JPH06253395A - 開放型超音波マイクロホン - Google Patents
開放型超音波マイクロホンInfo
- Publication number
- JPH06253395A JPH06253395A JP3294493A JP3294493A JPH06253395A JP H06253395 A JPH06253395 A JP H06253395A JP 3294493 A JP3294493 A JP 3294493A JP 3294493 A JP3294493 A JP 3294493A JP H06253395 A JPH06253395 A JP H06253395A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal block
- vibrating body
- resonator
- opening hole
- piezoelectric ceramics
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バラツキの小さい安定した指向性を持たせ
る。 【構成】 円盤状の振動板２と圧電セラミックス１と円
錐筒状の共振子３と端子台６と円筒状のケース４とで開
放型超音波マイクロホンを形成する。これにおいて、振
動板２や圧電セラミックス１や共振子３よりなる振動体
Ａの中央部を端子台６に凹部１３と凸部１４との嵌合等
にて位置決めして支持する。
る。 【構成】 円盤状の振動板２と圧電セラミックス１と円
錐筒状の共振子３と端子台６と円筒状のケース４とで開
放型超音波マイクロホンを形成する。これにおいて、振
動板２や圧電セラミックス１や共振子３よりなる振動体
Ａの中央部を端子台６に凹部１３と凸部１４との嵌合等
にて位置決めして支持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、送・受信一体型の開放
型超音波マイクロホンに関するものである。
型超音波マイクロホンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の開放型超音波マイクロホンは、圧
電セラミックスに一定または任意のトーンバースト波を
入力して駆動される送・受信一体型ののもので、図９に
示すように構成されている。振動体Ａは振動板２と圧電
セラミックス１と共振子３とで構成されており、円盤状
の振動板２の片面に圧電セラミックス１が固着され、振
動板２の他面の中央部に共振子３を固着している。振動
板２はアルミニウム材またはその他の金属材にて形成さ
れ、圧電セラミックス１への電圧印加時の一方の導電体
となる。圧電セラミックス１はＰＺＴ系のセラミックス
で円盤状に形成され、両面に電極を有し、一面が接着剤
で振動板２に接合されている。絶縁材にて形成された端
子台６には入出力端子としての−側端子ピン７及び＋側
端子ピン８が一体に成形されている。この各端子ピン
７，８には前記圧電セラミックス１への電圧印加のため
の−側リード線９及び＋側リード線１０の一端が接続さ
れ、−側リード線９の他端が振動板２に接続され、＋側
リード線１０の他端が圧電セラミックス１の振動板２と
反対の電極に接続されている。円筒状の金属のケース４
内には圧電セラミックス１、振動板２、共振子３及び端
子台６が内装されており、ケース４の一端を閉塞するよ
うに端子台６が位置させられる。この端子台６は端子台
６の外周をケース４の一対の挟持片４ａにて挟持して取
り付けられている。ケース４の他端には防塵のためのネ
ット５が配置され、ケース４の一対の挟持片４ｂにてネ
ット５の外周を挟持してある。端子台６と圧電セラミッ
クス１との間にはリング状のシリコン１１を介在してあ
る。
電セラミックスに一定または任意のトーンバースト波を
入力して駆動される送・受信一体型ののもので、図９に
示すように構成されている。振動体Ａは振動板２と圧電
セラミックス１と共振子３とで構成されており、円盤状
の振動板２の片面に圧電セラミックス１が固着され、振
動板２の他面の中央部に共振子３を固着している。振動
板２はアルミニウム材またはその他の金属材にて形成さ
れ、圧電セラミックス１への電圧印加時の一方の導電体
となる。圧電セラミックス１はＰＺＴ系のセラミックス
で円盤状に形成され、両面に電極を有し、一面が接着剤
で振動板２に接合されている。絶縁材にて形成された端
子台６には入出力端子としての−側端子ピン７及び＋側
端子ピン８が一体に成形されている。この各端子ピン
７，８には前記圧電セラミックス１への電圧印加のため
の−側リード線９及び＋側リード線１０の一端が接続さ
れ、−側リード線９の他端が振動板２に接続され、＋側
リード線１０の他端が圧電セラミックス１の振動板２と
反対の電極に接続されている。円筒状の金属のケース４
内には圧電セラミックス１、振動板２、共振子３及び端
子台６が内装されており、ケース４の一端を閉塞するよ
うに端子台６が位置させられる。この端子台６は端子台
６の外周をケース４の一対の挟持片４ａにて挟持して取
り付けられている。ケース４の他端には防塵のためのネ
ット５が配置され、ケース４の一対の挟持片４ｂにてネ
ット５の外周を挟持してある。端子台６と圧電セラミッ
クス１との間にはリング状のシリコン１１を介在してあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述したような開放型
超音波マイクロホンは、自動扉用の人体検知センサーま
たは駐車場の車検知センサー等に供されたような場合、
以下の問題が生じる。この場合超音波センサーが設置さ
れる環境としては屋外が大半であり、その時の温度変化
は−３０℃から＋６０℃の範囲に及び、非常に苛酷な使
用環境において性能を確保しなければならない。また前
述の性能の中の重要保証項目として検知エリアがある
が、この検知エリア特性を安定させるためにはバラツキ
の小さい一定の指向性を持つ超音波マイクロホンの造出
が不可欠である。
超音波マイクロホンは、自動扉用の人体検知センサーま
たは駐車場の車検知センサー等に供されたような場合、
以下の問題が生じる。この場合超音波センサーが設置さ
れる環境としては屋外が大半であり、その時の温度変化
は−３０℃から＋６０℃の範囲に及び、非常に苛酷な使
用環境において性能を確保しなければならない。また前
述の性能の中の重要保証項目として検知エリアがある
が、この検知エリア特性を安定させるためにはバラツキ
の小さい一定の指向性を持つ超音波マイクロホンの造出
が不可欠である。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところはバラツキの小さ
い安定した指向性を持つ開放型超音波マイクロホンを提
供するにある。
であって、本発明の目的とするところはバラツキの小さ
い安定した指向性を持つ開放型超音波マイクロホンを提
供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明開放型超音波マイクロホンは、円盤状に形成され
た振動板２と、この振動板２に貼り合わせられた圧電セ
ラミックス１と、前記振動板２の中央部に固着される円
錐筒状の共振子３と、前記圧電セラミックス１への入出
力端子を保持した端子台６と、振動板２や圧電セラミッ
クス１や共振子３や端子台６の外周を囲むように配置さ
れ、一端の開口面に端子台６が挟持された円筒状のケー
ス４とを具備した開放型超音波マイクロホンにおいて、
振動板２や圧電セラミックス１や共振子３よりなる振動
体Ａの中央部を端子台６に位置決めして支持して成るこ
とを特徴とする。
本発明開放型超音波マイクロホンは、円盤状に形成され
た振動板２と、この振動板２に貼り合わせられた圧電セ
ラミックス１と、前記振動板２の中央部に固着される円
錐筒状の共振子３と、前記圧電セラミックス１への入出
力端子を保持した端子台６と、振動板２や圧電セラミッ
クス１や共振子３や端子台６の外周を囲むように配置さ
れ、一端の開口面に端子台６が挟持された円筒状のケー
ス４とを具備した開放型超音波マイクロホンにおいて、
振動板２や圧電セラミックス１や共振子３よりなる振動
体Ａの中央部を端子台６に位置決めして支持して成るこ
とを特徴とする。
【０００６】また圧電セラミックス１乃至端子台６のう
ち一方に凹部１３を設けると共に他方に凸部１４を設
け、凹部１３と凸部１４とを嵌合して振動体Ａを端子台
６に支持して成ることを特徴とすることも好ましい。さ
らに振動体Ａの中央に貫通する開口孔１５を設けると共
に端子台６の突起部１６を開口孔１５に嵌合させて振動
体Ａを支持して成ることを特徴とすることも好ましい。
ち一方に凹部１３を設けると共に他方に凸部１４を設
け、凹部１３と凸部１４とを嵌合して振動体Ａを端子台
６に支持して成ることを特徴とすることも好ましい。さ
らに振動体Ａの中央に貫通する開口孔１５を設けると共
に端子台６の突起部１６を開口孔１５に嵌合させて振動
体Ａを支持して成ることを特徴とすることも好ましい。
【０００７】さらにまた振動体Ａの中央に貫通する開口
孔１５を設けると共に端子台６と一体成形した端子ピン
８の端部を開口孔１５に嵌合して振動体Ａを支持して成
ることを特徴とすることも好ましい。
孔１５を設けると共に端子台６と一体成形した端子ピン
８の端部を開口孔１５に嵌合して振動体Ａを支持して成
ることを特徴とすることも好ましい。
【０００８】
【作用】上記構成によれば、マイクロホン組み立て時に
振動体Ａを所定位置に精度よく取り付けることができ円
筒状のケース４と共振子３との位置関係のばらつきを防
ぎ、指向性温度特性の安定化及び組み立て性の向上を図
ることができる。また圧電セラミックス１乃至端子台６
のうち一方に凹部１３を設けると共に他方に凸部１４を
設け、凹部１３と凸部１４とを嵌合して振動体Ａを端子
台６に支持したものにあっては、凹部１３と凸部１４と
の嵌合にて筒状のケース４と共振子３を簡単にラジアル
方向及びスラスト方向の一定位置に位置決めして組み立
て精度を向上できると共に組み立てを簡単にできる。
振動体Ａを所定位置に精度よく取り付けることができ円
筒状のケース４と共振子３との位置関係のばらつきを防
ぎ、指向性温度特性の安定化及び組み立て性の向上を図
ることができる。また圧電セラミックス１乃至端子台６
のうち一方に凹部１３を設けると共に他方に凸部１４を
設け、凹部１３と凸部１４とを嵌合して振動体Ａを端子
台６に支持したものにあっては、凹部１３と凸部１４と
の嵌合にて筒状のケース４と共振子３を簡単にラジアル
方向及びスラスト方向の一定位置に位置決めして組み立
て精度を向上できると共に組み立てを簡単にできる。
【０００９】さらに振動体Ａの中央に貫通する開口孔１
５を設けると共に端子台６の突起部１６を開口孔１５に
嵌合させて振動体Ａを支持したものにあっても、振動体
Ａの中央に貫通する開口孔１５を設けると共に端子台６
と一体成形した端子ピン８の端部を開口孔１５に嵌合し
て振動体Ａを支持したものにあっても、開口孔１５への
突起部１６や端子ピン８の嵌合にて筒状のケース４と共
振子３を簡単にラジアル方向及びスラスト方向の一定位
置に位置決めして組み立て精度を向上できると共に組み
立てを簡単にできる。
５を設けると共に端子台６の突起部１６を開口孔１５に
嵌合させて振動体Ａを支持したものにあっても、振動体
Ａの中央に貫通する開口孔１５を設けると共に端子台６
と一体成形した端子ピン８の端部を開口孔１５に嵌合し
て振動体Ａを支持したものにあっても、開口孔１５への
突起部１６や端子ピン８の嵌合にて筒状のケース４と共
振子３を簡単にラジアル方向及びスラスト方向の一定位
置に位置決めして組み立て精度を向上できると共に組み
立てを簡単にできる。
【００１０】
【実施例】まず図１に示す第１の実施例から述べる。本
発明の開放型超音波マイクロホンの構造は基本的に前述
の従来例のものと同じであるので、共通する部分の説明
は省略し、要部だけを述べる。振動体Ａの圧電セラミッ
クス１の中央には凸部１４を一体に突設してあり、端子
台６の中央から取り付け台６ａを垂下してあり、取り付
け台６ａの下端には端子台６の中央に位置するように凹
部１３を凹設してある。そして凸部１４を凹部１３に嵌
合することにより、端子台６に対して振動体Ａを位置決
めして振動体Ａを取り付けてある。凹部１３と凸部１４
との間にはシリコン１１を介装してある。このように凹
部１３と凸部１４を嵌合して振動体Ａを取り付けること
により筒状の金属のケース４に対して共振子３をラジア
ル方向及びスラスト方向に精度よく位置決めできると共
に簡単に位置決めして取り付けることができる。これに
より指向性温度特性の向上及び組み立て性の向上が図れ
る。
発明の開放型超音波マイクロホンの構造は基本的に前述
の従来例のものと同じであるので、共通する部分の説明
は省略し、要部だけを述べる。振動体Ａの圧電セラミッ
クス１の中央には凸部１４を一体に突設してあり、端子
台６の中央から取り付け台６ａを垂下してあり、取り付
け台６ａの下端には端子台６の中央に位置するように凹
部１３を凹設してある。そして凸部１４を凹部１３に嵌
合することにより、端子台６に対して振動体Ａを位置決
めして振動体Ａを取り付けてある。凹部１３と凸部１４
との間にはシリコン１１を介装してある。このように凹
部１３と凸部１４を嵌合して振動体Ａを取り付けること
により筒状の金属のケース４に対して共振子３をラジア
ル方向及びスラスト方向に精度よく位置決めできると共
に簡単に位置決めして取り付けることができる。これに
より指向性温度特性の向上及び組み立て性の向上が図れ
る。
【００１１】次に図２に示す第２の実施例について述べ
る。本実施例の場合、振動体Ａの圧電セラミックス１に
凹部１３を設け、端子台６の取り付け台６ａの下端に凸
部１４を設けてある。そして凸部１４を凹部１３に嵌合
することにより、振動体Ａを端子台６に対して位置決め
して取り付けてある。この場合も上記実施例と同様に共
振子３を精度よく位置決めして簡単に取り付けることが
できる。
る。本実施例の場合、振動体Ａの圧電セラミックス１に
凹部１３を設け、端子台６の取り付け台６ａの下端に凸
部１４を設けてある。そして凸部１４を凹部１３に嵌合
することにより、振動体Ａを端子台６に対して位置決め
して取り付けてある。この場合も上記実施例と同様に共
振子３を精度よく位置決めして簡単に取り付けることが
できる。
【００１２】次に図３に示す第３の実施例について述べ
る。本実施例の場合、振動体Ａに振動体Ａの中央で圧電
セラミックス１、振動板２及び共振子３に貫通するよう
に開口孔１５を穿孔してあり、端子台６の取り付け台６
ａの中央より棒状の突起部１６を突設してある。そして
突起部１６を開口孔１５に挿通して端子台６に振動体Ａ
を取り付けてある。この場合も、上記実施例と同様に共
振子３を精度よく位置決めして簡単に取り付けることが
できる。この実施例の場合、取り付け台６ａと突起部１
６との間の段部と圧電セラミックス１との間にシリコン
１１を介装してある。
る。本実施例の場合、振動体Ａに振動体Ａの中央で圧電
セラミックス１、振動板２及び共振子３に貫通するよう
に開口孔１５を穿孔してあり、端子台６の取り付け台６
ａの中央より棒状の突起部１６を突設してある。そして
突起部１６を開口孔１５に挿通して端子台６に振動体Ａ
を取り付けてある。この場合も、上記実施例と同様に共
振子３を精度よく位置決めして簡単に取り付けることが
できる。この実施例の場合、取り付け台６ａと突起部１
６との間の段部と圧電セラミックス１との間にシリコン
１１を介装してある。
【００１３】次に図４に示す第４の実施例について述べ
る。本実施例の場合、振動体Ａに振動体Ａの中央で圧電
セラミックス１、振動板２及び共振子３に貫通するよう
に開口孔１５を穿孔してある。＋側端子ピン８が端子台
６の中央に貫通するように一体に設けてあり、＋側端子
ピン８の下端から段部８ａを介して挿入ピン８ｂを突設
してある。そして挿入ピン８ｂを振動体Ａの開口孔１５
に挿通し、段部８ａを圧電セラミックス１に当接し、位
置決めして取り付けてある。シリコン１１は段部８ａの
外周に取り付けてある。この場合も、共振子３を精度よ
く位置決めして簡単に取り付けることができる。また＋
側端子ピン８を直接圧電セラミックス１に接続できて＋
側リード線１０をなくして部品点数を削減できる。
る。本実施例の場合、振動体Ａに振動体Ａの中央で圧電
セラミックス１、振動板２及び共振子３に貫通するよう
に開口孔１５を穿孔してある。＋側端子ピン８が端子台
６の中央に貫通するように一体に設けてあり、＋側端子
ピン８の下端から段部８ａを介して挿入ピン８ｂを突設
してある。そして挿入ピン８ｂを振動体Ａの開口孔１５
に挿通し、段部８ａを圧電セラミックス１に当接し、位
置決めして取り付けてある。シリコン１１は段部８ａの
外周に取り付けてある。この場合も、共振子３を精度よ
く位置決めして簡単に取り付けることができる。また＋
側端子ピン８を直接圧電セラミックス１に接続できて＋
側リード線１０をなくして部品点数を削減できる。
【００１４】次に図５に示す第５の実施例について述べ
る。本実施例の場合、＋側端子ピン８の挿入ピン８ｂの
外周に雄ねじを設けてあり、挿入ピン８ｂを振動体Ａの
開口孔１５に挿通すると共に段部８ａを圧電セラミック
ス１に当接した状態で挿入ピン８ｂにナット１７を螺合
してある。このようにナット１７を締め付けることによ
り、接合強度を完全なものとし、共振子３の位置精度を
安定したものとすると同時に組み立て作業性を良くして
いる。
る。本実施例の場合、＋側端子ピン８の挿入ピン８ｂの
外周に雄ねじを設けてあり、挿入ピン８ｂを振動体Ａの
開口孔１５に挿通すると共に段部８ａを圧電セラミック
ス１に当接した状態で挿入ピン８ｂにナット１７を螺合
してある。このようにナット１７を締め付けることによ
り、接合強度を完全なものとし、共振子３の位置精度を
安定したものとすると同時に組み立て作業性を良くして
いる。
【００１５】次に図６に示す第６の実施例について述べ
る。本実施例の場合、＋側端子ピン８を挿通し得る径の
開口孔１５を振動体Ａに上下に貫通するように穿孔して
あり、端子ピン８の外周に雄ねじを設けある。そして端
子ピン８を振動体Ａの開口孔１５に貫通させ、振動体Ａ
の上下で端子ピン８にナット１７を螺合してナット１７
にて振動体Ａを挟持してある。この場合も接合強度を完
全なものとし、共振子３の位置精度を安定したものとで
きる。またナット１７にて共振子３の取り付け位置を可
変なものとして、多様な指向性又は指向温度特性への対
応を可能とすることができる。
る。本実施例の場合、＋側端子ピン８を挿通し得る径の
開口孔１５を振動体Ａに上下に貫通するように穿孔して
あり、端子ピン８の外周に雄ねじを設けある。そして端
子ピン８を振動体Ａの開口孔１５に貫通させ、振動体Ａ
の上下で端子ピン８にナット１７を螺合してナット１７
にて振動体Ａを挟持してある。この場合も接合強度を完
全なものとし、共振子３の位置精度を安定したものとで
きる。またナット１７にて共振子３の取り付け位置を可
変なものとして、多様な指向性又は指向温度特性への対
応を可能とすることができる。
【００１６】次に図７に示す第７の実施例について述べ
る。本実施例の場合、図１の実施例と同様に圧電セラミ
ックス１の凸部１４と端子台６の取り付け台６ａの凹部
１３とを嵌合して振動体Ａを取り付けてある。この実施
例の場合、ケース４は成形が容易な弾性材料にて形成さ
れ、ケース４の端子台６と反対の開口の形状を任意形状
とすることにより、多様な指向性を持った超音波マイク
ロホンを造出している。図７（ｃ）は従来品の指向性で
あり、図７（ｄ）は本実施例の指向性を示す。
る。本実施例の場合、図１の実施例と同様に圧電セラミ
ックス１の凸部１４と端子台６の取り付け台６ａの凹部
１３とを嵌合して振動体Ａを取り付けてある。この実施
例の場合、ケース４は成形が容易な弾性材料にて形成さ
れ、ケース４の端子台６と反対の開口の形状を任意形状
とすることにより、多様な指向性を持った超音波マイク
ロホンを造出している。図７（ｃ）は従来品の指向性で
あり、図７（ｄ）は本実施例の指向性を示す。
【００１７】図８は図７の実施例の開口の形状を変えた
応用例を示すものである。図８（ｃ）は従来品の指向性
であり、図８（ｄ）は本実施例の指向性を示す。
応用例を示すものである。図８（ｃ）は従来品の指向性
であり、図８（ｄ）は本実施例の指向性を示す。
【００１８】
【発明の効果】本発明は叙述のように振動板や圧電セラ
ミックスや共振子よりなる振動体の中央部を端子台に位
置決めして支持しているので、マイクロホン組み立て時
に振動体を所定位置に精度よく取り付けることができ、
円筒状のケースと共振子との位置関係のばらつきを防
ぎ、指向性温度特性の安定化及び組み立て性の向上を図
ることができるものである。
ミックスや共振子よりなる振動体の中央部を端子台に位
置決めして支持しているので、マイクロホン組み立て時
に振動体を所定位置に精度よく取り付けることができ、
円筒状のケースと共振子との位置関係のばらつきを防
ぎ、指向性温度特性の安定化及び組み立て性の向上を図
ることができるものである。
【００１９】また本発明の請求項２乃至４のように凹部
と凸部とを嵌合して振動体を取り付けたものや、開口孔
に突起部を嵌合して振動体を取り付けたものや、端子ピ
ンの端部を開口孔に嵌合して振動体を取りけたものの場
合、筒状のケースと共振子を簡単にラジアル方向及びス
ラスト方向の一定位置に位置決めして組み立て精度を向
上できると共に組み立てを簡単にできるものである。
と凸部とを嵌合して振動体を取り付けたものや、開口孔
に突起部を嵌合して振動体を取り付けたものや、端子ピ
ンの端部を開口孔に嵌合して振動体を取りけたものの場
合、筒状のケースと共振子を簡単にラジアル方向及びス
ラスト方向の一定位置に位置決めして組み立て精度を向
上できると共に組み立てを簡単にできるものである。
【図１】本発明の第１の実施例を示し、（ａ）は断面
図、（ｂ）は要部拡大断面図である。
図、（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図２】同上の第２の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は要部拡大断面図である。
（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図３】同上の第３の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は要部拡大断面図である。
（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図４】同上の第４の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は要部拡大断面図である。
（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図５】同上の第５の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は要部拡大断面図である。
（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図６】同上の第６の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は要部拡大断面図である。
（ｂ）は要部拡大断面図である。
【図７】同上の第７の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）は底面図であり、（ｃ）は比較のための従来品の
指向性を示す説明図、（ｄ）は第７の実施例の指向性を
示す説明図である。
（ｂ）は底面図であり、（ｃ）は比較のための従来品の
指向性を示す説明図、（ｄ）は第７の実施例の指向性を
示す説明図である。
【図８】第７の実施例の応用例を示し、（ａ）は断面
図、（ｂ）は底面図であり、（ｃ）は比較のための従来
品の指向性を示す説明図、（ｄ）は本実施例の指向性を
示す説明図である。
図、（ｂ）は底面図であり、（ｃ）は比較のための従来
品の指向性を示す説明図、（ｄ）は本実施例の指向性を
示す説明図である。
【図９】従来例の断面図である。
Ａ 振動体 １ 圧電セラミックス ２ 振動板 ３ 共振子 ４ ケース ５ 防塵用ネット ６ 端子台 ７ −側端子ピン ８ ＋側端子ピン １３ 凹部 １４ 凸部
Claims (4)
- 【請求項１】 円盤状に形成された振動板と、この振動
板に貼り合わせられた圧電セラミックスと、前記振動板
の中央部に固着される円錐筒状の共振子と、前記圧電セ
ラミックスへの入出力端子を保持した端子台と、振動板
や圧電セラミックスや共振子や端子台の外周を囲むよう
に配置され、一端の開口面に端子台が挟持された円筒状
のケースとを具備した開放型超音波マイクロホンにおい
て、振動板や圧電セラミックスや共振子よりなる振動体
の中央部を端子台に位置決めして支持して成ることを特
徴とする開放型超音波マイクロホン。 - 【請求項２】 圧電セラミックス乃至端子台のうち一方
に凹部を設けると共に他方に凸部を設け、凹部と凸部と
を嵌合して振動体を端子台に支持して成ることを特徴と
する請求項１記載の開放型超音波マイクロホン。 - 【請求項３】 振動体の中央に貫通する開口孔を設ける
と共に端子台の突起部を開口孔に嵌合させて振動体を支
持して成ることを特徴とする請求項１記載の開放型超音
波マイクロホン。 - 【請求項４】 振動体の中央に貫通する開口孔を設ける
と共に端子台と一体成形した端子ピンの端部を開口孔に
嵌合して振動体を支持して成ることを特徴とする請求項
１記載の開放型超音波マイクロホン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP03294493A JP3273644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 開放型超音波マイクロホン |
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| JP03294493A JP3273644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 開放型超音波マイクロホン |
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|---|---|
| JPH06253395A true JPH06253395A (ja) | 1994-09-09 |
| JP3273644B2 JP3273644B2 (ja) | 2002-04-08 |
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ID=12373065
Family Applications (1)
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| JP03294493A Expired - Fee Related JP3273644B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 開放型超音波マイクロホン |
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| JP (1) | JP3273644B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013055551A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Nec Corp | 屈曲型送受波器 |
| CN104535086A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 汉得利（常州）电子股份有限公司 | 一种新型开放式传感器 |
| CN104568125A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-29 | 常州波速传感器有限公司 | 一种新型开放式超声波传感器 |
| CN111912511A (zh) * | 2020-07-27 | 2020-11-10 | 刘峙亚 | 一种海洋声波分析装置 |
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-
1993
- 1993-02-23 JP JP03294493A patent/JP3273644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013055551A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Nec Corp | 屈曲型送受波器 |
| CN104535086A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 汉得利（常州）电子股份有限公司 | 一种新型开放式传感器 |
| CN104568125A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-29 | 常州波速传感器有限公司 | 一种新型开放式超声波传感器 |
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| CN117664203B (zh) * | 2024-01-31 | 2024-04-26 | 成都楷模电子科技有限公司 | 一种高频率超声波传感器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3273644B2 (ja) | 2002-04-08 |
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