JPS5929583Y2 - 車両用座席のリクライニング装置 - Google Patents

車両用座席のリクライニング装置

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JPS5929583Y2
JPS5929583Y2 JP1979169305U JP16930579U JPS5929583Y2 JP S5929583 Y2 JPS5929583 Y2 JP S5929583Y2 JP 1979169305 U JP1979169305 U JP 1979169305U JP 16930579 U JP16930579 U JP 16930579U JP S5929583 Y2 JPS5929583 Y2 JP S5929583Y2
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JP
Japan
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tilting
backrest
seat
angle
plate
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JP1979169305U
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JPS5686057U (ja
Inventor
幸人 野村
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三櫻工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用座席のリクライニング装置に係り、特に
座席の背もたれの傾倒が自由で、かつ車両の急激な減速
度時には背もたれの傾倒が阻止され、さらに傾倒された
背もたれを戻す際には背もたれが傾倒前の傾斜状態で停
止するリクライニング装置に関する。
従来から乗用車の前部座席等にはリクライニング装置が
装備されているが、従来のリクライニング装置には以下
の如き難点がある。
(1)座席の背もたれの傾斜角度は、車内快適さの要請
から無段階に調節できることが望ましいが、従来装置で
は1段が3ないし5度でありヘッドレスト位置では50
ないし5Q mmの移動量となり、快適な調節位置付け
が困難である。
(2)特に2ドアタイプの乗用車においては、後部座席
に乗込む際に前記座席の背もたれを前方に傾倒させる必
要があるが、従来装置ではフートペダルあるいはハンド
レバーを操作する必要があり、背もたれの傾倒が容易で
ない。
特に雨降時あるいは荷物を持っている場合には不便であ
る。
(3)背もたれの前方への傾倒操作を容易にするために
、背もたれの傾倒をフリーにする方法が考えられるが、
このようにすると、車両の急激な減速時に背もたれが前
に倒れ、非常に危険であり、実用的でない。
本考案は、かかる従来の難点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、背もたれの傾斜角度
をほぼ無段階に調節することができ、また通常時には背
もたれの前方への傾倒が自由で、かつ車両の急激な減速
時には背もたれの傾倒を阻止して安全を確保することが
でき、さらに、一旦傾倒させた背もたれを戻す際に背も
たれを傾斜角度位置に正確に停止させることができる車
両用座席のリクライニング装置を提供するにある。
以下、本考案を図示する一実施例に基づいて説明する。
本考案に係るリクライニング装置は、第1図に示すよう
に、座席のシー)Sの側部に固定されるリフライナプレ
ート1、座席の背もたれBの側部に固定される傾倒部材
2、およびそれらの中間にある角度調整部材3等から構
成されている。
リフライナプレート1は、所要間隔を有する板を二枚重
ねた形状に形成され、その所要位置にはりクライナプレ
ート1を座席のシートSの側面に固定するためのボルト
挿通孔4,5がそれぞれ穿設されている。
そしてこのリフライナプレート1一端部には二枚重ね状
のりクライナプレート1間に配された板状の角度調整部
材3の軸6を軸支するための孔7が第4図に示すように
設けられ、この孔7には、第3図に示すように角度調整
部材3に一体に装着した軸6が挿通され、角度調整部材
3は、この軸6を中心として揺動できるようになってい
る。
この軸6のリフライナプレー11両側に突出する部分に
は、第1図および第2図に示すように、所要間隔を有す
る二枚重ね状の傾倒部材2の下端部が枢着され、傾倒部
材2もこの軸6を中心として揺動可能になっている。
前記軸6の一端のスリツ)6aには、第1図に示すよう
に外端部がリフライナプレート1の突片1aに係止され
たうず巻ばね8の内端部が係止され、角度調整部材3は
、リフライナプレート1に対して最寄る方向、すなわち
第2図において反時計方向に前記うず巻ばね8によって
付勢されている。
この角度調整部材3の前端突出部には、第3図に示すよ
うに連結片9の一端部がピン10を介して枢着され、連
結片9の自由端には、両面に小さな鋸刃状の歯形11a
、llbがそれぞれ設けられたアーム11の一端部が固
定されている。
そして、このアーム11は、第1図および第2図に示す
ようにリフライナプレート1の内部に挿入され、リフラ
イナプレート1の内部に設けられた調節機構12によっ
て両側から挟持固定されている。
調節機構12は、第4図に示すようにアーム11の歯形
11 aに対向する固定ブロック13と、歯形11 b
に対向する可動ブロック14と可動ブロック14を作動
させるレバー15とから構成されている。
固定ブロック13は、ピン16を介してリフライナプレ
ート1に枢着され、前記歯形11 aに対向する面には
、歯形11 aに噛合可能な歯形13aが設けられてい
る。
この固定ブロック13には、また、第2図に示すように
両端部が歯形11 aに接触するほぼU形状の板ばね1
7が固定されており、アーム11はこの板ばね17の付
勢力により、固定ブロック13から離れる方向、すなわ
ち歯形11a、13aの噛合が解除される方向に常時押
圧されている。
一方、可動ブロック14は、第4図に示すようにそれと
一体のピン18がりクライナプレート1に設けられた長
孔19に挿通されており、これによって固定ブロック1
3に対し接近離間する方向にスライド可能になっており
、この可動ブロック14の歯形11 bに対向する面に
は、歯形11 bに噛合可能な歯形14 aが形成され
ている。
この可動ブロック14には、また、第2図に示すように
両端部が歯形11 bに接触するほぼU形状の板ばね2
0が固定されており、アーム11はこの板ばね20の付
勢力により、可動ブロック14から離れる方向、すなわ
ち歯形11b、14aの噛合が解除される方向に常時押
圧されている。
このように構成された可動ブロック14は、レバー15
の操作により前記長孔19をガイドとしてスライドする
ようになっている。
すなわち、レバー15は第1図および第2図に示すよう
に固定ブロック13とともに前記ピン16に枢着され、
一端部がリフライナプレート1に固定されたコイルばね
21により第2図における反時計方向に付勢されている
このレバー15には、く字状の長孔22が設けられ、こ
の長孔22には、前記可動ブロック14のピン18が係
合されている。
前記コイルばね21の付勢力は、板ばね17,20の付
勢力より大きく形成され、通常状態(レバー15を把持
して引上げない状態)では、レバー15はコイルばね2
1により第2図における反時計方向に付勢され、これに
より可動ブロック14は固定ブロック13に接近する方
向に押圧され、両ブロック13゜14の歯形13 a
、14 aは板ばね17,20の付勢力に抗してアーム
11の歯形11a、llbにそれぞれ噛合し、アーム1
1を両側から挟持固定するようになっている。
前記軸6に枢着された傾倒部材2の上端部には、第1図
および第2図に示すように傾倒部材2を座席の背もたれ
Bの側面に固定するためのボルト挿通孔23.24がそ
れぞれ設けられ、また二枚重ね状の傾倒部材2の内部に
は、図示しない車両の急激な減速時に前記角度調整部材
3に係合して傾倒部材2の第2図における反時計方向の
傾倒を阻止する傾倒阻止機構25およびこの傾倒阻止を
強制的に解除する解除レバー26がそれぞれ設けられて
いる。
傾倒阻止機構25は、ピン27を介して揺動可能となっ
ている本体28と、この本体28の下端突出部に取付け
られた係合ローラ29と、本体28上端部に穿設した長
孔30にそって移動可能な可動ウエート31とから構成
され、可動ウエート31が第2図に示すように長孔30
の右端にある場合には、可動ウエート31によって本体
28は第2図において時計方向に付勢され、角度調整部
材3の上端部に切欠されたロック部3a(第3図)に臨
む係合ローラ29は、ロック部3aに引掛ることなくそ
の上を乗り越えて移動し、傾倒部材2を前方に自由に傾
倒できるようになっている。
可動ウエート31が長孔30の第2図における左端に移
動した場合には、本体28は逆に第2図において反時計
方向に付勢され、係合ローラ29が前記ロック部3aに
引掛って傾倒部材2の前方への傾倒を阻止するようにな
っている。
係合ローラ29がロック部3aに引掛かると、ロック部
3aは第3図に示すように湾曲切欠きとなっているので
、可動ウエート31が第2図に示すように長孔30の右
端に再移動しても傾倒部材2に加わっている傾倒方向へ
の力が解除されるか、あるいは本体28を強制的に回動
させない限り傾倒阻止機構は解除されないようになって
いる。
この強制解除には解除レバー26が用いられる。
解除レバー26は、第2図に示すようにほぼく字状に形
成され、中央部のピン32を介して傾倒部材2に回動可
能に取付けられているとともに、ばね33によって第2
図において時計方向に付勢されている。
この解除レバー26を、ばね33の付勢力に抗して反時
計方向に回動させることにより、解除レバー26の一端
部が本体28の上端部に当接して本体28を時計方向に
強制的に回動させるように構成されている。
前方に傾倒された傾倒部材2を戻す場合、傾倒部材2は
第2図および第3図に示すように角度調整部材3に突設
されたストッパ34に当接して停止するようになってい
る。
次に作用について説明する。
背もたれBを前方へ倒すに際しては、背もたれBをゆっ
くり前方へ傾動させる。
これによって、傾倒部材2も第2図において反時計方向
に傾倒する。
この際、可動ウエート31は長孔30の右端に位置して
いるので係合ローラ29は角度調整部材3のロック部3
aに係止されることなくその上を乗り越えるので、背も
たれを自由に傾倒することができる。
傾倒された背もたれおよび傾倒部材2を戻す場合には、
背もたれを単に時計方向に回動させる。
すると、傾倒部材2はストッパ34に当接した位置で止
まる。
そして、背もたれは、傾倒前の傾斜状態で常に停止する
ことになる。
次に、車両が急激に減速した場合には、可動ウェート3
1は慣性力で長孔30の左端に瞬時に移動する。
すると、傾倒阻止機構25の本体28は、第2図におい
て反時計方向に回動し、係合ローラ29が角度調整部材
3のロック部3aに引掛る。
これにより、背もたれの傾倒が阻止されて安全が確保さ
れる。
次に、リクライニング調節に際しては、まずレバー15
をコイルばね21の付勢力に抗して上方に引上げる。
するとこれに連動する可動ブロック14が長孔19,2
2にガイドされて固定ブロック13がら離れる方向に移
動する。
これにより、両ブロック13.14の歯形13 a 、
14 aとアーム11の歯形11a、llbとの噛合状
態が解除され、背もたれに体を預けることにより、背も
たれは後方に倒れる。
適当な位置でレバー15を放すと、アーム11は調節機
構12の両ブロック13.14によって両側から挾持固
定され、背もたれはその傾斜角度位置で固定される。
なお、ブロック13.14およびアーム11の歯形13
a 、14 a 、11 a 、11 bは例えばl
山が傾斜角1゜になるように設定されており、はぼ無段
階に調整が可能となる。
後方に傾斜した背もたれを戻す場合には、まずレバー1
5を上方に引上げる。
するとアーム11はフリーとなり、角度調整部材、3お
よび傾倒部材2は、うず巻ばね8の付勢力により第1図
において反時計方向に回動し、これによって背もたれは
自動復帰する。
以上説明した構成によれば、背もたれの傾斜角度はほぼ
無段階に調節できるので、快適な調節位置付けが可能で
ある。
そして、車両が急激に減速した場合には、背もたれは完
全にロックされて傾倒することがないので安全である。
さらに、傾倒した背もたれを戻す場合、背もたれは傾倒
前の角度状態で正確に停止するので、再調整等の操作が
不要である。
以上本考案を好適な実施例に基づいて説明したが、本考
案によれば、背もたれの傾斜角度をほぼ無段階に調節す
ることができ、また通常時には背もたれの前方への傾倒
が自由で、かつ車両の急激な減速時には背もたれの傾倒
を阻止して安全を確保することができ、さらに一旦傾倒
した背もたれを戻す際に背もたれを傾倒前の傾斜角度位
置に正確に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の正面図、第3図は角度調整部材およびアームの正面
図、第4図は調節機構を示すリフライナプレートの一部
破削正面図である。 S・・・・・・シート、B・・・・・・背もたれ、1・
・・・・・リフライナプレート、2・・・・・・傾倒部
材、3・・・・・・角度調整部材、11・・・・・・ア
ーム、11 a 、11 b 、13 a 、11 a
−−−−−・歯形、12・・・・・・調節機構、13
・・・・・・固定ブロック、14・・・・・・可動ブロ
ック、15・・・・・・レバー、17.20・・・・・
・板ばね、19,22゜30・・・・・・長孔、21・
・・・・・コイルばね、25・・・・・・傾倒阻止機構
、28・・・・・・本体、29・・・・・・係合ローラ
、31・・・・・・可動ウエート、34・・・・・・ス
トッパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a)座席のシート側に固定されるリフライナプレート
    と、 (b)リフライナプレートに下端部が枢着され座席の背
    もたれ側に固定される傾倒部材と、(C)リフライナプ
    レートに、傾倒部材の枢着用枢軸と同し枢軸により枢着
    された角度調整部材と、(d)角度調整部材の前端部に
    一端が枢着されかつリクライナブレートへ突出するアー
    ムと、(e)前記アームをリフライナプレートの部分で
    解除自在に挟持固定し、リフライナプレートに対する角
    度調整部材の角度を調節可能な調節機構と、 (f)傾倒部材に設けられ、通常は傾倒部材の角度調整
    部材に対する自由な傾倒を許し、車両に急激な減速が生
    じた際に変位して角度調整部材の保合部に係合し、傾倒
    部材の傾倒を阻止する傾倒阻止機構と、 (g)リフライナプレート側に傾倒させた傾倒部材を戻
    す際に、傾倒部材を傾倒前の角度位置に停止させるスト
    ッパと、 を具備することを特徴とする車両用座席のリクライニン
    グ装置。
JP1979169305U 1979-12-06 1979-12-06 車両用座席のリクライニング装置 Expired JPS5929583Y2 (ja)

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JPS5686057U JPS5686057U (ja) 1981-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2601366Y2 (ja) * 1992-02-28 1999-11-15 小糸工業株式会社 シートバックの前方への傾斜ロック構造

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JPS5686057U (ja) 1981-07-10

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