JPH062532Y2 - 植物の栽培装置 - Google Patents

植物の栽培装置

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JPH062532Y2
JPH062532Y2 JP2069389U JP2069389U JPH062532Y2 JP H062532 Y2 JPH062532 Y2 JP H062532Y2 JP 2069389 U JP2069389 U JP 2069389U JP 2069389 U JP2069389 U JP 2069389U JP H062532 Y2 JPH062532 Y2 JP H062532Y2
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JP
Japan
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plant
nutrient solution
water
liquid reservoir
support member
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JP2069389U
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幹也 藤井
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、植物を簡易に鉢植え栽培するための装置であ
って、家屋内で使用されるばかりでなく、バス、船等の
乗り物などの中でも、鉢植え栽培が楽しめる植物栽培装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、室内で植物を鉢植え栽培する場合、素焼きの植木
鉢を用いる方法やポットに蓄えた養液に植物の根を浸す
一方で、電動エアーポンプの力で養液にエアーを吹き込
み、養液の腐食を防止する方法があった。又、乗り物内
で花や観葉植物を楽しむ場合は、切り花にすることが多
く、鉢植えなどは水をあまり必要としない植物に限られ
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
屋内で育てられる植木鉢は、素焼きや陶器等が多く、植
栽土の乾燥を防ぐために定期的に適量の水を補給しなれ
ばならないといった煩わしさがあった。
又、ポットに蓄えた養液に植物の根を浸す所謂水耕栽培
では、根腐れ防止や養液レベルの過不足防止に細心の注
意を払う必要があり、管理に手間がかかるという問題が
あった。また、電動エアーポンプの運転に電力が消費さ
れるという不経済製や、そのメンテナンスを行う煩わし
さがあり、又電動エアーポンプの運転音が耳障りな騒音
になることがあるという問題があった。
又、水を入れた容器を用いる場合、誤って容器を倒し、
内部の液が零れたり、また、乗り物などの揺れによって
花瓶や容器内の水や養液が周囲に飛散するという問題が
あった。
本考案は、これらの問題に鑑みてなされたもので、見た
目に美しく、インテリア性が向上し、騒音もなく、更に
尾内だけでなく乗り物などの中でも花や観葉植物の栽培
が楽しめる植物の栽培装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するため、本考案の植物栽培装置は、
植物を支持するための支持部材と、水又は養液を溜める
液溜とが開孔棚を介して上下に仕切られ、上記支持部材
から開孔棚の開孔を通して液溜中に揚液材を垂下させる
と共に、液溜中の液体がゲル化されていることを特徴と
する。
〔作用〕
上記構成の植物の栽培装置によると、液溜に溜められた
ゲル状の水又は養液は毛細管現象により、揚液材に吸い
上げられている間に、周囲の空気中の酸素を取り込み、
その養液は支持部材中の植物の毛根から吸収される。
又、液溜の養液等はゲル状であるため、容器が倒れた
り、乗り物などで揺れの激しい所でも養液等が零れるこ
とはない。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例による植物の栽培装置の使用状
態を示す縦断面図である。
1は液溜であって、この容器はポリスチレン樹脂やアク
リル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を射出成形
やブロー成形によって得られたもので、特に透明性のあ
るものが好適に使用される。2は植物が倒れないように
根を支えるための支持部材であって、ロックウールや礫
や植栽土である。
3は揚液材で、これは液溜1に溜められた水又は養液の
水性ゲルから水分等を毛細管現象などにより吸い上げる
機能を有しているものである。このような揚液材3とし
は織布や不織布などの布、綿、パルプあるいはポリエス
テル繊維などの合成樹脂類あるいは天然繊維類の収束帯
であって、水を吸い上げる機能を有する素材を用いるこ
とが有益である。揚液材3は植物支持部材2の下方から
植物支持部材2の容器12の底壁である開孔棚4に設け
られた開孔14を通って垂下されている。その端は液溜
1内にゲル状の養液内に浸されてある。
第2図は、植物支持部材2をいれるための容器12の縦
断面図であって、該容器12はポリ塩化ビニル樹脂やポ
リエチレン樹脂のよな熱可塑性樹脂の成形品あるいはそ
れらの樹脂の発泡成形品などで作られ、透明であっても
半透明、不透明であってもよいが、インテリア性の向上
のためにはアクリル樹脂の不透明品などが美麗で好まし
い。
第3図は第2図の容器12の平面図である。この植物支
持用の容器12は前記液溜1と筒部7で積み重ね嵌合さ
れるように形成されてある。容器12の下底には開孔棚
4が設けられており、該開孔棚4には格子状の多数の開
孔14が穿設してある。特に該棚4の略中央には揚液材
3を通すための少し大きめの孔が開設されている。又、
容器12には、その側壁に沿って縦方向に通気路20が
設けられており、この通気路20から下方にある液溜1
に空気が流れ込むようになっている。
次に液溜1の水又は養液には、その中に吸水率100〜
1000倍の高吸水性樹脂が投入されてゲル状を呈して
いる。高吸収性樹脂には種々のものが市販されている
が、例えば花王株式会社製の商品名「ターファイン」、
クラレ株式会社製の商品名「KIゲル」、住友化学工業
株式会社製の商品名「イゲタゲルP」:荒川化学株式会
社製の商品名「アラソープ」等が使用可能である。
又、養液としては、所謂水耕栽培用の水溶液であって、
硝酸性窒素、水溶性リン酸、水溶性カリ、水溶性苦土、
水溶性硼素、アンモニア性窒素等が含まれている水溶液
が好適に使用される。この養液をゲル化するためには、
養液200gに対して上記高吸水性樹脂を3g程度添加
し、ガラス棒等で掻き混ぜれば約3分後にはゲル状の物
質ができる。更に、該ゲル状物質に染料や蓄光顔料等の
着色材を入れ、植物の成長と共に根からの水分の吸収に
より、水の減少度合が一目でわかるようにすることも望
ましい。又、着色することにより、カラフルで今までに
ない鉢植えの楽しみができるというメリットを有する。
支持部材2は前記したロックウールや礫や種々の栽植土
が使用できるが、これらは、その植物の性質に合わせて
使い分ける必要がある。ゲル状の養液11中から揚液材
3によって吸い上げられた養液は、開孔棚まで上昇し、
植物の根の下部まで到達する。第1図の場合は、揚液材
3を開孔棚4の上にのぞかせ、その上から揚液材と同質
の拡液部13を重ねているもので、拡液部13は少なく
とも格子状の開孔部分を覆う広さを有し、植栽土等の植
物支持部材2が液溜1に落下するのを防止すると共に、
揚液材3によって吸い上げられた水分を底壁全面に拡げ
植物支持部材に均一に吸収させる役目を有している。
又、根が勢い良く伸びる植物に対しては、拡液部13の
上に更に遮根材(不図示)を設ける必要がある。これ
は、活発に伸びる根によって、拡液部13や開孔棚4に
根がからまり、場合によってはそれらを破壊することも
あるので、そのようなときは素焼板や通水性のあるセラ
ミックや微細孔を有するネット板などを容器12の底に
敷くことが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案の植物の栽培装置は、水や養液が揚液材の吸い上
げ作用により流動ガ促進される上、その吸い上げ中に酸
素の取り込み作用が行われるために腐りにくく、ポンプ
等を使用しないので騒音を生じることもなく、電力消費
等の不経済性もない。又、水または養液がゲル状である
ので、容器が倒れたりしても、液が零れ出たりすること
がないものである。従って、水耕栽培等に適した植物を
本考案の装置を用いて栽培すれば、従来考えられなかっ
た乗用車やバス、船など振動や揺れの大きい乗り物にも
積んで持ち運びができるばかりでなく、長期間積んだま
まで植物を楽しむことができる等の効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例による植物栽培装置の使用状態
を示す縦断面図、第2図は植物支持部材を入れるための
容器の断面図、第3図は第2図の容器の平面図である。 1…液溜、 2…支持部材、 3…揚液材、 4…開孔棚、 14…開孔、 6…植物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物を支持するための支持部材と、水又は
    養液を溜める液溜とが開孔棚を介して上下に仕切られ、
    上記支持部材から開孔棚の開孔を通して液溜中に揚液材
    を垂下させると共に、液溜中の液体がゲル化されている
    ことを特徴とする植物の栽培装置。
JP2069389U 1989-02-23 1989-02-23 植物の栽培装置 Expired - Lifetime JPH062532Y2 (ja)

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JP2069389U JPH062532Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 植物の栽培装置

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JP2069389U JPH062532Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 植物の栽培装置

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Publication Number Publication Date
JPH02111245U JPH02111245U (ja) 1990-09-05
JPH062532Y2 true JPH062532Y2 (ja) 1994-01-26

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JP2014057554A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Green Box Co Ltd 植物栽培用器具

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JPH02111245U (ja) 1990-09-05

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