JPH06258255A - 検査システム - Google Patents

検査システム

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JPH06258255A
JPH06258255A JP4266293A JP4266293A JPH06258255A JP H06258255 A JPH06258255 A JP H06258255A JP 4266293 A JP4266293 A JP 4266293A JP 4266293 A JP4266293 A JP 4266293A JP H06258255 A JPH06258255 A JP H06258255A
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JP
Japan
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inspection
signals
signal
image
unit
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JP4266293A
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English (en)
Inventor
Masaru Hoshino
優 星野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査物の撮影部等が回転するようなシステ
ムにおいて、被検査物のカラー検査画像信号を、非接触
で信号劣化なく伝送することが可能であり、また、これ
に基づいて検査画像の高精度の分析が可能な検査システ
ムを提供する。 【構成】 検査システムにおいて、被検査物を撮影し、
被検査物の検査画像を各R、G、Bの独立したカラー映
像信号として出力するカメラ部と、前記R、G、Bの各
信号をそれぞれ独立に無線伝送するアンテナ部と、伝送
されたR、G、Bの各信号をそれぞれ独立に所定の信号
レベルとなるようゲイン調整する補正部と、ゲイン補正
されたRGB信号に基づいて、前記検査画像の分析を行
なう検査部と、を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検査システムに係り、よ
り詳細には、被検査物をカメラにより撮影し、撮影され
た検査画像に基づいて被検査物の検査、分析を行なう検
査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、はみがき粉チューブのような筒
状の物品等の量産過程において、内部のゴミ、傷等を検
出して良品、不良品の選別を行なう場合に、物品の内部
をCCDカメラ等で撮影し、得られた画像データに基づ
いてゴミ、傷等の有無を判定することが行なわれる。こ
のような場合、従来はゴミ等の有無を白黒画像信号の輝
度データに基づいて判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白黒画
像に基づく判定では、検査の内容によっては情報不足の
場合があるため、検査データのカラー化が要請される。
即ち、このような検査装置において、チューブ等の表面
の検査画像をカラー画像データとして検出、分析できれ
ば、ゴミ等の検出精度を改善し、また、チューブの表面
状態の詳細な分析が可能となり、検査システムの精度向
上を図ることができる。
【0004】ところが、検査画像を出力する撮影部分等
が物品の検査工程で回転するような場合には、回転によ
る信号線の巻きつき、絡まり等が生じるため検査画像を
単純に信号線で検査側へ伝送することはできない。従っ
て、このような場合、検査信号を無線で伝送する方法が
考えられるが、無線による信号伝送においては、信号線
による場合と異なり、外部からの雑音の混入等が避けら
れず、正確な信号伝送が要求される場合には問題があ
る。特に、NTSC方式による画像信号は高い周波数の
色(クロマ)成分を含むため、伝送中に信号劣化を生じ
やすい。さらに、上述のような検査装置においては、伝
送される画像信号は被検査物の良・不良を判別するもと
になる検査画像であるため、信号劣化の少ない高精度の
信号伝送が要求される。
【0005】本発明の目的は、被検査物の撮影部等が回
転するような場合において、被検査物のカラー検査画像
信号を、非接触で信号劣化なく伝送することが可能であ
り、また、これに基づいて検査画像の高精度の分析が可
能な検査システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、検査システムにおいて、被検査物を撮影
し、被検査物の検査画像を各R、G、Bの独立したカラ
ー映像信号として出力するカメラ部と、前記R、G、B
の各信号をそれぞれ独立に無線伝送するアンテナ部と、
伝送されたR、G、Bの各信号をそれぞれ独立に所定の
信号レベルとなるようゲイン調整する補正部と、ゲイン
補正されたRGB信号に基づいて、前記検査画像の分析
を行なう検査部と、を有するように構成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、カメラ部は被検査物の検査画
像をR、G、Bの独立したカラー信号として出力する。
アンテナ部は、R、G、Bの各検査画像信号をそれぞれ
独立に無線伝送する。伝送されたR、G、Bの各検査画
像信号は、それぞれ独立に所定の信号レベルとなるよう
ゲイン補正がなされ、適正なレベルに調整された後、検
査部に入力される。検査部では、入力されたR、G、B
の各検査画像信号に基づいて、被検査物の色彩等を分析
し、検査を行なう。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。 [I] ロータリー式チューブ検査機の概要構成 まず、本発明の一実施例であるロータリー式チューブ検
査機の構成について図1、図2及び図3を参照して説明
する。
【0009】このロータリー式チューブ検査機2は、基
台35と、モータ36と、回転軸37と、回転検査台1
2と、カム46と、カムフォロア47と、ホルダー昇降
回転軸48と、センタリング治具38と、チューブ内検
査装置39と、カメラセレクタ43と、ミキサ44と、
信号伝送装置であるアンテナ部45と、回転レゾルバ4
9と、固定レゾルバ50と、光量チェッカ51と、図示
しないカムポジショナと、図示しない判別装置(ビデオ
イメージチェッカ)と、を備えている。
【0010】基台35上には図示しない固定軸が設けら
れ、管状の回転軸37が固定軸と軸心を共有し、かつ固
定軸を被うように設けられている。回転軸37はモータ
36により回転駆動されるように構成されている。ま
た、基台35上には、固定軸と回転軸37の角度位置を
計測するために回転レゾルバ49と固定レゾルバ50と
が設けられている。回転検査台12は回転軸37に結合
されており、回転軸37の回転に伴って回転する。回転
検査台12上にはホルダーHが載置可能となっている。
ホルダーHはホルダー昇降回転軸48により昇降及び回
転駆動される。ホルダー昇降回転軸48の昇降動作はカ
ム46とホルダー昇降回転軸48の下端に設けられたカ
ムフォロア47によって行われる。ホルダーHにはラミ
ネートチューブTの絞り出し口側が嵌挿可能となってい
る。また、ラミネートチューブTの尾部側を円形に保持
するセンタリング治具38がホルダーHの上方に支持さ
れている。
【0011】ラミネートチューブTの内部を検査するチ
ューブ内検査装置39は、チューブ内挿入部40と、ボ
アスコープ41と、CCDカメラ42と、を有してい
る。ボアスコープ41は、ボアスコープ本体52とボア
スコープ挿入部53とを含んでいる。チューブ内挿入部
40はボアスコープ挿入部53と、発光ダイオード部5
4と、フォトセンサ部55と、を含んでいる。このう
ち、ボアスコープ挿入部53はラミネートチューブTの
図上内底面側、すなわち絞り出し口側を主として検査
し、発光ダイオード部54及びフォトセンサ部55はラ
ミネートチューブTの内側面を主として検査する。 [II]ロータリー式チューブ検査機の概要動作 次に、ロータリー式チューブ検査機の動作を図1及び図
2を参照して説明する。
【0012】図1において、ラミネートチューブTはホ
ルダーH上に載置され搬送コンベア9等によりスターホ
イル11に搬送される。スターホイル11はラミネート
チューブTをホルダーHごとロータリー式チューブ検査
機2の回転検査台12上に取り込む。回転する回転検査
台12上に取り込まれた後、ホルダーHはカム46のカ
ム曲線にしたがいホルダー昇降回転軸48の昇降に伴っ
て上昇し、かつホルダー昇降回転軸48の軸のまわりに
間欠回転運動を行う。すなわち、図2に示すように、回
転検査台12の回転方向に公転しながら検査位置で自転
を行うが、その際に図上P1 、P2 、P3 、P4 の点に
おいては回転を所定の時間一時停止する。ホルダーHの
上昇によりラミネートチューブTも上昇し、センタリン
グ治具38により円形に保持されたチューブ内部にチュ
ーブ内検査装置39のチューブ挿入部40が挿入され
る。
【0013】このように、チューブ内部にチューブ内挿
入部40が挿入された状態で、ラミネートチューブTは
点P1 〜P4 間において間欠的に自転運動を行うことに
より、チューブ内検査装置39を用いてこの区間でチュ
ーブ内底面及びチューブ内側面の検査を行うことができ
る。1つのチューブについて検査が終了すると、不良品
のラミネートチューブTが排出される。また、チューブ
内挿入部40はラミネートチューブTの内部に挿入され
る前に光量チェッカ51により発光部の光量をチェック
され、その結果はデータ処理時に使用される。また、光
量が基準値以下の場合は、警報を発し、部品の取替等を
行うこともできる。 [III] チューブ挿入部の構成・動作 次に、チューブ内挿入部のさらに詳細な構成を図4及び
図5に基づいて説明する。
【0014】図5(A)は、ラミネートチューブT内に
挿入された状態のチューブ内挿入部40のIーI方向の
断面を示している。また、図5(C)はIIーII方向の断
面図、図5(D)はIII ーIII 方向の断面図である。
【0015】チューブ内挿入部40は、ボアスコープ4
1に発光ダイオード部54が、接合金具56とボルト5
7を介して取り付けられ、発光ダイオード部54とフォ
トセンサ55a、55b、55c、55d、55e、5
5fとが取り付けられている。
【0016】ボアスコープ挿入部53の断面図を図5
(B)に示す。ボアスコープ挿入部53は、ステンレス
チューブ58の内部に画像を撮像するレンズ部60が設
けられ、その周囲に細いグラスファイバを含む光源用フ
ァイバ部59が設けられている。図では、ボアスコープ
挿入部53の端面Sはボアスコープ挿入部53の軸心に
垂直であるが、これは軸心に対しある角度をもつように
斜めにカットされた形状であってもよい。この場合には
垂直下方のみならず斜め方向にも視野が拡大する。ま
た、ボアスコープ挿入部53はラミネートチューブTの
軸心から偏心しているが、その位置関係を図4(A)及
び図4(C)に示す。すなわち、この場合のボアスコー
プ挿入部53の検査可能領域F1 は、正方形状のカメラ
視野からマスク部(ハッチ部分)を除いた4分円形の部
分となる。ラミネートチューブTは、図2に示したよう
に間欠的に自転運動を行い点P1 、P2 、P3 、P4
おいて一時停止するから、点P1 の停止時に図4(C)
における検査可能領域F1 を検査することができ、点P
2 の停止時には検査可能領域F2 を検査することができ
る。以下、同様にして点P3 の停止時に検査可能領域F
3 を、点P4 の停止時に検査可能領域F4 を、それぞれ
検査することができる。
【0017】このように、図4(A)及び(C)に示す
ように検査領域を分割し、かつ内底面に接近して撮像、
検査することにより、図4(B)及び(D)に示すよう
にラミネートチューブTの軸心にボアスコープ挿入部5
3をすえ、1つの検査領域として検査するのに比べ、さ
らに解像度を向上させることができ、より微細な混入
物、キズ等の不良を検出することが可能となる。検査領
域の分割は4分割に限定されず、他の数であってもかま
わない。
【0018】一方、発光ダイオード部54は、ラミネー
トチューブTの内底面から上部開口面までをカバーする
長さを有しており、内側面を上端から下端まで照らすこ
とができる。各フォトセンサ55a〜55fは、発光ダ
イオード部54をはさんで両側に3個ずつ設けられ、図
5(C)に示すように検査領域がオーバラップするよう
に設けられている。このように構成することにより、フ
ォトセンサ55a〜55fは、ラミネートチューブTが
自転している期間、すなわち図4において点P 1
2 、P3 、P4 で停止している期間を除いた期間中、
内側面を検査することができる。ここにおいて、フォト
センサ55a〜55fは1列に設けられてもよく、ある
いは、フォトセンサ以外の他の光電変換素子、例えばC
CD素子等であってもよい。 [IV]検査情報処理 次に、チューブ内検査装置39において検出した検査情
報の処理について説明する。
【0019】CCDカメラ42において検出されたラミ
ネートチューブTの内底面の画像情報はビデオ信号化さ
れ、フォトセンサ部55において検出されたラミネート
チューブTの内側面の検査情報は音声信号化されて、両
者が混合され、外部に伝送されて不良の可否が判別され
る。
【0020】図6はラミネートチューブTの内底面の検
査情報処理システムを示すブロック図である。なお、実
際には検査情報処理システムは複数のカメラ及びその処
理系統を有するが、図6においては簡単のため1のカメ
ラについてのみ説明する。
【0021】図6において、システムは撮影ユニット1
00と検査ユニット200とに大別される。撮影ユニッ
ト100と、検査ユニット200とは、画像信号用アン
テナ部45aと同期信号用アンテナ部45bとを介して
信号を授受する。
【0022】まず、アンテナ部45a、45bの構成に
ついて説明する。アンテナ部45aは、図7(A)、
(B)に示すように、受信部410と送信部411とを
有する。送信部411は円筒部411aと円盤部411
bとを有する。回転軸37は、円筒部411a内を貫通
して送信部411と結合し、回転軸の回転により送信部
411も回転する。受信部410は、溝410A、41
0B、410Cを有し、受信部410と送信部411が
重ねられて1つのアンテナを構成する。各溝410A−
410C内では図8に示すような送信基盤420と受信
基盤430とが1mm弱の間隔で対向する。各基盤42
0、430の相互に対向する面には送信エレメント42
1及び受信エレメント431が形成されている。撮影ユ
ニット100側から検査ユニット200側へ伝送される
混合RGB信号S1は、リード線401、及びBNCコ
ネクタ151を介して送信エレメント421へ送られ
る。この信号S1は、送信エレメント421から放射さ
れ、受信エレメント431により受信されることにより
信号の伝送が行なわれる。検査中は回転軸37の回転に
伴い送信部411も回転するが、送信部411の回転中
も送信エレメント421と受信エレメント431とは、
一定の間隔を保ちながら対向し続けるため、信号の伝送
は適性に行なわれる。
【0023】受信エレメント431で受信された混合R
GB信号S2は、BNCコネクタ152及びリード線4
02を介して検査ユニット200内の分配器211へ送
られる。各溝410A−410C内は、送信部411の
円盤部411Bにより密閉され、外部と隔離された空間
を形成するため、外部からの雑音の混入等を防止でき、
信号劣化の少ない伝送が可能となる。各溝410内にア
ンテナ基盤420、430を設けることにより、複数チ
ャンネルの信号伝送が行なえる。また、同期信号用アン
テナ部45bも、同様に構成され、同期信号H、Vを伝
送する。
【0024】なお、かかるアンテナ部については、特願
平04−70640号に詳細に記載されている。また、
他の構成のアンテナとして、特願平04−291181
号に記載されたものを用いてもよい。
【0025】次に、撮影ユニット100及び検査ユニッ
ト200における検査信号処理について、図6、9、1
0に基づいて説明する。撮影ユニット100は、CCD
カメラ42と、RFコンバータ111−113と、混合
器116と、分配器117と、チューナ114、115
と、を有する。一方、検査ユニット200は、分配器2
11と、チューナ213−215と、RFコンバータ2
16、217と、混合器212と、を有する。
【0026】次に検査信号の処理動作を説明する。CC
Dカメラ42により撮影されたチューブ内の検査画像信
号はCCDカメラ42から色信号R1 、G1 、B1 とし
て出力される。この色信号R1 、G1 、B 1 は、RFコ
ンバータ111−113によりそれぞれ異なる周波数の
RF信号R 2 、G2 、B2 に変調され、混合器116へ
入力される。混合器116は、RF信号R2 、G2 、B
2 を混合して混合色信号S1 をアンテナ部45aに出力
する。混合色信号S1 は、前述の画像用アンテナ部45
aに入力され、検査ユニット200側へ伝送される。
【0027】検査ユニット200側では、画像信号用ア
ンテナ部45aにより受信された混合色信号S2が分配
器211に入力され、各R、G、B信号に対応するRF
信号R3 、G3 、B3 が出力される。分配器211から
のRF信号R3 、G3 、B3は、それぞれチューナ21
3−215へ入力される。チューナ213−215は、
RF信号R3 、G3 、B3 から色信号R4 、G4 、B4
を復調し画像検査部220へ入力する。
【0028】一方、画像検査部220は、カメラ42の
同期制御のための基準同期信号H1、V1 を発生する同
期信号発生部270を有する。同期信号発生部270か
ら出力された水平同期信号H1 及び垂直同期信号V
1 は、RFコンバータ216、217へ入力され、それ
ぞれ異なる周波数のRF信号に変調されて、RF信号H
2、V2 として出力される。RF信号H2 、V2 は、混
合器212で混合され、混合同期信号S3 としてアンテ
ナ部45Bへ入力される。アンテナ部45bは、前述の
ように混合同期信号S3 を撮影ユニット100側へ伝送
する。アンテナ部45bの受信部により受信された混合
同期信号S4 は、分配器117で水平及び垂直同期信号
に対応するRF信号H4 、V4 に分配され、チューナ1
14、115へ送られる。チューナ114、115は、
RF信号H3 、V3 から水平同期信号H4 及び垂直同期
信号V4 を復調し、CCDカメラ42へ入力する。CC
Dカメラ42は、入力された水平同期信号H4 及び垂直
同期信号V4 に同期して、検査画像信号R1 、G1 、B
1 を出力するため、画像検査部220での同期制御が容
易に行なわれる。
【0029】次に、画像検査部220内における画像信
号の処理について、図9、10を参照して説明する。画
像検査部220は、入力される色信号R4 、G4 、B4
に対応してそれぞれゲイン補正部231、241、25
1、マトリクス処理部232、242、252、比較判
定部233、243、253、及び基準パターン発生部
234、244、254を有する。さらに、画像検査部
220は、画像信号の総合的な分析処理を行なう制御部
260と、前述の同期信号発生部270と、を有してい
る。
【0030】以下にその処理について説明する。なお、
入力された各色信号R4 、G4 、B 4 にはほぼ同様の処
理がなされるので、ここでは色(赤)信号R4 の処理を
例にとって説明する。
【0031】チューナ213から出力される色信号R4
は、ゲイン補正部231で振幅レベルの補正が施され
る。ここでの補正は、主としてアンテナ部45aでの信
号伝送に起因するR信号の振幅レベルの変動を補正する
ものであり、後段の処理との関係で定められる所定の振
幅レベルになるようにゲインが調整される。この補正部
で各色信号について個別にゲイン調整が行なわれるの
で、以後の検査処理においての各色信号の検査精度の向
上が図られる。このゲイン調整がされた色信号R5はマ
トリクス処理部232へ入力される。
【0032】次に、図10を参照して、マトリクス処理
部232の処理を説明する。ゲイン補正部231で振幅
レベル調整がなされた色信号R5 は、図10(A)に示
すように、R、G、Bのカラー信号のうちR(赤)成分
のみを含む信号であり、そのDCレベルがR(赤)信号
レベルに対応している。マトリクス処理部232は、ま
ず、入力された色信号R5 のDCレベルを一定の間隔
(周波数)でサンプリングし、そのDCレベルをRレベ
ルデータとする。従って、色信号R5 の1水平走査期間
(1H、1ライン)から所定のサンプリングする間隔に
応じた所定の数のRレベルデータが得られる。このRレ
ベルデータは、図10(B)に示すように、画像データ
の1ライン分のRレベルデータとして記憶される。同様
にして、色信号R5 の1フィールド内の全てのラインに
ついてRレベルデータが記憶され、1フィールド分のマ
トリクスデータR6 が、記憶される。
【0033】このように作成されたマトリクスデータR
6 は、比較判定部233へ入力される。一方、基準パタ
ーン発生部234は、制御部260からの指示に基づい
て、判定処理に使用される基準パターンRref を作成す
る。この基準パターンRrefはゴミ、異物等の検出のた
めのパターンであり、マトリクスデータと対応するデー
タ構造を有している。例えば、ある基準レベル以上のレ
ベル(この場合は赤レベル)をゴミ等と判断するものと
決め、基準パターンの全てのデータをその基準レベルに
定めれば、このレベルを超えるレベルのデータがマトリ
クスデータ内に存在する場合にはこれをゴミ等と判定す
ることにより、検査が行なわれる。また、図10(B)
に示すように、基準パターン内に一定の窓Wを設けこの
窓内のデータのみを判定に用いることとすれば、被検査
物のより細かな部分を検査できる。このように比較され
た結果信号R7 は、制御部へ送られる。
【0034】制御部260には、R(赤)信号のみなら
ず、G(緑)信号、B(青)信号についての比較結果G
7 、B7 も入力され、これらの比較結果に基づいて被検
査物の良・不良の判定を行なう。なお、不良と判断され
た被検査物は、検査工程のいずれかの段階で取り除かれ
る。
【0035】本検査システムでは、このように検査画像
をR、G、Bの各信号に分けて判定、分析を行なうの
で、単にゴミ、異物等の有無を検出できるにとどまら
ず、色彩に着目した種々の分析が可能となる。即ち、全
ての色彩はR、G、B各信号の組み合わせとして得られ
るので、被検査物のうちある特定の色彩を有する部分の
みを汚れ等として検出することができる。また、被検査
物の検査面がある特定の色彩である場合には、逆にその
色彩以外の部分を汚れ等として検出することもできる。
従って、被検査物の色彩に応じて、多種類、多目的の検
査、分析が可能となる。
【0036】なお、図9に示した画像検査部220は、
ハードウエアとして構成することもできるが、色信号R
4 、G4 、B4 をA/D変換し、これをディジタルデー
タとして処理するマイクロコンピュータ等のソフトウエ
アにより実現するのが簡易である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る検査
システムによれば、被検査物の検査画像をR、G、Bの
各色信号に分け、それぞれ独立に非接触で無線伝送する
こととしたので、信号劣化の少ない検査信号の伝送が可
能となる。また、独立に伝送された各色信号は独立にレ
ベル調整が可能なため、高精度かつ多面的な検査が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ部を用いたロータリー式チュ
ーブ検査機を用いたチューブ検査システムの構成図であ
る。
【図2】本発明のアンテナ部を用いたロータリー式チュ
ーブ検査機の動作説明図である。
【図3】本発明のアンテナ部を用いたロータリー式チュ
ーブ検査機の構成図である。
【図4】チューブ内挿入部のカメラ視野を説明する説明
図である。
【図5】ラミネートチューブT内に挿入されるチューブ
内挿入部の断面図である。
【図6】ロータリーチューブ検査システムの検査画像処
理部のブロック図である。
【図7】アンテナ部の断面図である。
【図8】アンテナ部の斜視図である。
【図9】画像検査部の構成を示すブロック図である。
【図10】検査画像の判定処理の説明図である。
【符号の説明】
37…回転軸 45a、45b…アンテナ部 100…撮影ユニット 150…検査ユニット 111、112、113、216、217…RFコンバ
ータ 114、115、213、214、215…チューナ 116、212…混合器 117、211…分配器 231、241、251…ゲイン補正部 232、242、252…マトリクス処理部 233、243、253…比較判定部 234、244、254…基準パターン発生部 260…制御部 270…同期信号発生部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査システムにおいて、 被検査物を撮影し、被検査物の検査画像を各R、G、B
    の独立したカラー映像信号として出力するカメラ部と、 前記R、G、Bの各信号をそれぞれ独立に無線伝送する
    アンテナ部と、 伝送されたR、G、Bの各信号をそれぞれ独立に所定の
    信号レベルとなるようゲイン調整する補正部と、 ゲイン補正されたR、G、B各信号に基づいて、前記検
    査画像の分析を行なう検査部と、 を有することを特徴とする検査システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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