JP3307374B2 - 洗米炊飯装置 - Google Patents

洗米炊飯装置

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JP3307374B2
JP3307374B2 JP28202799A JP28202799A JP3307374B2 JP 3307374 B2 JP3307374 B2 JP 3307374B2 JP 28202799 A JP28202799 A JP 28202799A JP 28202799 A JP28202799 A JP 28202799A JP 3307374 B2 JP3307374 B2 JP 3307374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば米のような穀
類を洗浄して処理する洗米炊飯装置における浸漬装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平1−110314号公報
で開示されているように、洗浄手段1個に対して炊飯手
段を1個設ける構成としている。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記手
段により、洗米作業、炊飯装置への供給作業、炊飯装置
での浸漬作業、点火によるい炊飯をその順に行い、その
後炊飯を終えて次の炊飯を行なう場合、新しい釜に交換
して再び洗米作業から炊飯装置での浸漬作業を行なうも
のでは、作業全体の時間が長くなり炊飯作業能率が低
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、炊飯作業能
率を向上する洗米炊飯装置における浸漬装置を提供する
ものであって、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、
請求項1では、開閉可能な米通路を有するジャケットを
下端部に設けた単一の洗米装置によって洗浄された米を
浸漬後に炊飯を行なう複数個の炊飯装置をこの洗米装置
の下方に横方向に並べて設け、洗米装置のジャケットの
米通路と夫れ夫れの炊飯装置とが縦方向において対向す
るように位置変更可能に設けると共に洗米装置から直下
方に位置する炊飯装置の内釜に洗米を終えた米と炊飯用
の水とをジャケットの米通路を介して自動供給する構成
とし、前記単一の洗米装置と炊飯を行なう炊飯装置の両
方で米の浸漬を行なうと共に洗米装置における浸漬時間
と炊飯装置における浸漬時間との合計時間が前記浸漬の
時間となるように設定していることを特徴とする洗米炊
飯装置とした。
【0005】請求項2では、洗米装置と炊飯装置におけ
る浸漬時間をあらかじめ設定していることを特徴とする
請求項1記載の洗米炊飯装置とした。請求項3では、洗
米装置と炊飯装置における浸漬時間の何れか一方を長い
時間にしていることを特徴とする請求項1または2記載
の洗米炊飯装置とした。
【0006】
【作用】計量された米は単一の洗浄装置に供給され、こ
こで洗浄手段で洗浄された米と炊飯用の水はジャケット
の米通路を通って複数の炊飯装置のある炊飯装置に自動
供給される。そして、炊飯装置による炊飯作業に入る前
に洗米装置と炊飯装置とで浸漬されるが、この全浸漬作
業を終えると炊飯が開始される。
【0007】つづいて、計量された米は単一の洗浄装置
に供給され、前記と同様に、ここで洗浄された米と炊飯
用の水はジャケットの米通路を通って位置を変更した別
の炊飯装置のある炊飯装置に自動供給される。そして、
炊飯装置による炊飯作業に入る前に洗米装置と炊飯装置
とで浸漬されるが、前回と同様、この全浸漬作業を終え
ると炊飯が開始される。
【0008】そして、炊飯装置における浸漬、炊飯装置
における浸漬作業は、あらかじめ設定された時間、浸漬
が行われる。また、炊飯装置における浸漬、炊飯装置に
おける浸漬時において、何れかの浸漬が長く行う。
【0009】
【効果】請求項1では、米の浸漬を単一の洗米装置と複
数個設けた炊飯装置の中で炊飯を予定している炊飯装置
の両方で行なうことにより、炊飯装置で炊飯を行なって
いる場合に、洗米装置で洗米及び浸漬の一部を行なうの
で、炊飯作業能率を高め得る。そして、洗米装置と炊飯
装置での浸漬時間の合計時間は予め設定している全浸漬
時間となるので、炊き上がりのご飯が硬すぎず、軟らか
すぎず、品質が安定する。
【0010】また、請求項2では、その上、洗米装置と
炊飯装置における浸漬時間をあらかじめ設定しておけ
ば、浸漬の過少又は過多を防止して食味のよいご飯を炊
くことができ、品質を向上し得る。さらに、請求項3で
は、さらに、洗米装置と炊飯装置における浸漬時間の何
れか一方を長くすることにより、洗浄装置又は炊飯装置
での作業の待機時間を有効に利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて具体的に説明する。まず、その構成について説
明すると、穀類処理装置である洗米炊飯装置1は、フレ
−ム2と上下方向に配設して一体に設け且つこのフレ−
ム2に左右方向に移動可能に設けた貯米庫3及び洗米装
置4と、フレ−ム2の下部に並設し前後方向に位置変更
可能に設けた炊飯装置5,6等を備え、貯米庫3から自
動供給した穀類(以下「米」とする)を洗米装置4で洗
浄してから炊飯装置に供給しここで炊飯処理する構成と
している。
【0012】そして、該フレ−ム2は前後方向に長い脚
7を左右方向に所定間隔置いて設けると共にこの両脚の
左右方向の中間部に設けている。そして、該脚7の前端
部を左右方向に長手の角形状の前連結体8に固定し、左
右両端に位置する脚7の後端部上面に縦方向に長い支柱
9を固定して炊飯装置の横側部の略全体を開放するL状
に形成している。また、該両支柱9の上端部と中間部と
下端部に両支柱9を連結する後連結体10,11,12
を設けている。なお、後連結体10は角形のパイプに形
成している。そして、左右両端に位置する脚7を後連結
体13で連結すると共にこの後連結体13に中間部に位
置する前記両脚7の後端を固定して連結している。脚部
は左右両端部に位置する脚7と前連結体8と後連結体1
3とで平面視四角形状に形成している。
【0013】洗浄手段について説明すると、洗米装置4
はモ−タ等の駆動手段や伝動手段で回転可能に設けた中
空軸の外周に取り付けている洗米羽根14を内装すると
共に上下両端を開放して下部を先細に形成した中空状の
円筒形状の洗米タンク15を備えている。そして、該洗
米タンク15の下端部に、通常の大きさの米は通さない
小孔を多数有する網16を円筒状に形成して中央部に設
けて洗米タンク15と連通する米通路17を形成したジ
ャケット18を着脱自在に取り付けている。
【0014】つづいて、排出(排米)手段について説明
すると、ジャケット18の中央下端部には、上下方向に
移動し得る上下動軸19の下端部に着脱自在に取り付け
た排米弁20を設けている。そして、該上下動軸19を
上下する上下動手段は駆動源であるモ−タM,このモ−
タMのモ−タ軸に取り付けているカム等を備えており、
モ−タMが駆動するとカムもこれに関連して回転して上
下動軸19を上下方向に移動する構成である。すなわ
ち、カムが上下動軸19を上側の所定位置まで移動した
時に米通路17を閉じ、下側の所定位置まで移動した時
に米通路17を閉じる。なお、カムが上下動軸19を上
死点に停止している時、排米上限スイッチ97は「OF
F」であるがその位置から外れた直後に「ON」にな
り、また上下動軸19が下死点に位置している時、排米
下限スイッチ98が「ON」になる。従って、排米下限
スイッチ98は下死点に位置していない時「OFF」で
ある構成としている。
【0015】また、上下動軸19は外周面に洗米羽根1
4を有する中空軸の空間部に挿通している。そして、前
記網16の外側空間部を給・排水用の水路21に形成し
ている。なお、排水時において、モ−タ監視タイマがタ
イムアップした時に排米上限スイッチ97が「OFF」
にならない時、すなわち排米弁20が所定位置まで下側
に移動して排米したあとに元の位置に復帰しない時は異
常処理する構成としている。
【0016】そして、ジャケット18は洗米タンク15
の下端部に取り付けた上蓋22と、水路21と連通する
排水口23を有し上蓋22の下面に着脱自在に取り付け
た中間体24と、中央部に米通路17と連通する孔を有
し、中間体24に着脱自在に取り付けた下蓋25等を備
えている。また、該中間体24は左右方向において排水
口23に並設し且つ水路21と連通する水加減口26を
設けている。そして、水路21の一部を形成する下蓋2
5の上面は前後方向において前部よりも後部すなわち排
出口側を低くしていると共に左右方向において左側部よ
りも右側部を低くすなわち正面視において排水口23の
底面が水加減口26の底面より下側に位置した斜面に形
成している。なお、排水口23の口径は水加減口26の
口径より大きく形成し、両口23,26を開放した場合
に単位時間当りの排水量を排水口23が水加減口26よ
りも多くしている。
【0017】つぎに、水加減手段について説明すると、
排水箱27は洗米タンク15の後側空間部に位置し且つ
ジャケット18に着脱自在に取り付けている。28は排
水口23を開閉する排水用の弁、29は水加減口26を
開閉する水加減用の弁であり、両弁28,29で排水口
23、水加減口26を開放すると両口23,26が排水
箱27と連通する。そして、該両弁28,29の駆動手
段は先端部をこの弁28,29に着脱自在に取り付けて
軸芯を前後方向に有する弁軸30,31と、弁軸30,
31の後端部に取り付けた当板32,33に当接するリ
ンク34,35と下端部をリンク34,35に枢着し上
端部をソレノイド36,37に取り付けている縦軸3
8,39等で構成している。
【0018】40と41は弁軸30,31を摺動案内す
る弁軸案内体であって排水箱27の底壁上面に取り付け
ている。そして、該弁軸案内体40,41と当板32,
33との間には弁軸30,31に挿通しているバネ4
2,43を設けており、前記ソレノイド36,37は洗
米タンク15の上端のフランジ部を取り付けている天板
44の上面に設けたソレノイド取付板45に着脱自在に
取り付けている。
【0019】また、洗米タンク15の後側に、上端部を
洗米タンク15のオ−バ−フロ−口46に連通し、下端
部を排水箱27に連通したオ−バ−フロ−管47を設け
ており、排水箱27の下面に配水管48を連通してい
る。なお、前記上蓋22と中間体24は水路21及び水
加減口26に連通する給水路49を設けており、そして
上蓋22にはこの給水路49と連通する下側給水管50
を着脱自在に取り付けている。51は排水箱27の上面
を開閉する排水箱蓋である。
【0020】つづいて、洗米装置5を取り付けている天
板44の横移動手段について説明する。前記配水箱27
の後壁外面の上下両端部に取付板52を設け、この取付
板52に縦方向に軸芯を有する軸53を左右方向に所定
間隔置いて設けている。そして、該軸53の下端部に後
連結体11の前面を摺動し得る回転体54を回転可能に
設けている。
【0021】そして、天板44の後側中央部には正逆転
可能なモ−タ55を着脱自在に取り付け、さらにこのモ
−タ55の後方にも側断面逆U状に形成した回転体支持
カバ−56を着脱自在に取り付けている。天板44の回
転体支持カバ−56で覆われた所に左右方向に所定間隔
を置いて長孔を形成し、該長孔を通って後連結体10の
上面に当接する回転体57を前記回転体支持カバ−56
に回転可能に設けている。なお、回転体57の外周面に
ゴム等の摩擦体を一体に設けており、また一方の回転体
57の軸とモ−タ55のモ−タ軸との間に伝動カラ−5
8を嵌入して止め具59で各軸に固定している。
【0022】そして、左右方向を広幅に形成した矩形状
の回転体支持板60を後連結体10を挟んで前後に配設
して天板44の下面に着脱自在に取り付けていると共に
各々の左右両端部に縦方向に軸芯を有し下端部に後連結
体10の前面又は後面を摺動し得る回転体62を回転可
能に設けた軸61を取り付けている。また、各回転体支
持板60は前後方向に長孔を設けており、この回転体支
持板60を前後方向に移動調節することによって回転体
62が後連結体10の前面又は後面に遠近位置調節可能
に構成している。
【0023】貯米庫3は上壁及び下端部を内側に折り曲
げて取付部を形成した前後・左右壁を有し下部を開放し
て箱型に形成している。そして、該貯米庫3は取付部を
天板44に着脱自在に取り付けていると共に前後及び左
右壁を天板44とほぼ同幅に設けてモ−タ55や回転体
57等を覆っている。また、該貯米庫3は内壁に下部を
細く形成して上下両面を開放した漏斗63を取り付けて
いる。
【0024】つぎに計量手段について説明すると、計量
ロ−ル64は、天板44の左右中央部で且つ左右方向に
軸芯を有し側面視において上下動軸19よりも後方に位
置し、天板44に着脱自在に取り付けた計量ロ−ル受板
66(側面視において重なっているので一方を図示して
いない)に計量モ−タによって回転可能に設けている軸
65に取り付けている。また、該各計量ロ−ル受板66
の上端部を外方(左側又は右側)に折り曲げて折曲部を
形成していると共に計量ロ−ル64の外周面の一部を切
欠いて所定量の米を貯留し得る構成としている。従っ
て、この貯留米量をあらかじめ計量しておけば計量ロ−
ル64の回転数と貯留米量とを演算することにより、所
定の炊飯米量を得ることが出来る。
【0025】漏斗67は上下両面を開放して下端部に貯
留米量が所定以下になると検出するセンサ99を設ける
と共に上部よりも下部を細くして筒状に形成し、そして
上端部の内面が漏斗63の下端部の外面と重なり、下端
部が計量ロ−ル64の外周面の前部及び後部に沿わせた
各飛散防止板68の上端部と取付具69で着脱自在に設
けている。また、漏斗67は下端部外面に取付板70を
取り付け、この取付板70を計量ロ−ル受板66の折曲
部に着脱自在に取り付けている。そして、計量ロ−ル6
4の下側には、上下両面を開放して筒状に形成した案内
筒72を天板44に着脱自在に設け、該案内筒72の上
側の開口部が飛散防止板68の下部を覆い、下側の開口
部が天板44に切欠いて形成した投入口71に連通して
いる。
【0026】73は貯米庫3の上壁に開閉自在に設けた
開閉蓋、74は洗米タンク15の前部に開閉具75でも
って開閉自在に設けた洗米タンク蓋である。つぎに、給
水手段について説明すると、天板44の後端部に給水源
(例えは水道)と連通する給水管76と接続した基給水
管77を設け、この基給水管77から複数路に分岐した
給水管78を洗米タンク15にのぞむように天板44に
設けたノズル79,80,81に接続して流水路を形成
している。また、基給水管77は前記下側給水管50を
接続すると共に接続する給水管78及び下側給水管50
に電磁弁82,83を設けている。
【0027】オ−バ−フロ−感知センサ84は洗米タン
ク15のオ−バ−フロ−口46とほぼ同高さに位置し天
板44に着脱自在に設けている。86と87は後連結体
10の上面に設けたリミットスイッチであって、洗米装
置4が炊飯装置5又は炊飯装置6の中央部上方に位置し
た時に「ON」になる。そして、この時制御プログラム
に従って制御信号を出力するマイクロコンピュ−タがモ
−タ55に停止信号を出力する構成としている。なお、
該マイクロコンピュ−タに各種の監視タイマ機能を設け
ている。
【0028】炊飯装置5,6は左右方向に所定間隔を置
いて並設し、脚7との間に設けたスライドベアリング8
5を介して前後方向に移動可能に設けた炊飯台上にのせ
ている。そして、該炊飯装置5,6は各々外釜88、内
釜89、蓋90、内釜を加熱する加熱手段(図示せず)
等を備えている。また、炊飯装置5,6を炊飯位置に位
置するとき、フレ−ム2の側面視おいて、支柱9の幅内
に炊飯装置の後部の一部が重なりあう。
【0029】91は正面から見て平面視において平板を
折り曲げて平面視U字状に形成したアクチュエ−タ取付
板であって後連結体12の後面に取り付けている。そし
て、該アクチュエ−タ取付板91の先端部に左右方向に
軸芯を有する軸92を取り付け、該軸92に先端部が内
釜89に被せた蓋90と接触し基部がアクチュエ−タ取
付板91に設けたスイッチ93を「ON」「OFF」す
る蓋感知アクチュエ−タ94を回動可能に設けると共に
先端部が内釜89と接触し基部がアクチュエ−タ取付板
91に設けたスイッチ95を「ON」「OFF」する内
釜感知アクチュエ−タ96を回動可能に設けている。
【0030】操作パネル100は制御回路等の制御部を
備え、前記貯米庫3の前壁に着脱及び開閉自在に設けて
いる。そして、該操作パネル100には1度押すと個々
の作業を行なわせることが出来(「ON」)、つづいて
押すと個々の作業を停止することが出来る(「OF
F」)オ−ルタネイト動作機能を有するスイッチのボタ
ンや作業状態を表示する表示灯等を設けている。
【0031】101は計量動作を行なわせる(図11参
照)計量ボタン、102は洗米動作を行なわせる(図1
2参照)洗米ボタン、103は電磁弁82を開閉する上
水ボタン、104は電磁弁83を開閉する下水ボタン、
105はソレノイド36,37を励磁・非励磁する排水
ボタン、106は洗米タンク15から米を排出する投下
ボタンである。107はスイッチやセンサ−等が正常に
機能するか否かを判断させる(図18参照)テストボタ
ン、108は停止ボタン、109は予約タイムをセット
するセットボタン、110は時間を入力する時・分ボタ
ン、111は予約有無をセットする予約ボタンである。
112は作業を開始するスタ−トボタン、113は計量
・洗米・浸漬・水加減・排米等の洗米処理工、浸漬・炊
飯・むらし等の炊飯工程(図16参照)を自動運転する
自動ボタン、114は予約釜数を増やす(図20参照)
予約釜数増ボタン、115は予約釜数を少なくする予約
釜数減ボタン、116は累計釜数をクリアする累計釜数
クリアボタンである。
【0032】表示灯について説明すると、117は背面
視において左側の釜の炊き上りを表示する表示ランプ、
118は左側の釜の炊飯中を表示する表示ランプ、11
9は左側の釜の浸し中(浸漬中)を表示する表示ランプ
である。また、120は右側の釜の炊き上りを表示する
炊き上りランプ、121は右側の釜の炊飯中を表示する
表示ランプ、122は右側の釜の浸し中(浸漬中)を表
示する表示ランプ、123は洗米中であることを表示す
る表示ランプ、124は点火待ちを表示する表示ラン
プ、125は釜に蓋がされていることを表示する表示ラ
ンプ、126は釜に蓋がされていないことを表示する表
示ランプ、127は貯米庫内の米が所定量以下になった
ことを表示する表示ランプ、128はスタ−ト待ちを表
示する表示ランプ、129は予約中であることを表示す
る表示ランプ、130は予約タイムあるいは予約されて
いない時は現在時刻を表示するタイム表示ランプ、13
1は予約釜数を表示する表示ランプ、132は累計釜数
を表示する表示ランプである。133は外釜88に設け
た点火スイッチである。
【0033】そして、134は洗米度(洗浄度)を選択
するロ−タリスイッチ、135は水加減(炊飯用の水)
を選択するロ−タリスイッチ、136は炊飯量(弁)を
選択するロ−タリスイッチ、137はむらし時間を選択
するロ−タリスイッチ、138は浸し(いわゆる浸漬時
間)を選択するロ−タリスイッチ、139は貯米庫3の
前壁に設けた米不足や異常の場合に警報を発する報知用
のブザ−である。
【0034】つぎに、各チャ−トを併用してその作用に
ついて説明する。まず、通常の炊飯作業について説明す
ると、各炊飯装置5,6の外釜88に内釜89を入れ、
蓋90を外釜88の前側に位置してから(内釜89に蓋
90を被せていない状態)炊飯台をスライドベアリング
85を介して後側に移動して所定の位置にセットする。
この場合、蓋90と蓋感知アクチュエ−タ94は接触し
ていないのでスイッチ93は「OFF」になり、内釜8
9と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているのでス
イッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ1
05は「OFF」になっているので、釜セットOK信号
が出力されている。この時、表示ランプ124,12
6,127,128が点灯する。
【0035】つづいて、各ロ−タリスイッチ134,1
35,136,137,138,139を操作して、洗
米度、水加減、炊飯量、むらし時間、浸し時間、炊飯モ
−ドを選択する。なお、炊飯時間を予約する場合には、
セットボタン109を押し、炊飯タイムを時・分でセッ
トして予約ボタン111を押せばよい。この場合、表示
ランプ129が点灯して予約を表示し、130にはこの
予約時間が表示される。
【0036】つづいて、蓋73を開けて米を上方に持ち
上げ貯米庫3の漏斗63に供給する。この時、米量が所
定以下(不足)しているとセンサ99が検出した場合は
表示具127が作動してブザ−140追加の表示を発す
るので、貯米庫3の位置が高いときもこの状態を容易に
判断出来て対応することが可能である。所定量以上の米
に達するとブザ−139は報知を停止し、表示具127
は消灯する。
【0037】そして、作業者は自動運転する場合にはボ
タン113を「ON」にし、予約釜増ボタン114又は
予約釜減ボタン115を押して所望する炊飯釜数を入力
し、累計釜数クリアボタン116を押す。すると、予約
釜表示具131には、例えば5釜であれば「05」と表
示され、累計釜数表示具132には「00」と表示され
る。そして、スタ−トボタン112を「ON」にする。
【0038】つぎに、計量ロ−ル64は回転しながら米
を案内筒72に排出して所定の回転数に達したとき回転
を停止する。この場合、計量パルスカウントがアップし
ないのに、監視タイマ−がアップした場合には計量モ−
タを停止してブザ−140で警報を発する。この間、案
内筒72に送られて来た米は天板44に設けた投入口7
1を通って洗米タンク15に入る。
【0039】また、操作パネル97の制御部から制御信
号を受けた洗米中の表示ランプ120が点灯し電磁弁8
2が開くので、水源(例えば水道)から給水管76・基
給水管77を通って送られて来た水圧の高い水は分流し
て各給水管78を介してノズル80から洗米タンク15
の中心部及び上部内壁に向けて噴出される。この時、ソ
レノイド36・37は通電されておらず非励磁状態にあ
るので、弁軸30・31及び弁28・29はバネ42・
43によって後側に移動して排水口23,水加減口26
を開放している。従って、洗米作業時に発生するゴミや
ヌカ等の異物を含む汚水は洗米タンク15からジャケッ
ト18の網16を通って水路21に入り、その後各口2
3,26を通って排水箱27から排水管48を経由して
所定の場所に排出される。そして、所定時間後に電磁弁
82への制御信号の送信を停止するので、これに関連し
て電磁弁82は閉じて給水を停止するが、依然回転して
いる洗米羽根14によって研米作業を所定時間(数十
秒)行なう。なお、この研米作業は洗米作業の中で複数
回行なう。
【0040】その後、ソレノド36,37に通電して励
磁すると、弁軸30・31は縦軸38・39,リンク3
4・35によってバネ42・43の力に抗して前側に移
動し排水口23,水加減口26を閉じる。また、電磁弁
83に通電して励磁すると、基給水管77に送られて来
た水は分流されて一部が下側給水管50を通って給水路
49に入り、その後水路21から網16を通って洗米タ
ンク内に入る。従って、洗米タンク内には各ノズル80
から供給される上側給水と下側給水管50から供給され
る下側給水により増水するので、洗米作業の終了際にお
いてオ−バ−フロ−させる水量に達するまでの給水時間
を短縮出来作業能率の向上を図れる。また、この時洗米
羽根14は回転しているので下側給水と相俟って米の中
に混入している異物を分離し易く洗浄効果を高め得る。
なお、オ−バ−フロ−する水はオ−バ−フロ−口46か
らオ−バ−フロ−管47に入って排水箱27に落下し、
その後排水管48を通って異物とともに所定の場所に排
出される。
【0041】つぎに、第4回目の炊飯作業を行なう場合
について説明すると、前記のように計量を終えているの
で、この米はつづいて洗米された後水加減により設定さ
れた炊飯用の水とともに炊飯装置5の内釜89に排米さ
れる。この場合も、排米作業を終えると計量を行ないな
がら洗米装置4は炊飯装置6の上方に向けて移動し、そ
の後この洗米装置4が所定位置に到達すると停止する
が、次の炊飯用の米の計量も終えている。また、排米
後、内釜89に蓋90をしてここで34分間浸漬し、そ
の後浸漬時間がタイムアップすると点火スイッチ133
を「ON」にして炊飯を開始する。そして、20分後に
この炊飯を終え、つづいて15分間蒸らした後蓋90を
取って御飯の入った内釜89を取り出し、用意した空の
内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(図示して
いないが5−4となる)。
【0042】以下、予め設定した釜数に達するまで前記
作業と同様の作業を継続する。このように、図25で示
した炊飯作業の形態では「8分後」・「29分後」・
「42分後」にそれぞれ「計量」から「内釜交換」に至
る1炊飯作業を完了し、以後もこの作業サイクルを繰り
返す。従って、1釜当りの平均作業時間は26.3分
(79分÷3=26.3分)となり、さらに作業能率を
高めることが出来る。
【0043】つぎに、図26の炊飯作業(浸漬を洗米装
置4と釜89の両方で行い、洗米装置4の移動を他の工
程中、実施例では浸漬時に行なう場合)のタイムチャ−
トについて説明する。まず、第1回目の炊飯作業を行な
う場合、計量された所定量の米は、洗米された後洗米装
置4で所定時間(18.3分)浸漬し、水加減により設
定された炊飯用の水とともに炊飯装置5の内釜89に排
米される。つづいて、この内釜89に蓋90をして残り
の時間15.7分(34分−18.3分=15.3分)
ここで浸漬する。そして、浸漬時間がタイムアップする
と、点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始
し、20分後にはこの炊飯を終える。つづいて、15分
間蒸らしを行なってから蓋90を取って御飯の入った内
釜89を取り出し、別に用意した空の内釜をセットして
次の炊飯作業まで待機する(5−1)。この作業の全工
程に要する時間は78分(79分−移動時間1分=78
分)である。
【0044】そして、前記計量開始から26.3分後、
すなわち排米を終えると計量が始って所定量の米を洗米
装置4に供給し、ここで洗米した後所定時間(18.3
分)浸漬する。また、この浸漬を行なっているときに、
洗米装置4は炊飯装置6の上方に向けて移動を始め、そ
の後所定位置に到達すると停止する。そして、その浸漬
を終えると、洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に水
加減による炊飯用の水とともに排米されるので、内釜8
9に蓋90をしてここで所定時間(15.7分)浸漬を
続ける。その後、浸漬を終えると点火スイッチ133を
「ON」にし炊飯を開始する。そして、20分後には炊
飯を終え、つづいて15分間蒸らしを行なってから蓋9
0を取って御飯の入った内釜89を取り出し、用意した
空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(6−
1)。なお、該炊飯装置6は炊飯装置5の作業を終えて
から26.3分(26.3分+26.3分+釜浸漬時間
15.7分+炊飯時間20分+蒸らし時間15分+内釜
交換1分−78分=26.3分)後に作業を終える。
【0045】つぎに、第2回目の炊飯作業を行なう場合
について説明する。この場合、直前の計量開始から2
6.3分後、すなわち炊飯装置6の内釜89への排米を
終えると計量が始って所定量の米を洗米装置4に供給
し、ここで洗米した後所定時間(18.3分)浸漬す
る。また、この浸漬を行なっているときに、洗米装置4
は炊飯装置5の上方に向けて移動を始め、その後所定位
置に達すると停止する。そして、その浸漬を終えると、
洗米装置4から炊飯装置5の内釜89に水加減による炊
飯用の水とともに排米される。つぎに、蓋90を内釜8
9に被せて残りの時間(15.7分)浸漬を続ける。そ
の浸漬を終えると点火スイッチ133を「ON」にして
炊飯を開始する。そして、前記と同様に20分後に炊飯
を終え、つづいて15分間蒸らしを行なってから蓋90
を取って内釜89を取り出し、別に用意した空の内釜を
セットして次の炊飯作業まで待機する(5−2)。な
お、該炊飯装置5は炊飯装置6の作業を終えてから2
6.4分(排米1分+釜浸漬15.7分+炊飯20分+
蒸らし15分+内釜交換1分−26.3分=26.4
分)後に作業を終える。
【0046】そして、前記計量開始から26.3分後、
すなわち炊飯装置5への排米を終えると計量が始って所
定量の米を洗米装置4に供給し、ここで洗米した後所定
時間(18.3分)浸漬する。この浸漬を行なっている
ときに、前記と同じく洗米装置4は炊飯装置6の上方に
向けて移動を始め、その後所定位置に達すると停止す
る。そして、その浸漬を終えると、水加減による炊飯用
の水とともに洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に排
米されるので、この内釜89に蓋90をしてここで残り
の時間(15.7分)浸漬を続ける。その後、浸漬を終
えると点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始
し、20分後にはこの炊飯を終え、つづいて15分間蒸
らしを行なう。つぎに、蓋90を取って御飯の入った内
釜89を取り出し、別の空の内釜をセットして次の炊飯
作業まで待機する(6−2)。なお、該炊飯装置6は炊
飯装置5の作業を終えてから26.3分(排米時間1分
+釜浸漬時間15.7分+炊飯時間20分+蒸らし時間
15分+内釜交換1分−26.4分=26.3分)後に
作業を終える。
【0047】以下、予め設定した釜数に達するまで前記
と同様の作業を継続する。このように、この図26で示
した作業形態では、2番目以降はほぼ26.3分ごとに
作業を完了することになり、作業能率の向上を図れると
ともに作業を管理し易くなる。なお、この場合、炊飯作
業サイクルは計量から内釜交換に至る全工程時間から移
動時間を減算した時間に排米時間を加算し、これによっ
て得られた時間を(釜数+1)で除算した時間でほぼ繰
り返すことになる。ここで、「釜数+1」は、2釜タイ
プでは「3」,3釜タイプでは「4」,4釜タイプでは
「5」となる。
【0048】図27に示す作業のタイムチャ−トは、1
炊飯作業において浸漬を洗米装置4と釜89の両方で行
ない、洗米装置4の移動を他の工程(例えば浸漬時等)
で行なわない場合である。まず、第1回目の炊飯作業を
行なう場合、計量された所定量の米は、洗米された後洗
米装置4で所定時間(18分)浸漬し、つづいて水加減
により所定の炊飯用の水量が給水される。つぎに、洗米
装置4が炊飯装置5の上方の所定位置まで移動して停止
し、炊飯装置5の内釜89に排米する。つづいて、この
内釜89に蓋90をし残り時間16分(34分−18分
=16分)ここで浸漬する。この浸漬を終えると点火ス
イッチ133を「ON」にして炊飯を開始し、20分後
にはこの炊飯を終え、つづいて15分間蒸らしを行な
う。つぎに、蓋90を取って内釜89を取り出し、別の
空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(5−
1)。なお、該炊飯作業の計量から内釜交換に至る全工
程に要する作業時間は79分となる。
【0049】前記排米を終えると、計量が開始されて所
定量の米を洗米装置4に供給する。この米はつづいて洗
米された後洗米装置4で所定時間(18分)浸漬し、そ
の後水加減により所定の炊飯用の水量が給水される。以
下、前記5−1と同様の作業(洗米装置4は炊飯装置6
の上方に向けて移動する)を行ない、計量開始から79
分後に内釜交換を終え次の炊飯作業まで待機する(6−
1)。なお、該計量は5−1の計量開始から27分(計
量時間1分+洗米時間5分+洗米装置4での浸漬時間1
8分+水加減時間1分+移動時間1分+排米時間1分=
27分)後に開始するので、炊飯装置6の作業は炊飯装
置5の作業が終了してから27分後に終える。
【0050】つぎに、第2回目の炊飯作業を行なう場合
について説明する。この場合、前記炊飯装置6の内釜8
9への排米を終えると(6−1の作業の計量開始から2
7分後)計量を開始し、つづいて洗米から内釜交換に至
る各作業をその順に行なうので、炊飯装置5は炊飯装置
6の作業終了後27分後に作業を終える(5−2)。な
お、該作業工程における移動とは、洗米装置4は炊飯装
置6の上方位置から炊飯装置5の上方に向けて移動し、
その後所定位置に到達したときに停止する。
【0051】5−2の作業工程における排米が終わると
(5−2の作業の計量開始から27分後)次の炊飯作業
のために計量を開始し、つづいて洗米・洗米装置での浸
漬(18分)・炊飯用の水を給水する水加減の各工程を
その順に行なう。そして、洗米装置4は炊飯装置6の上
方に向けて移動し、所定位置に到達すると停止する。そ
して、洗米装置4から炊飯装置6の内釜89に前記所定
量の炊飯用の水とともに排米する。その後、内釜89に
蓋90をして残りの時間(18分)ここで浸漬を行った
後点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開始し、
20分後にはこの炊飯を終え、つづいて15分間蒸らし
を行なう。つぎに、蓋90を取って内釜を交換して次の
炊飯作業まで待機する(6−2)。なお、該炊飯装置6
は炊飯装置5の作業を終えてから27分後に作業を終え
る。
【0052】以下、この作業形態では、2番目以降は2
7分ごとに作業を完了することになって作業能率が向上
するとともに作業管理が容易になる。すなわち作業サイ
クル=(全工程時間+移動時間+排米時間)÷3とな
る。図28に示す作業のタイムチャ−トは、第1回目の
炊飯作業すなわち作業開始してから2釜目までは釜で全
て浸漬をし、第2回目の炊飯作業すなわち3釜目からは
1浸漬作業を洗米装置4と釜とが分担して行なう場合で
ある。
【0053】まず、第1回目の炊飯作業を行なう場合に
おいて、計量された所定量の米は洗米された後炊飯用の
水を給水する水加減の工程を経て炊飯装置5の内釜89
にこの水とともに排米される。そして、内釜89に蓋9
0をして所定時間(34分)ここで浸漬を行なう。その
後、浸漬を終えると点火スイッチ133を「ON」にし
て炊飯を開始し、20分後にはこの炊飯を終え、つづい
て15分間蒸らしを行なう。つぎに、蓋90をとって内
釜89を取り出し、用意した空の内釜をセットして次の
炊飯作業まで待機する(5−1)。なお、該炊飯装置5
の作業は計量開始から内釜交換に至る78分(全工程時
間79分−移動時間1分=78分)要する。
【0054】前記作業(5−1)において、排米を終え
ると(計量開始から26.3分後)次の作業のために計
量を行ない、つづいて洗米及び炊飯用の水を給水する水
加減の工程をその順に行なう。なお、この水加減作業が
始まると、洗米装置4はもう一方の炊飯装置6の上方に
向けて移動して所定位置に達すると停止する。そして、
水加減が終わると、洗米装置4から炊飯装置6の内釜8
9に米を炊飯用の水とともに排出するので、この内釜8
9に蓋90をして予め設定した時間(34分)ここで浸
漬する。その後、この浸漬を終えると点火スイッチ13
3を「ON」にして炊飯を開始し、そして20分後に炊
飯を終えてつづいて15分間蒸らしを行なう。つぎに、
蓋90をとって内釜89を取り出してから別に用意した
空の内釜をセットして次の炊飯作業まで待機する(6−
1)。そして、該作業(6−1)は、前記作業(5−
1)を終えてから26.3分後に終える。
【0055】第2回目の炊飯作業を行なう場合について
説明すると、前記作業(6−1)の排米を終えてから2
6.3分後に再び計量を開始し、つづいて所定時間洗米
した後洗米装置4で18.3分間浸漬する。なお、この
浸漬が行なわれている間に洗米装置4は炊飯装置5の上
方の所定位置まで移動する。その後、浸漬を終えると、
水加減を行なってから炊飯装置5の内釜89に炊飯用の
水とともに排米する。そして、この内釜89を蓋90を
して残りの時間(15.7分)ここで浸漬を続ける。な
お、排米されると次の炊飯を行なうために計量が開始さ
れている。そして、釜での浸漬を終えると、点火スイッ
チ133を「ON」にして炊飯を開始し、20分後には
炊飯を終え次の蒸らしを15分間行なう。そして、蒸ら
しを終えると、蓋90を取って御飯の入った内釜89を
取り出してから別の空の内釜をセットして次の炊飯作業
まで待機する(5−2)。なお、該作業(5−2)は前
記作業(6−1)を終えてから26.4分(計量時間1
分+釜での浸漬時間15.7分+炊飯時間20分+蒸ら
し時間15分+釜交換1分−26.3分=26.4分)
後に作業を終える。
【0056】前記作業(5−2)の排米後に計量が開始
されているので、この計量につづいて洗米・洗米装置4
での浸漬(18.3分)が行なわれた後炊飯用の水を給
水する水加減の工程が行なわれる。なお、この洗米が終
わると、洗米装置4は炊飯装置6の上方の所定位置まで
移動して待機している。つぎに、洗米装置4から炊飯装
置6の内釜89に米を炊飯用の水とともに排出するの
で、米及び水を収容した内釜89に蓋90をして残りの
時間(15.7分)ここでさらに浸漬を行なう。また、
排米後に第3回目の炊飯作業に対応するために計量・洗
米作業等がその順に行なわれている。そして、浸漬を終
えると、点火スイッチ133を「ON」にして炊飯を開
始し、20分後には炊飯を終えて次の蒸らし工程に入
る。そして、15分後に蒸らしを終えると、蓋90を取
って御飯の入った内釜89と別に用意した内釜とを交換
して次の炊飯作業まで待機する(6−2)。なお、該作
業(6−2)は前記作業(5−2)を終えてから26.
3分(計量時間1分+釜での浸漬時間15.7分+炊飯
時間20分+蒸らし時間15分+釜交換1分−26.4
分=26.3分)後に終える。
【0057】以下、同様の作業を繰り返す。すなわち、
この作業形態では、第2回目の作業以降、ほぼ同間隔
(26.3分又は26.4分)で作業を終えるので、作
業の管理をし易くなるとともに作業能率も高くなる。な
お、該実施例では、「計量」から「内釜交換」の工程に
至る各作業時間を、計量1分、洗米5分、浸漬34分、
水加減1分、移動1分、排米1分、炊飯20分、蒸らし
15分及び内釜交換1分の場合についてであるが、この
作業時間は任意に定めることが出来るものであってこの
実施例に限定されない。そして、作業工程もこの実施例
に限定されるものでなく、工程を追加あるいは削除して
もよい。また、各工程は全自動であれば大幅に省力化を
図れるが、一部手作業を含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図。
【図2】側面図。
【図3】一部破断した側面図。
【図4】洗米タンクの正面図。
【図5】一部破断した洗米タンクの右側面図。
【図6】一部破断した洗米タンクの左側面図。
【図7】天板の平面図。
【図8】一部切除した釜の平面図。
【図9】操作パネルの正面図。
【図10】炊飯全体の制御フロ−チャ−ト。
【図11】計量作業のフロ−チャ−ト。
【図12】洗米作業のフロ−チャ−ト。
【図13】水加減作業のフロ−チャ−ト。
【図14】排米作業のフロ−チャ−ト。
【図15】浸漬作業のフロ−チャ−ト。
【図16】炊飯作業のフロ−チャ−ト。
【図17】異常処理のフロ−チャ−ト。
【図18】テストモ−ド処理のフロ−チャ−ト。
【図19】横移動のフロ−チャ−ト。
【図20】予約釜数のフロ−チャ−ト。
【図21】累積釜数のフロ−チャ−ト。
【図22】水圧チェックのフロ−チャ−ト。
【図23】排米チェックのフロ−チャ−ト。
【図24】1浸漬作業を洗米装置又は釜で行なう場合の
タイムチャ−ト。
【図25】1浸漬作業を洗米装置及び釜で行なう場合の
タイムチャ−ト。
【図26】1浸漬作業を洗米装置と釜とで分担し、洗米
装置の移動を他の工程中に行なう場合のタイムチャ−
ト。
【図27】1浸漬作業を洗米装置と釜とで分担し、洗米
装置の移動を他の工程中に行なわない場合のタイムチャ
−ト。
【図28】作業開始後2釜目までは釜で浸漬し、3釜目
からは1浸漬作業を洗米装置と釜が分担して行なう場合
のタイムチャ−ト。
【図29】1浸漬作業を洗米装置のみで行なう場合のタ
イムチャ−ト。
【図30】1浸漬作業を釜のみで行なう場合のタイムチ
ャ−ト。
【符号の説明】
1 洗米炊飯装置 2 フレ−ム 3 貯米庫 4 洗米装置 5 炊飯装置 6 炊飯装置 7 脚 8 前連結体 9 支柱 10 後連結体 11 後連結体 12 後連結体 13 後連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−135445(JP,A) 特開 平1−110314(JP,A) 実開 平1−82845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/04 A47J 27/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な米通路を有するジャケットを
    下端部に設けた単一の洗米装置によって洗浄された米を
    浸漬後に炊飯を行なう複数個の炊飯装置をこの洗米装置
    の下方に横方向に並べて設け、洗米装置のジャケットの
    米通路と夫れ夫れの炊飯装置とが縦方向において対向す
    るように位置変更可能に設けると共に洗米装置から直下
    方に位置する炊飯装置の内釜に洗米を終えた米と炊飯用
    の水とをジャケットの米通路を介して自動供給する構成
    とし、前記単一の洗米装置と炊飯を行なう炊飯装置の両
    方で米の浸漬を行なうと共に洗米装置における浸漬時間
    と炊飯装置における浸漬時間との合計時間が前記浸漬の
    時間となるように設定していることを特徴とする洗米炊
    飯装置。
  2. 【請求項2】 洗米装置と炊飯装置における浸漬時間を
    あらかじめ設定していることを特徴とする請求項1記載
    の洗米炊飯装置。
  3. 【請求項3】 洗米装置と炊飯装置における浸漬時間の
    何れか一方を長い時間にしていることを特徴とする請求
    項1または2記載の洗米炊飯装置。
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