JPH0625709Y2 - 伝達板式軸継手の伝達板 - Google Patents

伝達板式軸継手の伝達板

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JPH0625709Y2
JPH0625709Y2 JP1987160713U JP16071387U JPH0625709Y2 JP H0625709 Y2 JPH0625709 Y2 JP H0625709Y2 JP 1987160713 U JP1987160713 U JP 1987160713U JP 16071387 U JP16071387 U JP 16071387U JP H0625709 Y2 JPH0625709 Y2 JP H0625709Y2
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JP
Japan
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transmission plate
bolt
hole
hub
shape
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JP1987160713U
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JPH0165931U (ja
Inventor
衛 佐々木
Original Assignee
株式会社椿本エマソン
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フレキシブルな伝達板で連結され駆動側から
従動側にトルクを伝達する伝達板式軸継手の伝達板の改
良に関する。
従来技術及びその問題点 伝達板式軸継手は、駆動側ハブと従動側ハブの間に挟ま
れ周縁部を固定された伝達板を介して駆動軸の駆動トル
クを従動軸に伝達する軸継手であって、第4乃至第6図
に示す如き構造になっている。
この軸継手21は、駆動ハブ22の駆動軸孔27にキー
24を用いて駆動軸25が装着されている。駆動側ハ
ブ22には直線上に向い合った2個のリーマ孔30
30(30は図示省略、以下、対となる符号の一部
は図示していない。)とピン孔32,32が夫々十
字に相対して設けてある。
一方、反対側の従動側ハブ23には従動軸26がキー2
で装着されている。更に、駆動側と異なる対角にリ
ーマ孔36,36とピン孔37,37が設けら
れている(第5図参照)。スペーサ33,33を介
して伝達板34の駆動側に取付ける駆動側取付孔3
,38(第6図参照)と、駆動側ハブ22の前記
リーマ孔30,30に駆動側連結ピン(ボルト)2
,29を通してナット35,35により締結
される。そして、伝達板34を従動側に取付ける従動側
取付孔39,39(第6図参照)に2個の従動側連
結ピン(ボルト)31,31を夫々挿入して従動側
ハブ23がスペーサ33,33を介してナット40
,40により連結される。かくして駆動側ハブ22
と被動側ハブ23は伝達板34によりフレキシブルに連
結されてトルクが駆動側より従動側に伝達される。
一般に、軸継手は軸芯が正確に一直線になるように取付
けるべきであるが、駆動軸と従動軸の軸線Y−O−Y
(第4図参照)が組付誤差等によりY−O−Y′と角度
θずれた場合、伝達板34は対角線を中心として折れ曲
るように撓んで駆動軸25と従動軸26の角度θの誤差
を許容し乍ら回転してトルクを伝達することができる。
ところで、伝達板34は、可撓性を高めるとともに伝達
力を増すために薄い板厚のものを複数枚重ねて合せて用
いている。
この伝達板34の形状は、第6図に示す如く、中心部に
円形の打抜き孔35が設けてあり、更に駆動側取付孔3
,38と被動側取付孔39,39が設けられ
てある。
伝達板34の可撓性を高めるためには、各取付孔3
,38,39,38の間の板幅L(第6図)
が狭い程良いが、その反面、回転力に対する剛性(耐ト
ルク性)が低下する問題点があった。一方、耐トルク性
は、伝達板の形状の外周を打抜き孔35の円と同円心の
形状にすると向上するが、その反面、可撓性は低下し、
各取付孔39,38,39,31の周辺に高い
応力が発生する問題点があった。
また、動力伝達時には連結ピン29,29,3
,31で伝達される負荷により取付孔38,3
,39,39周辺又は、伝達板34の外周部等
に応力集中が生じる。
そこで、伝達板を細かい領域に分け(分けた各領域を以
下「要素」と称す。)、回転力とともに軸方向変位(ス
ラスト力)を与えた場合の各要素間に生じる総合応力を
電子計算機により求め、総合応力のコンター(contou
r)図(等高・等値線の図)として表わしたのが第7図
である。図中50は多少応力が生じている部分である。
また、51の部分に20E(Kg/mm2)以上の応力が、
52の部分に40E(Kg/mm2)以上の応力が、夫々生
じている。なお、Eはある係数である。但し、ヤング率
又は10に関連する意味を有するものではない。
この第7図から判断できるように、応力は、駆動側及び
従動側取付孔38,38,39,39の周囲に
最も大きく生じ、打抜き孔35の周囲で且つ駆動側及び
従動側取付孔38,38,39,39を避ける
ようにした部分に最も小さく生じている。
第8図は、打抜き孔35を略々方形状にするとともに、
外周の辺を多少内側に弯曲させた形状にした伝達板41
のコンター図で、第7図の場合より、さらに53の部分
に100E(Kg/mm2)以上の応力が、54の部分に1
20E(Kg/mm2)以上の応力が新たに生じていること
がわかる。この場合は、第7図の場合よりさらに、駆動
側及び従動側取付孔38,38,39,39
周囲に応力が集中していることがわかる。
このように、従来の伝達板34,41は耐トルク剛性と
可撓性を兼備したものを得ることが難しいという問題点
があった。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、駆動側ハブと従動側ハブの間に挟まれ、中央
に打抜き孔を、4隅にボルト貫通孔を夫々穿設した略々
正方形状をなし、対向する2個のボルト貫通孔で駆動側
ハブに、残りの2個のボルト貫通孔で従動側ハブに夫々
ボルトにより取付けられ、駆動側ハブと従動側ハブを連
結する伝達板式軸継手の伝達板において、 前記伝達板の外形の各辺の形状を半径(R)=1.5D
乃至3.5D (但し、D=4個のボルト貫通孔の配設円直径)の外向
円弧状とし、且つ、 前記各ボルト貫通孔に対応する打抜き孔の部分を前記ボ
ルト貫通孔の中心を中心とする、 半径(r)=1.5d乃至2d (但し、d=ボルト貫通孔の直径) の円弧状であり、且つ、隣り合う該円弧状部分間の形状
が外向円弧状であって、前記打抜き孔は全体として各4
つの凹凸が滑らかに接続した波状に形成することによ
り、前記問題点を解決したもので、伝達板の応力分布が
均一となり、耐トルク剛性と可撓性を兼備させることが
できる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
従来の第7、8図の分析の結果から、伝達板60の形状
を、第2図に示すように、4角形の外形の各辺を外形円
弧状にするとともに、中心の打抜き孔61を略々正方形
であるが第8図の場合とは45°ずらした位置関係にし
て、計算によりコンター図を描いてみたところ、第2図
に示す如く、各取付孔38,38,39,39
の周囲の55の部分に多少140E(Kg/mm2)の応力
が発生するものの、応力の発生の少ない部分50の分布
面積が広くなり、応力の低い部分は4葉のクローバー状
を呈しており、板の強度上はこの部分を取り除いても大
きい影響はないことが判明した。
このことにより、さらに伝達板70を、各取付孔3
,38,39,38間の部分を狭くし、他の
部分を第1図に示す寸法関係の形状にして、計算により
コンター図を描いてみたことろ第3図に示すような結果
がでた。これによると、ほとんど全体が応力の発生の少
ない部分50となることが解った。
このときの、伝達板70の寸法関係は次の通りである。
各辺の外向円孤71の半径(R)は、 半径(R)=1.5D乃至3.5D (但し、D=4個の取付孔39,38,39,3
の配設円直径) であり、 前記各駆動側、従動側取付孔39,38,39
38に対応する打抜き孔72の部分73は、 前記取付孔39,38,39,38の中心を中
心とする、 半径(r)=1.5d乃至2d (但し、d=ボルト貫通孔の直径) の円弧状である。隣り合う円弧73,73の間は、滑ら
かな波形となるように形成する。
したがって、伝達板70の外形は、三味線の皮を張った
部分のような形であり、打抜き孔72は4葉のクローバ
ーのような形状になる。
以上のように、本考案の実施例によると、可撓性を向上
させるために取付孔の間の板幅を小さくしても伝達板全
体に均一に且つ低い総合応力が生じるので、耐トルク性
を損なうことがない。
考案の効果 以上のように、本考案によると、耐トルク性を損なうこ
となく可撓性を具えた伝達板が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の伝達板の寸法関係を示した
図、第2図は本考案の基礎となるコンター図、第3図は
本考案の実施例のコンター図、第4図は本考案の伝達板
が取付けられる一般的な伝達板式軸継手の軸方向断面図
で第5図の4−4線矢視断面図、第5図は第4図の右側
面図、第6図は第4図の伝達板式軸継手に取付けられる
従来の伝達板の側面図、第7図は第6図の伝達板のコン
ター図、第8図は他の従来の伝達板のコンター図であ
る。 21……伝達板式軸継手 22……駆動側ハブ 23……従動側ハブ 25……駆動側 26……従動軸 29,31……連結ピン(ボルト) 38……駆動側取付孔(ボルト貫通孔) 39……駆動側取付孔(ボルト貫通孔) 60,70……伝達板 71……外向円弧(外形の各辺) 72……打抜き孔 73……円弧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側ハブと従動側ハブの間に挟まれ、中
    央に打抜き孔を、4隅にボルト貫通孔を夫々穿設した略
    々正方形状をなし、対向する2個のボルト貫通孔で駆動
    側ハブに、残りの2個のボルト貫通孔で従動側ハブに夫
    々ボルトにより取付けられ、駆動側ハブと従動側ハブを
    連結する伝達板式軸継手の伝達板において、 前記伝達板の外側の各辺の形状が半径(R)=1.5D
    乃至3.5D (但し、D=4個のボルト貫通孔の配設円直径)の外向
    円弧状であり、 前記各ボルト貫通孔に対応する打抜き孔の部分が前記ボ
    ルト貫通孔の中心を中心とする、 半径(r)=1.5d乃至2d (但し、d=ボルト貫通孔の直径) の円弧状であり、且つ、 隣り合う該円弧状部分間の形状が外向円弧状であって、 前記打抜き孔は全体として各4つの凹凸が滑らかに接続
    した波状に形成されていることを特徴とする、 伝達板式軸継手の伝達板。
JP1987160713U 1987-10-22 1987-10-22 伝達板式軸継手の伝達板 Expired - Lifetime JPH0625709Y2 (ja)

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