JPH06257105A - 橋面継手部の補修工法 - Google Patents

橋面継手部の補修工法

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JPH06257105A
JPH06257105A JP30151192A JP30151192A JPH06257105A JP H06257105 A JPH06257105 A JP H06257105A JP 30151192 A JP30151192 A JP 30151192A JP 30151192 A JP30151192 A JP 30151192A JP H06257105 A JPH06257105 A JP H06257105A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 橋面継手部の補修部分にジオテキスタイルを
基体として弾性樹脂で弾性舗装体を形成することにより
車輛走行による振動、騒音等の発生を解消し、橋梁本体
への影響も与えないで、しかも、経済的で耐久性にすぐ
れた橋面継手部の補修工法を提供するものである。 【横成】 橋面継手部の補修部分に弾性樹脂を塗布し、
その上面にジオテキスタイルを張付けて弾性樹脂を含浸
させ、引き続きその上面に弾性樹脂を塗布して弾性舗装
体を形成する橋面継手部の補修工法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路橋、高架道路、高
架駐車場等の橋面継手部の補修工法に関する。更に詳し
くは、これら継手部の補修部分にジオテキスタイルを基
体とする弾性樹脂で弾性舗装体を形成させることを特徴
とした橋面継手部の補修工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路橋、高架道路、高架駐車場等には、
構造物の温度変化、コンクリートのクリープおよび乾燥
収縮、荷重等による桁端部の回転変位に対して車両が橋
面を支障なく走行できるように、必ず伸縮装置、即ち、
継手部が設けられている。しかしながら、この継手部
は、温度変化等、自然環境の影響もさることながら、車
両の走行により徐々に損傷を受けたり、継手部周辺に段
差が生じたりして、車両のスムーズな走行を防げ、振
動、騒音の原因になったりしている。さらに、橋梁本体
の破損につながる原因にもなったりしている。特に、積
雪寒冷地では、スパイクタイヤ、タイヤチェーンによっ
て、よりそれが顕著である。
【0003】そのため、車両のスムーズな走行を確保す
るために、また、橋梁本体の寿命への影響を少なくする
ために、従来、その対策として 継手部の破損部分を修繕する方法。 ノージョイン化する方法。例えば、通常25〜30
m間隔で設けている継手部を減らして継手部間隔を長く
する方法、即ち、PC桁等を連結(連続化)して継手部
の数を減らす方法。 簡易ノージョイント化する方法。例えば、伸縮遊間
にゴムジョイント(ゴム板)を設置する方法、或は、既
設の舗装面と継手部の上に連続してアスファルト舗装の
オーバレイをする方法。 などがとられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の継
手部の破損部分を修繕する方法は、大掛りで時間を要
し、しかも、かなりの費用を要するのが現状であった。
また、のノージョイント化する方法は、大規模工事と
なり、交通止めの長期化や工事騒音の発生等の問題があ
り、費用も莫大になるという問題があった。さらに、
の伸縮遊間にゴムジョイントを設置する方法は、車両走
行等により、比較的早い時期に破損につながるという問
題点があった。さらにまた、既設の舗装と継手部の上に
連続してアスファルト舗装のオーバレイをする方法は、
継手部とその周辺のアスファルト舗装には、継手部の伸
縮、下地の材質の相違、段差、不連続性等により応力が
集中するため、破損が早く、実用上十分でなかった。
【0005】そのため、橋面継手部の車両走行による振
動、騒音を解消し、橋梁本体への影響を与えないで、し
かも経済的で耐久性のある橋面継手部の補修方法が要望
されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、このよ
うな要望に応えるものであって、継手部の補修部分にジ
オテキスタイルを基体とする弾性樹脂で弾性舗装体を形
成させることにより車両走行による振動、騒音等の発生
を解消し、橋梁本体への影響も与えないで、且つ、経済
的で耐久性にすぐれた橋面継手部の補修工法を提供する
ものである。
【0007】そして、本発明は、橋面継手部の補修工法
であって、該継手部の補修部分に弾性樹脂を塗布して弾
性舗装体を形成させることを特徴とする橋面継手部の補
修工法を要しとするものである。
【0008】本発明の橋面継手部の補修工法によれば、
継手部の破損状態がまちまちであっても現状に合わせて
常温でジオテキスタイルを積層などして弾性舗装体を形
成することができるので、あるいは砕石層を設けるなど
して弾性舗装体を形成することができるので施工が容易
で、しかも、車両走行による振動、騒音等の発生が解消
でき、橋本体への影響も与えることなく、且つ、経済的
で、耐久性の向上もはかれる。
【0009】本発明でいう床版とは、道路橋、高架道
路、高架駐車場等の床版をいう。床版には、コンクリー
ト床版、PC床版(プレキャストコンクリート床版)、
鋼床版などの種類があるが、本発明では、コンクリート
床版、PC床版を対象とする。
【0010】本発明で使用されるバックアップ材は、合
成樹脂発泡体で、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン
等の発泡体で、形状は長方形、丸形、中空丸形等あるが
いずれも使用できる。
【0011】本発明で使用されるシート状物とは、金
属、合成樹脂、プラスチック、ゴム、繊維等よりなるシ
ートである。
【0012】本発明で使用される弾性樹脂とは、例え
ば、アクリル樹脂である。アクリル樹脂は、アクリル
酸、メタクリル酸の誘導体を主成分とする重合樹脂で、
通常、アクリルゴム系とアクリル樹脂系に分類される
が、本発明では、主として、アクリル樹脂系が使用され
る。
【0013】アクリル樹脂系のアクリル樹脂としては、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
等のガラス転移温度の低い高級アクリル酸エステルも使
用されているが、その使用量は少なく、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート等の
低級アクリル酸エステルのほか、酢酸ビニル、スチレ
ン、アクリロニトリル等のガラス転移温度の高いハード
モノマーが使用されている。したがって、アクリル樹脂
系のアクリル樹脂には、一般的に、フタル酸エステル
類、脂肪酸エステル類等の可塑剤を併用する。
【0014】弾性樹脂として使用するアクリル樹脂は、
適宜加工して使用する。その1例を示せば表1の通りで
ある。
【0015】
【表1】
【0016】上記の配合で石粉とは、主として石灰岩を
粉末にしたもので社団法人日本道路協会発行の「アスフ
ァルト舗装要綱」の記載にしたがって、600μmふる
いを100重量%、150μmふるいを90〜100重
量%を通過し、且つ、75μmふるいを通過するもので
ある。
【0017】上記の配合で硬化剤とは、反応開始剤で過
酸化ベンゾイル、過硫酸カリウムなどである。
【0018】アクリル樹脂には、耐候性にすぐれている
という利点がある。
【0019】本発明で使用されるジオテキスタイルと
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ビニ
ロン等の合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維等から造られ
た不織布、織維、織物などである。
【0020】本発明で使用される単粒砕石(20〜13
mmまたは13〜5mm)とは、前記の「アスファルト
舗装要綱」の記載にしたがって、26.5mmふるいを
100重量%、19mmふるいを85〜100重量%通
過し、且つ、13.2mmふるいに85重量%以上止ま
る砕石、即ち、5号砕石を、または、19mmふるいを
100重量、13.2mmふるいを85〜100重量%
通過し、且つ、4.75mmふるいに85重量%以上止
まる砕石、即ち、6号砕石をいう。砕石は、アスファル
ト舗装の表層、基層に用いるものと同じもので、清浄で
強固で耐久性があり、細長いまたは偏平な石片、ごみ、
泥、有機物などの有害物を含まないものを使用する。そ
の他、本発明においては、必要に応じてルクソバイド、
人工焼成骨材、アルミ粉、陶磁器粒、エメリー、シリカ
サンドなども使用できる。
【0021】本発明の橋面継手部の補修工法において
は、補修個所の厚さが40mm以下の場合は、ジオテキ
スタイルを積層などして弾性舗装体を形成する方法が、
また、補修個所の厚さが40mm以上の場合は、砕石層
を設けて弾性舗装体を形成する方法が有利であるが、勿
論、これにこだわる必要はない。
【0022】次に、本発明の橋面継手部の補修工法の概
略を図によって説明する。
【0023】図1は、既設橋面継手部の補修前の縦断面
図で、図2、図3および図4は本発明の補修工法により
補修を施した1実施例を示す縦断面図である。図におい
て、(1)はコンクリート床版であり、(2)は既設継
手部材で、通常、この幅は30〜70mm位である。
(3)は床版対向端部の遊間部である。また、(7)は
既設アスファルト舗装の基層であり、(8)はその上の
表層である。
【0024】図2に示した補修断面を形成するための補
修方法は、先ず、既設継手部材(2)を除去した部分
に、遊間部(3)の1部をバックアップ材(4)で封じ
た後、その上にシート状物(5)を敷設してから、ジオ
テキスタイルと弾性樹脂とでジオテキスタイルを積層な
どして弾性舗装体(6)を形成する。あるいは、砕石層
を設けるなどして弾性樹脂で弾性舗装体(6)を形成す
る。
【0025】図3に示した補修断面を形成するための補
修方法は、既設橋面舗装の上に継手部を含めて加熱アス
ファルト混合物によるオーバーレイ舗装(9)を行な
い、ついでその継手部の既設継手部材(2)とその周辺
上のオーバーレイ層を切断除去した箱抜き部分に、また
は、既設橋面舗装の上に継手部の既設継手部材(2)と
その周辺上を含めないで加熱アスファルト混合物による
オーバーレイ舗装(9)を行ない、ついでその未舗装部
分に、ジオテキスタイルと弾性樹脂でジオテキスタイル
を積層などして弾性舗装体(6)を形成する。あるい
は、砕石層を設けるなどして弾性樹脂で弾性舗装体
(6)を形成する。
【0026】図4に示した舗装断面を形成するための補
修方法は、既設橋面舗装の継手部を、または、継手部と
その周辺のアスファルト舗装の基層(7)、表層(8)
の1部をコンクリート床版(1)の上面まで取壊わして
除去した部分に、遊間部(3)の1部をバックアップ材
(4)で封じた後、その上にシート状物(5)を敷設し
てから、ジオテキスタイルと弾性樹脂でジオテキスタイ
ルを積層などして既設橋面舗装の基層(7)の上面に合
わせて弾性舗装体(6)を形成し、あるいは、砕石層を
設けるなどして弾性樹脂で既設橋面舗装の基層(7)の
上面に合わせて弾性舗装体(6)を形成し、その上面に
既設橋面舗装の表層(8)の上面に合わせて加熱アスフ
ァルト混合物で表層(10)を舗設する。
【0027】そして、図5はジオテキスタイルと弾性樹
脂でジオテキスタイルを積層して弾性舗装体(6)を形
成した状態を示す要部の縦断面図である。図において、
(11)はジオテキスタイルで、(12)は弾性樹脂で
ある。先ず、所要量の弾性樹脂(12)を下地に塗布し
て第1層目のジオテキスタイル(11)を張付けてジオ
テキスタイル(11)に弾性樹脂(12)を含浸させ、
引続いてその上面に所要量の弾性樹脂(12)を塗布
し、第2層目のジオテキスタイル(11)を張付けて弾
性樹脂(12)を含浸させ、順次同様な作業を繰返して
ジオテキスタイル(11)を積層し、所定の厚さになっ
たら最後に所定量の弾性樹脂(12)を塗布して弾性舗
装体(6)を形成する。
【0028】また、図6は、砕石層を設けて弾性樹脂で
弾性舗装体(6)を形成した状態を示す要部の縦断面図
である。図において、(13)は単粒砕石(20〜13
mmまたは13〜5mm)である。先ず、所要量の弾性
樹脂(12)を下地に塗布し、その上面に、所要量の単
粒砕石(20〜13mmまたは13〜5mm)(13)
を敷設して砕石層を形成し、この砕石層の上面から所要
量の弾性樹脂(12)を流し込み、そして砕石層の上面
をコテ押えしながら砕石層の空隙を弾性樹脂(12)で
充てんさせると共に、砕石層の表面を被覆し、ついでそ
の上面にジオテキスタイル(11)を張付けて弾性樹脂
(12)を含浸させ、さらに、その上面に所要量の弾性
樹脂(12)を塗布して弾性舗装体(6)を形成する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の橋面継手部の舗装工法の実施
例について説明する。
【0030】
【使用材料】 バックアップ材;ポリエチレン樹脂発泡体(市販
品) シート状物;鉄板(市販品) ジオテキスタイル;ペトロマット(ポリプロピレン
不織布、米国フェリップス社、商品名) 弾性樹脂;アクリル樹脂(コールカットMF(日瀝
化学工業(株)、商品名)) 注) アクリル樹脂と可塑剤は、予め混合されており石
粉と硬化剤は補修現場でハンドルミキサを用いて施工前
に添加混合される。 単粒砕石;6号砕石(市販品)
【0031】
【実施例−1】補修工法は、前記図2のタイプである。
補修個所は幅が約50cmで厚さが約3cm、片側舗装
幅員は6mであった。先ず、補修すべき橋面継手部の既
設継手部材(ゴムジョイント)を取り除き、コンクリー
ト床版対向端部の遊間部の1部をバックアップ材で封じ
たのち、その上に鉄板を敷設して遊間部を被覆した。つ
ぎに鉄板の上およびゴムジョイントを取り除いた下地面
に、予め調製した弾性樹脂を3l/mの割合で塗布
し、その上に補修個所の原形に合わせて切断した第1層
目のペトロマットを張付けて弾性樹脂をペトロマットに
含浸シールさせた。ついで、その上に弾性樹脂を同じく
3l/mの割合で塗布し、第2層目のペトロマットを
張付けて弾性樹脂をペトロマットに含浸シールさせた。
順次同様な作業を繰返してペトロマットを積層した。そ
して、最後に弾性樹脂を同じく3l/mの割合で塗布
してペトロマットを被覆し、継手部の補修個所に厚さ約
3cmの弾性舗装体を形成した。ペトロマットはポリプ
ロピレンの不織布を使用した。ポリプロピレンの不織布
は吸油マットにも利用されるものなのでペトロマットの
弾性樹脂の含浸性は良好であった。
【0032】弾性樹脂の硬化時間は20〜30分で、作
業終了後約30分経過してから交通に供した。
【0033】
【実施例−2】現場は幅員が6.5mで長さ25m程度
のPC橋でアスファルト舗装が施されてあり、その橋の
前後もアスファルト舗装であるが摩耗、破損していた。
そのため舗装補修の一環として橋面も含めて加熱アスフ
ァルト混合物でオーバーレイをすることになったが、既
設継手部がオーバーレイで覆われることとなり、そのま
までは既設継手部の上部周辺のオーバーレイ層が破損し
てしまう。しかし、既設継手部そのものを直すとなると
経済性、交通規則等の点から問題が生じるので、既設継
手部はそのままにする前記図3の補修工法に準じて継手
部の補修工法を行なった。先ず、既設の橋面舗装を含め
て補修個所の全面オーバーレイを加熱アスファルト混合
物で行なった。舗装厚は4cmである。つぎに、既設継
手部とその周辺上のオーバーレイ層をカッターで切断し
て除去し、横断方向に約70cm幅の箱抜部分を造っ
た。この箱抜き部分の下地に弾性樹脂を3l/mの割
合で塗布し、ついで6号砕石を箱抜き部分全面に敷設し
て金ゴテでオーバーレイ層とほぼ面一になるように砕石
層の厚さを仮調整し、その上から弾性樹脂を流し込んで
金ゴテ押えしながら砕石層の空隙を弾性樹脂で充てんさ
せると同時に砕石層の表面を被覆させた。弾性樹脂を充
てんしていくと砕石層は薄くなる傾向にあるのでその都
度砕石を補充して砕石層の弾性樹脂の被覆面がオーバー
レイ層とほぼ面一になるようにした。そして直ちにその
上に予め用意しておいたペトロマットを張付けて弾性樹
脂を含浸シールさせ、さらにその上に弾性樹脂を3l/
の割合で塗布してペトロマットを被覆し、オーバー
レイ層の箱抜き部分に弾性舗装体を形成した。弾性樹脂
の硬化時間は20〜30分であった。したがって、交通
開放は作業終了後約30分後に行なった。
【0034】実施例−1、実施例−2とも施工後、1年
を経過したが、いずれも結果は良好な状態である。
【0035】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明によれば次
のような効果がある。
【0036】(1)本発明の橋面継手部の補修工法は、
現場の破損状況がまちまちであっても現場の形状変化に
容易に対応できるので施工が容易で、しかも、常温で施
工ができるので温度管理の必要がなく品質の安定したも
のを提供することができる。
【0037】(2)本発明の補修工法による硬化物は、
硬化が早くすぐれた弾性舗装体となるために交通規制の
時間が短かくて済む。
【0038】(3)本発明の補修工法は、交通下にもっ
とも振動、衝撃等の応力が集中しやすい部分に弾性舗装
体を形成しており、しかも、その弾性舗装体は弾力性で
伸縮性、繰返し曲げ性にすぐれているので応力を吸収緩
和することができ、交通下の振動、衝撃にも耐え、橋梁
本体への影響も与えることがない。また、弾性舗装体は
耐流動性、耐摩耗性にすぐれているため耐久性にもすぐ
れている。
【0039】(4)本発明の補修工法は、橋面舗装に弾
性舗装体で経済的で簡易なノージョイントを形成するの
で、車の走行の際、滑らかな走行ができショックによる
振動、騒音等を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設橋面継手部の補修前の状態を示す縦断側面
図。
【図2】本発明の補修工法により補修した状態の1実施
例を示す縦断側面図。
【図3】本発明の補修工法により補修した状態の他の実
施例を示す縦断側面図。
【図4】本発明の補修工法により補修した状態のさらに
他の実施例を示す縦断側面図。
【図5】ジオテキスタイルを積層して弾性舗装体を形成
した状態を示す要部の絣断個面図。
【図6】砕石層を設けて弾性舗装体を形成した状態を示
す要部の縦断側面図。
【符号の説明】
1 床版 2 既設継手部材 3 伸縮遊間部 4 バックアップ材 5 シート状物 6 弾性舗装体 7 既設アスファルト舗装の基層 8 既設アスファルト舗装の表層 9 オーバーレイ舗装体 10 新しく舗設した表層 11 ジオテキスタイル 12 弾性樹脂 13 単粒砕石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋面継手部の補修工法であって、該継手
    部の補修部分に弾性樹脂を塗布し、その上面にジオテキ
    スタイルを張付けて弾性樹脂を含浸させ、引き続いてそ
    の上面に弾性樹脂を塗布して弾性舗装体を形成させるこ
    とを特徴とする橋面継手部の補修工法。
  2. 【請求項2】 橋面継手部の補修工法であって、該継手
    部の補修部分に弾性樹脂を塗布し、その上面に第1層目
    のジオテキスタイルを張付けて弾性樹脂を含浸させ、引
    き続いてその上面に弾性樹脂を塗布し、第2層目のジオ
    テキスタイルを張付けて弾性樹脂を含浸させ順次同様に
    作業を繰返してジオテキスタイルを積層し、最後に弾性
    樹脂を塗布して弾性舗装体を形成させることを特徴とす
    る橋面継手部の補修工法。
  3. 【請求項3】 橋面継手部の補修工法であって、該継手
    部の補修部分に弾性樹脂を塗布し、その上面に単粒砕石
    を敷設して砕石層を形成し、該砕石層をコテ押えしなが
    らその空隙を弾性樹脂で充てんさせると共に該砕石層の
    表面を被覆し、ついでその上面にジオテキスタイルを張
    付けて弾性樹脂を含浸させ、さらに、その上面に弾性樹
    脂を塗布して弾性舗装体を形成させることを特徴とする
    橋面継手部の補修工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007309032A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Kajima Corp 橋梁ジョイント部の連続化構造
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