JPH0625512B2 - 自動車用ロック装置 - Google Patents

自動車用ロック装置

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JPH0625512B2
JPH0625512B2 JP14558287A JP14558287A JPH0625512B2 JP H0625512 B2 JPH0625512 B2 JP H0625512B2 JP 14558287 A JP14558287 A JP 14558287A JP 14558287 A JP14558287 A JP 14558287A JP H0625512 B2 JPH0625512 B2 JP H0625512B2
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JP
Japan
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pole
latch member
cover plate
striker
shaft
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JPS63312485A (ja
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良治 志村
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ドア等開閉体を拘束するために設けられる自
動車用ロック装置に関する。
「従来の技術」 従来の自動車用ロック装置としては、例えば特開昭58-1
1277号公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、ラッチ部材の回動を拘束するポ
ール部材を平板素材からプレス成形可能にする技術であ
って、ポール部材のポール部の厚さは平板素材の板厚で
はなく素材面の広がり方向に設定できるものが開示され
ており、加工上コストダウンすることができるととも
に、ポール部材の寸法設定の自由度の高い技術が開示さ
れている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の自動車ロック装置で
は、ポール部材の係合端の厚さは全体として一定のポー
ル部の厚さであって、その厚さがラッチ部材の厚さと同
一であるものであり、強度を増すためにラッチ部材の板
厚を十分に確保し、それに見合った厚さの係合端を有す
るポール部材とするとポール部材が厚ぼったくなり、重
量が増し、ロック装置の一層の小型軽量化を図りにくい
という問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、ポール部材の係合端の十分な強度を確保すると
ともに小型軽量化を図ることができるようにして上記問
題点を解決した自動車用ロック装置を提供することを目
的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 車体または開閉体のいずれか一方の取付部に固着され、
かつ他方に固着されたストライカと噛合することによっ
て開閉体を閉止状態に拘束するものであって、ハウジン
グに構成部材を枢支して配置した自動車ロック装置にお
いて、 ストライカの進入溝を臨み、ストライカを係止するラッ
チ部材を配設するとともに、該ラッチ部材に係合してロ
ックオン時に該ラッチ部材の回動を拘束するポール部材
を設け、 前記ボール部材は、軸体とポール部とを一体に成形して
成り、該ポール部の前記ラッチ部材との係合端の板厚
を、前記軸体まわりの板厚より厚く成形し、 前記ポール部材の一端は前記ハウジングのカバープレー
トに枢支されており、前記係合端の板厚は該カバープレ
ートの側に凸になるよう厚くなっていて、該係合端より
中心側の相対的に低くなった部分に嵌合するよう該カバ
ープレートを内方に陥入させてエンボス部を形成し、該
エンボス部の底面に前記軸体の軸端を嵌合させるととも
に、該軸端を該カバープレートの一般表面まで延ばして
あることを特徴とする自動車用ロック装置に存在する。
「作用」 ポール部材のポール部の係合端はラッチ部材の係合端の
板厚に相応した厚さであって十分な強度をもってラッチ
部材の回動を拘束し、しかも板厚が厚く、そのうえ、エ
ンボス部の底面に軸体の軸端を嵌合させるとともに、該
軸端を該カバープレートの一般表面まで延ばしてあるの
で、衝突時等にラッチ部材に板厚方向の過大な曲げ荷重
が加わって多少変位しても係合が外れることがない。
ポール部の基部の軸体まわりは係合端に比べて肉薄にな
っているので、ロック部材を軽量化することができるも
のである。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
各図は本発明の一実施例を示している。
第3図〜第5図に示すように、車体または開閉体の一方
に固設されるストライカ10を、他方のストライカ10
を臨む位置に装着されたロック装置20が噛合して拘束
するようになっている。
ロック装置20はハウジング30に噛合機構が内装され
ている。ハウジング30は、合成樹脂製のボディ31を
ベースプレート33とカバープレート35とが挾持して
成る。
ボディ31には、ストライカ10の進入空間32が形成
され、進入空間32とカバープレート35の支持面壁3
6とにかけてストライカ10の進入溝37が穿設されて
いる。
ハウジング30のボディ31に形成された空間内にはラ
ッチ部材40とポール部材50とが内装されている。
ラッチ部材40はカバープレート35の支持面壁36と
ベースプレート33との間に架設された枢軸41に枢支
されており、図示省略された付勢ばねで第3図において
反時計方向である進入溝37の入口方向に付勢されてい
る。枢軸41はカバープレート35の支持面壁36とベ
ースプレート33とにそれぞれかしめ固結されている。
ラッチ部材40の先端部は進入溝37の入口を臨むフォ
ーク部43をなしており、フォーク部43の一方の先端
部はフルラッチ時の被係止端44をなしていて、ストラ
イカ10を係止したとき進入溝37を跨いで反対側の周
縁を構成している支持面壁36にかかる位置まで延びて
いる。ラッチ部材40のフォーク部43の他方の先端は
ハーフラッチ時の被係止端45をなしている。
ラッチ部材40の被係止端44が跨いだ進入溝37の反
対即の周縁の支持面壁36には、ラッチ部材40の被係
止端44の先端部の近傍の位置であって、ラッチ部材4
0の枢軸41と該先端部との延長線を大きくは外れない
位置に、支持面壁36をハウジング30の本体であるボ
ディ31,ベースプレート33に固定する固着部材であ
るねじ部材38が配設されている。
ねじ部材38は、カバープレート35,ボティ31を貫
通し、先端部がベースプレート33に螺合している。
ポール部材50は、第1図および第2図でわかるよう
に、軸体51にポール部52を一体的に形成した鍛造品
であり、ラッチ部材40の被係止端44,45に係脱す
る係合端53を有している。軸体51はハウジング30
のカバープレート35の支持面壁36に軸端51aを挿
通してベースプレート33との間に回動可能に架設され
ている。
ポール部材50のポール部52のラッチ部材40との係
合端53の板厚は、軸体51まわりの基部の板厚より厚
くしてある。
板厚が薄いポール部52の基部に対し、カバープレート
35の支持面壁36からエンボス部36aが陥入形成さ
れ、エンボス部36aの底面に軸体51の軸端51aが
嵌合しており、ポール部52の基部はエンボス部36a
の底面に近接するかほとんど摺接している。
軸体51の端部の突端51bにはポール部材50と一体
的に動作するオープンレバー55が嵌合して固設されて
おり、オープンレバー55は被操作端56とキャンセル
端57とを有している。
オープンレバー55を動作させる操作機構60がベース
プレート33に設けられている。
操作機構60は、ロック解除レバー61と、中継レバー
63と、施解錠レバー65とを備えて成り、ロック解除
レバー61と施解錠レバー65とはベースプレート33
の端部に枢軸61a,65aを介して枢支されている。
ロック解除レバー61は図示省略したロック解除ハンド
ルに連結される被操作端62を一端に有するとともに、
該一端に中継レバー63の基端63aが連結されてお
り、付勢ばね62aで第5図における反時計方向に付勢
されている。
中継レバー63はオープンレバー55の被操作端56に
係脱する動作端64を中間部に有し、先端部63bは施
解錠レバー65に摺動ピン65bを介して摺動可能に挿
通されている。オープンレバー55のキャンセル端57
は動作端64を横方向から臨んだ位置にある。
施解錠レバー65は枢軸65aを中心に揺動可能で反転
してその位置を保持するようターンオーバーばねで付勢
されており、図示省略したノブ及びキーシリンダに夫々
連結される被動作端65c,65dを有している。
次に作用を説明する。
第3図〜第5図に示す状態からロック解除レバー61を
第5図において時計方向に回動させると、基端63aが
押されて中継レバー63は同図において下方に移動し、
動作端64がオープンレバー55の被操作端56に係合
してこれを時計方向に動かす。
これによりポール部材50は第3図において反時計方向
に回動され、係合端53がラッチ部材40の被係止端4
4を開放し、ラッチ部材40の拘束が解かれて回動可能
になり、ラッチ部材40が回動するとフォーク部43が
ストライカ10を開放し、噛合解除される。
施解錠操作は次のとおりである。第5図の解錠状態から
施錠するには、手動で被動作端65b,65cに入力
し、施解錠レバー65を第5図において反時計方向に回
動させると、ターンオーバーばねにより反転保持されて
施解錠レバー65は施錠状態になる。中継レバー63は
相対的に第3図において時計方向に回動し、動作端64
がオープンレバー55の被操作端56に係合不能な位置
になる。
この施錠状態では、ロック解除レバー61を動かして中
継レバー63を斜下方へ移動させても動作端64がオー
プンレバー55の被操作端56に係合することなく空振
りするので、ロック装置20を噛合解除することはでき
ない。
施錠状態から施解錠レバー65を前記とは逆に反転させ
ると解錠状態にすることができる。
ストライカ10をロック装置20に係止する動作は次の
とおりである。前提として、ストライカ10がロック装
置20から離脱したとき、ラッチ部材40はフォーク部
43が進入溝37の入口を臨む姿勢をとっている。
開閉体を閉じることによりストライカ10が進入する
と、フォーク部43に当りラッチ部材40を第3図にお
いて時計方向に回動させ、被係止端45あるいは被係止
端44がポール部材50の係合端53に係合されると噛
合状態になる。
施錠状態のまま開閉体を閉じてストライカ10をラッチ
部材40に噛合させた場合、ロック解除レバー61を操
作することなく噛合させると、オープンレバー55のキ
ャンセル端57が中継レバー63の動作端64を横から
押して解錠位置に反転させる。いわゆるセルフキャンセ
ルである。
また、ロック解除レバー61を操作したままストライカ
10をラッチ部材40に噛合させたときは、中継レバー
63の動作端64がオープンレバー55のキャンセル端
57から逃げた位置になり、セルフキャンセルされず、
キーレスロックされる。
衝突等による衝撃によりロック装置20に大きな荷重が
加わった場合、ラッチ部材40の枢軸41が傾こうとし
たり、あるいはラッチ部材40自体が押されてその被係
止端44を振ろうとする。
ラッチ部材40の被係止端44が外方に振れて多少変位
しても、ポール部材50のポール部52の係合端53の
板厚が厚く、したがって係合している部位の寸法が大き
いので、被係止端44と係合端53係合が外れることは
ない。
さらに、カバープレート35の支持面壁36のエンボス
部36aがポール部材50の支持強度を高くしているう
えに、ラッチ部材40の被係止端44の先端近傍で支持
面壁36を補強しているので、ラッチ部材40,ポール
部材50が変位しにくく、相当の高荷重まで耐えること
ができ、ラッチ部材40がポール部材50か外れてロッ
ク解除されることはなく、安全性は極めて向上してお
り、部材を小型化しても十分な安全性を確保することが
できる。
「発明の効果」 本発明に係る自動車用ロック装置によれば、ラッチ部材
の回動を拘束するポール部材の係合端を基部より厚くす
るとともに、エンボス部の底面に軸体の軸端を嵌合させ
て、該軸端を該カバープレートの一般表面まで延ばすよ
うにしたから、ポール部材を小型軽量化しても十分な係
止強度を得ることができ、衝突時等にストライカが離脱
する限界の性能が高くなって安全性が向上し、同一の安
全性に対してはロック装置を軽量化したものとすること
ができ、省資源を達成し、かつコストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示しており、第1図は第3図
I−I線断面図、第2図はポール部材の斜視図、第3図
はロック装置の正面図、第4図は第3図IV−IV線断面
図、第5図はロック装置の背面図である。 10……ストライカ、20……ロック装置 30……ハウジング、31……ボディ 33……ベースプレート、35……カバープレート 36……支持面壁、36a……エンボス部 37……進入溝、38……ねじ部材 40……ラッチ部材、43……フォーク部 44,45……被係止端 50……ポール部材、51……軸体 52……ポール部、53……係合端 55……オープンレバー 60……操作機構、61……ロック解除レバー 63……中継レバー、65……施解錠レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体または開閉体のいずれか一方の取付部
    に固着され、かつ他方に固着されたストライカと噛合す
    ることによって開閉体を閉止状態に拘束するものであっ
    て、ハウジングに構成部材を枢支して配置した自動車用
    ロック装置において、 ストライカの進入溝を臨み、ストライカを係止するラッ
    チ部材を配設するとともに、該ラッチ部材に係合してロ
    ックオン時に該ラッチ部材の回動を拘束するポール部材
    を設け、 前記ボール部材は、軸体とポール部とを一体に成形して
    成り、該ポール部の前記ラッチ部材との係合端の板厚
    を、前記軸体まわりの板厚より厚く成形し、 前記ポール部材の一端は前記ハウジングのカバープレー
    トに枢支されており、前記係合端の板厚は該カバープレ
    ートの側に凸になるよう厚くなっていて、該係合端より
    中心側の相対的に低くなった部分に嵌合するよう該カバ
    ープレートを内方に陥入させてエンボス部を形成し、該
    エンボス部の底面に前記軸体の軸端を嵌合させるととも
    に、該軸端を該カバープレートの一般表面まで延ばして
    あることを特徴とする自動車用ロック装置。
JP14558287A 1987-06-11 1987-06-11 自動車用ロック装置 Expired - Lifetime JPH0625512B2 (ja)

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JPS63312485A JPS63312485A (ja) 1988-12-20
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