JPH06261774A - 1,4:3,6−ジアンヒドログルシトール 2−アシレートの製造法 - Google Patents

1,4:3,6−ジアンヒドログルシトール 2−アシレートの製造法

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JPH06261774A
JPH06261774A JP40357390A JP40357390A JPH06261774A JP H06261774 A JPH06261774 A JP H06261774A JP 40357390 A JP40357390 A JP 40357390A JP 40357390 A JP40357390 A JP 40357390A JP H06261774 A JPH06261774 A JP H06261774A
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JP
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dianhydro
reduced pressure
under reduced
glycitol
concentrated under
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JP40357390A
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English (en)
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Takehiro Ogasa
剛裕 小笠
Takahiro Sano
隆宏 佐野
Shinichiro Mori
慎一郎 毛利
Kentaro Tamaoki
健太郎 玉置
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医薬品原料として有用な1,4:3,6−ジ
アンヒドロ−D−グシトール 2−アシレートを効率
的に製造する。 【構成】 一般式(I) 〔式中、Rは炭素数1〜12の直鎖もしくは分枝状の置
換または非置換のアルキル基または炭素数1〜3のアル
コキシ基を表わす。〕で示される化合物を、該化合物を
位置選択的に加水分解する活性を有する酵素源の存在下
で処理し、一般式(II) 〔式中、Rは前記と同義である。〕で示される化合物を
製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗狭心症活性を有する
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 5
ナイトレートあるいは2−ナイトレート類の合成中間体
として有用な1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリ
シトール 2−アシレートの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
リシトール 2,5−ジアシレート体より1,4:3,
6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2−アシレート
を製造する方法としては、1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グリシトールとほぼ当量のカルボン酸をジメチ
ルアミノピリジンを触媒としジシクロヘキシルカルボジ
イミドで脱水縮合する方法〔シンセシス(Synthesis) 61
2(1989) 〕、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリ
シトールとカルボン酸無水物とを120〜140℃に加
熱後、アルカリ処理する方法〔シンセシス(Synthesis)
174(1987) 〕などが知られている。また、2,5−ジア
シレート体と1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリ
シトールとの混合物をアルカリ触媒を用いてエステル交
換することを特徴とする方法(特開昭57−14428
8号公報、特開昭58−18386号公報)が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような2−ア
シレートを選択的に製造する方法においては、選択率お
よび収率で必ずしも満足されるものではなく、またエス
テル交換する方法においても収率や純度、さらには減圧
蒸留などの工業的規模で実施するには必ずしも好ましく
なく、問題点を有している。
【0004】本発明の目的は、医薬品原料として有用な
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−アシレートを効率的に製造する方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(I)
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、Rは炭素数1〜12の直鎖もしく
は分枝状の置換または非置換のアルキル基、または炭素
数1〜3のアルコキシ基を表わす。〕で示される1,
4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2,5
−ジアシレートを、該化合物を位置選択的に加水分解す
る活性を有する酵素源の存在下で処理し、一般式(II)
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、Rは前記と同義である。〕で示さ
れる1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2−アシレートを採取することを特徴とする一般式
(II)で示される1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−
グリシトール 2−アシレートの製造法を提供すること
ができる。以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】一般式(I)および(II)中、各基の定義
における炭素数1〜12の直鎖もしくは分枝状のアルキ
ル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル
などがあげられる。アルキル基の置換基としては、たと
えば、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、水酸
基、アミノ基、炭素数1〜3のアルコキシ基などがあげ
られる。
【0011】Rの定義および置換基における炭素数1〜
3のアルコキシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
などがあげられる。出発原料である一般式(I)で示さ
れる化合物は、特開昭58−18386号公報記載の方
法あるいは新実験化学講座14 有機化合物の合成と反
応(II)(丸善)に記載されている方法もしくはそれ
らに準じて製造することができる。
【0012】加水分解反応に用いられる酵素源として
は、一般式(I)で示される化合物を位置選択的に加水
分解する活性を有する酵素もしくはその含有物であれば
いずれでも用いることができる。酵素としては、リパー
ゼ類、プロテアーゼ類などがあげられる。これらの酵素
は微生物、動物組織などによって生産されるが、既に市
販されていて、容易に入手することもできる。
【0013】市販酵素の具体例としては、リポプロテイ
ンリパーゼ(シュードモナス属由来:商品名LPL協
和:協和醗酵工業社製)、リパーゼ SP382(キャ
ンディダ属由来:ノボ社製)などがあげられる。酵素の
含有物としては、一般式(I)で示される化合物を位置
選択的に加水分解する活性を有する酵素を生産する能力
を有する微生物の菌体、培養液もしくはそれらの処理物
があげられる。
【0014】このような酵素を生産する能力を有する微
生物としては、たとえばシュードモナス属(Pseudomona
s )、キャンディダ属(Candida )などに属する微生物
をあげることができる。菌体処理物としては、菌体の乾
燥物、界面活性剤および/または有機溶剤添加物、溶菌
酵素処理物、固定化菌体あるいは菌体からの抽出酵素標
品などがあげられる。
【0015】培養液の処理物としては、培養液の濃縮
物、乾燥物、界面活性剤および/または有機溶剤添加
物、溶菌酵素処理物などがあげられる。一般式(I)で
示される化合物の加水分解反応は、溶媒中前記酵素源と
一般式(I)で示される化合物とを混合し、攪拌または
振とうすることによりおこなわれる。
【0016】溶媒としては、水、リン酸緩衝液、クエン
酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、ホウ酸緩衝液などがあげ
られる。これらの溶媒は、単独で用いるかもしくは水と
混和する有機溶媒たとえば、メタノール、エタノール、
アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニ
トリル、エチレングリコールなどと混合して用いられる
が、好ましくは緩衝液を単独で用いる。溶媒は、基質に
対し1〜100倍、好ましくは5〜20倍容量比で用い
られる。緩衝液を用いる場合、緩衝液の濃度は0.005
〜4M、好ましくは0.1〜3Mで用いる。
【0017】酵素量は基質重量に対し0.001〜10
%、好ましくは0.01〜3%で用いられる。反応は0〜
50℃、好ましくは15〜35℃、pH6.5〜9.0、好
ましくは7.0〜8.0でおこなわれ、2〜48時間で完了
する。反応液から目的物の単離、精製は、反応液を濃縮
後、水と不溶の有機溶媒、たとえばベンゼン、ジクロロ
エタン、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、
ジエチルエーテルなどによる抽出、減圧濃縮、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーなどによっておこなうこと
ができる。
【0018】このようにして得られる1,4:3,6−
ジアンヒドロ−D−グリシトール2−アシレートは、
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−ナイトレートあるいは5−ナイトレートの合成中間体
として有用である。たとえば、1,4:3,6−ジアン
ヒドロ−D−グリシトール 2−アシレートは特開昭5
7−144288号公報、特開昭57−53489号公
報もしくは西独特許公開公報2751934号に記載の
方法に従い、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリ
シトール 2−ナイトレートあるいは5−ナイトレート
を製造することができる。
【0019】以下に実施例および参考例を示す。
【0020】
【実施例】
実施例1 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−アセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジアセテート1.0gと、リポプロテインリパー
ゼ(協和醗酵工業社製)10mgを2Nリン酸カリウム緩
衝溶液(pH7.0)4mlに加え、室温で懸濁攪拌した。
6時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその濃縮
残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を
0.77g(収率95%)得た。このNMR、融点、旋光
度は公知の方法〔シンセシス(Synthesis )174頁
(1987)、同書612頁(1989)〕で得られた
標品のそれと一致した。旋光度79゜(文献値79
゜)。
【0021】実施例2 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−プロピオネートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジプロピオネート1.0gと、リポプロテインリ
パーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウム
緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。2時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.73g(収率94%)得た。このNMR、旋光度
は公知の方法〔シンセシス(Synthesis )174頁(1
987)、同書612頁(1989)〕で得られた標品
のそれと一致した。
【0022】実施例3 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−n−ブチレートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジ−n−ブチレート1.0gと、リポプロテイン
リパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウ
ム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。6時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.74g(収率92%)得た。
【0023】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):0.97(3H,t),1.67(2
H,q),2.33(2H,t),3.59(1H,d
d),3.72(1H,br),3.91(1H,dd),
4.03−4.04(2H,m),4.33(1H,q),4.
49(1H,d),4.64(1H,t),5.24−5.2
5(1H,m) IR(neat,cm-1):3450,2980,290
0,1740,1460,1420,1180,108
0,1050,1010,990,860 Mass(CI)m/z:217,128
【0024】実施例4 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−イソブチレートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジイソブチレート1.0gと、リポプロテインリ
パーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウム
緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。7時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.72g(収率91%)得た。
【0025】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.18(6H,d),2.51−2.
65(1H,m),3.59(1H,dd),3.92(1
H,dd),4.03−4.04(2H,m),4.33(1
H,q),4.48(1H,d),4.65(1H,t),
5.23−5.24(1H,m) IR(neat,cm-1):3450,2980,289
0,1740,1470,1380,1260,119
0,1090,1050,1010,980 Mass(CI)m/z:217,128
【0026】実施例5 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−クロロアセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジモノクロロアセテート1.0gと、リポプロテ
インリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カ
リウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪
拌した。3時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
その濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得ら
れた残渣0.83gをシリカゲルカラム(クロロホルム/
メタノール=9/1)で精製を行い、標記化合物を0.2
0g(収率21.0%)得た。
【0027】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.589(1H,dd),3.81
−3.91(1H,m),4.04(2H,s),4.01−
4.18(2H,m),4.30(1H,q),4.50(1
H,d),4.62(1H,t),5.22−5.23(1
H,m) IR(neat,cm-1):3500,3000,174
0,1460,1420,1380,1260,118
0,1080,1050,1020,870 Mass(CI)m/z:223,128
【0028】実施例6 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−メチルカーボネートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジ−メチルカーボネート1.0gと、リポプロテ
インリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カ
リウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪
拌した。7時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
その濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記
化合物を0.75g(収率92.8%)得た。
【0029】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.59(1H,dd),3.83
(3H,s),3.90(1H,dd),4.00−4.05
(2H,m),4.33(1H,q),4.55(1H,
d),4.67(1H,t),5.14−5.15(1H,
m) IR(neat,cm-1):3490,2990,275
0,1750,1450,1270,1090,105
0 Mass(CI)m/z:205,129
【0030】実施例7 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2
−メトキシアセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジ−メトキシアセテート1.0gと、リポプロテ
インリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カ
リウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪
拌した。4時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
その濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記
化合物を0.62g(収率83.0%)得た。
【0031】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.46(3H,s),3.59(1
H,dd),3.91(1H,dd),4.04−4.07
(2H,m),4.07(2H,s),4.32(1H,b
r),4.51(1H,d),4.64(1H,t),5.3
3(1H,br) IR(neat,cm-1):3500,2950,176
0,1640,1460,1420,1200,113
0,1050,1020,980,870 Mass(CI)m/z:291,128
【0032】参考例1 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジプロピオネートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グリシトール14.6g(0.1mol )、トリエ
チルアミン20.4ml(2.2当量)およびN,N−ジメチ
ルアミノピリジン1.2g(0.1当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液に無水プロピオン酸28.2ml(2.2当
量)を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し
2時間攪拌し、反応液に水100mlを加え、洗浄した。
ジクロロメタン層を希塩酸、飽和重曹水、水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を24.1g(収率93%)得た。
【0033】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.16(3H,t),1.17(3
H,t),2.37(2H,q),2.38(2H,q),
3.81(1H,dd),3.96(1H,dd),3.97
−4.01(2H,m),4.50(1H,dd),4.85
(1H,dd),5.17(1H,dd),5.20−5.2
1(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,146
0,1420,1360,1180,1100,780
【0034】参考例2 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジ−n−ブチレートの製法 50mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グリシトール7.31g(0.05mol )、トリエ
チルアミン10ml(2.2当量)およびN,N−ジメチル
アミノピリジン0.7g(0.1当量)を加え、氷冷下攪拌
した。この溶液に無水n−酪酸18.24ml(2.2当量)
を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し2時
間攪拌し、反応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロ
メタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を14.5g
(収率100%)得た。
【0035】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):0.97(3H,t),0.98(3
H,t),1.60−1.76(4H,m),2.32(2
H,t),2.38(2H,t),3.81(1H,d
d),3.96(1H,dd),3.97−4.01(2H,
m),4.50(1H,dd),4.85(1H,dd),
5.17(1H,dd),5.20−5.21(1H,m) IR(neat,cm-1):2980,1740,146
0,1360,1260,1180,1100,980
【0036】参考例3 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジイソブチレートの製法 50mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グリシトール7.31g(0.05mol )、トリエ
チルアミン10ml(2.2当量)およびN,N−ジメチル
アミノピリジン0.7g(0.1当量)を加え、氷冷下攪拌
した。この溶液に無水イソ酪酸18.00ml(2.2当量)
を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し2時
間攪拌し、反応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロ
メタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を14.5g
(収率100%)得た。
【0037】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.16−1.22(6H,m),2.
52−2.68(2H,m),3.84(1H,dd),3.
96(1H,dd),3.96−4.00(2H,m),4.
48(1H,dd),4.87(1H,dd),5.15
(1H,dd),5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,147
0,1390,1360,1250,1190,116
0,1100,1020,980
【0038】参考例4 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジモノクロロアセテートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グリシトール7.31g(0.05mol )および
トリエチルアミン15ml(3.3当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液にクロロアセチルクロライド10.0ml
(2.5当量)を10℃以下で滴下した。滴下後、室温ま
で昇温し2時間攪拌し、反応液に水100mlを加え洗浄
した。ジクロロメタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を3.25g(収率22%)得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.82(1H,dd),3.98
(1H,dd),3.99(2H,s),4.01(2H,
s),3.98−4.01(2H,m),4.49(1H,d
d),4.84(1H,dd),5.17(1H,dd),
5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,146
0,1420,1380,1340,1280,118
0,980
【0040】参考例5 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジメチルカーボネートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グリシトール2.44g(0.02mol )、トリ
エチルアミン4.1ml(2.2当量)およびN,N−ジメチ
ルアミノピリジン0.3g(0.1当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液にクロロギ酸メチル10.2ml(3当
量)を10℃以下で滴下した。滴下後、氷冷したまま2
時間攪拌し、反応液に水20mlを加え洗浄した。ジクロ
ロメタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣1.82g
を、シリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール=9
/1)で精製を行い、標記化合物を1.21g(収率43
%)得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.70(1H,dd),3.83
(3H,s),3.87(3H,s),3.95(1H,d
d),3.98−4.02(2H,m),4.50(1H,
q),4.84(1H,dd),5.16(1H,dd),
5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):2950,1750,144
0,1260,1100,980,780
【0042】参考例6 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2,5−ジメトキシアセテートの製法 氷冷したメトキシ酢酸(0.02mol)に、塩化チオニルを
1.75ml(1.2当量)加え、30分間加熱還流させた。
得られた酸クロライドを5mlの塩化メチレンに溶解させ
た液を、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシト
ール1.5g(0.01mol )およびトリエチルアミン10
ml(5.0当量)を含む20mlの塩化メチレン溶液に10
℃以下で滴下した。滴下後、氷冷下に2時間攪拌し、反
応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロメタン層を希
塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧濃縮し、標記化合物を1.34g(収率67
%)得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.46(3H,s),3.47(3
H,s),3.82(1H,dd),3.90−3.92(2
H,m),3.91(1H,dd),4.01(2H,
s),4.07(2H,s),4.43(1H,dd),5.
18(1H,dd),5.21(1H,br) IR(neat,cm-1):2950,2750,175
0,1440,1340,1260,1100,970
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、抗狭心症活性を有する
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 5
−ナイトレートあるいは2−ナイトレート類の合成中間
体として有用な1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
リシトール 2−アシレートを提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年2月12日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 1,4:3,6−ジアンヒドログ
トール 2−アシレートの製造法
【特許請求の範囲】
【化1】 〔式中、Rは炭素数1〜12の直鎖もしくは分枝状の置
換または非置換のアルキル基、または炭素数1〜3のア
ルコキシ基を表わす。〕で示される1,4:3,6−ジ
アンヒドロ−D−グシトール 2,5−ジアシレート
を、該化合物を位置選択的に加水分解する活性を有する
酵素源の存在下で処理し、一般式(II)
【化2】 〔式中、Rは前記と同義である。〕で示される1,4:
3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2−アシレ
ートを採取することを特徴とする一般式(II)で示され
る1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2−アシレートの製造法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗狭心症活性を有する
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 5
ナイトレートあるいは2−ナイトレート類の合成中間
体として有用な1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトール 2−アシレートの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトール 2,5−ジアシレート体より1,4:3,
6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2−アシレート
を製造する方法としては、1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グシトールとほぼ当量のカルボン酸をジメチ
ルアミノピリジンを触媒としジシクロヘキシルカルボジ
イミドで脱水縮合する方法〔シンセシス(Synthesis) 61
2(1989) 〕、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトールとカルボン酸無水物とを120〜140℃に加
熱後、アルカリ処理する方法〔シンセシス(Synthesis)
174(1987) 〕などが知られている。また、2,5−ジア
シレート体と1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトールとの混合物をアルカリ触媒を用いてエステル交
換することを特徴とする方法(特開昭57−14428
8号公報、特開昭58−18386号公報)が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような2−ア
シレートを選択的に製造する方法においては、選択率お
よび収率で必ずしも満足されるものではなく、またエス
テル交換する方法においても収率や純度、さらには減圧
蒸留などの工業的規模で実施するには必ずしも好ましく
なく、問題点を有している。
【0004】本発明の目的は、医薬品原料として有用な
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−アシレートを効率的に製造する方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(I)
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、Rは炭素数1〜12の直鎖もしく
は分枝状の置換または非置換のアルキル基、または炭素
数1〜3のアルコキシ基を表わす。〕で示される1,
4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2,5
−ジアシレートを、該化合物を位置選択的に加水分解す
る活性を有する酵素源の存在下で処理し、一般式(II)
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、Rは前記と同義である。〕で示さ
れる1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2−アシレートを採取することを特徴とする一般式
(II)で示される1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−
シトール 2−アシレートの製造法を提供すること
ができる。以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】一般式(I)および(II)中、各基の定義
における炭素数1〜12の直鎖もしくは分枝状のアルキ
ル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル
などがあげられる。アルキル基の置換基としては、たと
えば、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、水酸
基、アミノ基、炭素数1〜3のアルコキシ基などがあげ
られる。
【0011】Rの定義および置換基における炭素数1〜
3のアルコキシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
などがあげられる。出発原料である一般式(I)で示さ
れる化合物は、特開昭58−18386号公報記載の方
法あるいは新実験化学講座14 有機化合物の合成と反
応(II)(丸善)に記載されている方法もしくはそれ
らに準じて製造することができる。
【0012】加水分解反応に用いられる酵素源として
は、一般式(I)で示される化合物を位置選択的に加水
分解する活性を有する酵素もしくはその含有物であれば
いずれでも用いることができる。酵素としては、リパー
ゼ類、プロテアーゼ類などがあげられる。これらの酵素
は微生物、動物組織などによって生産されるが、既に市
販されていて、容易に入手することもできる。
【0013】市販酵素の具体例としては、リポプロテイ
ンリパーゼ(シュードモナス属由来:商品名LPL協
和:協和醗酵工業社製)、リパーゼ SP382(キャ
ンディダ属由来:ノボ社製)などがあげられる。酵素の
含有物としては、一般式(I)で示される化合物を位置
選択的に加水分解する活性を有する酵素を生産する能力
を有する微生物の菌体、培養液もしくはそれらの処理物
があげられる。
【0014】このような酵素を生産する能力を有する微
生物としては、たとえばシュードモナス属(Pseudomona
s )、キャンディダ属(Candida )などに属する微生物
をあげることができる。菌体処理物としては、菌体の乾
燥物、界面活性剤および/または有機溶剤添加物、溶菌
酵素処理物、固定化菌体あるいは菌体からの抽出酵素標
品などがあげられる。
【0015】培養液の処理物としては、培養液の濃縮
物、乾燥物、界面活性剤および/または有機溶剤添加
物、溶菌酵素処理物などがあげられる。一般式(I)で
示される化合物の加水分解反応は、溶媒中前記酵素源と
一般式(I)で示される化合物とを混合し、攪拌または
振とうすることによりおこなわれる。
【0016】溶媒としては、水、リン酸緩衝液、クエン
酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、ホウ酸緩衝液などがあげ
られる。これらの溶媒は、単独で用いるかもしくは水と
混和する有機溶媒たとえば、メタノール、エタノール、
アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニ
トリル、エチレングリコールなどと混合して用いられる
が、好ましくは緩衝液を単独で用いる。溶媒は、基質に
対し1〜100倍、好ましくは5〜20倍容量比で用い
られる。緩衝液を用いる場合、緩衝液の濃度は0.005
〜4M、好ましくは0.1〜3Mで用いる。
【0017】酵素量は基質重量に対し0.001〜10
%、好ましくは0.01〜3%で用いられる。反応は0〜
50℃、好ましくは15〜35℃、pH6.5〜9.0、好
ましくは7.0〜8.0でおこなわれ、2〜48時間で完了
する。反応液から目的物の単離、精製は、反応液を濃縮
後、水と不溶の有機溶媒、たとえばベンゼン、ジクロロ
エタン、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、
ジエチルエーテルなどによる抽出、減圧濃縮、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーなどによっておこなうこと
ができる。
【0018】このようにして得られる1,4:3,6−
ジアンヒドロ−D−グシトール2−アシレートは、
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−ナイトレートあるいは5−ナイトレートの合成中間体
として有用である。たとえば、1,4:3,6−ジアン
ヒドロ−D−グシトール 2−アシレートは特開昭5
7−144288号公報、特開昭57−53489号公
報もしくは西独特許公開公報2751934号に記載の
方法に従い、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトール 2−ナイトレートあるいは5−ナイトレート
を製造することができる。
【0019】以下に実施例および参考例を示す。
【0020】
【実施例】 実施例1 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−アセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジアセテート1.0gと、リポプロテインリパー
ゼ(協和醗酵工業社製)10mgを2Nリン酸カリウム緩
衝溶液(pH7.0)4mlに加え、室温で懸濁攪拌した。
6時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその濃縮
残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を
0.77g(収率95%)得た。このNMR、融点、旋光
度は公知の方法〔シンセシス(Synthesis )174頁
(1987)、同書612頁(1989)〕で得られた
標品のそれと一致した。旋光度79゜(文献値79
゜)。
【0021】実施例2 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−プロピオネートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジプロピオネート1.0gと、リポプロテインリ
パーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウム
緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。2時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.73g(収率94%)得た。このNMR、旋光度
は公知の方法〔シンセシス(Synthesis )174頁(1
987)、同書612頁(1989)〕で得られた標品
のそれと一致した。
【0022】実施例3 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−n−ブチレートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジ−n−ブチレート1.0gと、リポプロテイン
リパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウ
ム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。6時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.74g(収率92%)得た。
【0023】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):0.97(3H,t),1.67(2
H,q),2.33(2H,t),3.59(1H,d
d),3.72(1H,br),3.91(1H,dd),
4.03−4.04(2H,m),4.33(1H,q),4.
49(1H,d),4.64(1H,t),5.24−5.2
5(1H,m) IR(neat,cm-1):3450,2980,290
0,1740,1460,1420,1180,108
0,1050,1010,990,860 Mass(CI)m/z:217,128
【0024】実施例4 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−イソブチレートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジイソブチレート1.0gと、リポプロテインリ
パーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリウム
緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌し
た。7時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しその
濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を0.72g(収率91%)得た。
【0025】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.18(6H,d),2.51−2.
65(1H,m),3.59(1H,dd),3.92(1
H,dd),4.03−4.04(2H,m),4.33(1
H,q),4.48(1H,d),4.65(1H,t),
5.23−5.24(1H,m) IR(neat,cm-1):3450,2980,289
0,1740,1470,1380,1260,119
0,1090,1050,1010,980 Mass(CI)m/z:217,128
【0026】実施例5 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−クロロアセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジクロロアセテート1.0gと、リポプロテイ
ンリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カリ
ウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪拌
した。3時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮しそ
の濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られ
た残渣0.83gをシリカゲルカラム(クロロホルム/メ
タノール=9/1)で精製を行い、標記化合物を0.20
g(収率21.0%)得た。
【0027】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.589(1H,dd),3.81
−3.91(1H,m),4.04(2H,s),4.01−
4.18(2H,m),4.30(1H,q),4.50(1
H,d),4.62(1H,t),5.22−5.23(1
H,m) IR(neat,cm-1):3500,3000,174
0,1460,1420,1380,1260,118
0,1080,1050,1020,870 Mass(CI)m/z:223,128
【0028】実施例6 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−メチルカーボネートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジ−メチルカーボネート1.0gと、リポプロテ
インリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カ
リウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪
拌した。7時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
その濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記
化合物を0.75g(収率92.8%)得た。
【0029】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.59(1H,dd),3.83
(3H,s),3.90(1H,dd),4.00−4.05
(2H,m),4.33(1H,q),4.55(1H,
d),4.67(1H,t),5.14−5.15(1H,
m) IR(neat,cm-1):3490,2990,275
0,1750,1450,1270,1090,105
0 Mass(CI)m/z:205,129
【0030】実施例7 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 2
−メトキシアセテートの製法 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジ−メトキシアセテート1.0gと、リポプロテ
インリパーゼ(協和醗酵工業社製)4mgを2Nリン酸カ
リウム緩衝溶液(pH7.0)5mlに加え、室温で懸濁攪
拌した。4時間後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
その濃縮残渣を、クロロホルム抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記
化合物を0.62g(収率83.0%)得た。
【0031】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.46(3H,s),3.59(1
H,dd),3.91(1H,dd),4.04−4.07
(2H,m),4.07(2H,s),4.32(1H,b
r),4.51(1H,d),4.64(1H,t),5.3
3(1H,br) IR(neat,cm-1):3500,2950,176
0,1640,1460,1420,1200,113
0,1050,1020,980,870 Mass(CI)m/z:291,128
【0032】参考例1 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジプロピオネートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グシトール14.6g(0.1mol )、トリエ
チルアミン20.4ml(2.2当量)およびN,N−ジメチ
ルアミノピリジン1.2g(0.1当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液に無水プロピオン酸28.2ml(2.2当
量)を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し
2時間攪拌し、反応液に水100mlを加え、洗浄した。
ジクロロメタン層を希塩酸、飽和重曹水、水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を24.1g(収率93%)得た。
【0033】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.16(3H,t),1.17(3
H,t),2.37(2H,q),2.38(2H,q),
3.81(1H,dd),3.96(1H,dd),3.97
−4.01(2H,m),4.50(1H,dd),4.85
(1H,dd),5.17(1H,dd),5.20−5.2
1(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,146
0,1420,1360,1180,1100,780
【0034】参考例2 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジ−n−ブチレートの製法 50mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グシトール7.31g(0.05mol )、トリエ
チルアミン10ml(2.2当量)およびN,N−ジメチル
アミノピリジン0.7g(0.1当量)を加え、氷冷下攪拌
した。この溶液に無水n−酪酸18.24ml(2.2当量)
を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し2時
間攪拌し、反応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロ
メタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を14.5g
(収率100%)得た。
【0035】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):0.97(3H,t),0.98(3
H,t),1.60−1.76(4H,m),2.32(2
H,t),2.38(2H,t),3.81(1H,d
d),3.96(1H,dd),3.97−4.01(2H,
m),4.50(1H,dd),4.85(1H,dd),
5.17(1H,dd),5.20−5.21(1H,m) IR(neat,cm-1):2980,1740,146
0,1360,1260,1180,1100,980
【0036】参考例3 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジイソブチレートの製法 50mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒド
ロ−D−グシトール7.31g(0.05mol )、トリエ
チルアミン10ml(2.2当量)およびN,N−ジメチル
アミノピリジン0.7g(0.1当量)を加え、氷冷下攪拌
した。この溶液に無水イソ酪酸18.00ml(2.2当量)
を10℃以下で滴下した。滴下後、室温まで昇温し2時
間攪拌し、反応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロ
メタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合物を14.5g
(収率100%)得た。
【0037】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):1.16−1.22(6H,m),2.
52−2.68(2H,m),3.84(1H,dd),3.
96(1H,dd),3.96−4.00(2H,m),4.
48(1H,dd),4.87(1H,dd),5.15
(1H,dd),5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,147
0,1390,1360,1250,1190,116
0,1100,1020,980
【0038】参考例4 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジモノクロロアセテートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グシトール7.31g(0.05mol )および
トリエチルアミン15ml(3.3当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液にクロロアセチルクロライド10.0ml
(2.5当量)を10℃以下で滴下した。滴下後、室温ま
で昇温し2時間攪拌し、反応液に水100mlを加え洗浄
した。ジクロロメタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記化合
物を3.25g(収率22%)得た。
【0039】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.82(1H,dd),3.98
(1H,dd),3.99(2H,s),4.01(2H,
s),3.98−4.01(2H,m),4.49(1H,d
d),4.84(1H,dd),5.17(1H,dd),
5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):3000,1740,146
0,1420,1380,1340,1280,118
0,980
【0040】参考例5 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジメチルカーボネートの製法 100mlのジクロロメタンに1,4:3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グシトール2.44g(0.02mol )、トリ
エチルアミン4.1ml(2.2当量)およびN,N−ジメチ
ルアミノピリジン0.3g(0.1当量)を加え、氷冷下攪
拌した。この溶液にクロロギ酸メチル10.2ml(3当
量)を10℃以下で滴下した。滴下後、氷冷したまま2
時間攪拌し、反応液に水20mlを加え洗浄した。ジクロ
ロメタン層を希塩酸、飽和重曹水で洗浄、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた残渣1.82g
を、シリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール=9
/1)で精製を行い、標記化合物を1.21g(収率43
%)得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.70(1H,dd),3.83
(3H,s),3.87(3H,s),3.95(1H,d
d),3.98−4.02(2H,m),4.50(1H,
q),4.84(1H,dd),5.16(1H,dd),
5.19−5.20(1H,m) IR(neat,cm-1):2950,1750,144
0,1260,1100,980,780
【0042】参考例6 1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール
2,5−ジメトキシアセテートの製法 氷冷したメトキシ酢酸(0.02mol)に、塩化チオニルを
1.75ml(1.2当量)加え、30分間加熱還流させた。
得られた酸クロライドを5mlの塩化メチレンに溶解させ
た液を、1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシト
ール1.5g(0.01mol )およびトリエチルアミン10
ml(5.0当量)を含む20mlの塩化メチレン溶液に10
℃以下で滴下した。滴下後、氷冷下に2時間攪拌し、反
応液に水50mlを加え洗浄した。ジクロロメタン層を希
塩酸、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧濃縮し、標記化合物を1.34g(収率67
%)得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3 、TMS、30
0MHz、ppm):3.46(3H,s),3.47(3
H,s),3.82(1H,dd),3.90−3.92(2
H,m),3.91(1H,dd),4.01(2H,
s),4.07(2H,s),4.43(1H,dd),5.
18(1H,dd),5.21(1H,br) IR(neat,cm-1):2950,2750,175
0,1440,1340,1260,1100,970
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、抗狭心症活性を有する
1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グシトール 5
−ナイトレートあるいは2−ナイトレート類の合成中間
体として有用な1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グ
シトール 2−アシレートを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Rは炭素数1〜12の直鎖もしくは分枝状の置
    換または非置換のアルキル基、または炭素数1〜3のア
    ルコキシ基を表わす。〕で示される1,4:3,6−ジ
    アンヒドロ−D−グリシトール 2,5−ジアシレート
    を、該化合物を位置選択的に加水分解する活性を有する
    酵素源の存在下で処理し、一般式(II) 【化2】 〔式中、Rは前記と同義である。〕で示される1,4:
    3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール 2−アシレ
    ートを採取することを特徴とする一般式(II)で示され
    る1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
    2−アシレートの製造法。
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