JPH06253981A - 穀類処理方法 - Google Patents

穀類処理方法

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JPH06253981A
JPH06253981A JP5069103A JP6910393A JPH06253981A JP H06253981 A JPH06253981 A JP H06253981A JP 5069103 A JP5069103 A JP 5069103A JP 6910393 A JP6910393 A JP 6910393A JP H06253981 A JPH06253981 A JP H06253981A
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JP
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drum
water
work
rice
hot water
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JP5069103A
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English (en)
Inventor
Kenji Hori
賢治 堀
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ISEKI ENG KK
HORIKEN KK
Original Assignee
ISEKI ENG KK
HORIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀類処理の作業能率の向上を図る。 【構成】 回転・停止可能に設けたドラム5の中で、洗
米、一次浸漬等の前処理作業を行い、その後約90〜9
5°Cの高温水を給水して所定時間浸漬する高温水によ
る浸漬作業を行い、その後約100°Cの蒸気をドラム
内に供給して蒸煮作業を行なって穀類を処理する穀類処
理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、米等の穀類を処理す
る、例えば炊飯する穀類処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浸漬した穀類に蒸気を浴びせ、つづいて
高温水に浸漬し、その後蒸気を浴びせて処理する方法が
考えられている。
【0003】
【この発明が解決しようとする問題点】前記の方法にお
いては食味の良い処理物を得ることが出来るが、処理時
間の短縮化を要望されている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は、食味の良
い処理物を得ると共に処理時間の短縮を図る穀類処理方
法を提供するものであって、つぎの技術的手段を講じ
た。すなわち、回転・停止可能に設けたドラム1の中
で、浸漬等の前処理作業と高温水による浸漬処理作業と
蒸煮作業とをその順に行なって穀類を処理し、そして、
高温水による浸漬処理作業と蒸煮作業とをその順に行な
って穀類を処理し、また、浸漬等の前処理作業と高温水
による浸漬処理作業と蒸煮作業とをその順に行なう作業
形態と、前処理作業を経ないで高温水による浸漬処理作
業と蒸煮作業とをその順に行なう作業形態とを選択して
穀類を処理する穀類処理方法とした。
【0005】
【作用】穀類を収容しているドラム1に給水してこの穀
類を浸漬する(穀類の洗浄も行なう場合には予め行な
う)。排水後、高温水を供給して高温水浸漬処理を行な
う。所定時間後に排水して蒸気を供給し蒸煮処理を行な
う。そして、穀類が予め浸漬している場合には、穀類を
収容しているドラム1に高温水を供給して高温水浸漬処
理を行なう。所定時間後に排水して蒸気を供給し蒸煮処
理を行なう。
【0006】また、穀類の前処理条件によって、前記各
作業形態の何れかを選択し穀類を処理する。
【0007】
【効果】浸漬した穀類に高温水浸漬処理及び蒸煮処理を
行なうものであるから、食味の良い処理物を得ることが
出来る。また、高温水浸漬処理工程の前に、蒸気を穀類
に供給する長い蒸煮工程が無いので、処理時間を短縮出
来る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。まず、その構成について説明すると、ドラム
5は両端部を壁で閉塞した中空の多角筒(実施例では8
角筒)に形成し、その外壁4の一辺に矩形状の孔3を設
けている。そして、該孔部には小孔1を多数有する蓋2
を外壁4に設けた止め具11で開閉自在(実施例では蓋
2を着脱する)に設けている。また、該ドラム5の軸芯
方向の一側壁12において、孔3を斜め上方に位置した
場合(正面視の前側)に、側面視において孔3とは反対
側における上部と孔側における下部の各々の位置にドラ
ム内を透視可能な窓13を着脱自在に設けている。従っ
て、ドラム内の水量や蒸煮状態を把握することが出来
る。
【0009】そして、ドラム5の前記窓13と反対側に
おける側壁14には、中心部に円状(角でもよい)の孔
15を設けており、またこの孔15に対向する部位に挿
通孔16を有する回転軸取付メタル17を側壁14の外
面に着脱自在に取り付けている。従って、ドラム5は片
持ちであり後述する案内管7を除去することによりドラ
ム5の着脱が簡単である。
【0010】フレ−ム18は横枠、縦枠等を枠組構成し
ており、該フレ−ム18の下部に正逆転し得るブレ−キ
付のギヤ−ドモ−タ19を着脱自在に取り付け、上部
に、正面視において左右方向に軸芯を有する中空の回転
軸6を回転可能に設けた軸受20,21を左右方向に所
定間隔置いて着脱自在に取り付けている。そして、該回
転軸6の中間部の外周面に、スプロケットとボスを一体
に設けたスプロケットボス22をキ−を介して着脱自在
に取り付けている。なお、該スプロケットボス22のス
プロケットは前記ギヤ−ドモ−タ19の出力軸23の軸
端部に着脱自在に取り付けた出力スプロケット24との
間にチェン25を巻き掛けている。
【0011】また、回転軸6の一方にフランジ26を一
体(実施例では溶接)に設け、そしてこのフランジ26
を前記回転軸メタル17にボルト27で接合・分離し得
る構成としている。そして、回転軸内にブッシュ28を
介して噴射ノズル接続パイプ29を設けると共に、この
噴射ノズル接続パイプ29の一端部を回転軸6の横側方
に突出してドラム5の内部に位置し、他端部を回転軸6
の横側方に突出している。そして、該ドラム内に位置す
る噴射ノズル接続パイプ29に、先部をドラム5と同方
向(横方向)に軸芯を有し、中間部を上下(縦)方向の
下方向に屈曲し、基部を再び横方向に屈曲した案内管7
の基端部を着脱自在に取り付けている。
【0012】該案内管7は先部の先端を閉じ且つドラム
5の内面に近接する側の面に軸芯方向におけるほぼ中心
線上及びこの中心線を挾んで左右方向に所定間隔を置い
て小孔30(直径が2〜4mm,実施例では3mm)を
設けている。また、該小孔30は軸芯方向に所定間隔置
きに設けていると共に案内管7の先端の閉じ面にも設け
ている。
【0013】なお、前記ドラム5の内面や案内管7の外
面等ドラム内に存在する部材の外面にテフロンコ−ティ
ングしていると共に前記蓋2もテフロンコ−ティング
し、例えばご飯等の付着物の除去を容易にしている。3
1は平板の下端部をフレ−ム18の下部機枠にねじ(例
えば、ボルト等)で着脱自在に取り付け、上部を円弧状
に形成し、左右の各両端部をほぼ90度に折り曲げたド
ラム覆体であって、ドラム5の正面視においてドラム5
の背面側に位置すると共に前記円弧部がドラム5の上部
を覆い且つ折り曲げにより形成した各立上り面がドラム
5の側壁を覆うように設けている。そして、該ドラム覆
体31がドラム5を覆う円弧部を、例えば蝶番32等に
より、上下方向に回動し得る構成としている。33はド
ラム覆体31の上面に設けた把手である。このドラム覆
体31により洗米時・洗浄時における水の飛散を防止出
来る。
【0014】34は給水源と連通する水入口管、35は
例えばボイラのような蒸気発生源と連通する蒸気入口管
であって、各々手動弁(電磁弁でもよい)36,37を
設けている。そして、該水入口管34は前記軸受20,
21の後側空間に位置し、フレ−ム5に着脱自在に取り
付けた水・温水タンク38に接続しており、水を温水タ
ンク内に供給し得る。39は前記弁36と水・温水タン
ク38との接続部に至る間にストレ−ナ40と共に設け
た電磁弁である。41は水・温水タンク38のオ−バ−
フロ−管であり、42は途中部に手動の弁43を有し、
基部を前記水・温水タンク38の底部に連通している排
水管である。
【0015】蒸気入口管35は蒸気の流れ方向の手前側
からストレ−ナ44及び微粒子を除去し気水分離し得る
蒸気フィルタ−45を備えている。また、該蒸気入口管
35は分岐して、一方を電磁弁76を介して水・温水タ
ンク38の内部に設けた蒸気管46に連通しており、他
方を減圧弁47、電磁弁48そして逆止弁49を介して
前記噴射ノズル接続パイプ29に連通している。なお、
蒸気フィルタ−45はドレントラップ50を有するドレ
ンパイプ51に接続し、該ドレンパイプ51は、ストレ
−ナ44から蒸気フィルタ−45に至る蒸気入口管35
とドレン抜き弁52を介して連通可能に設けている。
【0016】53は前記噴射ノズル接続パイプ29と水
・温水タンク38とを連通し、水又は湯を水・温水タン
ク38から噴射ノズル接続パイプ29に案内する水・温
水案内管であって、中間部に水・温水タンク側からポン
プ54、ドラム給水用の電磁弁55、逆止弁56を備
え、この逆止弁56から前記蒸気入口管35に接続して
いる。
【0017】57は少くとも左右・前後及び上部に壁5
8,59,60,61,62を有し、箱型に形成した伝
動・配管ケ−スであって、前記回転軸6・軸受20,2
1等の駆動部及び水入口管34や蒸気入口管35の一部
や水・温水案内管53等の配管部を左右並設して収容し
ている。なお、該伝動・配管ケ−ス57には前記ドラム
5を回転する回転軸6が挿通し得る回転軸孔63を設け
ている。そして、該駆動部と配管部とは左右方向に並設
しているが、前後方向に並設してもよい。また、64は
前記逆止弁49と噴射ノズル接続パイプ29を連通する
蒸気入口管35及び逆止弁50と噴射ノズル接続パイプ
29を連通する水・温水案内管53に連通する排水管で
あって、中間部に電磁弁65を設けている。
【0018】前記水・温水タンク38は上面を開口し、
駆動部及び配管部の後側における伝動・配管ケ−ス57
の空間部に設けると共に上端をこのケ−ス57の上面よ
りも上方に位置している。そして、該水・温水タンク3
8の上端部には中央部に把手66を取り付けた蓋67を
着脱自在に設けている。68は蓋65に設けた排気筒で
ある。なお、該水・温水タンク38は、駆動部と配管部
とを前後方向に並設した場合には、この駆動部及び配管
部と左右方向に並設する。
【0019】そして、前記ドラム5の下側の空間10に
は、ドラム5の軸芯方向(軸芯方向に対して交叉する方
向でも可)に押し込み及び取り出し自在の流出水受け具
8又は処理物受け具9を交換し得る。該流出水受け具8
は伝動・配管ケ−ス57の壁58側を低く位置して斜め
に設けた底壁の両端部を上方に折り曲げて断面U状に形
成した本体69と、該本体69の底壁の外面に斜めに取
り付けた脚70と、断面U状に形成し且つ排水を一側
(実施例では正面視において後側)に案内するように傾
斜させた水案内樋71等を一体に設けている。処理物受
け具9は上面を開放した箱体に構成し且つ底壁の外面に
キャスタ−72を設けている。従って、該流出水受け具
8と処理物受け具9はドラム5は片持ちであり、空間1
0への設置又は空間10からの引き出し作業が容易であ
る。
【0020】73は前記伝動・配管ケ−ス57の前面一
側部に設けた制御箱であって、各種の回路を内装してい
ると共に前面に表示具や操作スイッチを有する制御パネ
ル74等を設けている。なお、洗米や炊飯(蒸煮)作業
等は予め設定したシ−ケンスに基づいて順に行なう構成
している。75はパトライト、77は満水検出センサ、
78は最低水量センサ、79は中間量検出センサ、80
は水温検出センサである。また、81は浸漬等の前処理
作業と高温水による浸漬処理作業と蒸煮作業とをその順
に行なう作業形態と、前処理作業を経ないで高温水によ
る浸漬処理作業と蒸煮作業とをその順に行なう作業形態
とを選択する作業選択スイッチであって制御パネル74
に設けている。
【0021】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、止め具11を操作して蓋2をドラム5から外し、ド
ラム5の外壁4の孔3から所定量(例えば30kg)の
原料である生米をこのドラム内に投入する。そして、該
孔3に蓋2を被せて止め具11を操作し蓋2をドラム5
に取り付ける。
【0022】つぎに、操作パネル74の操作電源スイッ
チを「ON」にしてから手動・自動選択スイッチを「自
動」に選択する。すると、電磁弁39,55は「開」に
なり、手動弁36を「開」にすれば、給水源から水入口
管34に送られて来た水は手動弁36、ストレ−ナ4
0、電磁弁39等を通って水・温水タンク38に案内さ
れ貯留される。
【0023】そして、水・温水タンク38に水が満水状
態になると、ポンプ54は駆動して水を水・温水案内管
53、電磁弁55、逆止弁56、噴射ノズル接続パイプ
29等を通って案内管7に送り込むので、水はこの案内
管7の多数の小孔30からドラム内に噴出される。ま
た、ギヤ−ドモ−タ19が駆動し出力軸23を回転する
と、この回転動力は出力スプロケット24、チェン2
5、スプロケットボス22に伝動され、回転軸6を回転
する。これに関連して、該回転軸6と一体に設けたドラ
ム5はそれと同方向に回転して米を水洗いするが(この
作業を洗米作業という)、汚濁水はこの時蓋2の小孔1
からドラム外に排出される。そして、排出された汚濁水
は流出水受け具8に集められた後水案内樋71を通って
所定の場所に排水される。なお、該洗米作業は数分〜十
数分(実施例では約4分)間である。
【0024】洗米作業を終えると、ギヤ−ドモ−タ19
を停止しポンプ54・電磁弁55を「閉」にする。この
時、停止したドラム5は元の位置に復帰しているので、
蓋2も元の斜め上方に位置している。また、水・温水タ
ンク38が満水になると電磁弁39は「閉」になる。つ
ぎに、電磁弁55は「開」になり、ポンプ54が予め設
定した時間(約90秒)駆動するので、水は水・温水案
内管53等を通って案内管7の小孔30からドラム内に
噴出され貯留される。その後、前記時間に達すると、ポ
ンプ54が停止し電磁弁55も「閉」になるが、電磁弁
39は水・温水タンク38が満水になると「閉」にな
る。なお、ドラム5に貯留した水の水面は最も厚い米層
の約2倍になっている。そして、この静止した状態で約
60分(この時間は例えば30〜90分等任意に選択出
来る)浸漬を行なう。(一次浸漬作業という)。
【0025】また、電磁弁76に「開」信号を出力し、
手動弁37を「開」にすると、蒸気発生源から蒸気入口
管35に送られて来た蒸気はストレ−ナ44、蒸気フィ
ルタ−45、電磁弁76を通って蒸気管46に案内さ
れ、水・温水タンク38に貯留している水を加熱する。
従って、水温は上っていくが、その後水温検出センサ8
0が予め設定した温度(実施例では約93°Cとしてい
る)を検出すると電磁弁76を「閉」にする。
【0026】つぎに、前記一次浸漬作業終了の時間に達
すると、ギヤ−ドモ−タ19は所定時間駆動しドラム5
の蓋2を最下位に移動する。すると、ドラム内の水は蓋
2の小孔1から漏下し流出水受け具8でもって一側に集
められて所定の場所に排出される。そして、排水を終え
ると、ギヤ−ドモ−タ19は所定時間駆動しドラム5の
蓋2が最上位に移動する。(排水作業)。
【0027】なお、あらかじめドラム5とは別個の洗浄
手段で米を洗米し、浸漬タンク等の浸漬手段で一次浸漬
を終えている場合には、止め具11を操作して蓋2をド
ラム5から外し、ドラム5の外壁4の孔3から所定量の
原料をドラム内に供給する。そして、該孔3に蓋2を被
せて止め具11を操作し蓋2をドラム5に取り付け、次
の高温水による浸漬作業を行なう。この作業形態では、
ドラム内で浸漬等の前処理作業を行なわないのでドラム
5による穀類処理の作業能率を高めることが出来る。
【0028】この穀類処理作業において、作業者が制御
パネル74の作業選択スイッチ81を一次浸漬作業等の
前処理作業から開始する作業形態を選択した場合、前記
洗米作業、一次浸漬作業と次に述べる高温水による浸漬
作業と蒸煮作業をその順に行なう。また、作業者がこの
作業選択スイッチ81を前処理作業を経ないで作業を開
始する作業形態を選択した場合には、前記前処理作業を
行なった原料を供給した後次に述べる高温水による浸漬
作業が行なわれる。
【0029】従って、作業者による作業形態の選択によ
り穀類の処理を作業現場に合った作業を行なうことが出
来、作業を効率よく行ない得る。つづいて、ポンプ54
を駆動し電磁弁55を「開」にすると、水・温水タンク
38の90〜95°C(実施例では約93°C)の湯は
水・温水案内管53、電磁弁55、逆止弁56、噴射ノ
ズル接続パイプ29等を通って案内管7の小孔30から
ドラム内に噴出される。その後、中間量検出センサ79
が中間量(実施例では満水の半分の水量としている)の
排出を検出すると、ポンプ54を停止し電磁弁55を
「閉」にしドラム内への湯の供給を停止する。そして、
給水を終えると、所定時間ごとにギヤ−ドモ−タ19の
駆動を正転又は逆転に切換える。すると、これに関連し
てドラム5はゆりかごのように正面視において前後方向
に一定の角度で回動するので、これによりドラム5や収
容している米を加温でき、つづいて行なう第2回目の二
次浸漬作業での米の吸水及びα化を促進することが出来
る。なお、このゆりかご運動を複数回(実施例では2回
数分、実施例では約2分間)行なう。そして、所定の運
動回数を終えると、ギヤ−ドモ−タ19を所定時間駆動
しドラム5を回転して蓋2を最下位に移動する。する
と、湯は蓋2の小孔30から漏下し下方の流出水受け具
8によって所定の場所に排水され、そして排水を終える
とギヤ−ドモ−タ19は所定時間駆動しドラム5を回転
して蓋2を最上位に移動する。(第1回目の二次浸漬作
業)。
【0030】つづいて、モ−タ54を駆動し電磁弁55
を「開」にすると、水・温水タンク内の残りの湯は前記
と同様に水・温水案内管53等を通って案内管7の小孔
30からドラム内に噴出され貯留される。なお、この給
水を終えると湯の水面は米層の最上位よりも上方に位置
しており、また第1回目の二次浸漬作業における給水時
においても湯の水面が米層の最上位よりも上方に位置し
ているので、米の吸水ムラを防止出来る。そして、この
吸水作業を終えるとモ−タ54を停止し電磁弁55を
「閉」にする。つぎに、所定時間ごとにギヤ−ドモ−タ
19の駆動を正転又は逆転に切換える。すると、ドラム
5は正面視においてゆりかごのように正面視において前
後方向に一定の角度で回動しながら米の浸漬を開始す
る。このゆりかごの運動は10回(数分〜十数分、実施
例では10分間)行なう。従って、該浸漬作業は米を静
止した状態で浸漬を行なわないので、米の吸収ムラを防
止しアルファ化を高めることが出来る。また、該浸漬作
業において、電磁弁48を「開」にすると、蒸気フィル
タ−45を通ってきた約100°Cの湿り蒸気は蒸気入
口管35、減圧弁47、電磁弁48、逆止弁49、噴射
ノズル接続パイプ29等を通って案内管7の小孔30か
らドラム内に噴出されるので、この蒸気はドラムの保温
や湯温の低下を防止し得る。(第2回目の二次浸漬作
業)。
【0031】つぎに、ギヤ−ドモ−タ19を駆動しドラ
ム5を回転して蓋2を最下位に移動すると、ドラム内の
湯は蓋2の小孔30から漏下し流出水受け具8によって
所定の場所に排水される。なお、この排水作業時間は約
2分である。(浸漬湯排水作業)。また、排水作業にお
いて、湯はドラム内に供給された蒸気によって排水を促
進される。
【0032】そして、この状態で放置しておき浸漬湯排
水作業を終えると、約100°Cの蒸気は米を加熱し且
つ米層を通って蓋2の小孔1からドラム外に出るが、こ
の作業を十数分〜数十分(実施例では15分)間行な
う。(蒸煮作業)。その後、所定時間に達した時電磁弁
48を「閉」にすると、ドラム5への蒸気の供給を停止
するので、この状態で数分間(実施例では約5分として
いる)放置する。(むらし作業)。
【0033】そして、前記むらし作業を終えると、ギヤ
−ドモ−タ19を駆動しドラム5を回転して蓋2をドラ
ム内に米を投入する位置(前側斜め上方位置)に移動す
る。また、パトライト75に通電して点灯し作業者に炊
飯作業完了を報知する。つぎに、ドラム5の下方の空間
10に設けていた流出水受け具8を矢印方向に引き出し
てから、処理物である御飯を収容する処理物受け具9を
その引き出し方向とは反対側の方向に押し込んで所定の
位置に設ける。そして、作業者は止め具11を操作して
蓋2の固定を解除しこの蓋2をドラム5から取り外す。
つづいて、制御パネル74に設けている排出確認スイッ
チを「ON」にすると、駆動指令信号を受けたギヤ−ド
モ−タ19は駆動しドラム5を回転してドラム5の孔3
を最下位に移動する。
【0034】これに関連して、御飯は孔3を通って落下
し下方に位置する処理物受け具9で回収される。なお、
この御飯の大部分は付着防止加工(例えばテフロン加
工)しているドラム5から落下するので残留しないが、
一部残った場合には孔3から取出し作業をすれば簡単に
回収作業を行ない得る。(御飯回収作業)。そして、処
理物受け具9を引き出しこれに代えて流出水受け具8を
再び空間10に設ける。
【0035】つぎに、排出確認スイッチを「ON」にす
ると、ギヤ−ドモ−タ19は駆動しドラム5を回転して
孔3を米投入位置に移動するので、作業者は取り外して
付着した御飯を除去した蓋2を所定位置で止め具11で
ドラム5に固定する。また、電磁弁39を「開」にする
ので、水は水・温水タンク38に貯留される。つづい
て、ギヤ−ドモ−タ19に連続の駆動指令信号を出力す
ると、各伝動手段を介して回転動力を受けたドラム5は
連続回転する。また、電磁弁55を「開」にしポンプ5
4を駆動すると、水は水・温水タンク38からポンプ5
4等を通って噴射ノズル接続パイプ29に送られ、その
後案内管7の小孔30からドラム内に噴出される。従っ
て、ドラム5の内面は水で洗浄される。なお、ドラム5
の洗浄作業は御飯を回収してから短時間後に行なうとド
ラム5の内面に付着している残留御飯の除去が容易であ
る。数分〜数十分(実施例では約5分)後にポンプ54
の駆動を停止し電磁弁55を「閉」にしドラム内への給
水を停止すると共にギヤ−ドモ−タ19の駆動を停止す
る。すると、ドラム5の回転は蓋2が最下位に達した時
に停止するので、ドラム内の水は蓋2の小孔1から漏下
し下方の流出水受け具8に集められて所定の場所に排水
される。(洗浄・排水作業)。また、排水に入った時、
パトライト75は点灯するので、作業者は洗浄終了した
ことを容易に判断出来る。
【0036】洗浄・排水作業を終えると、排出確認スイ
ッチを「ON」にする。すると、ギヤ−ドモ−タ19は
駆動しドラム5を回転して蓋2を米の投入位置に移動す
る。また、水・温水タンク38が満水になると、電磁弁
39のソレノイドに通電して励磁し「閉」にし給水を停
止する。以上により全工程を完了するが、次の炊飯作業
を行なう場合には蓋2を外して所定量の米を投入して前
記と同様の作業を行なう。
【0037】なお、御飯を回収し孔3を米投入位置した
場合に、この孔3からドラム内に水又は温水等を給水し
ブラシ等でドラム5や案内管等を清掃する作業を追加し
てもよい。また、洗浄・排水作業終了後及び/又は次の
炊飯作業を開始する前に所定時間電磁弁48を「開」に
して約100°Cの蒸気を案内管7の小孔30からドラ
ム内に供給すると、ドラム5を殺菌すると共に乾燥も出
来るので都合が良い。そして、例えば、1日の作業を終
了する場合には、手動弁43と電磁弁65を「開」にし
て排水し、手動弁52を「開」にしてドレンを排出す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀類処理装置の平面図。
【図2】 穀類処理装置の正面図。
【図3】 穀類処理装置の左側面図。
【図4】 穀類処理装置の右側面図。
【図5】 回転軸の軸受部の正断面図。
【図6】 案内管の正面図。
【図7】 案内管の平面図。
【図8】 案内管の左側面図。
【図9】 案内管の右側面図。
【図10】 案内管の側断面図。
【図11】 ドラムの正断面図。
【図12】 ドラムの左側面図。
【図13】 ドラムの右側面図。
【図14】 配管部の正面図。
【図15】 配管部の平面図。
【図16】 配管部の側面図。
【図17】 配管概略図。
【図18】 作業工程のフロ−図。
【符号の説明】
5 ドラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転・停止可能に設けたドラム5の中
    で、浸漬等の前処理作業と高温水による浸漬処理作業と
    蒸煮作業とをその順に行なって穀類を処理する穀類処理
    方法。
  2. 【請求項2】 回転・停止可能に設けたドラム5の中
    で、高温水による浸漬処理作業と蒸煮作業とをその順に
    行なって穀類を処理する穀類処理方法。
  3. 【請求項3】 回転・停止可能に設けたドラム5の中
    で、浸漬等の前処理作業と高温水による浸漬処理作業と
    蒸煮作業とをその順に行なう作業形態と、前処理作業を
    経ないで高温水による浸漬処理作業と蒸煮作業とをその
    順に行なう作業形態とを選択して穀類を処理する穀類処
    理方法。
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