JPH06259461A - 他行カード取引表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 行員が他行カードの使用を容易に認識し、こ
れを利用して顧客の勧誘を行ない、サービス向上および
マーケットの拡大を図るのに好適な他行カード取引表示
システムを提供する。 【構成】 現金自動取引装置を含むシステムにおいて、
取引時、挿入された磁気カードに対するリード／ライト
を行なうカード部１０９と、リードデータから他行の磁
気カードか否かを判別する制御部１１３と、判別結果を
表示する係員表示部１０２とを備え、例えば、現金自動
取引装置１に他行カード使用有無表示器９を接続し、取
引に際して磁気ストライプにある銀行番号から他行カー
ドか否かを判別し、その結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置を含
むシステムに関し、特に他行ユーザを識別して他行カー
ド使用有無を表示する他行カード取引表示システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の現金自動取引装置では、他行カー
ドの使用者を認識する方法として、現金自動取引装置を
使用した顧客が他行取引を行なった結果を明細票に出力
し履歴を取得する方法、あるいは、現金自動取引装置に
媒体（カード／通帳）を挿入した時、フリッカランプを
点灯する方法が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、行
員が他行カードの利用者を容易に識別し、その利用者に
対する勧誘・案内によって当行の顧客拡大を図ることに
ついては配慮がなされていなかった。本発明の目的は、
このような問題点を改善し、行員が他行カードの使用を
容易に認識し、これを利用して顧客の勧誘を行ない、サ
ービス向上およびマーケットの拡大を図るのに好適な他
行カード取引表示システムを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の他行カード取引表示システムは、磁気カー
ドを取引媒体として入出金を含む取引を自動的に行なう
現金自動取引システムにおいて、取引時、挿入された磁
気カードに対するリード／ライトを行なう手段（図２の
カード部１０９）と、リードデータから他行の磁気カー
ドか否かを判別する手段（制御部１１３）と、判別結果
を表示する手段（係員表示部１０２）とを備え、例え
ば、現金自動取引装置に他行カード使用有無表示器を接
続し、取引に際して磁気ストライプにある銀行番号から
他行のものか否かを判別し、その結果を他行カード使用
有無表示器に表示することに特徴がある。さらに、デー
タ伝送手段（例えば、モデムを含む通信手段）を介して
複数の現金自動取引装置を監視し、各装置の他行カード
判別結果を同時に表示する手段（例えば、複数の現金自
動取引装置の状態情報および他行カード取引を表示する
監視装置）を備えたことに特徴がある。

【０００５】

【作用】本発明においては、現金自動取引装置で他行カ
ード使用取引があった場合、他行カード使用有無表示器
に他行カード使用状況を表示することにより、担当行員
はこれを目視して直ちに勧誘・案内を行なうことができ
る。このため、マーケットの拡大およびサービス向上に
役立つ。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１は、本発明の一実施例における他行カード取引
表示システムの外観を示す斜視図である。図１におい
て、１は現金自動取引装置であって、２は取引表示器、
３は磁気カード出入口、４は通帳入口、５は硬貨入出金
口、６は紙幣入出金口、７は顧客タッチパネル入力／ガ
イダンス表示装置、８は人体接近センサである。また、
９は現金自動取引装置本体に接続された他行カード使用
有無表示器であって、１０は現金自動取引装置の使用状
況・紙幣残量等を表示する内部状態表示部、１１は現金
自動取引装置本体に挿入された磁気カードが他行のもの
か否かを示す他行カード使用有無表示部、１２は各種キ
ーを備えた係員制御操作部である。

【０００７】図２は、本発明の一実施例における他行カ
ード取引表示システムの機能構成を示すブロック図であ
る。図２において、他行カード使用有無表示器９は、図
１の内部状態表示部１０および他行カード使用有無表示
部１１に対応する係員表示部（他行カード表示部）１０
２、回線制御部１０３、装置全体を制御する制御部１０
４、電源部１０５、図１の係員制御操作部１２に対応す
る係員操作部１０６から構成されている。また、現金自
動取引装置側１は、顧客が取引選択等をするための操作
部１０７、ガイダンスの出力処理をする表示部１０８、
磁気カードのリード／ライトを行なうカード部１０９、
通帳部１１０、入金紙幣を出金用に還流させる紙幣入出
金部１１１、装置全体を制御する内部操作パネル部１１
２と制御部１１３、上位装置間の通信回線を制御する送
受信制御部１１４、フレキシブルディスク（ＦＤ）入出
力部１１５、装置全体に電源を供給するための電源部１
１６、入金硬貨を出金用に還流させる硬貨入出金部１１
７、明細票部１１８から構成されている。

【０００８】次に、本実施例の他行カード取引表示方法
について述べる。図３は、本発明の一実施例における他
行取引表示方法を示すフローチャートである。ユーザを
支払取引時判別し出力表示させる動作フローチャートで
ある。本実施例では、無帳支払取引時に使用カードを判
別・表示する場合を示す。まず、利用者が現金自動取引
装置１のガイダンス表示部７を操作して、「お引出し」
を選択する（ステップ３０１，３０２）。取引選択後、
ガイダンス表示部７の操作誘導で磁気カード入出口３へ
磁気カードを挿入し（ステップ３０３）、磁気カード内
の銀行番号をチェックする（ステップ３０４）。その結
果、他行であれば他行カード表示部１０２に出力し（ス
テップ３０５）、暗証入力へ移行する（ステップ３０
６）。以後、金額入力（ステップ３０７）、金額確認
（ステップ３０８）、問合せメッセージ送受信処理（ス
テップ３０９）、カード受取り（ステップ３１０）、明
細票受取り（ステップ３１１）、紙幣受取り（ステップ
３１２）へと移行して処理する。

【０００９】なお、本実施例では、１台の現金自動取引
装置における他行カードの使用状況を表示しているが、
複数台の現金自動取引装置を監視して各装置における他
行カードの使用状況を同時に表示することもできる。ま
た、信号系あるいはモデム回線等のデータ伝送回線を介
して他行カード使用有無を表示する装置を配置し、遠隔
地の現金自動取引装置を監視して、他行カードの使用有
無情報を含む監視情報を得ることもできる。この場合、
係員による直接勧誘・案内ではなく、取引時に排出され
る明細票に勧誘メッセージを印字したり、取引画面に勧
誘メッセージを表示したり、あるいは音声ガイダンスを
出力する間接的な方法を採用する。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、行員は他行カードの使
用を容易に認識でき、これを利用して顧客の勧誘を行な
い、サービス向上およびマーケットの拡大を図ることが
可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における他行カード取引表示
システムの外観を示す斜視図である。

【図２】本発明の一実施例における他行カード取引表示
システムの機能構成を示すブロック図である。

【図３】本発明の一実施例における他行取引表示方法を
示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 現金自動取引装置 ２ 取引表示器 ３ 磁気カード出入口 ４ 通帳出入口 ５ 硬貨入出金口 ６ 紙幣入出金口 ７ 顧客タッチパネル入力＆ガイダンス表示器 ８ 人体接近センサ ９ 他行カード使用有無表示器 １０２ 係員表示部（他行カード表示部） １０３ 回線制御部 １０４ 制御部 １０５ 電源部 １０６ 係員操作部 １０７ 操作部 １０８ 表示部 １０９ カード部 １１０ 通帳部 １１１ 紙幣入出金部 １１２ 内部操作パネル部 １１３ 制御部 １１４ 送受信制御部 １１５ ＦＤ入出力部 １１６ 電源部 １１７ 硬貨入出金部 １１８ 明細票部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気カードを取引媒体として入出金を含
   む取引を自動的に行なう現金自動取引システムにおい
   て、取引時、挿入された磁気カードに対するリード／ラ
   イトを行なう手段と、リードデータから他行の磁気カー
   ドか否かを判別する手段と、判別結果を表示する手段と
   を備えたことを特徴とする他行カード取引表示システ
   ム。
2. 【請求項２】 モデムを含むデータ伝送手段および複数
   の現金自動取引装置を備え、磁気カードを取引媒体とし
   て入出金を含む取引を自動的に行なう現金自動取引シス
   テムにおいて、上記現金自動取引装置には、取引時、挿
   入された磁気カードに対するリード／ライトを行なう手
   段と、リードデータから他行の磁気カードか否かを判別
   する手段とを備え、上記データ伝送手段を介して各該現
   金自動取引装置を監視し、他行カード判別結果を同時に
   表示する手段を備えたことを特徴とする他行カード取引
   表示システム。