JPH06264227A - イオンプレーティング装置 - Google Patents

イオンプレーティング装置

Info

Publication number
JPH06264227A
JPH06264227A JP5053325A JP5332593A JPH06264227A JP H06264227 A JPH06264227 A JP H06264227A JP 5053325 A JP5053325 A JP 5053325A JP 5332593 A JP5332593 A JP 5332593A JP H06264227 A JPH06264227 A JP H06264227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
evaporated
substrate
crucible
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5053325A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Umeda
俊郎 梅田
Koichi Sasagawa
孝市 笹川
Katsuhide Kawamata
克英 川又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5053325A priority Critical patent/JPH06264227A/ja
Publication of JPH06264227A publication Critical patent/JPH06264227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/228Gas flow assisted PVD deposition

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜製造(成膜)時の効率を向上させる。 【構成】 プラズマ23を発生させるプラズマ生成手段
30、基板13を支持する基板支持手段14、蒸発物を
支持する蒸発物るつぼ10、および前記蒸発物と基板1
3との間に電圧を印加する電圧印加手段19とを有する
イオンプレーティング装置において、前記蒸発物の近傍
に不活性ガスを放出する不活性ガス供給手段24を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成装置の一種で
あるイオンプレーティング装置に関するもので、特に、
プラズマ生成手段に圧力勾配型プラズマ生成手段と複合
陰極型プラズマ生成手段とを組み合わせた手段を用いた
イオンプレーティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオンプレーティング法は真空蒸着の一
種であり、蒸着物質の基板への付着(成膜)にイオン作
用を用いる薄膜形成方法である。この方法では蒸発物か
ら蒸発した原子をイオン化してプラズマを生成すると共
に、適当な電界を与えてこのイオンを基板に衝突させる
ことで基板上に前記蒸着物質からなる薄膜を形成する。
この方法は、真空蒸着に比べて耐食性、絶縁性、基板へ
の付着性が向上する他、堆積密度の高密度化が可能とな
るという利点を有している。イオンプレーティング法
は、プラズマの生成方法と蒸発源の構成によりさらにい
くつかの方法に分けられる。例えば、真空容器内で高周
波励起電圧を印加してグロー放電を起こすことでプラズ
マを生成し、これにより薄膜の性質を操作するようにし
た高周波型イオンプレーティング法や、真空容器内にホ
ローカソードを導入してアーク放電を起こし、これによ
りプラズマを生成するホローカソード型イオンプレーテ
ィング法などが知られている。
【0003】また、最近ではプラズマ生成手段として、
陰極と陽極の間に中間電極を設けて陰極が設置された領
域の圧力を1Torr程度、陽極が設置された領域の圧力を
10-3Torr程度に設定して放電を行なう圧力勾配型プラズ
マ生成手段が提案されている。この圧力勾配型プラズマ
生成手段は、(イ)イオンが陽極側から陰極側に逆流し
て陰極が損傷する恐れが少ない、(ロ)大電流で放電す
ることができる、という利点を有している。さらに、陰
極部を熱容量の小さい補助陰極とLaB6からなる主陰極と
で構成した複合陰極とした複合陰極型プラズマ生成手段
も提案されている。この生成手段では、補助陰極に初期
放電を集中させて主陰極を加熱し、最終的にこの主陰極
によってアーク放電が行われるように構成されたもの
で、これにより大電流の放出が可能となるものである。
さらに、これら圧力勾配型プラズマ生成手段と複合陰極
型プラズマ生成手段とを組み合わせたプラズマ生成手段
も提案されており、このプラズマ生成手段をイオンプレ
ーティング装置(以下、このような装置を「URイオン
プレーティング装置」という)に取り付けた例も提案さ
れている(特公平2−50577 )。
【0004】ところで、イオンプレーティング法の一種
として、成膜の際に真空容器内に反応ガスを供給してこ
の反応ガスと蒸発した物質との反応物(酸化物、窒化物
等の化合物)を成膜する反応性イオンプレーティング法
が知られている。例えば、酸化アルミニウム(Al2O3
を成膜する場合、蒸発物にAlを用いてこれを蒸着源に載
置し、反応ガスとして酸素ガス(O2)を導入していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなイオンプ
レーティング法で使用する蒸発物は、通常、その表面が
周囲の気体(例えば、酸素)と反応して化合物(酸化
物)を形成している。このような化合物は、蒸発物に対
して導電性の悪化、融点の上昇といった現象を起こすた
め、化合物が形成された蒸発物をそのままの状態で成膜
に使用すると成膜状態が不安定になっていた。例えば、
前記URイオンプレーティング装置のようにプラズマを
蒸発物に照射する方法を用いると、プラズマがより導電
性の良い蒸発物周辺やプラズマ収束用の磁石等に向かっ
てしまい、蒸発物の温度を融点まで上げることが難しく
なる。また、成膜された膜中に化合物を原因とする不純
物が取り込まれることがあり、そのために膜質が低下す
るという問題があった。そこで、従来のイオンプレーテ
ィング装置では、蒸発物が載置された蒸着源と基板との
間にシャッタを配置していた。そして、シャッタを閉じ
た状態で、蒸発物にイオンビームやプラズマを照射して
表面の化合物を蒸発させる作業(以下、除去作業とい
う)を行い、化合物が除去されて安定した状態になった
後、前記シャッタを開いて所望の物質からなる膜を基板
上に成膜させていた。しかし、通常のイオンプレーティ
ング装置では、蒸発物が載置される空間は大気圧よりも
低い圧力に設定されているが、この状態でも蒸発物を放
置しておくとその表面は周囲の気体と反応して化合物を
形成する。そのため、一旦イオンビームやプラズマの照
射を止めると蒸発物表面に徐々に化合物が形成されてし
まうため、次に成膜を行なう時は再度、前記除去作業を
実施しなければならず効率が悪かった。また、蒸着源に
複数の蒸発物を載置して基板上にこれら蒸発物を交互に
積層させて多層膜を成膜する場合があるが、その際に反
応性イオンプレーティング法を用い、さらに成膜中に反
応ガスを真空容器内に導入したまま蒸発物の種類を切り
換えると、この反応ガスと蒸発させない状態にある蒸発
物とが反応してこの蒸発物の表面に化合物が形成されて
いた。この場合、反応性ガスの導入を蒸発物の切り換え
の度に停止させればよいが、成膜時は真空容器内の反応
性ガスの分圧を所定の値に設定する必要があり、導入の
度に反応性ガスの分圧を所定の値で安定させようとする
と時間を要し効率が悪い。さらに、形成された化合物が
絶縁物であると、蒸発物を蒸発させることができなくな
る問題もあった。本発明は、以上のような問題を解決す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、プラズマを発生させるプラズマ生成手段、基板
を支持する基板支持手段、蒸発物を支持する凹部を複数
有する蒸発物るつぼ、該るつぼの所定の凹部にのみ前記
プラズマか照射されるように該るつぼ上部に設置された
遮蔽手段、前記蒸発物と基板との間に電圧を印加する電
圧印加手段、前記基板支持手段と蒸発物るつぼを所定の
真空空間に包含するための真空容器、該真空容器内を所
定の真空度に設定するための排気手段、前記真空容器内
に反応ガスを供給するガス供給手段および前記蒸発物る
つぼの近傍に配置された磁界発生手段を有するイオンプ
レーティング装置において、前記蒸発物の近傍に不活性
ガスを放出する手段を設けた。
【0007】
【作用】本発明では成膜を行わない時に蒸発物近傍に不
活性ガスを放出するため、蒸発物の周辺は不活性ガスが
多く存在するようになる。その結果、蒸発物と反応しや
すい気体(例えば、酸素、窒素など)はこの蒸発物周辺
から大部分が排除されるので、蒸発物の表面に形成され
る化合物の量(膜厚)は従来よりも少なくなる。そのた
め、再度成膜を行なう際に前述のように蒸発物表面の化
合物を蒸発させる除去作業を行っても、その作業時間は
従来よりも短くて済む。また、化合物の形成量が少ない
ため、この化合物が絶縁物の場合でもある程度の導電性
を確保することができる。
【0008】なお、不活性ガスとしては、アルゴン、ネ
オン等の希ガス族を用いることができる。また、その流
量は特に限定されるものではないが、0.05〜0.5 cc/s程
度が好ましい。
【0009】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例を示すイオンプ
レーティング装置の概略断面図であり、圧力勾配型プラ
ズマ生成手段と複合陰極型プラズマ生成手段とを組み合
わせたプラズマ生成手段を備えた「URイオンプレーテ
ィング装置」と呼ばれる装置である。以下、図1に従っ
て本発明のイオンプレーティング装置を説明する。
【0010】このURイオンプレーティング装置は、蒸
発物るつぼ10と蒸発源カバー4からなる蒸発源11、
プラズマ収束用磁石12、基板13を支持する回転可能
な基板ホルダ14、基板13上に形成された薄膜の膜厚
を測定する水晶振動子からなる膜厚モニタ15、蒸発源
11からの蒸発粒子が基板13に到達するのを防ぐシャ
ッタ16およびこれら各構成要件が設置された空間を所
定の真空度に維持するステンレス鋼(SUS304)製の真空
容器17とを備えている。さらに、真空容器17に取り
付けられた前記蒸発物を加熱する電子を含むプラズマを
生成するプラズマ生成手段(電子銃)30と、この生成
手段30と真空容器17との接続部に配置されたプラズ
マに外部から磁場を与えるための空芯コイル18と、基
板ホルダ14およびこれに載置される基板13の電位が
蒸発物るつぼ10の電位に対して負の電位となるように
設定するバイアス電源19と、を備えている。蒸発物る
つぼ10は、プラズマ生成手段30の陽極も兼ねてお
り、また、バイアス電源19によって基板ホルダ14よ
り高電位となるように電圧を印加される。
【0011】真空容器17には、容器17内を所望の圧
力に設定するための排気手段、反応ガス供給口20およ
び不活性ガス供給手段24が設けられている。不活性ガ
ス供給手段24は、ガス供給管25、導入バルブ26お
よび供給源27とを備えている。反応ガス供給口20に
は、反応ガスを容器17内に導入するための反応ガス供
給手段(図示せず)が接続されている。また、不活性ガ
ス供給手段24は、ガス供給管25、導入バルブ26、
ガス供給源27とを備えている。前記排気手段は、真空
容器17に設けられた排気口21とこの排気口21に接
続されたトラップを備えた油拡散ポンプと油回転ポン
プ、補助バルブ、粗引きバルブ(共に図示せず)および
メインバルブ22等から構成される。プラズマ収束用磁
石12は、蒸発源11の蒸発源カバー4に形成された切
り欠け4aに対してるつぼ10の支持部1を介して対向
する位置に配置してあり、これにより支持部1の凹部1
aに載置された蒸発物にプラズマが集中して照射される
ようにしている(図2参照)。この磁石12は永久磁石
でも電磁石でも構わない。
【0012】図2は、本装置の蒸発源11付近の構成を
示す部分断面図、図3は図2の斜視図である。なお、図
3では蒸発源カバー4を省略して図示していない。蒸発
源11は、蒸発物るつぼ10と蒸発源カバー4により構
成される。蒸発物るつぼ10は、蒸発物を設置する4ヶ
所の凹部1a〜1dが設けられた支持部1、支持部1の
中心を回転中心として回転させる回転軸およびモータ
(共に図示せず)を有する本体2とを備えている。支持
部1の内部には冷却水の流路8が設けてあり、過熱を防
止できるようになっている。支持部1の上部には円板状
の蒸発源カバー4が設置されている。この蒸発源カバー
4には、凹部1a〜1dのうちの1つにのみプラズマ
(プラズマ流)23が照射されるように、この凹部の大
きさに合わせた大きさの切り欠け4aを設けてある。こ
のカバー4はカバー支持体7を介して本体2に取り付け
られている。このような構成の蒸発源11において、る
つぼ本体2内のモータを駆動して回転軸を回転させる
と、支持部1はこの回転軸を回転中心として回転する。
一方、蒸発源カバー4は一端を本体2に固定されている
ので回転しない。従って、支持部1に形成された複数の
凹部の各位置とカバー4に形成された切り欠け4aの位
置をもとに支持部1の回転量を設定し、所望の蒸発物が
載置された凹部がカバー4の切り欠け4aの下部に位置
するように支持部1を回転させればこの蒸発物にだけプ
ラズマを照射することができる。蒸発源カバー4は、凹
部1aに載置された蒸発物との間隔ができるだけ狭く
(本実施例では3mm程度)なるように設置し、蒸発させ
る以外の蒸発物にプラズマが照射され難いようにしてあ
る。
【0013】不活性ガス供給手段24は、ガス供給管2
5、不活性ガスの供給量を制御するための導入バルブ2
6、不活性ガスを蓄えておくガス供給源27とを備えて
いる。この供給手段24は、プラズマ流23が照射され
た直後の蒸発物の周囲に不活性ガスを放出するように設
置してある。本実施例では、蒸発源カバー4の切り欠け
4aの下部付近、つまり図2においてプラズマ23が照
射される位置にある凹部1aに支持される蒸発物と、次
の蒸発物(凹部1bに設置されているとする)にプラズ
マ23を照射するために支持部1を矢印方向に回転させ
た時にそれまでプラズマ23が照射されていた蒸発物が
移動する位置(図3では凹部1dに相当)の周囲にガス
供給管25の放出口25aを配置してある。これは、蒸
発物の温度が高い方が周囲の気体と反応し易いことか
ら、プラズマが照射されて温度が高い状態にある蒸発物
の周囲に対して重点的に不活性ガスを放出するように設
定したためである。従って、化合物の形成量をより少な
くするために、全ての蒸発物に対して不活性ガスが放出
されるように設定しても構わない。
【0014】プラズマ23が照射される位置にある蒸発
物に対して不活性ガスを放出するための供給管25の先
端は、図3に示すようにリング状に形成してリング部2
5bとし、このリング部25bの内周側に複数の放出口
25aを設けた。そして、このリング部25bの外径を
蒸発物るつぼ10の各凹部の外径よりも大きく設定し
て、成膜の際に凹部に支持された蒸発物にプラズマ23
を照射する時にプラズマの流れを妨げないようにしてあ
る。一方、図3の凹部1dの位置にある蒸発物に対して
不活性ガスを放出するための供給管は、図3に示すよう
に単に先端部に開口を設けて放出口25aとしてあり、
この供給管を同様に導入バルブを介して供給源に接続し
てある。なお、これら2つの供給管は導入バルブおよび
供給源を共有していてもよいし、それぞれ独立した構成
としてもよい。
【0015】本実施例のプラズマ生成手段30は、前述
のように複合陰極を用いた圧力勾配型プラズマ生成装置
を使用した。この圧力勾配型プラズマ生成装置について
は「真空第25号第10巻」に記載されている。このプラズ
マ生成手段30は、一端に配置された陰極部31、石英
管32、第1の中間電極33、第2の中間電極34、前
記蒸発物るつぼを兼ねる陽極10、および主放電電源3
5とを有している。両中間電極33、34はリング状に
形成されており、この両中間電極33、34と石英管3
2とによって、真空容器17に接続する空間が形成され
る。この空間のうち、特に陰極部31に接する石英管3
2内の空間がプラズマ生成室となり、密閉状態を維持で
きるようになっている。プラズマ生成手段30と真空容
器17とは、図示していない絶縁被覆を介して接続され
ている。陰極部31は、熱容量の小さいTa(タンタル)
からなるパイプ状の補助陰極と、LaB6(六ホウ化ランタ
ン)からなる円板状の主陰極(共に図示せず)を有し、
補助陰極はガス導入口36に接続されている。
【0016】ここで、プラズマ生成手段30による放電
過程を説明する。陰極部31のガス導入口36から放電
ガス(キャリアガス)としてArガスを導入し、陰極部3
1の近傍領域のガス圧を1Torr程度に維持する。一方、
前記排気手段により、真空容器17内の陽極(蒸発物る
つぼ)10の近傍領域の圧力が2×10-3Torr程度となる
ように設定する。そして、この状態で主放電電源35に
より陰極部31と陽極10との間に600 V前後の直流電
圧を印加する。これにより、まず、前記補助陰極の先端
にグロー放電(1A以下)を発生させる。このグロー放
電(初期放電)によって、補助陰極の先端がArガスの電
離による逆流イオンの衝突によって加熱される。その結
果、補助陰極先端は熱電子を放出するようになり、放電
電圧が徐々に低下して放電電流が増加する。補助陰極の
先端が2000℃以上に加熱されると、放電電圧は70V前
後、放電電流は30A以上に達することが可能になる。こ
の状態で2〜3分すると、補助陰極先端の放射熱により
主陰極が1700℃程度に間接的に加熱される。加熱された
主陰極からは大電流の熱電子放出が発生するため、この
主陰極が放電を生じさせる陰極として機能するようにな
る。この時点で、放電はアーク放電(最大 250A程度)
となり、補助陰極の温度は低下する。そのため、この補
助陰極の熱による損傷(消耗)は回避される。
【0017】始めから主陰極をグロー放電のAr逆流イオ
ンによって直接加熱しない理由は、主陰極を構成するLa
B6が低密度物質(比重4.6 )で、高速逆流イオンによっ
てスパッタリングされてしまう恐れがあるからである。
しかし、LaB6は熱電子放射特性が極めて良く、融点より
著しく低い温度でも大電流密度の熱電子放出ができるた
め、大電流放電でも熱的消耗が小さく、長寿命であると
いう利点を有する。これに対し補助陰極を構成するTa
は、高密度物質(比重16.7)で前記初期放電によって生
じるスパッタリング作用に対する耐久性を有するが、最
終的な大電流密度の熱電子放射による温度上昇には極め
て弱く、熱的消耗が激しいため短寿命であるという欠点
を有する。本実施例で用いたプラズマ生成手段30は、
陰極部31を初期放電時のスパッタリング作用に強いTa
からなる補助陰極と、最終の熱電子放射温度に強いLaB6
からなる主陰極とを組合わせた複合型LaB6陰極としたこ
とで両者の欠点を補い合い、イオンの集積効率が高めて
いる。
【0018】また、本実施例のプラズマ生成手段30
は、陰極部31と陽極10との間に中間電極33、34
を配置することでこれら陰極と陽極間の空間を陰極側と
陽極側とに分けると共に、陰極側の圧力を陽極側よりも
高い圧力に維持した状態でプラズマを生成するように構
成されている。そのため、例えば、陰極側の圧力を1To
rr程度、陽極側の圧力を10-1〜10-4Torr程度の希望する
値に設定してプラズマを生成することが可能である。こ
れにより、成膜が行われる真空容器17内を高真空に保
ちながらプラズマ生成のために安定な放電を行なうこと
ができる。また、圧力差により前記主陰極に対するイオ
ンの逆流がほとんど無いため、イオンの衝突による陰極
の損傷を防止できる。また、陰極からの熱電子放出が低
下し難い、陰極の寿命が長くなる、大電流放電が可能と
なる等の利点を有する。さらに、反応性イオンプレーテ
ィングを行なう際に反応ガスを真空容器17内に導入し
ても反応ガスが前記プラズマ生成室に入り込む恐れがな
い。
【0019】図4は、本装置のシャッタ16の構成を示
す斜視図である。なお、図1と同一機能を有する構成要
件は同一符号を付してその説明を省略する。また、シャ
ッタの構成と直接関係のない構成要件は省略してある。
図4に示すシャッタ16は、ステンレス鋼(SUS304)製
の遮蔽板41、支持アーム42、シャッタ回転軸43と
を備えている。遮蔽板41は図4に示すように略半円筒
状に形成されており、真空容器17に設けられたプラズ
マ導入口44から導かれたプラズマ流23が蒸発物に達
するまでの流路を、この流路が大体覆われるようにその
形状、寸法および設置位置を決めてある。遮蔽板41の
一端には支持アーム42が固定され、さらにこの支持ア
ーム42がシャッタ回転軸43の一端に固定されてい
る。シャッタ回転軸43は、真空容器17の気密性を妨
げないような適当なシール機構を介してその他端が容器
17の外部に位置している。そして、この回転軸43を
図に示すように外部から回転(駆動)することで、遮蔽
板41を回転移動させることができるようになってい
る。回転軸は手動で駆動させてもよいし、モータ等によ
って駆動するようにしてもよい。なお、シャッタ16
は、遮蔽板41の設置位置が微調整できるように構成し
ておくとよい。
【0020】シャッタ16を上記のように構成したの
で、本実施例では、プラズマ生成手段30の中間電極3
3、34および空芯コイル18によって円柱状に収束さ
れた状態でプラズマ導入口44から真空容器17内に導
かれるプラズマ流23に対し、その流路のほとんどシャ
ッタ16の遮蔽板41により覆うことができる。そのた
め、蒸発源11で蒸発した粒子の基板13への付着を防
止できる他、プラズマ流23が周囲の気体をイオン化し
てこのイオンが基板に付着する現象も防ぐことが可能と
なる。また、成膜に際して前記蒸発粒子を基板13へ付
着させる時は、回転軸43を駆動させることで遮蔽板4
1をこの蒸発粒子の進路上から回避させることができ
る。その際、遮蔽板41の形状をプラズマ流23の形状
に対応させて半円筒状にしたので、遮蔽板41の回避ス
ペースは小さくて済む。そのため、蒸発粒子あるいは前
記イオンの発生する領域が広くなるような(例えば、真
空容器内の真空度が低い)場合でも、遮蔽板41の寸法
を大きくすることでこれら粒子あるいは物質の基板への
付着を防止し易くなる。また、可動部が少ないので前記
蒸発粒子等の付着によって可動部が動かなくなるという
現象も起こり難い。そのため、メンテナンスが楽になる
という利点も有する。
【0021】以下、本実施例のURイオンプレーティン
グ装置を用いて多層膜を製造(成膜)する過程について
説明する。まず、基板13として光学研磨した直径30mm
の円形の石英ガラスを用意し、この基板13を基板ホル
ダ14に取り付ける。そして、蒸発物るつぼ10(プラ
ズマ生成手段30の陽極を兼ねる)の凹部1aの1つに
チタン(Ti)を他の1つにシリコン(Si)を載置する。
その後、メインバルブ20の開度を調整しながら前記排
気手段によって真空容器17内の圧力が1×10 -6Torrに
なるように設定する。そして、蒸発源11のるつぼ本体
2内のモータを駆動して支持部1のチタンが載置された
凹部1が蒸発源カバー4の切り欠け4aの下部に位置す
るように回転軸を介して支持部1を所定量回転させる。
この状態で、主放電電極35により陰極部31と陽極
(るつぼ)10との間に約600 Vの直流電圧を印加して
プラズマを生成する。この時、前述のようにプラズマ生
成手段30においては、陰極部31のガス導入口36か
らの放電ガス(Ar)の導入により、陰極部31の近傍領
域(前記第1の真空空間)のガス圧は約1Torr程度に維
持される。また、前記排気手段によって真空容器17内
の陽極(るつぼ)10の近傍領域の圧力が約2×10-3To
rrとなるように設定する。これにより、プラズマ生成手
段30の陰極部31付近でアーク放電が生じ、前記放電
ガスがプラズマ化される。生成されたプラズマは、第1
の中間電極33および第2の中間電極34により前記プ
ラズマ生成室から陽極10側(真空容器17内部側)に
引き出される。このプラズマは、中間電極や空芯コイル
18によって円柱状に収束され、プラズマ流23として
真空容器17内に導かれる。そして、陽極(るつぼ)1
0近傍に設置されたプラズマ収束用磁石12の磁場によ
って進路を変えられ、蒸発物カバー4に形成された切り
欠け4aを通って蒸発物るつぼ10の支持部1に形成さ
れた凹部1aに達する。そして、この凹部1aに載置さ
れた蒸発物(チタン)を蒸発させる。なお、このチタン
は表面が周囲の気体と反応して化合物を形成している
(主に酸化チタン)。本実施例の場合、チタン(凹部1
a)のほぼ真下にプラズマ収束用磁石12が位置してい
るので、プラズマはチタンに集中して照射される。な
お、プラズマ流23を容器17内に導入する前に、シャ
ッタ回転軸43を駆動して遮蔽板41がプラズマ流23
の流路を覆う位置に移動させ、シャッタ16を閉じた状
態にしておく。また、プラズマ流23を導入する際は、
メインバルブ22の開度を調整して真空容器17の圧力
が5×10-4Torrとなるように前記排気手段を制御してお
く。さらに、前記反応ガス供給手段により反応ガス供給
口20から酸素ガス(O2)を所望の流量(85 CC/分)で
容器17内に導入し、蒸発物から蒸発した物質(チタ
ン)と反応させる。なお、反応ガスの導入後も容器17
内の圧力が5×10-4Torrに維持されるようにメインバル
ブ22の開度を調整しておく。
【0022】蒸発物(チタン)が蒸発を開始してもこの
蒸発物の表面に形成された化合物がプラズマ流23の照
射によってほとんど蒸発するまではシャッタ16を閉じ
たままにしておき、前記のように除去作業を行なう。そ
して、化合物がほとんど蒸発したことを確認したら、シ
ャッタ回転軸43を駆動して遮蔽板41をプラズマ流2
3の流路から退避させてシャッタ16を開いた状態にす
る。シャッタ16を開くと、蒸発した物質(チタン)お
よび反応ガス(酸素ガス)はプラズマ中を通ることでイ
オン化し、互いに反応してバイアス電源19により負の
電位に保たれた基板13上に到達する。その結果、この
基板13表面には薄膜状の酸化チタン(TiO2)が形成さ
れる。なお、薄膜の形成中は、膜厚モニタ15によって
薄膜の膜厚と成膜レート(蒸発速度)を測定できるの
で、所定の膜厚となった時点で成膜を止めればよい。こ
の時点で、多層膜の一層分が基板13上に形成される。
成膜を終了する時は、まず、前述のようにシャッタ16
を閉じた状態にする。そして、プラズマ生成手段30に
よって生成されるプラズマの出力を下げると共に、不活
性ガス供給手段24の導入バルブ26の開度を調節して
供給管25に設けられた放出口25aから流量約 0.08
cc/sでアルゴンガスを放出する(図2、3において矢印
28で示す)。この時、反応ガス供給口20からは酸素
ガス(O2)が放出されたままになっているが、この酸素
ガスは放出されたアルゴンガスによって蒸発物の周囲か
ら排除される。そのため、アルゴンガスが放出される蒸
発物の表面では、酸素ガスや他の気体等と反応して形成
される化合物の量がごく少量となる。
【0023】次に、酸化チタン層の上に酸化ケイ素(Si
O2)の層を形成する。アルゴンガスを放出したままの状
態で蒸発源11のるつぼ本体2内のモータを駆動し、支
持部1のシリコンが載置された凹部が蒸発源カバー4の
切り欠け4aの下部に位置するように回転軸を介して支
持部1を所定量回転させる。これにより、今までプラズ
マ流23が照射されていたチタンは図3の凹部1dの位
置に移動する。そして、導入バルブ26を閉めてアルゴ
ンガスの放出を止めると共に、プラズマ流23の出力を
元の状態まで上げる。蒸発物であるシリコンの表面に形
成された化合物がプラズマ流23の照射によってほとん
ど蒸発したことを確認したら(除去作業終了後)、前述
のようにシャッタ16を開いた状態にする。これによ
り、蒸発した物質(シリコン)および反応ガス(酸素ガ
ス)がプラズマ中を通ることでイオン化されてバイアス
電源19により負の電位に保たれた基板13上に到達す
る。そして、酸化チタン層上に酸化シリコン(SiO2)層
が形成される。
【0024】以下、同様にして基板13上に酸化チタン
からなる層と酸化ケイ素からなる層が交互に15層ずつ積
層された多層膜を製造(成膜)した。その際、蒸発物の
表面にはほとんど化合物が形成されていないため、再度
プラズマ流23を照射する際に除去作業を行ってもその
作業時間は従来よりも短くて済んだ。そのため、多層膜
の製造に要した時間も短くなり、製造効率が向上した。
なお、各層の厚さは、使用する光の波長をλとした時、
λ/4となるように設定してある。本実施例の成膜条件
を以下に示す。
【0025】真空容器内の到達圧力(真空度) :1
×10-6Torr 成膜時の真空容器内の圧力(真空度):5×10-4Torr 反応ガス(O2)流量 :85 CC/分 蒸着源 :チタン(Ti)、
シリコン(Si) 成膜速度 :0.2 〜0.3 nm/
sec 基板温度 :150 ℃以下
【0026】
【実施例2】図5は、不活性ガス供給手段の別の構成を
示す概略平面図、図6はそのAA断面図である。なお、
図示した以外の構成要件は実施例1と同様のものとし、
その説明を省略する。本実施例ではガス供給管25が蒸
発源カバー4を支持し、このカバー4内に不活性ガスの
供給路が形成されている。この供給路は、蒸発物るつぼ
10の凹部1a〜1dに不活性ガスを放出できるように
凹部1b〜1dの上部を通るように形成され、それぞれ
対応する位置に放出口25aが設けてある。また、プラ
ズマ流23が照射される位置にある凹部1aについて
は、供給路の端部をそのまま放出口25aとした。な
お、放出口25aは、実施例1のように凹部1a、1d
の位置に対応する箇所だけに設けてもよい。また、供給
路の形状は図に示すものに限定されるものではなく、カ
バー4全体を空洞化して内部全体が供給路となるように
してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明では、蒸発源の周
囲に不活性ガスを供給する手段を設けたので、蒸発物と
反応しやすい気体(例えば、酸素、窒素など)はこの蒸
発物周辺から大部分を排除することができる。そのた
め、蒸発物の表面に形成される化合物の量は従来よりも
少なくなり、成膜を行なう際に除去作業を行なってもそ
の作業時間は短くて済む。その結果、成膜作業に要する
時間も短くなり、膜の製造効率が向上する。このこと
は、多層膜を製造する場合に特に有効となる。
【0028】また、化合物の形成量が少ないため、この
化合物が絶縁物の場合でも導電性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明のイオンプレーティング装置の構成
を示す概略断面図である。
【図2】は、図1のイオンプレーティング装置の蒸発源
付近の構成を示す部分断面図である。
【図3】は、図1のイオンプレーティング装置の蒸発源
付近の構成を示す斜視図である。
【図4】は、実施例のイオンプレーティング装置で使用
したシャッタの構成を示す概略斜視図である。
【図5】は、本発明の他の実施例を示す概略平面図であ
る。
【図6】は、図5のAA断面図である。
【主要部分の符号の説明】
1 支持部 2 るつぼ本体 4 蒸発源カバー 7 カバー支持体 10 蒸発物るつぼ(プラズマ生成手段の陽極を兼ね
る) 11 蒸発源 12 プラズマ収束用磁石 13 基板 14 基板ホルダ 16 シャッタ 17 真空容器 24 不活性ガス供給手段 25 ガス供給管 26 導入バルブ 27 ガス供給源 28 アルゴンガス(不活性ガス) 30 プラズマ生成手段 31 陰極部 41 遮蔽板 42 支持アーム 43 シャッタ回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを発生させるプラズマ生成手
    段、基板を支持する基板支持手段、蒸発物を支持する凹
    部を複数有する蒸発物るつぼ、該るつぼの所定の凹部に
    のみ前記プラズマか照射されるように該るつぼ上部に設
    置された遮蔽手段、前記蒸発物と基板との間に電圧を印
    加する電圧印加手段、前記基板支持手段と蒸発物るつぼ
    を所定の真空空間に包含するための真空容器、該真空容
    器内を所定の真空度に設定するための排気手段および前
    記蒸発物るつぼの近傍に配置された磁界発生手段を有す
    るイオンプレーティング装置において、 前記蒸発物の近傍に不活性ガスを放出する手段を設けた
    ことを特徴とするイオンプレーティング装置。
JP5053325A 1993-03-15 1993-03-15 イオンプレーティング装置 Pending JPH06264227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5053325A JPH06264227A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 イオンプレーティング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5053325A JPH06264227A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 イオンプレーティング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06264227A true JPH06264227A (ja) 1994-09-20

Family

ID=12939576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5053325A Pending JPH06264227A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 イオンプレーティング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06264227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4511629B2 (ja) * 2007-05-30 2010-07-28 キヤノンアネルバ株式会社 成膜装置及び成膜方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4511629B2 (ja) * 2007-05-30 2010-07-28 キヤノンアネルバ株式会社 成膜装置及び成膜方法
JPWO2008146844A1 (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 キヤノンアネルバ株式会社 成膜装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0633453B2 (ja) 陰極スパツタリング処理により基板に薄層を被着する装置
US4868003A (en) System and method for vacuum deposition of thin films
US20050148200A1 (en) Film forming apparatus, substrate for forming oxide thin film and production method thereof
JPH0122729B2 (ja)
JP7160531B2 (ja) 表面処理装置
JPH06264227A (ja) イオンプレーティング装置
JPH06128730A (ja) 金属薄膜の製造方法
JP4017310B2 (ja) 成膜装置
JPH06264226A (ja) イオンプレーティング装置
JPH07166335A (ja) イオンプレーティング装置
JPH06306588A (ja) 成膜装置及びそれを用いた複数の物質からなる 膜の製造方法
JP3683460B2 (ja) 基板処理方法
JP2526182B2 (ja) 化合物薄膜の形成方法及び装置
JPH06128731A (ja) 薄膜状酸化物の製造方法
JPH09324262A (ja) フッ化物薄膜の製造方法及びフッ化物薄膜
JPS5941509B2 (ja) 強付着性の特に硬質炭素層を大きな面積に蒸着するための装置
JPH06251897A (ja) プラズマ発生方法及びその装置
JPH0790559A (ja) 光学薄膜の製造方法
JPH06272029A (ja) プラズマ生成装置およびイオンプレーティング方法
JPH08225927A (ja) 蒸発物るつぼ
JPH07252646A (ja) 光学薄膜の製造方法
WO2022224929A1 (ja) 積層薄膜とその製造方法
JPH0860360A (ja) 光学薄膜の製造方法およびその製造装置
JPH09241833A (ja) フォトマスクブランク用遮光膜の製造方法
JPH0582467B2 (ja)