JPH06255966A - 乗客コンベアのフレームとその据付方法 - Google Patents
乗客コンベアのフレームとその据付方法Info
- Publication number
- JPH06255966A JPH06255966A JP4141193A JP4141193A JPH06255966A JP H06255966 A JPH06255966 A JP H06255966A JP 4141193 A JP4141193 A JP 4141193A JP 4141193 A JP4141193 A JP 4141193A JP H06255966 A JPH06255966 A JP H06255966A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- opening
- chain block
- oil pan
- passenger conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チェーンブロック等の着脱作業を最小限にし
てフレームを所定の階床間に据付ることのできる乗客コ
ンベアのフレームとその据付方法の提供。 【構成】 乗客コンベアのフレーム１０のオイルパン１
１に開口１２を形成し、この開口１２からワイヤ１６を
挿通させることによりフレーム１０の下方に据付られる
フレームを吊り上げ、フレーム１０にチェーンブロック
等を着脱する作業を省略した。開口１２にはカバー１３
を装着することにより、本来のオイルパンとして機能さ
せることができる。 【効果】 フレーム据付作業の能率を向上させることが
できる。
てフレームを所定の階床間に据付ることのできる乗客コ
ンベアのフレームとその据付方法の提供。 【構成】 乗客コンベアのフレーム１０のオイルパン１
１に開口１２を形成し、この開口１２からワイヤ１６を
挿通させることによりフレーム１０の下方に据付られる
フレームを吊り上げ、フレーム１０にチェーンブロック
等を着脱する作業を省略した。開口１２にはカバー１３
を装着することにより、本来のオイルパンとして機能さ
せることができる。 【効果】 フレーム据付作業の能率を向上させることが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は乗客コンベアのフレー
ム、およびこのフレームを所定の階床間に据付る据付方
法に関する。
ム、およびこのフレームを所定の階床間に据付る据付方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の乗客コンベアのフレームの
据付方法を示す説明図である。
据付方法を示す説明図である。
【０００３】この図に示すように、従来にあっては、階
床間に乗客コンベアのフレームを据付る場合、既に据付
たフレーム１の下方部分にチェーンブロック２を取付
け、このチェーンブロック２で次に据付るフレーム３に
掛け回したワイヤロープ４を吊り上げ、これによりフレ
ーム３をフレーム１の下方に位置する階床間に据付るよ
うにしていた。
床間に乗客コンベアのフレームを据付る場合、既に据付
たフレーム１の下方部分にチェーンブロック２を取付
け、このチェーンブロック２で次に据付るフレーム３に
掛け回したワイヤロープ４を吊り上げ、これによりフレ
ーム３をフレーム１の下方に位置する階床間に据付るよ
うにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来技術では、下方に位置するフレームを据付るに際
し、チェーンブロック２を要することから、チェーンブ
ロック２の着脱作業に多大の時間がかかる。すなわち図
４に示すフレーム１を据付る際には、このフレーム１の
上方に位置するフレーム５の下方部分にチェーンブロッ
ク２を装着してワイヤロープを吊り上げ、フレーム１の
据付後には上述のチェーンブロック２を取外してフレー
ム１の下方部分に装着し、この状態でフレーム３に掛け
たワイヤロープ４を吊り上げ、これによりフレーム３を
据付、以下同様にして、フレーム３の下方に位置する図
示しないフレーム１に装着してあったチェーンブロック
２を外してフレーム３の下方部分にチェーンブロック２
を装着する等の作業が必要であり、このためフレームの
据付作業の能率向上を見込めない問題がある。
従来技術では、下方に位置するフレームを据付るに際
し、チェーンブロック２を要することから、チェーンブ
ロック２の着脱作業に多大の時間がかかる。すなわち図
４に示すフレーム１を据付る際には、このフレーム１の
上方に位置するフレーム５の下方部分にチェーンブロッ
ク２を装着してワイヤロープを吊り上げ、フレーム１の
据付後には上述のチェーンブロック２を取外してフレー
ム１の下方部分に装着し、この状態でフレーム３に掛け
たワイヤロープ４を吊り上げ、これによりフレーム３を
据付、以下同様にして、フレーム３の下方に位置する図
示しないフレーム１に装着してあったチェーンブロック
２を外してフレーム３の下方部分にチェーンブロック２
を装着する等の作業が必要であり、このためフレームの
据付作業の能率向上を見込めない問題がある。
【０００５】本発明は、上述した従来の実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、チェーンブロック等の着脱
作業を最小限にしてフレームを所定の階床間に据付るこ
とのできる乗客コンベアのフレームとその据付方法を提
供することにある。
されたもので、その目的は、チェーンブロック等の着脱
作業を最小限にしてフレームを所定の階床間に据付るこ
とのできる乗客コンベアのフレームとその据付方法を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項１に記載の発明は、乗客コン
ベアの本体を形成するフレームにおいて、オイルパンに
開口を設けるとともに、この開口を開閉可能なカバーを
設けた構成にしてある。
に、本発明のうちの請求項１に記載の発明は、乗客コン
ベアの本体を形成するフレームにおいて、オイルパンに
開口を設けるとともに、この開口を開閉可能なカバーを
設けた構成にしてある。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、第１のフ
レームのオイルパンに設けた開口からけん引体を垂下さ
せ、このけん引体によって上記第１のフレームの下方に
配置される第２のフレームを吊り上げて、この第２のフ
レームを所定の高さ位置に据付るようにしてある。
レームのオイルパンに設けた開口からけん引体を垂下さ
せ、このけん引体によって上記第１のフレームの下方に
配置される第２のフレームを吊り上げて、この第２のフ
レームを所定の高さ位置に据付るようにしてある。
【０００８】
【作用】本発明は、既に据付られたフレームのカバーを
開くことによりこのフレームのオイルパンに開口が形成
される。したがって、この開口からけん引体を垂下させ
ることにより、吊り上げることができる。したがって、
このカバーを有するオイルパンを備えたフレームにおけ
るチェーンブロックの着脱作業は要しない。
開くことによりこのフレームのオイルパンに開口が形成
される。したがって、この開口からけん引体を垂下させ
ることにより、吊り上げることができる。したがって、
このカバーを有するオイルパンを備えたフレームにおけ
るチェーンブロックの着脱作業は要しない。
【０００９】請求項２の発明も、基本的には上述と同様
であり、第１のフレームのオイルパンの開口からけん引
体を垂下させることにより、この第１のフレームの下方
に位置するフレームを、第１のフレームに対するチェー
ンブロックの着脱作業を要することなく吊り上げ、所定
の階床間に据付ることができる。
であり、第１のフレームのオイルパンの開口からけん引
体を垂下させることにより、この第１のフレームの下方
に位置するフレームを、第１のフレームに対するチェー
ンブロックの着脱作業を要することなく吊り上げ、所定
の階床間に据付ることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の乗客コンベアのフレームとそ
の据付方法の実施例について図に基づいて説明する。
の据付方法の実施例について図に基づいて説明する。
【００１１】図１、２は本発明の乗客コンベアのフレー
ムの一実施例を示す説明図で、図１は要部を示す斜視
図、図２は図１に示す要部におけるカバー装着時の状態
を示す断面図である。
ムの一実施例を示す説明図で、図１は要部を示す斜視
図、図２は図１に示す要部におけるカバー装着時の状態
を示す断面図である。
【００１２】図１において、１０は乗客コンベアのフレ
ーム、１１はこのフレーム１０の底部を形成するオイル
パン、１２はこのオイルパン１１に形成され、上階乗降
口付近、下階乗降口付近それぞれの水平部分に設けられ
た開口であり、この開口１２にはカバー１３が装着され
る。このカバー１３は図２に示すように、タップねじ１
４を締結することにより開口１２の縁部１５に固定さ
れ、タップねじ１４をゆるめて外すことにより開口１２
から離脱させることができる。
ーム、１１はこのフレーム１０の底部を形成するオイル
パン、１２はこのオイルパン１１に形成され、上階乗降
口付近、下階乗降口付近それぞれの水平部分に設けられ
た開口であり、この開口１２にはカバー１３が装着され
る。このカバー１３は図２に示すように、タップねじ１
４を締結することにより開口１２の縁部１５に固定さ
れ、タップねじ１４をゆるめて外すことにより開口１２
から離脱させることができる。
【００１３】乗客コンベアの通常の稼働時等にあって
は、図２に示すようにカバー１３で開口１２を閉塞する
ように保たれ、フレーム１０の据付時、あるいは撤去時
等にあっては図１に示すようにカバー１３は開口１２か
ら取り除かれる。そして開口１２にはワイヤロープ１６
等が挿通され、フレーム１０の据付、撤去のために活用
される。
は、図２に示すようにカバー１３で開口１２を閉塞する
ように保たれ、フレーム１０の据付時、あるいは撤去時
等にあっては図１に示すようにカバー１３は開口１２か
ら取り除かれる。そして開口１２にはワイヤロープ１６
等が挿通され、フレーム１０の据付、撤去のために活用
される。
【００１４】次に上述したフレーム１０の据付方法の一
実施例について図３に基づいて説明する。図３では３台
の乗客コンベアのフレーム１０すなわちフレーム１０
ａ、１０ｂ、１０ｃを例示してある。はじめに図示しな
いチェーンブロック等により最上位置に設置するフレー
ム１０ａを吊り上げ、階床間に固定する。次にフレーム
１０ａの２ヶ所の乗降口付近のカバー１３を離脱し、そ
れぞれの開口１２に上述のチェーンブロック等から垂下
されるけん引体、例えばワイヤロープ１６、１７を挿通
させる。次にフレーム１０ａの直下に配置されるフレー
ム１０ｂにワイヤロープを掛け、このワイヤロープと前
述したワイヤロープ１６、１７のそれぞれとを連結す
る。この状態で上述のチェーンブロック等を作動させる
ことにより、フレーム１０ｂが所定の階床間まで上昇
し、その位置で固定される。次に前述と同様に、フレー
ム１０ｂの２ヶ所の乗降口付近のカバー１３を離脱し、
それぞれの開口１２に上述のワイヤロープ１６、１７を
挿通させる。次に同図３に示すように、フレーム１０ｂ
の直下に配置されるフレーム１０ｃにワイヤロープ１
８、１９を掛け、このワイヤロープ１８、１９と前述し
たワイヤロープ１６、１７のそれぞれを連結する。この
状態で上述のチェーンブロック等を作動させることによ
り、フレーム１０ｃが所定の階床間まで上昇しその位置
で固定される。各フレーム１０ａ、１０ｂ、１０ｃの据
付が終了したときには、ワイヤロープ１６、１７、１
８、１９等は除去され、各フレーム１０ａ、１０ｂ、１
０ｃの開口１２にカバー１３が装着される。これによ
り、開口１２は閉じられるので、各フレーム１０ａ、１
０ｂ、１０ｃのオイルパン１１は油溜め機能等の本来の
機能を確保する。
実施例について図３に基づいて説明する。図３では３台
の乗客コンベアのフレーム１０すなわちフレーム１０
ａ、１０ｂ、１０ｃを例示してある。はじめに図示しな
いチェーンブロック等により最上位置に設置するフレー
ム１０ａを吊り上げ、階床間に固定する。次にフレーム
１０ａの２ヶ所の乗降口付近のカバー１３を離脱し、そ
れぞれの開口１２に上述のチェーンブロック等から垂下
されるけん引体、例えばワイヤロープ１６、１７を挿通
させる。次にフレーム１０ａの直下に配置されるフレー
ム１０ｂにワイヤロープを掛け、このワイヤロープと前
述したワイヤロープ１６、１７のそれぞれとを連結す
る。この状態で上述のチェーンブロック等を作動させる
ことにより、フレーム１０ｂが所定の階床間まで上昇
し、その位置で固定される。次に前述と同様に、フレー
ム１０ｂの２ヶ所の乗降口付近のカバー１３を離脱し、
それぞれの開口１２に上述のワイヤロープ１６、１７を
挿通させる。次に同図３に示すように、フレーム１０ｂ
の直下に配置されるフレーム１０ｃにワイヤロープ１
８、１９を掛け、このワイヤロープ１８、１９と前述し
たワイヤロープ１６、１７のそれぞれを連結する。この
状態で上述のチェーンブロック等を作動させることによ
り、フレーム１０ｃが所定の階床間まで上昇しその位置
で固定される。各フレーム１０ａ、１０ｂ、１０ｃの据
付が終了したときには、ワイヤロープ１６、１７、１
８、１９等は除去され、各フレーム１０ａ、１０ｂ、１
０ｃの開口１２にカバー１３が装着される。これによ
り、開口１２は閉じられるので、各フレーム１０ａ、１
０ｂ、１０ｃのオイルパン１１は油溜め機能等の本来の
機能を確保する。
【００１５】このように構成したフレーム１０およびフ
レーム１０の据付方法にあっては、チェーンブロック等
を用いるのは最上位置のフレームを据付る時だけであ
り、チェーンブロック等の着脱作業に要する時間を最小
限に抑えることができ、フレーム１０の据付作業の能率
を向上させることができる。
レーム１０の据付方法にあっては、チェーンブロック等
を用いるのは最上位置のフレームを据付る時だけであ
り、チェーンブロック等の着脱作業に要する時間を最小
限に抑えることができ、フレーム１０の据付作業の能率
を向上させることができる。
【００１６】なお、一旦据付られたフレーム１０を撤去
する場合も上述と同様にして行なえば良く、この撤去作
業の能率も向上させることができる。
する場合も上述と同様にして行なえば良く、この撤去作
業の能率も向上させることができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、チェーンブロック等の着脱作業を最小限にしてフレ
ームを所定の階床間に据付ることができ、従来に比べて
据付時間を短縮でき、据付作業能率を向上させることが
できる。
ら、チェーンブロック等の着脱作業を最小限にしてフレ
ームを所定の階床間に据付ることができ、従来に比べて
据付時間を短縮でき、据付作業能率を向上させることが
できる。
【図１】本発明の乗客コンベアのフレームの要部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１に示すフレームの要部においてカバーを装
着したときの状態を示す断面図である。
着したときの状態を示す断面図である。
【図３】本発明の乗客コンベアのフレームの据付方法を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図４】従来の乗客コンベアの据付方法を示す説明図で
ある。
ある。
１０、１０ａ、１０ｂ、１０ｃ フレーム １１ オイルパン １２ 開口 １３ カバー １４ タップねじ １５ 縁部 １６、１７、１８、１９ ワイヤロープ
Claims (2)
- 【請求項１】 乗客コンベアの本体を形成するフレーム
において、オイルパンに開口を設けるとともに、この開
口を開閉可能なカバーを設けたことを特徴とする乗客コ
ンベアのフレーム。 - 【請求項２】 第１のフレームのオイルパンに設けた開
口からけん引体を垂下させ、このけん引体によって上記
第１のフレームの下方に配置される第２のフレームを吊
り上げて、この第２のフレームを所定の高さ位置に据付
ることを特徴とする乗客コンベアのフレームの据付方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04141193A JP3377544B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 乗客コンベアのフレームの据付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04141193A JP3377544B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 乗客コンベアのフレームの据付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06255966A true JPH06255966A (ja) | 1994-09-13 |
| JP3377544B2 JP3377544B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=12607620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04141193A Expired - Fee Related JP3377544B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 乗客コンベアのフレームの据付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3377544B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH092767A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-07 | L Mech:Kk | エスカレータ・トラスの揚重方法 |
| JP2005298189A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tokyu Construction Co Ltd | エスカレーターの設置工法 |
| JP2020015569A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | フジテック株式会社 | マンコンベヤの構造体及びマンコンベヤ |
| US10604381B2 (en) | 2014-07-09 | 2020-03-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Passenger conveyor lifting device and passenger conveyor lifting method |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP04141193A patent/JP3377544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH092767A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-07 | L Mech:Kk | エスカレータ・トラスの揚重方法 |
| JP2005298189A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tokyu Construction Co Ltd | エスカレーターの設置工法 |
| JP4512403B2 (ja) * | 2004-04-15 | 2010-07-28 | 東急建設株式会社 | エスカレーターの設置工法 |
| US10604381B2 (en) | 2014-07-09 | 2020-03-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Passenger conveyor lifting device and passenger conveyor lifting method |
| DE112014006791B4 (de) * | 2014-07-09 | 2020-04-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Passagierförderer-Hubvorrichtung und Passagierförderer-Hubverfahren |
| JP2020015569A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | フジテック株式会社 | マンコンベヤの構造体及びマンコンベヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3377544B2 (ja) | 2003-02-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |