JPH06253970A - プリーツカーテンの製造方法 - Google Patents

プリーツカーテンの製造方法

Info

Publication number
JPH06253970A
JPH06253970A JP6325193A JP6325193A JPH06253970A JP H06253970 A JPH06253970 A JP H06253970A JP 6325193 A JP6325193 A JP 6325193A JP 6325193 A JP6325193 A JP 6325193A JP H06253970 A JPH06253970 A JP H06253970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarns
heat
welding
weaving
yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6325193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Maekawa
清隆 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKUDA KK
Original Assignee
OKUDA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKUDA KK filed Critical OKUDA KK
Priority to JP6325193A priority Critical patent/JPH06253970A/ja
Publication of JPH06253970A publication Critical patent/JPH06253970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 織成後にプリーツ加工を必要としない製造作
業性に優れ、しかも、プリーツの折れ癖を恒久的に保持
し得る優れたプリーツカーテンの製造方法を提供する。 【構成】 柄部1間に所定幅を置いて等間隔に設けた各
々の折曲部2に、その中央に経糸任意本数相当分の織目
間隙5を空けると共に該織目間隙5の左右両側に、加熱
により表面が溶解し他糸に溶着する熱溶着糸7を任意本
数配列整経すると共に各々の折曲部2における折曲げ内
面側において、所定本数毎の緯糸4aを織目間隙5の左
右両側の所望数本の経糸に織り込むことなく内面側に飛
越し状態に織成し、織成後に、熱溶着糸7の溶着温度に
て加熱して熱溶着糸7を他糸に溶着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インテリアカーテン、
間仕切りカーテン、車窓用カーテン等として使用されて
いるプリーツカーテンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリーツカーテンは、平織或はジ
ャガード織で織成した一般のカーテン生地を織成後に所
要の寸法幅に折畳み、150℃程度で加熱プレスするプ
リーツ加工を施して製造していた。
【0003】かかる従来のプリーツカーテンの製造作業
上における織成後のプリーツ加工は手間のかかる工程で
あって作業性の悪いものである共に使用に伴って或は洗
濯の都度次第にプリーツの折れ癖が弱まる欠点を有して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の従来
のプリーツカーテンにおける欠点を解決すべく案出した
ものであって、織成後にプリーツ加工を必要としない製
造作業性に優れ、しかも、プリーツの折れ癖を恒久的に
保持し得る優れたプリーツカーテンの製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を、実施例に対応する図面を用いて説
明すると、柄部1間に所定幅を置いて等間隔に設けた各
々の折曲部2に、その中央に経糸任意本数相当分の織目
間隙5を空けると共に該織目間隙5の左右両側に、加熱
により表面が溶解し他糸に溶着する熱溶着糸7を任意本
数配列整経すると共に各々の折曲部2における折曲げ内
面側において、所定本数毎の緯糸4aを織目間隙5の左
右両側の所望数本の経糸に織り込むことなく内面側に飛
越し状態に織成し、織成後に、熱溶着糸7の溶着温度に
て加熱して熱溶着糸7を他糸に溶着させるものである。
【0006】
【作用】上記の手段によって、熱溶着糸7を他糸に溶着
させることによって、織目間隙5を常に保持することが
でき、該織目間隙5は緯糸4のみであることから、該部
の折曲げは極めて容易且つ正確に行ない得、各々の折曲
部2を所定の方向に一旦折曲げれば、そのまま折れ癖を
恒久的に付与することができる。
【0007】また、織目間隙5の左右両側の所望数本の
経糸に織り込むことなく内面側に飛越し状態とした緯糸
4aは、所定の折曲方向と反対の方向への折曲げに対し
ては引っ張られてその反対方向への折曲げを抑制し、各
々の折曲部2における所定の折曲方向を保持することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
ると、ジャガード柄、ドビー柄等からなる柄部1と該柄
部1間に所定幅を置いて等間隔に設けた折曲部2とから
なり、柄部1における経糸3並びに柄部1と折曲部2に
亙る緯糸4は柄糸とし、略100〜210℃の温度では
殆ど変質することのない熱溶着性を有しない太めの原糸
を用いる。
【0009】柄部1間に等間隔に設ける各々の折曲部2
には、その中央に経糸3〜5本相当分の織目間隙5を空
ける。該織目間隙5の左右両側において、熱溶着性を有
しない細番手糸6と加熱により表面が溶解し他糸に溶着
する熱溶着糸7とを各々任意本数配列整経して織成す
る。細番手糸6は折曲部2における織目間隙5の左右両
内側を折曲げ易いよう柔軟に織成するためである。
【0010】実際に使用した熱溶着糸7は、クラレ株式
会社製のソフィット(商標)で、その溶着温度は略12
0〜150℃であった。
【0011】各々の折曲部2は、順次に内折り2a、外
折り2b、内折り2a,外折り2bとその折曲方向を交
互に反転させるものであるが、いずれの折曲部2におい
ても折曲げる内面側において、所定本数毎の緯糸4aを
織目間隙5の左右両側の所望数本の経糸に織り込むこと
なく内面側に飛越し状態に織成している。これにより各
々の折曲部2において、上記の緯糸4aは、所定の折曲
方向と反対の方向に折曲げるとき外側方に位置して引っ
張られるため、その反対方向への折曲げを抑制する作用
を担うものであって、所定の折曲方向にのみ円滑に折曲
げ得るように構成される。
【0012】織成後に、熱溶着糸7の溶着温度によって
所定時間加熱すると、熱溶着糸7は細番手糸6、緯糸4
等の他糸に溶着して相互に接合止着される。これによっ
て、前記の織目間隙5は常に保持され、該部は緯糸4の
みであることから、その折曲げは極めて容易且つ正確に
行ない得る。従って、各々の折曲部2を所定の方向に一
旦折曲げれば、そのまま折れ癖を恒久的に付与すること
ができる。
【0013】尚、図中8は折曲部2における織目間隙5
の左右両側の熱溶着糸7の外側に必要に応じて任意本数
配列整経した熱溶着性を有しない細番手糸であって、折
曲部2における織目間隙5の左右両側の所定幅を柔軟に
仕上げ一層折曲げ易くする構成である。9は折曲部2に
対して柄部1を腰のある堅い仕上げに形成すべく柄部1
における経糸の一部として任意に混入配列した熱溶着糸
である。該熱溶着糸9の混入比率を高める程に柄部1を
堅く仕上げることが可能であり、必要に応じて柄部1に
おける経糸3を総て熱溶着糸9とすることも可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明した如くなり、織成後
のプリーツ加工を必要とせず、織成によって織目間隙5
を有する折曲部2を設け得るので、製造作業性を大幅に
向上させることができると共にプリーツの折れ癖を恒久
的に保持することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案プリーツカーテンの全体概略図である。
【図2】本案プリーツカーテンの折曲部内面側の組織拡
大図である。
【符号の説明】
1 柄部 2 折曲部 3 経糸 4 緯糸 5 織目間隙 6 細番手糸 7 熱溶着糸 8 細番手糸 9 熱溶着糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部1間に所定幅を置いて等間隔に設け
    た各々の折曲部2に、その中央に経糸任意本数相当分の
    織目間隙5を空けると共に該織目間隙5の左右両側に、
    加熱により表面が溶解し他糸に溶着する熱溶着糸7を任
    意本数配列整経して織成し、織成後に、熱溶着糸7の溶
    着温度にて加熱して熱溶着糸7を他糸に溶着させること
    を特徴とするプリーツカーテンの製造方法。
  2. 【請求項2】 各々の折曲部2における折曲げ内面側に
    おいて、所定本数毎の緯糸4aを織目間隙5の左右両側
    の所望数本の経糸に織り込むことなく内面側に飛越し状
    態に織成してなる請求項1に記載のプリーツカーテンの
    製造方法。
JP6325193A 1993-02-28 1993-02-28 プリーツカーテンの製造方法 Pending JPH06253970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325193A JPH06253970A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 プリーツカーテンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325193A JPH06253970A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 プリーツカーテンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06253970A true JPH06253970A (ja) 1994-09-13

Family

ID=13223851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6325193A Pending JPH06253970A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 プリーツカーテンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06253970A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191497A (ja) * 2000-07-25 2002-07-09 Kyoei Sewing Kk カーテン生地とカーテン
KR101137485B1 (ko) * 2009-12-01 2012-04-20 김재정 차광부와 채광부로 구성된 블라인드 직물지 및 그 제조방법
WO2013149145A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. Easy roll stiff screen
JP2019033909A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 サンコロナ小田株式会社 カーテン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191497A (ja) * 2000-07-25 2002-07-09 Kyoei Sewing Kk カーテン生地とカーテン
KR101137485B1 (ko) * 2009-12-01 2012-04-20 김재정 차광부와 채광부로 구성된 블라인드 직물지 및 그 제조방법
WO2013149145A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. Easy roll stiff screen
CN104363796A (zh) * 2012-03-30 2015-02-18 加拿大圣戈班爱德福思有限公司 易卷刚性纱网
US9140062B2 (en) 2012-03-30 2015-09-22 Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. Easy roll stiff screen
JP2019033909A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 サンコロナ小田株式会社 カーテン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2555783T3 (es) Material textil 3D y preparación del mismo
US6418974B1 (en) Woven fabric using three dimensional and flat weave in combination, related methods and filter element
JP5269912B2 (ja) 織物及びその製造方法
JPH06253970A (ja) プリーツカーテンの製造方法
EP1403414A2 (en) Hanging fabric panels with integrated stiffened areas
AU2004236284B9 (en) Cloth designed to be provided with at least one permanent fold and method applied thereby
US3822727A (en) Fabric weave
JPH08299161A (ja) カーテンの芯地基材
JP6663650B2 (ja) カーテン芯地及びカーテン生地
JP3813618B2 (ja) カーテン用芯地
KR20040102107A (ko) 하나 이상의 영구 주름이 있는 천 및 이의 제조 방법
JP2847217B2 (ja) プリーツスクリーン及びその製造方法
JP4979161B2 (ja) プリーツ加工に適した複合繊維ネット
JPH07265194A (ja) プリーツスクリーン生地
JPH0734945Y2 (ja) カーテン用布帛
EP1437430A2 (en) Fabric manufacture
JP2000054244A (ja) ギャザー付ストレッチ織物
JPS58156062A (ja) 経糸插入経編地
JPH08144150A (ja) 管状織物素材及びそれを用いる管状織物の製造方法
JP2000064147A (ja) プリーツ形状の形成を容易にした織成布
JPH1088470A (ja) プリーツ布地体とその製造方法
JPH07266476A (ja) 繊維製ハニカム構造体
JP2010106386A (ja) プリーツ織製品及びその織成方法
JPH03241034A (ja) フェルト用基布
JPH06254U (ja) プリーツカーテン