JPH0625938Y2 - 電気機器の防音装置 - Google Patents

電気機器の防音装置

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JPH0625938Y2
JPH0625938Y2 JP1985069455U JP6945585U JPH0625938Y2 JP H0625938 Y2 JPH0625938 Y2 JP H0625938Y2 JP 1985069455 U JP1985069455 U JP 1985069455U JP 6945585 U JP6945585 U JP 6945585U JP H0625938 Y2 JPH0625938 Y2 JP H0625938Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、変圧器やリアクトルなど静止誘導機器など
を箱体に収納し、騒音を低減するようにした電気機器の
防音装置に関する。
〔従来の技術〕
電気機器、例えば静止誘導機器の騒音は、鉄心の磁気ひ
ずみや磁気吸引力などによる振動、巻線導体間又は巻線
間の電磁力による振動が冷却媒体などを介して箱体に伝
達し、箱体から音として周囲に放射されるもので、これ
を防止するために、従来から種々の対策がとられてい
る。
第4図は従来の防音装置を設けた変圧器の縦断面図であ
る。1は変圧器本体で、鉄心2及び巻線3からなる。4
は変圧器本体1を収納し、変圧器油など冷却媒体12を充
満した箱体で、側板5,底板6及びふた板7からなる。
8は側板5に固着され、変圧器本体1の温度変化による
箱体4の内圧変動で側板5が変形するのを防ぐ補強部
材、9は側板5の外周上部に固着された防音壁支持板
で、内面に吸音材が布設され吸音材層17が形成されてあ
る。10は箱体4を載せ固着したベース、11はブツシン
グ、13は箱体4の側部四周を囲い取付けられた4面の防
音壁で、次のようにして構成されている。平板からなる
遮音板14を水平に置き、枠を設け(図示は略す)生コン
クリートを注入して凝固させ、コンクリート層15を形成
し、その上に吸音材を配設し吸音材層16を形成してい
る。
このように構成された各防音壁13は、防震ゴム18を介
し、防音壁支持板9及びベース10に取付けボルト20,21
により取付けられている。19は各防音壁13のコンクリー
ト層15の下端を受ける防震ゴムである。これらの防震ゴ
ム18,19は、防音壁13の振動を吸収するとともに、騒音
が防音壁13のすき間から外部に漏れないように密閉す
る。
冷却媒体12を冷却する放熱器(図示していない)と箱体
4の側板5とは、第5図に断面図で示すように、フラン
ジ付の枝管22により連結され、冷却媒体12を流通させる
が、防音壁13の貫通部は次のように構成されている。23
は枝管22に固着された吸音材受板、24は枝管22の外周を
囲う吸音材、25は遮音板14に固着され吸音材24の外周を
囲う仕切板、26は吸音材24を押え付ける押え板で、防震
ゴム27を介し取付けボルト28により遮音板14に取付けら
れている。こうして、側板5側からの騒音が貫通部から
漏れないようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の防音装置では、放熱器への連通用の
枝管22などの貫通部が多くなつた場合、又はブツシング
11が側板5から引出される場合などでは、防音壁13に設
ける貫通部の構造が複雑になり、そのうえ、重量物であ
る防音壁13に貫通部が多いと、組立工程が多くなり作業
性がよくないという問題点があつた。
また、防音壁13の貫通部は第5図に示すように、コンク
リート層15が充てん形成できないため、吸音材24のみに
なり、騒音の減衰がコンクリート付着部に対し劣るとい
う問題点もあつた。
この考案は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、防音壁を簡素化し、組立てを容易にし、騒音
の減衰効果を高める、電気機器の防音装置を得ることを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる防音装置は、箱体の側部四周を4面の
防音壁の結合固着により形成し、これらの防音壁の構成
は、側板をパレツト状に形成し、パレツト内部に補強部
材を固着し、この補強部材上に吸音材層を形成し、この
上にコンクリート層を形成したものである。
〔作用〕
箱体の側板の補強部材に直接、吸音材層、コンクリート
層を順に重ね一体に形成して防音壁を構成しており、貫
通部における防音が確実になり、組立てが簡単にされ
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例による防音装置を設けた変
圧器の縦断面図で、第2図は第1図のII−II線における
断面図であり、1〜3,11,12は上記従来装置と同一の
ものである。図において、31は変圧器本体1を収納する
箱体で、次のように構成されている。1対宛の防音壁3
2,33を一体に固着し、側部四周を形成し、下部に底板3
4を溶接固着し、上部にふた板35を取付けている。
上記各防音壁32,33は、次のように構成している。1対
宛の側板36,37をそれぞれ水平姿勢にし、四辺側を曲げ
起こしパレツト状に形成する。この状態の各側板36,37
内の適当な位置に複数の補強部材38を配設固着する。つ
づいて、各側板36,37の補強部材38上に接し、弾力性の
ある吸音材を布設し吸音材層39を形成する。この上に生
コンクリートを注入し凝固させ、コンクリート層40を形
成する。このコンクリート層40の上に遮音板41,42をそ
れぞれ当て側板36,37の折曲げ端にそれぞれ固着する。
また、第3図に示すように、フランジ付の枝管22のある
貫通部では、生コンクリート注入前に、枝管22の外周に
弾力性のある防震ゴムなどの緩衝封止部材43をはめ、こ
の状態で生コンクリートを注入し凝固によりコンクリー
ト層40を形成してある。遮音板41,42が固着されると、
押え板26を防震ゴム27を介し遮音板41,42に取付けボル
ト28で取付ける。こして、貫通部であつても、コンクリ
ートが容易に充てんでき、防音効果が高められる。
このようにして形成された1対宛の防音壁32,33の4面
を第1図,第2図のように、箱形の側部四周として組合
わせ、各側板36,37相互を溶接固着し、各角部の外部に
それぞれ補強結合部材44を当て溶接固着してある。こう
して箱形の四面の側部が形成されると、底板34を溶接固
着し、ふた板35を取付けて外箱31が構成される。この外
箱31の下部にベース45を固着し、ベース45の下に防震ゴ
ム46を固着する。上記側板36,37と吸音材層39との間
は、補強部材38の介在により閉鎖の空気層が形成されて
おり、この空気層においても騒音の減衰が生じ、防音効
果がよくなる。また、上記防震ゴムの布設により床面へ
の振動伝達が抑制され、防音効果がさらに上げられる。
なお、上記実施例では防音壁32,33の最外層には遮音板
41,42を設けたが、騒音レベルが低い場合は、これらの
遮音板を省いてもよい。
また、上記実施例では各防音壁32,33を固着結合した角
部に補強結合部材44を固着し補強したが、結合強度が十
分であれば、補強結合部材44を省いてもよい。
さらに、上記実施例では電気機器として変圧器の場合を
示したが、これに限らずリアクトルなどの場合にも適用
できるものである。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、それぞれパレツト状
にした側板の内面に補数の補強部材を配設し、この上に
吸音材層とコンクリート層を順次形成してなる防音壁を
四面作り、これらの防音壁を箱体の側部四周として固着
結合し、下部に底板を固着し、上部にふた板を取付け箱
体を構成し、内部に電気機器を収納したので、防音壁構
造が簡素化され、箱体の組立て工程数が減少され作業性
が向上され、騒音防止効果が高められる。なお、上記側
板と吸音材層との間は、補強部材の介在により閉鎖の空
気層を形成しているので、この空気層においても騒音の
減衰が生じ、さらに防音効果がよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による防音装置を設けた変
圧器の縦断面図、第2図は第1図のII−II線における断
面図、第3図は第1図の防音壁の枝管貫通部を示す拡大
断面図、第4図は従来の防音装置を設けた変圧器の縦断
面図、第5図は第4図の防音壁の枝管貫通部を示す拡大
断面図である。 1……電気機器(変圧器)、12……冷却媒体、22……枝
管、31……箱体、32,33……防音壁、36,37……側板、38
……補強部材、39……吸音材層、40……コンクリート
層、41,42……遮音板、43……緩衝封止部材、44……補
強結合部材 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体内に電気機器本体を収納し冷却媒体を
    充てんし、上記箱体の側周に防音壁を設けた装置におい
    て、上記箱体は側部四周が4面の防音壁による結合固着
    で構成されており、上記各防音壁は、側板の四辺部を曲
    げ起こしパレツト状に形成し、この内面に複数の補強部
    材を配設し、各補強部材上に吸音材層を形成し、この吸
    音材層上にコンクリート層を形成して構成されたことを
    特徴とする電気機器の防音装置。
  2. 【請求項2】防音壁は、コンクリート層上に遮音板が設
    けられたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電気機器の防音装置。
  3. 【請求項3】防音壁には枝管が貫通されており、枝管の
    外周に弾力性を有する緩衝封止部材をはめ、この緩衝封
    止部材にコンクリート層が接したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項のいずれかに記載
    の電気機器の防音装置。
JP1985069455U 1985-05-09 1985-05-09 電気機器の防音装置 Expired - Lifetime JPH0625938Y2 (ja)

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KR200475470Y1 (ko) * 2013-11-13 2014-12-03 (주)엠디에스솔루션 이중함체 변압기

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