JPH06256009A - 活性炭の製造方法 - Google Patents
活性炭の製造方法Info
- Publication number
- JPH06256009A JPH06256009A JP3203274A JP20327491A JPH06256009A JP H06256009 A JPH06256009 A JP H06256009A JP 3203274 A JP3203274 A JP 3203274A JP 20327491 A JP20327491 A JP 20327491A JP H06256009 A JPH06256009 A JP H06256009A
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- JP
- Japan
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- sulfuric acid
- concentrated sulfuric
- coal tar
- active carbon
- water
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/30—Active carbon
- C01B32/312—Preparation
- C01B32/342—Preparation characterised by non-gaseous activating agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/30—Active carbon
- C01B32/312—Preparation
- C01B32/336—Preparation characterised by gaseous activating agents
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気酸化温度よりも低い軟化点を有するコー
ルタールピッチまたは石油ピッチに対し有効に適用され
る不融化方法、ひいては活性炭の製造方法を提供する。 【構成】 軟化点約130℃のコールタールピッチ10
gに対し、98%濃硫酸100mlを加え、30℃で1
時間撹拌した。これを5リットルの水で希釈した後、固
体部分をロ別し、十分水洗して乾燥させ、窒素気流中8
00℃で焼成した。この焼成時に発泡はみられず、細孔
容積約200cm3/gの炭化物が約8g得られた。
ルタールピッチまたは石油ピッチに対し有効に適用され
る不融化方法、ひいては活性炭の製造方法を提供する。 【構成】 軟化点約130℃のコールタールピッチ10
gに対し、98%濃硫酸100mlを加え、30℃で1
時間撹拌した。これを5リットルの水で希釈した後、固
体部分をロ別し、十分水洗して乾燥させ、窒素気流中8
00℃で焼成した。この焼成時に発泡はみられず、細孔
容積約200cm3/gの炭化物が約8g得られた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性炭の製造方法に関
する。更に詳しくは、ピッチ類からの活性炭の製造方法
に関する。
する。更に詳しくは、ピッチ類からの活性炭の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】活性炭を製造するには、炭化と賦活の2
工程を経るのが一般的である。ところで、ピッチ類を原
料として活性炭を製造する場合には、ピッチ類は軟化点
が低いため、炭化の段階で溶融・発泡し、そのため炭化
物の収率が低くなるばかりではなく、細孔容積が小さ
く、機械的強度も著しく弱いという欠点をもたらしてい
る。
工程を経るのが一般的である。ところで、ピッチ類を原
料として活性炭を製造する場合には、ピッチ類は軟化点
が低いため、炭化の段階で溶融・発泡し、そのため炭化
物の収率が低くなるばかりではなく、細孔容積が小さ
く、機械的強度も著しく弱いという欠点をもたらしてい
る。
【0003】従って、炭化に先立ってピッチ類を不融化
する必要があり、一般的には約200〜300℃付近での空気
酸化により、不融化処理が行われているが、このような
処理方法は、用いられるピッチの軟化点が空気酸化温度
よりも高いものにしか適用できないという制約がみられ
る。
する必要があり、一般的には約200〜300℃付近での空気
酸化により、不融化処理が行われているが、このような
処理方法は、用いられるピッチの軟化点が空気酸化温度
よりも高いものにしか適用できないという制約がみられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、空気
酸化温度よりも低い軟化点を有するコールタールピッチ
または石油ピッチに対し有効に適用される不融化方法、
ひいては活性炭の製造方法を提供することにある。
酸化温度よりも低い軟化点を有するコールタールピッチ
または石油ピッチに対し有効に適用される不融化方法、
ひいては活性炭の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
コールタールピッチまたは石油ピッチを濃硫酸で処理し
た後炭化させる活性炭の製造方法によって達成される。
コールタールピッチまたは石油ピッチを濃硫酸で処理し
た後炭化させる活性炭の製造方法によって達成される。
【0006】濃硫酸処理は、ピッチ類10g当たり濃度90
〜98%の濃硫酸を約50〜200ml、一般には100ml程度を用
い、室温乃至約120℃、好ましくは約30〜100℃の温度で
約 10分間乃至約1時間程度浸漬することによって行わ
れ、好ましくは撹拌条件下で行われる。
〜98%の濃硫酸を約50〜200ml、一般には100ml程度を用
い、室温乃至約120℃、好ましくは約30〜100℃の温度で
約 10分間乃至約1時間程度浸漬することによって行わ
れ、好ましくは撹拌条件下で行われる。
【0007】このようにして不融化処理されたピッチ類
は、約600〜1000℃の温度に加熱され、炭化処理され
る。炭化処理は、十分に水洗し、乾燥させた後、窒素気
流中などの不活性雰囲気中で行われる。
は、約600〜1000℃の温度に加熱され、炭化処理され
る。炭化処理は、十分に水洗し、乾燥させた後、窒素気
流中などの不活性雰囲気中で行われる。
【0008】炭化処理後は、細孔容積増大のために、賦
活処理することが有効である。賦活処理は、弱酸化性ガ
ス(H2O、CO2など)や薬品(HCl、KOHなど)を用いて行われ
る。
活処理することが有効である。賦活処理は、弱酸化性ガ
ス(H2O、CO2など)や薬品(HCl、KOHなど)を用いて行われ
る。
【0009】
【発明の効果】コールタールピッチまたは石油ピッチを
濃硫酸で処理して不融化させた後炭化させると、炭化の
段階で溶融・発泡しないため、濃硫酸処理しないものと
比べ、炭化物の収率が良くなるばかりではなく、細孔容
積の大きいものが得られるという効果を奏する。
濃硫酸で処理して不融化させた後炭化させると、炭化の
段階で溶融・発泡しないため、濃硫酸処理しないものと
比べ、炭化物の収率が良くなるばかりではなく、細孔容
積の大きいものが得られるという効果を奏する。
【0010】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0011】実施例 軟化点約130℃のコールタールピッチ10gに対し、98%濃
硫酸100mlを加え、1時間撹拌した。これを5リットルの
水で希釈した後、固体部分をロ別し、十分水洗して乾燥
させ、窒素気流中800℃で焼成した。この焼成時に発泡
はみられず、細孔容積約200cm3/gの炭化物が約8g得られ
た。
硫酸100mlを加え、1時間撹拌した。これを5リットルの
水で希釈した後、固体部分をロ別し、十分水洗して乾燥
させ、窒素気流中800℃で焼成した。この焼成時に発泡
はみられず、細孔容積約200cm3/gの炭化物が約8g得られ
た。
【0012】比較例1 軟化点約130℃のコールタールピッチを、空気気流中200
℃で酸化処理を行ったところ発泡がみられた。
℃で酸化処理を行ったところ発泡がみられた。
【0013】比較例2 軟化点約130℃のコールタールピッチ10gを、窒素気流中
800℃で焼成した。得られた炭化物は発泡しており、そ
の細孔容積約50cm3/gのものが約2g得られただけであっ
た。
800℃で焼成した。得られた炭化物は発泡しており、そ
の細孔容積約50cm3/gのものが約2g得られただけであっ
た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】実施例 軟化点約130℃のコールタールピッチ10gに対し、98%濃
硫酸100mlを加え、30℃で1時間撹拌した。これを5リッ
トルの水で希釈した後、固体部分をロ別し、十分水洗し
て乾燥させ、窒素気流中800℃で焼成した。この焼成時
に発泡はみられず、細孔容積約200cm3/gの炭化物が約8g
得られた。
硫酸100mlを加え、30℃で1時間撹拌した。これを5リッ
トルの水で希釈した後、固体部分をロ別し、十分水洗し
て乾燥させ、窒素気流中800℃で焼成した。この焼成時
に発泡はみられず、細孔容積約200cm3/gの炭化物が約8g
得られた。
Claims (2)
- 【請求項1】 コールタールピッチまたは石油ピッチを
濃硫酸で処理した後炭化させることを特徴とする活性炭
の製造方法。 - 【請求項2】 炭化処理後賦活処理することを特徴とす
る請求項1記載の活性炭の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203274A JPH06256009A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 活性炭の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203274A JPH06256009A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 活性炭の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06256009A true JPH06256009A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=16471338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3203274A Pending JPH06256009A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 活性炭の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06256009A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100308584B1 (ko) * | 1999-06-10 | 2001-09-24 | 반봉찬 | 폐 코크스 냉각분진을 이용한 활성탄 원료대체재 및 활성탄 제조방법 |
WO2002022254A3 (en) * | 2000-09-14 | 2002-10-10 | Showa Denko Kk | Adsorbent for purifying perfluorocarbon, process for producing same, high purity octafluoropropane and octafluorocyclobutane, and use thereof |
RU2484012C1 (ru) * | 2011-11-22 | 2013-06-10 | Евгений Александрович Козеев | Метод получения фуллеренполисульфокислоты |
CN106861722A (zh) * | 2017-03-21 | 2017-06-20 | 广东工业大学 | 一种固体酸催化剂、其制备方法及其应用 |
CN109850864A (zh) * | 2019-01-22 | 2019-06-07 | 陕西理工大学 | 一种由沥青合成微孔碳的方法 |
CN112897503A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-06-04 | 上海应用技术大学 | 一种对甲苯具有吸附作用的生物质炭材料的酸改性制备方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3203274A patent/JPH06256009A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100308584B1 (ko) * | 1999-06-10 | 2001-09-24 | 반봉찬 | 폐 코크스 냉각분진을 이용한 활성탄 원료대체재 및 활성탄 제조방법 |
WO2002022254A3 (en) * | 2000-09-14 | 2002-10-10 | Showa Denko Kk | Adsorbent for purifying perfluorocarbon, process for producing same, high purity octafluoropropane and octafluorocyclobutane, and use thereof |
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