JPS6346257Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6346257Y2 JPS6346257Y2 JP1983123471U JP12347183U JPS6346257Y2 JP S6346257 Y2 JPS6346257 Y2 JP S6346257Y2 JP 1983123471 U JP1983123471 U JP 1983123471U JP 12347183 U JP12347183 U JP 12347183U JP S6346257 Y2 JPS6346257 Y2 JP S6346257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- hook
- stopper
- bracket
- ratchet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 9
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、一般に2ドアタイプの車両における
フロントシート等として採用され、リヤシート等
に対する乗員の乗降を容易にし得るウオークイン
機構付車両用シートに関する。
フロントシート等として採用され、リヤシート等
に対する乗員の乗降を容易にし得るウオークイン
機構付車両用シートに関する。
この種車両用シートは、シートトラツクを構成
するアツパレールに組付けたシートクツシヨン後
端部側方に固定したロアブラケツトにシートバツ
クの下端部側方に固定したアツパブラケツトを前
後方向へ回動可能に組付け、かつこれら両ブラケ
ツト間に同両ブラケツトを解除可能に結合する第
1のロツク装置を配設するとともに前記シートト
ラツクのアツパレールとロアレール間に同両レー
ルを解除可能に結合する第2のロツク装置を配設
してなるもので、これら両ロツク装置を操作して
前記ロアブラケツトに対するアツパブラケツトの
結合を解除しかつ前記ロアレールに対するアツパ
レールの結合を解除して前記シートバツクを前方
へ傾倒した状態にてこれと一体にシートクツシヨ
ンを前方へ移動させるようになつている。
するアツパレールに組付けたシートクツシヨン後
端部側方に固定したロアブラケツトにシートバツ
クの下端部側方に固定したアツパブラケツトを前
後方向へ回動可能に組付け、かつこれら両ブラケ
ツト間に同両ブラケツトを解除可能に結合する第
1のロツク装置を配設するとともに前記シートト
ラツクのアツパレールとロアレール間に同両レー
ルを解除可能に結合する第2のロツク装置を配設
してなるもので、これら両ロツク装置を操作して
前記ロアブラケツトに対するアツパブラケツトの
結合を解除しかつ前記ロアレールに対するアツパ
レールの結合を解除して前記シートバツクを前方
へ傾倒した状態にてこれと一体にシートクツシヨ
ンを前方へ移動させるようになつている。
従つて、この種車両用シートにおいては、第2
のロツク装置のみを解除操作することにより当該
シートを前後方向へ移動させてその前後方向の位
置を調整し、これによつても当該シートにおける
乗員の着座姿勢を良好にすることができる。とこ
ろで、当該シートにおいて、車両の形式その他の
理由によりその前方への移動距離が短く規制され
た場合には、当該シートのウオークイン状態にお
ける前方への移動距離も同様に規制されるため、
リヤシート等に対する乗員の乗降性を大きく向上
させることが期待し得ないこととなる。
のロツク装置のみを解除操作することにより当該
シートを前後方向へ移動させてその前後方向の位
置を調整し、これによつても当該シートにおける
乗員の着座姿勢を良好にすることができる。とこ
ろで、当該シートにおいて、車両の形式その他の
理由によりその前方への移動距離が短く規制され
た場合には、当該シートのウオークイン状態にお
ける前方への移動距離も同様に規制されるため、
リヤシート等に対する乗員の乗降性を大きく向上
させることが期待し得ないこととなる。
本考案は、かかる問題に対処すべくなされたも
ので、その主たる目的は、この種車両用シートに
おいて当該シートの前後方向の位置調整時におけ
る前方への移動距離が所定量に規制されても、当
該シートのウオークイン状態においてはそれ以上
に前方へ移動可能にすることにより、リヤシート
等に対する乗員の乗降性を大きく向上させること
にある。
ので、その主たる目的は、この種車両用シートに
おいて当該シートの前後方向の位置調整時におけ
る前方への移動距離が所定量に規制されても、当
該シートのウオークイン状態においてはそれ以上
に前方へ移動可能にすることにより、リヤシート
等に対する乗員の乗降性を大きく向上させること
にある。
かかる目的を達成すべく、本考案においてはこ
の種車両用シートにおいて、前記ロアレールに設
けられて前記シートクツシヨンの側方の所定位置
にて突出する第1のストツパと、前記ロアブラケ
ツトに回転可能に枢着されて前記第1のストツパ
の後方にて所定間隔を保つて対向し前記シートク
ツシヨンが所定量前方へ移動して前記第1のスト
ツパに当接したとき回転して同ストツパを乗越る
フツクと、前記ロアブラケツトにスプリング付勢
して回転可能に枢着され前記フツクに係脱可能に
係合して同フツクの回転を規制するラチエツト
と、前記ロアブラケツトに移動可能に組付けられ
かつ前記ラチエツトに回転可能に枢着されて前記
アツパブラケツトが所定角度前方へ傾倒したとき
押動されて前記ラチエツトをスプリングに抗して
回転させて前記フツクに対する係合を解除させる
操作部材と、前記ロアブラケツトに回動可能に枢
着されかつリンクを介して前記フツクに連結され
て同フツクの回転により回動して傾倒状態にある
前記アツパブラケツトと係合して同アツパブラケ
ツトの後方への回動復帰を規制する第2のストツ
パを備えたことにその構成上の特徴がある。
の種車両用シートにおいて、前記ロアレールに設
けられて前記シートクツシヨンの側方の所定位置
にて突出する第1のストツパと、前記ロアブラケ
ツトに回転可能に枢着されて前記第1のストツパ
の後方にて所定間隔を保つて対向し前記シートク
ツシヨンが所定量前方へ移動して前記第1のスト
ツパに当接したとき回転して同ストツパを乗越る
フツクと、前記ロアブラケツトにスプリング付勢
して回転可能に枢着され前記フツクに係脱可能に
係合して同フツクの回転を規制するラチエツト
と、前記ロアブラケツトに移動可能に組付けられ
かつ前記ラチエツトに回転可能に枢着されて前記
アツパブラケツトが所定角度前方へ傾倒したとき
押動されて前記ラチエツトをスプリングに抗して
回転させて前記フツクに対する係合を解除させる
操作部材と、前記ロアブラケツトに回動可能に枢
着されかつリンクを介して前記フツクに連結され
て同フツクの回転により回動して傾倒状態にある
前記アツパブラケツトと係合して同アツパブラケ
ツトの後方への回動復帰を規制する第2のストツ
パを備えたことにその構成上の特徴がある。
これにより、本考案においては、第2のロツク
装置のみを解除操作すれば当該シートを前方が第
1のストツパまでの範囲において前後方向の位置
調整をすることができる。また、第1および第2
のロツク装置の両者を解除操作すれば、当該シー
トのシートバツクを前方へ傾倒した状態で当該シ
ートを前後方向へ移動可能となつて、当該シート
をウオークイン状態にすることができる。このウ
オークイン状態においては、シートバツクの前方
への傾倒により操作部材がアツパブラケツトによ
り押動されてラチエツトを回転させ、ラチエツト
のフツクに対する係合を解いてフツクをを回転可
能にする。このため、当該シートが前方へ所定量
移動してフツクが第1のストツパを当接したと
き、同フツクが回転して第1のストツパを乗越え
て当該シートのそれ以上の前方への移動を可能に
する。従つて、本考案によれば、当該シートの前
後方向の位置調整時における前方への移動距離が
所定量に規制されているにもかかわらず、当該シ
ートのウオークイン状態においてはそれ以上に前
方へ移動させることができ、これによりリヤシー
ト等に対する乗員の乗降性を大きく向上させるこ
とができる。
装置のみを解除操作すれば当該シートを前方が第
1のストツパまでの範囲において前後方向の位置
調整をすることができる。また、第1および第2
のロツク装置の両者を解除操作すれば、当該シー
トのシートバツクを前方へ傾倒した状態で当該シ
ートを前後方向へ移動可能となつて、当該シート
をウオークイン状態にすることができる。このウ
オークイン状態においては、シートバツクの前方
への傾倒により操作部材がアツパブラケツトによ
り押動されてラチエツトを回転させ、ラチエツト
のフツクに対する係合を解いてフツクをを回転可
能にする。このため、当該シートが前方へ所定量
移動してフツクが第1のストツパを当接したと
き、同フツクが回転して第1のストツパを乗越え
て当該シートのそれ以上の前方への移動を可能に
する。従つて、本考案によれば、当該シートの前
後方向の位置調整時における前方への移動距離が
所定量に規制されているにもかかわらず、当該シ
ートのウオークイン状態においてはそれ以上に前
方へ移動させることができ、これによりリヤシー
ト等に対する乗員の乗降性を大きく向上させるこ
とができる。
また、本考案においては、フツクが第1のスト
ツパを回転して乗越えるときリンクの作用により
第2のストツパを回動させて同第2のストツパに
よりアツパブラケツトの後方への回動復帰が規制
される。このため、当該シートのウオークイン状
態においてはシートバツクを回動復帰させること
ができず、当該シートに対しては着座不能であ
る。従つて、当該シートの乗員に対する安全性が
十分に確保される。
ツパを回転して乗越えるときリンクの作用により
第2のストツパを回動させて同第2のストツパに
よりアツパブラケツトの後方への回動復帰が規制
される。このため、当該シートのウオークイン状
態においてはシートバツクを回動復帰させること
ができず、当該シートに対しては着座不能であ
る。従つて、当該シートの乗員に対する安全性が
十分に確保される。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図および第2図には本考案に係るウ
オークイン機構付の車両用シートが示されてい
る。このシートは、2ドアタイプの車両のフロン
トシートであり、フロントシートを構成するシー
トクツシヨンS1は左右一対のシートトラツク1
1のアツパレール11a上に固着されており、ま
たシートクツシヨンS1の後端部側方に固着した
ロアブラケツト12にはシートバツクS2の下端
部に固着したアツパブラケツト13が回動可能に
組付けられている。また、これら両ブラケツト1
2,13間には両ブラケツト12,13を解除可
能に結合する第1ロツク装置20が配設されてい
る。一方、右方のシートトラツク11を構成する
アツパレール11aとこれを前後方向へ摺動可能
に支持するロアレール11b間には第2ロツク装
置30が配設されている。
するに、第1図および第2図には本考案に係るウ
オークイン機構付の車両用シートが示されてい
る。このシートは、2ドアタイプの車両のフロン
トシートであり、フロントシートを構成するシー
トクツシヨンS1は左右一対のシートトラツク1
1のアツパレール11a上に固着されており、ま
たシートクツシヨンS1の後端部側方に固着した
ロアブラケツト12にはシートバツクS2の下端
部に固着したアツパブラケツト13が回動可能に
組付けられている。また、これら両ブラケツト1
2,13間には両ブラケツト12,13を解除可
能に結合する第1ロツク装置20が配設されてい
る。一方、右方のシートトラツク11を構成する
アツパレール11aとこれを前後方向へ摺動可能
に支持するロアレール11b間には第2ロツク装
置30が配設されている。
第1ロツク装置20は公知のものでリクライニ
ング機構を構成していて、第3図に示すように両
ブラケツト12,13の枢着部にて上下方向へ回
動可能に枢着されたペダル21およびこれと一体
のレバー22と、アツパブラケツト13側に固定
されたセクタプレート23と、ロアブラケツト1
2側に上下方向へ揺動可能に枢着されてセクタプ
レート23の歯部23aに係脱可能に噛合するポ
ール24を主要構成部材としている。ペダル21
およびこれと一体のレバー22は、一端をロアブ
ラケツト12に係止した第1テンシヨンスプリン
グ25により図示反時計方向へ付勢されていて、
レバー22の中間部に設けたローラ26がポール
24の背部を押圧してポール24をセクタプレー
ト23の歯部23aに噛合させている。また、レ
バー22にはポール24に植設したピン27が挿
入されるカム孔22aが形成されている。これに
より、かかる第1ロツク装置20においては、ペ
ダル21の踏込操作またはレバー22の引上操作
によりこれら両者21,22を第1テンシヨンス
プリング25に抗して時計方向へ回動させると、
ローラ26がポール24の背部を転動しつつ上動
してそれから外れポール24に対する押圧を解
く。このため、ポール24はピン27を介してレ
バー22のカム孔22aのカム面に支承されてセ
クタプレート23の歯部23aから離間し、両ブ
ラケツト12,13のロツクを解除する。この解
除時においては、第2図に示すアツパブラケツト
13とロアブラケツト12に固着したサイドプレ
ート14間に介装したトーシヨンスプリング28
の作用にてシートバツクS2が前方へ傾倒され
る。シートバツクS2を所定の傾斜角の範囲内で
傾倒させた後ペダル21またはレバー22に対す
る操作を解除すれば、これら両者21,22は第
1テンシヨンスプリング25の作用により図示反
時計方向へ回動して復帰し、ポール24を再び押
圧して両ブラケツト12,13をロツクする。第
2ロツク装置30は公知のものでシートアジヤス
ト機構を構成していて、第2図に概略的に示すよ
うに、シートトラツクハンドル31の回動操作に
よりシートトラツク11の両レール11a,11
bのロツクが解除されるようになつている。この
ハンドル31の中間部に設けたクランプ32には
操作ワイヤ33のインナワイヤ33aの一端が接
続されており、このインナワイヤ33aの他端は
シートバツクS2に固着したアツパブラケツト1
3に接続されている。この第2ロツク装置30に
おいては、ハンドル31の非操作時両レール11
a,11bをロツクしており、ハンドル31の直
接手動による回動操作により両レール11a,1
1bのロツクを解除してシートの前後方向の位置
を調整することができる。また、第1ロツク装置
20による両ブラケツト12,13のロツクを解
除してシートバツクS2を所定角を越えて前方へ
傾倒させると、操作ワイヤ33のインナワイヤ3
3aが所定量引張されてハンドル31を回動させ
て両レール11a,11bのロツクを解除させ
る。このため、シートバツクS2を前方へ大きく
傾倒させた状態でシートを前方へ移動させること
ができ、シートはウオークイン状態となる。
ング機構を構成していて、第3図に示すように両
ブラケツト12,13の枢着部にて上下方向へ回
動可能に枢着されたペダル21およびこれと一体
のレバー22と、アツパブラケツト13側に固定
されたセクタプレート23と、ロアブラケツト1
2側に上下方向へ揺動可能に枢着されてセクタプ
レート23の歯部23aに係脱可能に噛合するポ
ール24を主要構成部材としている。ペダル21
およびこれと一体のレバー22は、一端をロアブ
ラケツト12に係止した第1テンシヨンスプリン
グ25により図示反時計方向へ付勢されていて、
レバー22の中間部に設けたローラ26がポール
24の背部を押圧してポール24をセクタプレー
ト23の歯部23aに噛合させている。また、レ
バー22にはポール24に植設したピン27が挿
入されるカム孔22aが形成されている。これに
より、かかる第1ロツク装置20においては、ペ
ダル21の踏込操作またはレバー22の引上操作
によりこれら両者21,22を第1テンシヨンス
プリング25に抗して時計方向へ回動させると、
ローラ26がポール24の背部を転動しつつ上動
してそれから外れポール24に対する押圧を解
く。このため、ポール24はピン27を介してレ
バー22のカム孔22aのカム面に支承されてセ
クタプレート23の歯部23aから離間し、両ブ
ラケツト12,13のロツクを解除する。この解
除時においては、第2図に示すアツパブラケツト
13とロアブラケツト12に固着したサイドプレ
ート14間に介装したトーシヨンスプリング28
の作用にてシートバツクS2が前方へ傾倒され
る。シートバツクS2を所定の傾斜角の範囲内で
傾倒させた後ペダル21またはレバー22に対す
る操作を解除すれば、これら両者21,22は第
1テンシヨンスプリング25の作用により図示反
時計方向へ回動して復帰し、ポール24を再び押
圧して両ブラケツト12,13をロツクする。第
2ロツク装置30は公知のものでシートアジヤス
ト機構を構成していて、第2図に概略的に示すよ
うに、シートトラツクハンドル31の回動操作に
よりシートトラツク11の両レール11a,11
bのロツクが解除されるようになつている。この
ハンドル31の中間部に設けたクランプ32には
操作ワイヤ33のインナワイヤ33aの一端が接
続されており、このインナワイヤ33aの他端は
シートバツクS2に固着したアツパブラケツト1
3に接続されている。この第2ロツク装置30に
おいては、ハンドル31の非操作時両レール11
a,11bをロツクしており、ハンドル31の直
接手動による回動操作により両レール11a,1
1bのロツクを解除してシートの前後方向の位置
を調整することができる。また、第1ロツク装置
20による両ブラケツト12,13のロツクを解
除してシートバツクS2を所定角を越えて前方へ
傾倒させると、操作ワイヤ33のインナワイヤ3
3aが所定量引張されてハンドル31を回動させ
て両レール11a,11bのロツクを解除させ
る。このため、シートバツクS2を前方へ大きく
傾倒させた状態でシートを前方へ移動させること
ができ、シートはウオークイン状態となる。
しかして、当該シートにおいては、左側シート
トラツク11のロアレール11bの下面にストツ
パ部材41が固着されている。このストツパ部材
41は、シートクツシヨンS1の下部を左方へ延
びてその左側に突出し、左端部がシートクツシヨ
ンストツパ41aを形成している。
トラツク11のロアレール11bの下面にストツ
パ部材41が固着されている。このストツパ部材
41は、シートクツシヨンS1の下部を左方へ延
びてその左側に突出し、左端部がシートクツシヨ
ンストツパ41aを形成している。
一方、ロアブラケツト12の側面には、第3図
および第4図に示すようにフツク42、ラチエツ
ト43、操作部材44およびシートバツクストツ
パ45が組付けられている。フツク42は、シー
トクツシヨンストツパ41aの山形状に対応する
凹所42aとラチエツト43の一端が係合する段
部42bを備え、ロアブラケツト12に上下方向
へ回動可能に枢着されてシートクツシヨンストツ
パ41aに対して所定間隔を保つて対向してい
る。ラチエツト43はその中央部にてロアブラケ
ツト12に上下方向へ回動可能に枢着されてい
て、その他端に操作部材44の下端が回動可能に
枢着されている。操作部材44は、その中間部に
設けた長手方向の長孔44aに挿通した支持ピン
44bにてロアブラケツト12に支持されてい
て、その長手方向に所定量移動可能になつてい
る。また、支持ピン44bと操作部材44および
ラチエツト43の枢軸間には第2テンシヨンスプ
リング46が係止されている。この第2テンシヨ
ンスプリング46は、ラチエツト43を第3図示
時計方向へ付勢してラチエツト43の一端をフツ
ク42の段部42bに係合させ、かつ操作部材4
4を上方へ付勢してアツパブラケツト13に対向
して上動させている。シートバツクストツパ45
は、ロアブラケツト12の上端部に上下方向へ回
動可能に枢着されている。このシートバツクスト
ツパ45は、リンク47を介してフツク42に連
結されていて、フツク42の回動に応じて回動す
るようになつている。また、シートバツクストツ
パ45の枢軸部とリンク47の上部には第3テン
シヨンスプリング48が係止されている。第3テ
ンシヨンスプリング48はリンク47を上方へ付
勢していて、フツク42が図示反時計方向へ回転
したときリンク40を介してしてシートバツクス
トツパ45を上方へ回動させて、アツパブラケツ
ト13に設けた係合突起部49に係合可能に位置
させる。
および第4図に示すようにフツク42、ラチエツ
ト43、操作部材44およびシートバツクストツ
パ45が組付けられている。フツク42は、シー
トクツシヨンストツパ41aの山形状に対応する
凹所42aとラチエツト43の一端が係合する段
部42bを備え、ロアブラケツト12に上下方向
へ回動可能に枢着されてシートクツシヨンストツ
パ41aに対して所定間隔を保つて対向してい
る。ラチエツト43はその中央部にてロアブラケ
ツト12に上下方向へ回動可能に枢着されてい
て、その他端に操作部材44の下端が回動可能に
枢着されている。操作部材44は、その中間部に
設けた長手方向の長孔44aに挿通した支持ピン
44bにてロアブラケツト12に支持されてい
て、その長手方向に所定量移動可能になつてい
る。また、支持ピン44bと操作部材44および
ラチエツト43の枢軸間には第2テンシヨンスプ
リング46が係止されている。この第2テンシヨ
ンスプリング46は、ラチエツト43を第3図示
時計方向へ付勢してラチエツト43の一端をフツ
ク42の段部42bに係合させ、かつ操作部材4
4を上方へ付勢してアツパブラケツト13に対向
して上動させている。シートバツクストツパ45
は、ロアブラケツト12の上端部に上下方向へ回
動可能に枢着されている。このシートバツクスト
ツパ45は、リンク47を介してフツク42に連
結されていて、フツク42の回動に応じて回動す
るようになつている。また、シートバツクストツ
パ45の枢軸部とリンク47の上部には第3テン
シヨンスプリング48が係止されている。第3テ
ンシヨンスプリング48はリンク47を上方へ付
勢していて、フツク42が図示反時計方向へ回転
したときリンク40を介してしてシートバツクス
トツパ45を上方へ回動させて、アツパブラケツ
ト13に設けた係合突起部49に係合可能に位置
させる。
このように構成したフロントシートにおいて
は、第1ロツク装置20のレバー22を操作する
ことにより従来のリクライニング機構付シートと
同様にシートバツクS2の前後方向への傾角を調
整することができるとともに、第2ロツク装置3
0のハンドル31を操作することにより従来のシ
ートアジヤスト機構付シートと同様にシートの前
後方向の位置を調整することができる。なお、本
実施例において、シートの前方への移動位置はフ
ツク42がシートクツシヨンストツパ41aに係
合する位置までに規制される。
は、第1ロツク装置20のレバー22を操作する
ことにより従来のリクライニング機構付シートと
同様にシートバツクS2の前後方向への傾角を調
整することができるとともに、第2ロツク装置3
0のハンドル31を操作することにより従来のシ
ートアジヤスト機構付シートと同様にシートの前
後方向の位置を調整することができる。なお、本
実施例において、シートの前方への移動位置はフ
ツク42がシートクツシヨンストツパ41aに係
合する位置までに規制される。
しかして、当該フロントシートをウオークイン
状態にする場合には、第1ロツク装置20のペダ
ル21を踏込操作する。これにより、ポール24
がセクタプレート23の歯部23aから離脱して
両ブラケツト12,13のロツクが解除され、シ
ートバツクS2はトーシヨンスプリング28の作
用で前方へ所定量傾倒する。この際、アツパブラ
ケツト13は第5図に示すように操作部材44を
第2テンシヨンスプリング46に抗して下方へ押
動し、ラチエツト43を図示反時計方向へ回動さ
せてラチエツト43のフツク42に対する係合を
解き、フツク42を回転可能な状態にする。ま
た、第2ロツク装置30においては、操作ワイヤ
33のインナワイヤ33aが所定量以上に引張さ
れるためハンドル31が回転操作され、両レール
11a,11bのロツクが解除される。このた
め、フロントシートは第2ロツク装置30の図示
しないテンシヨンスプリングの作用にて前方へ押
動され、フツク42は回転可能な状態でその凹所
42aにてシートクツシヨンストツパ41aに係
合し、かつこの状態で図示反時計方向へ回転して
第6図に示すようにシートクツシヨンストツパ4
1aを乗越える。従つて、フロントシートはウオ
ークイン状態においては、シートクツシヨンスト
ツパ41aに規制されることなく前方へ移動する
ため、フロントシートの前後方向の位置調整時に
おける前方への移動距離が所定量に規制されてい
るにもかかわらず、リヤシートに対する乗員の乗
降性を大きく向上させることができる。
状態にする場合には、第1ロツク装置20のペダ
ル21を踏込操作する。これにより、ポール24
がセクタプレート23の歯部23aから離脱して
両ブラケツト12,13のロツクが解除され、シ
ートバツクS2はトーシヨンスプリング28の作
用で前方へ所定量傾倒する。この際、アツパブラ
ケツト13は第5図に示すように操作部材44を
第2テンシヨンスプリング46に抗して下方へ押
動し、ラチエツト43を図示反時計方向へ回動さ
せてラチエツト43のフツク42に対する係合を
解き、フツク42を回転可能な状態にする。ま
た、第2ロツク装置30においては、操作ワイヤ
33のインナワイヤ33aが所定量以上に引張さ
れるためハンドル31が回転操作され、両レール
11a,11bのロツクが解除される。このた
め、フロントシートは第2ロツク装置30の図示
しないテンシヨンスプリングの作用にて前方へ押
動され、フツク42は回転可能な状態でその凹所
42aにてシートクツシヨンストツパ41aに係
合し、かつこの状態で図示反時計方向へ回転して
第6図に示すようにシートクツシヨンストツパ4
1aを乗越える。従つて、フロントシートはウオ
ークイン状態においては、シートクツシヨンスト
ツパ41aに規制されることなく前方へ移動する
ため、フロントシートの前後方向の位置調整時に
おける前方への移動距離が所定量に規制されてい
るにもかかわらず、リヤシートに対する乗員の乗
降性を大きく向上させることができる。
また、フツク42がシートクツシヨンストツパ
41aを乗越えた状態においては、第6図に示す
ようにシートバツクストツパ45が第3テンシヨ
ンスプリング48の作用にてリンク47を介して
上方へ回動されて係合突起部49に係合し、シー
トバツクS2の回動復帰が規制される。このた
め、ウオークイン状態においてはフロントシート
への着座は不可能であり、これによりフロントシ
ートに着座する乗員に対する安全性が十分に確保
される。なお、フロントシートを第6図に示すウ
オークイン状態から後方へ移動させると、フツク
42がシートクツシヨンストツパ41aに係合し
て回転し同ストツパ41aを乗越えた時点でシー
トバツクストツパ45がアツパブラケツト13の
係合突起部49から離脱する。この結果、シート
バツクS2が後方へ回動可能になる。このため、
シートバツクS2を後方へ押動して所定角起立さ
せると、第1ロツク装置20においてはポール2
4がセクタプレート23の歯部23aの上端部に
噛合して両ブラケツト12,13を互にロツク
し、一方第2ロツク装置においては操作ワイヤ3
3のインナワイヤ33aに対する引張力が低減し
てハンドル31が回動復帰し、両レール11a,
11bを互にロツクする。これにより、フロント
シートは復帰して乗員が着座可能な状態に保持さ
れる。
41aを乗越えた状態においては、第6図に示す
ようにシートバツクストツパ45が第3テンシヨ
ンスプリング48の作用にてリンク47を介して
上方へ回動されて係合突起部49に係合し、シー
トバツクS2の回動復帰が規制される。このた
め、ウオークイン状態においてはフロントシート
への着座は不可能であり、これによりフロントシ
ートに着座する乗員に対する安全性が十分に確保
される。なお、フロントシートを第6図に示すウ
オークイン状態から後方へ移動させると、フツク
42がシートクツシヨンストツパ41aに係合し
て回転し同ストツパ41aを乗越えた時点でシー
トバツクストツパ45がアツパブラケツト13の
係合突起部49から離脱する。この結果、シート
バツクS2が後方へ回動可能になる。このため、
シートバツクS2を後方へ押動して所定角起立さ
せると、第1ロツク装置20においてはポール2
4がセクタプレート23の歯部23aの上端部に
噛合して両ブラケツト12,13を互にロツク
し、一方第2ロツク装置においては操作ワイヤ3
3のインナワイヤ33aに対する引張力が低減し
てハンドル31が回動復帰し、両レール11a,
11bを互にロツクする。これにより、フロント
シートは復帰して乗員が着座可能な状態に保持さ
れる。
なお、本実施例は本考案の一実施例にすぎず、
本考案は、シートトラツクを構成するアツパレー
ルに組付けたシートクツシヨンの後端部側方に固
定したロアブラケツトにシートバツクの下端部側
方に固定したアツパブラケツトを前後方向へ回動
可能に組付け、かつこれら両ブラケツト間に同両
ブラケツトを解除可能に結合する第1のロツク装
置を配設するとともに前記シートトラツクのアツ
パレールとロアレール間に同両レールを解除可能
に結合する第2のロツク装置を配設してなり、こ
れら両ロツク装置を操作して前記ロアブラケツト
に対するアツパブラケツトの結合を解除しかつ前
記ロアレールに対するアツパレールの結合を解除
して前記シートバツクを前方へ傾倒した状態にて
これと一体にシートクツシヨンを前方へ移動させ
るようにした各種のウオークイン機構付車両用シ
ートに実施し得るものである。
本考案は、シートトラツクを構成するアツパレー
ルに組付けたシートクツシヨンの後端部側方に固
定したロアブラケツトにシートバツクの下端部側
方に固定したアツパブラケツトを前後方向へ回動
可能に組付け、かつこれら両ブラケツト間に同両
ブラケツトを解除可能に結合する第1のロツク装
置を配設するとともに前記シートトラツクのアツ
パレールとロアレール間に同両レールを解除可能
に結合する第2のロツク装置を配設してなり、こ
れら両ロツク装置を操作して前記ロアブラケツト
に対するアツパブラケツトの結合を解除しかつ前
記ロアレールに対するアツパレールの結合を解除
して前記シートバツクを前方へ傾倒した状態にて
これと一体にシートクツシヨンを前方へ移動させ
るようにした各種のウオークイン機構付車両用シ
ートに実施し得るものである。
第1図は本考案の一例に係る車両用シートの側
面図、第2図は同シートの一部分解斜視図、第3
図は同シートの要部を示す拡大部分側面図、第4
図は同シートの要部の一部を省略した拡大部分背
面図、第5図および第6図は同シートの作動を説
明する要部の一部を省略した拡大側面図である。 符号の説明、11……シートトラツク、11
a,11b……レール、12,13……ブラケツ
ト、20……第1ロツク装置、30……第2ロツ
ク装置、41a……シートクツシヨンストツパ、
42……フツク、43……ラチエツト、44……
操作部材、45……シートバツクストツパ、47
……リンク。
面図、第2図は同シートの一部分解斜視図、第3
図は同シートの要部を示す拡大部分側面図、第4
図は同シートの要部の一部を省略した拡大部分背
面図、第5図および第6図は同シートの作動を説
明する要部の一部を省略した拡大側面図である。 符号の説明、11……シートトラツク、11
a,11b……レール、12,13……ブラケツ
ト、20……第1ロツク装置、30……第2ロツ
ク装置、41a……シートクツシヨンストツパ、
42……フツク、43……ラチエツト、44……
操作部材、45……シートバツクストツパ、47
……リンク。
Claims (1)
- シートトラツクを構成するアツパレールに組付
けたシートクツシヨンの後端部側方に固定したロ
アブラケツトにシートバツクの下端部側方に固定
したアツパブラケツトを前後方向へ回動可能に組
付け、かつこれら両ブラケツト間に同両ブラケツ
トを解除可能に結合する第1のロツク装置を配設
するとともに前記シートトラツクのアツパレール
とロアレール間に同両レールを解除可能に結合す
る第2のロツク装置を配設してなり、これら両ロ
ツク装置を操作して前記ロアブラケツトに対する
アツパブラケツトの結合を解除しかつ前記ロアレ
ールに対するアツパレールの結合を解除して前記
シートバツクを前方へ傾倒した状態にてこれと一
体にシートクツシヨンを前方へ移動させるように
したウオークイン機構付車両用シートにおいて、
前記ロアレールに設けられて前記シートクツシヨ
ンの側方の所定位置にて突出する第1のストツパ
と、前記ロアブラケツトに回転可能に枢着されて
前記第1のストツパの後方にて所定間隔を保つて
対向し前記シートクツシヨンが所定量前方へ移動
して前記第1のストツパに当接したとき回転して
同ストツパを乗越るフツクと、前記ロアブラケツ
トにスプリング付勢して回転可能に枢着され前記
フツクに係脱可能に係合して同フツクの回転を規
制するラチエツトと、前記ロアブラケツトに移動
可能に組付けられかつ前記ラチエツトに回転可能
に枢着されて前記アツパブラケツトが所定角度前
方へ傾倒したとき押動されて前記ラチエツトをス
プリングに抗して回転させて前記フツクに対する
係合を解除させる操作部材と、前記ロアブラケツ
トに回動可能に枢着されかつリンクを介して前記
フツクに連結されて同フツクの回転により回動し
て傾倒状態にある前記アツパブラケツトと係合し
て同アツパブラケツトの後方への回動復帰を規制
する第2のストツパを備えたことを特徴とするウ
オークイン機構付車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983123471U JPS6030827U (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | ウォ−クイン機構付車両用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983123471U JPS6030827U (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | ウォ−クイン機構付車両用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6030827U JPS6030827U (ja) | 1985-03-02 |
JPS6346257Y2 true JPS6346257Y2 (ja) | 1988-12-01 |
Family
ID=30281834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983123471U Granted JPS6030827U (ja) | 1983-08-09 | 1983-08-09 | ウォ−クイン機構付車両用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030827U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07108636B2 (ja) * | 1989-07-28 | 1995-11-22 | 富士機工株式会社 | ウオークイン機構を備えた二段折れリクライナー |
JP6623911B2 (ja) * | 2016-04-11 | 2019-12-25 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1983
- 1983-08-09 JP JP1983123471U patent/JPS6030827U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6030827U (ja) | 1985-03-02 |
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