JPH06261536A - スイッチングレギュレータの並列冗長運転方式 - Google Patents

スイッチングレギュレータの並列冗長運転方式

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JPH06261536A
JPH06261536A JP5043451A JP4345193A JPH06261536A JP H06261536 A JPH06261536 A JP H06261536A JP 5043451 A JP5043451 A JP 5043451A JP 4345193 A JP4345193 A JP 4345193A JP H06261536 A JPH06261536 A JP H06261536A
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JP
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voltage
switching
circuit
switching regulators
signal
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JP5043451A
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Akio Kuruma
章夫 車
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】並列運転継続可能なスイッチングレギュレータ
の台数が所定の台数(n)以下になっても、電源システ
ムの出力電圧が垂下領域にならない限り異常対応処理を
実行せず、電源供給を実行でき、信頼性および運用効率
を高めることが可能なスイッチングレギュレータの並列
冗長運転方式を提供すること。 【構成】スイッチングレギュレータ1,2,…,n,n
+1では、各々を流れる個々の負荷電流が0になったこ
とを電流検出電圧変換回路11で検出し、不動作検出回
路13で第1の異常信号を発生し、並列冗長運転制御回
路8に通知する。並列冗長運転制御回路8は、スイッチ
ングレギュレータ1,2,…,n,n+1からの第1の
異常信号と、共通電圧母線3上の直流電圧V0 が垂下領
域に入ったことを第2の比較回路84で検出すると、初
めて異常処理回路87で異常処理を実行し同時に第2の
異常信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチングレギュレー
タの並列冗長運転方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチングレギュレータの並列
冗長運転方式は、最大負荷構成時に必要な(n)台のス
イッチングレギュレータに加え、冗長分として(k)台
のスイッチングレギュレータを有し、合計(n+k)台
のスイッチングレギュレータにて並列冗長運転を行い、
個々のスイッチングレギュレータ内に備えられた不動作
検出回路が動作状態を監視し、動作すべき条件下で動作
しないスイッチングレギュレータが存在したときにこれ
を検出して異常表示すると共に、異常信号を並列冗長運
転制御回路に送出する。並列冗長運転制御回路では(k
+1)個以上の異常信号を入力した時、即ち、正常に運
転するスイッチングレギュレータの台数が(n−1)台
以下と判断したとき、電源切断等の異常対応処理を実行
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスイッ
チングレギュレータの並列冗長運転方式は、並列冗長運
転制御回路が並列運転継続可能と判定するスイッチング
レギュレータの台数を、接続される負荷装置の負荷構成
が最大の時に必要なスイッチングレギュレータの台数
(n)に一義的に決めており、しかもこれを固定してい
る。従って、接続される負荷装置の負荷構成が最大でな
いときは、並列運転継続可能なスイッチングレギュレー
タの台数が(n)より少ない状態で並列運転継続可能で
あるにもかかわらず、並列運転継続可能なスイッチング
レギュレータの台数が(n−1)台以下になると、一方
的に電源切断等の異常対応処理を実行してしまうという
問題点がある。
【0004】本発明の目的は、並列運転継続可能なスイ
ッチングレギュレータの台数が所定の台数(n)以下に
なっても、電源システムの出力電圧が垂下領域にならな
い限り異常対応処理を実行せず、電源供給を実行でき、
信頼性および運用効率を高めることが可能なスイッチン
グレギュレータの並列冗長運転方式を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチングレ
ギュレータの並列冗長運転方式は、最大負荷構成時の負
荷電流を賄うため(n)台必要な電流平衡化機能を有す
る複数のスイッチングレギュレータを(n+k)台並列
運転し、前記複数のスイッチングレギュレータの内の
(k)台迄の故障では電源システムの運転を継続するス
イッチングレギュレータの並列冗長運転方式において、
前記複数のスイッチングレギュレータの直流出力を接続
する共通電圧母線と、この共通電圧母線の直流出力電圧
と予め定める基準電圧との差分を増幅して得た出力電圧
誤差増幅電圧を前記複数のスイッチングレギュレータに
送出する電源制御手段と、前記複数のスイッチングレギ
ュレータの各々を流れる個々の負荷電流を検出し所定の
変換を行って求める負荷電流帰還情報電圧および前記出
力電圧誤差増幅電圧を受け、前記個々の負荷電流を増減
して前記出力電圧を昇降し、予め定める任意の電圧値を
出力するよう合成し、前記複数のスイッチングレギュレ
ータの各々の出力電圧制御用制御信号となす電圧合成手
段と、前記負荷電流帰還情報電圧が前記個々の負荷電流
の0に対応する値と等しくなったことを検出し第1の異
常信号を発生する不動作検出手段と、前記出力電圧誤差
増幅電圧が前記共通電圧母線上の前記直流出力電圧の低
下時に得られる前記出力電圧誤差増幅電圧の電圧範囲で
あることを検出して不足電圧信号を発生する出力電圧誤
差増幅電圧値検出手段と、前記第1の異常信号と前記不
足電圧異常信号とを同時に検出したとき第2の異常信号
を発生する異常処理手段とを備える構成である。
【0006】本発明のスイッチングレギュレータの並列
冗長運転方式は、複数のスイッチングレギュレータの各
々に第1の異常信号の検出を表示する表示回路および警
報回路の少くともいずれか一方を備えてもよい。
【0007】本発明のスイッチングレギュレータの並列
冗長運転方式は、異常処理手段が第2の異常信号を検出
すると複数のスイッチングレギュレータに電源切断信号
を送出する電源投入切断制御手段を備えてもよい。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。
【0010】本実施例では、負荷の最大構成時に必要な
スイッチングレギュレータの台数がn台のとき、冗長台
数k=1台を加えた、常用nアウト・オブ(n+1)並
列冗長運転の場合について説明する。
【0011】所定の非安定化直流電圧を入力する端子5
1は、スイッチングレギュレータ1,2,…,n,n+
1に接続する。スイッチングレギュレータ1,2,…,
n,n+1の出力は、共通電圧母線3を介して負荷4に
接続している。又、スイッチングレギュレータ1,2,
…,n,n+1の内部構成はそれぞれ同一で、端子51
からの非安定化直流電圧入力を受け、スイッチングして
任意の交流電圧を出力するスイッチング回路9と、スイ
ッチング回路9の出力を受け整流し平滑し共通電圧母線
3に出力する整流平滑回路10と、スイッチング回路9
の出力電流を電流検出用信号Di1として検出し、電圧に
変換し、負荷電流帰還情報電圧Vi1として出力する電流
検出電圧変換回路11と、スイッチング回路9の出力電
圧を制御する駆動回路12と、電流検出電圧変換回路1
1の出力する負荷電流帰還情報電圧Vi1を受け、スイッ
チング回路9の不動作を検出し第1の異常信号として出
力する不動作検出回路13と、別途説明する並列冗長運
転制御回路8の出力する制御用信号Eと負荷電流帰還情
報電圧Vi1とを受け、これら2つの電圧を合成して個々
の出力電流を増減して予め定める任意の電圧を出力する
ような直流出力電圧制御用の制御信号C1 として出力す
る電圧合成回路14と、制御信号C1 を受け、三角波発
生回路16の発生する所定周期の三角波信号Tと比較照
合し、制御信号C1 のレベルに対応したパルス幅のパル
ス信号を駆動回路12を介してスイッチング回路9に出
力する第1の比較回路15と、不動作検出回路13の出
力する第1の異常信号を受け異常表示する第1の異常表
示回路17とを備えている。
【0012】スイッチングレギュレータ1,2,…,
n,n+1を制御する並列冗長運転制御回路8は、予め
定める第1の基準電圧Vr1を発生する第1の基準電圧発
生回路81と、第1の基準電圧Vr1および共通電圧母線
3の直流電圧V0 を受け、これらの電圧差(V0
r1)に対応する誤差電圧を増幅した出力電圧誤差増幅
電圧を制御用信号Eとして出力する誤差増幅器82と、
第2の基準電圧Vr2を発生する第2の基準電圧発生回路
83と、制御用信号Eと第2の基準電圧Vr2とを比較照
合し共通電圧母線3の直流電圧V0 が正常電圧か否かを
判定する第2の比較回路84と、第2の比較回路84の
判定結果およびスイッチングレギュレータ1,2,…,
n,n+1内の任意の不動作検出回路13の第1の異常
信号出力を受けこれらの信号を同時に検出したとき第2
の異常信号を発生する異常処理回路87と、異常処理回
路87の発生する第2の異常信号を受け、スイッチング
レギュレータ1,2,…,n,n+1の電源切断等の異
常処理を実行するオン・オフ制御回路85および異常表
示を行う第2の異常表示回路86とを備えている。
【0013】次に動作について説明する。
【0014】端子51からスイッチングレギュレータ
1,2,…,n,n+1に所定の非安定化直流電圧を入
力する。スイッチングレギュレータ1以外のスイッチン
グレギュレータ2,…,n,n+1については、内部の
構成がスイッチングレギュレータ1と同一であるため省
略している。勿論、動作内容についても同様である。
【0015】並列冗長運転制御回路8の第1の基準電圧
発生回路81は、所定の第1の基準電圧Vr1を誤差増幅
器82に供給している。誤差増幅器82は、各スイッチ
ングレギュレータ1,2,…,n,n+1が共通電圧母
線3に供給している直流電圧V0 と、第1の基準電圧V
r1との差を検出し、この差(V0 −Vr1)に対応する誤
差電圧を増幅し制御用信号Eとして第2の比較回路84
および、各スイッチングレギュレータ1,2,…,n,
n+1に入力する。
【0016】第2の比較回路84は、入力された制御用
信号Eと第2の基準電圧発生回路83から与えられる所
定の第2の基準電圧Vr2とを比較照合する。
【0017】ここで、第2の基準電圧Vr2の選択方法
は、制御用信号Eが、直流電圧V0 の値は正常であるこ
とを示す電圧値Enom であれば、第2の比較回路84の
出力をTTL“L”レベルとし、一方直流電圧V0 は垂
下したことを示す電圧値Eabnであれば、第2の比較回
路84の出力をTTL“H”レベルとするように選択す
ればよい。
【0018】次に、スイッチングレギュレータ1では、
端子51から入力する非安定化直流電圧をスイッチング
回路9に入力する。スイッチング回路9は、例えば一対
のスイッチングトランジスタを備えており、各スイッチ
ングトランジスタに入力するスイッチングパルスにより
矩形波電圧を生成し出力している。整流平滑回路10
は、この矩形波電圧を整流平滑して、所定の直流電圧V
0 を共通電圧母線3上に出力し、他のスイッチングレギ
ュレータ2,…,n,n+1から出力する直流電圧と合
成し、負荷4に供給する。
【0019】図2はスイッチングレギュレータ内の電圧
制御動作を説明する動作波形図である。(a)は三角波
信号Tと制御信号C1 との関係を、(b)はスイッチン
グパルスQを、(c)はスイッチングパルスQ1 を、
(b)はスイッチングパルスQ2 をそれぞれ示してい
る。
【0020】スイッチング回路9は、一対のスイッチン
グトランジスタの生成する矩形波電圧に対応し、電流検
出用信号Di1を交流信号の形で出力し、電流検出電圧変
換回路11に入力する。電流検出電圧変換回路11は、
電流検出信号Di1を整流平滑し、所定の電流検出電圧V
i1に変換して電圧合成回路14に送出する。電圧合成回
路14は、制御用信号Eと電流検出電圧Vi1とを合成
し、直流出力電圧制御用の制御信号C1 として第1の比
較回路15に入力する。第1の比較回路15は、三角波
発生回路16から送られてくる所定周期の三角波信号T
と制御信号C1 とを比較照合し(図2の(a))、制御
信号C1 のレベルに対応してパルス幅を制御するスイッ
チングパルスQをプシュプルの形で出力し(図2の
(b))、駆動回路12を介してスイッチング回路9の
一対のスイッチングトランジスタを駆動する。
【0021】一対のスイッチングトランジスタに入力さ
れるスイッチングパルスQは、図2(c)および(d)
に示されるようにパルス幅Δtの一対のスイッチングパ
ルスQ1 およびQ2 より成っており、スイッチングパル
スQ1 およびQ2 の入力に対応して、入力端子51から
入力する非安定化直流電圧をスイッチし、矩形波電圧を
交流的に出力する。この場合、スイッチングパルスQ1
およびQ2 のパルス幅Δtの増減に対応して、スイッチ
ングレギュレータ1から出力する直流電流も増減する。
従って、スイッチングレギュレータ1から出力する直流
電流の制御は、スイッチングパルスQ1 およびQ2 のパ
ルス幅を制御することにより行う。
【0022】電圧合成回路14での制御信号Eと電流検
出電圧Vi1との合成は、E+Vi1の形で行い、制御信号
1 を第1の比較回路15に送る。図2は第1の比較回
路での作用を概念的に示しており、(a)で制御信号C
1 と三角波信号Tとを比較照合し、制御信号C1 のレベ
ルに対応して(b)に示すパルス幅ΔTのスイッチング
パルスQを生成する。このスイッチングパルスQにより
(c)および(d)に示すスイッチングパルスQ1 およ
びQ2 を生成して駆動回路12に送出する。ここで、共
通電圧母線における直流電圧V0 が低下すると、制御用
信号Eのレベルが低下するため、直流出力電流は増加す
る方向に制御される。逆に、電流検出電圧Vi1が増大す
ると、直流出力電流は減少する方向に制御される。
【0023】なお、他のスイッチングレギュレータ2,
…,n,n+1の動作についても、上述のスイッチング
レギュレータ1の場合と全く同様である。
【0024】このようにして、スイッチングレギュレー
タ1,2,…n,n+1は並列冗長運転制御回路8から
の制御用信号Eに、各々のスイッチングレギュレータを
流れる負荷電流帰還情報である電流検出電圧Vi を合成
し、スイッチングレギュレータのオン−オフ制御用信号
としてスイッチングパルスQ1 およびQ2 を生成するこ
とにより、共通電圧母線3上の直流電圧V0 の安定化制
御と、各スイッチングレギュレータの出力電流の電流平
衡化とを図っている。
【0025】次に、上記の構成のまま、負荷4が最大構
成でなく負荷4へ直流電力を供給するスイッチングレギ
ュレータの台数がm台(m〈n)で、負荷4に対応する
負荷電流が賄われる場合の本発明のスイッチングレギュ
レータの並列冗長運転方式の動作について説明する。
【0026】スイッチングレギュレータj(j:j=
1,2,…n,n+1)が正常に動作して直流電流を出
力しているときには電流検出電圧変換回路11から、直
流出力電流に対応した電流検出電圧Vijを不動作検出回
路13に入力する。不動作検出回路13では、入力する
電流検出電圧Vijに対応して、TTL“L”レベルを入
力すると正常動作中を示し、TTL“H”レベルを入力
すると異常表示する第1の異常表示回路17と、並列冗
長運転制御回路8内の第2の比較回路84の出力する信
号がTTL“H”レベルで、スイッチングレギュレータ
1,2,…,n,n+1の少なくとも1つからTTL
“H”レベルの入力を受けると、異常処理を実行する異
常処理回路87に出力する。
【0027】次に、スイッチングレギュレータの(n+
1)台中の(m)台は正常動作しており、スイッチング
レギュレータの(n―m+1)台の中の1つ以上が、何
んらかの障害により不動作状態になると、該当するスイ
ッチングレギュレータ内の不動作検出回路13は、不動
作状態を示すTTL“H”レベルを第1の異常表示回路
17および並列冗長運転制御回路8内の異常処理回路8
7に出力する。この結果、該当するスイッチングレギュ
レータの第1の異常表示回路17は、異常表示すること
により異常となったスイッチングレギュレータを特定化
する。一方、異常処理回路87では、共通電圧母線3上
の直流電圧V0 は垂下していないので、第2の比較回路
84が異常処理をインヒビットするTTL“L”レベル
を入力しており異常処理は実行されず、スイッチングレ
ギュレータ(m)台の運転は継続する。
【0028】なお、上述の状態は、定期保守時等負荷4
に対する電力供給の停止可能な時点で並列冗長運転シス
テムを停止し、障害を表示したスイッチングレギュレー
タの保守交換、又は修理等により、すべてのスイッチン
グレギュレータ1,2,…,n,(n+1)を正常な状
態に回復させることができる。
【0029】次に、スイッチングレギュレータの(m−
1)台が正常動作しており、スイッチングレギュレータ
の(n−m+2)台が何んらかの障害により不動作状態
になると、該当するスイッチングレギュレータの動作検
出回路13は、不動作状態を示すTTL“H”レベルを
第1の異常表示回路17および並列冗長運転制御回路8
内の異常処理回路87に出力する。この結果、該当する
スイッチングレギュレータの第1の異常表示回路17
は、異常表示することにより異常となったスイッチング
レギュレータを特定化する。一方、スイッチングレギュ
レータ(m−1)台では負荷4に対応する負荷電流を賄
うことができないため、共通電圧母線3上の直流電圧V
0 は垂下領域に入り、これを検出した第2の比較回路8
4は、異常処理の実行を可能とするTTL“H”レベル
を出力する。このため、異常処理回路87は、2種類の
異常および障害表示を受けて異常処理を実行し、異常信
号を第2の異常表示回路86に出力し異常表示するとと
もに、共通電圧母線3上の直流電圧V0 が不安定になる
可能性や正常なスイッチングレギュレータへの負荷集中
による信頼性の低下を防止するため、オン・オフ制御回
路85を介して電源切断等の異常処理を実行する。
【0030】前述の説明は、スイッチンギュレギュレー
タをすべて同一型式として説明したが、並列冗長運転制
御回路8の一部、またはすべてを含むマスタースイッチ
ングレギュレータと、前述の説明のスイッチングレギュ
レータと同一回路のスレーブスイッチングレギュレータ
との組合わせの場合に対しても本発明が有効に適用され
ることは言うまでもない。また、並列冗長運転制御回路
8および各スイッチングレギュレータ1,2,…,n,
n+1での制御系回路の構成または制御方式に関しては
前述の説明で示した例に限定されず、他の制御系回路ま
たは制御方式等を用いる場合についても本発明を適宜適
用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
スイッチングレギュレータの直流出力を接続する共通電
圧母線と、この共通電圧母線の直流出力電圧と予め定め
る基準電圧との差分を増幅して得た出力電圧誤差増幅電
圧を複数のスイッチングレギュレータに送出する電源制
御手段と、複数のスイッチングレギュレータの各々を流
れる個々の負荷電流を検出し所定の変換を行って求める
負荷電流帰還情報電圧および出力電圧誤差増幅電圧を受
け、個々の負荷電流を増減して出力電圧を昇降し、予め
定める任意の電圧値を出力するよう合成し、複数のスイ
ッチングレギュレータの各々の出力電圧制御用制御信号
となす電圧合成手段と、負荷電流帰還情報電圧が個々の
負荷電流の0に対応する値と等しくなったことを検出し
第1の異常信号を発生する不動作検出手段と、出力電圧
誤差増幅電圧が共通電圧母線上の直流出力電圧の低下時
に得られる出力電圧誤差増幅電圧の電圧範囲であること
を検出して不足電圧信号を発生する出力電圧誤差増幅電
圧値検出手段と、第1の異常信号と不足電圧異常信号と
を同時に検出したとき第2の異常信号を発生する異常処
理手段とを備えることにより、並列運転継続可能なスイ
ッチングレギュレータの台数が所定の台数以下になって
も、電源システムの出力電圧が垂下領域にならない限り
異常対応処理を実行せず、電源供給を実行できるので信
頼性および運用効率が高い電源システムを提供できると
いう効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】スイッチングレギュレータ内の電圧制御動作を
説明する動作波形図である。
【符号の説明】
1,2,…,n,n+1 スイッチングレギュレータ 3 共通電圧母線 4 負荷 8 並列冗長運転制御回路 9 スイッチング回路 10 整流平滑回路 11 電流検出電圧変換回路 12 駆動回路 13 不動作検出回路 14 電圧合成回路 15 第1の比較回路 16 三角波発生回路 17 第1の異常表示回路 51 端子 81 第1の基準電圧発生回路 82 誤差増幅器 83 第2の基準電圧発生回路 84 第2の比較回路 85 オン・オフ制御回路 86 第2の異常表示回路 87 異常処理回路 C1 制御信号 Di1 電流検出用信号 E 制御用信号 T 三角波信号 Q,Q1 ,Q2 スイッチングパルス V0 共通電圧母線3上の直流電圧 Vi1 負荷電流帰還情報電圧 Vr1 第1の基準電圧 Vr2 第2の基準電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大負荷構成時の負荷電流を賄うため
    (n)台必要な電流平衡化機能を有する複数のスイッチ
    ングレギュレータを(n+k)台並列運転し、前記複数
    のスイッチングレギュレータの内の(k)台迄の故障で
    は電源システムの運転を継続するスイッチングレギュレ
    ータの並列冗長運転方式において、前記複数のスイッチ
    ングレギュレータの直流出力を接続する共通電圧母線
    と、この共通電圧母線の直流出力電圧と予め定める基準
    電圧との差分を増幅して得た出力電圧誤差増幅電圧を前
    記複数のスイッチングレギュレータに送出する電源制御
    手段と、前記複数のスイッチングレギュレータの各々を
    流れる個々の負荷電流を検出し所定の変換を行って求め
    る負荷電流帰還情報電圧および前記出力電圧誤差増幅電
    圧を受け、前記個々の負荷電流を増減して前記出力電圧
    を昇降し、予め定める任意の電圧値を出力するよう合成
    し、前記複数のスイッチングレギュレータの各々の出力
    電圧制御用制御信号となす電圧合成手段と、前記負荷電
    流帰還情報電圧が前記個々の負荷電流の0に対応する値
    と等しくなったことを検出し第1の異常信号を発生する
    不動作検出手段と、前記出力電圧誤差増幅電圧が前記共
    通電圧母線上の前記直流出力電圧の低下時に得られる前
    記出力電圧誤差増幅電圧の電圧範囲であることを検出し
    て不足電圧信号を発生する出力電圧誤差増幅電圧値検出
    手段と、前記第1の異常信号と前記不足電圧異常信号と
    を同時に検出したとき第2の異常信号を発生する異常処
    理手段とを備えることを特徴とするスイッチングレギュ
    レータの並列冗長運転方式。
  2. 【請求項2】 複数のスイッチングレギュレータの各々
    に第1の異常信号の検出を表示する表示回路および警報
    回路の少くともいずれか一方を備えることを特徴とする
    請求項1記載のスイッチングレギュレータの並列冗長運
    転方式。
  3. 【請求項3】 異常処理手段が第2の異常信号を検出す
    ると複数のスイッチングレギュレータに電源切断信号を
    送出する電源投入切断制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチングレギュレータの並列冗長
    運転方式。
JP5043451A 1993-03-04 1993-03-04 スイッチングレギュレータの並列冗長運転方式 Pending JPH06261536A (ja)

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