JPH06263384A - 移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置 - Google Patents
移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置Info
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- JPH06263384A JPH06263384A JP7870693A JP7870693A JPH06263384A JP H06263384 A JPH06263384 A JP H06263384A JP 7870693 A JP7870693 A JP 7870693A JP 7870693 A JP7870693 A JP 7870693A JP H06263384 A JPH06263384 A JP H06263384A
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- Japan
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- maximum
- descent position
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 最大フック降下位置算出装置を備えた移動式
クレーンを提供する。 【構成】 移動式クレーンに、伸縮ブームのブーム長さ
検出器6、伸縮ブームの起伏角検出器7、伸縮ブーム先
端部とフック間に掛け廻されたワイヤロープの掛数を設
定する掛数設定器9、ワイヤロープの最大繰り出し量を
記憶する最大ロープ繰り出し量記憶部17と、この最大
ロープ繰り出し量記憶部17からの信号と起伏角検出器
並びに掛数設定器9からの信号を受けて現在のブーム状
態においてワイヤロープを最大に繰り出した時にフック
が位置するフック降下位置を算出する最大フック降下位
置算出部20からなる演算手段10A、およびこの演算
手段10Aの最大フック降下位置算出部20からの信号
を受けて最大フック降下位置を表示する表示器15、を
備えた移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置。
クレーンを提供する。 【構成】 移動式クレーンに、伸縮ブームのブーム長さ
検出器6、伸縮ブームの起伏角検出器7、伸縮ブーム先
端部とフック間に掛け廻されたワイヤロープの掛数を設
定する掛数設定器9、ワイヤロープの最大繰り出し量を
記憶する最大ロープ繰り出し量記憶部17と、この最大
ロープ繰り出し量記憶部17からの信号と起伏角検出器
並びに掛数設定器9からの信号を受けて現在のブーム状
態においてワイヤロープを最大に繰り出した時にフック
が位置するフック降下位置を算出する最大フック降下位
置算出部20からなる演算手段10A、およびこの演算
手段10Aの最大フック降下位置算出部20からの信号
を受けて最大フック降下位置を表示する表示器15、を
備えた移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動式クレーンの最大
フック降下位置算出装置に関するものである。
フック降下位置算出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の移動式クレーンは、図2に
図示する如く、車両1上に起伏自在な伸縮ブーム2を配
置し、伸縮ブーム2の基端側に配置したウインチ3より
繰り出されるワイヤロープ4を伸縮ブーム2に沿わせ、
伸縮ブーム2の先端部よりこのワイヤロープ4を介して
フック5を吊下させている。そしてフック5に吊荷を吊
り下げ、伸縮ブーム2を適宜起伏並びに伸縮させるとと
もに、ウインチ3を駆動して吊荷を目的の場所に移動さ
せ、クレーン作業を行うものである。
図示する如く、車両1上に起伏自在な伸縮ブーム2を配
置し、伸縮ブーム2の基端側に配置したウインチ3より
繰り出されるワイヤロープ4を伸縮ブーム2に沿わせ、
伸縮ブーム2の先端部よりこのワイヤロープ4を介して
フック5を吊下させている。そしてフック5に吊荷を吊
り下げ、伸縮ブーム2を適宜起伏並びに伸縮させるとと
もに、ウインチ3を駆動して吊荷を目的の場所に移動さ
せ、クレーン作業を行うものである。
【0003】この様な移動式クレーンは、クレーン作業
中にフック5のフック降下位置(地上からのフック高さ
位置)をクレーン操作のオペレータに知らせる為に、ク
レーンの運転室に上記フック降下位置を表示するフック
降下位置算出装置を備えている。
中にフック5のフック降下位置(地上からのフック高さ
位置)をクレーン操作のオペレータに知らせる為に、ク
レーンの運転室に上記フック降下位置を表示するフック
降下位置算出装置を備えている。
【0004】このフック降下位置算出装置は、次のよう
に構成されている。すなわち、前記移動式クレーンに
は、伸縮ブーム2の基端側と先端側間にコードリールを
配置しこのコードリールからのコードの繰り出し量をコ
ードリールの回転をポテンショメータ等の回転検出器に
て検出して伸縮ブームのブーム長さLを検出するブーム
長さ検出器6と、伸縮ブーム2の基端側ブームに取付け
られ伸縮ブームの起伏角Θを対地角度にて検出する起伏
角検出器7(実際には常時鉛直姿勢となるように重錘を
揺動自在に吊下し、吊下した重錘と伸縮ブームとのなす
角をポテンショメータ等で電気的に検出するようにした
もので構成されている。)と、伸縮ブーム2に取付けら
れ前記ワイヤロープ4を上下に配置した滑車にて挟み込
み、この滑車の一方にポテンショメータの回転検出器を
配置し前記滑車の回転を検出して、ウインチ3からのワ
イヤロープ繰り出し量Mを検出するワイヤロープ繰り出
し量検出器8、を備えている。
に構成されている。すなわち、前記移動式クレーンに
は、伸縮ブーム2の基端側と先端側間にコードリールを
配置しこのコードリールからのコードの繰り出し量をコ
ードリールの回転をポテンショメータ等の回転検出器に
て検出して伸縮ブームのブーム長さLを検出するブーム
長さ検出器6と、伸縮ブーム2の基端側ブームに取付け
られ伸縮ブームの起伏角Θを対地角度にて検出する起伏
角検出器7(実際には常時鉛直姿勢となるように重錘を
揺動自在に吊下し、吊下した重錘と伸縮ブームとのなす
角をポテンショメータ等で電気的に検出するようにした
もので構成されている。)と、伸縮ブーム2に取付けら
れ前記ワイヤロープ4を上下に配置した滑車にて挟み込
み、この滑車の一方にポテンショメータの回転検出器を
配置し前記滑車の回転を検出して、ウインチ3からのワ
イヤロープ繰り出し量Mを検出するワイヤロープ繰り出
し量検出器8、を備えている。
【0005】また、移動式クレーンには、伸縮ブーム2
の先端部とフック5間に掛け廻された前記ワイヤロープ
4の掛数を設定する掛数設定器9を備えている。この掛
数設定器9は、オペレータがワイヤロープ4の掛数によ
って手動で設定するもの、あるいは伸縮ブーム2の先端
に前記ワイヤロープ4の掛数を検出する検出器を配置し
これにより自動的に設定するものであってもよい。
の先端部とフック5間に掛け廻された前記ワイヤロープ
4の掛数を設定する掛数設定器9を備えている。この掛
数設定器9は、オペレータがワイヤロープ4の掛数によ
って手動で設定するもの、あるいは伸縮ブーム2の先端
に前記ワイヤロープ4の掛数を検出する検出器を配置し
これにより自動的に設定するものであってもよい。
【0006】これらの検出器6,7,8並びに設定器9
からの信号を受けて、演算手段10では次の様に演算さ
れる。すなわち、伸縮ブーム2先端部までの地上距離H
0 を算出するブーム先端部の地上高さ算出器11と、伸
縮ブーム先端部より繰り出されるワイヤロープ4の量を
算出する有効繰り出し量算出器13、および地上からの
現在のフック位置Hを算出する現在のフック降下位置算
出器14からなるフック降下位置算出部15を備えてい
る。
からの信号を受けて、演算手段10では次の様に演算さ
れる。すなわち、伸縮ブーム2先端部までの地上距離H
0 を算出するブーム先端部の地上高さ算出器11と、伸
縮ブーム先端部より繰り出されるワイヤロープ4の量を
算出する有効繰り出し量算出器13、および地上からの
現在のフック位置Hを算出する現在のフック降下位置算
出器14からなるフック降下位置算出部15を備えてい
る。
【0007】ブーム先端部の地上高さ算出器11は、伸
縮ブーム2の起伏枢支点の地上高さhを予め記憶させた
起伏枢支点の地上高さ記憶部12からの信号と、前記ブ
ーム長さ検出器6および起伏角検出器7からの検出信号
L,Θを受けて、ブーム先端部の地上高さH0 を式H0
=LSinΘ+hで算出する算出器である。
縮ブーム2の起伏枢支点の地上高さhを予め記憶させた
起伏枢支点の地上高さ記憶部12からの信号と、前記ブ
ーム長さ検出器6および起伏角検出器7からの検出信号
L,Θを受けて、ブーム先端部の地上高さH0 を式H0
=LSinΘ+hで算出する算出器である。
【0008】有効繰り出し量算出器13は、前記ブーム
長さ検出器6およびワイヤロープ繰り出し量検出器8か
らの信号L,Mを受けて、伸縮ブーム先端部より繰り出
されるワイヤロープ4の量を算出する算出器であって、
ウインチ3からのワイヤロープ繰り出し量Mから伸縮ブ
ームのブーム長さLを差し引いたM−Lを算出する。
長さ検出器6およびワイヤロープ繰り出し量検出器8か
らの信号L,Mを受けて、伸縮ブーム先端部より繰り出
されるワイヤロープ4の量を算出する算出器であって、
ウインチ3からのワイヤロープ繰り出し量Mから伸縮ブ
ームのブーム長さLを差し引いたM−Lを算出する。
【0009】現在のフック降下位置算出器14は、地上
からの現在のフック位置Hを算出する算出器であって、
前記掛数設定器9からの信号Kとブーム先端部の地上高
さ算出器11からの信号H0 、および有効繰り出し量算
出器13からの信号M−Lを受けて、式H=H0 −(M
−L)/Kにより算出する。
からの現在のフック位置Hを算出する算出器であって、
前記掛数設定器9からの信号Kとブーム先端部の地上高
さ算出器11からの信号H0 、および有効繰り出し量算
出器13からの信号M−Lを受けて、式H=H0 −(M
−L)/Kにより算出する。
【0010】演算手段10の現在のフック降下位置算出
器14で算出された信号は、表示器16に送られ、現在
のフック降下位置を数字で表示し、オペレータに知らせ
しめるものである。
器14で算出された信号は、表示器16に送られ、現在
のフック降下位置を数字で表示し、オペレータに知らせ
しめるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した従
来の移動式クレーンに備えたフック降下位置算出装置
は、現在のフック降下位置のみ表示器16に表示するよ
うにしかなっていないために、最大でどれほどまでフッ
クを降下させることが可能か知ることができなかった。
ところが、オペレータは、現在のブーム状態で吊荷を降
ろすことができるかどうか予測することが必要であっ
た。すなわち、もし降ろせないとすれば、ワイヤロープ
の掛け換え、あるいは伸縮ブームを縮小する等の処置が
必要となり、オペレータはこれらの作業を必要とするか
どうか前もって判断する必要があった。その為、オペレ
ータは最大フック降下位置を予測判断によって行い、正
確な最大フック降下位置を求めることができなかった。
したがって、吊荷を降ろせると判断して実際に吊荷を降
ろす作業を行っていて、吊荷を降ろすにワイヤロープの
長さが不足することが判ることがしばしばあり、作業と
して効率の悪いものとなっていた。本発明は、上記課題
を解決した新規な移動式クレーンの最大フック降下位置
算出装置を提供することを目的とするものである。
来の移動式クレーンに備えたフック降下位置算出装置
は、現在のフック降下位置のみ表示器16に表示するよ
うにしかなっていないために、最大でどれほどまでフッ
クを降下させることが可能か知ることができなかった。
ところが、オペレータは、現在のブーム状態で吊荷を降
ろすことができるかどうか予測することが必要であっ
た。すなわち、もし降ろせないとすれば、ワイヤロープ
の掛け換え、あるいは伸縮ブームを縮小する等の処置が
必要となり、オペレータはこれらの作業を必要とするか
どうか前もって判断する必要があった。その為、オペレ
ータは最大フック降下位置を予測判断によって行い、正
確な最大フック降下位置を求めることができなかった。
したがって、吊荷を降ろせると判断して実際に吊荷を降
ろす作業を行っていて、吊荷を降ろすにワイヤロープの
長さが不足することが判ることがしばしばあり、作業と
して効率の悪いものとなっていた。本発明は、上記課題
を解決した新規な移動式クレーンの最大フック降下位置
算出装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の移動式クレーンの最大フック降下位置算出
装置は、車両上に起伏自在な伸縮ブームを配置し、伸縮
ブームの基端側に配置したウインチより繰り出されるワ
イヤロープを伸縮ブームに沿わせ伸縮ブームの先端部よ
りこのワイヤロープを介してフックを吊下させた移動式
クレーンに、伸縮ブームのブーム長さ検出器、伸縮ブー
ムの起伏角検出器、伸縮ブーム先端部とフック間に掛け
廻された前記ワイヤロープの掛数を設定する掛数設定
器、前記ワイヤロープの最大繰り出し量を記憶する最大
ロープ繰り出し量記憶部と、この最大ロープ繰り出し量
記憶部からの信号と前記各検出器並びに設定器からの信
号を受けて現在のブーム状態において前記ワイヤロープ
を最大に繰り出した時にフックが位置するフック降下位
置を算出する最大フック降下位置算出部からなる演算手
段、およびこの演算手段の最大フック降下位置算出部か
らの信号を受けて最大フック降下位置を表示する表示
器、を備えたことを特徴とするものである。
め、本発明の移動式クレーンの最大フック降下位置算出
装置は、車両上に起伏自在な伸縮ブームを配置し、伸縮
ブームの基端側に配置したウインチより繰り出されるワ
イヤロープを伸縮ブームに沿わせ伸縮ブームの先端部よ
りこのワイヤロープを介してフックを吊下させた移動式
クレーンに、伸縮ブームのブーム長さ検出器、伸縮ブー
ムの起伏角検出器、伸縮ブーム先端部とフック間に掛け
廻された前記ワイヤロープの掛数を設定する掛数設定
器、前記ワイヤロープの最大繰り出し量を記憶する最大
ロープ繰り出し量記憶部と、この最大ロープ繰り出し量
記憶部からの信号と前記各検出器並びに設定器からの信
号を受けて現在のブーム状態において前記ワイヤロープ
を最大に繰り出した時にフックが位置するフック降下位
置を算出する最大フック降下位置算出部からなる演算手
段、およびこの演算手段の最大フック降下位置算出部か
らの信号を受けて最大フック降下位置を表示する表示
器、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】以上の如く構成した本発明の移動式クレーンの
最大フック降下位置算出装置は、ワイヤロープの最大繰
り出し量を記憶する最大ロープ繰り出し量記憶部と、こ
の最大ロープ繰り出し量記憶部からの信号と前記各検出
器並びに設定器からの信号を受けて現在のブーム状態に
おいて前記ワイヤロープを最大に繰り出した時にフック
が位置するフック降下位置を算出する最大フック降下位
置算出部からなる演算手段を備えているものだから、こ
の演算手段の最大フック降下位置算出部からの信号を受
けて最大フック降下位置を表示器に表示することができ
る。よってオペレータは、現在のブーム状態で最大にフ
ックを降下させた位置を知ることができ、ウインチをそ
のまま巻き下げて吊荷を降ろすことが可能かどうかを正
確に判断することができる。
最大フック降下位置算出装置は、ワイヤロープの最大繰
り出し量を記憶する最大ロープ繰り出し量記憶部と、こ
の最大ロープ繰り出し量記憶部からの信号と前記各検出
器並びに設定器からの信号を受けて現在のブーム状態に
おいて前記ワイヤロープを最大に繰り出した時にフック
が位置するフック降下位置を算出する最大フック降下位
置算出部からなる演算手段を備えているものだから、こ
の演算手段の最大フック降下位置算出部からの信号を受
けて最大フック降下位置を表示器に表示することができ
る。よってオペレータは、現在のブーム状態で最大にフ
ックを降下させた位置を知ることができ、ウインチをそ
のまま巻き下げて吊荷を降ろすことが可能かどうかを正
確に判断することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の移動式クレーンの最大フック降
下位置算出装置を図1に基づいて説明する。なお、従来
の技術の説明で用いた符号1〜符号9並びに符号11〜
符号16は、以下の説明でも同じものとして使用し、詳
細な説明を省略する。
下位置算出装置を図1に基づいて説明する。なお、従来
の技術の説明で用いた符号1〜符号9並びに符号11〜
符号16は、以下の説明でも同じものとして使用し、詳
細な説明を省略する。
【0015】10Aは、演算手段であって、従来の技術
で説明したフック降下位置算出部15の他に次のものを
備えている。17は、ウインチ3からのワイヤロープ4
の最大繰り出し量M0 を記憶する最大ワイヤロープ繰り
出し量記憶部である。18は、前記ブーム長さ検出器6
および最大ワイヤロープ繰り出し量記憶部17からの信
号L,M0 を受けて、伸縮ブーム先端部より繰り出され
るワイヤロープ4の最大量を算出する最大有効繰り出し
量算出器であって、ウインチ3からのワイヤロープの最
大繰り出し量M0 から伸縮ブームのブーム長さLを差し
引いたM0 −Lを算出する。
で説明したフック降下位置算出部15の他に次のものを
備えている。17は、ウインチ3からのワイヤロープ4
の最大繰り出し量M0 を記憶する最大ワイヤロープ繰り
出し量記憶部である。18は、前記ブーム長さ検出器6
および最大ワイヤロープ繰り出し量記憶部17からの信
号L,M0 を受けて、伸縮ブーム先端部より繰り出され
るワイヤロープ4の最大量を算出する最大有効繰り出し
量算出器であって、ウインチ3からのワイヤロープの最
大繰り出し量M0 から伸縮ブームのブーム長さLを差し
引いたM0 −Lを算出する。
【0016】19は、地上からの最大フック降下位置H
1 を算出する最大フック降下位置算出器であって、前記
掛数設定器9からの信号Kとブーム先端部の地上高さ算
出器11からの信号H0 、および最大有効繰り出し量算
出器18からの信号M0 −Lを受けて、式H1 =H0 −
(M0 −L)/Kにより算出する。20は、最大フック
降下位置算出部であって、上記ブーム先端部の地上高さ
算出器11、起伏枢支点の地上高さ記憶部12、最大有
効繰り出し量算出器18、および最大フック降下位置算
出器19で構成している。
1 を算出する最大フック降下位置算出器であって、前記
掛数設定器9からの信号Kとブーム先端部の地上高さ算
出器11からの信号H0 、および最大有効繰り出し量算
出器18からの信号M0 −Lを受けて、式H1 =H0 −
(M0 −L)/Kにより算出する。20は、最大フック
降下位置算出部であって、上記ブーム先端部の地上高さ
算出器11、起伏枢支点の地上高さ記憶部12、最大有
効繰り出し量算出器18、および最大フック降下位置算
出器19で構成している。
【0017】21は、表示選択器であって、手動で設定
される表示選択スイッチ22からの選択信号Sにより、
現在のフック降下位置算出器14からの信号H、または
最大フック降下位置算出器19からの信号H1 のいずれ
かの信号を選択して表示器16に出力するものである。
される表示選択スイッチ22からの選択信号Sにより、
現在のフック降下位置算出器14からの信号H、または
最大フック降下位置算出器19からの信号H1 のいずれ
かの信号を選択して表示器16に出力するものである。
【0018】このように構成した本発明の移動式クレー
ンの最大フック降下位置算出装置は、表示選択スイッチ
22により現在のフック降下位置算出器14からの信号
Hが表示器16に出力するように選択操作すれば、従来
のように現在のブーム状態におけるフック位置Hを表示
器16に表示させることができる。また表示選択スイッ
チ22により最大フック降下位置算出器19からの信号
H1 が表示器16に出力するように選択操作すれば、現
在のブーム状態において最大にフック5を降下させた時
のフック位置H1 を表示器16に表示させることができ
る。よってオペレータは、正確に最大フック降下位置を
知ることができ、吊荷を降ろす為にはワイヤロープ4の
掛数を変更、あるいは伸縮ブーム2を縮小するべきかど
うかの判断が正確に行え、作業が効率的に行えるもので
ある。
ンの最大フック降下位置算出装置は、表示選択スイッチ
22により現在のフック降下位置算出器14からの信号
Hが表示器16に出力するように選択操作すれば、従来
のように現在のブーム状態におけるフック位置Hを表示
器16に表示させることができる。また表示選択スイッ
チ22により最大フック降下位置算出器19からの信号
H1 が表示器16に出力するように選択操作すれば、現
在のブーム状態において最大にフック5を降下させた時
のフック位置H1 を表示器16に表示させることができ
る。よってオペレータは、正確に最大フック降下位置を
知ることができ、吊荷を降ろす為にはワイヤロープ4の
掛数を変更、あるいは伸縮ブーム2を縮小するべきかど
うかの判断が正確に行え、作業が効率的に行えるもので
ある。
【0019】なお、上記実施例で表示器16は、マイナ
ス表示も可能になっており、例えば最大にフック5を降
下させた時のフック位置H1 の値がマイナスの時(すな
わち、H0 <(M0 −L)/Kの時)には、フック5は
地上より更に下方にまで、言い換えれば地下作業時に地
上からどれ位までの地下位置まで吊荷を降ろすことが可
能か判別することもできる。
ス表示も可能になっており、例えば最大にフック5を降
下させた時のフック位置H1 の値がマイナスの時(すな
わち、H0 <(M0 −L)/Kの時)には、フック5は
地上より更に下方にまで、言い換えれば地下作業時に地
上からどれ位までの地下位置まで吊荷を降ろすことが可
能か判別することもできる。
【0020】次に本発明の移動式クレーンの最大フック
降下位置算出装置の発展例を説明する。すなわち、本発
明の移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置の演
算手段16には、上記の他に現在のブーム状態における
フック位置から最大に降下できるフック降下量を算出で
きるよう次の算出器を備えている。23は、現時点から
の最大有効繰り出し量算出器であって、前記ブーム長さ
検出器6からの信号L、ワイヤロープ繰り出し量検出器
8からの信号M、および最大ロープ繰り出し量記憶部か
らの信号M0 を受けてM0 −M−Lを算出する。
降下位置算出装置の発展例を説明する。すなわち、本発
明の移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置の演
算手段16には、上記の他に現在のブーム状態における
フック位置から最大に降下できるフック降下量を算出で
きるよう次の算出器を備えている。23は、現時点から
の最大有効繰り出し量算出器であって、前記ブーム長さ
検出器6からの信号L、ワイヤロープ繰り出し量検出器
8からの信号M、および最大ロープ繰り出し量記憶部か
らの信号M0 を受けてM0 −M−Lを算出する。
【0021】24は、最大フック降下量算出器であっ
て、現時点からの最大有効繰り出し量算出器23からの
信号と、掛数設定器9からの信号Kを受けて最大フック
降下量H2 を式H2 =(M0 −M−L)/Kにより算出
する。25は、最大フック降下量算出部であって、現時
点からの最大有効繰り出し量算出器23と最大フック降
下量算出器24からなる算出部である。最大フック降下
量算出器24からの信号は、表示選択スイッチ22によ
る選択により表示選択器21を介して表示器16により
表示される。
て、現時点からの最大有効繰り出し量算出器23からの
信号と、掛数設定器9からの信号Kを受けて最大フック
降下量H2 を式H2 =(M0 −M−L)/Kにより算出
する。25は、最大フック降下量算出部であって、現時
点からの最大有効繰り出し量算出器23と最大フック降
下量算出器24からなる算出部である。最大フック降下
量算出器24からの信号は、表示選択スイッチ22によ
る選択により表示選択器21を介して表示器16により
表示される。
【0022】表示選択スイッチ22により最大フック降
下量算出器24からの信号H2 が表示器16に出力する
ように選択操作すれば、現在のブーム状態におけるフッ
ク位置からで最大に降下されるフック降下量を表示器1
6に表示させることができる。
下量算出器24からの信号H2 が表示器16に出力する
ように選択操作すれば、現在のブーム状態におけるフッ
ク位置からで最大に降下されるフック降下量を表示器1
6に表示させることができる。
【0023】なお上記実施例では、一個の表示器16を
表示選択器21により選択して各算出器からの信号を選
択して表示するようにしたが、各算出器にそれぞれ独立
して表示器を配置し、常時それぞれの算出結果を同時に
見られるようにしてもよい。
表示選択器21により選択して各算出器からの信号を選
択して表示するようにしたが、各算出器にそれぞれ独立
して表示器を配置し、常時それぞれの算出結果を同時に
見られるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明の移動式クレ
ーンの最大フック降下位置算出装置は、オペレータに最
大フック降下位置を正確に知らせしめることができる。
したがって、オペレータは、吊荷を降ろす為にはワイヤ
ロープ4の掛数を変更、あるいは伸縮ブーム2を縮小す
るべきかどうかの判断が正確に行え、作業を効率的に行
うことができ、その効果大とするものである。
ーンの最大フック降下位置算出装置は、オペレータに最
大フック降下位置を正確に知らせしめることができる。
したがって、オペレータは、吊荷を降ろす為にはワイヤ
ロープ4の掛数を変更、あるいは伸縮ブーム2を縮小す
るべきかどうかの判断が正確に行え、作業を効率的に行
うことができ、その効果大とするものである。
【図1】本発明の移動式クレーンの最大フック降下位置
算出装置を説明する説明図である。
算出装置を説明する説明図である。
【図2】移動式クレーンを説明する説明図である。
【図3】従来の移動式クレーンのフック降下位置算出装
置を説明図である。
置を説明図である。
1 車両 2 伸縮ブーム 3 ウインチ 4 ワイヤロープ 5 フック 6 ブーム長さ検出器 7 起伏角検出器 8 ワイヤロープの繰り出し量検出器 9 掛数設定器 15 表示器 16 演算手段 17 最大ワイヤロープの繰り出し量記憶部 20 最大フック降下位置算出部
Claims (1)
- 【請求項1】 車両上に起伏自在な伸縮ブームを配置
し、伸縮ブームの基端側に配置したウインチより繰り出
されるワイヤロープを伸縮ブームに沿わせ伸縮ブームの
先端部よりこのワイヤロープを介してフックを吊下させ
た移動式クレーンに、 伸縮ブームのブーム長さ検出器、 伸縮ブームの起伏角検出器、 伸縮ブーム先端部とフック間に掛け廻された前記ワイヤ
ロープの掛数を設定する掛数設定器、 前記ワイヤロープの最大繰り出し量を記憶する最大ロー
プ繰り出し量記憶部と、この最大ロープ繰り出し量記憶
部からの信号と前記各検出器並びに設定器からの信号を
受けて現在のブーム状態において前記ワイヤロープを最
大に繰り出した時にフックが位置するフック降下位置を
算出する最大フック降下位置算出部からなる演算手段、
およびこの演算手段の最大フック降下位置算出部からの
信号を受けて最大フック降下位置を表示する表示器、を
備えた移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7870693A JPH06263384A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7870693A JPH06263384A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263384A true JPH06263384A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13669314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7870693A Pending JPH06263384A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 移動式クレーンの最大フック降下位置算出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06263384A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100344868B1 (ko) * | 2000-09-05 | 2002-07-20 | 현대중공업 주식회사 | 유압식 크레인의 동시작동 윈치 |
EP3872025A4 (en) * | 2018-10-22 | 2022-07-20 | Tadano Ltd. | CRANE DEVICE, METHOD OF DETERMINING THE NUMBER OF FALLS AND PROGRAM |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP7870693A patent/JPH06263384A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100344868B1 (ko) * | 2000-09-05 | 2002-07-20 | 현대중공업 주식회사 | 유압식 크레인의 동시작동 윈치 |
EP3872025A4 (en) * | 2018-10-22 | 2022-07-20 | Tadano Ltd. | CRANE DEVICE, METHOD OF DETERMINING THE NUMBER OF FALLS AND PROGRAM |
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