JPH0648292Y2 - 冷媒回収装置 - Google Patents

冷媒回収装置

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JPH0648292Y2
JPH0648292Y2 JP8061390U JP8061390U JPH0648292Y2 JP H0648292 Y2 JPH0648292 Y2 JP H0648292Y2 JP 8061390 U JP8061390 U JP 8061390U JP 8061390 U JP8061390 U JP 8061390U JP H0648292 Y2 JPH0648292 Y2 JP H0648292Y2
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JP
Japan
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oil
refrigerant
compressor
pressure
recovery device
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JP8061390U
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真佐雄 小喜多
哲夫 若松
和敏 渡辺
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカーエアコン、ルームエアコン等の冷凍サイク
ル装置内の冷媒を回収する冷媒回収装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図は冷凍機油に可溶なR-12,R-22等の冷媒が用いら
れるカーエアコン、ルームエアコン等の冷凍サイクル装
置内から冷媒を回収する従来の冷媒回収装置の一例を示
す系統図である。この冷媒回収装置30は第1のオイルセ
パレータ4、アキュムレータ6、圧縮機7、第2のオイ
ルセパレータ8、凝縮器9と送風機10、ドライヤ13及び
回収タンク14とから構成されており、遮断弁3aを介装し
た冷媒吸入管3によってカーエアコン40等の冷凍サイク
ル装置と連結される。カーエアコン40内の冷媒ガスは第
1のオイルセパレータ4及びアキュムレータ6を経て圧
縮機7に吸入され、ここで圧縮されて高温高圧の冷媒ガ
スとなり第2のオイルセパレータ8を経て凝縮器9に入
りここで送風機10から送風される冷却風と熱交換するこ
とにより凝縮液化する。しかる後ドライヤ13で水分を除
去した後、回収タンク14内に収容される。図中の実線矢
印は冷媒の流れを示す。
またカーエアコン40内の冷凍機油は第1のオイルセパレ
ータ4内で分離され随時排出弁4aから抜出される。一
方、圧縮機7から冷媒ガスと一緒に吐出された冷凍機油
は第2のオイルセパレータ8においてデミスタ8aにより
冷媒ガスと分離される。この分離された冷凍機油は一旦
第2のオイルセパレータ8の底部に貯溜され所定量以上
になったときフロート弁8bが開放して油戻し管15を経由
して圧縮機7内に戻される。図中の破線矢印は冷凍機油
の流れを示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の冷媒回収装置には解決すべき次の課題があっ
た。
即ち、従来の冷媒回収装置30を用いて冷媒回収運転が行
われる際、カーエアコン40とこの装置30との間が接続不
良のため外気が吸入された場合には圧縮機7の吐出側の
圧力が上昇し続けて、装置30を構成する機器が破損する
危険性がある。かかる場合通常は圧縮機7の吐出側の圧
力上昇に伴い、吐出側の冷媒ガスが第2のオイルセパレ
ータ8から油戻し管15を経て圧縮機7の吸入側へ流れる
ことによってこの吸入側の圧力も上昇して大気圧以上に
達したとき外気の吸入が停止されるが、第2のオイルセ
パレータ8内の油量が所定量以下であったり、圧縮機7
からの吐出油量が極めて少ない場合においては第2のオ
イルセパレータ8のフロート弁8bが閉止されていて圧縮
機7の吐出側と吸入側とが連通されていない状況もあり
うる。
そこで圧縮機7の吐出側に高圧スイッチを取付けて所定
の圧力以上になったとき圧縮機7を停止させたり、装置
30に安全弁を取付けたものもあるが、前記高圧スイッチ
が故障することもあり装置30の保安上必ずしも万全では
なくまた安全弁が作動すれば有害な冷媒ガスが大気中に
放出されて環境を汚染する等の不具合をもたらす等の問
題があった。
本考案は上記事情に鑑み、外気の吸入による装置内圧力
の上昇を抑止して装置の破損を防止する手段を備えた冷
媒回収装置の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として、冷媒ガス中の冷凍
機油を分離除去する第1のオイルセパレータと同第1の
オイルセパレータを出た冷媒ガスを圧縮する圧縮機と同
圧縮機から吐出された冷媒ガス中の冷凍機油を分離除去
する第2のオイルセパレータと同第2のオイルセパレー
タを出た冷媒ガスを凝縮液化させる凝縮器と同凝縮器で
液化された冷媒液を収容する回収タンクと上記第2のオ
イルセパレータの油出口と上記圧縮機の吸入側配管との
間を連通する油戻し管とを備え、冷凍サイクル内の冷媒
を回収する冷媒回収装置において、上記油戻し管に介装
された流量抵抗器を具備してなることを特徴とする冷媒
回収装置を提供しようとするものである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
即ち、第2のオイルセパレータの油出口と圧縮機の吸入
側配管との間を連通する油戻し管に流量抵抗器を介装し
たことにより、圧縮機から冷媒ガスと一緒に吐出された
冷凍機油は第2のオイルセパレータで分離された後油戻
し管を流れ流量抵抗器を経由して圧縮機内に帰還する。
他方、冷媒回収装置内に空気が吸入されると圧縮機の吐
出側即ち高圧側の圧力が上昇するがこれに伴って高圧側
の圧力と圧縮機の吸入側即ち低圧側の圧力との圧力差が
大きくなるため高圧側の冷媒ガスが油戻し管及び流量抵
抗器を経由して低圧側に流れ込み、この低圧側の圧力も
徐々に上昇する。そして低圧側の圧力が大気圧以上に上
昇したときに装置内への空気の吸入が停止されて高圧側
の圧力上昇も止まる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本実施例を示す系統図である。なお、第2図と
同様の構成品には同符号を付してある。
第1図において1は冷媒回収装置で冷媒吸入管3及び遮
断弁3aを介してカーエアコン40等の冷凍サイクル装置と
連結される。4はグラスウール等が充填された第1のオ
イルセパレータでこのオイルセパレータ4で分離された
冷凍機油は随時排出弁4aより抜出される。6は冷媒ガス
から冷媒液を分離するアキュムレータ、7は冷媒ガスを
圧縮する回転式、往復動式等の圧縮機、8はデミスタ8a
等が内蔵された第2のオイルセパレータで冷媒ガスに随
伴されたミスト状の冷凍機油を分離除去する。9はチュ
ーブとフィン、プレートとフィン等から構成された凝縮
器で送風機10から付勢された冷却風によって冷媒ガスを
液化する。13はモレキュラシーブ、シリカゲル等の吸着
剤が充填されたドライヤ、14は冷媒液を収容する回収タ
ンクである。また15は第2のオイルセパレータ8の油出
口8cと圧縮機7の吸入側配管5との間を接続する油戻し
管で、この油戻し管15の管路の途中にはキャピラリチュ
ーブ、チョーク、オリフィス等の流量抵抗器16が介装さ
れている。この流量抵抗器16の径、長さ等のサイズは第
2のオイルセパレータ8で分離された冷凍機油が連続し
て流量抵抗器16を流通したとき圧縮機7の吐出側(以下
高圧側という)の圧力と圧縮機7の吸入側(以下低圧側
という)の圧力との圧力差に等しい圧力損失となるよう
に選定されている。かくして高圧側と低圧側とは油戻し
管15及び流量抵抗器16を介して常時連通されており、冷
媒回収装置1の運転中は第2のオイルセレパレータ8で
分離された冷凍機油が連続して油戻し管15を流れ、流量
抵抗器16を経て圧縮機7内に帰還する。これにより圧縮
機7内は常時所定量の冷凍機油が保持されている。
他方カーエアコン40と冷媒回収装置1との間が接続不良
等のため外部から空気等の非凝縮性ガスが冷媒回収装置
1内に吸込まれた場合には時間の経過と共に冷媒回収装
置1の高圧側の圧力が上昇するが、これに伴い高圧側の
圧力と低圧側の圧力との圧力差が大きくなるため第2の
オイルセパレータ8で分離された冷凍機油と一緒に高圧
側の冷媒ガスが油戻し管15および流量抵抗器16を経由し
て低圧側に流れ込みこの低圧側の圧力も徐々に上昇して
いく。そして低圧側の圧力が大気圧以上に上昇したとき
冷媒回収装置1内への空気の吸入が停止される結果、高
圧側の圧力上昇も止み、従来のように何時迄も圧力上昇
が続いて、遂には機器の破壊に至るという不具合が解消
する。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
即ち、第2のオイルセパレータの油出口と圧縮機の吸入
側配管との間を連通する油戻し管に流量抵抗器を介装し
たことにより圧縮機の高圧側と低圧側とは油戻し管及び
流量抵抗器を介して常時連通されているの冷媒回収装置
内に空気が吸入された場合には高圧側の冷媒ガスが油戻
し管及び流量抵抗器を経由して低圧側に流れ込む結果高
圧側の圧力上昇が止まるため、圧力上昇による機器の破
損等の懸念のない冷媒回収装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る冷媒回収装置の系統
図、第2図は従来の冷媒回収装置を示す系統図である。 1……冷媒回収装置, 4……第1のオイルセパレータ, 5……吸入側配管,7……圧縮機, 8……第2のオイルセパレータ, 8c……油出口,9……凝縮器, 13……ドライヤ,15……油戻し管, 16……流量抵抗器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 和敏 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (56)参考文献 特開 平2−169971(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒ガス中の冷凍機油を分離除去する第1
    のオイルセパレータと同第1のオイルセパレータを出た
    冷媒ガスを圧縮する圧縮機と同圧縮機から吐出された冷
    媒ガス中の冷凍機油を分離除去する第2のオイルセパレ
    ータと同第2のオイルセパレータを出た冷媒ガスを凝縮
    液化させる凝縮器と同凝縮器で液化された冷媒液を収容
    する回収タンクと上記第2のオイルセパレータの油出口
    と上記圧縮機の吸入側配管との間を連通する油戻し管と
    を備え、冷凍サイクル内の冷媒を回収する冷媒回収装置
    において、上記油戻し管に介装された流量抵抗器を具備
    してなることを特徴とする冷媒回収装置。
JP8061390U 1990-07-31 1990-07-31 冷媒回収装置 Expired - Lifetime JPH0648292Y2 (ja)

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JP8061390U JPH0648292Y2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 冷媒回収装置

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JPH0439657U JPH0439657U (ja) 1992-04-03
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JPH0439657U (ja) 1992-04-03

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