JP3180442B2 - 洗米炊飯装置 - Google Patents

洗米炊飯装置

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JP3180442B2
JP3180442B2 JP14778892A JP14778892A JP3180442B2 JP 3180442 B2 JP3180442 B2 JP 3180442B2 JP 14778892 A JP14778892 A JP 14778892A JP 14778892 A JP14778892 A JP 14778892A JP 3180442 B2 JP3180442 B2 JP 3180442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば米を洗浄して
炊飯処理する洗米炊飯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米を処理する手段として、例えば、特開
平4−2307号公報で開示されているような炊飯シス
テムや、実開平1−82845号公報で開示されている
ような米の洗浄・浸漬装置がある。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記第
1番目の技術手段は機体フレ−ムに貯米部と洗米部とを
上下に配設し、洗米部の下方に内釜のみを設けた自動洗
米装置を構成するものであり、したがって、つづいて炊
飯作業を行なう場合、作業者が内釜を手前側に引き出し
て持ち上げ、自動洗米装置とは別に構成する3段式の自
動炊飯機の高い所定場所に置く必要がある。しかし、内
釜は釜自体の重量に加えて洗浄により吸水した米と多量
の炊飯用の水との重さになるので、重い内釜を持ち運ぶ
のにたいへんな労力を要し作業能率の低下を引き起こ
す。そして、操作具らしきのものがあるが、何も具体化
されていないので、操作パネルに各炊飯装置の作業状態
を表示することがでない。そのため、作業者は窓をあけ
て確認をするとき、やけどを生じる原因になり易い。ま
た、フレ−ムの構成が不明であるので、後部下方に設け
ている機器の点検・清掃などの作業性も低下する。
【0004】つぎに、第2番目の技術手段は、機枠を枠
組みして形成したフレ−ムに並列に配置した米タンクと
水タンクとをポンプや配管を設けて連通し、米の洗浄と
浸漬とを行なう構成が開示されているが、装置が大型化
するため厨房室ような狭い場所への設置に制約を受け易
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、処理能率を
向上出来る穀類処理装置を提供するものであって、つぎ
の技術的手段を講じた。すなわち、請求項1では、前後
方向に長さを有する脚と該脚の前後方向における中間部
に設けないで後端部の両端部に一体に設けて側面視L状
に形成する縦方向に長い支柱とを有すると共に両端部に
位置する両支柱を連結する連結体を設けたフレ−ムの上
部に箱型に形成した貯米庫と下端部にジャケットを設け
た洗米タンクを有する洗米装置とを上下に配設し、該洗
米装置の下方に外釜と内釜と蓋と内釜を加熱する加熱手
段とを有し前後方向に位置変更可能に設けるとともに感
知手段による内釜感知情報を炊飯可能要件とする炊飯装
置を複数個設け、内釜を洗米の受入れ位置に移動したと
き、洗米炊飯装置の側面視おいて、外釜の下面が前記脚
の上面よりも上方に位置するとともにジャケット及び外
釜の横側面の上下両端部とが貯米庫と支柱と脚とにより
形成されるコ状の開口部に露出する構成とし、前記貯米
庫は前壁の中央部に洗米度や水加減や炊飯量を選択する
スイッチ及びスタ−トスイッチを有するとともに各炊飯
装置の作業状態を別々に表示することができる制御部を
有する1個の操作パネルを着脱自在に設けたことを特徴
とする洗米炊飯装置とした。
【0006】請求項2では、米の浸漬処理を洗米装置と
炊飯装置とで可能にすると共に両装置で1浸漬処理を行
なうことを特徴とする請求項1記載の洗米炊飯装置とし
た。請求項3では、炊飯装置による炊飯終了間隔をほぼ
一定にした請求項1又は請求項2記載の洗米炊飯装置と
した。
【0007】
【作用】作業を開始すると、貯米庫に貯留している米は
計量されて洗米装置の洗米タンクに供給され、つづいて
洗米装置で洗浄される。洗浄作業を終えると、洗米タン
クの下端部から釜セット有りを感知した炊飯装置の内釜
に排出され、その後炊飯される。したがって、内釜がセ
ットされていない炊飯装置に米や炊飯用の水が排出され
る誤動作を防止し、作業能率を高めることができる。
【0008】洗米炊飯装置を点検する場合、前後方向に
長さを有する脚と該脚の前後方向における中間部に設け
ないで後端部に一体に設けて側面視L状に形成する縦方
向に長い支柱とを有するフレ−ムを設け、外釜の下面が
前記脚の上面よりも上方に位置するとともにジャケット
及び外釜の横側面の上下両端部とが貯米庫と支柱と脚と
により形成されるコ状の開口部に露出するので、作業者
はこの開口部から容易に点検することができる。また、
機器や部材が外釜の後方近くにあるときは、外釜を最前
部に移動しないで途中まで引き出すことにより、簡単に
点検や清掃作業などを行なうことができるので、利便性
を向上し得る。
【0009】フレ−ムの下部に複数個配置した炊飯装置
は洗米度や水加減や炊飯量を選択するスイッチ及びスタ
−トスイッチを有するとともに制御部を有する貯米庫の
前壁の中央部に設けた1個の操作パネルにより各炊飯装
置の作業状態を制御部を介して別々に表示することがで
きるので、作業者は1個の操作パネルを目視するという
簡単な動作で複数個の炊飯作業状態を把握することがで
きる。
【0010】また、米の浸漬処理を洗米装置と炊飯装置
とで可能にすると共に両装置で1浸漬処理を行なうこと
により、作業能率を高め、さらに、各処理手段による処
理がほぼ一定間隔ごとに終えるので、洗米炊飯作業の管
理を効率よく行なうことができる。
【0011】
【効果】請求項1乃至3では、内釜がセットされていな
い炊飯装置に米や炊飯用の水が排出される誤動作を防止
して作業能率を高めることができるとともに大きく露出
する外釜や外釜の近傍にある機器等の点検、清掃、調整
などのメンテナンスが容易になって炊飯作業能率の向上
を図れ、利便性を高め得る。さらに、作業者は1個の操
作パネルを目視するという簡単な動作で複数個の炊飯作
業状態を把握することができる。
【0012】そして、請求項2では、さらに米の浸漬処
理を洗米装置と炊飯装置とで可能にすると共に両装置で
1浸漬処理を行なうことにより作業能率を高め得る。そ
して、請求項3では、各処理手段による処理がほぼ一定
間隔ごとに終えるので、洗米炊飯作業の管理を効率よく
行なうことができる。
【0013】処理能率を高めることが出来る。また、処
理サイクルがほぼ一定になるので、穀類処理作業を計画
的に行うことができ作業性が良くなる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。まず、その構成について説明すると、
穀類処理装置である洗米炊飯装置1は、フレ−ム2と上
下方向に配設して一体に設け且つこのフレ−ム2に左右
方向に移動可能に設けた貯米庫3及び洗米装置4と、フ
レ−ム2の下部に並設し前後方向に位置変更可能に設け
た炊飯装置5,6等を備え、貯米庫3から自動供給した
穀類(以下「米」とする)を洗米装置4で洗浄してから
炊飯装置に供給しここで炊飯処理する構成としている。
【0015】そして、該フレ−ム2は前後方向に長い脚
7を左右方向に所定間隔置いて設けると共にこの両脚の
左右方向の中間部に設けている。そして、該脚7の前端
部を左右方向に長手の角形状の前連結体8に固定し、左
右両端に位置する脚7の後端部上面に縦方向に長い支柱
9を固定している。また、該両支柱9の上端部と中間部
と下端部に両支柱9を連結する後連結体10,11,1
2を設けている。なお、後連結体10は角形のパイプに
形成している。そして、左右両端に位置する脚7を後連
結体13で連結すると共にこの後連結体13に中間部に
位置する前記両脚7の後端を固定して連結している。
【0016】洗浄手段について説明すると、洗米装置4
はモ−タ等の駆動手段や伝動手段で回転可能に設けた中
空軸の外周に取り付けている洗米羽根14を内装すると
共に上下両端を開放して下部を先細に形成した中空状の
円筒形状の洗米タンク15を備えている。そして、該洗
米タンク15の下端部に、通常の大きさの米は通さない
小孔を多数有する網16を円筒状に形成して中央部に設
けて洗米タンク15と連通する米通路17を形成したジ
ャケット18を着脱自在に取り付けている。
【0017】つづいて、排出(排米)手段について説明
すると、ジャケット18の中央下端部には、上下方向に
移動し得る上下動軸19の下端部に着脱自在に取り付け
た排米弁20を設けている。そして、該上下動軸19を
上下する上下動手段は駆動源であるモ−タM,このモ−
タMのモ−タ軸に取り付けているカム等を備えており、
モ−タMが駆動するとカムもこれに関連して回転して上
下動軸19を上下方向に移動する構成である。すなわ
ち、カムが上下動軸19を上側の所定位置まで移動した
時に米通路17を閉じ、下側の所定位置まで移動した時
に米通路17を閉じる。なお、カムが上下動軸19を上
死点に停止している時、排米上限スイッチ97は「OF
F」であるがその位置から外れた直後に「ON」にな
り、また上下動軸19が下死点に位置している時、排米
下限スイッチ98が「ON」になる。従って、排米下限
スイッチ98は下死点に位置していない時「OFF」で
ある構成としている。
【0018】また、上下動軸19は外周面に洗米羽根1
4を有する中空軸の空間部に挿通している。そして、前
記網16の外側空間部を給・排水用の水路21に形成し
ている。なお、排水時において、モ−タ監視タイマがタ
イムアップした時に排米上限スイッチ97が「OFF」
にならない時、すなわち排米弁20が所定位置まで下側
に移動して排米したあとに元の位置に復帰しない時は異
常処理する構成としている。
【0019】そして、ジャケット18は洗米タンク15
の下端部に取り付けた上蓋22と、水路21と連通する
排水口23を有し上蓋22の下面に着脱自在に取り付け
た中間体24と、中央部に米通路17と連通する孔を有
し、中間体24に着脱自在に取り付けた下蓋25等を備
えている。また、該中間体24は左右方向において排水
口23に並設し且つ水路21と連通する水加減口26を
設けている。
【0020】そして、水路21の一部を形成する下蓋2
5の上面は前後方向において前部よりも後部すなわち排
出口側を低くしていると共に左右方向において左側部よ
りも右側部を低くすなわち正面視において排水口23の
底面が水加減口26の底面より下側に位置した斜面に形
成している。なお、排水口23の口径は水加減口26の
口径より大きく形成し、両口23,26を開放した場合
に単位時間当りの排水量を排水口23が水加減口26よ
りも多くしている。
【0021】つぎに、水加減手段について説明すると、
排水箱27は洗米タンク15の後側空間部に位置し且つ
ジャケット18に着脱自在に取り付けている。28は排
水口23を開閉する排水用の弁、29は水加減口26を
開閉する水加減用の弁であり、両弁28,29で排水口
23、水加減口26を開放すると両口23,26が排水
箱27と連通する。そして、該両弁28,29の駆動手
段は先端部をこの弁28,29に着脱自在に取り付けて
軸芯を前後方向に有する弁軸30,31と、弁軸30,
31の後端部に取り付けた当板32,33に当接するリ
ンク34,35と下端部をリンク34,35に枢着し上
端部をソレノイド36,37に取り付けている縦軸3
8,39等で構成している。
【0022】40と41は弁軸30,31を摺動案内す
る弁軸案内体であって排水箱27の底壁上面に取り付け
ている。そして、該弁軸案内体40,41と当板32,
33との間には弁軸30,31に挿通しているバネ4
2,43を設けており、前記ソレノイド36,37は洗
米タンク15の上端のフランジ部を取り付けている天板
44の上面に設けたソレノイド取付板45に着脱自在に
取り付けている。
【0023】また、洗米タンク15の後側に、上端部を
洗米タンク15のオ−バ−フロ−口46に連通し、下端
部を排水箱27に連通したオ−バ−フロ−管47を設け
ており、排水箱27の下面に配水管48を連通してい
る。なお、前記上蓋22と中間体24は水路21及び水
加減口26に連通する給水路49を設けており、そして
上蓋22にはこの給水路49と連通する下側給水管50
を着脱自在に取り付けている。51は排水箱27の上面
を開閉する排水箱蓋である。
【0024】つづいて、洗米装置5を取り付けている天
板44の横移動手段について説明すると、前記配水箱2
7の後壁外面の上下両端部に取付板52を設け、この取
付板52に縦方向に軸芯を有する軸53を左右方向に所
定間隔置いて設けている。そして、該軸53の下端部に
後連結体11の前面を摺動し得る回転体54を回転可能
に設けている。
【0025】そして、天板44の後側中央部には正逆転
可能なモ−タ55を着脱自在に取り付け、さらにこのモ
−タ55の後方にも側断面逆U状に形成した回転体支持
カバ−56を着脱自在に取り付けている。天板44の回
転体支持カバ−56で覆われた所に左右方向に所定間隔
を置いて長孔を形成し、該長孔を通って後連結体10の
上面に当接する回転体57を前記回転体支持カバ−56
に回転可能に設けている。なお、回転体57の外周面に
ゴム等の摩擦体を一体に設けており、また一方の回転体
57の軸とモ−タ55のモ−タ軸との間に伝動カラ−5
8を嵌入して止め具59で各軸に固定している。
【0026】そして、左右方向を広幅に形成した矩形状
の回転体支持板60を後連結体10を挟んで前後に配設
して天板44の下面に着脱自在に取り付けていると共に
各々の左右両端部に縦方向に軸芯を有し下端部に後連結
体10の前面又は後面を摺動し得る回転体62を回転可
能に設けた軸61を取り付けている。また、各回転体支
持板60は前後方向に長孔を設けており、この回転体支
持板60を前後方向に移動調節することによって回転体
62が後連結体10の前面又は後面に遠近位置調節可能
に構成している。
【0027】貯米庫3は上壁及び下端部を内側に折り曲
げて取付部を形成した前後・左右壁を有し下部を開放し
て箱型に形成している。そして、該貯米庫3は取付部を
天板44に着脱自在に取り付けていると共に前後及び左
右壁を天板44とほぼ同幅に設けてモ−タ55や回転体
57等を覆っている。また、該貯米庫3は内壁に下部を
細く形成して上下両面を開放した漏斗63を取り付けて
いる。
【0028】つぎに計量手段について説明すると、計量
ロ−ル64は、天板44の左右中央部で且つ左右方向に
軸芯を有し側面視において上下動軸19よりも後方に位
置し、天板44に着脱自在に取り付けた計量ロ−ル受板
66(側面視において重なっているので一方を図示して
いない)に計量モ−タによって回転可能に設けている軸
65に取り付けている。
【0029】また、該各計量ロ−ル受板66の上端部を
外方(左側又は右側)に折り曲げて折曲部を形成してい
ると共に計量ロ−ル64の外周面の一部を切欠いて所定
量の米を貯留し得る構成としている。従って、この貯留
米量をあらかじめ計量しておけば計量ロ−ル64の回転
数と貯留米量とを演算することにより、所定の炊飯米量
を得ることが出来る。
【0030】漏斗67は上下両面を開放して下端部に貯
留米量が所定以下になると検出するセンサ99を設ける
と共に上部よりも下部を細くして筒状に形成し、そして
上端部の内面が漏斗63の下端部の外面と重なり、下端
部が計量ロ−ル64の外周面の前部及び後部に沿わせた
各飛散防止板68の上端部と取付具69で着脱自在に設
けている。また、漏斗67は下端部外面に取付板70を
取り付け、この取付板70を計量ロ−ル受板66の折曲
部に着脱自在に取り付けている。
【0031】そして、計量ロ−ル64の下側には、上下
両面を開放して筒状に形成した案内筒72を天板44に
着脱自在に設け、該案内筒72の上側の開口部が飛散防
止板68の下部を覆い、下側の開口部が天板44に切欠
いて形成した投入口71に連通している。73は貯米庫
3の上壁に開閉自在に設けた開閉蓋、74は洗米タンク
15の前部に開閉具75でもって開閉自在に設けた洗米
タンク蓋である。
【0032】つぎに、給水手段について説明すると、天
板44の後端部に給水源(例えは水道)と連通する給水
管76と接続した基給水管77を設け、この基給水管7
7から複数路に分岐した給水管78を洗米タンク15に
のぞむように天板44に設けたノズル79,80,81
に接続して流水路を形成している。また、基給水管77
は前記下側給水管50を接続すると共に接続する給水管
78及び下側給水管50に電磁弁82,83を設けてい
る。
【0033】オ−バ−フロ−感知センサ84は洗米タン
ク15のオ−バ−フロ−口46とほぼ同高さに位置し天
板44に着脱自在に設けている。86と87は後連結体
10の上面に設けたリミットスイッチであって、洗米装
置4が炊飯装置5又は炊飯装置6の中央部上方に位置し
た時に「ON」になる。そして、この時制御プログラム
に従って制御信号を出力するマイクロコンピュ−タがモ
−タ55に停止信号を出力する構成としている。なお、
該マイクロコンピュ−タに各種の監視タイマ機能を設け
ている。
【0034】炊飯装置5,6は左右方向に所定間隔を置
いて並設し、脚7との間に設けたスライドベアリング8
5を介して前後方向に移動可能に設けた炊飯台上にのせ
ている。そして、該炊飯装置5,6は各々外釜88、内
釜89、蓋90、内釜を加熱する加熱手段(図示せず)
等を備えている。
【0035】91は正面から見て平面視において平板を
折り曲げて平面視U字状に形成したアクチュエ−タ取付
板であって後連結体12の後面に取り付けている。そし
て、該アクチュエ−タ取付板91の先端部に左右方向に
軸芯を有する軸92を取り付け、該軸92に先端部が内
釜89に被せた蓋90と接触し基部がアクチュエ−タ取
付板91に設けたスイッチ93を「ON」「OFF」す
る蓋感知アクチュエ−タ94を回動可能に設けると共に
先端部が内釜89と接触し基部がアクチュエ−タ取付板
91に設けたスイッチ95を「ON」「OFF」する内
釜感知アクチュエ−タ96を回動可能に設けている。
【0036】操作パネル100は制御回路等の制御部を
備え、前記貯米庫3の前壁に着脱及び開閉自在に設けて
いる。そして、該操作パネル100には1度押すと個々
の作業を行なわせることが出来(「ON」)、つづいて
押すと個々の作業を停止することが出来る(「OF
F」)オ−ルタネイト動作機能を有するスイッチのボタ
ンや作業状態を表示する表示灯等を設けている。
【0037】101は計量動作を行なわせる(図11参
照)計量ボタン、102は洗米動作を行なわせる(図1
2参照)洗米ボタン、103は電磁弁82を開閉する上
水ボタン、104は電磁弁83を開閉する下水ボタン、
105はソレノイド36,37を励磁・非励磁する排水
ボタン、106は洗米タンク15から米を排出する投下
ボタンである。107はスイッチやセンサ−等が正常に
機能するか否かを判断させる(図18参照)テストボタ
ン、108は停止ボタン、109は予約タイムをセット
するセットボタン、110は時間を入力する時・分ボタ
ン、111は予約有無をセットする予約ボタンである。
【0038】112は作業を開始するスタ−トボタン、
113は計量・洗米・浸漬・水加減・排米等の洗米処理
工、浸漬・炊飯・むらし等の炊飯工程(図16参照)を
自動運転する自動ボタン、114は予約釜数を増やす
(図20参照)予約釜数増ボタン、115は予約釜数を
少なくする予約釜数減ボタン、116は累計釜数をクリ
アする累計釜数クリアボタンである。
【0039】表示灯について説明すると、117は背面
視において左側の釜の炊き上りを表示する表示ランプ、
118は左側の釜の炊飯中を表示する表示ランプ、11
9は左側の釜の浸し中(浸漬中)を表示する表示ランプ
である。また、120は右側の釜の炊き上りを表示する
炊き上りランプ、121は右側の釜の炊飯中を表示する
表示ランプ、122は右側の釜の浸し中(浸漬中)を表
示する表示ランプ、123は洗米中であることを表示す
る表示ランプ、124は点火待ちを表示する表示ラン
プ、125は釜に蓋がされていることを表示する表示ラ
ンプ、126は釜に蓋がされていないことを表示する表
示ランプ、127は貯米庫内の米が所定量以下になった
ことを表示する表示ランプ、128はスタ−ト待ちを表
示する表示ランプ、129は予約中であることを表示す
る表示ランプ、130は予約タイムあるいは予約されて
いない時は現在時刻を表示するタイム表示ランプ、13
1は予約釜数を表示する表示ランプ、132は累計釜数
を表示する表示ランプである。133は外釜88に設け
た点火スイッチである。
【0040】そして、134は洗米度(洗浄度)を選択
するロ−タリスイッチ、135は水加減(炊飯用の水)
を選択するロ−タリスイッチ、136は炊飯量(弁)を
選択するロ−タリスイッチ、137はむらし時間を選択
するロ−タリスイッチ、138は浸し(いわゆる浸漬時
間)を選択するロ−タリスイッチ、139は貯米庫3の
前壁に設けた米不足や異常の場合に警報を発する報知用
のブザ−である。
【0041】つぎに、各チャ−トを併用してその作用に
ついて説明する。まず、通常の炊飯作業について説明す
ると、各炊飯装置5,6の外釜88に内釜89を入れ、
蓋90を外釜88の前側に位置してから(内釜89に蓋
90を被せていない状態)炊飯台をスライドベアリング
85を介して後側に移動して所定の位置にセットする。
この場合、蓋90と蓋感知アクチュエ−タ94は接触し
ていないのでスイッチ93は「OFF」になり、内釜8
9と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているのでス
イッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ1
05は「OFF」になっているので、釜セットOK信号
が出力されている。この時、表示ランプ124,12
6,127,128が点灯する。つづいて、各ロ−タリ
スイッチ134,135,136,137,138,1
39を操作して、洗米度、水加減、炊飯量、むらし時
間、浸し時間、炊飯モ−ドを選択する。
【0042】なお、炊飯時間を予約する場合には、セッ
トボタン109を押し、炊飯タイムを時・分でセットし
て予約ボタン111を押せばよい。この場合、表示ラン
プ129が点灯して予約を表示し、130にはこの予約
時間が表示される。つづいて、蓋73を開けて米を上方
に持ち上げ貯米庫3の漏斗63に供給する。この時、米
量が所定以下(不足)しているとセンサ99が検出した
場合は表示具127が作動してブザ−140に追加の表
示を発するので、貯米庫3の位置が高いときもこの状態
を容易に判断出来て対応することが可能である。所定量
以上の米に達するとブザ−140は報知を停止し、表示
具127は消灯する。
【0043】そして、作業者は自動運転する場合にはボ
タン113を「ON」にし、予約釜増ボタン114又は
予約釜減ボタン115を押して所望する炊飯釜数を入力
し、累計釜数クリアボタン116を押す。すると、予約
釜表示具131には、例えば5釜であれば「05」と表
示され、累計釜数表示具132には「00」と表示され
る。そして、スタ−トボタン112を「ON」にする。
【0044】つぎに、計量ロ−ル64は回転しながら米
を案内筒72に排出して所定の回転数に達したとき回転
を停止する。この場合、計量パルスカウントがアップし
ないのに、監視タイマ−がアップした場合には計量モ−
タを停止してブザ−140で警報を発する。この間、案
内筒72に送られて来た米は天板44に設けた投入口7
1を通って洗米タンク15に入る。
【0045】また、操作パネル97の制御部から制御信
号を受けた洗米中の表示ランプ120が点灯し電磁弁8
2が開くので、水源(例えば水道)から給水管76・基
給水管77を通って送られて来た水圧の高い水は分流し
て各給水管78を介してノズル80から洗米タンク15
の中心部及び上部内壁に向けて噴出される。この時、ソ
レノイド36・37は通電されておらず非励磁状態にあ
るので、弁軸30・31及び弁28・29はバネ42・
43によって後側に移動して排水口23,水加減口26
を開放している。従って、洗米作業時に発生するゴミや
ヌカ等の異物を含む汚水は洗米タンク15からジャケッ
ト18の網16を通って水路21に入り、その後各口2
3,26を通って排水箱27から排水管48を経由して
所定の場所に排出される。
【0046】そして、所定時間後に電磁弁82への制御
信号の送信を停止するので、これに関連して電磁弁82
は閉じて給水を停止するが、依然回転している洗米羽根
14によって研米作業を所定時間(数十秒)行なう。な
お、この研米作業は洗米作業の中で複数回行なう。
【0047】その後、ソレノド36,37に通電して励
磁すると、弁軸30・31は縦軸38・39,リンク3
4・35によってバネ42・43の力に抗して前側に移
動し排水口23,水加減口26を閉じる。また、電磁弁
83に通電して励磁すると、基給水管77に送られて来
た水は分流されて一部が下側給水管50を通って給水路
49に入り、その後水路21から網16を通って洗米タ
ンク内に入る。
【0048】従って、洗米タンク内には各ノズル80か
ら供給される上側給水と下側給水管50から供給される
下側給水により増水するので、洗米作業の終了際におい
てオ−バ−フロ−させる水量に達するまでの給水時間を
短縮出来作業能率の向上を図れる。また、この時洗米羽
根14は回転しているので下側給水と相俟って米の中に
混入している異物を分離し易く洗浄効果を高め得る。な
お、オ−バ−フロ−する水はオ−バ−フロ−口46から
オ−バ−フロ−管47に入って排水箱27に落下し、そ
の後排水管48を通って異物とともに所定の場所に排出
される。
【0049】所定時間後、電磁弁83を閉じて下側給水
の停止と、両ソレノイド36,37への通電停止による
排水口23,水加減口26の開放と、洗米羽根14の回
転停止と、電磁弁82を閉じて上側給水の停止をその順
に行なう。従って、洗米タンク15に貯留されている水
は網16、水路21、排水口23そして排水箱27を通
って排水管48から所定場所に排出される。この時、水
は排水口23及び水加減口26の両口から排出するので
排水時間を短縮出来、作業能率の向上を図れると共に水
路21の下面すなわち下蓋25の上面を斜設しているの
で水路21にある水の流れを円滑にし残水量を著しく減
少出来る。従って、異物の残留も大幅に減少出来る。
【0050】つぎに、両ソレノイド36・37に通電し
て励磁すると前記したように弁28は排水口23を閉
じ、弁29は水加減口26を閉じる。つづいて、電磁弁
83を開いて下側給水すなわち下側給水管50、給水路
49、水路21及び網16を通って洗米タンク15に水
を供給する。そして、水圧チェックタイマを作動し、所
定時間内にオ−バ−フロ−感知センサ84が「ON」に
なったかどうかを判断して、達していないと判断した場
合は電磁弁83を閉じると共にソレノイド36・37へ
の通電を停止して異常処理、すなわちブザ−139で警
報を発する。
【0051】一方、オ−バ−フロ−感知センサ84が感
知した場合には若干時間待ちして電磁弁83を閉じ、そ
の後、若干時間待ちして両ソレノイド37への通電を停
止し非励磁状態にする。これに関連して、下側給水が停
止されると共に弁軸31及び弁29を後側に移動して洗
米タンク15の水を水路21、給水路49、水加減口2
6及び排水箱27を通って排水管48に入り所定の場所
に排出する。この場合、水加減口26は排水口23の口
径よりも小さくしているので、単位時間当りで比較する
と排水口23からの排水量よりも少量で水加減の精度を
高めることが出来る。
【0052】そして、作業者によって入力された炊飯量
から演算した炊飯用の水量に達する時間、すなわち水加
減チェックタイマによる水加減時間がタイムアップした
時にソレノイド37への通電を停止し、これに関連して
弁29が水加減口26を閉じ水加減作業を終える。ま
た、この水加減作業にオ−バ−フロ−感知センサ84が
「OFF」になったかどうかを判断し、「OFF」にな
っていないのに水加減時間に達した場合には異常と判断
して報知ブザ−139で警報を発する。
【0053】つぎに、洗米羽根を回転する洗米モ−タを
駆動して洗米羽根14を回転してから排米用モ−タMを
駆動する。すると、これに関連してカムは回転して上下
動軸19を下側に移動するので洗米弁20もこれと同方
向に移動して米通路17を開放するとともに排米上限ス
イッチ97を「ON」にする。また、上下動軸19が所
定の位置まで下動した時に下限スイッチ98を「ON」
にする。
【0054】従って、洗米タンク内の米と水は米通路1
7を通って炊飯装置5の内釜89に落下するが、この時
洗米羽根14も回転しているので排米を円滑に行うこと
が出来、残米を防止し得る。そして、この排米作業を終
えると、排米用モ−タMが回転してカムを回転するの
で、上下動軸19は上方に移動して(この時下限スイッ
チ98は「OFF」になる)元の位置に復帰する(この
時上限スイッチ97は「OFF」になる)と共に、洗米
羽根を回転する洗米モ−タ、排米用のモ−タの駆動を停
止し、両ソレノイド36・37への通電を停止して排水
口23及び水加減口26を開放する。
【0055】また、電磁弁83を開いて水を給水路49
から水路21に供給するので、水路内に残っている異物
や砕米等を排水口23や水加減口26から排水箱27に
洗い流すことが出来る。この場合洗米中の表示ランプ1
20を消灯する。なお、排米時に、排米上限スイッチ9
7が「OFF」になっていないのに、監視タイムに達し
た場合には排米モ−タMの駆動を停止してブザ−139
で警報を発する異常処理工程に進む。
【0056】作業者は釜に蓋90をすると、この蓋90
は蓋感知アクチュエ−タ94に接触するのでスイッチ9
3を「ON」にする。そして、作業者は所定の浸漬時間
終了後(浸し中の表示ランプ123が点灯から消灯す
る)に点火スイッチ133を「ON」にして(この時表
示ランプ124は消灯する)炊飯作業を開始する(表示
ランプ122が点灯する)。この浸漬作業は、洗米タン
ク内で浸漬を終える場合と、洗米タンク内で終了しない
場合は釜内で残りの時間浸漬を引継れ、洗米タンク内で
浸漬を行なわない場合は釜内で行なう。
【0057】なお、排米・排水作業を終えると排米用モ
−タMは駆動して上下動軸19を上側の所定位置に移動
させ排米弁20で米通路17を閉じ、つづいて米計量モ
−タを駆動して計量ロ−ル64を回転し前記と同様の作
業を行なって洗米タンク内に所定量の米を供給する。以
下、洗米作業まで前記と同様の作業を行なう。
【0058】そして、洗米作業を終了すると真下の釜セ
ットOKか否かを判断するが、釜セットOKの条件であ
る「蓋無し」を備えていないので「NO」と判断する。
つぎに、他方の釜(この実施例では炊飯装置6側)をセ
ットOKか否かを判断するが、蓋90を内釜89に被せ
ていないので、スイッチ93は「OFF」になり、内釜
89と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているので
スイッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ
133は「OFF」になっているので釜セットOKの信
号が出力されている。これにより他方の釜セット「有
り」と判断してモ−タ55に駆動指令信号を送りモ−タ
55を駆動する。
【0059】すると、この回転動力はモ−タ軸、伝動カ
ラ−58、回転体57の軸を介して伝動されて回転体5
7を正面視において反時計方向に回転する。この時、回
転体57は外周面に設けた摩擦体と後連結体10の上面
との摩擦によって摺動しながら左側に移動し、貯米庫3
及び洗米装置4の中心部とリミットスイッチ87が上下
方向に重なったときにリミットスイッチ87が「ON」
になりモ−タ55への駆動指令信号の出力を停止する。
従って、洗米タンク15の米通路17が内釜89の中心
部上方に位置した所で停止している。
【0060】つづいて、排米用モ−タMを駆動して上下
動軸19を下側に移動するので排米弁20もこれと同方
向に移動して米通路17を開放する。これにより、洗米
タンク内の米と水は回転する洗米羽根14で撹拌されな
がら米通路17を通って炊飯装置6の内釜89に落下す
る。そして、洗米作業を終えると、洗米羽根回転モ−
タ、排米用モ−タMの駆動を停止し、両ソレノイド36
・37への通電を停止して排水口23及び水加減口26
を開放する。また、電磁弁83を開いて水を給水路49
から水路21に供給するので、水路内の残留物を洗い流
すことが出来作業後の清掃を容易にし得る。
【0061】そして、作業者は釜に蓋90をして所定時
間浸漬後に点火スイッチ133を「ON」にして(炊飯
中の表示ランプ118が点灯する)炊飯作業を開始す
る。この浸漬作業は、洗米タンク内で浸漬を終える場合
と、洗米タンク内で終了しない場合は釜内で残りの時間
浸漬を引継れ、洗米タンク内で浸漬を行なわない場合は
釜内で行なう。つぎに、前記と同様に排米弁20を閉じ
てから計量・洗米作業を行なう。つづいて、真下の釜セ
ットOKか否かを判断するが、釜セットOKの条件であ
る「蓋無し」を備えていないので「NO」と判断する。
つぎに、他方の釜(実施例では炊飯装置5側)をセット
OKか否かを判断するが、他方の釜で炊飯中であるので
「NO」と判断してその場で待機している。
【0062】なお、貯米庫3及び洗米装置4の横移動開
始から所定時間内に所定の位置まで達しない場合、すな
わち監視タイマがアップするとモ−タ55に駆動指令信
号の出力を停止して異常であるとしブザ−139で警報
を発する。一方、洗米したと判断した場合には予約釜数
表示具102で表示されている釜数を1づつ減じた数字
で表示していく。
【0063】また、作業の途中で予約釜増ボタン99又
は予約釜減ボタン100を操作した場合にはその都度1
づつ加算又は1づつ減じた数字で表示する。そして、累
計釜数表示具103には洗米した場合1づつ加算した数
字を表示する。従って、作業者はこれらの数字から残釜
や累積釜数を把握出来るので、例えば米の準備が必要か
否か、作業終了時刻等を予測可能である。
【0064】前記炊飯装置5又は6において、点火スイ
ッチ133が「ON」になっているのに釜がセットされ
ていない場合は釜なしの表示ランプ126を点灯し、ブ
ザ−140で警報を発する。また、点火スイッチ133
が「OFF」になっていないのに炊飯の監視タイマがタ
イムアップすると異常と判断してブザ−140で警報を
発する等の異常処理工程に進む。そして、炊飯を終了す
るとむらし工程に入り、むらしが終了すると炊飯中の表
示ランプ122を消灯して炊き上りの表示ランプ121
を点灯する。そして、ブザ−139で炊飯終了を報知す
る。
【0065】なお、スタ−トボタン112を「ON」に
すると、各ロ−タリスイッチ134,135の異常チェ
ック、オ−バ−フロ−感知スイッチ等のセンサの異常チ
ェック、計量モ−タの異常チェック、洗米作業時の水加
減の異常チェック、排米作業時の排米モ−タの異常チェ
ック、移動モ−タの異常チェック、炊飯作業時における
異常チェック等の機能チェックを自動で行なう(図17
参照)。
【0066】また、テストモ−ド処理はテストボタン1
07を「ON」にすることにより、メインの制御のフロ
−チャ−トとは別のル−チンで行なわれる。すなわち、
各表示ランプ117,118,119,120,12
1,122,123,124,125,126,12
7,128,129,130,131,132を順次点
灯して異常をチェックし、各ボタン101,102,1
03,104,105,106,107,108,10
9,110,111,112,113,114,11
5、センサ−84,99、リミットスイッチ86,87
等が「ON」になるかチェックし、そして所定の機能を
有しない場合にはブザ−139で報知する。テストを終
えるには、テストボタン107を再度押えばよい。従っ
て、作業前、作業中あるいは作業後に各機器類が正常に
機能するか調べることが出来る。
【0067】つぎに、計量用のボタン101を「ON」
にすると図11の計量フロ−の作業を行ない、洗米用の
ボタン102を「ON」にすると図12の洗米フロ−の
作業を行ない、投下のボタン106を「ON」にすると
図14の排米フロ−の作業を行なう。このように、作業
を独立して運転出来るので、異常を発生した場合におい
ても異常発生個所を見つけ易い。また、例えば洗浄作業
のみを行なうことが出来ることにより洗米タンク15の
洗浄を容易に行い得る。
【0068】つづいて、図24の炊飯作業のタイムチャ
−トについて説明する。まず、計量された所定量の米は
洗米された後水加減により設定された所定の水量ととも
に炊飯装置5の内釜89に排米される。そして、この内
釜89に蓋90をして浸漬し、この浸漬を開始してから
34分後に点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を
始める。ここで、20分炊飯した後15分間蒸らして炊
飯作業を終える。つづいて、蓋90を取って御飯が入っ
た内釜89を取り出してから空の新しい内釜をセットし
次の炊飯作業まで待機する(5−1)。
【0069】そして、前記排米作業を終えると、洗米装
置4の横方向への移動と米の計量作業が行なわれ、洗米
装置4が他の炊飯装置6の上方の所定位置に達するのと
ほぼ同時に計量作業も終えている。従って、米は前記と
同様に洗米・水加減の各作業を経て内釜89に排米され
る。そして、この排米作業を終えると洗米装置4は元の
炊飯装置5の上方に向けて移動する。一方、内釜89に
蓋90をして浸漬し、この浸漬を開始してから34分後
に点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を始める。
【0070】ここで、20分炊飯した後15分間蒸らし
て炊飯作業を終えるので、蓋90を取って御飯が入った
内釜89を取り出してから別の空の内釜をセットして次
の炊飯作業まで待機する(6−1)。なお、該炊飯装置
6は前記炊飯装置5による作業を終えてから8分(計量
時間1分+洗米時間5分+水加減時間1分+排米時間1
分=8分)後に作業を終える。
【0071】第2回目の炊飯作業を行なう場合について
説明すると、炊飯装置5は計量開始から79分後に炊飯
できる状態で待機しているので、洗米装置5の上方の所
定位置に復帰してから21分後に計量作業を開始し、つ
づいて洗米・洗米装置内での浸漬(洗米部浸漬)・水加
減及び排米の順で各作業を行なう。すると、既に浸漬し
た米は炊飯用の水とともに内釜89で収容されるので、
蓋90をして点火スイッチ133を「ON」にし炊飯を
始める。そして、20分後に炊飯を終えた後つづいて蒸
らしを15分間行なって炊飯作業を終える。つぎに、蓋
90を取って御飯が入った内釜89を取り出してから別
の空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(5
−2)。
【0072】なお、該炊飯装置5は前記炊飯装置6の作
業を終えてから29分(炊飯時間20分+蒸らし15分
+内釜交換1分+排米時間1分−8分=29分)後に作
業を終える。また、ここで排米を終えると、洗米装置4
は炊飯装置6の上方に向けて移動し、計量作業も開始す
る。そして、洗米装置4が所定位置で停止するのとほぼ
同時に計量作業も終える。
【0073】つづいて、米は洗米・水加減の各作業を経
て炊飯用の水とともに内釜89に排米されるが、この排
米作業を終えると洗米装置4は炊飯装置5の上方に向け
て計量作業を行ないながら移動する。そして、洗米装置
4が所定位置に達して停止するとほぼ同時に計量も終え
る。
【0074】つぎに、内釜89に蓋90をして浸漬し、
この浸漬を開始してから34分後(浸漬時間が34分で
ある)に点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開
始する。そして、20分で炊飯を終え、つづいて15分
間蒸らして炊飯作業を終える。そして、蓋90を取って
御飯が入った内釜89を取り出してから別の空の内釜を
セットして次の炊飯作業まで待機する(6−2)。な
お、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を終えてから42
分(排米時間1分+釜での浸漬時間34分+炊飯20分
+蒸らし15分+内釜交換1分−29分=42分)後に
作業を終える。
【0075】一方、既に計量を終えている米(第3回目
の炊飯作業を行なう場合になる)はつづいて洗米・洗米
装置4での浸漬・水加減の各作業をその順に経て炊飯装
置5の内釜89に排米されるが、この排米作業を終える
と洗米装置4は炊飯装置6の上方に向けて計量を行ない
ながら移動する。そして、洗米装置4が所定位置に達し
て停止するとほぼ同時に計量も終える。
【0076】つぎに、内釜89に蓋90をして点火スイ
ッチ133を「ON」にし炊飯を開始する。そして、炊
飯、蒸らしを終えると、蓋90を内釜89から取って御
飯の入った内釜89を取り出して別に用意した空の内釜
をセットして次の炊飯作業まで待機する(5−3)。な
お、該炊飯装置5は炊飯装置6の作業を終えてから8分
(排米時間1分+計量時間1分+洗米時間5分+浸漬時
間34分+水加減時間1分+排米時間1分+炊飯時間2
0分+蒸らし15分+内釜交換1分−29分−42分=
8分)後に作業を終える。
【0077】前記した計量済の米は洗米・洗米装置4で
の浸漬・水加減の各作業をその順に経て炊飯装置6の内
釜89に排米される。なお、この場合も、排米作業を終
えると洗米装置4は炊飯装置5の上方に向けて計量を行
ないながら移動し、その後この洗米装置4が所定位置に
達して停止すると計量もほぼ同時に終えている。
【0078】つぎに、炊飯装置6の内釜89に蓋90を
して点火スイッチ133を「ON」にし炊飯を開始す
る。そして、炊飯、蒸らしを終えると、蓋90を内釜8
9から取って御飯の入った内釜89を取り出して別の空
の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(6−
3)。なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を終えて
から42分(排米時間1分+計量時間1分+洗米時間5
分+浸漬時間34分+水加減時間1分+排米時間1分+
全工程時間79分−移動1分−29分−42分−8分=
42分)後に作業を終える。
【0079】つぎに、第4回目の炊飯作業を行なう場合
について説明すると、前記したように計量を終えている
ので、この米はつづいて洗米・洗米装置4での浸漬・水
加減の各作業をその順に経て炊飯装置5の内釜89に排
米される。なお、この場合も、排米作業を終えると計量
を行ないながら洗米装置4は並設した炊飯装置6の上方
に向けて移動し、その後この洗米装置4が所定位置に到
達すると停止するが、次の炊飯作業用の米の計量も終え
ている。
【0080】そして、炊飯装置5の内釜89に蓋90を
して点火スイッチ133を「ON」にし炊飯を開始す
る。そして、この炊飯、つづいて蒸らしを終えると、蓋
90を内釜89から取って御飯の入った内釜89を取り
出してあらかじめ用意した空の内釜をセットして次の炊
飯作業まで待機する(図示していないが5−4とな
る)。
【0081】以下、予め設定した炊飯量(釜数)に達す
るまで前記した作業と同様の作業を継続する。このよう
に、図24で示した炊飯作業の形態では途中から「42
分後」・「8分後」・「42分後」にそれぞれ「計量」
から「内釜交換」に至る1炊飯作業を完了し、以後この
作業サイクルを繰り返す。従って、1炊飯作業の完了間
隔が短かいので作業管理が容易である。また、1釜当り
の平均作業時間を比較すると、図29のように洗米部の
みで浸漬する場合は42分(84分÷2=42分)、図
30のように炊飯釜のみで浸漬する場合は35.5分
(71分÷2=35.5分)であるが、この炊飯形態で
は30.7分(92分÷3=30.7分)であって、作
業能率の向上を図れる。
【0082】つぎに、図25の炊飯作業のタイムチャ−
トについて説明すると、この作業形態は洗米装置4及び
釜を使用して1浸漬作業を行なう。まず、計量された所
定量の米は洗米された後水加減により設定された炊飯用
の水とともに炊飯装置5の内釜89に排米される。そし
て、この内釜89に蓋90をして内釜内で34分間浸漬
する。なお、排米を終えると、洗米装置4は他の炊飯装
置6の上方に向けて移動し、また次の炊飯用のために計
量も行ない、その後この洗米装置4が所定位置に到達す
ると停止するが、計量も終える。
【0083】そして、浸漬時間がタイムアップすると、
点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始する。
そして、20分後にこの炊飯を終え、つづいて15分間
蒸らした後蓋90を取って御飯が入った内釜89を取り
出し、用意した空の内釜をセットして次の炊飯作業まで
待機する(5−1)。
【0084】一方、前記の計量を終えた米は洗米・洗米
装置4での浸漬(21分)・水加減の各作業をその順に
経て炊飯装置6の内釜89に炊飯用の水とともに排米さ
れる。つづいて、この内釜89に蓋90をして残りの時
間13分(総浸漬時間34分−21分=13分)ここで
浸漬する。そして、浸漬を終えると点火スイッチ133
を「ON」にして炊飯を行ない、つづいて蒸らしを行っ
た後蓋90を取って御飯が入った内釜89を取り出し、
別の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(6−
1)。なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を終えて
から8分(計量1分+洗米5分+水加減1分+排米1分
=8分)後に作業を終える。
【0085】また、この作業時において排米を終える
と、洗米装置4はもう一方の炊飯装置5の上方に向けて
移動するとともに次の炊飯用として計量を行なう。その
後、洗米装置4が所定の位置に達して停止した時計量も
終えている。つぎに、第2回目の炊飯作業を行なう場合
について説明すると、前記のように計量を既に終えてい
るので、つづいて洗米・洗米装置4における浸漬(34
分)・水加減の各作業をその順に経て炊飯装置5の内釜
89に排米される。なお、この場合も、排米を終えると
洗米装置4は他の炊飯装置6の上方に向けて移動し、ま
た次の炊飯用のために計量も行なう。その後、この洗米
装置4が所定の位置に達すると停止し、このとき計量も
終えている。
【0086】そして、排米後に内釜89に蓋90をして
点火スイッチ133を「ON」し炊飯を開始する。その
後、20分経過すると炊飯を終えて蒸らしに入るが、1
5分後にこの蒸らしも終えるので蓋90を取って内釜8
9を取り出し、用意した空の内釜をセットして次の炊飯
作業まで待機する(5−2)。なお、該炊飯装置5は炊
飯装置6の作業を終えてから29分(排米1分+炊飯2
0分+蒸らし15分+内釜交換1分−8分=29分)後
に作業を終える。
【0087】一方、前記計量を終えた米は洗米・水加減
の各作業を経て炊飯装置6の内釜89に炊飯用の水とと
もに排米される。つづいて、この内釜89に蓋90をし
て釜浸漬(34分)を行ない、浸漬を終えると点火スイ
ッチ133を「ON」にして炊飯を開始する。その後、
炊飯を終えると蒸らしが行なわれ、そしてこの蒸らしを
終えると蓋90を取って御飯が入っている内釜89を取
り出してから空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待
機する(6−2)。
【0088】なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を
終えてから42分(排米1分+全工程79分−移動1分
−8分−29分=42分)後に作業を終える。また、前
記排米を終えると洗米装置4は炊飯装置5の上方に向け
て移動し、次の炊飯のための計量も行なう。その後、洗
米装置4が所定位置に達すると停止し、計量も終えてい
る。
【0089】つぎに、第3回目の炊飯作業を行なう場合
について説明すると、前記計量を終えた米はつづいて洗
米・洗米装置4での浸漬(21分)・水加減の各作業を
その順に経て炊飯装置5の内釜89に排米される。そし
て、内釜89に蓋90をしてさらに13分間浸漬を続け
る。なお、排米を終えると、洗米装置4は炊飯装置6の
上方に向けて移動し、次の炊飯のための計量も行なう
が、その後洗米装置4が所定位置に到達すると停止し、
計量も終える。
【0090】釜での浸漬が終わると、点火スイッチ13
3を「ON」にして炊飯を開始する。そして、所定時間
後に炊飯を終えた後蒸らしの工程に進んで15分後には
この蒸らしを終える。つぎに、蓋90を取って御飯が入
っている内釜89を取り出し、用意している空の内釜を
セットして次の炊飯作業を待機する(5−3)。なお、
該炊飯装置5は炊飯装置6の作業を終えてから8分(排
米1分+釜浸漬13分+炊飯20分+蒸らし15分+内
釜交換1分−42分=8分)後に作業を終える。
【0091】前記計量を終えた米はつづいて洗米・洗米
装置4での浸漬(34分)・水加減の各作業をその順に
経て炊飯装置6の内釜89に排米され、この排米が終わ
ると、洗米装置4は炊飯装置5の上方に向けて移動し、
次の炊飯のための計量も行なうが、洗米装置4が所定位
置に到達すると停止し、この時計量も終えている。
【0092】また、排米後点火スイッチ133を「O
N」にして炊飯を開始すると、この炊飯は20分後に終
えつづいて蒸らしに進む。そして、この蒸らしが終了す
ると蓋90を取って御飯の入った内釜89を取り出し、
用意した空の内釜をセットして次の炊飯作業を待機する
(6−3)。なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を
終えてから29分(排米時間1分+全工程の時間79分
−移動1分−42分−8分=29分)後に作業を終え
る。
【0093】つぎに、第4回目の炊飯作業を行なう場合
について説明すると、前記のように計量を終えているの
で、この米はつづいて洗米された後水加減により設定さ
れた炊飯用の水とともに炊飯装置5の内釜89に排米さ
れる。この場合も、排米作業を終えると計量を行ないな
がら洗米装置4は炊飯装置6の上方に向けて移動し、そ
の後この洗米装置4が所定位置に到達すると停止する
が、次の炊飯用の米の計量も終えている。
【0094】また、排米後、内釜89に蓋90をしてこ
こで34分間浸漬し、その後浸漬時間がタイムアップす
ると点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始す
る。そして、20分後にこの炊飯を終え、つづいて15
分間蒸らした後蓋90を取って御飯の入った内釜89を
取り出し、用意した空の内釜をセットして次の炊飯作業
まで待機する(図示していないが5−4となる)。
【0095】以下、予め設定した釜数に達するまで前記
作業と同様の作業を継続する。このように、図25で示
した炊飯作業の形態では「8分後」・「29分後」・
「42分後」にそれぞれ「計量」から「内釜交換」に至
る1炊飯作業を完了し、以後もこの作業サイクルを繰り
返す。従って、1釜当りの平均作業時間は26.3分
(79分÷3=26.3分)となり、さらに作業能率を
高めることが出来る。
【0096】つぎに、図26の炊飯作業(浸漬を洗米装
置4と釜89の両方で行い、洗米装置4の移動を他の工
程中、実施例では浸漬時に行なう場合)のタイムチャ−
トについて説明する。まず、第1回目の炊飯作業を行な
う場合、計量された所定量の米は、洗米された後洗米装
置4で所定時間(18.3分)浸漬し、水加減により設
定された炊飯用の水とともに炊飯装置5の内釜89に排
米される。つづいて、この内釜89に蓋90をして残り
の時間15.7分(34分−18.3分=15.3分)
ここで浸漬する。
【0097】そして、浸漬時間がタイムアップすると、
点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始し、2
0分後にはこの炊飯を終える。つづいて、15分間蒸ら
しを行なってから蓋90を取って御飯の入った内釜89
を取り出し、別に用意した空の内釜をセットして次の炊
飯作業まで待機する(5−1)。この作業の全工程に要
する時間は78分(79分−移動時間1分=78分)で
ある。
【0098】そして、前記計量開始から26.3分後、
すなわち排米を終えると計量が始って所定量の米を洗米
装置4に供給し、ここで洗米した後所定時間(18.3
分)浸漬する。また、この浸漬を行なっているときに、
洗米装置4は炊飯装置6の上方に向けて移動を始め、そ
の後所定位置に到達すると停止する。そして、その浸漬
を終えると、洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に水
加減による炊飯用の水とともに排米されるので、内釜8
9に蓋90をしてここで所定時間(15.7分)浸漬を
続ける。その後、浸漬を終えると点火スイッチ133を
「ON」にし炊飯を開始する。
【0099】そして、20分後には炊飯を終え、つづい
て15分間蒸らしを行なってから蓋90を取って御飯の
入った内釜89を取り出し、用意した空の内釜をセット
して次の炊飯作業まで待機する(6−1)。なお、該炊
飯装置6は炊飯装置5の作業を終えてから26.3分
(26.3分+26.3分+釜浸漬時間15.7分+炊
飯時間20分+蒸らし時間15分+内釜交換1分−78
分=26.3分)後に作業を終える。
【0100】つぎに、第2回目の炊飯作業を行なう場合
について説明する。この場合、直前の計量開始から2
6.3分後、すなわち炊飯装置6の内釜89への排米を
終えると計量が始って所定量の米を洗米装置4に供給
し、ここで洗米した後所定時間(18.3分)浸漬す
る。また、この浸漬を行なっているときに、洗米装置4
は炊飯装置5の上方に向けて移動を始め、その後所定位
置に達すると停止する。そして、その浸漬を終えると、
洗米装置4から炊飯装置5の内釜89に水加減による炊
飯用の水とともに排米される。
【0101】つぎに、蓋90を内釜89に被せて残りの
時間(15.7分)浸漬を続ける。その浸漬を終えると
点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始する。
そして、前記と同様に20分後に炊飯を終え、つづいて
15分間蒸らしを行なってから蓋90を取って内釜89
を取り出し、別に用意した空の内釜をセットして次の炊
飯作業まで待機する(5−2)。なお、該炊飯装置5は
炊飯装置6の作業を終えてから26.4分(排米1分+
釜浸漬15.7分+炊飯20分+蒸らし15分+内釜交
換1分−26.3分=26.4分)後に作業を終える。
【0102】そして、前記計量開始から26.3分後、
すなわち炊飯装置5への排米を終えると計量が始って所
定量の米を洗米装置4に供給し、ここで洗米した後所定
時間(18.3分)浸漬する。この浸漬を行なっている
ときに、前記と同じく洗米装置4は炊飯装置6の上方に
向けて移動を始め、その後所定位置に達すると停止す
る。そして、その浸漬を終えると、水加減による炊飯用
の水とともに洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に排
米されるので、この内釜89に蓋90をしてここで残り
の時間(15.7分)浸漬を続ける。
【0103】その後、浸漬を終えると点火スイッチ13
3を「ON」にして炊飯を開始し、20分後にはこの炊
飯を終え、つづいて15分間蒸らしを行なう。つぎに、
蓋90を取って御飯の入った内釜89を取り出し、別の
空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(6−
2)。なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を終えて
から26.3分(排米時間1分+釜浸漬時間15.7分
+炊飯時間20分+蒸らし時間15分+内釜交換1分−
26.4分=26.3分)後に作業を終える。
【0104】以下、予め設定した釜数に達するまで前記
と同様の作業を継続する。このように、この図26で示
した作業形態では、2番目以降はほぼ26.3分ごとに
作業を完了することになり、作業能率の向上を図れ又作
業を管理し易くなる。なお、この場合、炊飯作業サイク
ルは計量から内釜交換に至る全工程時間から移動時間を
減算した時間に排米時間を加算し、これによって得られ
た時間を(釜数+1)で除算した時間でほぼ繰り返すこ
とになる。ここで、「釜数+1」は、2釜タイプでは
「3」,3釜タイプでは「4」,4釜タイプでは「5」
となる。
【0105】図27に示す作業のタイムチャ−トは、1
炊飯作業において浸漬を洗米装置4と釜89の両方で行
ない、洗米装置4の移動を他の工程(例えば浸漬時等)
で行なわない場合である。まず、第1回目の炊飯作業を
行なう場合、計量された所定量の米は、洗米された後洗
米装置4で所定時間(18分)浸漬し、つづいて水加減
により所定の炊飯用の水量が給水される。つぎに、洗米
装置4が炊飯装置5の上方の所定位置まで移動して停止
し、炊飯装置5の内釜89に排米する。つづいて、この
内釜89に蓋90をし残り時間16分(34分−18分
=16分)ここで浸漬する。
【0106】この浸漬を終えると点火スイッチ133を
「ON」にして炊飯を開始し、20分後にはこの炊飯を
終え、つづいて15分間蒸らしを行なう。つぎに、蓋9
0を取って内釜89を取り出し、別の空の内釜をセット
して次の炊飯作業まで待機する(5−1)。なお、該炊
飯作業の計量から内釜交換に至る全工程に要する作業時
間は79分となる。
【0107】前記排米を終えると、計量が開始されて所
定量の米を洗米装置4に供給する。この米はつづいて洗
米された後洗米装置4で所定時間(18分)浸漬し、そ
の後水加減により所定の炊飯用の水量が給水される。以
下、前記5−1と同様の作業(洗米装置4は炊飯装置6
の上方に向けて移動する)を行ない、計量開始から79
分後に内釜交換を終え次の炊飯作業まで待機する(6−
1)。なお、該計量は5−1の計量開始から27分(計
量時間1分+洗米時間5分+洗米装置4での浸漬時間1
8分+水加減時間1分+移動時間1分+排米時間1分=
27分)後に開始するので、炊飯装置6の作業は炊飯装
置5の作業が終了してから27分後に終える。
【0108】つぎに、第2回目の炊飯作業を行なう場合
について説明する。この場合、前記炊飯装置6の内釜8
9への排米を終えると(6−1の作業の計量開始から2
7分後)計量を開始し、つづいて洗米から内釜交換に至
る各作業をその順に行なうので、炊飯装置5は炊飯装置
6の作業終了後27分後に作業を終える(5−2)。な
お、該作業工程における移動とは、洗米装置4は炊飯装
置6の上方位置から炊飯装置5の上方に向けて移動し、
その後所定位置に到達したときに停止する。
【0109】5−2の作業工程における排米が終わると
(5−2の作業の計量開始から27分後)次の炊飯作業
のために計量を開始し、つづいて洗米・洗米装置での浸
漬(18分)・炊飯用の水を給水する水加減の各工程を
その順に行なう。そして、洗米装置4は炊飯装置6の上
方に向けて移動し、所定位置に到達すると停止する。そ
して、洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に前記所定
量の炊飯用の水とともに排米する。その後、内釜89に
蓋90をして残りの時間(18分)ここで浸漬を行った
後点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始し、
20分後にはこの炊飯を終え、つづいて15分間蒸らし
を行なう。つぎに、蓋90を取って内釜を交換して次の
炊飯作業まで待機する(6−2)。なお、該炊飯装置6
は炊飯装置5の作業を終えてから27分後に作業を終え
る。
【0110】以下、この作業形態では、2番目以降は2
7分ごとに作業を完了することになって作業能率が向上
するとともに作業管理が容易になる。すなわち作業サイ
クル=(全工程時間+移動時間+排米時間)÷3とな
る。図28に示す作業のタイムチャ−トは、第1回目の
炊飯作業すなわち作業開始してから2釜目までは釜で全
て浸漬をし、第2回目の炊飯作業すなわち3釜目からは
1浸漬作業を洗米装置4と釜とが分担して行なう場合で
ある。
【0111】まず、第1回目の炊飯作業を行なう場合に
おいて、計量された所定量の米は洗米された後炊飯用の
水を給水する水加減の工程を経て炊飯装置5の内釜89
にこの水とともに排米される。そして、内釜89に蓋9
0をして所定時間(34分)ここで浸漬を行なう。その
後、浸漬を終えると点火スイッチ133を「ON」にし
て炊飯を開始し、20分後にはこの炊飯を終え、つづい
て15分間蒸らしを行なう。
【0112】つぎに、蓋90をとって内釜89を取り出
し、用意した空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待
機する(5−1)。なお、該炊飯装置5の作業は計量開
始から内釜交換に至る78分(全工程時間79分−移動
時間1分=78分)要する。前記作業(5−1)におい
て、排米を終えると(計量開始から26.3分後)次の
作業のために計量を行ない、つづいて洗米及び炊飯用の
水を給水する水加減の工程をその順に行なう。なお、こ
の水加減作業が始まると、洗米装置4はもう一方の炊飯
装置6の上方に向けて移動して所定位置に達すると停止
する。そして、水加減が終わると、洗米装置4から炊飯
装置6の内釜89に米を炊飯用の水とともに排出するの
で、この内釜89に蓋90をして予め設定した時間(3
4分)ここで浸漬する。
【0113】その後、この浸漬を終えると点火スイッチ
133を「ON」にして炊飯を開始し、そして20分後
に炊飯を終えてつづいて15分間蒸らしを行なう。つぎ
に、蓋90をとって内釜89を取り出してから別に用意
した空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する
(6−1)。そして、該作業(6−1)は、前記作業
(5−1)を終えてから26.3分後に終える。
【0114】第2回目の炊飯作業を行なう場合について
説明すると、前記作業(6−1)の排米を終えてから2
6.3分後に再び計量を開始し、つづいて所定時間洗米
した後、洗米装置4で18.3分間浸漬する。なお、こ
の浸漬が行なわれている間に洗米装置4は炊飯装置5の
上方の所定位置まで移動する。その後、浸漬を終える
と、水加減を行なってから炊飯装置5の内釜89に炊飯
用の水と共に排米する。
【0115】そして、この内釜89を蓋90をして残り
の時間(15.7分)ここで浸漬を続ける。なお、排米
されると次の炊飯を行なうために計量が開始されてい
る。そして、釜での浸漬を終えると、点火スイッチ13
3を「ON」にして炊飯を開始し、20分後には炊飯を
終え次の蒸らしを15分間行なう。そして、蒸らしを終
えると、蓋90を取って御飯の入った内釜89を取り出
してから別の空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待
機する(5−2)。
【0116】なお、該作業(5−2)は前記作業(6−
1)を終えてから26.4分(計量時間1分+釜での浸
漬時間15.7分+炊飯時間20分+蒸らし時間15分
+釜交換1分−26.3分=26.4分)後に作業を終
える。前記作業(5−2)の排米後に計量が開始されて
いるので、この計量につづいて洗米・洗米装置4での浸
漬(18.3分)が行なわれた後炊飯用の水を給水する
水加減の工程が行なわれる。なお、この洗米が終わる
と、洗米装置4は炊飯装置6の上方の所定位置まで移動
して待機している。つぎに、洗米装置4から炊飯装置6
の内釜89に米を炊飯用の水とともに排出するので、米
及び水を収容した内釜89に蓋90をして残りの時間
(15.7分)ここでさらに浸漬を行なう。
【0117】また、排米後に第3回目の炊飯作業に対応
するために計量・洗米作業等がその順に行なわれてい
る。そして、浸漬を終えると、点火スイッチ133を
「ON」にして炊飯を開始し、20分後には炊飯を終え
て次の蒸らし工程に入る。そして、15分後に蒸らしを
終えると、蓋90を取って御飯の入った内釜89と別に
用意した内釜とを交換して次の炊飯作業まで待機する
(6−2)。なお、該作業(6−2)は前記作業(5−
2)を終えてから26.3分(計量時間1分+釜での浸
漬時間15.7分+炊飯時間20分+蒸らし時間15分
+釜交換1分−26.4分=26.3分)後に終える。
【0118】以下、同様の作業を繰り返す。すなわち、
この作業形態では、第2回目の作業以降、ほぼ同間隔
(26.3分又は26.4分)で作業を終えるので、作
業の管理をし易くなるとともに作業能率も高くなる。な
お、該実施例では、「計量」から「内釜交換」の工程に
至る各作業時間を、計量1分、洗米5分、浸漬34分、
水加減1分、移動1分、排米1分、炊飯20分、蒸らし
15分及び内釜交換1分の場合についてであるが、この
作業時間は任意に定めることが出来るものであってこの
実施例に限定されない。そして、作業工程もこの実施例
に限定されるものでなく、工程を追加あるいは削除して
もよい。また、各工程は全自動であれば大幅に省力化を
図れるが、一部手作業を含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面図である。
【図2】 側面図である。
【図3】 一部破断した側面図である。
【図4】 洗米タンクの正面図である。
【図5】 一部破断した洗米タンクの右側面図である。
【図6】 一部破断した洗米タンクの左側面図である。
【図7】 天板の平面図である。
【図8】 一部切除した釜の平面図である。
【図9】 操作パネルの正面図である。
【図10】 炊飯全体の制御フロ−チャ−トである。
【図11】 計量作業のフロ−チャ−トである。
【図12】 洗米作業のフロ−チャ−トである。
【図13】 水加減作業のフロ−チャ−トである。
【図14】 排米作業のフロ−チャ−トである。
【図15】 浸漬作業のフロ−チャ−トである。
【図16】 炊飯作業のフロ−チャ−トである。
【図17】 異常処理のフロ−チャ−トである。
【図18】 テストモ−ド処理のフロ−チャ−トであ
る。
【図19】 横移動のフロ−チャ−トである。
【図20】 予約釜数のフロ−チャ−トである。
【図21】 累積釜数のフロ−チャ−トである。
【図22】 水圧チェックのフロ−チャ−トである。
【図23】 排米チェックのフロ−チャ−トである。
【図24】 1浸漬作業を洗米装置又は釜で行なう場合
のタイムチャ−トである。
【図25】 1浸漬作業を洗米装置及び釜で行なう場合
のタイムチャ−トである。
【図26】 1浸漬作業を洗米装置と釜とで分担し、洗
米装置の移動を他の工程中に行なう場合のタイムチャ−
トである。
【図27】 1浸漬作業を洗米装置と釜とで分担し、洗
米装置の移動を他の工程中に行なわない場合のタイムチ
ャ−トである。
【図28】 作業開始後2釜目までは釜で浸漬し、3釜
目からは1浸漬作業を洗米装置と釜が分担して行なう場
合のタイムチャ−トである。
【図29】 1浸漬作業を洗米装置のみで行なう場合の
タイムチャ−トである。
【図30】 1浸漬作業を釜のみで行なう場合のタイム
チャ−トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長さを有する脚と該脚の前後
    方向における中間部に設けないで後端部の両端部に一体
    に設けて側面視L状に形成する縦方向に長い支柱とを有
    すると共に両端部に位置する両支柱を連結する連結体を
    設けたフレ−ムの上部に箱型に形成した貯米庫と下端部
    にジャケットを設けた洗米タンクを有する洗米装置とを
    上下に配設し、該洗米装置の下方に外釜と内釜と蓋と内
    釜を加熱する加熱手段とを有し前後方向に位置変更可能
    に設けるとともに感知手段による内釜感知情報を炊飯可
    能要件とする炊飯装置を複数個設け、内釜を洗米の受入
    れ位置に移動したとき、洗米炊飯装置の側面視おいて、
    外釜の下面が前記脚の上面よりも上方に位置するととも
    にジャケット及び外釜の横側面の上下両端部とが貯米庫
    と支柱と脚とにより形成されるコ状の開口部に露出する
    構成とし、前記貯米庫は前壁の中央部に洗米度や水加減
    や炊飯量を選択するスイッチ及びスタ−トスイッチを有
    するとともに各炊飯装置の作業状態を別々に表示するこ
    とができる制御部を有する1個の操作パネルを着脱自在
    に設けたことを特徴とする洗米炊飯装置
  2. 【請求項2】 米の浸漬処理を洗米装置と炊飯装置とで
    可能にすると共に両装置で1浸漬処理を行なうことを特
    徴とする請求項1記載の洗米炊飯装置
  3. 【請求項3】 炊飯装置による炊飯終了間隔をほぼ一定
    にした請求項1又は請求項2記載の洗米炊飯装置
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