JP2002233027A - ケーブルダクト - Google Patents

ケーブルダクト

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JP2002233027A
JP2002233027A JP2001028340A JP2001028340A JP2002233027A JP 2002233027 A JP2002233027 A JP 2002233027A JP 2001028340 A JP2001028340 A JP 2001028340A JP 2001028340 A JP2001028340 A JP 2001028340A JP 2002233027 A JP2002233027 A JP 2002233027A
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JP
Japan
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bolt
lid
main body
cable duct
contact plate
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JP2001028340A
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English (en)
Inventor
Isao Kamiyoshi
勲 神吉
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外したボルトとナットの脱落、落下を防ぎ、
塵埃の多い場所に設置できるケーブルダクトを提供する
こと。 【解決手段】 ケーブルを収納する本体部と、この本体
部を閉鎖する蓋部とを有し、本体部と蓋部とがボルト及
びナットによって締結されるケーブルダクトであって、
本体部にはナットが固着され、蓋部には蓋部に対して離
間する当接板が形成され、この当接板にはボルトを挿通
するボルト挿通孔が形成され、このボルト挿通孔に挿通
された状態でボルトの軸部に止め具を装着することによ
り、ボルトを当接板に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内ケーブルを収
納するケーブルダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】屋内の電線等のケーブルを収容するケー
ブルダクトは、床面に配置される各種機器の設置や通
行、作業の妨げとならないように床面から十分な高さに
設置することが望ましく、天井から吊設されるのが一般
である。このケーブルダクトを鋼製の本体と蓋とからな
る箱状に形成したものは、収容されるケーブルを電磁界
によるノイズから保護する(あるいは収容されたケーブ
ルによるノイズから各種機器を保護する)ことができ
る。従来ケーブルダクトは、天井に固定した本体に、蝶
番やかしめによって蓋を固定する構造が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ルダクトの蓋と本体とを蝶番やかしめによって固定する
構造では、蓋と本体との間の隙間が大きくなってしま
い、塵埃の多い場所への設置に適さないという問題があ
った。この問題を解決するために蓋と本体とをボルトお
よびナットによって締結し、ケーブルを収容する内部を
密閉する構造とすれば、本体と蓋との間の隙間を小さく
することができるので、塵埃の多い場所に設置すること
も可能となる。しかし、ケーブルのメンテナンス作業時
等、ケーブルダクトを開放する時には、取り外したボル
トとナットを保持しながら作業しなければならないため
作業性が悪く、またケーブルダクトの設置場所が高所で
あることから、取り外したボルトやナットが落下した場
合に非常に危険であるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、取り外したボルトとナットの脱落、落下を
防ぐことにより塵埃の多い場所に設置可能なケーブルダ
クトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる発明は、ケーブルを収納する本体
部と、この本体部を閉鎖する蓋部とを有し、本体部と蓋
部とがボルト及びナットによって締結されるケーブルダ
クトであって、本体部にはナットが固着され、蓋部には
蓋部に対して離間する当接板が形成され、この当接板に
はボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、ボルト
は、このボルト挿通孔に挿通された状態でボルト軸部に
止め具を装着されることにより、当接板に保持されるこ
とを特徴としている。
【0006】この発明にかかるケーブルダクトは、本体
部にナットを固着するとともに、蓋部に当接板を設け、
止め具によってこの当接板にボルトを保持させるため、
作業性がよく、取り外したボルトとナットの脱落、落下
を防ぐことができるので、塵埃の多い場所にも設置する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照して説明する。図1に、本発明にかかるケ
ーブルダクトを示す。このケーブルダクトは長さ2.4
mの本体部30と蓋部40とから管状に構成されたもの
を多数連結して形成されていて、その内部には室内に配
線された電気線、電話線、通信ケーブル等のケーブルC
を収容することができ、床面における各種機器の設置や
通行、作業の妨げとならないように天井から吊り下げら
れ、その下面が床面から3mとなる高さに設置されてい
る。
【0008】本体部30は、収容されたケーブルCを電
磁界によるノイズから保護する(あるいは収容されたケ
ーブルCによるノイズから各種機器を保護する)ために
厚さ2mm前後の鋼板などによって製造されていて、図
2に示すように上部にフランジ面31が形成されてい
る。このフランジ面31にはボルト挿通孔30aが形成
され、このボルト挿通孔30aに連通するようにナット
11がフランジ面31の下面に配置されている。このナ
ット11は、例えば接着、溶接などによって本体部30
に固着されている。
【0009】蓋部40は、本体部30と同様に、収容さ
れたケーブルCを電磁界によるノイズから保護する(あ
るいは収容されたケーブルCによるノイズから各種機器
を保護する)ために、厚さ2mm前後の鋼板などによっ
て製造されている。この蓋部40は、天井に固定された
本体部30のフランジ面31上に載置されて本体部30
全体を上方から覆って閉鎖し、ケーブルダクト内に塵埃
が侵入するのを防ぐことができる。さらにこの蓋部40
には、図3に示すように脱落防止ピース20が固定され
るとともに、ボルト挿通孔40aが形成されている。
【0010】蓋部40に固定された脱落防止ピース20
は、当接板21と、この当接板21を蓋部40から所定
の間隔をもって保持する脚部22を有し、この脚部22
が溶接や接着によって蓋部40に固着されている。当接
板21には、蓋部40のボルト挿通孔40aに連通する
ボルト挿通孔21aが形成されている。
【0011】以上に述べた本体部30と蓋部40とは、
次のように締結される。まず、天井に支持固定された本
体部30に対し、ボルト挿通孔30aとボルト挿通孔4
0aおよびボルト挿通孔21aが連通するように、蓋部
40を配置する。この状態(ボルト挿通孔30a、ボル
ト挿通孔40a、ボルト挿通孔21aが連通する状態)
で蝶型の頭部10bを有するボルト10をこれらに挿通
してナット11に螺合させれば、図4(a)に示すよう
に、蓋部40と本体部30とを締結することができる。
さらに、ボルト10の軸部10aに、ボルト挿通孔21
aを通過不能な大きさのEリング(止め具)12を取り
付けることにより、図4(b)に示すように、ナット1
1から外したボルト10は脱落防止ピース20に保持さ
れる。
【0012】あるいは、予めボルト挿通孔21aにボル
ト10を挿通させてEリング12を取り付けておいてか
ら、天井に固定された本体部30上に蓋部40を設置
し、ボルト10をナット11に螺合させて蓋部40と本
体部30とを締結してもよい。この場合は、蓋部40を
取り付けるときには既にボルト10は当接板21に対し
て保持されているので、Eリング12を装着したままで
本体部30と蓋部40の着脱を行うことができ、ボルト
10の脱落、落下の虞がないだけでなく、締結作業をよ
り容易に行うことができる。
【0013】なお、Eリング12をボルト10に装着し
たままで本体部30と蓋部40の着脱を行うには、Eリ
ング12を装着されたボルト10の移動可能距離すなわ
ち当接板21と蓋部40との間隔(脚部22の高さ)と
ボルト10の軸部10aの長さとの関係を適切にすれば
よい。つまり、本体部30と蓋部40とが締結された状
態のときのボルト10の軸部10a先端から蓋部40に
接触している本体部30の表面までの距離が、蓋部40
の表面から当接板21の裏面までの距離よりも小さくな
るようにすればよい。
【0014】このケーブルダクトによれば、収容したケ
ーブルCのメンテナンス時などに蓋部40を取り外す場
合にも、ナット11は本体部30に固着され、ボルト1
0は当接板21に対して保持されているため、ボルト1
0とナット11は脱落して落下する虞がない。
【0015】以上のように、当接板21を蓋部40に固
定し、この当接板21に挿通されたボルト10の軸部1
0aにEリング12を装着して、ボルト10を当接板2
1に保持させることにより、ボルト10の脱落及び落下
を防止し、ナット11を本体部30に固着することによ
りナット11の脱落及び落下を防止することができる。
【0016】なお、前期実施形態において示した各構成
部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の
趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種
々変更可能である。図示のものでは、脱落防止ピース2
0は蓋部40とは別体であり、溶接や接着などによって
蓋部40に固定されているが、図5に示すように蓋部4
0の一部分として当接板45を形成するような構成であ
ってもよい。つまり、図示実施形態のように脱落防止ピ
ース20を蓋部40と別体とした場合には、従来の締結
構造であっても脱落防止ピース20を取り付けることに
よってボルト10の脱落を防止することができる一方、
蓋部40の一部分として当接板45を形成した場合に
は、脱落防止ピース20を蓋部40に取り付ける作業が
不要となる。
【0017】また、止め具はEリング12に限らず、ボ
ルトがボルト挿通孔21aから抜け落ちることを防止で
きれば、クリップやボルト軸部を貫通するテーパピンな
どでもよい。
【0018】また、前記実施形態では天井に固定した本
体部30に蓋部40を載置して固定したが、図6に示す
ように、天井に固定した本体部30の開口を下方に向
け、下方から蓋部40を取り付けて閉鎖するような構成
でもよく、さらに蓋部40の側面に当接板21を設け
て、ボルト10を側面から貫通させるように締結させて
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
ケーブルダクトは、本体部にナットを固着させるととも
に、蓋部に当接板を設け、止め具によってこの当接板に
ボルトを保持させるため、ボルトとナットの着脱作業を
容易かつ安全に行うことができる。したがって、ケーブ
ルダクトの本体部と蓋部とをボルトとナットによって締
結する、塵埃の多い場所に適するボルトとナットにより
締結されるケーブルダクトが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるケーブルダクトの実施形態を
示す斜視図である。
【図2】 本発明にかかる本体部の実施形態を示す断面
図である。
【図3】 本発明にかかる当接板の実施形態を示す斜視
図である。
【図4】 本体部と蓋部とを締結する構造を示す部分断
面図である。
【図5】 本発明にかかる当接板の他の実施形態を示す
斜視図である。
【図6】 本発明にかかるケーブルダクトの別の実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ボルト 10a 軸部 10b 頭部 11 ナット 12 Eリング(止め具) 20 脱落防止ピース 21 当接板 21a ボルト挿通孔 22 脚部 30 本体部 31 フランジ面 31a ボルト挿通孔 40 蓋部 40a ボルト挿通孔 45 当接板 C ケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 41/00 F16B 41/00 F H02G 3/38 H02G 9/04 9/04 H05K 7/02 N H05K 7/02 H02G 3/28 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを収納する本体部と、該本体部
    を閉鎖する蓋部とを有し、該本体部と該蓋部とがボルト
    及びナットによって締結されるケーブルダクトであっ
    て、 前記本体部には該ナットが固着され、前記蓋部には該蓋
    部に対して離間する当接板が形成され、 該当接板には前記ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成
    され、 前記ボルトは、該ボルト挿通孔に挿通された状態で該ボ
    ルト軸部に止め具を装着されることにより、前記当接板
    に保持されることを特徴とするケーブルダクト。
JP2001028340A 2001-02-05 2001-02-05 ケーブルダクト Pending JP2002233027A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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