JPH0625868A - 塗布型クロメート処理装置 - Google Patents
塗布型クロメート処理装置Info
- Publication number
- JPH0625868A JPH0625868A JP20431692A JP20431692A JPH0625868A JP H0625868 A JPH0625868 A JP H0625868A JP 20431692 A JP20431692 A JP 20431692A JP 20431692 A JP20431692 A JP 20431692A JP H0625868 A JPH0625868 A JP H0625868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- chromate
- wiping nozzle
- wiping
- flow regulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、塗布型クロメート処理鋼板に関す
るもので、特に鋼板表面の汚れを改質する事を目的とす
る。 【構成】 亜鉛メッキ後の鋼帯の表面にクロメート液を
処理タンク内のスプレーノズルによって、ワイピングノ
ズルによって塗布量を制御し、ドライヤーによって、加
熱乾燥するクロメート処理においてワイピングノズルの
下部に排気ファンに連結した排気ダクトを配設し、さら
に、この排気ダクトの上部に鋼帯に対向して斜め下方に
傾斜する整流板を配設した事を特徴とする。
るもので、特に鋼板表面の汚れを改質する事を目的とす
る。 【構成】 亜鉛メッキ後の鋼帯の表面にクロメート液を
処理タンク内のスプレーノズルによって、ワイピングノ
ズルによって塗布量を制御し、ドライヤーによって、加
熱乾燥するクロメート処理においてワイピングノズルの
下部に排気ファンに連結した排気ダクトを配設し、さら
に、この排気ダクトの上部に鋼帯に対向して斜め下方に
傾斜する整流板を配設した事を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は走行する亜鉛メッキ後の
鋼帯の表面にスプレーノズルによってクロメート液を塗
布後エアーワイピングノズルによって塗布量を制御し、
ドライヤーによって加熱乾燥を行う塗布型クロメート処
理装置に関する。
鋼帯の表面にスプレーノズルによってクロメート液を塗
布後エアーワイピングノズルによって塗布量を制御し、
ドライヤーによって加熱乾燥を行う塗布型クロメート処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はワイピングノズルの下部に排気フ
ァンに連結した排気ダクトを配設することによって、ワ
イピングノズルから吹き付けられ鋼帯に沿って処理タン
ク内に吹き込まれた空気を排気させる。
ァンに連結した排気ダクトを配設することによって、ワ
イピングノズルから吹き付けられ鋼帯に沿って処理タン
ク内に吹き込まれた空気を排気させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、空気を全量排気させることは困難であり、排気でき
なかった空気がワイピングノズルに向って上昇する。そ
のことによって、鋼帯の端部で発生するクロメート液の
スプラッシュが吹きあげられワイピングノズルの下部に
付着し、ワイピングノズルの目詰りによる筋状の汚れ及
びワイピングノズルの下部に付着したクロメート液が鋼
帯に再付着することによる斑点状の汚れが発生し、歩留
り、製品品質及び作業性を低下させる問題があった。
は、空気を全量排気させることは困難であり、排気でき
なかった空気がワイピングノズルに向って上昇する。そ
のことによって、鋼帯の端部で発生するクロメート液の
スプラッシュが吹きあげられワイピングノズルの下部に
付着し、ワイピングノズルの目詰りによる筋状の汚れ及
びワイピングノズルの下部に付着したクロメート液が鋼
帯に再付着することによる斑点状の汚れが発生し、歩留
り、製品品質及び作業性を低下させる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ではこの問題を解
決するためにワイピングノズルの下部に鋼帯に対向して
斜め下方に傾斜する整流板を配設することでタンク内に
吹き込まれた空気をワイピングノズルに向けて上昇させ
ることなく排気させる。
決するためにワイピングノズルの下部に鋼帯に対向して
斜め下方に傾斜する整流板を配設することでタンク内に
吹き込まれた空気をワイピングノズルに向けて上昇させ
ることなく排気させる。
【0005】具体的には、亜鉛メッキ後の鋼帯の表面に
クロメート液を処理タンク内のスプレーノズルによって
塗布し、ワイピングノズルによって塗布量を制御し、ド
ライヤーによって加熱乾燥するクロメート処理におい
て、ワイピングノズルの下部に排気ファンに連結した排
気ダクトを配設し、さらにこの排気ダクトの上部に鋼帯
に対向して斜め下方に傾斜する整流板を配設したことを
特徴とする塗布型クロメート処理装置である。
クロメート液を処理タンク内のスプレーノズルによって
塗布し、ワイピングノズルによって塗布量を制御し、ド
ライヤーによって加熱乾燥するクロメート処理におい
て、ワイピングノズルの下部に排気ファンに連結した排
気ダクトを配設し、さらにこの排気ダクトの上部に鋼帯
に対向して斜め下方に傾斜する整流板を配設したことを
特徴とする塗布型クロメート処理装置である。
【0006】
【実施例】以下図面に基いて本発明を説明する。図1は
本発明の実施例を示す図である。鋼帯1は厚さ0.4〜
3.2mm、幅600〜1600mmのサイズでシンク
ロール9によって搬送される。スプレーノズル2は処理
タンク8の内部に鋼帯1に対向して配設し、両面で0.
3〜0.8m3 /minのクロメート液をスプレーで吹
き付ける。
本発明の実施例を示す図である。鋼帯1は厚さ0.4〜
3.2mm、幅600〜1600mmのサイズでシンク
ロール9によって搬送される。スプレーノズル2は処理
タンク8の内部に鋼帯1に対向して配設し、両面で0.
3〜0.8m3 /minのクロメート液をスプレーで吹
き付ける。
【0007】ワイピングノズル3はスブレーノズル2に
よって塗布されたクロメート液を空気を両面で60m3
/min吹き付け、ワイピングすることで均一に所定の
塗布量に制御する。ドライヤー4は塗布されたクロメー
ト液を熱風によって加熱乾燥する。排気ファン5は排気
ダクト6を介して処理タンク8内にワイピングノズル3
によって吹き込まれた空気を排気させる。
よって塗布されたクロメート液を空気を両面で60m3
/min吹き付け、ワイピングすることで均一に所定の
塗布量に制御する。ドライヤー4は塗布されたクロメー
ト液を熱風によって加熱乾燥する。排気ファン5は排気
ダクト6を介して処理タンク8内にワイピングノズル3
によって吹き込まれた空気を排気させる。
【0008】整流板7は鋼帯1に対向して斜め下向の傾
斜をもちワイピングノズル3によって吹き込まれた空気
を排気ダクト6へ導入させると共に鋼帯1の端部で発生
するクロメート液のスプラッシュを傾斜に沿って処理タ
ンク8内へ流し落とす。
斜をもちワイピングノズル3によって吹き込まれた空気
を排気ダクト6へ導入させると共に鋼帯1の端部で発生
するクロメート液のスプラッシュを傾斜に沿って処理タ
ンク8内へ流し落とす。
【0009】
【作用】ワイピングノズル3の下部に排気ファン5に連
結した排気ダクト6を配設すると共に、この上部に鋼帯
1に対向して斜め下向の傾斜をもつ整流板7を配設す
る。ワイピングノズル3から吹き付けられ鋼帯1に沿っ
て処理タンク8内に吹き込まれた空気はワイピングノズ
ル3に向けて上昇することなく排気され、鋼帯1の端部
で発生したクロメート液のスプラッシュは整流板7の傾
斜に沿って処理タンク8内に流れ落ちる。
結した排気ダクト6を配設すると共に、この上部に鋼帯
1に対向して斜め下向の傾斜をもつ整流板7を配設す
る。ワイピングノズル3から吹き付けられ鋼帯1に沿っ
て処理タンク8内に吹き込まれた空気はワイピングノズ
ル3に向けて上昇することなく排気され、鋼帯1の端部
で発生したクロメート液のスプラッシュは整流板7の傾
斜に沿って処理タンク8内に流れ落ちる。
【0010】そのことによって鋼帯1の端部で発生する
クロメート液のスプラッシュがワイピングノズル3の下
部に付着するのを避けることができ、ワイピングノズル
3の目詰りによる筋状の汚れ、及びワイピングノズル3
の下部に付着したクロメート液が鋼帯1に再付着するこ
とによる斑点状の汚れの発生を低減でき、歩留り、製品
品質及び作業性を向上できる。
クロメート液のスプラッシュがワイピングノズル3の下
部に付着するのを避けることができ、ワイピングノズル
3の目詰りによる筋状の汚れ、及びワイピングノズル3
の下部に付着したクロメート液が鋼帯1に再付着するこ
とによる斑点状の汚れの発生を低減でき、歩留り、製品
品質及び作業性を向上できる。
【0011】
【発明の効果】汚れ発生率(%)とは生産量に対する汚
れ発生量の割合であって、図2に示す通り従来法は整流
板を配設しない状態で汚れ発生率5%程度であって歩留
り、製品品質及び作業性の点で低下し困る。本発明は整
流板を配設した状態で汚れ発生率は1%未満となり歩留
り、製品品質及び作業性の点で向上しすぐれる。
れ発生量の割合であって、図2に示す通り従来法は整流
板を配設しない状態で汚れ発生率5%程度であって歩留
り、製品品質及び作業性の点で低下し困る。本発明は整
流板を配設した状態で汚れ発生率は1%未満となり歩留
り、製品品質及び作業性の点で向上しすぐれる。
【図1】本発明の塗布型クロメート処理装置。
【図2】本発明の塗布型クロメート処理装置を使用した
場合と従来法による場合の汚れ発生率(%)の比較を示
す。
場合と従来法による場合の汚れ発生率(%)の比較を示
す。
1 鋼帯 2 スプレーノズル 3 ワイピングノズル 4 ドライヤー 5 排気ファン 6 排気ダクト 7 整流板 8 処理タンク 9 シンクロール
Claims (1)
- 【請求項1】 亜鉛メッキ後の鋼帯の表面にクロメート
液を処理タンク内のスプレーノズルによって塗布し、ワ
イピングノズルによって塗布量を制御し、ドライヤーに
よって加熱乾燥するクロメート処理において、ワイピン
グノズルの下部に排気ファンに連結した排気ダクトを配
設し、さらにこの排気ダクトの上部に鋼帯に対向して斜
め下方に傾斜する整流板を配設したことを特徴とする塗
布型クロメート処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20431692A JP2652745B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 塗布型クロメート処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20431692A JP2652745B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 塗布型クロメート処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625868A true JPH0625868A (ja) | 1994-02-01 |
JP2652745B2 JP2652745B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16488466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20431692A Expired - Lifetime JP2652745B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 塗布型クロメート処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2652745B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1657354A1 (en) * | 2003-08-21 | 2006-05-17 | Bridgestone Corporation | Manufacturing method for tire cord and adhesive material for tire cord |
DE102006046797A1 (de) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Josef Schiele Ohg | Verfahren und Vorrichtung zur Bandbeschichtung von variablen Werkstücken in einer Vakuumbeschichtungsvorrichtung |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20431692A patent/JP2652745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1657354A1 (en) * | 2003-08-21 | 2006-05-17 | Bridgestone Corporation | Manufacturing method for tire cord and adhesive material for tire cord |
EP1657354A4 (en) * | 2003-08-21 | 2008-02-13 | Bridgestone Corp | METHOD FOR MANUFACTURING TIRE CABLE AND ADHESIVE MATERIAL FOR TIRE CABLE |
DE102006046797A1 (de) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Josef Schiele Ohg | Verfahren und Vorrichtung zur Bandbeschichtung von variablen Werkstücken in einer Vakuumbeschichtungsvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2652745B2 (ja) | 1997-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970415 |