JP2019033909A - カーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】猫は室内飼いされることが多い。そして元来樹上性であった猫は高所を好み、高所への移動経路としてカーテンを選ぶことが多い。猫が繰り返しカーテンをよじ登ることで、カーテンが穴だらけとなってしまい、カーテンとしての機能を永く発揮できない状態が続いていた。【解決手段】低融点樹脂繊維を混紡した糸を用いて一定密度以上で製織した布帛をカーテンとして利用することで、高密度の為に猫が爪を立てにくく、また猫が肉球を押し付けても自重を支えるだけの摩擦力を発揮できないために登ることができないカーテンを提供する。このカーテンを用いることで、猫のいる環境であってもカーテンを永く利用することができるばかりか、猫にカーテンは登ることができないものだと学習させる道具としても機能し、他のカーテンを登る行動を抑制することも可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネコ等の樹上性のペットと共に生活する建造物の窓に適したカーテンに関する。
人に飼われる猫は増大の一途を辿っており、一般社団法人ペットフード協会が実施した平成25年度全国犬・猫飼育実態調査によると、猫の全国推計飼育頭数は9,743千頭に達している。この数字は外猫を含んでいないため、そのかなりの部分が室内で飼われていることが予想される。
室内で猫を飼う場合、その多くは自由に動きまわることが可能な状態で飼われる。猫は樹上性動物であり、高所を苦手としないばかりか、むしろ積極的に高所へ移動しようとする傾向にある。その為、猫が巧みにタンスや壁を登る光景を目にすることも多く、中でも図1に示すとおりカーテンはその格好の対象となってきた。
しかし、猫は大型種になれば5キロを超えることも珍しくない。一般のカーテンはこのような負荷に耐えるように設計されていない。そのため、猫が繰り返しカーテンを登り降りすることで、糸がほつれ、あるいは穴が空くこととなる。穴が空いてしまえば、穴から光が漏れることによって遮光性を発揮できなくなるなど、カーテンとしての機能を十分に発揮することができない。
また、カーテンは窓と室内の間で位置し、視界を遮断することや断熱するといった機能面からも住宅を構成する重要要素であるが、室内のインテリアとしてのデザイン的要素も大きい。糸がほつれ、あるいは穴があいている状態は、極めて見栄えが悪く、愛猫家の悩みとなっていた。
猫の興味の矛先をそらすために、特許文献1に示すとおり、カーテンよりも魅力のある遊戯具としてタオルを室内に垂らすといった努力もなされているが、タオルもカーテンも猫にとっては魅力的なおもちゃであることに変わりはなく、また猫は気まぐれであるので、猫の関心をカーテンから外すことに成功したとしても一過性の対策にしかなりえない。
確実な対策としては、カーテンの周辺に柵を設置することや、カーテンのある部屋には猫をいれさせないといった、猫とカーテンを物理的に隔離することが考えられる。しかし、柵を設けることで部屋の外観が大きく変化するし、人間の往来にも不自由が生じる。部屋の扉を塞ごうとも、猫は非常に敏捷であることから人間の往来に便乗して扉をくぐることを完全には防げない。カーテンのある部屋では猫をケージに収容するというやり方も考えられるが、これは猫に対するある種の虐待ともいえ、愛猫家の採用できるところではない。
結局のところ、猫の躾を徹底するより他ない。だが、猫は元来自由な気質をもっており、猫の品種や個体の性格によっては躾に失敗する例も多い。また、厳しすぎる躾は、アニマルコンパニオンとしての猫の役割を発揮する余地を狭めてしまう。
特開2011−097863号公報
したがって、現状では室内飼を行う愛猫家にとって、カーテンを綺麗な状態で保つのは、非常に難しい状況と言わざるを得ない。課題を解決するためには、猫をカーテンに登らせないように様々な対策を考えるのではなく、猫がカーテンに対していかなる行動をとったとしてもカーテンが劣化することはないという、いわばフェイルセーフの観点が大事である。しかし、これまで猫の行動に対してフェイルセーフという観点から十分検討されたカーテンは存在しなかった。
本発明は、上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、猫にとって極めて登りにくいカーテンを提供することにより、猫の爪などによるダメージがカーテンに加えられることのないカーテンを提供することにある。
本発明者は、猫がカーテンを登る際の動作を観察し、どのような場合に猫がカーテンを登ることが可能となるのかを調査した。その結果、概ね3つのパターンに分類できることがわかった。
第1のパターンは、カーテンを構成している布帛の交点に空いた間隙、すなわち経糸も緯糸も存在せずに隙間になっている箇所に爪をたてることで、カーテンを登っているケースである。
より詳細に説明すると、まず猫が、その爪の先端部分をカーテンの隙間にねじこみ、そのまま爪を深く挿入することで爪の先端より直径の大きい中央部の大きさにまで穴を拡大させることで、猫の体重を支えることが可能な程度まで爪をカーテンに食い込ませていたものである。
この場合、カーテンを構成する布帛が本来有していた隙間よりも大きな隙間(穴)が開くこととなり、見栄えが悪化し、遮光性能も悪化する。さらには、猫がカーテンを次の機会によじ登るための格好の足場ともなることから、繰り返し猫に利用されてカーテンはさらに大きなダメージを負うこととなる。
第2のパターンは、カーテンを構成する布帛のうち、表面側に出ている糸に爪をひっかけることで足場を確保しているケースである。人間が斜面を登る競技であるボルタリングでは、壁面の凸凹となった箇所をうまく用いることで急斜面を登坂していくが、この動きと同様といえる。
カーテンは織物であり、経糸と緯糸を織りなした布帛である。現在、様々な織り方が知られているが、その基本となる平織りは、緯糸を、経糸と経糸の間をくぐらせるというものである。布帛とするために、隣り合う緯糸同士は、同一の経糸の箇所では、経糸の表側に露出する緯糸と裏側に露出する緯糸が交互となるよう織っていく。そのため、布帛の表側には、緯糸が1本おき並ぶ形になる。
そのため、布帛の表側を拡大すると、緯糸と緯糸の間には非常に小さいが凹となる空間ができており、この空間に猫の爪をこじ入れることで、爪の先端を緯糸にひっかけることができる。爪をひっかけられた緯糸には、重力の働く方向にむかって大きな力がかかり、徐々に伸びていく。それにつれて上記空間は徐々に拡大していき、より爪をひっかけやすくなっていく。ついには緯糸と緯糸の間に隙間ができてしまい、第1のパターンにも該当することとなり、ますます猫が登りやすくなってしまう。
なお、布帛の織り方には、杉彩織など、緯糸が複数の経糸をまたぐ織り方も多く用いられており、デザインの観点からカーテンに多用されている。1本の経糸をまたぐ場合に比べて、爪をひっかけることが可能な面積が広くなる上に、緯糸が上下方向に移動可能な範囲が大きくなるため、より急速に緯糸と緯糸の間に隙間ができやすくなり、問題は深刻である。
第3のパターンは、カーテンを構成している布帛が猫の足にまとわりつく形となる場合であり、猫はまとわりついたカーテン自体をカーテン近傍の窓ガラスや壁におしつけることや猫の爪の形状を生かして食い込ませることで足場としている。特に、糸がほどけて繊維がこぼれ落ちている状態では、当該繊維が足にからまりやすくなっていることから、猫が足場としやすくなる。布帛が薄く、やわらかい場合に多発する。
この場合、第1のパターンや第2のパターンとは同様に布帛に穴があき、布帛の表面に猫の爪等によって大きな摩擦力が繰り返し働くことから、布帛を構成する糸の表面が毛羽たち、糸が切れたりすることで、やがては表面のテクスチャが変化し、カーテンとしての機能を十分に発揮することができなくなる。
第1のパターン乃至第3のパターンそれぞれのカーテンへのダメージに加えて、猫の爪との接触が布帛を構成する糸そのものを傷つける点も無視できない。すなわち、猫の爪が布帛表面の糸と接触することで糸を傷つけ、糸を構成している繊維がほどけ、布帛から小さい繊維がこぼれていく。長繊維を用いた糸の場合は抜け落ちる繊維の長さが長くなり、見栄えが非常に悪化する。
これらの観察結果から、猫が登ることができないカーテンの開発にあたっては、第一の観点として布帛の経糸と緯糸の交差する密度を一定以上とし、猫の爪がねじこまれる隙間をなくすことが必要である。第二の観点として緯糸を経糸にしっかりと絡ませ続けさせることが必要である。第三の観点として布帛が柔らかくなりすぎないよう、一定以上の厚みをもたせることや、固さをもたせることと、布帛の摩擦係数を低く抑えることが必要である。第四の観点として糸が傷ついた場合に布帛からこぼれる繊維の長さを最短に抑えこむことが必要である。
以上の観点をふまえ、本発明では、織り方や糸の密度を調整することで、一定以上の密度で経糸と緯糸を織りなした布帛を用いる。糸には、短繊維からなる糸である梳毛糸とポリエステル融着糸を採用し、布帛とした後に高温環境下で融着糸を溶かせた後に冷却することで、経糸と緯糸の交点を保持する接着剤として機能させる。溶けた融着糸が布帛の表面全域に広がることで、布帛としての摩擦係数を低くし、かつ布帛に一定の固さを付与する効果をも狙う。また、糸が傷ついた場合にこぼれる繊維を最小限に抑えることも可能となる。
猫は、本発明の布帛に対して、布帛が一定以上の密度で織りなされているため、爪を食い込ませるだけの隙間を見つけられず、うまく登ることができない。また、経糸と緯糸の交点における結びつきが強固であるため、緯糸に爪をひっかけた場合であっても、緯糸が、緯糸と経糸の交点によってしっかりと保持されているため、伸びることがない。さらに、布帛自体に一定以上の固さがあるため、猫の足にまとわりつくことがない上に摩擦係数が低いため、カーテンを窓におしつけてもふんばることがない。繰り返し猫の爪によるひっかきにさらされた場合に避けられない糸自体の損傷が発生しても、短繊維中心に糸が構成されているため繊維のこぼれを最小限に抑えることができ、見栄えがあまり悪化しない。
そのため、猫とともに生活する環境においても、猫が本発明のカーテンを登ることはできず、猫によってカーテンが痛むこともない。カーテンの素材としても摩擦係数が低いということは優れた性質であるため、優れたカーテンを愛猫家に提供することができる。
カーテンに関心を示す猫 スナッグ試験の様子を示す写真 試験に参加した複数の猫の様子を示す写真
以下、本発明の実施の形態について適宜図を用いて説明する。一般に、布帛は経糸と緯糸を織りなすことによって構成される。例外として不織布があるが、本発明では不織布を対象としない。
本発明の、低摩擦布帛1を実現する上で重要なのは、猫に足場を与えないという点にある。本発明者が猫を観察する中で、猫がカーテンを登る際に3つのパターンでカーテンを足場としていることが判明した。
第1のパターンは、カーテンを構成している布帛に空いた隙間、すなわち経糸と経糸の間、緯糸と緯糸の間の糸が存在せずに隙間になっている箇所に爪をたて、この隙間を足場にしてカーテンを登っているケースである。なお、この隙間は猫が爪の先端から付け根まで爪を深く挿入するにつれて拡大し、大きな隙間となってカーテンの見栄えを悪化させる主原因になっている。
第2のパターンは、カーテンを構成する布帛の表面側に出ている糸に爪をひっかけることで足場を確保しているケースである。人間が斜面を登る競技であるポルタリングでは、壁面の凸凹となった箇所をうまく用いることで急斜面を登坂していくが、この動きと同様といえる。
様々な織り方が知られているが、もっとも基本となる平織りを例にとると、隣り合う緯糸同士は、同一の経糸の箇所では、経糸の表側に露出する緯糸と裏側に露出する緯糸が交互となるよう織っていく。そのため、布帛の表側には、緯糸が1本おき並ぶ形になる。そのため緯糸と緯糸の間には、非常に小さいものの凹となる空間ができており、この空間に猫の爪をこじ入れることで、爪の先端を緯糸にひっかけることができる。
緯糸は、経糸と交わる左右の交点によって保持されているものの、織物である為、ある程度の遊びがある。緯糸はこの遊びの部分だけ移動可能であり、猫にとってみれば爪をより深くねじこむことができる。
なお、爪をひっかけられた生地は、生地を構成している糸が爪によって損傷を受け、毛羽立ちや糸の飛び出しが発生し、見た目が損なわれる。猫の爪によって組織に食い込みがおこり、猫の重さや登り降りする動きによってさらに空間が拡大していき、より爪をひっかけやすくなっていく。ついには緯糸と緯糸の間に隙間ができてしまい、第1のパターンにも該当することとなり、ますます猫が登りやすくなってしまう。
布帛の織り方には、緯糸が複数の経糸をまたぐ織り方も多く用いられている。1本の経糸をまたぐ場合に比べて、爪をひっかけることが可能な面積が広くなる上に、緯糸が上下方向に移動可能な範囲が大きくなるため、より急速に緯糸と緯糸の間に隙間ができやすくなり、問題は深刻である。なお、猫は空間認識能力及び筋力が強く、カーテンの横方向への移動を行う場合もあるため、緯糸のみならず経糸についても上述の第2のパターンが当てはまる。
第3のパターンは、カーテンを構成している布帛が猫の足にまとわりつかせ、カーテン自体をカーテン近傍の窓ガラスや壁におしつけることで足場としている。これは薄地のカーテンについて顕著である。特に、糸がほどけて繊維が抜け落ちている状態では、当該繊維が足にからまりやすくなっていることから、猫が足場としやすくなる。布帛が薄く、やわらかい場合に多発する。
この場合、第1のパターンや第2のパターンと同様に布帛に穴があいたり、布帛を構成する糸に猫の爪等により大きな摩擦力が繰り返し働くことから、布帛の表面が少しずつ削れていくこととなり、やがては表面のテクスチャが変化し、カーテンとしての機能を十分に発揮することができなくなる。
猫が登ることができないカーテンを実現するためには、上記第1乃至第3の全てのパターンを塞ぐことが必要である。さらに、猫がカーテンを登れなくとも、床に近い箇所は日常的に猫の爪によるストレスにさらされることとなる。同じ箇所への爪の接触が重なり、ダメージが蓄積されると、どこかの時点でカーテンを構成する糸そのものがほどけてしまう。こうなると、糸を構成していた繊維がむき出しとなって布帛から零れ落ち、カーテンとしての見栄えが著しく悪化する為、この対策も必要である。
まず、第1のパターンを塞ぐ為には、布帛の隙間を小さくし、より好ましくは隙間をなくし、猫が爪を差し込むことができなくすることが重要である。そのためには、隣り合う経糸と経糸、緯糸と緯糸の距離を短くとる、すなわち糸の密度を高くとることが重要になる。
糸密度が同じであっても細い糸であれば隙間は大きくなり、太い糸であれば隙間は小さくなり究極的にはゼロとなる。このような関係を一般的に表現する指標であるカバーファクターを用いると糸の太さと糸密度をまとめて扱うことができる。
カバーファクターは、糸間の隙間の程度、すなわち織糸の太さが布帛の単位長あたりどれだけ占めるかを示す指標である。カバーファクターが小さいとは糸間の隙間が広いことを意味し、カバーファクターが大きいとは糸間の隙間が小さいことを意味する。
カバーファクターは、
CF1:経糸のカバーファクター=
CF2:緯糸のカバーファクター=
CF:トータルカバーファクター=CF1+CF2
ただし、n1:2.54cmあたりの経糸の密度
N1:経糸のデシテックス(dtex)
n2:2.54cmあたりの緯糸の密度
N2:緯糸のデシテックス(dtex)
で計算することができる。なお、上述はフィラメント系の定義であり、紡績系の場合は、
n1:2.54cmあたりの経糸の密度
N1:経糸の英式綿番手
n2:2.54cmあたりの緯糸の密度
N2:緯糸の英式綿番手
となる。以下の説明において、特に注記しない限りはフィラメント系の定義にしたがって計算したものとする。
本発明者らが鋭意実験を繰り返したところ、トータルカバーファクターが1740以上の布帛であれば、第1のパターンを塞ぐことが可能であることがわかった。
第2のパターンを塞ぐためには、経糸と緯糸をしっかりと絡ませ続け、遊びを少なくすることが重要であり、これを実現する方法としては経糸と緯糸を融着させることが有効である。融着方法として各種接着樹脂剤を用いてもよいが、仕上がりが自然かつ必要十分な接着力を発揮できるのは、各種の低融点樹脂、特に低融点ポリエステルである。経糸と緯糸を織りなして布帛としたした後に、低融点樹脂が溶ける程度の温度に加熱し、交点を低融点樹脂で融着、その後冷却することで低融点樹脂を固化されば経糸と緯糸を交点で接着され、補強される。
低融点樹脂の用い方は大きく2種類が考えられる。第1の方法は、経糸と緯糸で布帛を織り成した後に、必要量を塗布し、加熱及び冷却する方法である。第2の方法は、低融点樹脂繊維を混紡する、もしくは低融点樹脂繊維を用いた融着ミックス糸を経糸及び/または緯糸に用い、布帛とした後にヒートセットすることで融着成分を溶融、固化させる方法である。融着ミックス糸とは糸に低融点樹脂繊維が含まれている特別な糸である。いずれの方法であっても差し支えないが、第2の方法の方が、生産効率等の面で優れており、より大量生産に適した方法であるといえる。
本発明者が鋭意実験を繰り返した結果、第2の方法を採用する場合、ポリエステル融着ミックス糸を採用したケースでポリエステルの融着混率が2%を上回れば全ての交点で安定して経糸と緯糸をしっかりと接着させることが可能であることが判明した。融着混率とは、融着成分の重量が糸の重要に占める割合をいう。低融点樹脂を塗布する場合もこれに準ずる量を塗布すればよい。
第3のパターンをふせぐためには、布帛が自由に運動しすぎて猫の足にまとわりつく可能性を減ずる必要がある。ところで、カーテンはその厚みによって厚地と薄地に二分することができる。厚地のカーテンは、それ自体の剛性や重みによって、猫がいかなる運動をおこなおうとも、反発する力が発生することと、カバーファクターの数値が大きい事から、生地に固さを与える量が比較的少なくても効果を発する。
薄地のカーテンは、その薄さに起因するやわらかさや軽量さによって自由に運動し、猫の行動に連動して猫の足のまわりにまとわりつき、当該まとわりついたカーテンに爪を食い込ませて足場として登っていく。発明者は、試行錯誤した結果、これを防ぐためには、カーテンに一定の固さをもたせることで、猫の手足の動きから逃れる動きを発生させる、カーテン表面をすべりやすくすることが有効であると判明した。
カーテンを固くする方法やカーテン表面の摩擦係数を低く保つ方法として様々な公知の方法が存在しているが、もっとも有効なのは第2のパターンを防ぐために用いた低融点樹脂をより多く用いる方法である。経糸と緯糸を交点で接着するには、2%程度の融着混率で必要十分であるが、融着混率をさらに高めると、低融点樹脂を加熱した際に交点以外の領域にも低融点樹脂が広がり、布帛表面を覆っていく。
低融点樹脂が再固化されると、経糸と緯糸で作られた織物である布帛本体よりも動きに制限のある塊状の形態となる。この低融点樹脂からなる塊が布帛の多くの領域を覆うことで、布帛全体としても動きが制限された状態、すなわちやわらかさが失われ、固さをもたせることができる。この固さは、塊の厚みが厚くなればなるほど増大する。塊の領域を増やし固さを増すには融着混率をさらに高めればよい。
ただし、融着混率は高ければ高いほどよいというものではない。薄地のカーテンとしての自然な動きを保つためには、一定のやわらかさが必要である為である。発明者が鋭意実験を繰り返した結果、ポリエステル融着糸を採用した場合の融着混率は8%を超えると猫の足にまとわりつかない程度の固さを確保でき、かつ、10%を下回れば許容可能な固さに収まることが判明した。ポリエステルを塗布する場合もこれに準ずる。
樹脂の塊は、一般に経糸と緯糸を織りなした布帛よりも摩擦係数が低い。そのため、融着混率が増大すると樹脂の塊で覆われる領域も増大し、布帛全体としてより低い摩擦係数をなる領域が増大する。そのため、第3のパターンを防ぐために固さを付与する方法として融着混率を増大させる方法を採用すれば同時に布帛の摩擦係数を低減させることをも達成できる。
固さを増し、摩擦係数を下げる方法として、面を混織した布帛より、ポリエステル100%の布帛の方が低融点樹脂の働きが強く同じ混率でも固さに差が出る為、摩擦係数が低くなる糸としては、ポリエステルを原料とする糸が最適である。
以上、第1のパターン乃至第3のパターンを防ぐための対策について説明したが、猫が登ることがないカーテンの実現には全てのパターンを防がなくてはならない。したがって、第1のパターン対策としてトータルカバーファクターが1740以上であること、第2のパターン対策として低融点樹脂繊維を用いた糸を採用し、低融点樹脂、例えばポリエステルの融着混率を2%以上とすること、第3のパターン対策として厚地のカーテンについては第2のパターン対策以上の対策は不要であるが薄地のカーテンについては低融点樹脂繊維を用いた糸を採用した場合のポリエステル融着混率を8%以上とすることである。ただし、固くなりすぎることを避けるために融着混率は10%以下でなくてはならない。
この3条件を満たす布帛であれば、猫がよじのぼることはできなくなるが、床に近い箇所については日常的に猫の爪との接触が発生し、糸へのダメージが蓄積されていくことは避けられず、ついには糸そのものが崩壊し、布帛を構成している糸が切れてしまうことや、糸が引っ張りだされて、布帛から零れ落ちたような外観となり、見栄えが悪い。これを避けることはできない為、零れ落ちた場合であっても、その長さが最小限となるよう、短繊維から構成された糸を採用すれば、見栄えの悪化も最小限に抑えることができる。したがって、短繊維から構成された糸をメインとして、より好ましくは短繊維から構成された糸のみを用いて布帛を織りなすことが有効である、
ところで、布帛の製造過程において、生地加工の染色工程が必要となるが、この際に周知慣用されているプレセットを行う場合は、使用している繊維の組成及び融着混率に応じて時間や温度を調整する必要がある。
このようにして製造した低摩擦布帛1が、猫がよじ登ることができないカーテンとして機能するか否かについては、実際に猫を登らせることで確実に判定できる。その内容は、猫に対して、それぞれ餌をちらつかせることでカーテン付近へ誘導し、さらに餌をカーテン近傍の高い箇所に移動させると、猫は餌を獲得しようとカーテンを登ろうとする。1体の猫に対して10回行う。図3に示す様々な品種、体形の猫合計10体に対して上述の試験を実施し、全ての猫が1回もカーテンを登れなかった場合を合格、登れないまでもしがみつくことができた猫が1体以上いた場合は準合格、登れた猫が1体でもいた場合は不合格とした。
上述の実際の猫をつかった方法は、本発明の効果を直接に判定する方法であるが、より客観的な方法としてスナッグ試験も行った。スナッグとは、外部との接触によって繊維や糸が生地表面から突出し、引き連れなどをおこす現象をいう。スナッグ試験とは、図2に示すとおり、試験試料となった布帛をシリンダにまきつけ、シリンダの上方からゴルフボール大の球体に釘のようなスパイクをとりつけたものを垂らし、シリンダを回転させることで球体がランダムに跳ねてスパイクが布帛と接触することによってスナッグを発生させ、シリンダを一定回数させた後に、スナッグがどの程度発生しているのかに応じて等級を判定する試験である。
スパイクの先端が布帛に少しでも食い込む場合は、当該食い込んだ先に不可逆の変化を与え、その変化が顕著な場合は布帛を傷つけスナッグを発生させる。従って、スナッグが発生しない、すなわち、スナッグ試験で高い評価を得られる布帛は、スパイクが食い込みにくい布帛であるといえる。猫に置き換えると、猫の爪が食い込ませにくい布帛である。
スナッグ試験は縦方向と横方向のそれぞれに行う。縦方向のスナッグ試験とは、緯糸方向にひっかく、すなわち経糸へのひっかき傷の発生を計測するものである。横方向のスナッグ試験とは、経糸方向にひっかく、すなわち緯糸へのひっかき傷の発生を計測するものである。猫が下から上方向へ登るのを抑制することと、経糸方向へのひっかきを抑制することとは同義であるため、横方向のスナッグ試験の結果が重要である。
なお、本発明者が、猫を実際に登らせてみる実験とスナッグ試験の結果を比較検討した結果、一般財団法人日本繊維製品品質技術センターや一般財団法人カケンテストセンターが実施するスナッグ試験(A法:ICI形メース試験機法)において4.5級以上の等級を得られた布帛であれば、猫がよじ登る第1のパターン及び第2のパターンに該当しない布帛と等価であることがわかった。
したがって、横方向のスナッグ試験の結果が4.5級以上であれば、第1及び第2のパターンによって猫が登ることができないカーテンを提供することができる。なお、猫は気まぐれな生き物であり、横方向への移動も時には行うため、縦方向の等級も4.5級以上であればより確実である。
以上、猫がよじ登りにくい低摩擦布帛1について説明してきたが、その実施例として、厚地の布帛を4種類、薄地の布帛を1種類に比較例として薄地の布帛を2種類製造し、その各々についてスナッグ試験及び猫試験を実施した。
実施例1乃至5、比較例1、2である厚地平織1、厚地平織2、厚地平織3、厚地平織4、薄地ボイル、薄地ボイル比較例1、薄地ボイル比較例2において、複数の緯糸が記載されている実施例については、当該複数の糸を同じ比率で用いて緯糸としている。ただし、厚地平織1については綿ポリ融着ミックス糸20/−が50%、綿ポリミックス熱布24/−が25%、ポリスラブ10/−が25%である。
猫実験の結果は、全ての実施例で合格であった。スナッグ試験は縦横ともに4.5以上の等級であり、特に薄地ボイルは5等級であった。これは、綿を一切用いないことから固めの布帛となっていることに加え、融着混率が9.40%と高いことから表面全域が樹脂の膜で覆われることで、スパイクに対して極めて強靭な布帛となっている為と考えられる。
これに対し、薄地ボイル比較例1では、スナッグ試験では等級4.5を獲得できたが、1匹の猫がカーテンを登らないまでもしがみつくことには成功し、準合格であった。薄地であるために猫の足に布帛がまとわりつきやすく、融着混率7.7%では十分な固さを与えることができなかった為と考えられる。綿が41.63%含まれる点も摩擦係数の高さとなって悪影響を与えていたものと考えられる。
薄地ボイル比較例2では、スナッグ試験では等級4.5を獲得できたが、複数の猫がカーテンを登ることに成功したため、猫試験は不合格となった。融着混率が4.45%と低いことから、布帛に十分な固さを与えることができず、猫の足にまとわりつきやすい柔らかさであった為と考えられる。比較例1、2の実験結果からは、比較例2の方が綿の比率が少ないにも関わらず猫実験の結果が悪化しており、これは糸の摩擦係数よりもポリエステルの融着比率を高めることが重要であることが見て取れる。
実施例1乃至5、比較例1、2の結果を分析すると、以下のとおりである。まず、第1のパターンを防ぐためには、カバーファクターが1740以上であればよい。第2のパターンを防ぐためには、融着混率が2.2%、他におこなった試行錯誤のデータを加味すると2%を超えればよい。第3のパターンを防ぐためには、厚地については第2のパターンと同様に2%を超えればよい。薄地については、融着混率が7.7%では登れないまでもしがみつくことは可能で9.4%であれば登ることができない。他におこなった試行錯誤のデータを加味すると8%を超えれば第3のパターンを防ぐことが可能であると判明している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
経糸と緯糸を織りなすことで得られた布帛を用いたカーテンであって、
上記緯糸は、低融点樹脂を混織した融着混率2.0%以上10%以下となる融着糸であることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
[付記2]
付記1に記載のカーテンであって、
上記布帛のトータルカバーファクターが1740以上であることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
ただし、トータルカバーファクターは以下の式にもとづいて計算されるものとする。

CF1:経糸のカバーファクター=
CF2:緯糸のカバーファクター=
としたときに、

CF:トータルカバーファクター=CF1+CF2

ただし、n1:2.54cmあたりの経糸の密度
N1:経糸のデシテックス(dtex)
n2:2.54cmあたりの緯糸の密度
N2:緯糸のデシテックス(dtex)

[付記3]
付記1、2に記載のカーテンであって、緯糸は短繊維を紡績して得られる糸をメインに用いていることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
[付記4]
薄地ボイル織りの布帛を用いたカーテンであって、
上記布帛は経糸と緯糸を織りなすことで構成されており、
上記緯糸はポリエステルを混織した融着混率が8%以上である融着糸であって、かつ、綿が混紡されていないことを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
1 低摩擦布帛

Claims (4)

  1. 経糸と緯糸を織りなすことで得られた布帛を用いたカーテンであって、
    上記緯糸は、低融点樹脂を混織した融着混率2.0%以上10%以下となる融着糸であることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
  2. 請求項1に記載のカーテンであって、
    上記布帛のトータルカバーファクターが1740以上であることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
    ただし、トータルカバーファクターは以下の式にもとづいて計算されるものとする。

    CF1:経糸のカバーファクター=
    CF2:緯糸のカバーファクター=
    としたときに、

    CF:トータルカバーファクター=CF1+CF2

    ただし、n1:2.54cmあたりの経糸の密度
    N1:経糸のデシテックス(dtex)
    n2:2.54cmあたりの緯糸の密度
    N2:緯糸のデシテックス(dtex)
  3. 請求項1、2に記載のカーテンであって、緯糸は短繊維を紡績して得られる糸をメインに用いていることを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
  4. 薄地ボイル織りの布帛を用いたカーテンであって、
    上記布帛は経糸と緯糸を織りなすことで構成されており、
    上記緯糸はポリエステルを混織した融着混率が8%以上である融着糸であって、かつ、綿が混紡されていないことを特徴とする猫が生活する環境に適したカーテン。
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