JPH06254509A - 長尺棒連続洗浄乾燥装置 - Google Patents

長尺棒連続洗浄乾燥装置

Info

Publication number
JPH06254509A
JPH06254509A JP4264893A JP4264893A JPH06254509A JP H06254509 A JPH06254509 A JP H06254509A JP 4264893 A JP4264893 A JP 4264893A JP 4264893 A JP4264893 A JP 4264893A JP H06254509 A JPH06254509 A JP H06254509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
drying
chamber
compressed air
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4264893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yamazaki
正広 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tungsten Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tungsten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tungsten Co Ltd filed Critical Tokyo Tungsten Co Ltd
Priority to JP4264893A priority Critical patent/JPH06254509A/ja
Publication of JPH06254509A publication Critical patent/JPH06254509A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺棒の表面に付着した汚れを確実に除去
し、しかも、装置の設置スペースを狭小にする。 【構成】 丸棒は、搬送手段により円筒6に挿入口7か
ら挿入され、周面に付着した汚れの一部をブラシ8との
摩擦により除去される。次に、丸棒は、下部ケース1の
洗浄室4に進入し、ノズル9から噴射された水と圧縮空
気をかけられ、丸棒の汚れの全部が、溶解吸収され、ま
た、衝撃力で剥離する。続いて、丸棒は、仕切板の通過
穴17を挿通し、水が付着した状態で乾燥室5に進入
し、環状チューブ10の噴射穴から圧縮空気をかけら
れ、圧縮空気が丸棒に当ったときの圧力で、丸棒に付着
している水を吹き飛ばす。この結果、丸棒は乾燥し、下
部ケース1の排出口14から排出され、次工程に移され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍛造等が終了した長尺
の丸棒等の材料を連続的に洗浄し、更に、乾燥する長尺
棒連続洗浄乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸棒等の材料を鍛造し、長尺の丸棒等に
加工したときに空気と反応して丸棒等の表面に酸化膜が
形成される。このようにして形成された酸化膜が付着し
たまま、丸棒等を次工程の装置に送り込んで処理する
と、次工程の装置を損傷するため、従来は、丸棒等を沸
騰したか性ソーダの水溶液中に浸し、2〜3時間煮沸し
て酸化膜を溶解除去していた。
【0003】しかし、前記か性ソーダ(以下「汚れ」と
いう。)も丸棒等の表面に残留すると、その部分が断線
等の損傷の原因となるため、洗浄槽に水を貯留して、丸
棒等を手作業により1本1本たわしで擦って洗浄してい
た。
【0004】丸棒等の表面の汚れを目視では判別し難い
から、丸棒等の全面を十分に洗浄したつもりでも、汚れ
が残留することが生じ、また、洗浄水の汚れが増加して
も、水の交換に時間を要するので、なかなか交換するこ
とができず、丸棒等の表面に汚れが再付着していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
技術の欠点を改良して、丸棒等の長尺棒の表面に付着し
た汚れを確実に除去し、しかも、長尺棒を連続的に洗浄
し乾燥する装置の設置スペースを狭小にしようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、ケースを仕切板により洗浄室と乾燥室に
区画し、洗浄室に隣接してブラシが植設された筒を固定
し、洗浄室に水と圧縮空気を噴射する複数のノズルを設
置し、乾燥室に圧縮空気を噴射する複数の噴射穴を有す
る環状チューブを設置し、洗浄室の複数のノズルと乾燥
室の環状チューブが有する複数の噴射穴が、長尺棒を中
心として対称的に配置され、長尺棒を筒から挿入して洗
浄室の複数のノズルの間と乾燥室の環状チューブが有す
る複数の噴射穴の間を搬送し、ケースから排出する長尺
棒連続洗浄乾燥装置を構成する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は、本発明の一実施例の長尺棒連続洗
浄乾燥装置全体の縦断面図である。直方体の形状の下部
ケース1の上部に設けられた一対のつば11上に直方体
の形状の上部ケース2を載置し、下部ケース1及び上部
ケース2の中央を仕切板3により区画し、右側を洗浄室
4とし、左側を乾燥室5とする。下部ケース1の右側中
央に穴12を設け、これに隣接して円筒6を固定する。
円筒6の内周面の4箇所の全周にわたって、それぞれ円
筒6の中心に向かうようにブラシ8を放射状に植設し、
円筒6の右側には長尺棒の挿入口7を設ける。洗浄室4
にはノズル9及び排水口13を、乾燥室5には環状チュ
ーブ10及び排水口13を、それぞれ設置する。下部ケ
ース1の左側中央に排出口14を設け、上部ケース2の
上方に排気用フィルタ15を取付ける。
【0009】本発明の一実施例における丸棒の搬送、汚
れの除去、洗浄及び乾燥について順次説明する。
【0010】(1)まず、図2のように、丸棒は、キャ
リア、ローラ等の搬送手段により右方から搬送されて、
円筒6へ挿入口7から挿入される。丸棒は、その周面に
付着した汚れの一部を、円筒6を通過するときにブラシ
8との摩擦により除去される。
【0011】(2)次に、図3のように、丸棒は、下部
ケース1の通過穴12から洗浄室4に進入し、丸棒の進
行方向と直角に又は傾斜して洗浄室4内に据付板16に
固定されて設置された3個のノズル9から、霧状に噴射
された水と圧縮空気をかけられる。
【0012】(3)続いて、図4のように、噴射された
水と圧縮空気は、丸棒の周面に付着した汚れの全部を溶
解吸収し、また、衝撃力によって剥離する。
【0013】(4)更に、図5のように、丸棒は、搬送
手段により搬送を継続され、仕切板3の通過穴17を挿
通し、水が付着した状態で乾燥室5に進入する。乾燥室
5内では、丸棒の進行方向と直角に設置された環状チュ
ーブ10に、丸棒の進行方向と直角に又は傾斜してあけ
られた4個の噴射穴18から圧縮空気を噴射させて、圧
縮空気が丸棒に当ったときの圧力によって、丸棒に付着
している水を吹き飛ばす。この結果、丸棒は、乾燥す
る。
【0014】(5)丸棒は、乾燥後、下部ケース1の排
出口14から排出され、次工程に移される。
【0015】本発明の一実施例の実験データを示すと、
下記のとおりである。
【0016】イ 洗浄効果テスト 次の洗浄条件により洗浄効果テストを実施した。
【0017】 丸棒送り速度 450mm/min 水噴射量 0.4 l/min 洗浄部の圧縮空気噴射量 300 l/min 乾燥部の圧縮空気噴射量 160 l/min 着色されたか性ソーダを塗布された丸棒を洗浄し、目視
したところ、丸棒の全面にわたってか性ソーダが付着し
ていない結果を確認した。
【0018】また、丸棒の洗浄後、次工程を経て製品と
なったときの良品歩留りテストを実施したところ、良品
歩留りが、洗浄なしの場合は95%であるのに対し、洗
浄ありの場合は97%であった。ただし、次工程及び測
定条件は、すべて同様とする。
【0019】
【発明の効果】以上のように構成された本発明によれ
ば、次の諸結果を奏することができる。
【0020】(1)従来の手作業では除去できなかった
長尺棒の汚れを全部除去できる。
【0021】(2)本発明の装置には、特別に設置スペ
ースを設ける必要がなく、狭小な場所にも設置すること
ができる。
【0022】(3)長尺棒の一連の加工工程中で洗浄と
乾燥を行なうことができるから、加工停滞が生じない。
【0023】(4)乾燥を洗浄と連続して1台の装置で
行なうので、別個に乾燥装置を設置する必要がない。
【0024】(5)洗浄も乾燥も短時間で行なえる。
【0025】(6)洗浄のときに洗剤等を使用しないた
め、汚染の支障が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるブラシが植設された
円筒部を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA
−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施例における洗浄部を示し、
(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例における洗浄部のノズルから
水と圧縮空気を丸棒に対して噴射した状態の斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施例における乾燥部を示し、
(a)は縦断面図、(b)は(a)のC−C線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 下部ケース 2 上部ケース 3 仕切板 4 洗浄室 5 乾燥室 6 円筒 7 挿入口 8 ブラシ 9 ノズル 10 環状チューブ 11 つば 12 通過穴 13 排水口 14 排出口 15 排気用フィルタ 16 据付板 17 通過穴 18 噴射穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースを仕切板により洗浄室と乾燥室に
    区画し、洗浄室に隣接してブラシが植設された筒を固定
    し、洗浄室に水と圧縮空気を噴射する複数のノズルを設
    置し、乾燥室に圧縮空気を噴射する複数の噴射穴を有す
    る環状チューブを設置し、長尺棒を筒から挿入して洗浄
    室の複数のノズルの間と乾燥室の環状チューブが有する
    複数の噴射穴の間を搬送し、ケースから排出することを
    特徴とする長尺棒連続洗浄乾燥装置。
  2. 【請求項2】 洗浄室の複数のノズルと乾燥室の環状チ
    ューブが有する複数の噴射穴が、長尺棒を中心として対
    称的に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    長尺棒連続洗浄乾燥装置。
JP4264893A 1993-03-03 1993-03-03 長尺棒連続洗浄乾燥装置 Withdrawn JPH06254509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4264893A JPH06254509A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 長尺棒連続洗浄乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4264893A JPH06254509A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 長尺棒連続洗浄乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06254509A true JPH06254509A (ja) 1994-09-13

Family

ID=12641838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4264893A Withdrawn JPH06254509A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 長尺棒連続洗浄乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06254509A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0975871A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Chubu Electric Power Co Inc ケーブル用滑剤除去装置
CN107931240A (zh) * 2017-11-21 2018-04-20 厦门创云精智机械设备股份有限公司 棒材清洗线
CN116162925A (zh) * 2022-12-29 2023-05-26 浙江合特光电有限公司 一种pecvd设备的微波装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0975871A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Chubu Electric Power Co Inc ケーブル用滑剤除去装置
CN107931240A (zh) * 2017-11-21 2018-04-20 厦门创云精智机械设备股份有限公司 棒材清洗线
CN116162925A (zh) * 2022-12-29 2023-05-26 浙江合特光电有限公司 一种pecvd设备的微波装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101075276B1 (ko) 슬릿 노즐 앞쪽 끝의 조정장치 및 조정방법
JPS5844153B2 (ja) 長い寸法を有する表面処理された物体の洗浄方法及び装置
JPS62150828A (ja) ウエハ乾燥装置
JPH1144877A (ja) 基板洗浄装置
TWI227035B (en) Substrate processing device of transporting type
JPS6325661B2 (ja)
JPH06254509A (ja) 長尺棒連続洗浄乾燥装置
JPS60153907A (ja) 物品から固体物質を化学的に除去する装置
US2619098A (en) Apparatus for washing glass sheets
JP2874659B2 (ja) 基板表面処理装置
JPH10223593A (ja) 枚葉式ウェハ洗浄装置
JP3436785B2 (ja) 基板の洗浄装置
JP2003209337A (ja) 印刷配線板用現像装置の洗浄方法
JP3452895B2 (ja) 基板処理装置
KR0152303B1 (ko) 패널재생시의 세척방법
CN115193768B (zh) 衬底清洗装置
JPH06198264A (ja) 通い箱洗浄装置
JP3196228B2 (ja) 膜分離装置の膜の洗浄方法および膜の洗浄装置
JP4518556B2 (ja) 排ガスの水洗浄装置
JPS6125664Y2 (ja)
JP3595606B2 (ja) 基板表面処理装置
JPS57189686A (en) Washing apparatus
JPH02310923A (ja) 有機被膜除去装置
JPH10189526A (ja) レチクルの洗浄方法及びその装置
JPH09122425A (ja) フィルタの洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509