JPH06262124A - 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法 - Google Patents

処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法

Info

Publication number
JPH06262124A
JPH06262124A JP24459893A JP24459893A JPH06262124A JP H06262124 A JPH06262124 A JP H06262124A JP 24459893 A JP24459893 A JP 24459893A JP 24459893 A JP24459893 A JP 24459893A JP H06262124 A JPH06262124 A JP H06262124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
gap
main surface
film
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24459893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2902548B2 (ja
Inventor
Kunihiko Koshiishi
邦彦 輿石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP24459893A priority Critical patent/JP2902548B2/ja
Publication of JPH06262124A publication Critical patent/JPH06262124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2902548B2 publication Critical patent/JP2902548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的容易に基板主表面の必要とする場所に
正確に溶媒等の処理液を供給することを可能にする。 【構成】 回転台20の凹状載置部21に、基板10を
その裏面が上方を向くように収納載置する。凹状載置部
21の内周面(21d,21a)と、基板10の不要膜
が形成された部分(11d,11c)との間にナイロン
糸60a,60bを介在させて不要膜を溶解できる溶媒
を流通する溶媒流通路を形成し、この溶媒通路に溶媒5
0をノズル40より供給することにより、不要膜を溶解
させる。次に、回転台20を回転させて溶媒50を遠心
力により飛散させて不要膜を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フォトマスク
ブランク、半導体基板、磁気ディスク基板及びカラーフ
ィルター等の基板表面の一部に形成された不要膜を除去
する際に溶媒等の処理液を所定の部位に供給する処理液
供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相
シフトマスブランク製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、フォトマスク、磁気ディス
ク基板、カラーフィルター等を製造する分野において
は、基板の一主表面に形成された塗布膜その他の膜のう
ちの不要な一部分を除去することがしばしば要求され
る。
【0003】例えば、基板上にレジストあるいはSOG
(スピン・オン・グラス)膜等を塗布する際に、略水平
に保持した基板上に塗布液を滴下しつつ基板を回転する
ことによりその遠心力を利用して基板上に均一な塗布膜
を形成するスピンコート法を用いた場合、塗布膜が基板
の全面に均一に形成させるような低速で回転させると、
基板表面の周縁部に働く遠心力が小さくなり、塗布液が
基板表面の周縁部に溜まり、その部分の膜厚が厚くなっ
てしまう。このように、基板表面の周縁部が盛り上がる
と、例えば塗布液がSOGの場合は、その部分にクラッ
クが入りやすくなる。また、SOGが基板表面の周縁部
に形成されている位相シフトマスクを露光装置に取り付
けるときに、基板周縁部を支持する構造となっている場
合があるが、この場合に基板周辺部が盛り上がっている
と良好に保持されないことになる。さらに、塗布液がレ
ジストの場合は例えばフォトマスクを重ねて密着露光を
行う際に、フォトマスクとレジスト塗布膜とが良好に密
着されないという問題が生ずる。したがって、このよう
な場合には基板表面周縁部の塗布膜を除去する必要があ
る。
【0004】このような問題点を解決するための技術と
して、例えば、特公昭58−19350号公報に開示さ
れている方法がある。
【0005】この公報に開示されている方法のうちで第
1の方法は、基板の裏面、側面、または表面周縁部のよ
うな不要な場所に付着した塗布膜を次の方法で除去する
ものである。すなわち、図17に示されるように、基板
表面の周縁部で塗布膜130が盛り上がり、基板の側面
及び裏面にも塗布膜が付着した塗布膜付き基板100
を、その表面を上向きにターンテーブル200に載置し
て回転する。同時に、下方に配設されたノズル400か
ら基板の外周方向に塗布膜を溶かす溶媒500を噴射さ
せ、この溶媒が表面張力等によって塗布膜をつたわって
基板100の表面周縁部まで上昇するようにする。これ
により、塗布膜を溶かすとともに、塗布膜を溶出した溶
媒を遠心力によって外方に飛散させることにより不要塗
布膜を除去するようにしたものである。
【0006】また、上記公報に開示されている第2の方
法は、図18に示されるように、正方形の基板であっ
て、表面に形成された塗布膜130が基板周縁部におい
て盛り上がった基板100を、その表面を上向きにして
ターンテーブル200に載置し、その基板100の表面
の上方に中空のピラミッド形状をなしたカバー700を
そのピラミッドの頂点がターンテーブル200の回転中
心軸上に位置するように配置し、このピラミッド型カバ
ー700と上記基板200とを一体にして回転させなが
ら、ピラミッドの頂点の上からノズル400を通じて溶
媒500を供給してカバー700の斜面をつたわらせて
基板100の周縁部に供給し、これにより基板周縁部の
盛り上がった塗布膜を除去するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の方法にのうち、第1の方法においては、ノズル4
00から噴射された溶媒が表面張力等によって塗布膜を
つたわって基板100の表面周縁部まで上昇して不要塗
布膜を溶かすようにし、かつ、この塗布膜が溶出した溶
媒を遠心力によって外方に飛散させるようにしなければ
ならないが、このような条件を満たすためには、ターン
テーブル200の回転数や溶媒の供給速度を極めて微妙
に調節する必要があり、その制御が非常に困難であると
いう問題点を有していた。これがために、例えば、隣り
合うパターン露光光に位相ズレを与えて分解能を向上さ
せるようにした位相シフトマスクの素材たる位相シフト
マスクブランクの製造において、位相シフト層となるS
OG塗布膜形成工程において生じた不要塗布膜を除去す
ることも困難であるという問題があった。
【0008】また、上述の従来の方法にのうち、第2の
方法においては、ピラミッド状のカバー700の斜面を
つたわって基板100の周縁部に導かれた溶媒は、回転
に伴う各種の力、例えば、遠心力や風力等をうけるが、
それらの力は溶媒の供給量や回転数もしくは周囲の空気
の情況等に依存するので必ずしも一定に保持できない。
その結果、基板周縁部の除去部の幅がばらついてしまう
という問題があった。また、特にターンテーブル等を高
速で回転させる場合には、風力その他の力により溶媒は
回転方向と反対方向にも流動する等の理由により、正方
形の角部の除去すべきでない部分にまで溶媒が入り込み
この部分も除去してしまう場合がある。しかも、従来の
方法では、ピラミッド状のカバー700と基板100と
は、互いに所定の間隔をおくとともに正確な位置関係を
維持した状態で一体に回転させなければならないが、溶
媒の流通を阻害しないで一体に回転させる適切な機構を
得ることが必ずしも容易でないという問題もあった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、比較的容易に必要とする場所に正確・
確実に処理液を供給することを可能にした処理液供給方
法及びその装置並びに不要膜除去方法及び上記方法を用
いた位相シフトマスクブランク製造方法を提供すること
を目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明にかかる処理液供給方法は、(構成1)
基板主表面の所定の領域に処理液を供給する処理液供給
方法であって、前記基板主表面の処理理液を供給すべき
領域に対向して設けられて該基板主表面との間に間隙を
形成する間隙形成部材を設け、この間隙形成部材と前記
基板主表面との間に形成される間隙の大きさを、この間
隙に処理液を供給したとき処理液が主として表面張力の
作用により間隙中をつたわって間隙中に拡がることが可
能な大きさに設定し、この間隙中に処理液を供給するこ
とによって前記基板主表面の所定の領域に処理液を供給
することを特徴とした構成とし、この構成1の態様とし
て、(構成2) 構成1の処理液供給方法において、前
記間隙形成部材は、基板主表面表面の主要部を覆うよう
にして該基板主表面に対向して配置されるカバー部材で
あって、該カバー部材を前記基板主表面に対向して配置
したとき、該カバー部材の前記基板主表面に対向する面
と基板主表面との間に形成される間隙の大きさが、前記
基板主表面の処理液を供給すべき部位に位置する処理液
供給領域においては前記処理液が主として表面張力の作
用により間隙中をつたわって間隙中に拡がることが可能
な大きさとなり、一方、前記基板主表面の処理液を供給
すべき部位以外の部位に位置する非供給領域において
は、前記処理液が表面張力の作用によっては間隙中をつ
たわることができず間隙中に拡がることができない大き
さとなるように前記基板主表面に対向する面を形成し、
また、前記処理液供給領域の間隙内に外部から処理液を
供給するための貫通孔を設け、この貫通孔を通じて前記
処理液供給領域の間隙内にのみ外部から処理液を供給で
きるようにしたものであることを特徴とし、構成1又は
2の態様として、(構成3) 構成1又は2の処理液供
給方法において、前記間隙形成部材と前記基板主表面と
の間の間隙の大きさを設定する間隙設定部材として、前
記間隙形成部材と前記基板主表面との間に介在される所
定の太さの紐状体を用いるようにしたことを特徴とする
構成とし、構成1ないし3のいずれかの態様として、
(構成4) 構成1ないし3のいずれかの処理液供給方
法において、前記基板及び間隙形成部材をともに回転さ
せながら前記間隙形成部材と前記基板主表面との間の間
隙内に処理液を供給することを特徴とした構成としたも
のである。
【0011】また、本発明の処理液供給装置は、(構成
5) 基板主表面の所定の領域に処理液を供給する処理
液供給装置であって、前記基板主表面の処理理液を供給
すべき領域に対向して設けられて該基板主表面との間に
間隙を形成する間隙形成部材を設け、この間隙形成部材
と前記基板主表面との間に形成される間隙の大きさを、
この間隙に処理液を供給したとき処理液が主として表面
張力の作用により間隙中をつたわって間隙中に拡がるこ
とが可能な大きさに設定したものであることを特徴とし
た構成とした。
【0012】さらに、本発明にかかる不要膜除去方法
は、(構成6) 基板主表面に形成された不要膜に該不
要膜を溶解する溶媒を供給して該不要膜を除去する不要
膜除去方法であって、前記不要膜に溶媒を供給する方法
として構成1ないし4のいずれかに記載の処理液供給方
法を用い、これらの方法における処理液として不要膜を
溶解する溶媒を用いることを特徴とした構成とし、この
構成6の態様として、(構成7) 構成6の不要膜除去
方法において、前記基板及び間隙形成部材をともに第1
の回転速度で回転させながら前記間隙形成部材と前記基
板主表面との間の間隙内に前記溶媒を供給して前記不要
膜を溶解させ、次に、前記基板及び間隙形成部材をとも
に前記第1の回転数より大きい第2の回転数で回転させ
て前記溶媒を遠心力により飛散させることにより、前記
不要膜を除去するようにしたことを特徴とする構成とし
た。
【0013】そして、本発明にかかる位相シフトマスク
ブランク製造方法は、(構成8) 透光性基板に位相シ
フト層となる膜を形成する膜形成工程を有する位相シフ
トマスクブランク製造方法において、前記膜形成工程に
おいて不要な部分に形成された不要膜を構成6に記載の
方法で除去する不要膜除去工程を有することを特徴とし
た構成としたものである。
【0014】
【作用】上述の構成1によれば、間隙形成部材と前記基
板主表面との間に形成される間隙の大きさを、この間隙
に処理液を供給したとき処理液が間隙中をつたわって間
隙中に拡がることが可能な大きさに設定したことによ
り、間隙中に処理液を流通させるために特別な装置を用
いる等の手段を設けることなく、極めて簡単に、しかも
確実かつ正確に基板主表面の所定の部位に処理液を供給
することが可能となる。
【0015】また、構成2によれば、間隙形成部材をカ
バー部材で構成したことにより、処理液を所定の供給す
べき場所にのみ供給し、かつ、供給すべきでない場所に
は供給されないようにすることが容易に可能になり、構
成3によれば、間隙の大きさを紐状体の太さを選定する
ことによって比較的簡単に正確な大きさに設定すること
ができ、さらに、構成4によれば、処理液の供給を回転
による遠心力等を利用して促進させることが可能にな
る。
【0016】構成5によれば、構成1ないし4の方法を
実施する装置を得ることができる。
【0017】構成6によれば、基板の不要膜が形成され
た場所に正確にかつ容易・確実に溶媒を供給してこれを
溶解除去することが可能になり、構成7によれば、遠心
力等を利用して溶媒の供給や除去の促進を図ることがで
きる。
【0018】そして、構成8によれば、不要膜を正確に
かつ容易・確実に除去することができる位相シフトマス
クブランク製造方法を得ることができる。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明の第1実施例にかかる不要
膜除去装置の構成を示す部分断面図、図2は図1の部分
拡大断面図、図3ないし図4は本発明の第1実施例にか
かる不要膜除去方法の説明図である。以下、これらの図
面を参照にしながら第1実施例にかかる不要膜除去方法
及びその装置並びに位相シフトマスクブランク製造方法
を説明する。以下の説明では、まず、不要膜が形成され
た位相シフトマスクブランクを説明し、次に、処理液供
給装置の実施例でもある不要膜除去装置の構成を説明
し、最後に処理液供給方法の実施例でもある不要膜除去
方法と併せて位相シフトマスクブランク製造方法を説明
する。
【0020】不要膜が形成された位相シフトマスクブラ
ンク 図1ないし図4において、基板10は、石英ガラスから
なる透明基板(6インチ×6インチ×0.25インチ)
11の表面11aの主要部にクロムからなる遮光膜パタ
ーン12が形成され、さらに、この遮光膜パターン12
の上に位相シフトマスクの位相シフト層を構成するSO
G膜である塗布膜13が形成されたもので(図3,図4
参照)、いわゆるSOG膜付フォトマスクブランク(位
相シフトマスクブランク)である。ここで、この塗布膜
13は、本来、基板11の表面11aの主要部、すなわ
ち、遮光膜パターン12が形成されている部分及びその
近傍周辺にのみ形成されていればよい。しかしながら、
塗布膜13の形成の際に、本来形成する必要のない基板
11の表面11aの周縁部11c、基板側面部11d及
び基板裏面部11eにまで形成されてしまう。すなわ
ち、この塗布膜13は、SiO2 系被覆形成用塗布液
(アライドシグナル社ACCUGLASS211S)
を、例えば、回転数1000rpmで10秒間スピンコ
ートして、膜厚約4000オングストロームに形成した
ものである。このスピンコートの際に、基板表面周縁部
11cに塗布液の盛り上がりが生じて不要な盛り上がり
塗布膜13cが形成されるとともに、塗布液が基板側面
部11d及び基板裏面部11eにまで回り込んでそれぞ
れ不要塗布膜13d及び13eが形成される(図4参
照)。第1実施例にかかる不要膜除去方法及びその装置
は、上記不要膜13c,13d,13eを除去する方法
及び装置である。
【0021】第1実施例の不要膜除去装置 第1実施例の不要膜除去装置は、図1に示されるよう
に、回転台20に載置保持された基板10の裏面11b
にノズル40から噴出する溶媒50を供給するものであ
る。
【0022】回転台20は、基板10を収納して略水平
に載置保持する凹状載置部21を有している。この凹状
載置部21は、基板10をその裏面11bが上方に向く
ように収納載置したとき、凹状載置部21の内側面21
d及び底面21fと、基板10の側面11d及び表面1
1aとの間に一定の間隔が生ずるように形成されてお
り、本発明の間隙形成部材を構成するものである。
【0023】凹状載置部21は、略垂直な内側面21d
から底面21fに至る部分に段差面21aが形成されて
いる。すなわち、内側面21dによって形成される開口
部の開口寸法は基板10の外形寸法より大きく形成さ
れ、一方、段差面21aより下方に形成される開口部の
開口寸法は基板10の外形寸法より小さく形成されてい
る。これにより、基板10は段差面21aによってその
周縁部11cを支持され、基板10の表面11aと凹状
載置部21の底面21fとの間に一定の間隔が生じ、表
面11aが底面21fに直接接触して傷が付く等のこと
がないようになっている。
【0024】ここで、段差面21aと基板10の周縁部
11cの間には、これらの間の間隙の大きさを設定する
間隙設定部材としてのナイロン糸60a(太さ約0.1
7mm)が介在される。このナイロン糸60aは、段差
面21aの中心寄りの部位から外周寄りの部位に向けて
介在され、段差面21aの全周に一定の間隔をおいて合
計8本介在される。このナイロン糸60aは、段差面2
1aの中心寄りの部位に設けられた貫通孔を通じて外部
から引き込まれ、外周寄りの部位に設けられた貫通孔を
通じて再度外部に引き出されてループ状に形成されてい
る。このナイロン糸60aによって段差面21aと基板
10の周縁部11cの間に間隙が形成され、溶媒の流通
路が形成される。
【0025】また、凹状載置部21の内側面21dと基
板側面11dとの間には、これらの間の間隙の大きさを
設定する間隙設定部材としてのナイロン糸60bが介在
される。このナイロン糸60bは、内側面21dの上方
から下方に向けて介在され、内側面21dの全周に一定
の間隔をおいて合計16本介在される。このナイロン糸
60bによって凹状載置部21の内側面21dと基板側
面11dとの間に間隙が形成され、溶媒の流通路が形成
される。この場合、ナイロン糸60bは1本おきに太い
糸(太さ約0.44mm)と細い糸(太さ約0.21m
m)とを用いる。細い糸は溶媒を伝わらせて溶媒の流通
を促進させるものである。なお、このナイロン糸60b
も上述のナイロン糸60aと同様に、凹状載置部21の
下部寄りの部位に設けられた貫通孔を通じて回転台20
の裏側から引き込まれて凹状載置部21の上方から表側
に引き出された後、回転台の外周に設けられた貫通孔を
通じて再度裏側に引きこまれてループ状に形成されてい
る。
【0026】また、回転台20の下部には、基板10の
中心を通り上方を向いた面に垂直な軸上に回転軸22が
設けられている。この回転軸22は、図示しない回転駆
動装置に結合され、所望の回転数で回転されるようにな
っている。したがって、回転台20は、この回転軸22
を回転中心として所望の回転数で回転できるようになっ
ている。
【0027】さらに、回転台20に収納載置された基板
10の上方を向いた面(裏面11b)の中央部上方に、
溶媒50を噴出するノズル40が設置されている。この
ノズル40は、図示しない溶媒供給装置から供給された
溶媒50を所望の噴出速度で噴出するものである。
【0028】第1実施例の不要膜除去方法 次に、上述の第1実施例の不要膜除去装置を用いて第1
実施例の不要膜除去方法を実施した例を説明する。な
お、この実施例は、第1実施例の不要膜除去方法を位相
シフトマスクブランク製造工程における不要膜除去工程
に適用した例である。
【0029】まず、基板10を、該基板10の裏面11
bが上方を向くようにして回転台20の凹状載置部21
内に収納載置する。なお、この基板10は、周縁部11
cに基板外周端部から中心に向かって距離20.0mm
に至る領域に不要膜13cが形成されたものである。こ
の状態で、基板10は略水平に維持される。この場合、
基板10は凹状載置部21内の段差面21aによってそ
の周縁部11cを支持される。このとき、この不要膜1
3cと段差面21aとの間にナイロン糸60aが介在さ
れるから、これらの間に約0.17mmの間隙が形成さ
れ、溶媒の流通路が形成される。また、凹状載置部21
の内側面21dと基板側面11dとの間にはナイロン糸
60bが介在されるから、これらの間には約0.44m
mの間隙が形成され、溶媒の流通路が形成される。さら
に、基板10の表面11aと凹状載置部21の底面21
fとの間に一定の間隔が生じ、表面11aが底面21f
に直接接触して傷が付く等のことがないようになってい
る。
【0030】次に、基板10の中央部上方に設置された
ノズル40から基板の裏面をめがけてSOGの良溶媒で
あるアセトンからなる溶媒50を25ml供給する。同
時に、回転台20を回転数50rpm(第1の回転数)
で5秒間回転させる。これにより、溶媒50を基板裏面
部11eに形成された不要膜11eに浸透させるととも
に、凹状載置部21の内側面21dと基板側面11dと
の間の間隙を通じて、基板側面部11d及び基板表面周
縁部11cにそれぞれ形成された不要膜13d及び13
cにも浸透させて、これら不要膜を溶解する。この場
合、塗布膜を溶出した溶媒は、凹状載置部21の内側面
21dと基板側面11dとの間を徐々に流れ落ち、さら
に段差面21aと基板表面周縁部11cとの間を通り、
段差面21aの端部にさしかかったところで表面張力が
働いて止まり、基板表面周縁部11cの不要膜13cは
溶解するが、それより内部の塗布膜は溶解しない(図2
参照)。
【0031】この溶解反応が終了したら、次に、回転台
20の回転数を1500rpm(第2の回転数)に上げ
て1秒間回転させる。これにより、塗布膜を溶解した溶
媒が外方に飛散され、不要膜が除去される。なお、この
溶媒の飛散は、塗布膜が溶出した溶媒50aが揮発して
粘性が高くなる前に行う必要がある。
【0032】次いで、不要膜の除去を完全に行うため
に、回転数70rpmで10秒間回転させて溶解を行わ
せ、次に回転数1500rpmで1秒間溶媒を飛散さ
せ、さらに回転数100rpmで10秒間溶解し、回転
数1500rpmで10秒間飛散及び乾燥を行う。
【0033】その後、回転台20の回転を止めて基板1
0を取り出し、ベーク処理等を施してSOG膜からなる
位相シフト層が基板の中央部に略正方形状に形成された
SOG膜付フォトマスクブランクを得る。
【0034】ここで、上記第1実施例ではSOGと相溶
する溶液にアセトンを用いたが、これは、メタノール、
イソプロピルアルコール等、SOGが可溶な液体であれ
ばよい。
【0035】また、上記実施例では間隙設定部材とし
て、ナイロン糸を用いたが、間隙設定部材としてはこれ
に限られるものではなく、例えば、段差面21aと内側
面21dとの間に溶媒に不溶な粘着テープその他の介在
物を介在させたり、あるいは、段差面21aと内側面2
1dとに突起物を形成するようにしてもよい。
【0036】さらに、上記実施例では回転台20の内側
面21dと基板側面11dとの間の間隙が0.44mm
であったが、これに限らず溶媒50が基板側面11dに
接触しながら基板の表面周縁部11cに達することがで
きるような幅の間隙であればよい。回転台20の段差面
21aと基板表面周縁部11cとの間の間隙が0.17
mmであったが、これに限らず溶媒50が流れこむこと
ができ、かつ、段差面21aの端部で表面張力が働き得
る間隙であればよい。この場合、これらの条件を満たす
範囲であれば、間隙が小さいほど除去部の境界を正確に
制御することができる。さらに、段差面21aと基板表
面周縁部11cとの間隙は必ずしもこれらが平行に対向
するような間隙である必要はなく、例えば、これらの外
周寄りにおける間隙を内周寄りにおける間隙寄り大きく
形成してもよく、これによれば溶媒をよりスムーズに導
入することが可能になる。
【0037】また、塗布膜溶解のための回転台の回転及
び塗布膜を溶解した溶媒の飛散のための回転とをそれぞ
れ3回ずつ交互に行う例をかかげたが、これは少なくと
も1回ずつ行えばよい。また、それぞれの回転数、回転
時間はその目的、塗布膜の種類、膜厚等により適宜選定
することは勿論である。
【0038】また、上記実施例では塗布液が除去される
基板表面周縁部11cは、基板の端辺から約20.0m
mであったが、これ以外の寸法の場合には段差面21a
の寸法をそれに合わせるようにすればよい。
【0039】以上詳述した第1実施例の方法により得ら
れたSOG膜付きフォトマスクブランクは、基板の側面
及び裏面にSOGが付着していないので、ゴミの発生を
防止することができる。また、本実施例の方法より不要
膜を除去したSOG膜付きフォトマスクブランクの表面
周縁部のSOGは端辺から約20.0mm除去され、S
OGの塗布時に高さ1.6μmあった周縁部の盛り上が
りは除去され、基板の端辺から約21mm内側のSOG
膜の端部の盛り上がりは高さ0.3μm程度の盛り上が
り、即ちクラックを生じない程度の盛り上がりであっ
た。さらに、この位相シフトマスクブランクを用いて製
造した位相シフトマスクは、露光装置に極めて良好に保
持できるものであった。
【0040】なお、上述の第1実施例では、溶媒の供給
を基板10の上方を向いた面の上方に配置されたノズル
40から噴出させる例をかかげた、これは、例えば、図
5に示したように、上方に配置されたノズル40から噴
出させると同時に、段差面21aに貫通孔23を設け、
この貫通孔23を通じて、凹状載置部21の下方に設置
されたノズル41から噴出させた溶媒をも導入させるよ
うにしてもよい。
【0041】さらに、不要膜を溶解した溶媒を除去する
際には、図6に示したように、貫通孔23から排出させ
るようにしてもよい。この場合、貫通孔23に溶媒を伝
わらせる糸や針体を取り付けると排出をよりスムーズに
行うことができる。
【0042】また、上記第1実施例では、遮光性膜パタ
ーン上にSOG膜を形成する場合に適用した例について
説明したが、これは、透光性基板上にSOG膜を形成
し、SOG膜上に遮光性膜パターンを形成するようにし
た場合にも適用できる。その場合、遮光膜の外に透明導
電膜、エッチングストッパー膜等の膜が設けられたもの
であってもよい。
【0043】さらに、例えば、磁気ディスク媒体の保護
膜の塗布、カラーフィルターの保護膜の塗布の際に形成
される不要膜の除去、あるいは、ディスプレー用基板上
の配線の電極部に形成される絶縁膜を除去する場合にも
適用できる。
【0044】また、例えば、フォトマスク、半導体基板
等を製造する際に、スピンコート法等により塗布するレ
ジスト膜の不要な部分を除去する場合にも適用できる。
塗布膜がレジストの場合は、溶媒としてレジストが可溶
なケトン、エステル、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、エーテル等の液体を用いることができる。この場
合、塗布膜がSOGの場合は、ベークした後は塗布膜は
溶けにくいので、上述の第1実施例のように、ベークす
る前に基板の裏面、側面及び表面周縁部の塗布膜を溶解
して除去することが好ましいが、塗布膜がレジストの場
合は、レジストの種類によっては、ベーク後においても
溶解可能な場合もある。
【0045】この実施例は、特に、基板の裏面の側端部
まで形成された不要膜を確実に除去する場合に好適であ
る。
【0046】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
にかかる不要膜除去装置の部分断面図、図8及び図9は
図7の部分拡大断面図、図10はカバー部材の正面図で
ある。以下、これらの図面を参照にしながら第2実施例
にかかる処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去
方法及び位相シフトマスクブランク製造方法を説明す
る。なお、この実施例における不要膜が形成された位相
シフトマスクブランクは上述の第1実施例の位相シフト
マスブランクと同一の構成を有するので、その説明は省
略し、以下の説明では、第2実施例の不要膜除装置の構
成を説明し、次いで第2実施例の不要膜除去方法と併せ
て処理液除去方法及び第2実施例の位相シフトマスクブ
ランク製造方法を説明する。
【0047】第2実施例の不要膜除去装置 この第2実施例の不要膜除去装置は、図7に示されるよ
うに、回転する回転台20に遮光膜パターン12が形成
された表面側を上方に向けて載置保持された基板10の
上方に、該基板10を覆うようにして間隙形成部材たる
カバー部材30を配置し、このカバー部材30の上方か
らノズル40によってカバー部材30に向かって噴出さ
れた溶媒50を、該カバー部材30に設けられた貫通孔
である溶媒供給孔33を通じてカバー部材30の内側
(図中下側)の周縁部に形成された溶媒供給面32に導
き、該溶媒供給面32と基板10の上面との間に形成さ
れる間隙に溶媒を供給するようにしたものである。
【0048】回転台20は、基板10を収納して略水平
に載置保持する凹状載置部21を有している。この凹状
載置部21は、その内側面が段差状になっており、その
段差の略水平の部分である段差面21aに基板が載置さ
れるような構造になっている。また、段差面21aには
基板10を載置したときに基板10と段差面21aとの
間に所定の間隔が生ずるように、段差面21aと外部と
を貫通する2つの孔を通してループ状に形成されたナイ
ロン糸60aの一部が基板10と段差面21aとの間に
スペーサとして介在されるようになっている。なお、こ
のナイロン糸60aは段差面21aの適宜の位置に数箇
所設けられる。
【0049】また、回転台20の下部には、基板10の
中心を通り基板10の表面に垂直な軸上に回転軸22が
設けられている。この回転軸22は、図示しない回転駆
動装置に結合され、所望の回転数で回転されるようにな
っている。したがって、回転台20は、この回転軸22
を回転中心として所望の回転数で回転できるようになっ
ている。
【0050】さらに、回転台20の凹状載置部21に載
置された基板10の上方に配置されるカバー部材30
は、縦・横の寸法が基板10と略同一の正方形状をなし
た板状体であり、その一方の主表面、すなわち、図中上
側の面は一様に平坦であるが、他方の面、すなわち、図
中下側の面は、中央部を含む主たる領域が正方形状に上
側に凹状に形成された非供給面31とその周縁部である
溶媒供給面32とを有している。非供給面31と溶媒供
給面32との段差は約1.5mmであり、溶媒供給面3
2はカバー部材30の外周端辺から約20mm以内の領
域内に形成されている。また、該溶媒供給面32と非供
給面31との境界部の近傍における溶媒供給面32の領
域には、該溶媒供給面32と外部とを貫通する溶媒供給
孔33が形成されている。この溶媒供給孔33は非供給
面31と溶媒供給面32との境界部に沿って所定の間隔
をおいて多数形成されている(図10参照)。さらに、
この溶媒供給面32には、カバー部材30を基板10の
上方に載置したときに基板10と該溶媒供給面32との
間に所定の間隔が生ずるように、溶媒供給面32と外部
とを貫通する2つの孔を通してループ状に形成されたナ
イロン糸60cの一部が露出されてスペーサとして基板
10と溶媒供給面32との間に介在されるようになって
いる。なお、このナイロン糸60cは、その太さが0.
15mmであり、溶媒供給面32の適宜の4箇所に設け
られる。したがって、カバー部材30を基板10の上方
に載置したとき、溶媒供給面32と基板10の表面との
間隙の大きさ(面と面との距離)が約0.15mmとな
り、一方、非供給面31と基板10の表面との間隙が約
1.65mmとなる。ここで、大きさが0.15mm程
度の間隙に溶媒を供給すると溶媒は主として表面張力に
基づく毛細管現象により間隙中をつたわって間隙中に拡
がるが、大きさが1.65mm程度の間隙では溶媒が間
隙中をつたわることができず、間隙中に拡がることはで
きない。なお、カバー部材30の外周部の4つの端辺の
中心部が外方に延長されて位置決め部34が形成され、
また、これに対応して回転台20の外周部にも位置決め
部が設けられており、これらの位置決め部に形成された
位置決め孔に位置決めピン35を係合することにより両
者の位置決めがなされて一体に回転できるようになって
いる。
【0051】また、カバー部材30の中央部上方に設置
されたノズル40は、図示しない溶媒供給装置から供給
された溶媒50を所望の噴出速度で噴出するものであ
る。
【0052】第2実施例の不要膜除去方法 次に、上述の第2実施例の不要膜除去装置を用いて第2
実施例の不要膜除去方法を実施した例を説明する。な
お、この実施例は、第2実施例の不要膜除去方法を位相
シフトマスクブランク製造工程における不要膜除去工程
に適用した例である。
【0053】まず、基板10を、該基板10の表面11
aが上方を向くようにして回転台20の凹状載置部21
内に収納載置する。この状態で、基板10は略水平に維
持される。このとき、基板10の裏面11bの周縁部は
凹状載置部21の段差面21aに載置され、酸差面21
a上に露出したナイロン糸60aにより段差面21aと
基板10の裏面11bとの間に所定の間隔が生ずる。な
お、段差面21aから上方に向かってのびる側面21d
と基板10の側面との間にも所定の間隔が形成されるよ
うになっている。
【0054】次に、基板10の上方にカバー部材30を
位置決めしながら設置する。このとき、ナイロン糸60
cが溶媒供給面32と基板10表面との間に介在される
から、これらの間に大きさ約0.15mmの間隙が形成
される。なお、非供給面31と基板10の表面との間隙
は約1.65mmである。
【0055】次に、ノズル40からSOGの良溶媒であ
るアセトンからなる溶媒50を約25ml供給し、同時
に回転台20によって基板10とカバー部材30とを一
体にして回転速度200rpmで約15秒間回転させ
る。これにより、溶媒50は、カバー部材30の溶媒供
給孔33を通り、溶媒供給面32と基板10の表面との
間に形成された間隙に供給され、次いで、毛細管現象と
回転による遠心力によってこの間隙全体にすみやかに拡
がり(図8参照)、基板10の表面に形成された塗布膜
13を溶解する(図9参照)。同時に、溶媒50は、回
転台20の凹状載置部の内側側面21dと基板10の側
面との間に形成された間隙を通り、段差面21aと基板
10の裏面11bとの間に形成された間隙にも拡がり、
SOGのスピンコートの際に基板10の側面11c及び
裏面周縁部にも不要膜が形成されている場合にはこれら
も溶解する。なお、カバー部材30の非供給面31と基
板10の表面との間の間隙の大きさは約1.65mmと
極めて大きいので、この間隙に溶媒が拡がることはな
い。
【0056】この溶解反応が終了したら、さらに、回転
台20により基板10とカバー部材30とを一体にして
回転速度200rpmで約20秒間回転させる。これに
より、塗布膜を溶解した溶媒が外方に飛散され、不要膜
が除去される。なお、この溶媒の飛散は、塗布膜が溶出
した溶媒が揮発して粘性が高くなる前に行う必要があ
る。
【0057】次いで、不要膜の除去を完全にしかつ乾燥
する目的で、回転速度400rpmで10秒間回転させ
る。その後、回転台20の回転をとめて基板10を取り
出し、ベーク処理等を施してSOGの塗布膜13からな
る位相シフト層が基板の中央部に略正方形状に形成され
たSOG膜付フォトマスクブランクである位相シフトマ
スクブランク(図11参照)を得る。
【0058】上述の第2実施例の方法により不要膜を除
去した位相シフトマスクブランクは、表面周縁部のSO
Gの塗布膜13が端辺から約20mm以内の領域の部分
が除去され、SOGの塗布時に高さ1.6μmあった周
縁部の盛り上がりは除去され、基板10の端辺から2
0.5mm内側のSOG膜の端部の盛り上がりは高さ約
0.3μm程度であり、クラックの生じない程度であっ
た。
【0059】また、この方法では、基板10の表面とカ
バー部材30の溶媒供給面32との間に主として毛細管
現象により拡がった溶媒は、この間隙全体には確実に拡
がるが、回転による風力の影響を受けることもないの
で、非供給面31と基板10との間に形成される非除去
領域に至るおそれはなく、したがって、除去すべき領域
のみを正確に除去し、除去すべきでない領域を除去する
ことはない。
【0060】ここで、上記第2実施例でもSOGと相溶
する溶液にアセトンを用いたが、これは、メタノール、
イソプロピルアルコール等、SOGが可溶な液体であれ
ばよい。
【0061】また、溶媒供給孔33の設ける位置は、上
記第2実施例に限られるものでなく、溶媒供給面32の
ある領域内であれば、必ずしもその場所を問わない。た
だし、溶媒の移動方向が一方向となる故に溶媒のスムー
ズな移動が可能となる意味で上記第2実施例は好まし
い。なお、溶媒供給孔33を、溶媒供給面32の外周部
よりの部位にさらに一列設けると、塗布膜を溶解した溶
媒が外周部において乾燥して塗布膜を残存させるおそれ
をより完全に防止できる。
【0062】さらに、カバー部材30の溶媒供給面32
と基板10の表面との間隙は上記実施例に掲げたものに
限られるものではなく、要するに、毛細管現象が起こる
ような微少な間隙であればよく、また、その間隙は一様
である必要はなく、基板の外方に向かうにしたがって次
第に大きくなるようにしてもよい。そのようにすれば溶
媒の移動をよりスムーズに行なわせることも可能とな
る。
【0063】なお、上記実施例では、基板10とカバー
部材30とを一体にして回転させる例を掲げたがこれは
必ずしも回転させる必要はない。ただし、回転させたほ
うが溶媒を比較的早くかつ均一に間隙中に拡げさせるこ
とができるので好ましい。
【0064】また、基板10とカバー部材30との間の
間隙を保つ手段として上記実施例ではナイロン糸を用い
たが、これは他の介在部材を用いてもよいし、また、溶
媒供給面32の一部を突出させてもよいことは第1実施
例と同様である。
【0065】さらに、カバー部材30として上記実施例
では板状のものを用いたが、これはピラミッド状やドー
ム状等の他の形状のものでもよい。
【0066】また、上記上記実施例では、正方形状の基
板に形成された塗布膜の周縁部を除去して正方形の塗布
膜を残存させる例を掲げたが、基板の形状及び残存させ
る塗布膜の形状は、正方形に限られるものではなく、円
形、三角形、多角形その他任意の形状でもよい。その場
合には、カバー部材の溶媒供給面と非供給面との形状を
そのように形成すればよい。
【0067】例えば、図12に示されるように、カバー
部材30aとして、溶媒供給面32aを、周縁部の領域
及び中央部で交差する十字状の領域に形成し、非供給面
31aをその残りの領域とすることにより、図13に示
されるような、基板の周縁部の領域及び中央部で交差す
る十字状の領域の塗布膜を除去することもできる。
【0068】さらに、不要膜を溶解した溶媒を除去する
際には、図14に示したように、凹状載置部21の断差
面21aに設けた貫通孔24から排出させるようにして
もよい。この場合、貫通孔24に溶媒を伝わらせる糸や
針体を取り付けると排出をよりスムーズに行うことがで
きる。
【0069】なお、この実施例は、溶媒を不要膜に供給
して溶解しつつ不要膜の溶解した溶媒を飛散させて除去
しているので、上述の第1実施例に比較して生産性を高
くすることができる。すなわち、第1実施例では、溶解
段階では溶媒が間隙に浸透するような比較的遅い第1の
回転速度で回転させ、次に、不要膜を溶かした溶媒を除
去する段階では表面張力が作用する溶媒を遠心力で飛散
できる程度の早い第2の回転速度で回転させる必要があ
るので、溶解工程と除去工程との2工程が必要である。
これに対して、第2実施例では、これが1工程で済む。
【0070】また、第2実施例では、遮光膜パターンが
形成された面を上方に向けて回転台に載置して処理する
ので、回転台として回転塗布装置(スピンコーター)を
用いれば、このスピンコーターで所定の膜を塗布した
後、そのままの状態(基板の表裏を反転させる等の操作
をすることなく)で不要な箇所に形成された不要膜を除
去する工程に移行することができ、生産性の高い処理を
行うことが可能である。
【0071】なお、以上の各実施例では、不要膜が、ス
ピンコート法等によって形成された塗布膜である場合の
例を掲げたが、不要膜は塗布膜に限られるものではな
く、他の成膜方法、例えば、スパッタ法、CVD法、イ
オンプレーティング法あるいは蒸着法等によって形成さ
れた膜であってもよい。これらの成膜法で形成した膜
は、スピンコート法の場合と異なり、基板周縁部に盛り
上がり部を生ずるようなことはないが、基板周縁部に形
成された不要な膜は膜剥離の原因となるので除去してお
くことが望ましい。その様な場合に本発明が適用でき
る。この場合、例えば、位相シフト層としてのSiO2
膜をスパッタ法で成膜した場合には、これを溶解除去す
る処理液としてHF溶液を用いればよい。
【0072】また、上述の各実施例は、処理液供給方法
の例として、処理液として不要膜を溶解する溶媒を所定
の部位に供給して不要膜を除去する不要膜除去方法を掲
げたが、本発明の処理液供給方法は、不要膜の除去に適
用する場合に限られるものではなく、逆に、塗布膜形成
の際にも適用することができる。
【0073】すなわち、例えば、上述の第2実施例にお
ける溶媒の代わりにレジスト形成用の塗布液を用いれ
ば、基板の所望の塗布領域にのみ塗布液を供給して、あ
らかじめ、不要な部分には塗布膜を形成させないように
することが可能となり、これによれば、レジスト膜形成
工程において、塗布後にフォトリソグラフィ法等によっ
て不要な膜を除去するという繁雑な工程を省略して工程
を著しく単純化することも可能となる。
【0074】このような例として、例えば、レティクル
欠陥検査用基板の表面の周縁にCr膜を形成する際のマ
スクとしてのレジスト膜を形成する例があげられる。こ
のレティクル欠陥検査用基板は、図15にその断面を示
したように、透明基板1の表面の主要部に検査対象たる
レジストパターン2が形成され、基板1の表面周縁部に
は膜厚が800オングストローム程度のCr膜3が形成
され、さらに、裏面に検査光の波長以外の波長の光をカ
ットするフィルター膜4が形成されたものである。この
レティクル欠陥検査用基板は、本来の検査すべきマスタ
ーマスクを直接検査する代わりに、マスターマスクのパ
ターンを上記レジストパターンに転写してそのレジスト
パターンを検査することにより行う際に用いるものであ
る。したがって、このレティクル欠陥検査用基板の作製
の際には、レティクル欠陥検査用基板をステッパに保持
してその転写のための光学系のピント合わせを行う必要
がある。上記基板1の周縁部に形成されたCr膜3は、
この光学系のピント合わせを行うピント調節光を反射さ
せる手段として用いられる。このCr膜3がない場合
は、ピント調節光は基板1の表面から反射される外に裏
面からも反射されるので、正確なピント調節ができなく
なる。これを防止するために、ピント調節程度ではその
厚さが無視できる反射膜としてCr膜3が用いられる。
【0075】このCr膜3の形成は、図16に示される
ように、基板1の表面全面にCr膜3aを形成し、次い
で、このCr膜3aの基板1の周縁部にレジスト膜4を
形成し、しかる後に、このレジスト膜4をマスクにして
エッチングを施し、基板1の表面主要部のCr膜を除去
することにより形成する。このマスクとしてのレジスト
膜4は、フォトリソグラフィー技術を用いるほどの精度
は必要がなく、大略基板周縁部の領域に形成されていれ
ばよいので、本発明かかる処理液供給方法を適用するこ
とができ、これにより、フォトリソグラフィーという繁
雑な処理を行うことなく極めて簡単にCr膜3を形成す
ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかかる処
理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法は、基
板主表面の処理理液を供給すべき領域に対向して設けら
れて該基板主表面との間に間隙を形成する間隙形成部材
を設け、この間隙形成部材と前記基板主表面との間に形
成される間隙の大きさを、この間隙に処理液を供給した
とき処理液が主として表面張力の作用により間隙中をつ
たわって間隙中に拡がることが可能な大きさに設定し、
この間隙中に処理液を供給することによって前記基板主
表面の所定の領域に処理液を供給することにより、基板
の所定の部位に処理液を供給するものであり、これによ
って、比較的容易に処理液を所定の部位に確実に供給す
ることを可能にし、不要膜の除去等を容易・確実に行う
ことを可能にしたものである。また、本発明にかかる位
相シフトマスクブランクの製造方法は、本発明にかかる
不要膜除去方法を適用したものであり、不要膜を容易確
実に除去できる位相シフトマスクブランク製造方法を得
ているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる不要膜除去装置の
部分断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる不要膜除去方法の
説明図である。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【図5】第1実施例の変型例の説明図である。
【図6】第1実施例の変型例の説明図である。
【図7】本発明の第2実施例にかかる不要膜除去装置の
部分断面図である。
【図8】図7の部分拡大断面図である。
【図9】図7の部分拡大断面図である。
【図10】カバー部材の正面図である。
【図11】不要膜を除去した位相シフトマスクブランク
の正面図である。
【図12】カバー部材の変形例正面図である。
【図13】不要膜を除去した位相シフトマスクブランク
の正面図である。
【図14】第2実施例の変形例の説明図である。
【図15】レティクル欠陥検査用基板の断面図である。
【図16】レティクル欠陥検査用基板の製造説明図であ
る。
【図17】従来の不要膜除去方法の説明図である。
【図18】従来の不要膜除去方法の説明図である。
【符号の説明】
10…基板、11a…基板表面、11b…基板裏面、1
1c…基板表面周縁部、11d…基板側面部、13…塗
布膜、20…回転台、21…凹状載置部、21d…凹状
載置部内側面、21f…回転台の底面、30…カバー部
材、31…非供給面、32…溶媒供給面、33…溶媒供
給孔、40,41…ノズル、50…溶媒。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 7352−4M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板主表面の所定の領域に処理液を供給
    する処理液供給方法であって、 前記基板主表面の処理理液を供給すべき領域に対向して
    設けられて該基板主表面との間に間隙を形成する間隙形
    成部材を設け、 この間隙形成部材と前記基板主表面との間に形成される
    間隙の大きさを、この間隙に処理液を供給したとき処理
    液が主として表面張力の作用により間隙中をつたわって
    間隙中に拡がることが可能な大きさに設定し、 この間隙中に処理液を供給することによって前記基板主
    表面の所定の領域に処理液を供給することを特徴とした
    処理液供給方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の処理液供給方法におい
    て、 前記間隙形成部材は、基板主表面表面の主要部を覆うよ
    うにして該基板主表面に対向して配置されるカバー部材
    であって、該カバー部材を前記基板主表面に対向して配
    置したとき、該カバー部材の前記基板主表面に対向する
    面と基板主表面との間に形成される間隙の大きさが、前
    記基板主表面の処理液を供給すべき部位に位置する処理
    液供給領域においては前記処理液が主として表面張力の
    作用により間隙中をつたわって間隙中に拡がることが可
    能な大きさとなり、一方、前記基板主表面の処理液を供
    給すべき部位以外の部位に位置する非供給領域において
    は、前記処理液が表面張力の作用によっては間隙中をつ
    たわることができず間隙中に拡がることができない大き
    さとなるように前記基板主表面に対向する面を形成し、
    また、前記処理液供給領域の間隙内に外部から処理液を
    供給するための貫通孔を設け、この貫通孔を通じて前記
    処理液供給領域の間隙内にのみ外部から処理液を供給で
    きるようにしたものであることを特徴とした処理液供給
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の処理液供給方法
    において、 前記間隙形成部材と前記基板主表面との間の間隙の大き
    さを設定する間隙設定部材として、前記間隙形成部材と
    前記基板主表面との間に介在される所定の太さの紐状体
    を用いるようにしたことを特徴とする処理液供給方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の処
    理液供給方法において、 前記基板及び間隙形成部材をともに回転させながら前記
    間隙形成部材と前記基板主表面との間の間隙内に処理液
    を供給することを特徴とした処理液供給方法。
  5. 【請求項5】 基板主表面の所定の領域に処理液を供給
    する処理液供給装置であって、 前記基板主表面の処理理液を供給すべき領域に対向して
    設けられて該基板主表面との間に間隙を形成する間隙形
    成部材を設け、 この間隙形成部材と前記基板主表面との間に形成される
    間隙の大きさを、この間隙に処理液を供給したとき処理
    液が主として表面張力の作用により間隙中をつたわって
    間隙中に拡がることが可能な大きさに設定したものであ
    ることを特徴とした処理液供給装置。
  6. 【請求項6】 基板主表面に形成された不要膜に該不要
    膜を溶解する溶媒を供給して該不要膜を除去する不要膜
    除去方法であって、 前記不要膜に溶媒を供給する方法として請求項1ないし
    4のいずれかに記載の処理液供給方法を用い、これらの
    方法における処理液として不要膜を溶解する溶媒を用い
    ることを特徴とした不要膜除去方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の不要膜除去方法におい
    て、 前記基板及び間隙形成部材をともに第1の回転速度で回
    転させながら前記間隙形成部材と前記基板主表面との間
    の間隙内に前記溶媒を供給して前記不要膜を溶解させ、 次に、前記基板及び間隙形成部材をともに前記第1の回
    転数より大きい第2の回転数で回転させて前記溶媒を遠
    心力により飛散させることにより、前記不要膜を除去す
    るようにしたことを特徴とする不要膜除去方法。
  8. 【請求項8】 透光性基板に位相シフト層となる膜を形
    成する膜形成工程を有する位相シフトマスクブランク製
    造方法において、 前記膜形成工程において不要な部分に形成された不要膜
    を請求項6に記載の方法で除去する不要膜除去工程を有
    することを特徴とした位相シフトマスクブランク製造方
    法。
JP24459893A 1992-09-30 1993-09-30 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法 Expired - Lifetime JP2902548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24459893A JP2902548B2 (ja) 1992-09-30 1993-09-30 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26156292 1992-09-30
JP4-320203 1992-11-30
JP4-261562 1992-11-30
JP32020392 1992-11-30
JP24459893A JP2902548B2 (ja) 1992-09-30 1993-09-30 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06262124A true JPH06262124A (ja) 1994-09-20
JP2902548B2 JP2902548B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=27333263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24459893A Expired - Lifetime JP2902548B2 (ja) 1992-09-30 1993-09-30 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2902548B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6733686B2 (en) 2000-03-15 2004-05-11 Hoya Corporation Method and device for removing an unnecessary film
WO2004088420A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Hoya Corporation マスクブランクスの製造方法、及び転写マスクの製造方法
US7226705B2 (en) 2001-09-28 2007-06-05 Hoya Corporation Method of manufacturing a mask blank and a mask, the mask blank and the mask, and useless film removing method and apparatus
JPWO2018105299A1 (ja) * 2016-12-08 2019-04-04 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
US10867798B2 (en) 2016-12-08 2020-12-15 Fuji Electric Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6733686B2 (en) 2000-03-15 2004-05-11 Hoya Corporation Method and device for removing an unnecessary film
US7226705B2 (en) 2001-09-28 2007-06-05 Hoya Corporation Method of manufacturing a mask blank and a mask, the mask blank and the mask, and useless film removing method and apparatus
WO2004088420A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Hoya Corporation マスクブランクスの製造方法、及び転写マスクの製造方法
US7354860B2 (en) 2003-03-31 2008-04-08 Hoya Corporation Manufacturing method of mask blank and manufacturing method of transfer mask
KR100885056B1 (ko) * 2003-03-31 2009-02-23 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크의 제조 방법 및 전사 마스크의 제조 방법
JPWO2018105299A1 (ja) * 2016-12-08 2019-04-04 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
US10867798B2 (en) 2016-12-08 2020-12-15 Fuji Electric Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2902548B2 (ja) 1999-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5869211A (en) Phase shift mask blank having a coated central shading pattern and uncoated peripheral portion
JPS5842031B2 (ja) インクジエツトプリンタ用ノズルアレイ製造方法
JP3689301B2 (ja) フォトマスクブランクの製造方法及び不要膜除去装置
JPH06262124A (ja) 処理液供給方法及びその装置並びに不要膜除去方法並びに位相シフトマスクブランク製造方法
JP3895651B2 (ja) 不要膜除去装置および不要膜除去方法、並びにフォトマスクブランク製造方法
JP4376930B2 (ja) マスクブランクスの製造方法
JP4413901B2 (ja) 不要膜除去装置および不要膜除去方法、並びにマスクブランクス製造方法
JP2003173019A (ja) マスクブランク、不要膜除去方法及びその装置、並びにマスクブランク及びマスクの製造方法
JP3345468B2 (ja) 不要膜除去方法及びその装置並びに位相シフトマスクブランクス製造方法
JPH06250380A (ja) 不要膜除去方法及びその装置並びに位相シフトマスクブランクの製造方法
JP3105991B2 (ja) 不要塗布膜除去方法及びその装置並びに位相シフトマスクブランク製造方法
CN100374213C (zh) 液体材料的涂布方法及其树脂层形成法
US6403500B1 (en) Cross-shaped resist dispensing system and method
JP3345885B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR20010046719A (ko) 케미컬 공급노즐을 구비한 스피너장비, 이를 이용한 패턴형성방법 및 식각 방법
JP2000105310A (ja) カラ―フィルタ、カラ―フィルタの製造方法、このカラ―フィルタを用いた液晶素子及びブラックマトリクスの製造方法
JP3593527B2 (ja) マスクブランクの製造方法
JP3916627B2 (ja) マスクブランク及びその製造方法、並びにマスクの製造方法
JP2008046650A (ja) 不要膜除去装置、および不要膜除去方法、並びにマスクブランクスの製造方法
JPS581144A (ja) フオトレジストの塗布方法
JP4170077B2 (ja) 不要膜除去装置、および不要膜除去方法、並びにマスクブランクスの製造方法
KR101034695B1 (ko) 스핀 코터 노즐 시스템
JPH02270147A (ja) フォトレジスト現像方法及び装置
JPS59216655A (ja) 回転する基板上に一様な厚さの膜を形成させる塗布装置
JPWO2004088420A1 (ja) マスクブランクスの製造方法、及び転写マスクの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term