JP3815377B2 - 機器落下防止金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造に開設した開口部に装着される換気装置等の機器の落下を防止する機器落下防止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造に開設した開口部に装着される換気装置や暖房機等の機器は、大型のものではアンカーボルト等で吊り固定されるが、比較的質量の小さなものは、機器本体の外殻に構成したフランジを仕切構造の野縁や天井板にネジ締めして装着されている。固定強度は、所定のネジを使い設計通り装着された場合には十分確保されているが、万全を帰す意味で落下防止策が講じられているものもある。例えば、野縁等へ本体をネジ固定した後、仕切構造の開口部より張出し量の大きい金具を本体の外殻に固定したり、仕切構造に固定した本体の内側から仕切構造を跨ぐコ状の金具を差込んだりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の機器落下に関する防止策において、仕切構造の開口部より張出し量の大きい金具を外殻に固定するものでは、機器の点検や修理・交換に当り機器を取外す必要が生じた場合、天井板等の取外しが必要になり随分、厄介な手間がかかる。また、仕切構造を跨ぐコ状の金具を使うものは、特定の機器については適用できるものの、外殻の内部の当該位置に仕切構造があったり、構造部材があったりする機器には適用できないといった問題点がある。
【0004】
本発明は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その課題とするところは、機器の取外しが可能であり、各種の構成の天井取付型の機器に適用できる機器落下防止金具を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造に開設した開口部に、機器本体の外殻に構成したフランジをネジ締めして固定する機器について、その機器本体の取付け前に、開口部の仕切構造の口縁に装着する保持金具と、機器本体の開口部への取付け後に保持金具に装着する止金具とから構成し、その保持金具は、仕切構造を室内側と天井裏側にわたり抱込むチャンネル形をなし、その室内側のフランジ部より突出し横孔を開けたウェブ部延出部を有し、機器本体のフランジにはこのウェブ部延出部を抜通す通孔を設け、機器本体のフランジの通孔から抜通したウェブ部延出部の横孔に止金具をかんぬき状に装着する手段を採用する。
【0006】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における止金具に、止金具のウェブ部延出部の横孔からの抜出を規制する固定構造を設ける手段を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図4によって示す本実施の形態は、室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造1に開設した開口部2に装着される暖房装置等の機器の落下を防止する機器落下防止金具に関するものである。機器本体3は、図1に示すように室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造1に開設した野縁4と天井板5とで形成された開口部2に、機器本体3の外殻に構成した取付フランジ6を複数箇所において天井板5及び野縁4にネジ締めして固定するものである。
【0008】
機器落下防止金具は、図2に示すように機器本体3の仕切構造1への取付け前に、開口部2の仕切構造1の口縁に装着する保持金具7と、機器本体3の開口部2への取付け後に保持金具7に装着する止金具8とから構成されている。保持金具7は、仕切構造1を室内側と天井裏側にわたり抱込むチャンネル形に形成され、その室内側のフランジ部9より突出し角形の横孔10を開けたウェブ部延出部11を有している。ウェブ部延出部11は、切起こしにより形成され、その横孔10は機器本体3の取付フランジ6の厚み分ウェブ部12より離れた位置に開けられている。切起こしによる開放部のあるフランジ部9には機器本体3の取付フランジ6に形成されたネジ挿通孔13に適合するネジ挿通孔14が開けられている。
【0009】
機器本体3の取付フランジ6には、保持金具7のウェブ部延出部11を抜通す通孔15とネジ挿通孔14に適合するネジ挿通孔13と通孔15に隣接してネジ挿通孔16が設けられている。機器本体3を仕切構造1に装着する前に、保持金具7をそのウェブ部延出部11が室内側になるように二つのフランジ部9が仕切構造1の室内側と天井裏側になるように口縁に装着する。機器本体3の取付位置における取付フランジ6の通孔15にウェブ部延出部11が対応する位置に位置合わせし、機器本体3を仕切構造1の開口部2に嵌め、取付フランジ6の複数のネジ挿通孔13からネジ17を天井板5及び野縁4にネジ締めして機器本体3を仕切構造1に固定する。保持金具7のネジ挿通孔14と取付フランジ6の適合するネジ挿通孔13にもネジが挿通され共締めにされる。
【0010】
この状態で機器本体3の取付フランジ6の通孔15から保持金具7のウェブ部延出部11が室内側に突出している。通孔15から抜出したウェブ部延出部11の横孔10に平面凸形に形成された止金具8を横方向からかんぬき状に装着する。止金具8に設けられたネジ挿通孔16から取付フランジ6のネジ挿通孔16を通じてネジ17を仕切構造1にネジ締めして機器本体3の取付けが完了する。
【0011】
保持金具7のウェブ部12の立寸法は、仕切構造1の厚みより若干大きくなっていて、いずれの仕切構造1に対しても取付けることができる。機器本体3の取付フランジ6を固定しているネジ17がなんらかの原因で脱落又は破損した場合でも、取付フランジ6と落下防止金具とは連結状態にあり、保持金具7のフランジ部9は仕切構造1を抱かえているため、図4のように仕切構造1の開口部2に機器本体3は落下防止金具を支点に回動して止まり、鉛直下方に落下することはない。また、止金具8もネジ締めされているので不用意に横孔10から抜出することもない。
【0012】
機器本体3の取外しは止金具8を外せば、装着時と逆手順で容易に行うことができる。この落下防止金具は、機器本体3の内側から装着するものではないので、機器本体3の内側構造に依存することなく、各種の天井取付型の機器に適用することができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、機器の取外しが可能であり、各種の構成の天井取付型の機器に適用できる機器落下防止金具が得られる。
【0014】
請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに止金具の止め機能が向上し、より安定した落下防止機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の機器落下防止金具を取付状態で示す断面図である。
【図2】 実施の形態の機器落下防止金具の構成を示す分解斜視図である。
【図3】 実施の形態の機器落下防止金具を機器との取付状態で示す断面図である。
【図4】 実施の形態の機器落下防止金具の機能を示す断面図である。
【符号の説明】
1 仕切構造、 2 開口部、 3 機器本体、 6 取付フランジ、 7 保持金具、 8 止金具、 9 フランジ部、 10 横孔、 11 ウェブ部延出部、 15 通孔、 16 ネジ挿通孔、 17 ネジ。
Claims (2)
- 室内と天井裏空間とを仕切る仕切構造に開設した開口部に、機器本体の外殻に構成したフランジをネジ締めして固定する機器について、前記機器本体の取付け前に、前記開口部の仕切構造の口縁に装着する保持金具と、前記機器本体の前記開口部への取付け後に前記保持金具に装着する止金具とからなり、前記保持金具は、前記仕切構造をその室内側と天井裏側にわたり抱込むチャンネル形をなし、その室内側のフランジ部より突出し横孔を開けたウェブ部延出部を有し、前記機器本体のフランジにはこのウェブ部延出部を抜通す通孔を設け、前記機器本体のフランジの通孔から抜き通した前記ウェブ部延出部の前記横孔に前記止金具をかんぬき状に装着した機器落下防止金具。
- 請求項1に記載の機器落下防止金具であって、止金具にこの止金具のウェブ部延出部の横孔からの抜出を規制する固定構造を設けた機器落下防止金具。
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