JPH0626452Y2 - パッケージトレイの支持構造 - Google Patents

パッケージトレイの支持構造

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JPH0626452Y2
JPH0626452Y2 JP1990081489U JP8148990U JPH0626452Y2 JP H0626452 Y2 JPH0626452 Y2 JP H0626452Y2 JP 1990081489 U JP1990081489 U JP 1990081489U JP 8148990 U JP8148990 U JP 8148990U JP H0626452 Y2 JPH0626452 Y2 JP H0626452Y2
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JP1990081489U
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淳 九冨
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富士シート株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバックドアを備えた自動車において、リヤシー
トのシートバックとバックドアとの間に形成されたラゲ
ッジスペースを覆うために用いられるパッケージトレイ
の支持構造に関するものである。
(従来の技術) 2ボックスカーでは、第5図に示すように、リヤシート
aのシートバックbとバックドア(図示せず)との間に
形成されたラゲッジスペースcを覆うため、パッケージ
トレイdが用いられる。
このようなパッケージトレイの従来の支持構造は、車室
の両側壁後端部に夫々取付けた支承部材eによりパッケ
ージトレイdをその左右両側部fにおいて支持するよう
に構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来例では、パッケージトレイが車室の側壁
部側のみで支持されているため、パッケージトレイを使
用しない場合、パッケージトレイが邪魔にならないよう
その都度支承部から取外してパッケージトレイを別の場
所に移しておかなければならず、適切な置き場所は探す
のに苦労するという問題がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解消するため、リヤシートの前倒
可能なシートバックの背面上部にパッケージトレイの前
辺部を枢着して、前記シートバックとバックドアとの間
に形成されたラゲッジスペースを覆う使用位置とシート
バックの背面部に略沿った格納位置との間で前記パッケ
ージトレイを上下回動可能に支持し、且つパッケージト
レイを前記使用位置に保持するための使用時保持手段
と、パッケージトレイを前記格納位置に保持するための
格納時保持手段とを備えたパッケージトレイの支持構造
においで、パッケージトレイの前辺両側部に左右方向の
回動軸部を夫々設けると共に、シートバックの背面上部
に前記回動軸部を前後部位移動可能に保持する夫々の保
持部を設けて使用位置と格納位置との間で前記パッケー
ジトレイを上下回動可能に支持し、且つ車室の両側壁後
端部に前記パッケージトレイをその後辺両側部において
前記使用位置に支持するための支承部を設け、前記回動
軸部が前記保持部の後側の部位に位置するときパッケー
ジトレイが前記支承部によって支持され、前記回動軸部
が前記保持部の前側の部位に位置するとき前記支持が解
除されるように構成したことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、パッケージトレイの使用時は使用時保
持手段によってパッケージトレイを使用位置に保持して
おき、パッケージトレイの不使用時は、前記保持を解除
してパッケージトレイを下方回動し、格納時保持手段に
よってパッケージトレイをリヤシートのシートバックの
背面部に略沿った格納位置に保持することができるの
で、不使用時のパッケージトレイをラゲッジスペースの
邪魔にならない位置に格納することができる。特にリヤ
シートのシートバックを前倒し、ラゲッジスペースを広
空間にして使用するとき、パッケージトレイは前記シー
トバックの背面部に略沿った格納位置に格納することが
できるので、大きな荷物の前部を前記パッケージトレイ
上に載置してラゲッジスペース内に収容することがで
き、その際にパッケージトレイは前記荷物の収容の支障
とはならない。
また本考案によれば、パッケージトレイの使用時は支承
部によってパッケージトレイの後辺両側部を支持しこの
パッケージトレイを使用位置に保持しておき、パッケー
ジトレイの不使用時は、パッケージトレイの回動軸部を
保持部の後側の部位から前側の部位に移動させることに
より支承部による前記支持を解除することができ、パッ
ケージトレイを自重を利用して下方回動させることがで
きる。又パッケージトレイの再使用時は前記回動軸部が
前記前側の部位に位置する状態でパッケージトレイを上
方回動させた後、前記回動軸部を前記後側の部位に向け
後方向に移動させることにより前記支承部によってパッ
ケージトレイの後辺両側部を支持することができ、パッ
ケージトレイを使用位置に再度保持することができる。
このように本考案によれば、パッケージトレイの前後移
動によって使用位置での保持及びその解除を簡単に行う
ことができる。
(実施例) 本考案の実施例を、第1図ないし第4図に基き説明す
る。
2ボックスカーの前倒可能なリヤシート1のシートバッ
ク2とバックドア3との間に、両者間に形成されるラゲ
ッジスペース4を上方から覆う略矩形状のパッケージト
レイ5を配している。又シートバック2の背面部に、パ
ッケージトレイ5を略面一状態で格納するための格納凹
部6を形成している。
前記シートバック2が背面部に有するシートパネル7の
背面上部両側部にパッケージトレイ5をその前辺両側部
において上下回動可能に支持するため、合成樹脂製の保
持部材(保持部)8をビス9を用いて夫々取付けてい
る。これら保持部材8は前記格納凹部6の上側2箇所の
隅角部近傍位置に配置されている。又パッケージトレイ
5の前辺両側部に側方向きの回動軸(回動軸部)10を夫
々突設し、各回動軸10を前後移動可能に挿通保持する長
孔11を前記保持部材8に夫々設けている。尚、この長孔
11は、第2図及び第3図に示すように、前記回動軸10の
径よりも若干小さい幅寸法の狭幅部12を前後中間部に備
え、後側部位11aと前側部位11bとを隔てている。これに
より、パッケージトレイ5をその前辺両側部において上
下回動可能に支持することができる。
一方、使用時のパッケージトレイ5をその後辺両側部に
おいて支持する使用時保持手段として、支承部材(支承
部)13をビス14を用いて車室の両側壁後端部15、15に夫
々取付けている。この支承部材13は、前記回動軸10が前
記長孔11の後側部位11aに位置するとき、パッケージト
レイ5の後辺両側部下面に側方に向けて突設されたスト
ッパ16を支承する係止凹部17を備えており、前記ストッ
パ16が支承された状態でパッケージトレイ5の上面が支
承部材13の上面に略面一となる略水平な使用位置(第2
図)にパッケージトレイ5を保持することができる。又
前記係止凹部17の底壁前側部位には、前記回動軸10が前
記長孔11の前側部位11bに位置するとき前記ストッパ16
の下方通過を可能とする切欠部18が形成されている。
シートバック2の格納凹部6の下側2箇所の隅角部近傍
位置に、パッケージトレイ5を前記シートバック2の背
面部に略密着した姿勢位置に保持するため、左右1対の
保持片(格納時保持手段)19、19を夫々取付けている。
この保持片19は合成樹脂製で、基端部がビス20によって
前記シートパネル7に取付けられ、先端部が背面方向に
突出している。両基端部間の間隔寸法はパッケージトレ
イ5の幅寸法と略同一である。先端部には内側に突出し
た弯曲部21が形成されている。両弯曲部21、21間の最小
幅寸法は前記幅寸法よりも小であり、両弯曲部21、2
1間の先端側幅寸法は前記幅寸法よりも若干大である。
以上のように構成したパッケージトレイの支持構造につ
いて、その動作説明を行う。
パッケージトレイ5を使用するには、シートバック2が
起立状態にあるとき、第2図に示すように、パッケージ
トレイ5の回動軸10を保持部材8の長孔11の後側部位11
aに位置させると共に、パッケージトレイ5のストッパ1
6を支承部材13の係止凹部5によって支承させる。これ
により、起立状態にあるとシートバック2とバックドア
3との間に形成されたラゲッジスペース4を上方におい
て覆う使用位置にパッケージトレイ5を保持することが
できる。
パッケージトレイ5を使用しない場合、第2図に矢印で
示すように、先ずパッケージトレイ5を前方に若干移動
し、パッケージトレイ5の回動軸10を長孔11の狭幅部15
を通過させて前側部位11aに移動させる。回動軸10が狭
幅部15を通過する際、保持部材8は前記狭幅部15が拡幅
するように弾性変形し、通過後は弾性復帰して前記回動
軸10を前側部位11aに保持する。この移動に応じてパッ
ケージトレイ5のストッパ16は係止凹部5の底壁に沿っ
て前方に移動し、切欠部16に達して下方移動が可能とな
る。これにより、パッケージトレイ5をその自重を利用
して回動軸10を中心に下方回動させることができる。次
にパッケージトレイ5を両保持片19、19間に押込む。パ
ッケージトレイ5の両側部は各保持片19の弯曲部21に当
接し、これら弯曲部21、21間の間隔寸法を広げるように
各保持片19を外側方に弾性変形させて両弯曲部21、21間
を通過した後、シートバック2の格納凹部6内に嵌り込
む。各保持片19は弾性復帰して両弯曲部21、21により、
第3図に示すように、パッケージトレイ5を前記格納位
置に保持する。これにより、ラゲッジスペース4に例え
ば上下寸法の大きな荷物を収容することができる。
シートバック2を前倒する場合、パッケージトレイ5が
格納凹部6内に保持されているときはそのまま前倒す
る。パッケージトレイ5が使用位置にあるときは、パッ
ケージトレイ5を先ず格納凹部6内に保持させてからシ
ートバック2を前倒するか、又はパッケージトレイ5を
上方回動してパッケージトレイ5のストッパ16を支承部
材13の係止凹部17から上方に離脱させながらシートバッ
ク2を前倒した後、パッケージトレイ5を格納凹部6内
に押込む。これにより、第4図に示すように、広くなっ
たラゲッジスペース4のフロア面を略面一状態とするこ
とができるので、大きな荷物22の前部を前記パッケージ
トレイ5上に載置してラゲッジスペース4内に収容する
ことができ、その際にパッケージトレイ5は前記荷物22
の収容の支障とはならない。
シートバック2を起立させてパッケージトレイ5を再使
用する場合は、パッケージトレイ5を上方回動方向に引
張って両保持片19、19間から外し、そのまま上方回動し
てパッケージトレイ5のストッパ16に支承部材13の切欠
部18を通過させた後、パッケージトレイ5を後方に若干
移動して回動軸10を長孔11の後側部位11aに移動させ、
前記ストッパ16を支承部材13の係止凹部17内にセットす
る。これにより、パッケージトレイ5のストッパ16を係
止凹部17に支承させることができ、パッケージトレイ5
を使用位置(第2図)に保持することができる。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、パッケージトレ
イの不使用時、リヤシートのシートバックの背面部に略
沿ったラゲッジスペースの邪魔にならない位置に簡単な
操作で格納することができる。特に前記シートバックを
前倒してラゲッジスペースを広空間にして使用すると
き、パッケージトレイは前記シートバックの背面に格納
されて荷物の収容に邪魔にならないため、広空間のラゲ
ッジスペースを有効に使用することができる。
また本考案によれば、パッケージトレイを前後移動させ
るだけの簡単な操作で使用位置での保持及びその解除を
行うことができる。
更に本考案は、パッケージトレイの前側に設けた回動軸
部がパッケージトレイの前側を保持する保持部の前側の
部位に位置したときに、シートバックの背面部に沿って
パッケージトレイを格納するように構成しているので、
シートバックとパッケージトレイとを密着させて格納す
ることが可能となり、コンパクトな格納が可能となる、
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の分解斜視図、第2図はパッケ
ージトレイ使用時の側面図、第3図はパッケージトレイ
格納時の側面図、第4図はシートバック前倒状態の側面
図、第5図は従来例の背面側から見た斜視図である。 1……リヤシート 2……シートバック 3……バックドア 4……ラゲッジスペース 5……パッケージトレイ 8……保持部 10……回動軸部 11a……一方の部位 11b……他方の部位 13……支承部 15……側壁後端部 19……格納時保持手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤシートの前倒可能なシートバックの背
    面上部にパッケージトレイの前辺部を枢着して、前記シ
    ートバックとバックドアとの間に形成されたラゲッジス
    ペースを覆う使用位置とシートバックの背面部に略沿っ
    た格納位置との間で前記パッケージトレイを上下回動可
    能に支持し、且つパッケージトレイを前記使用位置に保
    持するための使用時保持手段と、パッケージトレイを前
    記格納位置に保持するための格納時保持手段とを備えた
    パッケージトレイの支持構造において、 パッケージトレイの前辺両側部に左右方向の回動軸部を
    夫々設けると共に、シートバックの背面上部に前記回動
    軸部を前後部位移動可能に保持する夫々の保持部を設け
    て使用位置と格納位置との間で前記パッケージトレイを
    上下回動可能に支持し、且つ車室の両側壁後端部に前記
    パッケージトレイをその後辺両側部において前記使用位
    置に支持するための支承部を設け、前記回動軸部が前記
    保持部の後側の部位に位置するときパッケージトレイが
    前記支承部によって支持され、前記回動軸部が前記保持
    部の前側の部位に位置するとき前記支持が解除されるよ
    うに構成したことを特徴とするパッケージトレイの支持
    構造。
JP1990081489U 1990-07-30 1990-07-30 パッケージトレイの支持構造 Expired - Lifetime JPH0626452Y2 (ja)

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JPH0438847U JPH0438847U (ja) 1992-04-02
JPH0626452Y2 true JPH0626452Y2 (ja) 1994-07-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101393867B1 (ko) * 2012-12-21 2014-05-12 기아자동차주식회사 차량용 커버링쉘프 개폐장치

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