JPH0626443Y2 - 自動車用シート - Google Patents
自動車用シートInfo
- Publication number
- JPH0626443Y2 JPH0626443Y2 JP1988110591U JP11059188U JPH0626443Y2 JP H0626443 Y2 JPH0626443 Y2 JP H0626443Y2 JP 1988110591 U JP1988110591 U JP 1988110591U JP 11059188 U JP11059188 U JP 11059188U JP H0626443 Y2 JPH0626443 Y2 JP H0626443Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat back
- infant
- seat cushion
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3081—Seats convertible into parts of the seat cushion or the back-rest or disapppearing therein, e.g. for children
- B60N2/3084—Disappearing in a recess of the back-rest
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2857—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle characterised by the peculiar orientation of the child
- B60N2/2863—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle characterised by the peculiar orientation of the child backward facing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は幼児用シートとして使用できるようにした自
動車用シートに関するものである。
動車用シートに関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車用シートバックを、例えば実開昭62−3
7536号公報記載の如く前方へ倒すことで幼児用シー
トとして使用できるものがあり第7図にその具体例を示
している。
7536号公報記載の如く前方へ倒すことで幼児用シー
トとして使用できるものがあり第7図にその具体例を示
している。
即ち、シート101のシートクッション103はスライ
ド機構105のアッパレール107上に固定された前,
後進可能に支持されており、シート101のシートバッ
ク109はリクライニングデバイス111を介して所定
の傾斜角度が得られるようになっている。リクライニン
グデバイス111を構成するシートクッション103側
のベースプレート113はヒンジシャフト115を介し
てシートクッションフレーム117に回動自在に取付け
られ、シートバック109は後部位置から幼児用シート
として使用する前方位置(同時実線)への回動が可能と
なる。
ド機構105のアッパレール107上に固定された前,
後進可能に支持されており、シート101のシートバッ
ク109はリクライニングデバイス111を介して所定
の傾斜角度が得られるようになっている。リクライニン
グデバイス111を構成するシートクッション103側
のベースプレート113はヒンジシャフト115を介し
てシートクッションフレーム117に回動自在に取付け
られ、シートバック109は後部位置から幼児用シート
として使用する前方位置(同時実線)への回動が可能と
なる。
シートバック109は後部位置及び前方位置の時、フッ
ク118とピン119とから成る前端ラッチ機構121
と後端ラッチ機構122によって係止され、シートバッ
ク109の前方位置の時、シートバック105の背部側
に設けられた拘束ベルト123によって幼児の拘束状態
が得られる構造となっている。なお、ラッチ機構12
1,122は、シート101の反対側にも同様に構成し
てあって、ノブ125を引上げることで係止解除可能と
なっている。
ク118とピン119とから成る前端ラッチ機構121
と後端ラッチ機構122によって係止され、シートバッ
ク109の前方位置の時、シートバック105の背部側
に設けられた拘束ベルト123によって幼児の拘束状態
が得られる構造となっている。なお、ラッチ機構12
1,122は、シート101の反対側にも同様に構成し
てあって、ノブ125を引上げることで係止解除可能と
なっている。
(考案が解決しようとする課題) かかる自動車用シートを幼児用シートとして使用する際
に、シートバック109に車両後向きの強い力が作用す
ると、その力はリクライニングデバイス111で受ける
ことになる。このために、リクライニングデバイス11
1の強度を確保してシートバック109の倒れ込みを防
ぐ必要があるが、強度をアップするには格別に補強をす
るため専用のリクライニングデバイスとなり、一般のリ
クライニングデバイスとは共用化が図れないという問題
点があった。
に、シートバック109に車両後向きの強い力が作用す
ると、その力はリクライニングデバイス111で受ける
ことになる。このために、リクライニングデバイス11
1の強度を確保してシートバック109の倒れ込みを防
ぐ必要があるが、強度をアップするには格別に補強をす
るため専用のリクライニングデバイスとなり、一般のリ
クライニングデバイスとは共用化が図れないという問題
点があった。
そこで、この考案はリクライニングデバイスの共用化が
可能となり、しかも強度アップが図れる自動車用シート
を提供を目的とする。
可能となり、しかも強度アップが図れる自動車用シート
を提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案は、シートバック
をシートクッションに対して希望する傾斜角度とするリ
クライニングデバイスと、リクライニングデバイスによ
って所定の角度に設定されたシートバックをシートクッ
ションに対して前後方向に可動支持するシートバック可
動支持機構と、シートバックをシートッバク可動支持機
構を介してシートクッションの後部位置を含む少くとも
2箇所の位置でシートクッションに固定可能なロック装
置と、シートバックの背面に設けられた身体支持部と、
シートバックの背面下部に着脱可能に固定支持された幼
児用座部と、シートバック背面側に設けられた身体拘束
手段とを有し、前記幼児用座部とシートクッションとの
間に、一端が幼児用座部に他端がシートクッションに係
止され、前記リクライニングデバイスを中心としてシー
トバックの後側への回転を阻止する回転阻止機構を設け
てある。
をシートクッションに対して希望する傾斜角度とするリ
クライニングデバイスと、リクライニングデバイスによ
って所定の角度に設定されたシートバックをシートクッ
ションに対して前後方向に可動支持するシートバック可
動支持機構と、シートバックをシートッバク可動支持機
構を介してシートクッションの後部位置を含む少くとも
2箇所の位置でシートクッションに固定可能なロック装
置と、シートバックの背面に設けられた身体支持部と、
シートバックの背面下部に着脱可能に固定支持された幼
児用座部と、シートバック背面側に設けられた身体拘束
手段とを有し、前記幼児用座部とシートクッションとの
間に、一端が幼児用座部に他端がシートクッションに係
止され、前記リクライニングデバイスを中心としてシー
トバックの後側への回転を阻止する回転阻止機構を設け
てある。
(作用) かかる自動車用シートのリクライニングデバイスによれ
ば、幼児用シートとして使用している時、シートバック
に車両後向きの力が作用すると、リクライニングデバイ
スの支持強度を越える力は、回転阻止機構によって受け
止めるようになり、シートバックの倒れ込みが阻止され
る。また、リクライニングデバイスの共用化が可能とな
る。
ば、幼児用シートとして使用している時、シートバック
に車両後向きの力が作用すると、リクライニングデバイ
スの支持強度を越える力は、回転阻止機構によって受け
止めるようになり、シートバックの倒れ込みが阻止され
る。また、リクライニングデバイスの共用化が可能とな
る。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
の一実施例を詳細に説明する。
第1図は幼児用シートの使用状態を示す自動車用シート
1の側面図である。
1の側面図である。
自動車用シート1は、シートバック3とシートクッショ
ン5とから成り、シートバック3はリクライニングデバ
イス7によって希望する傾斜角度(リクライニング)が
得られるようになっている。リクライニングデバイス7
はリング状の係合歯にロック歯が噛み合うことで回動及
びロックされる構造となっておりリクライニングデバイ
ス7を構成する一方の固定プレート9は、リング状の係
合歯を有し、シートバック3のシートバックフレーム1
0に固着されている。他方のベースプレート11は、前
記リング状の係合歯と係脱自在に噛み合うロック歯を有
し、シートクッション5のシートクッションフレーム1
3にヒンジピン15を支点として前側(図1左側)及び
後側(図1右側)へ回動自在に支持され、シートバック
3は、シートバック可動支持機構17によって、後部位
置から幼児用シートとして使用可能な前方位置(第1図
実線)まで回動可能となっている。
ン5とから成り、シートバック3はリクライニングデバ
イス7によって希望する傾斜角度(リクライニング)が
得られるようになっている。リクライニングデバイス7
はリング状の係合歯にロック歯が噛み合うことで回動及
びロックされる構造となっておりリクライニングデバイ
ス7を構成する一方の固定プレート9は、リング状の係
合歯を有し、シートバック3のシートバックフレーム1
0に固着されている。他方のベースプレート11は、前
記リング状の係合歯と係脱自在に噛み合うロック歯を有
し、シートクッション5のシートクッションフレーム1
3にヒンジピン15を支点として前側(図1左側)及び
後側(図1右側)へ回動自在に支持され、シートバック
3は、シートバック可動支持機構17によって、後部位
置から幼児用シートとして使用可能な前方位置(第1図
実線)まで回動可能となっている。
シートバック可動支持機構17となる前ベースプレート
11とシートクッション5との間にはシートバック3を
シートクッション5に対して後部位置と幼児用シートと
して使用可能な前部位置とに固定するロック装置19
a,bが設けられている。
11とシートクッション5との間にはシートバック3を
シートクッション5に対して後部位置と幼児用シートと
して使用可能な前部位置とに固定するロック装置19
a,bが設けられている。
ロック装置19a,bは、前記ベースプレート11側に
設けられた前側ラッチ21および後側ラッチ23と、シ
ートクッション5側に設けられた前側ロックピン25お
よび後側ロックピン27とからなり、前記前側ラッチ2
1を前側ロックピン25に係合させることによりシート
バック3をシートクッション5の前部位置(第1図実
線)での固定が可能となる。また、前記後側ラッチ23
を後側ロックピン27に係合させることによりシートバ
ック3をシートクッション5の後部位置で固定され通常
のシートとして使用可能となる。
設けられた前側ラッチ21および後側ラッチ23と、シ
ートクッション5側に設けられた前側ロックピン25お
よび後側ロックピン27とからなり、前記前側ラッチ2
1を前側ロックピン25に係合させることによりシート
バック3をシートクッション5の前部位置(第1図実
線)での固定が可能となる。また、前記後側ラッチ23
を後側ロックピン27に係合させることによりシートバ
ック3をシートクッション5の後部位置で固定され通常
のシートとして使用可能となる。
前側ラッチ21はベースプレート11の中間部上縁側に
ピン29を介して回動自在に設けられ、図示しないスプ
リング等によって前側ロックピン25への係合方向(第
1図中時計方向)に付勢されている。また、前記後側ラ
ッチ23はベースプレート11の中間部下縁側にピン3
1を介して回動自在に設けられ、図示しないスプリング
等により後側ロックピン27への係合方向(第1図中反
時計方向)に付勢されており、各ラッチ21,23はシ
ートバック3に設けられた図示しないロック解除レバー
を操作することにより対応するロックピン25,27か
ら離れロック解除されるようになっている。
ピン29を介して回動自在に設けられ、図示しないスプ
リング等によって前側ロックピン25への係合方向(第
1図中時計方向)に付勢されている。また、前記後側ラ
ッチ23はベースプレート11の中間部下縁側にピン3
1を介して回動自在に設けられ、図示しないスプリング
等により後側ロックピン27への係合方向(第1図中反
時計方向)に付勢されており、各ラッチ21,23はシ
ートバック3に設けられた図示しないロック解除レバー
を操作することにより対応するロックピン25,27か
ら離れロック解除されるようになっている。
一方、シートバック3の背面は、幼児の身体を支持する
身体支持部33と後述するシートベルト35が設けられ
ている。また、前記身体支持部33の下部位置には、シ
ートバック3の背面に着脱可能に幼児用座部37が取付
けられている。
身体支持部33と後述するシートベルト35が設けられ
ている。また、前記身体支持部33の下部位置には、シ
ートバック3の背面に着脱可能に幼児用座部37が取付
けられている。
幼児用座部37には、第1図、第2図のように、シート
フレーム39の一端に溶着されたステー41が設けられ
ている。ステー41は、シートバックフレーム10の下
端部に固定されたホルダー43に対して挿脱自在に固定
支持されている。
フレーム39の一端に溶着されたステー41が設けられ
ている。ステー41は、シートバックフレーム10の下
端部に固定されたホルダー43に対して挿脱自在に固定
支持されている。
シートバック3の背側に設けられた前記シートベルト3
5は、一端がシートバック3内においてシートバックフ
レーム10の下端部にアンカー45により固定されてい
る。また、他端側となるシートベルト35の先端側には
胸当てパッド47が固定されており、この胸当てパッド
47の先端に係合タング49が設けられている。係合タ
ング49は、シートクッション5の後端において、シー
トクッション後部フレーム51にアンカー53を介して
固定されたインナーバックル55と係脱自在に係合し幼
児の身体拘束手段として機能するようになっている。
5は、一端がシートバック3内においてシートバックフ
レーム10の下端部にアンカー45により固定されてい
る。また、他端側となるシートベルト35の先端側には
胸当てパッド47が固定されており、この胸当てパッド
47の先端に係合タング49が設けられている。係合タ
ング49は、シートクッション5の後端において、シー
トクッション後部フレーム51にアンカー53を介して
固定されたインナーバックル55と係脱自在に係合し幼
児の身体拘束手段として機能するようになっている。
さらに、幼児用座部37には、リクライニングデバイス
7の回転を阻止する回転阻止機構57が設けられてい
る。
7の回転を阻止する回転阻止機構57が設けられてい
る。
回転阻止機構57は、幼児用座部37と、幼児用座部3
7のステー41に固着した下向き突起部59aと後向き
突起部59bとを有する断面ト字状のストッパ部材59
と、シートクッション後部フレーム51とから成り、シ
ートクッション5の後端部には貫通孔61が設けられ、
各突起部59a,59bが直接シートクッション後部フ
レーム51と当接し合う際に支障が起きないようになっ
ている。
7のステー41に固着した下向き突起部59aと後向き
突起部59bとを有する断面ト字状のストッパ部材59
と、シートクッション後部フレーム51とから成り、シ
ートクッション5の後端部には貫通孔61が設けられ、
各突起部59a,59bが直接シートクッション後部フ
レーム51と当接し合う際に支障が起きないようになっ
ている。
これにより、下向き突起部59aがシートクッション後
部フレーム51の前縁に、後向き突起部59bが上面に
それぞれ当接し合うことでリクライニングデバイス7の
回転が阻止されるように機能する。
部フレーム51の前縁に、後向き突起部59bが上面に
それぞれ当接し合うことでリクライニングデバイス7の
回転が阻止されるように機能する。
このように構成された自動車用シートにおいて、シート
バック3をシートバック可動支持機構17を介してシー
トクッション5の後方へ移動させシートクッション5の
後部位置とすることで通常のシートとして使用可能とな
る。
バック3をシートバック可動支持機構17を介してシー
トクッション5の後方へ移動させシートクッション5の
後部位置とすることで通常のシートとして使用可能とな
る。
次に、幼児用シートとして使用する場合には、後部位置
にあるシートバック3をシートバック可動支持機構17
を介してシートクッション5の前方へ移動させ、シート
クッション5の前部位置へ回動する。この場合、図示し
ないロック解除レバーの操作により後側ラッチ23の後
側ロックピン27に対するロックを解除しておく、続い
て、シートバック3の前方の回動完了時に前側ラッチ2
1を前側ロックピン25に係合する。これにより、シー
トバック3はシートクッション5の前部位置での拘束状
態が確保される。次に、シートバック3背面下部のホル
ダー43に幼児用座部37のステー41を差し込み、幼
児用座部37をシートバック3の背面に固定セットした
後、幼児用座部37に幼児を着座させ、シートベルト3
5によって拘束する。
にあるシートバック3をシートバック可動支持機構17
を介してシートクッション5の前方へ移動させ、シート
クッション5の前部位置へ回動する。この場合、図示し
ないロック解除レバーの操作により後側ラッチ23の後
側ロックピン27に対するロックを解除しておく、続い
て、シートバック3の前方の回動完了時に前側ラッチ2
1を前側ロックピン25に係合する。これにより、シー
トバック3はシートクッション5の前部位置での拘束状
態が確保される。次に、シートバック3背面下部のホル
ダー43に幼児用座部37のステー41を差し込み、幼
児用座部37をシートバック3の背面に固定セットした
後、幼児用座部37に幼児を着座させ、シートベルト3
5によって拘束する。
このシートベルト35による幼児の拘束時において、例
えば車両後面に追突され車両後向きの衝突荷重を受ける
と、第4図に示すように、幼児を拘束しているシートベ
ルト35に慣性力により矢印a方向の力がかかり、まず
シートベルト35が矢印b方向に引張られる。このシー
トベルト35の引張力によってアンカー45,53に力
がかかるが、アンカー45,53は強固に固定されてい
るため、シートバック3自体に力がかかり、この力はシ
ートバック可動支持機構17のベースプレート11に働
くようになる。この時、ベースプレート11は前側ラッ
チ21と前側ロックピン25との係合によって強固にロ
ックされているため、最終的にリクライニングデバイス
7に力がかかることになる。この場合、次のような作動
が働く、即ち、リクライニングデバイス7の係合歯とロ
ック歯の噛み合い強度を越える力が作用すると歯すべり
が生じて矢印c方向に回転し、この回転によってシート
バック3が矢印d方向の後部座席側へ倒れ込むようにな
るが、これに伴って幼児用座部37が矢印e方向へリク
ライニングデバイス7を中心に回動する作用が働く。こ
の幼児用座部37の回動作用によって、第5図に示すよ
うに、ストッパ部材59の下向き突起部59aはシート
クッション後部フレーム51の前縁に、後向き突起部5
9bはシートクッション後部フレーム51の上面と当接
しリクライニングデバイス7の回転は阻止される。従っ
て、リクライニングデバイス7にかかる負荷は大巾に低
減されると共にシートバック3の後部座席側への倒れ込
みは起きなくなる。
えば車両後面に追突され車両後向きの衝突荷重を受ける
と、第4図に示すように、幼児を拘束しているシートベ
ルト35に慣性力により矢印a方向の力がかかり、まず
シートベルト35が矢印b方向に引張られる。このシー
トベルト35の引張力によってアンカー45,53に力
がかかるが、アンカー45,53は強固に固定されてい
るため、シートバック3自体に力がかかり、この力はシ
ートバック可動支持機構17のベースプレート11に働
くようになる。この時、ベースプレート11は前側ラッ
チ21と前側ロックピン25との係合によって強固にロ
ックされているため、最終的にリクライニングデバイス
7に力がかかることになる。この場合、次のような作動
が働く、即ち、リクライニングデバイス7の係合歯とロ
ック歯の噛み合い強度を越える力が作用すると歯すべり
が生じて矢印c方向に回転し、この回転によってシート
バック3が矢印d方向の後部座席側へ倒れ込むようにな
るが、これに伴って幼児用座部37が矢印e方向へリク
ライニングデバイス7を中心に回動する作用が働く。こ
の幼児用座部37の回動作用によって、第5図に示すよ
うに、ストッパ部材59の下向き突起部59aはシート
クッション後部フレーム51の前縁に、後向き突起部5
9bはシートクッション後部フレーム51の上面と当接
しリクライニングデバイス7の回転は阻止される。従っ
て、リクライニングデバイス7にかかる負荷は大巾に低
減されると共にシートバック3の後部座席側への倒れ込
みは起きなくなる。
第6図はこの考案の他の実施例を示すものである。な
お、上記実施例と同一要素には同一符号を付して説明を
省略する。
お、上記実施例と同一要素には同一符号を付して説明を
省略する。
この実施例は、上記実施例の構成に加えて、幼児用座部
37とシートクッション後部フレーム51との間に連結
部材63を設けたものである。連結部材63は、一端が
幼児用座部37のシートフレーム39に固定された先端
に係合タング65と、一端がシートクッション後部フレ
ーム51に固定され他端にバックル67とから構成され
ている。そして、係合タング65とバックル67とを係
合固定することにより、幼児用座部37とシートクッシ
ョン後部フレーム51とが連結されるようになる。
37とシートクッション後部フレーム51との間に連結
部材63を設けたものである。連結部材63は、一端が
幼児用座部37のシートフレーム39に固定された先端
に係合タング65と、一端がシートクッション後部フレ
ーム51に固定され他端にバックル67とから構成され
ている。そして、係合タング65とバックル67とを係
合固定することにより、幼児用座部37とシートクッシ
ョン後部フレーム51とが連結されるようになる。
この実施例によれば、上記実施例と同様な効果を奏する
他、例えは前面衝突した場合にリクライニングデバイス
7が歯すべりを起して生じるリクライニングデバイス7
の反時計方向の回転を連結部材63で阻止することがで
きる。
他、例えは前面衝突した場合にリクライニングデバイス
7が歯すべりを起して生じるリクライニングデバイス7
の反時計方向の回転を連結部材63で阻止することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の自動車用シートによれ
ば、回転阻止機構によってリクライニングデバイスを格
別に補強することなく、シートバックの倒れ込みを防止
することができると共に、リクライニングデバイスの共
用化が図れるようになる。
ば、回転阻止機構によってリクライニングデバイスを格
別に補強することなく、シートバックの倒れ込みを防止
することができると共に、リクライニングデバイスの共
用化が図れるようになる。
第1図はこの考案の一実施例に係る自動車用シートの側
面図、第2図は回転阻止機構の一部であるストッパ部材
の構成を示す斜視図、第3図は回転阻止機構の一部であ
るシートクッション後端部の斜視図、第4図は作用説明
図、第5図は回転阻止機構の作用説明図、第6図はこの
考案に係る他の実施例を示す側面図、第7図は従来例に
よる自動車用シートの側面図である。 3……シートバック、5……シートクッション 7……リクライニングデバイス 11……ベースプレート 17……シートバック可動支持機構 19……ロック装置、33……身体支持部 37……幼児用座部 35……シートベルト(拘束手段) 57……回転阻止機構
面図、第2図は回転阻止機構の一部であるストッパ部材
の構成を示す斜視図、第3図は回転阻止機構の一部であ
るシートクッション後端部の斜視図、第4図は作用説明
図、第5図は回転阻止機構の作用説明図、第6図はこの
考案に係る他の実施例を示す側面図、第7図は従来例に
よる自動車用シートの側面図である。 3……シートバック、5……シートクッション 7……リクライニングデバイス 11……ベースプレート 17……シートバック可動支持機構 19……ロック装置、33……身体支持部 37……幼児用座部 35……シートベルト(拘束手段) 57……回転阻止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤田 靖之 東京都昭島市松原町3―2―12 株式会社 タチエス内 (56)参考文献 特開 昭59−202942(JP,A) 実開 昭62−37536(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】シートバックをシートクッションに対して
希望する傾斜角度とするリクライニングデバイスと、リ
クライニングデバイスによって所定の角度に設定された
シートバックをシートクッションに対して前後方向に可
動支持するシートバック可動支持機構と、シートバック
をシートッバク可動支持機構を介してシートクッション
の後部位置を含む少くとも2箇所の位置でシートクッシ
ョンに固定可能なロック装置と、シートバックの背面に
設けられた身体支持部と、シートバックの背面下部に着
脱可能に固定支持された幼児用座部と、シートバック背
面側に設けられた身体拘束手段とを有し、前記幼児用座
部とシートクッションとの間に、一端が幼児用座部に他
端がシートクッションに係止され、前記リクライニング
デバイスを中心としてシートバックの後側への回転を阻
止する回転阻止機構を設けたことを特徴とする自動車用
シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988110591U JPH0626443Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 自動車用シート |
US07/391,771 US5035465A (en) | 1988-08-25 | 1989-08-10 | Vehicular infant safety seat with seat back safety stopper |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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