JPH09231446A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

Info

Publication number
JPH09231446A
JPH09231446A JP3678596A JP3678596A JPH09231446A JP H09231446 A JPH09231446 A JP H09231446A JP 3678596 A JP3678596 A JP 3678596A JP 3678596 A JP3678596 A JP 3678596A JP H09231446 A JPH09231446 A JP H09231446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
information
card
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3678596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Tobari
正一 戸張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3678596A priority Critical patent/JPH09231446A/ja
Publication of JPH09231446A publication Critical patent/JPH09231446A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に較べて、不正使用に対する防御機構を
充実させ、安全性を向上させることのできる自動取引装
置を提供する。 【解決手段】 連続して3回とも間違った暗証番号が入
力された場合は(107)、キャッシュカードを回収す
るとともに、磁気ストライプから読み取られた、口座番
号などの情報を異常情報として記憶して処理を終了し
(108)、次の取引操作を待つ(109)。そして、
この状態で、次に取引が開始されると、キャッシュカー
ドの磁気ストライプから情報を読み取り、異常情報とし
て記憶されている情報とを比較することによって、今回
挿入されているキャッシュカードが正当なものであるか
否か等の判別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等におい
て、各種の取引に利用される自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金融機関等における預金の引
き出しおよび預け入れ、あるいは振込等の取引に自動取
引装置が使用されている。
【0003】このような自動取引装置では、その使用者
を特定する意味から、個人識別情報等を磁気ストライプ
(MS)等利用して記録可能なIDカ−ド(所謂キャッ
シュカード)を使用している。ここでいう個人識別情報
とは、取引先(カ−ド発行)の金融機関番号・支店番号
・口座番号等である。
【0004】自動取引装置は、キャッシュカードのMS
等からこれらの情報を読み取り、タッチセンサパネル等
の操作によって利用者が別途に入力した暗証番号の正否
をセンタ−ホストへ問い合わせることにより、本人であ
るかどうかを確認している。暗証番号は言うまでもなく
重要な情報であり、一般的には4桁の数字が使用されて
いる。そして、本人以外によるキャッシュカード等の不
正使用により、預金の引き出し等が行われることを防止
するため、暗証番号を直接キャッシュカ−ドのMS等に
記録しない方法、通称「O暗号化」が10年ほど前に実
施された。また、連続して複数回誤った暗証番号が入力
された場合、そのキャッシュカード等を使用不能とする
等の処理を行うことが行われており、これにより、適当
な暗証番号を何度も入力することによって暗証番号を見
つけだし、不正が行われることを防止している。
【0005】また、金融機関番号や口座番号などは、カ
−ドにエンボスとして浮き出させて記録してあり、実際
に使用されたカ−ドの記録としてこのエンボスを自動取
引装置の内部に記録することも一般に行われている。こ
のエンボスの記録方法としては、大きく2つ存在し、1
つは感圧紙をエンボスの凹凸部に強く押し付けることに
より転写する方法であり、もう1つはエンボスの画像を
CCDなどによりデジタルのイメ−ジデ−タとして記録
する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、たとえば、何十枚、何百枚等
の数多くの同じキャッシュカ−ドを偽造し、順番に4桁
の数字を入れて確認していくこと等により、暗証番号を
特定し、不正使用される可能性もあり、さらに安全性を
向上させることが求められていた。
【0007】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、従来に較べて、不正使用に対する防御機
構を充実させ、安全性を向上させることのできる自動取
引装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、取引媒体に記録されている記録情報であっ
て、取引の対象となる口座等に関する記録情報を読み取
る読取手段と、暗証番号を入力するための入力手段と、
前記入力手段によって入力された暗証番号が、予め登録
された暗証番号と一致した場合に、前記取引媒体による
取引を実行する取引実行手段と、予め定められた所定回
数続けて前記入力手段によって入力された暗証番号がい
ずれも予め登録された暗証番号と一致しない場合、前記
読取手段によって当該取引媒体から読み取った記録情報
を異常情報として記憶する記憶手段と、取引媒体から前
記読取手段により読み取った記録情報と、前記記憶手段
に記憶されている異常情報とを比較してこれらが一致し
た時に前記取引実行手段による取引の実行を中止すると
判定する判定手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、予め定められた所定回数続けて前記入
力手段によって入力された暗証番号がいずれも予め登録
された暗証番号と一致しない場合、取引媒体を回収する
処理手段を具備したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、前記判定手段が、前記記憶手段に前記
異常情報が記憶された後、所定時間内に前記読取手段に
より記録情報を読み取った取引媒体について、前記異常
情報との比較を行う処理手段を具備したことを特徴とす
る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、前記判定手段が、前記記憶手段に前記
異常情報が記憶された後でかつ、係員による所定の操作
が行われる迄の間に前記読取手段により記録情報を読み
取った取引媒体について、前記異常情報との比較を行う
比較手段を具備したことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、前記判定手段により、前記取引実行手
段による取引の実行を中止すると判定された場合、警報
を発する手段を具備したことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、前記判定手段により、前記取引実行手
段による取引の実行を中止すると判定された場合、当該
取引媒体を直ちに返却する返却処理手段を具備したこと
を特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1の自動取
引装置において、前記判定手段により、前記取引実行手
段による取引の実行を中止すると判定された場合、当該
取引媒体を回収する回収処理手段を具備したことを特徴
とする。請求項8記載の発明は、請求項7の自動取引装
置において、係員によって操作が行われたことを検知
し、前記回収処理手段によって回収した取引媒体を排出
し、前記記憶手段に記憶されている異常情報を消去する
処理手段を具備したことを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、取引の対象となる
口座等に関する情報を記録するための情報記録部を有す
るカードの表面の少なくとも一部の画像を読み取る画像
読取手段と、前記カードの情報記録部に記録された取引
の対象となる口座等に関する記録情報を読み取る読取手
段と、暗証番号を入力するための入力手段と、前記入力
手段によって入力された暗証番号が、予め登録された暗
証番号と一致しない場合に、前記画像読取手段によって
読み取られた画像情報と、予め記憶された前記カード表
面の画像を示す記録画像情報とを比較して、これらが一
致する場合、前記カードによる取引を実行する取引実行
手段と、を具備したことを特徴とする。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
自動取引装置において、前記読取手段は、前記カードの
情報記録部に記録された取引の対象となる口座等に関す
る記録情報を読み取る第1の読取部と、前記カードの情
報記録部に記録された前記カードの表面画像に関する記
録画像情報を読み取る第2の読取部とを具備しており、
前記取引実行手段は、前記画像読取手段によって読み取
られた画像情報を上記情報記録部に記録する情報形態に
変換する変換手段と、この変換手段により変換された画
像情報と上記第2の読取部により読み取られた記録画像
情報とを比較する比較手段とを具備しており、前記比較
手段による比較結果が一致する場合に前記取引実行手段
により取引を実行すると判定し、比較結果が一致しない
場合に前記取引実行手段による取引の実行を中止すると
判定する判定手段とを具備することを特徴とする。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の自動取引装置において、前記判定手段により前記取引
実行手段による取引の実行を中止すると判定された場
合、当該取引媒体を回収する回収処理手段を具備したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
自動取引装置において、前記入力手段によって入力され
た暗証番号が予め登録された暗証番号と予め定められた
所定回数内で一致する場合に、前記カードの表面の特徴
的な画像に関する記録画像情報を前記カードの情報記録
部に記録する記録手段を具備したことを特徴とする。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項9記載の
自動取引装置において、前記取引実行手段は、前記画像
読取手段によって読み取られた画像情報と予め記憶され
たカード表面画像に関する異常カード情報とを比較し、
これらが一致し、異常カードと判断される場合に、前記
取引実行手段による取引の実行を中止することを特徴と
する。
【0020】請求項14記載の発明は、取引の対象とな
る口座等に関する情報を記録するための情報記録部を有
するカードの表面の少なくとも一部の画像を読み取る画
像読取手段と、前記カードの情報記録部に記録された取
引の対象となる口座等に関する記録情報を読み取る読取
手段と、前記画像読取手段によって読み取られた画像情
報と、予め記憶された前記カード表面の画像を示す記録
画像情報とを比較して、これらが一致するか否かを判定
する第1の判定手段と、暗証番号を入力するための入力
手段と、前記入力手段によって入力された暗証番号が、
予め登録された暗証番号と一致するか否かを判定する第
2の判定手段と、前記第1の判定手段によって一致する
と判定され、かつ、前記第2の判定手段によって一致す
ると判定された場合、前記カードによる取引を実行する
取引実行手段と、を具備したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態に係る自動取
引装置の外観を示すものである。図において、筐体1の
前面には、略L字形状の接客操作部2が形成されてい
る。
【0023】接客操作部2の水平面には、紙幣を多数枚
一括して投入し得るとともに、放出された紙幣を一括し
て受取る紙幣口3が設けられていて、この紙幣口3には
開閉自在な扉4が設けられている。
【0024】また、接客操作部2の水平面には、表示面
に透明なタッチセンサパネルを備えたカラーCRT表示
装置5が設けられている。このカラーCRT表示装置5
は、操作手順、その他の情報を文字、文言、イラストあ
るいは画像情報によって画面に表示し、利用者を誘導す
るとともに、数字、カタカナ、アルファベット、確認や
取消しの文字の表示に対応するタッチセンサパネルの部
位を指で触れることにより、暗証番号、金額、口座番
号、取引の承認、確認あるいは取消等の所望の情報の入
力を行うことができるようになっている。
【0025】一方、接客操作部2の垂直面には、口座番
号などか記録されている取引媒体としての磁気カード
(キャッシュカード)を受入れるカード口6、同じく取
引媒体としての磁気通帳あるいは振込カードを受入れる
通帳口7、印字したレシート(明細表)を排出するレシ
ート口8、硬貨を多数枚一括して投入し得る硬貨投入口
9、放出された硬貨を一括して受取る硬貨受取口10、
係員が操作する係員キー11等が設けられている。
【0026】図2は、上記した自動取引装置の概略構成
を示すもので、自動取引装置は、カードリーダユニット
21、レシートプリンタユニット22、通帳プリンタユ
ニット23、紙幣入出金ユニット24、硬貨入出金ユニ
ット25、接客ユニット26、音声案内ユニット27、
内部モニタ28、記憶部29、フロッピーディスク装置
30、伝送制御部31、主制御部32、電源部33等か
ら構成されている。
【0027】カードリーダユニット21は、カード口6
から受入れた磁気カードの磁気ストライプ(MS)から
口座番号などの口座情報を読取るMS情報読取部21a
と、上記磁気カードのエンボス、および磁気カード表面
の画像をイメージデータとして読み込むイメージ読取部
21bを備えている。
【0028】レーシトプリンタユニット22は、取引内
容を印字したレシート(明細書)を発行し、レシート口
8から排出する。
【0029】通帳プリンタユニット23は、通帳口7か
ら受入れた通帳の磁気ストライプに対してデータの読取
りあるいは書込みを行うとともに、必要に応じて該通帳
および記録用のジャーナル用紙への取引内容などの印字
を行う。また、振込カードの原券に振込取引の振込情報
を記録することにより振込カードを発行し、それを通帳
口7から排出したり、あるいは、通帳口7から受入れた
振込カードの磁気ストライプに対してデータの読取りあ
るいは書込みを行う。
【0030】紙幣入出金ユニット24は、紙幣口3に一
括して投入された紙幣を判別・計数して収納するととも
に、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納された紙幣を
所定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払出す。
【0031】硬貨入出金ユニット25は、硬貨投入口9
に一括して投入された硬貨を判別・計数して収納すると
ともに、必要に応じて、予め金庫に収納された硬貨を所
定枚数だけ取出して硬貨受取口10から一括して払出
す。
【0032】接客ユニット26は、前記したカラーCR
T表示装置5およびタッチセンサパネルなどから構成さ
れている。音声案内ユニット27は、音声により利用者
の操作を誘導する案内を行う。
【0033】内部モニタ28は、本装置の運用に係る係
員に本装置の状態を通知するとともに、係員による操作
指示の入力を行う。
【0034】記憶部29は、各種データを格納するため
のものである。
【0035】フロッピーディスク装置30は、本装置の
運用に係る処理手順のプログラムを格納するとともに、
取引に供する各種の情報や取引の記録、本装置の稼働状
況の記録、本装置固有に設定された特殊な情報の格納等
を行う。
【0036】伝送制御部31は、通信回線を介してセン
ターのホストコンピュータとオンライン接続されてい
て、必要に応じてホストコンピュータとオンライン交信
するようになっている。
【0037】主制御部32は、フロッピーディスク装置
30内のプログラム情報を参照しつつ、各ユニット21
〜27と内部モニタ28、記憶部29、および伝送制御
部31を制御して、所定の取引動作を行わしめる。ま
た、各種媒体(紙幣、硬貨、レシート用紙、ジャーナル
用紙、振込カードなど)の残量診断(チェック)を行う
とともに、各ユニット21〜27の動作診断(チェッ
ク)を行う。
【0038】主制御部32には、必要に応じてリモート
モニタ34を接続し、遠方から監視することができる。
リモートモニタ34は、主制御部32によって制御さ
れ、内部モニタ28とほぼ同じ情報を表示するととも
に、本装置に異常が発生した場合には、ブザーなどの鳴
動手段を併用して報知せしめる。
【0039】次に、図3のフローチャートを参照して、
上記構成の自動取引装置における処理について、キャッ
シュカードを用いた処理を行う場合を例として説明す
る。
【0040】取引開始時には、カラーCRT表示装置5
の表示画面に種目選択画面が表示されており、利用者が
この種目選択画面中から所望の取引種目、たとえば「払
い出し」の文字の表示位置のタッチセンサパネルに触れ
ることによって、以下のような処理が開始される。
【0041】そして、まず、カラーCRT表示装置5に
よって、利用者に、カード口6へのキャッシュカードの
挿入を促す操作ガイドが行われ、キャッシュカードが挿
入されると(101)、MS情報読取部21aによっ
て、このキャッシュカードの磁気ストライプから口座番
号などの口座情報(記録情報)を読み取る。また、後述
するように、キャッシュカードの画像情報を必要とする
場合は、この時、イメージ読取部21bによって、キャ
ッシュカード表面の画像が読み取る(102)。この
後、カラーCRT表示装置5によって、利用者に、暗証
番号の入力を促す操作ガイドが行われ、利用者がタッチ
センサパネルに触れることによって暗証番号の入力が行
われると(103)、センターのホストコンピュータに
予め登録されている暗証番号と入力された暗証番号とが
一致するか否かを確認するため、センターのホストコン
ピュータに問い合わせを行う(104)。
【0042】そして、センターのホストコンピュータに
予め登録されている暗証番号と入力された暗証番号とが
一致した場合、すなわち、暗証番号が正しい場合は(1
05)、正常な取引を実行する(106)。
【0043】一方、センターのホストコンピュータに予
め登録されている暗証番号と入力された暗証番号とが一
致しない場合、すなわち、暗証番号が正しくない場合は
(105)、所定回数、本例では3回まで暗証番号の再
入力を行うよう操作ガイドが行われ、連続して3回とも
間違った暗証番号が入力された場合は(107)、この
キャッシュカードを回収するとともに、MS情報読取部
21aによってキャッシュカードの磁気ストライプから
読み取られた、口座番号などの口座情報(記録情報)を
異常情報として記憶して今回の処理を終了し(10
8)、次の取引操作を待つ(109)。
【0044】そして、この状態で、次に取引が開始さ
れ、カード口6へキャッシュカードが挿入されると(1
10)、MS情報読取部21aによって、このキャッシ
ュカードの磁気ストライプから口座番号などの口座情報
(記録情報)を読み取る。また、後述するように、キャ
ッシュカードの画像情報を必要とする場合は、この時、
イメージ読取部21bによって、キャッシュカード表面
の画像が読み取る(111)。
【0045】次に、読み取られた口座情報と、異常情報
として記憶されている口座情報とを比較することによっ
て(あるいは、後述するように画像情報によって)、今
回挿入されているキャッシュカードが正当なものである
か否か等の判定を行う(112)。
【0046】そして、読み取られた口座情報が異常情報
として記憶されており、上記ステップ112の判定によ
って、キャッシュカードが正当なものでない、つまり、
不正なものと判定された場合は(113)、そのキャッ
シュカードによる取引を中止すると判断して、当該キャ
ッシュカードを回収または、直ちに返却する(11
4)。これによって、偽造されたキャッシュカード等の
不正なキャッシュカードによって取引が実行されること
を未然に防止することができる。
【0047】図4に、上記したように磁気情報および画
像情報によって不正なキャッシュカードであるか否かの
判定を行う場合のカードリーダユニット21及びその周
辺装置の構成をさらに詳細に示す。
【0048】同図に示すように、カードリーダユニット
21には、ベゼル51、搬送ローラ52等によってカー
ド搬送路が形成されており、このカード搬送路に沿っ
て、MS情報読取部21aを構成するMSヘッド53、
イメージ読取部21bを構成するイメージスキャナ54
が配設されている。
【0049】このイメージスキャナ54によって読み取
られたデータは、画像データ検出部55を介して、記憶
部56に記憶され、MSヘッド53によって読み取られ
たデータは、磁気データ検出部57を介して、記憶部5
8に記憶される。そして、比較処理、磁気情報解析、画
像処理、画像情報解析を行う処理部59によって処理が
実行され、この結果に基づいて、主制御部32による装
置全体の制御が行われる。
【0050】なお、異常と判定されたキャッシュカード
(誤った暗証番号を3回入力された時のキャッシュカー
ド)は、異常カード回収部(有無センサー付)60に回
収され、その取出しは、係員キー11の操作等の係員の
操作によって行われる。なお、この異常カード回収部6
0に、不正なキャッシュカードと判定されたものも回収
するよう構成することもできる。
【0051】また、異常カードが回収された回収時刻、
及び回収時刻からの経過時間等は、タイマー31aによ
り計測される。
【0052】次に、図5のフローチャートを参照して、
キャッシュカードの磁気ストライプに記録されている口
座情報等の記録情報(磁気情報)によって、不正なキャ
ッシュカードを判定する場合の処理についてさらに詳細
に説明する。
【0053】なお、この場合、前回の取引で暗証間違い
を3回繰り返したため、異常と判定されたキャッシュカ
ードが既に回収されており、このキャッシュカードの磁
気ストライプに記録されていた磁気情報が図4における
記憶部58に格納された状態となっている。
【0054】まず、キャッシュカ−ドが投入されると、
このキャッシュカ−ドは搬送ローラ52等によって搬送
路に沿って搬送され、所定位置で停止する(201)。
【0055】そして、MSヘッド53によって、キャッ
シュカ−ドの磁気ストライプから磁気情報を読み出す
(202)。
【0056】次に、記憶部58に前回の取引で格納され
た磁気情報と、今回の磁気情報とを比較する(20
3)。
【0057】なお、この時、暗証番号を3回間違えて、
キャッシュカ−ドを回収した場合にのみ記憶部58を使
用するようにし、その一部にフラグエリアを設けて、異
常カードのデータの有無を明示するようにしておき、こ
の記憶部58のフラグを参照して、異常カ−ドのデ−タ
がある時のみ、今回の磁気情報との比較を行うようにす
ることができる。
【0058】そして、上記比較の結果が同じ時は、前回
の取引において回収したキャッシュカ−ドと同一のキャ
ッシュカ−ドが2枚存在することになるため、キャッシ
ュカ−ドを返却する(204)。なお、比較の結果が異
なる場合は、前述したように通常の取引が実行される。
【0059】しかる後、キャッシュカ−ドが前回回収し
たキャッシュカ−ドと同じデ−タであることを利用者に
通知して使用の警告をし(205)、警備システムを通
じてアラ−ム信号を発信し係員に通知するとともに(2
06)、カラーCRT表示装置5に、たとえば、「この
カードは前回回収した異常カードと同一では。偽造の恐
れがあり、使用できません。お近くの係員か、取引先銀
行の担当窓口へお問い合わせ下さい。」等の表示を行っ
て処理を中断する(207)。
【0060】この後、暫くして、係員が自動取引装置に
の設置場所に到着し(208)、係員キ−を使って、機
体を開け、異常カード回収部60(回収ボックス)にあ
る異常カ−ドを取り出す(209)。
【0061】そして、記憶部58内の異常カードに関す
る磁気データを消去して(210)、処理を終了する。
なお、この時、たとえば、異常カード回収部60に設け
られたセンサにより、異常カード回収部60にキャッシ
ュカードが無くなったことを確認してから、記憶部58
内の異常カードに関する磁気データを消去することもで
きる。
【0062】なお、上記したステップ204の発生した
時刻等を記録しておくこともできる。これにより、たと
えば、複数の不正なキャッシュカードが時間の間隔を開
けて正常取引を間に挟みつつ使用されるというような、
複雑な事態があった場合においても、時間を識別データ
として、記憶部58に、発生した時刻とともに異常カー
ドの磁気データを記録しておくことにより、このような
複雑な異常カードの発生に対しても管理を行うことがで
きる。
【0063】また、同様に上記したステップ209の発
生した時刻等を記録しておくこともできる。これによ
り、異常カードが係員により回収されたことを確定する
ための手段と時間を連動させて記録を残しておくことも
できる。
【0064】以上説明した自動取引装置によれば、たと
えば、同一の口座情報等が記録されたキャッシュカード
を多数枚偽造しておき、これらのキャッシュカード1枚
について3回ずつ順次暗証番号の入力を試みることによ
り、多数回暗証番号の入力を行い、これによって暗証番
号を見つけ出すといった不正な取引が行われることを未
然に防止することができる。
【0065】なお、上記したような不正が行われるの
は、通常、偽造したキャッシュカードを連続して挿入し
て実行するので、異常情報が記憶された後、一定時間経
過後は、異常情報として記憶されている口座情報等を消
去するよう構成することもできる。
【0066】また、不正なキャッシュカードと判定され
たキャッシュカードを排出せずに、回収するよう構成す
ることもできる。
【0067】次に、イメージスキャナ54によって読み
取られたキャッシュカード表面の画像情報によって、不
正な取引を防止可能とした例について説明する。
【0068】図6に示すように、通常、キャッシュカー
ド表面には、そのキャッシュカードを発行した金融機関
等によってそれぞれ異なった模様等が描かれており、利
用者がキャッシュカードの種別を容易に判別できるよう
になっている。そこで、イメージスキャナ54によって
このキャッシュカード全体、あるいは、その一部の画像
情報を読み取り、この結果を予め記録されている画像記
録情報と比較することによって、正当なキャッシュカー
ドであるか否かを判定する。
【0069】なお、一般に、偽造されたキャッシュカー
ドは、表面が白地のままのもの等が多いため、上記した
画像情報の読み取りによって、このような偽造キャッシ
ュカードを容易に検出することができる。
【0070】以下、この画像情報の読み取りによる異常
判定について、さらに詳細に説明する。
【0071】図6に示した例は、図中、、で示し
た合計3か所の領域の画像情報を用いる場合を示してお
り、この例では、キャッシュカード全体を256×51
2ドットとし、図7、図8、図9に示すように、キャッ
シュカード全体の画像から、夫々8×8の領域、、
の画像データを切り出す。なお、図10に示すよう
に、各領域の画素は、G1,G2……G64からなり、
この領域の座標位置は、G1の画素の位置とする。
【0072】そして、各領域、、の座標位置
(X,Y)が、たとえばそれぞれ領域(20,19
6)、(120,83)、(486,27)とした
場合、16進数としたY,X/2の座標、領域(C
4,0A)、(53,3C)、(1B,F3)を求
める。
【0073】また、各領域、、について、上記画
像データを3原色分解して、たとえば、図11、図12
に示すようなデータ(赤成分のデータ)を得る。なお、
図11は図6に示した領域、図12は領域に対応す
るデータを示している。
【0074】そして、たとえば領域について、各画素
(G1,G2……G64)の赤成分のデータを足し合わ
せ(RG1+RG2+………+RG64)、この
値を画素数64で割って求めた平均値(RED1=(R
G1+RG2+………+RG64)/64)を、
各領域について求め(RED2、RED3)、さらに、
同様にして、緑成分の各領域の平均値(GRN1、GR
N2、GRN3)、青成分の各領域の平均値(BUE
1、BUE2、BUE3)求める。
【0075】ここでは、たとえば、各平均値が、16進
数で表した場合、RED1=7F、RED2=24、R
ED3=AE、GRN1=32、GRN2=9B、GR
N3=26、BUE1=43、BUE2=FE、BUE
3=22であるとすると、 領域 0A、C4、7F、32、43 領域 3C、53、24、9B、FE 領域 F3、1B、AE、26、22 が、特定領域の座標データと色データ(15バイト)と
なる。
【0076】そして、図13に示すように、これらの情
報(特定領域の座標データと色データ)を、たとえば、
キャッシュカードの磁気ストライプ(通常72バイト)
の口座情報等が記録された余白部分等に、たとえば15
バイトの情報(記録画像情報)として記録しておき、キ
ャッシュカードが挿入された際に、この記録画像情報を
MSヘッド53によって読み取り、イメージスキャナ5
4によって読み取ったキャッシュカード表面の前記した
各領域の実際の画像情報と比較することにより、正当な
キャッシュカードであるか否かの判定を行う。なお、こ
の判定は、たとえば前記した9つのデータが、全て所定
範囲(たとえば±10%以内)に入るか否か等により行
い、全て所定範囲内ならば正当、1つでも所定範囲外な
らば異常等と判定する。
【0077】以上のような画像情報による判定の際に用
いる、座標データや色データ等は、金融機関等でキャッ
シュカードを発行する際に予め磁気ストライプに記録し
ておくこともできるが、たとえば、自動取引装置におい
て、正常な取引が行われたキャッシュカードに対して、
書き込むこともできる。以下、このような処理について
図14を参照して説明する。
【0078】まず、キャッシュカ−ド(記録画像情報が
記録されていない)が投入されると、このキャッシュカ
−ドは搬送ローラ52等によって搬送路に沿って搬送さ
れ、所定位置で停止する(301)。
【0079】そして、MSヘッド53によって、キャッ
シュカ−ドの磁気ストライプから磁気情報(口座情報
等)を読み出す(302)。
【0080】磁気ストライプから読み出された磁気情報
は、磁気データ検出部57でデジタル処理され、記憶部
58に格納される(303)。
【0081】次に、2回以内の暗証番号の入力操作によ
り、正しい暗証番号が入力され、正当な使用者による正
当なキャッシュカードの使用であると判定された場合は
(304)、以下のような処理を行って、磁気ストライ
プへの記録画像情報の書き込みを行う。
【0082】すなわち、まず、イメージスキャナ54に
よって読み取ったキャッシュカード表面の画像情報から
1部を切り出して(画像領域は8×8ドット)、3原色
分解してR、G、Bに対しての平均値をとり(30
5)、切り出した画像部分の原点座標を算出し(30
6)、X座標、Y座標、R、G、Bの順でデータを格納
する(307)、という前述したような処理を複数回
(この例では3回)行って、前述した3つの領域のデー
タをキャッシュカードの磁気ストライプの未使用部分に
磁気データとして書き込む(308)。ここで、画像情
報を切り出す位置は、ランダムに設定することができる
が、特徴的な領域に設定する必要がある。特に、名前等
の個人情報に関する領域を設定する必要がある。
【0083】なお、2回以内の暗証番号の入力操作によ
り、正しい暗証番号が入力されない場合、すなわち、3
回目に正しい暗証番号が入力された場合、あるいは、3
回とも間違った暗証番号が入力された場合は、正当な使
用者による正当なキャッシュカードの使用であるか疑わ
しいため、前述した通常の処理が行われる。
【0084】そして、上記のようにして、磁気ストライ
プに画像に関する記録画像情報が記録された正当なキャ
ッシュカード、あるいは、このキャッシュカードと同じ
記録画像情報が記録されてはいるが、表面が白地のまま
の不正なキャッシュカードが使用されると、以下のよう
にしてその判定が行われる。
【0085】すなわち、まず、キャッシュカードの磁気
ストライプからMSヘッド53によって磁気情報を読み
出し(321)、この読み出された磁気情報を、磁気デ
ータ検出部57でデジタル処理し、記憶部58に格納す
る(322)。
【0086】次に、イメージスキャナ54によってキャ
ッシュカード表面の画像情報を読み出し(323)、こ
の画像情報は、画像データ検出部55でデジタル処理さ
れて記憶部56に格納される(324)。
【0087】そして、磁気ストライプから読み出された
領域の座標情報に基づいて、所定領域の画像情報を切り
出し(325)、前述したような処理を行って、所定領
域の画像情報を磁気ストライプに記録する際の情報形態
(本例の場合R,G,Bそれぞれの平均値)に変換する
(326)。
【0088】次に、上記のようにして磁気ストライプに
記録する際の情報形態変換した情報と、磁気ストライプ
から読み出された情報とを比較し(327)、比較した
結果が異なる(所定の範囲にない)場合は(328)、
不正なキャッシュカードとして回収(あるいは返却)す
る(329)。
【0089】一方、上記比較結果が一致する場合は(3
28)、正当なキャッシュカードとして、通常の取引を
行う。
【0090】以上のような例によれば、磁気ストライプ
に記録された情報が不正に入手され、不正なキャッシュ
カードが偽造等されても、その表面の模様等の相違によ
り、正当なキャッシュカードと区別することができ、こ
のような不正なキャッシュカードが悪用されることを未
然に防止することができる。
【0091】なお、上記説明では、不正なキャッシュカ
ードか、正当なキャッシュカードかを判定する際に、磁
気情報による場合と、画像情報による場合とについて別
々に説明したが、これらを組合わせて使用することもで
きる。
【0092】また、上記説明において、予め記憶部29
等に、カードの表面画像が白地のままである旨の情報等
を異常カード情報として記憶しておき、前述したように
暗証番号入力の回数等によって正当なキャッシュカード
の使用であるか疑わしい場合に、上記記憶部29の異常
カード情報と比較して、不正使用を判定することもでき
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動取引
装置によれば、従来に較べて、不正使用に対する防御機
構を充実させ、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動取引装置の外観構成を
示す図。
【図2】図1に示す自動取引装置のブロック構成を示す
図。
【図3】図1に示す自動取引装置の動作を説明するため
の図。
【図4】図1に示す自動取引装置の要部構成を示す図。
【図5】図1に示す自動取引装置の動作を説明するため
の図。
【図6】キャッシュカードの例を示す図。
【図7】画像情報の例を示す図。
【図8】画像情報の例を示す図。
【図9】画像情報の例を示す図。
【図10】画像情報の構成を説明するための図。
【図11】3原色分解した画像情報の例を示す図。
【図12】3原色分解した画像情報の例を示す図。
【図13】キャッシュカードの情報の記録状態を説明す
るための図。
【図14】図1に示す自動取引装置の動作を説明するた
めの図。
【符号の説明】
1 筐体 2 接客操作部 3 紙幣口 4 扉 5 カラーCRT表示装置 6 カード口 7 通帳口 8 レシート口 9 硬貨投入口 10 硬貨受取口 11 係員キー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引媒体に記録されている記録情報であ
    って、取引の対象となる口座等に関する記録情報を読み
    取る読取手段と、 暗証番号を入力するための入力手段と、 前記入力手段によって入力された暗証番号が、予め登録
    された暗証番号と一致した場合に、前記取引媒体による
    取引を実行する取引実行手段と、 予め定められた所定回数続けて前記入力手段によって入
    力された暗証番号がいずれも予め登録された暗証番号と
    一致しない場合、前記読取手段によって当該取引媒体か
    ら読み取った記録情報を異常情報として記憶する記憶手
    段と、 取引媒体から前記読取手段により読み取った記録情報
    と、前記記憶手段に記憶されている異常情報とを比較し
    てこれらが一致した時に前記取引実行手段による取引の
    実行を中止すると判定する判定手段とを具備したことを
    特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の自動取引装置において、 予め定められた所定回数続けて前記入力手段によって入
    力された暗証番号がいずれも予め登録された暗証番号と
    一致しない場合、取引媒体を回収する処理手段を具備し
    たことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の自動取引装置において、 前記判定手段が、前記記憶手段に前記異常情報が記憶さ
    れた後、所定時間内に前記読取手段により記録情報を読
    み取った取引媒体について、前記異常情報との比較を行
    う処理手段を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の自動取引装置において、 前記判定手段が、前記記憶手段に前記異常情報が記憶さ
    れた後でかつ、係員による所定の操作が行われる迄の間
    に前記読取手段により記録情報を読み取った取引媒体に
    ついて、前記異常情報との比較を行う比較手段を具備し
    たことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の自動取引装置において、 前記判定手段により、前記取引実行手段による取引の実
    行を中止すると判定された場合、警報を発する手段を具
    備したことを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の自動取引装置において、 前記判定手段により、前記取引実行手段による取引の実
    行を中止すると判定された場合、当該取引媒体を直ちに
    返却する返却処理手段を具備したことを特徴とする自動
    取引装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の自動取引装置において、 前記判定手段により、前記取引実行手段による取引の実
    行を中止すると判定された場合、当該取引媒体を回収す
    る回収処理手段を具備したことを特徴とする自動取引装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7の自動取引装置において、 係員によって操作が行われたことを検知し、前記回収処
    理手段によって回収した取引媒体を排出し、前記記憶手
    段に記憶されている異常情報を消去する処理手段を具備
    したことを特徴とする自動取引装置。
  9. 【請求項9】 取引の対象となる口座等に関する情報を
    記録するための情報記録部を有するカードの表面の少な
    くとも一部の画像を読み取る画像読取手段と、 前記カードの情報記録部に記録された取引の対象となる
    口座等に関する記録情報を読み取る読取手段と、 暗証番号を入力するための入力手段と、 前記入力手段によって入力された暗証番号が、予め登録
    された暗証番号と一致しない場合に、前記画像読取手段
    によって読み取られた画像情報と、予め記憶された前記
    カード表面の画像を示す記録画像情報とを比較して、こ
    れらが一致する場合、前記カードによる取引を実行する
    取引実行手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の自動取引装置におい
    て、 前記読取手段は、前記カードの情報記録部に記録された
    取引の対象となる口座等に関する記録情報を読み取る第
    1の読取部と、前記カードの情報記録部に記録された前
    記カードの表面画像に関する記録画像情報を読み取る第
    2の読取部とを具備しており、 前記取引実行手段は、前記画像読取手段によって読み取
    られた画像情報を上記情報記録部に記録する情報形態に
    変換する変換手段と、この変換手段により変換された画
    像情報と上記第2の読取部により読み取られた記録画像
    情報とを比較する比較手段とを具備しており、 前記比較手段による比較結果が一致する場合に前記取引
    実行手段により取引を実行すると判定し、比較結果が一
    致しない場合に前記取引実行手段による取引の実行を中
    止すると判定する判定手段とを具備することを特徴とす
    る自動取引装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の自動取引装置におい
    て、 前記判定手段により前記取引実行手段による取引の実行
    を中止すると判定された場合、当該取引媒体を回収する
    回収処理手段を具備したことを特徴とする自動取引装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の自動取引装置におい
    て、 前記入力手段によって入力された暗証番号が予め登録さ
    れた暗証番号と予め定められた所定回数内で一致する場
    合に、前記カードの表面の特徴的な画像に関する記録画
    像情報を前記カードの情報記録部に記録する記録手段を
    具備したことを特徴とする自動取引装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の自動取引装置におい
    て、 前記取引実行手段は、前記画像読取手段によって読み取
    られた画像情報と予め記憶されたカード表面画像に関す
    る異常カード情報とを比較し、これらが一致し、異常カ
    ードと判断される場合に、前記取引実行手段による取引
    の実行を中止することを特徴とする自動取引装置。
  14. 【請求項14】 取引の対象となる口座等に関する情報
    を記録するための情報記録部を有するカードの表面の少
    なくとも一部の画像を読み取る画像読取手段と、 前記
    カードの情報記録部に記録された取引の対象となる口座
    等に関する記録情報を読み取る読取手段と、 前記画像読取手段によって読み取られた画像情報と、予
    め記憶された前記カード表面の画像を示す記録画像情報
    とを比較して、これらが一致するか否かを判定する第1
    の判定手段と、 暗証番号を入力するための入力手段と、 前記入力手段によって入力された暗証番号が、予め登録
    された暗証番号と一致するか否かを判定する第2の判定
    手段と、 前記第1の判定手段によって一致すると判定され、か
    つ、前記第2の判定手段によって一致すると判定された
    場合、前記カードによる取引を実行する取引実行手段
    と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
JP3678596A 1996-02-23 1996-02-23 自動取引装置 Withdrawn JPH09231446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3678596A JPH09231446A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3678596A JPH09231446A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 自動取引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09231446A true JPH09231446A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12479442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3678596A Withdrawn JPH09231446A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09231446A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293454A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Horiko Seisakusho:Kk 個人認証方法及び個人認証システム
JP2014519643A (ja) * 2011-05-04 2014-08-14 ランバー ラボズ,インク. 画像ベースの金融処理
JP2019105991A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 日本電気株式会社 現金自動預払機、端末装置、および媒体読取方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293454A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Horiko Seisakusho:Kk 個人認証方法及び個人認証システム
JP2014519643A (ja) * 2011-05-04 2014-08-14 ランバー ラボズ,インク. 画像ベースの金融処理
US10402898B2 (en) 2011-05-04 2019-09-03 Paypal, Inc. Image-based financial processing
JP2019105991A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 日本電気株式会社 現金自動預払機、端末装置、および媒体読取方法
US11373487B2 (en) 2017-12-12 2022-06-28 Nec Corporation Automatic teller machine, terminal device, and medium reading method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9368000B2 (en) Automated banking machine with non-contact reading of card data
US7004385B1 (en) Currency dispensing ATM with RFID card reader
US7284692B1 (en) ATM with RFID card, note, and check reading capabilities
US6390367B1 (en) Fraud prevention arrangement
US7992778B1 (en) Automated banking machine with noncontact reading of card data
US8191767B1 (en) Automated banking machine with noncontact reading of card data
US8146803B1 (en) Automated banking machine with noncontact reading of card data
JP2007087316A (ja) 自動取引装置及び自動取引システム
JPH09231446A (ja) 自動取引装置
JPS58142477A (ja) 取引処理装置
JPH0488555A (ja) カード喪失届システム
JP3043061U (ja) 取引媒体及び該取引媒体を使用する取引装置
JP2000057416A (ja) 自動取引装置
JPH0793427A (ja) 自動取引装置
JP4586439B2 (ja) 本人確認装置
JP4373188B2 (ja) 自動取引装置
JP2006099617A (ja) 自動取引装置
JPH0729043A (ja) 自動両替装置
JPS6118228B2 (ja)
JPH09231445A (ja) 自動取引装置
JPH0789165A (ja) 自動取引装置
JP2007193621A (ja) 自動取引装置
JP2006018672A (ja) 自動取引システムおよび自動取引装置
JPH1166200A (ja) 自動取引装置
JPH0887645A (ja) 自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506