JP2019166539A - ボックス柱およびボックス柱の溶接方法 - Google Patents
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Abstract
Description
その他のボックス柱の溶接方法として、開口部の各辺を鋼製のタブで仕切った後、各辺を溶接するものがある。この場合、タブの化学成分が溶接によって変化してしまうため、タブをガウジングやグラインダによって除去する必要があり、作業効率が悪いという問題がある。
図1および図2において、ボックス柱1は、4つの鋼板が互いに溶接された四角筒状の鋼管である。ボックス柱1は、スキンプレート2A、2B、角鋼3(図1参照)、端面部4(図2参照)、および開口部5を備えている。開口部5内には、当該開口部5から突出させた裏当金6が溶接される。
先ず、図2に示すように、上側のボックス柱1の開口部5を下に向けて、当該ボックス柱1を下側のボックス柱1の端面部4上に配置する。この際、第1開先53および第2開先54は、下側のボックス柱1の端面部4に対して、いわゆるレ形開先を形成する。また、上側のボックス柱1の開口部5と下側のボックス柱1の端面部4との間には、図3に示すように、上側のボックス柱1の開口部5から突出した裏当金6により、7mm程度のルートギャップG1が存在する。
また、仕切部55を残したまま開口部5を溶接することができるので、溶接量を低減することができる。
また、開口部5の溶接が直線状の横向き溶接のみで実現できるので、溶接ロボットによりボックス柱1を自動溶接することができる。
例えば、第2開先54内にバッキング材7を配置せず、図5に示すように、第1開先53内にバッキング材7Aを配置してもよい。バッキング材7Aは、図5に示すように、第1開先53に合わせた形状とされている。この場合、先に第2開先54を溶接し、第1開先53からバッキング材7Aを除去した後、第1開先53を溶接すればよい。
第1開先56は、第1辺部51に沿って延設された傾斜面56Aと、傾斜面56Aの延設方向の両端から開口部5の外周縁の角に向かって立ち上がる平面状または凹面状の立上面56Bとを備えている。
第2開先57は、第2辺部52に沿って延設された傾斜面57Aと、傾斜面57Aの延設方向の両端から開口部5の外周縁の角に向かって立ち上がる平面状または凹面状の立上面57Bとを備えている。
仕切部58の軸方向の端縁58Aは、開口部5の内周縁の対角線が延長された直線であり、開口部5の内周縁を含む平面上、つまり第1開先53および第2開先54を形成する前のボックス柱1の軸方向の端面上に位置する。
第1開先53および第2開先54は、互いの形状が入れ替わってもよく、第1開先53が第2開先54の形状とされ、第2開先54が第1開先53の形状とされてもよい。
傾斜面53A、54A、56A、57Aは、曲面状であってもよい。
立上面54B、56B、57Bは、曲面状であってもよい。
仕切部55、58の端縁55A、58Aは、ボックス柱1の軸方向からみて曲線状や波線状とされてもよい。
ルートギャップG1、G2の大きさは、実施形態で示した値に限られない。
ボックス柱1は、他のボックス柱1の側面部に溶接されてもよい。
ボックス柱1を溶接する鋼材は、限定されず、例えば、コラム柱、鋼板、ダイアフラム、H型鋼であってもよい。
ボックス柱1は、三角筒状のものでもよいし、五角以上の筒状のものでもよい。
Claims (4)
- ボックス柱であって、
軸方向の開口部の第1辺部に形成された第1開先と、
前記開口部の前記第1辺部に隣接する第2辺部に形成された第2開先と、
前記第1開先と前記第2開先とを前記開口部の周方向に隔てる仕切部とを備え、
前記仕切部は、当該ボックス柱の前記軸方向の端部によって構成されていることを特徴とするボックス柱。 - 前記仕切部の前記軸方向の端縁は、前記軸方向からみて線状とされ、
前記第1開先および前記第2開先は、前記仕切部の前記線状の端縁を挟んで互いに隣接することを特徴とする請求項1に記載のボックス柱。 - 前記第1開先は、前記第1辺部に沿って延設され、延設方向の端部が当該延設方向に開放されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボックス柱。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のボックス柱を鋼材に溶接するボックス柱の溶接方法であって、
前記ボックス柱の前記開口部から突出させた裏当金を当該開口部に溶接する工程と、
前記第1開先および前記第2開先の一方にバッキング材を配置する工程と、
前記第1開先および前記第2開先の一方を前記鋼材に溶接する工程と、
前記第1開先および前記第2開先の一方から前記バッキング材を除去する工程と、
前記第1開先および前記第2開先の他方を前記鋼材に溶接する工程とを備えていることを特徴とするボックス柱の溶接方法。
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Cited By (2)
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JP2020199530A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社竹中工務店 | 開先構造 |
JP7513007B2 (ja) | 2021-12-16 | 2024-07-09 | Jfeスチール株式会社 | 箱形断面部材の溶接継手およびその溶接方法 |
Citations (2)
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JPS4977215U (ja) * | 1972-10-21 | 1974-07-04 | ||
JP2005211978A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Jun Akita | エンドタブ用クリップ、およびそれを利用した熔接方法 |
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