JPH06254688A - ビルトボックス柱 - Google Patents

ビルトボックス柱

Info

Publication number
JPH06254688A
JPH06254688A JP11519192A JP11519192A JPH06254688A JP H06254688 A JPH06254688 A JP H06254688A JP 11519192 A JP11519192 A JP 11519192A JP 11519192 A JP11519192 A JP 11519192A JP H06254688 A JPH06254688 A JP H06254688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
box
web
flange
square
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11519192A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Miki
桂吾 三木
Masaki Omori
正喜 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATSURA STEEL KK
Original Assignee
KATSURA STEEL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATSURA STEEL KK filed Critical KATSURA STEEL KK
Priority to JP11519192A priority Critical patent/JPH06254688A/ja
Publication of JPH06254688A publication Critical patent/JPH06254688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラム4のエレクトロスラグ溶接用当
金20a 〜20d の加工を容易にするとともに溶湯の漏洩を
防止して溶接欠陥を阻止する。 【構成】 当金20a 〜20d をそれぞれ機械加工すること
によって長方形の両短辺21と長辺22との角隅部を45°の
斜面23で切り落した同一の形状、寸法に形成する。これ
ら4つの当金20a 〜20d をその斜面23が互いに密着する
ように井桁状に組み合わせて、ダイヤフラム4の表裏両
面に溶接することによって隣接する当金の短辺21により
角バー7が貫通する切り欠き25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビルトボックス柱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビルトボックス柱の1例が図2な
いし図7に示されている。ビルトボックス柱は、図2に
示すように、箱形のボックス柱1と、その外面に取り付
けられた断面I形の複数の仕口2と、ボックス柱1の下
端に取り付けられたベースプレート3と、ボックス柱1
の内部に仕口2の取付位置に対応して取付けられた複数
のダイヤフラム4等からなる。
【0003】各ダイヤフラム4は、図3に示すように、
四角形をなし、その中央には表裏を貫通するガス抜き穴
9が穿設されている。そして、ダイヤフラム4の表面及
び裏面には井桁状に組み合わせた4個の当金10a 、10b
、10c 、10d が断続隅肉溶接11によって接合されてい
る。各当金10a 、10b 、10c 、10d の厚さ及び巾は等し
いが、当金10a 、10b の長さと当金10c 、10d の長さは
異なる。そして、ダイヤフラム4の表面及び裏面に接合
された当金10c と10d の角隅を、図4に示すように、ガ
ス切断トーチ13を用いてガス切断することによって角バ
ー7を通す切り欠き12が形成される。
【0004】しかして、 所定長さの一対のフランジ5
と一対のウエブ6を、図2に示すように、箱形に仮組み
し、この内部四隅に断面四角形でボックス柱1と実質的
に同じ長さの角バー7を設置する。そして、ダイヤフラ
ム4及びこれと一体化された当金10a 、10b 、10c 、10
d をボックス柱1の内部にその長手方向に沿って相互に
間隔を隔てて設置する。すると、図5及び図6に示すよ
うに、ダイヤフラム4の表裏一対の当金10a 、10b 、10
c 、10d の内面とフランジ5、ウエブ6の内面とダイヤ
フラム4の辺縁とによってベベル14が限界される。
【0005】次いで、各フランジ5の両側縁とウエブ6
の両側縁が角バー7と一緒にシーム溶接8される。次い
で、フランジ5及びウエブ6に図示しない穴をベベル14
に連通するように穿設し、この穴からエレクトロスラグ
溶接してその溶湯をベベル14内に遂次充填すると、図6
に示すように、ダイヤフラム4、フランジ5又はウエブ
6、当金10a 、10b 、10c 、10d が互いに接合される。
この際、角バー7も一緒に接合される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のビルトボッ
クス柱においては、長さの異なる2種の当金10a 、10b
と10c 、10d を製作しなければならなかった。また、各
当金10a 、10b 、10c 、10d をダイヤフラム4に溶接し
た後、当金10c 、10d の角隅に角バー7を貫通させるた
めの切り欠き12をガス切断によって形成していたが、当
金10c 、10d の厚さが厚く、そして、これら当金10c 、
10d はダイヤフラム4の厚さだけ離間しており、しか
も、この切り欠き12は角バー7の輪郭とほぼ等しい19〜
25mmの小さい四角形としなければならないため、正確な
寸法、形状に当金10c 、10d をガス切断することが困難
であった。この為、エレクトロスラグ溶接時に溶湯が角
バー7と切り欠き12との隙間から漏出し、溶接欠陥が生
ずるおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、一対のフランジと一対のウエブを仮組してなる
箱形のボックス柱の内部4隅に断面四角形の角バーを設
置するとともにこのボックス柱の内部にその長手方向に
沿って相互に間隔を隔てて複数の四角形のダイヤフラム
を設置し、上記各ウエブの両側縁を上記各フランジの両
側縁に上記角バーと一緒にシーム溶接し、かつ、上記ダ
イヤフラムの4辺を上記フランジ及びウエブの各内面に
それぞれエレクトロスラグ溶接してなるビルトボックス
柱において、機械加工によって同一の寸法及び形状に加
工され、長方形の両短辺と一方の長辺との角隅部を切り
落として45°の斜面とした形状を有する4個の当金を各
斜面が互いに密着するように井桁状に組み合わせて上記
ダイヤフラムの表裏両面にそれぞれ溶接することによっ
て互いに隣接する当金の短辺によって上記角バーが貫通
する4角形の切り欠きを形成し、かつ、表裏一対の当金
の内面と上記フランジ又はウエブの内面と上記ダイヤフ
ラムの辺縁とによってエレクトロスラグ溶接のためのベ
ベルを限界したことを特徴とするビルトボックス柱にあ
る。
【0008】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、当金の加工が容易であるとともにその寸法精度が向
上する。従って、エレクトロスラグ溶接時にその溶湯が
切り欠きと角バーとの隙間から漏洩するのを阻止でき
る。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。図
1(B) において、20a 、20b 、20c 、20d は当金で、こ
れら各当金20a 〜20d は長方形の両短辺21と一方の長辺
22との2つの角隅部を切り落として45°の斜面23とした
形状を有し、全て、カットマシン等による機械加工によ
って同一の寸法、形状に形成されている。これら当金20
a 〜20d をその斜面23が互いに密着するように井桁状に
組み合わせてダイヤフラム4の表裏両面に添接させ、当
金20a〜20d 同志及び当金20a 〜20d とダイヤフラム4
とを断続隅肉溶接24によって接合すると、互いに隣接す
る当金20a 〜20d の短辺21によって角バー7を貫通させ
るための4角形の切り欠き25が構成される。
【0010】このようにして一体化されたダイヤフラム
4及び当金20a 〜20d をボックス柱1内に設置すると、
図1(A)に示すように、表裏一対の当金20a 〜20d の内
面とフランジ5又はウエブ6の内面とダイヤフラム4の
辺縁とによってエレクトロスラグ溶接のためのベベル14
が限界される。
【0011】そこで、ベベル14が鉛直となるようにボッ
クス柱1を設置し、フランジ5及びウエブ6に穿設され
た穴26からエレクトロスラグ溶接し、ベベル14内に溶湯
を遂次充填することによってダイヤフラム4、当金20a
〜20d 、フランジ5又はウエブ6、角バー7が互いに接
合される。他の構成、作用は図2ないし図6に示す従来
のものと同様であり、対応する部材には同じ符号が付さ
れている。
【0012】
【発明の効果】本発明においては、各当金は同一の寸
法、形状を有しているので、機械加工によって容易に加
工しうるとともに機械加工によって形成されるためその
寸法、形状の精度が著しく向上する。従って、これら当
金を井桁状に組み合わせてダイヤフラムに接合したと
き、その4隅に角バーを貫通させるための小さい4角形
の切り欠きを精度良く形成しうるとともにダイヤフラム
の直角度及び対角線精度を向上し得る。従って、ダイヤ
フラムのエレクトロスラグ溶接時にその溶湯が切り欠き
と角バーとの隙間から外部に漏洩するのを阻止しうるの
で、溶接欠陥の発生を防止しうる。また、ボックス柱の
精度も向上するのでビルトボックス柱の強度、剛性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示し、(A) は要部縦断面
図、(B) はダイヤフラム及びこれに接合された当金の平
面図である。
【図2】従来のビルトボックス柱を示し、(A) は正面
図、(B) は(A) のA−A矢に沿う断面図、(C) は(A) の
B−B矢に沿う断面図である。
【図3】従来のダイヤフラムとこれに接合された当金を
示す平面図である。
【図4】従来の当金の加工要領を示す断面図である。
【図5】従来のダイヤフラムの組立要領を示す部分的斜
視図である。
【図6】図5のC−C線に沿う部分的断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス柱 5 フランジ 6 ウエブ 7 角バー 8 シーム溶接 20a 、20b 、20c 、20d 当金 21 短辺 22 長辺 23 斜面 25 切り欠き 14 ベベル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフランジと一対のウエブを仮組し
    てなる箱形のボックス柱の内部4隅に断面四角形の角バ
    ーを設置するとともにこのボックス柱の内部にその長手
    方向に沿って相互に間隔を隔てて複数の四角形のダイヤ
    フラムを設置し、上記各ウエブの両側縁を上記各フラン
    ジの両側縁に上記角バーと一緒にシーム溶接し、かつ、
    上記ダイヤフラムの4辺を上記フランジ及びウエブの各
    内面にそれぞれエレクトロスラグ溶接してなるビルトボ
    ックス柱において、機械加工によって同一の寸法及び形
    状に加工され、長方形の両短辺と一方の長辺との角隅部
    を切り落として45°の斜面とした形状を有する4個の当
    金を各斜面が互いに密着するように井桁状に組み合わせ
    て上記ダイヤフラムの表裏両面にそれぞれ溶接すること
    によって互いに隣接する当金の短辺によって上記角バー
    が貫通する4角形の切り欠きを形成し、かつ、表裏一対
    の当金の内面と上記フランジ又はウエブの内面と上記ダ
    イヤフラムの辺縁とによってエレクトロスラグ溶接のた
    めのベベルを限界したことを特徴とするビルトボックス
    柱。
JP11519192A 1992-04-09 1992-04-09 ビルトボックス柱 Pending JPH06254688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11519192A JPH06254688A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 ビルトボックス柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11519192A JPH06254688A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 ビルトボックス柱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06254688A true JPH06254688A (ja) 1994-09-13

Family

ID=14656608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11519192A Pending JPH06254688A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 ビルトボックス柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06254688A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105458536A (zh) * 2015-12-20 2016-04-06 安徽伟宏钢结构集团股份有限公司 一种钢结构箱型柱的焊接工艺
CN114393294A (zh) * 2022-02-24 2022-04-26 浙江大东吴建筑科技有限公司 一种电渣焊板件及避免其组装间隙造成漏渣的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105458536A (zh) * 2015-12-20 2016-04-06 安徽伟宏钢结构集团股份有限公司 一种钢结构箱型柱的焊接工艺
CN114393294A (zh) * 2022-02-24 2022-04-26 浙江大东吴建筑科技有限公司 一种电渣焊板件及避免其组装间隙造成漏渣的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5878940A (en) Method of fabricating sheet metal structures by welding and structure formed thereby
JPH06254688A (ja) ビルトボックス柱
JP2862102B2 (ja) コンプレッサー用羽根車の製造方法
JP2019166539A (ja) ボックス柱およびボックス柱の溶接方法
JPH05177373A (ja) レーザによるt形溶接方法
JPS61180679A (ja) ボツクス柱の製造方法
KR920015069A (ko) 하니콤패널의 개구부에 부재를 고착시키기위한 인서트를 가지고 있는 하니콤패널과 그 제조방법
JPH106071A (ja) 鋼板構成品の溶接方法及び溶接構造物
JPH0515431Y2 (ja)
JPH08293688A (ja) シールドケース
JP2001334396A (ja) コラム溶接用裏当て金
JPH09273222A (ja) 箱形断面梁の現場溶接継手工法及び箱形断面梁の継手構造
JPS5942237Y2 (ja) スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材
JPH0550230A (ja) ボツクス型構造材の製造方法
JPH0284297A (ja) 裏当板の構造
JPH04203611A (ja) ハニカムパネルの接合法
JPH01224168A (ja) 角鋼管柱に内蔵する補剛材の溶接方法
JPH05192795A (ja) 溶接用エンドタブ
JPH0246167Y2 (ja)
JPS61209776A (ja) ダイヤフラムの製造方法
JPH06238475A (ja) レーザ加工方法
JP2009147047A (ja) 電気機器収納用キャビネット本体とその製造方法
JPS62107882A (ja) ボツクス構造体のダイヤフラムの溶接工法
JPH09254866A (ja) 船体構造
JPH07314189A (ja) シーム溶接用エンドタブ