JPH06260236A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH06260236A
JPH06260236A JP7122993A JP7122993A JPH06260236A JP H06260236 A JPH06260236 A JP H06260236A JP 7122993 A JP7122993 A JP 7122993A JP 7122993 A JP7122993 A JP 7122993A JP H06260236 A JPH06260236 A JP H06260236A
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JP
Japan
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housing
contacts
contact
connector
pin
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JP7122993A
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English (en)
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Takemi Shimojo
武美 下条
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトとハウジングとをプラスチックで
一体成型したコネクタを提供する。 【構成】 ピン状のコンタクト2と、複数本のコンタク
ト2を同じピッチで両側に対称に突設するハウジング3
とをプラスチックで一体成型により製作し、両コンタク
ト2とハウジング3内に共通する空洞部4を形成したコ
ネクタであり、両コンタクト2は、コンタクト2の外周
面と空洞部4内全面に膜状に形成した導電性材料により
電気的に接続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一つの回路(または線路)と他の回路
(または線路)とを電気的に接続する部品であるコネク
タは、汎用性をもって広く一般の産業用あるいは民生用
の電気機器、電子機器間の電気接続に使用されるものを
総称しており、その形状、構造等は使用目的に応じて多
種類のものが提供されている。
【0003】このようなコネクタは、導電性を有する金
属体からなる複数本のピン状コンタクトと、各コンタク
トを所定のピッチで絶縁して取り付ける、ナイロンある
いはPBT(飽和ポリエステル樹脂)等からなるハウジ
ングとから形成されるものを基本形状としている。
【0004】図9、図10に示すコネクタは、プリント
基板に直接接続するもの、プリント基板相互を接続する
ものあるいはプリント基板とケーブル間の接続を行うも
のとして従来一般的に使用されている直接形あるいは間
接形のピン端子コネクタを示している。図9はプラグ形
コネクタであり、図10はソケット形コネクタを示して
いる。
【0005】プラグ形コネクタにおける各コンタクトa
は、全面あるいは必要部分をメッキ処理した長尺な帯状
の金属板を打ち抜き、加工形成したものであり、ハウジ
ングbに対して貫挿して固定し、ハウジングbの両側に
突設した状態となっている。また、ソケット形コネクタ
におけるコンタクトaは、前記と同じに加工形成したコ
ンタクトaをハウジングbの片側面に突設し、ハウジン
グbの他側面にはプラグ形コネクタあるいは他の部品を
導電可能に接続できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来のコネク
タは、コンタクトaとハウジングbとが各別に製作さ
れ、両者を組み合わせて完成したコネクタを形成するも
のである。従って、コンタクトaは、帯状金属板のメッ
キ処理やプレス成型加工処理を経て製作するものであ
り、また、ハウジングbは別の成型手段によって製作さ
れるものであるため、それぞれメッキ処理工程、成型工
程、組立工程等を必要とするものである。このため各工
程は、最終的に製作すべきコネクタに合わせた処理を行
う必要があり、工程の一部にミスを生じた場合、コネク
タの製作が不可能になる問題点を有していた。
【0007】また、上記のようにして製作された種々の
コネクタは、メーカーによって形状や構造等が相違し、
互換性を有しない問題点があった。 しかも、接触抵抗
や耐振動、挿入力、抜去力あるいは挿抜回数等に充分な
る注意をする必要があった。
【0008】本発明は、上記する従来のコネクタと比較
して、コンタクトとハウジングとを一体成型することに
より製作が容易なコネクタを提供することを目的とす
る。また本発明は、上記のようにしてハウジングに一体
に成型されたコンタクトに導電性のメッキ層を形成した
コネクタを提供することを目的とするものである。更に
本発明は、ハウジングに一体に成型されたコンタクトに
導電性の塗装膜を形成したコネクタを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明におけるプラグ形コネクタは、ピン状のコン
タクト2と、複数本のコンタクト2を同じピッチで両側
に対称に突設するハウジング3とをプラスチックで一体
成型により製作し、両コンタクト2とハウジング3内に
は共通する空洞部4を形成したものである。
【0010】また、ピン状のコンタクト2と、複数本の
コンタクト2を同じピッチで両側に対称に突設するハウ
ジング3とをプラスチックで一体成型により製作し、両
コンタクト2とハウジング3内には共通する空洞部4を
形成するとともに両コンタクト2は、空洞部4全面とコ
ンタクト2外周面に膜状に形成した導電性材料により電
気的に接続可能としたものである。導電性材料は、メッ
キ処理によって形成したメッキ層であり、導電性塗料を
塗布して形成した塗装膜である。
【0011】ピン状のコンタクト2と、複数本のコンタ
クト2を同じピッチで片側面に突設するハウジング3と
をプラスチックで一体成型により製作し、コンタクト2
とハウジング3内には共通する空洞部4を形成したもの
である。
【0012】ピン状のコンタクト2と、複数本のコンタ
クト2を同じピッチで片側面に突設するハウジング3と
をプラスチックで一体成型により製作し、コンタクト2
とハウジング3内には共通する空洞部4を形成するとと
もにコンタクト2の外周面と空洞部4全面とは膜状に形
成した導電性材料により電気的に接続可能としたもので
ある。導電性材料は、メッキ処理によって形成したメッ
キ層であり、導電性塗料を塗布して形成した塗装膜であ
る。
【0013】コンタクト2には先端面5からハウジング
3方向にそってスリット6を形成し、また、コンタクト
2は先細り形状としたものである。
【0014】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1、図2および図3は本発明コネクタの
一実施例を示すものであり、プラグ形のピン端子コネク
タとした場合の一例を示している。このコネクタ1は、
ピン状のコンタクト2と、このコンタクト2を両側に突
設する長形なハウジング3とをプラスチックで一体成型
により製作したものであり、両側のコンタクト2とハウ
ジング3間には貫通して形成した共通の筒状の空洞部4
が形成してある。
【0015】上記のようにしてコンタクト2とハウジン
グ3とを一体的に連設して形成されたコネクタ1は、
錫,半田、金等のメッキを施すことにより両コンタクト
2間は導電可能となる。このため、空洞部4内の全面を
メッキ処理するとともに両コンタクト2は、ハウジング
3との連結基部に近い位置から先端面5にかけた外周面
とをメッキ処理すればよい。
【0016】このようにすれば、両側コンタクト2の外
周面のメッキ層とハウジング3内を通る空洞部4全面の
メッキ層とは、両コンタクト2先端面5に形成されたメ
ッキ層によって導通される。尚、メッキ処理工程は、従
来公知のメッキ処理技術を使用することができ、特別な
メッキ処理技術を必要とするものではない。また、メッ
キ層はミクロンメーター単位のきわめて薄い層であり、
図面上では表していない。
【0017】尚、両コンタクト2の導電材料としてメッ
キ層による場合を示したが、これに限定されるものでは
なく、他の導電材料として、導電性塗料による導通も可
能である。即ち、空洞部4内全面を導電性塗料で塗装皮
膜面を形成するとともに両コンタクト2の外周面は、ハ
ウジング3との連結基部に近い位置から先端面5にかけ
て塗装皮膜面を形成すればよく、両コンタクト2は先端
面5の塗装膜と空洞部4内の塗装膜を通して通電可能と
なる。
【0018】図4は本発明コネクタ1の他の実施例を示
すものであり、前記実施例と同じ部分は同じ符号を使用
している。本実施例においては両コンタクト2に、先端
面5からハウジング方向へ長さ方向にそってスリット6
を形成したことを特徴としている。このような構成とし
たことにより、前記と同じく筒状とした空洞部4の内面
およびコンタクト2の外周面等に導電性を有するメッキ
層や塗装膜等の皮膜面を形成すれば、スリット6端面に
もメッキ層や塗装膜が形成されるので両側のコンタクト
2は空洞部4のメッキ層や塗装膜を介して導電可能とな
る。しかも、コンタクト2は、スリット6によって半径
方向への伸縮が可能となる。尚、スリット6は4本形成
した場合が示してあるが、その本数は任意に選択するこ
とができる。
【0019】図5は本発明コネクタ1の更に他の実施例
を示し、前記各実施例と同じ部分は同じ符号を使用して
いる。本実施例においては両側のコンタクト2にテーパ
ーを形成して先細り形状としたことを特徴としており、
前記各実施例の場合と同じようにコンタクト2のハウジ
ング3との連結基部に近い外周面と筒状空洞部4内全面
に導電性のメッキ層や塗装膜を形成し、コンタクト先端
面5のメッキ層や塗装膜を介して導電が可能となる。
【0020】両コンタクト2を先細りの形状としたこと
により、導電性を有するコンタクト2はプリント基板や
ソケット形コネクタ等への挿通が容易なものとなる。
尚、この先細り形状のコンタクト2の場合も、先細り筒
状体の他に図示のように、先端面5からハウジング3方
向へ複数本のスリット6を形成したものであってもよ
い。
【0021】尚、コンタクト2とハウジング3とはプラ
スチックによる一体成型であるので、図示のようにコン
タクト2を先細り形状とした場合の空洞部5は、成型用
型からの抜き取りを容易にするために直円筒状とするか
図6に示すように、コンタクト2の先端面5からハウジ
ング3方向へ、コンタクト2とは逆テーパー状の筒状と
しておく必要がある。
【0022】図7はソケット形のコネクタ7を示してお
り、コンタクト2はハウジング3の片側面に一体成型に
より突設し、複数本のコンタクト2をハウジング3の長
さ方向にそって同じピッチで一列に連設しておく。この
コネクタ7の場合も、コンタクト2とハウジング3には
貫通する共通の筒状の空洞部4を形成しておく。
【0023】このコネクタ7も前記のプラグ形コネクタ
1と同じく、コンタクト2の外周面と空洞部4内全面に
導電性のメッキ層や塗装膜を形成し、両面のメッキ層や
塗装膜はコンタクト2先端面5のメッキ層や塗装膜によ
って導電可能となっている。また、コネクタ7は、前記
のコネクタ1と同じく、図7に示すようにコンタクト2
にスリット6を形成したり、あるいは図8に示すよう
に、コンタクト2を先細り形状としたり、この先細りコ
ンタクト2にスリット6を形成したものであってもよ
い。
【0024】上記に説明したコネクタ1、コネクタ7等
は、従来の金属製コンタクトと合成樹脂製のハウジング
とで形成されるコネクタと全く同じ使用方法を採用する
ことができる。前記各実施例におけるコンタクト2は直
線体の場合を示してあるが、ハウジング3の長さ方向に
対して直交する方向に、ハウジング3に対して直角状に
折曲した形状としたものでもよい。また、コンタクト2
はハウジング3の長さ方向にそって一列にかつ同一のピ
ッチで複数本を突設した場合を示してあるが、ハウジン
グ3の長さ方向にそって二列あるいはそれ以上の複数列
に形成した場合であってもよい。
【0025】更に、上記の説明において、本発明コネク
タとしてプラグ形、ソケット形の場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、コンタクトとハウ
ジング等を一体成型によって製作可能な本発明コネクタ
はその他の形状、構造のコネクタにも適用できるもので
ある。また、ICソケットは、製造技術がコネクタに近
く、ほとんどのコネクタメーカーが製作しているが、本
発明はこのICソケットにも応用できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、ピン状
のコンタクト2とハウジング3とは合成樹脂によって一
体成型で連設するようにしたのでコネクタ全体を容易に
製作可能である。しかも成型用型を統一することにより
全く同じ形状、構造のコネクタの製作が可能であるから
規格化の統一ができ、製品単価を低廉にして提供するこ
とができる。
【0027】ハウジング3の長さ方向にそって同じピッ
チで配設した複数本のコンタクト2とハウジング3間に
貫通する筒状の空洞部4を形成し、この空洞部4内全面
と各コンタクト2の外周面とに導電性を有するメッキ層
や塗装膜を施し、内外面のメッキ層や塗装膜をコンタク
ト2先端面5のメッキ層や塗装膜で接続することにより
導電可能である。
【0028】各コンタクト2にはスリット6を形成して
おけば内外面のメッキ層や塗装膜はスリット6端面に形
成したメッキ層や塗装膜で導電可能に接続され、かつ、
コンタクト2は半径方向に伸縮可能であるのでプリント
基板の孔やソケット型コンタクトへの挿通を容易に行う
ことができる。また、各コンタクト2を先細り形状とす
ることにより更に挿通が容易である。
【0029】コンタクト2とハウジング3とを一体成型
によって形成可能であるから、本発明によるコネクタ
は、プラグ形のみならずソケット形にも容易に成型可能
である。しかも、本発明によるコネクタは、既存のコネ
クタとも共用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラグ形コネクタの一実施例を示す正
面図である。
【図2】本発明コネクタの一実施例を示す平面図であ
る。
【図3】図1の要部の拡大断面図である。
【図4】本発明コネクタの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明コネクタの更に他の実施例を示す要部を
拡大して一部を断面とした正面図である。
【図6】コンタクトを先細り形状とした場合の空洞部の
他の例を示す一部を断面とした正面図である。
【図7】本発明のソケット形コネクタの一実施例を示す
要部を拡大して一部を断面とした正面図である。
【図8】ソケット形コネクタの他の例を示す正面図であ
る。
【図9】従来のプラグ形コネクタの一例を示す斜視図で
ある。
【図10】従来のソケット形コネクタの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 コンタクト 3 ハウジング 4 空洞部 5 先端面 6 スリット 7 コネクタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン状のコンタクト2と、複数本のコン
    タクト2を同じピッチで両側に対称に突設するハウジン
    グ3とをプラスチックで一体成型により製作し、両コン
    タクト2とハウジング3内には共通する空洞部4を形成
    して成ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 ピン状のコンタクト2と、複数本のコン
    タクト2を同じピッチで両側に対称に突設するハウジン
    グ3とをプラスチックで一体成型により製作し、両コン
    タクト2とハウジング3内には共通する空洞部4を形成
    するとともに両コンタクト2は、空洞部4全面とコンタ
    クト2外周面に膜状に形成した導電性材料により電気的
    に接続可能としたことを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 導電性材料はメッキ層であることを特徴
    とする請求項1、2に記載するコネクタ。
  4. 【請求項4】 導電性材料は塗装膜であることを特徴と
    する請求項1、2に記載するコネクタ。
  5. 【請求項5】 ピン状のコンタクト2と、複数本のコン
    タクト2を同じピッチで片側面に突設するハウジング3
    とをプラスチックで一体成型により製作し、コンタクト
    2とハウジング3内には共通する空洞部4を形成して成
    ることを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 ピン状のコンタクト2と、複数本のコン
    タクト2を同じピッチで片側面に突設するハウジング3
    とをプラスチックで一体成型により製作し、コンタクト
    2とハウジング3内には共通する空洞部4を形成すると
    ともにコンタクト2の外周面と空洞部4全面とは膜状に
    形成した導電性材料により電気的に接続可能として成る
    ことを特徴とするコネクタ。
  7. 【請求項7】 導電性材料はメッキ層であることを特徴
    とする請求項5、6に記載するコネクタ。
  8. 【請求項8】 導電性材料は塗装膜であることを特徴と
    する請求項5、6に記載するコネクタ。
  9. 【請求項9】 コンタクト2には長さ方向にそったスリ
    ット5を形成して成ることを特徴とする請求項1、2、
    5および6に記載するコネクタ。
  10. 【請求項10】 コンタクト2は先細り形状としたこと
    を特徴とする請求項1、2、5および6に記載するコネ
    クタ。
JP7122993A 1993-03-05 1993-03-05 コネクタ Pending JPH06260236A (ja)

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JP7122993A JPH06260236A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 コネクタ

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JP7122993A JPH06260236A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 コネクタ

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Cited By (1)

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JP2016201306A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 オムロン株式会社 端子の接続構造およびこれを用いた電磁継電器

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