的に異ならないので、同一符号を付して説明を省略
する。
【００３５】この実施例では、被冷媒回収冷凍サイクル
である空気調和機を再利用する可能性がある場合に適す
るもので、吸込側回収タンク２６に回収された空気調和
機用コンプレッサ２２の潤滑オイルを室外機２１側に戻
す場合に好適である。
である空気調和機を再利用する可能性がある場合に適す
るもので、吸込側回収タンク２６に回収された空気調和
機用コンプレッサ２２の潤滑オイルを室外機２１側に戻
す場合に好適である。
【００３６】冷媒回収後に吸込側タンク２６に回収され
た潤滑用オイルを室外機２１側に戻す場合には、開閉弁
５５を閉めて、空気調和機のコンプレッサ２２を駆動さ
せる。このコンプレッサ２２の駆動により潤滑用オイル
をコンプレッサ２２側に戻すことができる。
た潤滑用オイルを室外機２１側に戻す場合には、開閉弁
５５を閉めて、空気調和機のコンプレッサ２２を駆動さ
せる。このコンプレッサ２２の駆動により潤滑用オイル
をコンプレッサ２２側に戻すことができる。
【００３７】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る冷媒
回収装置においては、回収用圧縮機の吸込側に、回収冷
媒から潤滑油をセパレートし、液冷媒をガス化させるオ
イルセパレータ兼アキュムレータの両機能を持たせた吸
込側回収タンクを備え、この回収タンクで回収された潤
滑オイルが回収用圧縮機に供給されるのを未然にかつ確
実に防止できる一方、吸込側回収タンク内でガス化され
た冷媒ガスが回収用圧縮機に案内されるので、回収用圧
縮機で液圧縮が生じるおそれがなく、圧縮機の寿命を損
うこともなく、寿命を延ばすことができる。
回収装置においては、回収用圧縮機の吸込側に、回収冷
媒から潤滑油をセパレートし、液冷媒をガス化させるオ
イルセパレータ兼アキュムレータの両機能を持たせた吸
込側回収タンクを備え、この回収タンクで回収された潤
滑オイルが回収用圧縮機に供給されるのを未然にかつ確
実に防止できる一方、吸込側回収タンク内でガス化され
た冷媒ガスが回収用圧縮機に案内されるので、回収用圧
縮機で液圧縮が生じるおそれがなく、圧縮機の寿命を損
うこともなく、寿命を延ばすことができる。
【００３８】また、回収用圧縮機の吸込側はオイルセパ
レータとアキュムレータの両機能を備えた回収タンクを
設置するだけでよいので、回収用圧縮機吸込側の冷媒回
収構造が複雑化することがなく、簡素化が図れ、冷凍サ
イクル装置から冷媒回収を効率よく能率的に行なうこと
ができる。
レータとアキュムレータの両機能を備えた回収タンクを
設置するだけでよいので、回収用圧縮機吸込側の冷媒回
収構造が複雑化することがなく、簡素化が図れ、冷凍サ
イクル装置から冷媒回収を効率よく能率的に行なうこと
ができる。
【図１】本発明に係る冷媒回収装置の一実施例を示す回
路図。
路図。
【図２】本発明に係る冷媒回収装置に備えられる吸込側
回収タンク構造を示す概略的な縦断面図。
回収タンク構造を示す概略的な縦断面図。
【図３】図２に示される吸込側回収タンクに組み込まれ
る仕切板を示す図。
る仕切板を示す図。
【図４】本発明に係る冷媒回収装置の他の実施例を示す
回路図。
回路図。
【図５】従来の冷媒回収装置を示す図。
２０ 冷媒回収装置 ２１ 室外機（被冷媒回収冷凍サイクル） ２２ 空気調和機用コンプレッサ ２６ 吸込側回収タンク ２７，２８ 冷媒回収管 ３０，３１ 冷媒入口弁 ３３ 冷媒吸込管 ３４ 回収用圧縮機 ３５ オイルセパレータ ３６ オイル戻し通路 ３７ オイル戻し弁 ３８ 熱交換器（凝縮器） ４０ レシーバ ４３ 回収冷媒出口弁 ４５ 冷媒回収容器（冷媒回収タンク） ４７ タンクケース ４８ 仕切板 ５０ 冷媒回収チャンバ（オイル分離チャンバ） ５１ ガスチャンバ ５２ 小孔 ５５ 開閉弁
Claims (2)
- 【請求項１】 回収冷媒を圧縮する回収用圧縮機と、こ
の圧縮機から吐出された冷媒ガスからオイル分をセパレ
ートする吐出側オイルセパレータと、このオイルセパレ
ータからの冷媒ガスを凝縮させる熱交換器と、この熱交
換器で液化された冷媒液を回収し、貯溜する冷媒回収タ
ンクを備えた冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機
の吸込側に、回収冷媒から潤滑オイルをセパレートし、
液冷媒をガス化させる吸込側回収タンクを設けたことを
特徴とする冷媒回収装置。 - 【請求項２】 吸込側回収タンクはタンクケース内が多
数の小孔を有する仕切板で冷媒回収チャンバとガスチャ
ンバとに区画され、冷媒回収チャンバに油戻し孔を有す
る冷媒回収管が備えられる一方、ガスチャンバに回収用
圧縮機の冷媒吸込管が備えられた請求項１記載の冷媒回
収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05093893A JP3298691B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 冷媒回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05093893A JP3298691B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 冷媒回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265241A true JPH06265241A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3298691B2 JP3298691B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=12872769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05093893A Expired - Fee Related JP3298691B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 冷媒回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298691B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003302127A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-24 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
| JP2008261563A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒回路 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP05093893A patent/JP3298691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003302127A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-24 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
| JP2008261563A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3298691B2 (ja) | 2002-07-02 |
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| JPS6329995Y2 (ja) |
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