JPH06253670A - コンバインにおける穀粒タンク装置 - Google Patents
コンバインにおける穀粒タンク装置Info
- Publication number
- JPH06253670A JPH06253670A JP3916193A JP3916193A JPH06253670A JP H06253670 A JPH06253670 A JP H06253670A JP 3916193 A JP3916193 A JP 3916193A JP 3916193 A JP3916193 A JP 3916193A JP H06253670 A JPH06253670 A JP H06253670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain tank
- grain
- threshing device
- tank
- rotating means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱穀装置の側方と上方に穀粒タンクを配置し
たもので、穀粒タンクを構成簡単とし、脱穀装置の清掃
整備も容易にする。 【構成】 穀粒タンク4を脱穀装置3の上方まで一体的
に延設すると共に、穀粒タンク4を下方の前後方向横軸
心Xを中心に外側方に傾動させる第1回動手段Aと、穀
粒タンク4を前記第1回動手段Aにより外側方に傾動さ
せた引出傾斜姿勢4bで保持する保持手段Bと、穀粒タ
ンク4を引出傾斜姿勢4bに保持したまま後方の縦軸心
Yを中心に水平回動させる第2回動手段Cを設けた。
たもので、穀粒タンクを構成簡単とし、脱穀装置の清掃
整備も容易にする。 【構成】 穀粒タンク4を脱穀装置3の上方まで一体的
に延設すると共に、穀粒タンク4を下方の前後方向横軸
心Xを中心に外側方に傾動させる第1回動手段Aと、穀
粒タンク4を前記第1回動手段Aにより外側方に傾動さ
せた引出傾斜姿勢4bで保持する保持手段Bと、穀粒タ
ンク4を引出傾斜姿勢4bに保持したまま後方の縦軸心
Yを中心に水平回動させる第2回動手段Cを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの脱穀装置
から送出される穀粒を収容する穀粒タンク装置に関す
る。
から送出される穀粒を収容する穀粒タンク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインにおいて穀粒タンクを
脱穀装置の側方と上方とに配設してその全体容量を増大
させると共に、脱穀装置側方の穀粒タンクを後方の縦軸
中心に外側方へ水平回動させ、脱穀装置上方の穀粒タン
クを反対側の横軸中心に上下回動させることにより脱穀
装置の側部(穀粒タンク側)と上部を開放してその清
掃、整備等を行うようにする技術は特開昭63-79524号公
報により公知である。
脱穀装置の側方と上方とに配設してその全体容量を増大
させると共に、脱穀装置側方の穀粒タンクを後方の縦軸
中心に外側方へ水平回動させ、脱穀装置上方の穀粒タン
クを反対側の横軸中心に上下回動させることにより脱穀
装置の側部(穀粒タンク側)と上部を開放してその清
掃、整備等を行うようにする技術は特開昭63-79524号公
報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、穀粒タンク全体を脱穀装置の側方部分と上
方部分とに分割構成し、しかも、夫々の穀粒タンクを単
独で回動させるものであるため、穀粒タンク装置の構造
が複雑となると共に、両タンクの接合部分から穀粒漏れ
や塵埃の発生が生じ易い欠点がある。また、脱穀装置上
部の穀粒タンクを上方へ回動させても、該穀粒タンクが
脱穀装置のフィードチェーン側上方に依然として残り、
これが邪魔になり脱穀装置の清掃、整備がし難い欠点が
ある。本発明の課題は、脱穀装置の側方と上方とに穀粒
タンクを配設したものであっても、両穀粒タンクを一体
的に構成し、しかも穀粒タンク全体を前方の高い運転操
作部に干渉することなく後方の縦軸中心に一挙に水平回
動できるようにすることにより、上記従来の問題を改善
する点にある。
来のものは、穀粒タンク全体を脱穀装置の側方部分と上
方部分とに分割構成し、しかも、夫々の穀粒タンクを単
独で回動させるものであるため、穀粒タンク装置の構造
が複雑となると共に、両タンクの接合部分から穀粒漏れ
や塵埃の発生が生じ易い欠点がある。また、脱穀装置上
部の穀粒タンクを上方へ回動させても、該穀粒タンクが
脱穀装置のフィードチェーン側上方に依然として残り、
これが邪魔になり脱穀装置の清掃、整備がし難い欠点が
ある。本発明の課題は、脱穀装置の側方と上方とに穀粒
タンクを配設したものであっても、両穀粒タンクを一体
的に構成し、しかも穀粒タンク全体を前方の高い運転操
作部に干渉することなく後方の縦軸中心に一挙に水平回
動できるようにすることにより、上記従来の問題を改善
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、機体の前部に
刈取搬送装置1を、その後部一側に運転操作部2を配設
し、該運転操作部2の後方に穀粒タンク4と脱穀装置3
とを穀粒タンク4が運転操作部2の後部に位置するよう
に左右に併設したコンバインにおいて、前記穀粒タンク
4を脱穀装置3の上方まで一体的に延設すると共に、該
穀粒タンク4を下方の前後方向横軸心Xを中心に外側方
に傾動させる第1回動手段Aと、穀粒タンク4を前記第
1回動手段Aにより外側方に傾動させた引出傾斜姿勢4
bで保持する保持手段Bと、穀粒タンク4を前記引出傾
斜姿勢4bに保持したまま後方の縦軸心Yを中心に水平
回動させる第2回動手段Cを設けたことを特徴とするも
のである。
刈取搬送装置1を、その後部一側に運転操作部2を配設
し、該運転操作部2の後方に穀粒タンク4と脱穀装置3
とを穀粒タンク4が運転操作部2の後部に位置するよう
に左右に併設したコンバインにおいて、前記穀粒タンク
4を脱穀装置3の上方まで一体的に延設すると共に、該
穀粒タンク4を下方の前後方向横軸心Xを中心に外側方
に傾動させる第1回動手段Aと、穀粒タンク4を前記第
1回動手段Aにより外側方に傾動させた引出傾斜姿勢4
bで保持する保持手段Bと、穀粒タンク4を前記引出傾
斜姿勢4bに保持したまま後方の縦軸心Yを中心に水平
回動させる第2回動手段Cを設けたことを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】脱穀装置3の側部(穀粒タンク4側)及び上部
の清掃、整備等を行う場合は、先ず図1に示す収納位置
4aにある穀粒タンク4を第1回動手段Aにより前後方
向横軸心Xを中心に外側方に傾動させて引出傾斜姿勢4
bとし、次に該引出傾斜姿勢4bのままで第2回動手段
Cにより後方の縦軸心Yを中心に水平回動させて外方回
動姿勢4cとし、脱穀装置3の側部と上部を一挙に大き
く開放させて上記作業を行う。
の清掃、整備等を行う場合は、先ず図1に示す収納位置
4aにある穀粒タンク4を第1回動手段Aにより前後方
向横軸心Xを中心に外側方に傾動させて引出傾斜姿勢4
bとし、次に該引出傾斜姿勢4bのままで第2回動手段
Cにより後方の縦軸心Yを中心に水平回動させて外方回
動姿勢4cとし、脱穀装置3の側部と上部を一挙に大き
く開放させて上記作業を行う。
【0006】
【実施例】本発明の1実施例を図1乃至図4に基づいて
説明する。1は機体の前部に設けた刈取搬送装置、2は
刈取搬送装置1の後部一側に配設したキャビン付きの運
転操作部、3は脱穀装置であり、該脱穀装置3の側方即
ち前記運転操作部2の後方に穀粒タンク4が搭載され、
該穀粒タンク4は脱穀装置3の上方まで一体的に延出さ
れて延設部分4′に構成されている。6は穀粒タンク4
に充填した穀粒を機外に搬出する穀粒排出筒であり、該
穀粒排出筒6は下端が穀粒タンク4に通じる固定の縦筒
6aと、該縦筒6aの上端に起伏及び旋回可能に取付ら
れた可動筒6bより構成されている。7は下端が脱穀装
置3に、上端が穀粒タンク4内に夫々連通した揚穀筒で
あり、該揚穀筒7は脱穀装置3側に取付られた下筒7a
と穀粒タンク4に固着された上筒7bとに分割構成され
ており、上筒7bは穀粒タンク4と一体で回動するもの
である。
説明する。1は機体の前部に設けた刈取搬送装置、2は
刈取搬送装置1の後部一側に配設したキャビン付きの運
転操作部、3は脱穀装置であり、該脱穀装置3の側方即
ち前記運転操作部2の後方に穀粒タンク4が搭載され、
該穀粒タンク4は脱穀装置3の上方まで一体的に延出さ
れて延設部分4′に構成されている。6は穀粒タンク4
に充填した穀粒を機外に搬出する穀粒排出筒であり、該
穀粒排出筒6は下端が穀粒タンク4に通じる固定の縦筒
6aと、該縦筒6aの上端に起伏及び旋回可能に取付ら
れた可動筒6bより構成されている。7は下端が脱穀装
置3に、上端が穀粒タンク4内に夫々連通した揚穀筒で
あり、該揚穀筒7は脱穀装置3側に取付られた下筒7a
と穀粒タンク4に固着された上筒7bとに分割構成され
ており、上筒7bは穀粒タンク4と一体で回動するもの
である。
【0007】次に穀粒タンク4の詳細構造及びその回動
構成について説明する。図4に示すように、穀粒タンク
4の内部下方には前後方向の横送りラセン9が設けら
れ、該横送りラセン9の前端と後端は夫々穀粒タンク4
から突出し、穀粒タンク4には前記横送りラセン9の突
出部分を内装する前後の筒体10a,10bが取付られ
ている。そして上記筒体10a,10bはその下方に設
けられた後述の支持フレーム11に取付けられた前後の
メタル12a,12bに回動自在に内嵌支持されてお
り、また支持フレーム11と穀粒タンク4との間には復
動油圧シリンダー13が設けられている。そして、これ
らにより、油圧シリンダー13の伸長で穀粒タンク4を
下方の筒体10a,10b即ち前後方向横軸心X中心に
外側方に傾動させる第1回動手段Aが構成されている。
また、前記縦筒6aに回動のみ自在に外嵌した支持部材
15と穀粒タンク4とが鎖状体14で連結されており、
該鎖状体14は穀粒タンク4を前記第1回動手段Aによ
り外側方に回動させた時のストッパー作用をなすと共
に、鎖状体14と前記油圧シリンダー13とで穀粒タン
ク4を引出傾斜姿勢4bで保持する保持手段Bが構成さ
れている。そして、図3の背面図に示すように、穀粒タ
ンク4は上記引出傾斜姿勢4bで、脱穀装置3上方への
延設部分4′と前記運転操作部2の上面との交点Oが、
収納姿勢4aにおける穀粒タンク4の脱穀装置3の側方
部分の内壁4″よりも外側位置で、後述する縦軸心Yの
近傍に位置するまで傾動可能に構成されている。尚、上
記鎖状体14は、後述するように穀粒タンク4を外側へ
水平回動させた時に穀粒タンク4を縦筒6aから吊り下
げ支持する支持体も兼ねているものである。
構成について説明する。図4に示すように、穀粒タンク
4の内部下方には前後方向の横送りラセン9が設けら
れ、該横送りラセン9の前端と後端は夫々穀粒タンク4
から突出し、穀粒タンク4には前記横送りラセン9の突
出部分を内装する前後の筒体10a,10bが取付られ
ている。そして上記筒体10a,10bはその下方に設
けられた後述の支持フレーム11に取付けられた前後の
メタル12a,12bに回動自在に内嵌支持されてお
り、また支持フレーム11と穀粒タンク4との間には復
動油圧シリンダー13が設けられている。そして、これ
らにより、油圧シリンダー13の伸長で穀粒タンク4を
下方の筒体10a,10b即ち前後方向横軸心X中心に
外側方に傾動させる第1回動手段Aが構成されている。
また、前記縦筒6aに回動のみ自在に外嵌した支持部材
15と穀粒タンク4とが鎖状体14で連結されており、
該鎖状体14は穀粒タンク4を前記第1回動手段Aによ
り外側方に回動させた時のストッパー作用をなすと共
に、鎖状体14と前記油圧シリンダー13とで穀粒タン
ク4を引出傾斜姿勢4bで保持する保持手段Bが構成さ
れている。そして、図3の背面図に示すように、穀粒タ
ンク4は上記引出傾斜姿勢4bで、脱穀装置3上方への
延設部分4′と前記運転操作部2の上面との交点Oが、
収納姿勢4aにおける穀粒タンク4の脱穀装置3の側方
部分の内壁4″よりも外側位置で、後述する縦軸心Yの
近傍に位置するまで傾動可能に構成されている。尚、上
記鎖状体14は、後述するように穀粒タンク4を外側へ
水平回動させた時に穀粒タンク4を縦筒6aから吊り下
げ支持する支持体も兼ねているものである。
【0008】一方、前記縦筒6aはその中間部をステー
16により脱穀装置3に支持され、下端部を機体フレー
ム17に固着された台座18に連結部材19を介して支
持され、縦筒6aの下端と前記筒体10bは中間筒10
cで連結されている。この中間筒10cは穀粒タンク4
側が前記メタル12bに嵌合固着され、反対側が縦筒6
aの下端部と台座18とに縦筒6a中心に回動自在に支
持されている。また、前記前後のメタル12a,12b
を取付る支持フレーム11は一端を上記台座18に回動
自在に支持され、反対側下面には機体フレーム17上面
に接当する支持ローラー20が取付られている。21は
穀粒タンク4に取付られた把手である。そして上記によ
り、前記引出傾斜姿勢4bの穀粒タンク4を、把手21
を持って外方に引くことにより、前記鎖状体14、中間
筒10c及び支持フレーム11に支持された状態でこれ
らと共に後方の縦筒6a即ち縦軸Yを中心に水平回動可
能となす第2回動手段Cが構成されている。尚、22は
支持フレーム11を機体フレーム17に係脱可能とする
ストッパーで、支持フレーム11に上下動自在に取付ら
れたピン22aと、機体フレーム17に穿設され上記ピ
ン22aが挿脱する孔22bにより構成されており、ス
トッパー22で支持フレーム11を機体フレーム17に
係止させると穀粒タンク4が水平回動不能となるもので
ある。23は脱穀装置3の上部カバーであり、支点23
aを中心に回動開閉可能に構成されている。24は脱穀
装置3のフィードチェンである。
16により脱穀装置3に支持され、下端部を機体フレー
ム17に固着された台座18に連結部材19を介して支
持され、縦筒6aの下端と前記筒体10bは中間筒10
cで連結されている。この中間筒10cは穀粒タンク4
側が前記メタル12bに嵌合固着され、反対側が縦筒6
aの下端部と台座18とに縦筒6a中心に回動自在に支
持されている。また、前記前後のメタル12a,12b
を取付る支持フレーム11は一端を上記台座18に回動
自在に支持され、反対側下面には機体フレーム17上面
に接当する支持ローラー20が取付られている。21は
穀粒タンク4に取付られた把手である。そして上記によ
り、前記引出傾斜姿勢4bの穀粒タンク4を、把手21
を持って外方に引くことにより、前記鎖状体14、中間
筒10c及び支持フレーム11に支持された状態でこれ
らと共に後方の縦筒6a即ち縦軸Yを中心に水平回動可
能となす第2回動手段Cが構成されている。尚、22は
支持フレーム11を機体フレーム17に係脱可能とする
ストッパーで、支持フレーム11に上下動自在に取付ら
れたピン22aと、機体フレーム17に穿設され上記ピ
ン22aが挿脱する孔22bにより構成されており、ス
トッパー22で支持フレーム11を機体フレーム17に
係止させると穀粒タンク4が水平回動不能となるもので
ある。23は脱穀装置3の上部カバーであり、支点23
aを中心に回動開閉可能に構成されている。24は脱穀
装置3のフィードチェンである。
【0009】前述のコンバインにおいて、刈取作業は穀
粒タンク4を図1に示す収納姿勢4aにセットし、スト
ッパー21により支持フレーム11を機体フレーム17
に係止固定した状態で行い、穀粒タンク4が満杯になる
と刈取作業を中断し、穀粒排出筒6を操作してトラック
の荷台等への穀粒排出作業を行う。この時、作業者は操
作レバー(図示せず)を操作して油圧シリンダー13を
伸長させ、穀粒タンク4を前後方向横軸心Xを中心に回
動させて引出傾斜姿勢4bとし、穀粒タンク4の脱穀装
置3上方への延設部分4′に充填した穀粒を横送りラセ
ン9上へ流下させながら穀粒排出作業を行い、穀粒排出
作業が終了すると再び穀粒タンク4を収納姿勢4aに戻
し刈取作業を続行する。次に、脱穀装置3の側部(穀粒
タンク4側)及び上部の清掃、整備等を行う場合は、先
ず支持フレーム11のストッパー22を解除し、次に穀
粒タンク4を上記穀粒排出作業と同様に引出傾斜姿勢4
bとし、更にこの引出傾斜姿勢を保持しながら把手21
を引いて穀粒タンク4を縦軸心Yを中心に外方に水平回
動させて外方回動姿勢4cとし、脱穀装置3の側部(穀
粒タンク4側)及び上部を開放してその清掃、整備等を
行う。
粒タンク4を図1に示す収納姿勢4aにセットし、スト
ッパー21により支持フレーム11を機体フレーム17
に係止固定した状態で行い、穀粒タンク4が満杯になる
と刈取作業を中断し、穀粒排出筒6を操作してトラック
の荷台等への穀粒排出作業を行う。この時、作業者は操
作レバー(図示せず)を操作して油圧シリンダー13を
伸長させ、穀粒タンク4を前後方向横軸心Xを中心に回
動させて引出傾斜姿勢4bとし、穀粒タンク4の脱穀装
置3上方への延設部分4′に充填した穀粒を横送りラセ
ン9上へ流下させながら穀粒排出作業を行い、穀粒排出
作業が終了すると再び穀粒タンク4を収納姿勢4aに戻
し刈取作業を続行する。次に、脱穀装置3の側部(穀粒
タンク4側)及び上部の清掃、整備等を行う場合は、先
ず支持フレーム11のストッパー22を解除し、次に穀
粒タンク4を上記穀粒排出作業と同様に引出傾斜姿勢4
bとし、更にこの引出傾斜姿勢を保持しながら把手21
を引いて穀粒タンク4を縦軸心Yを中心に外方に水平回
動させて外方回動姿勢4cとし、脱穀装置3の側部(穀
粒タンク4側)及び上部を開放してその清掃、整備等を
行う。
【0010】そして、通常、容量を増大すべく穀粒タン
ク4を脱穀装置3の上方にまで延設した場合、脱穀装置
3の側部と上部を開放すべく、仮に穀粒タンク4を収納
姿勢4aから直ちに後方の縦軸心中心に水平回動させよ
うとしても、脱穀装置3上方への延設部分4′が高い運
転操作部2に接触して回動不可能であり、また穀粒タン
ク4を脱穀装置3の側方部分と上方部分とに分割構成し
夫々単独に回動するようにすると、穀粒タンク装置の構
造が複雑となると共に、両タンクの接合部分から穀粒漏
れや塵埃の発生が生じ易い欠点があるが、本発明は、穀
粒タンク4の脱穀装置3側方部分と上方部分を一体的に
構成することにより上記欠点を解消したものであって
も、先ず穀粒タンク4を第1回動手段Aにより一旦引出
傾斜姿勢4bとし、次に該引出傾斜姿勢4bを保持手段
Bにより保持しつつ穀粒タンク4を第2回動手段Cによ
り水平回動して外方回動姿勢4cとすることにより、穀
粒タンク4の延設部分4′を運転操作部2に干渉させる
ことなく穀粒タンク4全体を一挙に水平回動させること
ができ、脱穀装置3の側部及び上部をいずれも大きく開
放することができる。しかも、この時脱穀装置3の上方
には全く穀粒タンク4が存在しないから、脱穀装置3の
フィードチェン24側のメンテナンスも容易に行うこと
ができる。また、穀粒タンク4を外方回動姿勢4cとし
た時、穀粒タンク4は縦筒6a側に片持ち状に支持され
るが、上記実施例においては、外方回動姿勢4cの穀粒
タンク4を鎖状体14、中間筒10c及び支持フレーム
11の3者で縦筒6aと台座18に支持したことによ
り、強固に支持できるものである。
ク4を脱穀装置3の上方にまで延設した場合、脱穀装置
3の側部と上部を開放すべく、仮に穀粒タンク4を収納
姿勢4aから直ちに後方の縦軸心中心に水平回動させよ
うとしても、脱穀装置3上方への延設部分4′が高い運
転操作部2に接触して回動不可能であり、また穀粒タン
ク4を脱穀装置3の側方部分と上方部分とに分割構成し
夫々単独に回動するようにすると、穀粒タンク装置の構
造が複雑となると共に、両タンクの接合部分から穀粒漏
れや塵埃の発生が生じ易い欠点があるが、本発明は、穀
粒タンク4の脱穀装置3側方部分と上方部分を一体的に
構成することにより上記欠点を解消したものであって
も、先ず穀粒タンク4を第1回動手段Aにより一旦引出
傾斜姿勢4bとし、次に該引出傾斜姿勢4bを保持手段
Bにより保持しつつ穀粒タンク4を第2回動手段Cによ
り水平回動して外方回動姿勢4cとすることにより、穀
粒タンク4の延設部分4′を運転操作部2に干渉させる
ことなく穀粒タンク4全体を一挙に水平回動させること
ができ、脱穀装置3の側部及び上部をいずれも大きく開
放することができる。しかも、この時脱穀装置3の上方
には全く穀粒タンク4が存在しないから、脱穀装置3の
フィードチェン24側のメンテナンスも容易に行うこと
ができる。また、穀粒タンク4を外方回動姿勢4cとし
た時、穀粒タンク4は縦筒6a側に片持ち状に支持され
るが、上記実施例においては、外方回動姿勢4cの穀粒
タンク4を鎖状体14、中間筒10c及び支持フレーム
11の3者で縦筒6aと台座18に支持したことによ
り、強固に支持できるものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は前述のよ
うに構成したことにより以下の効果を奏する。即ち、穀
粒タンク4を脱穀装置3の上方にまで延設することによ
り、穀粒タンク4の容量を増大させることができるもの
でありながら、穀粒タンク4を第1回動手段Aにより前
後方向横軸心Xを中心に外側方に傾動させて一旦引出傾
斜姿勢4bとした後、該引出傾斜姿勢4bを保持手段B
により保持しつつ第2回動手段Cにより後方の縦軸心Y
を中心に水平回動するようにしたことにより、穀粒タン
ク4の脱穀装置3側方部分と上方への延設部分4′とを
一体的に構成しても、上記延設部分4′が運転操作部2
に干渉することなく、穀粒タンク4全体を一挙に縦軸心
Y中心に水平回動することができ、脱穀装置3の側部と
上部をいずれも大きく開放してその清掃、整備等を容易
に行うことができる。しかも、脱穀装置3の側部と上部
を開放するにあたり、従来のもののように穀粒タンクを
脱穀装置の側方部分と上方部分とに分割構成して夫々単
独に回動させる必要がなく、穀粒タンク4を簡単な構造
で安価に構成できると共に、穀粒タンク4からの穀粒漏
れや塵埃の発生を防止することができる。
うに構成したことにより以下の効果を奏する。即ち、穀
粒タンク4を脱穀装置3の上方にまで延設することによ
り、穀粒タンク4の容量を増大させることができるもの
でありながら、穀粒タンク4を第1回動手段Aにより前
後方向横軸心Xを中心に外側方に傾動させて一旦引出傾
斜姿勢4bとした後、該引出傾斜姿勢4bを保持手段B
により保持しつつ第2回動手段Cにより後方の縦軸心Y
を中心に水平回動するようにしたことにより、穀粒タン
ク4の脱穀装置3側方部分と上方への延設部分4′とを
一体的に構成しても、上記延設部分4′が運転操作部2
に干渉することなく、穀粒タンク4全体を一挙に縦軸心
Y中心に水平回動することができ、脱穀装置3の側部と
上部をいずれも大きく開放してその清掃、整備等を容易
に行うことができる。しかも、脱穀装置3の側部と上部
を開放するにあたり、従来のもののように穀粒タンクを
脱穀装置の側方部分と上方部分とに分割構成して夫々単
独に回動させる必要がなく、穀粒タンク4を簡単な構造
で安価に構成できると共に、穀粒タンク4からの穀粒漏
れや塵埃の発生を防止することができる。
【図1】コンバインの平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上後面図である。
【図4】穀粒タンクの回動支点部分の詳細を示す側断面
図である。
図である。
1 刈取搬送装置 2 運転操作部 3 脱穀装置 4 穀粒タンク 4b 引出傾動姿勢 A 第1回動手段 B 保持手段 C 第2回動手段 X 横軸心 Y 縦軸心
Claims (1)
- 【請求項1】 機体の前部に刈取搬送装置1を、その後
部一側に運転操作部2を配設し、該運転操作部2の後方
に穀粒タンク4と脱穀装置3とを穀粒タンク4が運転操
作部2の後部に位置するように左右に併設したコンバイ
ンにおいて、前記穀粒タンク4を脱穀装置3の上方まで
一体的に延設すると共に、該穀粒タンク4を下方の前後
方向横軸心Xを中心に外側方に傾動させる第1回動手段
Aと、穀粒タンク4を前記第1回動手段Aにより外側方
に傾動させた引出傾斜姿勢4bで保持する保持手段B
と、穀粒タンク4を前記引出傾斜姿勢4bに保持したま
ま後方の縦軸心Yを中心に水平回動させる第2回動手段
Cを設けたことを特徴とするコンバインにおける穀粒タ
ンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3916193A JPH06253670A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | コンバインにおける穀粒タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3916193A JPH06253670A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | コンバインにおける穀粒タンク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253670A true JPH06253670A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12545401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3916193A Pending JPH06253670A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | コンバインにおける穀粒タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253670A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014097052A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-29 | Kubota Corp | コンバイン |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP3916193A patent/JPH06253670A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014097052A (ja) * | 2012-10-18 | 2014-05-29 | Kubota Corp | コンバイン |
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