JPH0339075Y2 - - Google Patents

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JPH0339075Y2
JPH0339075Y2 JP13631085U JP13631085U JPH0339075Y2 JP H0339075 Y2 JPH0339075 Y2 JP H0339075Y2 JP 13631085 U JP13631085 U JP 13631085U JP 13631085 U JP13631085 U JP 13631085U JP H0339075 Y2 JPH0339075 Y2 JP H0339075Y2
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seat
stopper
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌用座席角度調整装置に関し、特
に詳述すれば、安全装置を備え、座席(シートバ
ツク)が通常のラクライニング範囲を越えての急
激な後倒れを防止するのに利用される。
(従来技術とその問題点) 車輌用座席角度調整装置は、たとえば、特開昭
52−45451号公報にみられる如く、添付第9図及
び第10図に示す構造を有す。
座席1は、シートクツシヨン2、シートバツク
3を有し、シートクツシヨン2にはシートクツシ
ヨンブラケツト4及びシートバツク3にはシート
バツクブラケツト5が、夫々、固定され、両ブラ
ケツト4,5は、ピン6にて枢着され、シートバ
ツク3はシートクツシヨン2に対しピン6を中心
として前後に傾動可能となつている。両ブラケツ
ト4,5間にはロツク機構(第10図参照)が配
され、該ロツク機構の係脱を操作レバー7で行な
う。
第10図を参照してロツク機構を説明する。シ
ートクツシヨンブラケツト4の一端には円弧状の
ラツチ歯8が固定され且つ該ブラケツト4の適所
にピン6を固定する。ピン6は、操作レバー7の
端部及びシートバツクブラケツト5を貫通して、
スパイラルスプリング9の内端に係止される。ス
パイラルスプリング9の外端11をブラケツト5
の突片10に係止させる。スパイラルスプリング
9は、シートバツク3の後倒れ状態からシートバ
ツク3を前方へ移動させる際の復元力をシートバ
ツク3に付与させる働きをする。
操作レバー7はカム面12及びピン13を有
す。シートバツクブラケツト5の背面側にピン1
4にてシートバツクブラケツト5に枢着されたポ
ール15の下端には、ブラケツト5の窓を介して
表面側に延在するポール歯16を有す。17はポ
ール15に固定されたピンで、シートバツクブラ
ケツト5の長孔に挿入され、ポール15の不必要
な動きを規制する。
両ブラケツト4,5を座席(シート)1に組付
けた状態では、操作レバー7のカム面12が、対
向するポール15のカム面を押し、ポール歯16
とラツチ歯8とが噛合い、シートバツク3は、シ
ートクツシヨン2に対しロツク状態となる。
第10図に示す状態において、操作レバー7を
ピン又はシヤフト6まわりに時計方向に回転させ
ると、操作レバー7のカム面12とポール15の
カム面との係合が外れ、ピン13がポール15を
ピン14まわりに反時計方向に回転させる。この
結果、ポール歯16とラツチ歯8との噛合が解放
され、シートバツクブラケツト5即ちシートバツ
ク3が、シートクツシヨンブラケツト4即ちシー
トクツシヨン2に対し自由状態(ロツク解除)と
なるから、乗員の体重をシートバツク3にかける
ことで、シートバツク3は後方へ倒れることにな
る。この際、スパイラルスプリング9は巻き締め
られ、そのエネルギーを貯える。乗員が欲する角
度だけ、シートバツク3が後倒れした時スプリン
グ19の附勢力を利用して操作レバー7を元に戻
すと、レバー7のカム面12がポール15のカム
面を押しポール歯16とラツチ歯8とが再び噛合
い、シートバツクブラケツト5がシートクツシヨ
ンブラケツト4に対し、ロツク状態となり、シー
トバツク3を所望角度だけ後倒れの状態とさせ得
る。
一方、後倒れのシートバツク3を元の位置に戻
すには、乗員の体重をシートバツク3にかけるこ
となく、操作レバー7を時計方向に回し、ポール
歯16とラツチ歯8との噛合いを解放させれば、
スパイラルスプリング9の巻き戻しによつて、シ
ートバツク3は前方へ移動することになる。
このようなシートにおいて、たとえば、運転中
に、乗員がシートバツク3の後倒れを欲し、操作
レバー7を時計方向に回転させ、ポール歯16と
ラツチ歯8の噛合いを解放させながら、シートバ
ツク3に急に体重をかけると、車の慣性力も作用
してシートバツク3の後方への動きは大となり、
シートバツク3は一気に水平に近い状態に即ちポ
ール歯16の側縁がラツチ歯8のストツパ部18
に当接する迄、後倒れする危険がある。特に、こ
の種のシート操作に不慣れで且つ体重のある者に
は、この危険は高いものとなる。
(本考案の技術的課題) 本考案は、シートバツクを乗員にとつて安全な
後倒れ位置迄、後倒れさせると安全装置が働き、
この安全装置を解除しない限り、シートバツクを
水平に近い状態に後倒れできないようにすること
により、前述した従来技術の不具合を解消させる
ことを、解決すべき技術的課題とする。
(本考案の技術的手段とその作用) 前述した技術的課題を解決するために、本考案
は、シートバツクブラケツトに固定されたストツ
パ部材と、シートクツシヨンブラケツトに枢着さ
れ且つ反転スプリングと協衝するレバー部材とか
らなる安全装置を採用する。この安全装置は、シ
ートバツクが通常のリクライニング範囲を越えて
後倒れしようとすると、ストツパ部材のストツパ
部がレバー部材のストツパ部に係合し、シートバ
ツクの後倒れを仮止めさせる。シートバツクを一
層後倒れさせ水平に近い状態にさせるには、スト
ツパ部材とレバー部材との係合を、乗員が手で外
すと、シートバツクの一層の後倒れが可能とな
る。即ち、たとえば、乗員が走行中に、シートバ
ツクを後倒れさせても、運転に支障がない安全な
位置でシートバツクは一旦停止することになる。
(実施例) 本考案の実施例を第1−8図を参照して説明す
るが、第9−10図に示した例と同一構成部分に
は同一符号を用いその説明を省略する。尚、ラツ
チ歯8′は、通常のリクライニング域用の歯8′a
とシートバツク3を水平に近い状態にさせた時に
用いる歯8′bよりなり、その間に歯がなく、又、
第10図に示したストツパ部18もない。
シートバツク3の急激な水平状態への後倒れを
防止する安全装置は、シートバツクブラケツト5
に固定されたストツパ部材20、シートクツシヨ
ンブラケツト4に枢着されたレバー部材21、一
端がレバー部材21に固定され且つ他端がシート
クツシヨンブラケツト4に固定された反転スプリ
ング22を少なくとも有す。
第2図に示す如く、ストツパ部材20は、その
両側にストツパ部23と、その間のカム面24と
を有す。レバー部材21は、ストツパ部25,2
6、カム面27、ピン係合面28及び操作部29
を有し、ピン30を介してシートクツシヨンブラ
ケツト4に枢着させる。反転スプリング22は、
ストツパピン31に巻回され、一端をブラケツト
4及び他端をレバー部材21の孔に係合させる。
ストツパピン31は、ピン係合面28間に位置す
る。
第3図を参照する。操作レバー7を手前に引
き、ポール歯16とラツチ歯8′aとの噛合いを
外し、シートバツク3に体重をかけてシートバツ
ク3を後方に倒すと、シートバツクブラケツト5
に固定されたストツパ部材20のストツパ部23
が、シートクツシヨンブラケツト4に枢着された
レバー部材21のストツパ部26に係合し且つス
トツパピン31がピン係合面28に接し、レバー
部材21のピン30まわりの時計方向の回転を阻
止し、シートバツクブラケツト5の後倒れは不可
能となる。シート使用者が、この段階で安全を確
認し、尚、シートバツク3を一層後倒れしたい時
は、操作レバー7を元に戻し(手離し)、レバー
部材21の操作部29を、第4図に示す如く、手
前側に引き、両ストツパ部23,26の係合を解
除する。
第3図に示す状態は、シートリクライニングの
通常域の最大倒れを示す。シートバツク3の後倒
れと共に、第4図に示す如く、ストツパ部材20
のカム面24がレバー部材21のカム面27に接
す。反転スプリング22が反転し、その作用方向
を変え、ストツパ部材20とレバー部材21とは
レリーズ状態となる。
シートバツク3をさらに後倒れさせる時は、操
作レバー7を再度手前に引き、ポール歯16とラ
ツチ歯8′aとの噛合いを解除し、シートバツク
3に体重をかけると(或いは手でシートバツクを
後方へ倒すと)、シートバツク3は後倒れするが、
その際、ストツパ部材20のストツパ部23がレ
バー部材21のストツパ部25に当接し、レバー
部材21をピン30まわりに反時計方向に回転さ
せ、第6図の状態に、レバー部材21を配す。レ
バー部材21のストツパ部25をけつたストツパ
部材20は、そのストツパ部23がラツチ歯8′
の端面に当たり、シートバツク3をほゞ水平状態
とさせる。操作レバー7を離すと、ポール歯16
がラツチ歯8′bに噛合う。
ほゞ水平状態となつているシートバツク3を起
すには、操作レバー7を手前に引き、ポール歯1
6とラツチ歯8′bとの噛合いを解放させ、シー
トバツク3を起す。この際、スパイラルスプリン
グ9のエネルギーが解放され、シートバツク3の
起し作業は容易である。シートバツク3の引き起
し中、ストツパ部材20のストツパ部23がレバ
ー部材21に接し、第7図の状態となるが、所望
位置にシートバツク3を移し、操作レバー7を手
離し、ポール歯16とラツチ歯8′bとを噛合せ
る。その際のレバー部材21の状態を第8図に示
す。ストツパ部20のストツパ部23がレバー部
材21のストツパ部26とは離間し待機する形と
なる。第7図の状態において、レバー部材21が
手前側に引くことが可能であるが、シートバツク
ブラケツト5を後倒することによりストツパ部材
20のストツパ部23がレバー部材21のストツ
パ部25に当接し、レバー部材21をピン30ま
わりに反時計方向に回転させ、第5図の状態にレ
バー部材21を配す。このことによりレバー部材
21の誤動作によるロツクレリース状態を防いで
いる。第8図の状態において、レバー部材21を
手前側に引こうとすると、レバー部材21のスト
ツパ部25とストツパ部材20のストツパ部23
が当り、レバー部材21を手前側に引けず、誤動
作の防止を図つている。レバー部材21の解除は
第4図の位置でのみ可能である。
第8図の状態から、シートバツク3を後倒しす
ると、第3図の状態となり、尚一層のシートバツ
クの後倒しは、前述した操作を行なうことにな
る。
(効果) 本考案による安全装置は簡単な構造のストツパ
部材とレバー部材とから主になり、ロツク機構の
設計変更を必要としないことから、既存の装置に
簡単に適用できる。さらに、この安全装置は、レ
バー部材の操作部を動かしてレリーズ状態を作る
のみであるから操作は容易で、熟練を要しない。
ロツクレリーズ位置(後倒れ角度)がある一点に
限定されるため、又は、レリーズできても自動的
に再ロツク状態となるため、ロツクレリーズの誤
動作の心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例に用いられるシートのロ
ツク機構及び安全装置を示す斜視図、第2図は第
1図に示すものの分解図、第3図から第8図はシ
ートバツクの動きに対する安全装置の各部材の動
きを示す側面図、第9図は座席(シート)の側面
図、および第10図は従来のシートロツク機構を
示す分解図である。 図中、1……座席(シート)、2……シートク
ツシヨン、3……シートバツク、4……シートク
ツシヨンブラケツト、5……シートバツクブラケ
ツト、7……操作レバー、8,8′……ラツチ歯、
9……スパイラルスプリング、15……ポール、
16……ポール歯、20……ストツパ部材、21
……レバー部材、22……反転スプリング、2
3,25,26……ストツパ部、24,27……
カム面、28……ピン係合面、29……操作部、
31……ストツパピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カム面とストツパ部とを有し且つシートバツク
    ブラケツトに固定されたストツパ部材と、カム
    面、ピン係合面、ストツパ部、および操作部とを
    有し且つシートクツシヨンブラケツトに枢着され
    たレバー部材と、一端が前記シートクツシヨンブ
    ラケツトに支持され且つ他端が前記レバー部材に
    支持された反転スプリング、および前記レバー部
    材のピン係合面に係合可能であり且つ前記シート
    クツシヨンブラケツトに固定されたピン部材とを
    備える安全装置を設けてなることを特徴とする車
    輌用座席角度調整装置。
JP13631085U 1985-09-07 1985-09-07 Expired JPH0339075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13631085U JPH0339075Y2 (ja) 1985-09-07 1985-09-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13631085U JPH0339075Y2 (ja) 1985-09-07 1985-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6246036U JPS6246036U (ja) 1987-03-20
JPH0339075Y2 true JPH0339075Y2 (ja) 1991-08-16

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