JPH06253048A - ファクシミリの接続制御システム - Google Patents

ファクシミリの接続制御システム

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JPH06253048A
JPH06253048A JP5033150A JP3315093A JPH06253048A JP H06253048 A JPH06253048 A JP H06253048A JP 5033150 A JP5033150 A JP 5033150A JP 3315093 A JP3315093 A JP 3315093A JP H06253048 A JPH06253048 A JP H06253048A
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JP
Japan
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line
impedance
transformer
control system
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JP5033150A
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Shinji Okada
真二 岡田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 様々な回線特性の地域で利用されるファクシ
ミリの小型化とコストダウンを図る。 【構成】 留守番機能付き電話機と同一の回線にファク
シミリを接続するために、ファクシミリ接続用トランス
11の回線側で、リンギング検出部15を並列に接続す
るファクシミリの接続制御システムにおいて、オンフッ
ク状態時に、回線のオンフックインピーダンスに対応す
る所定のインピーダンスを、トランスに直列に接続する
オンフックインピーダンス付与部12と、発呼時におい
て、回線からのダイヤルトーンを、入力先のモデムの周
波数特性に合わせて補正する第1の受信フィルタ16と
を設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守番電話機能付きの
電話機と同一の回線に接続されるファクシミリの接続制
御技術に係わり、特に、様々に異なる回線特性の地域
で、同一のファクシミリを効率良く使用するのに好適な
ファクシミリの接続制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】留守番電話機能を利用する電話機にファ
クシミリを接続するためには、ファクシミリ用の回線接
続用のトランスと、リンギング検出部とが並列に接続さ
れていなければならない。このような接続構成で、その
ファクシミリを、例えば、オランダのように、オンフッ
クインピーダンスが高い(50kΩ以上)国において使
用する場合には、トランスのインピーダンスをハイイン
ピーダンスにしなくてはならない。そして、リンギング
を検出した後には、ファクシミリ信号の通信を行なうた
めに、トランスのインピーダンスを通常のインピーダン
ス(例えば、600Ω)に切り換える工夫が必要であ
る。
【0003】そのために、従来は、リンギング検出部の
正常な発呼検出動作を保証するためのハイインピーダン
スのトランス(例えば、55Ωk)と、通常のファクシ
ミリ通信用のトランス(例えば、600Ω)をそれぞれ
設け、これらのトランスを切り換えて使用することによ
り、50kΩ以上のオンフックインピーダンスを満足し
ていた。しかし、このように、トランスを二つ使うこと
により、回路基板の面積が大きくなり、また、コストも
高くなってしまう。
【0004】尚、ファクシミリの回線との接続に用いる
トランスのハイインピーダンスとローインピーダンスの
切り換え技術に関しては、例えば、特開平3−2071
55号公報に記載のものがある。しかし、この技術は、
例えば、50kΩ以上の高いオンフックインピーダンス
の回線で、留守番電話機能を利用する電話機に接続した
ファクシミリのリンギングの検出動作を正常化するため
のものではない。
【0005】一方、ファクシミリには、回線で伝送され
るアナログ信号と、ファクシミリで処理されるディジタ
ル信号とを変換するモデムが設けられているが、このモ
デムの周波数特性は、一般に、後述の実施例の図3で示
すように、300Hz以下の信号の減衰量が大きく、こ
のようなモデムを介しての300Hz以下の信号の検出
が容易でない。例えば、前述のオランダ等の国において
は、発信時のオフフック状態でのダイヤルトーンは30
0Hz以下であり、このような地域では、300Hz以
下の信号の減衰量が大きいモデムを使用した場合には、
ダイヤルトーンを正常に検出することができず、ファク
シミリの自動発信制御を開始することができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、ダイヤルトーンの周波数が異な
る地域毎に、異なる周波数特性のモデムを使用しなけれ
ばならない点と、回線のオンフックインピーダンスの高
い地域、または、ファクシミリに接続した電話機が留守
番電話機能で、留守番電話に着心呼のファクシミリの受
信をする場合には、ファクシミリ通信用の通常のインピ
ーダンスのトランス以外に、高いインピーダンスのトラ
ンスを使用しなければならない点である。本発明の目的
は、これら従来技術の課題を解決し、様々な回線特性の
地域での利用ができるファクシミリの小型化とコストダ
ウンを可能とするファクシミリの接続制御システムを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリの接続制御システムは、
(1)ファクシミリを回線に接続するトランスの回線側
に、このトランスと並列に、発呼局からのリング音を検
出するリンギング検出部を具備して、ファクシミリを、
留守番電話機能を有する電話機と同一の回線に接続する
ファクシミリの接続制御システムにおいて、オンフック
状態時に、回線のオンフックインピーダンスに対応して
予め設定された値のインピーダンスを、トランスの回線
側に直列に接続するオンフックインピーダンス付与部を
設けることを特徴とする。また、(2)発呼時における
回線からのダイヤルトーンを、このダイヤルトーンの入
力先のモデムの所定の周波数特性に合わせて補正する第
1の受信フィルタと、相手局との接続完了後に、この第
1の受信フィルタの代わりに、回線とモデムを接続する
第2の受信フィルタとを設けることを特徴とする。ま
た、(3)上記(2)に記載の第1の受信フィルタと第
2の受信フィルタとを、上記(1)に記載のファクシミ
リの接続制御システムに設けることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、回線との接続に用いるトラ
ンスの回線側のインピーダンスを、オンフック状態時と
オフフック状態時とで異なる値に切り換えることができ
る。このことにより、例えば、600Ωのインピーダン
スで回線動作するファクシミリと留守番機能付き電話機
を、50kΩ以上の高いインピーダンスの国の回線に接
続しても、リンギング検出部による呼び出し音(リング
音)の検出を正常に行うことができる。特に、外付け回
路等で構成した高インピーダンスを、トランスの回線側
に直列に接続するか否かにより、トランスのインピーダ
ンス値の切り換えを行うことにより、オンフックインピ
ーダンス付与部を小規模な構成にすることができる。
【0009】また、発呼時には、例えば、100〜30
0Hz辺りの増幅率が高い周波数特性を有する第1の受
信フィルタにより、回線からの、例えば、150Hzの
ダイヤルトーンを増幅して、モデムに入力し、そして、
相手局との接続が完了した時点で、第1の受信フィルタ
から、例えば、300Hz〜3400Hzの周波数帯域
の第2の受信フィルタに、モデムとの接続を切り換え
る。このことにより、例えば、300Hz以下の信号に
対する減衰量が大きいモデムを具備したファクシミリ
を、150Hz程度のダイヤルトーンを発生する回線に
接続することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明のファクシミリの接続制御シ
ステムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック
図であり、図2は、このファクシミリの接続制御システ
ムを設けたファクシミリの構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。図2において、1は、公衆または専用の回
線、2は、本発明に係わり、回線1との接続制御を行な
う通信制御部(図中、NCUと記載)、3は、送受信す
る信号の変調と復調を行ない、送信時には、ディジタル
信号をアナログ信号に変換し、受信時には、回線1から
のアナログ信号をディジタル信号に変換するモデム、4
は、利用者の操作に基づき、相手先の番号の入力やファ
クシミリ通信の指示入力を行なう操作部、5は、受信し
た画像情報などを印字出力する印字部、6は、ファクシ
ミリ全体の動作制御を行なうシステム制御部、7は、受
信した画像情報などを記憶するメモリ、8は、送信する
原稿からの画像情報の読み取りを行なうスキャナ部であ
る。
【0011】本実施例のファクシミリは、通常、オフフ
ックインピーダンスが600Ωで、ダイヤルトーンの周
波数が300〜500Hzの回線に接続されて、ファク
シミリ通信を行なうものであるが、本実施例では、通信
制御部2に、本発明のファクシミリの接続制御システム
を設けており、回線1の特性、例えば、発呼時のダイヤ
ルトーンの周波数(300Hz以下、または、300H
z以上)や、オンフックインピーダンスの違いに係わら
ず、正常なファクシミリ通信動作を行なうことができ
る。以下、図1を用いて、本発明に係わるファクシミリ
の接続制御システムの動作説明を行う。
【0012】図1において、9は、回線1の電流を検出
する電流センサ、10は、回線1とのファクシミリと電
話機との切り換えを行うリレー、11は、回線1とファ
クシミリを絶縁するトランス、12は、トランス11の
回線1側に直列に接続された55kΩのインピーダンス
を有する高インピーダンス回路、13、14は、トラン
ス11と高インピーダンス回路12との接続を切り換え
るスイッチ、15は、呼び出し信号を検出し、システム
制御部6に通知するリンギング検出部、16は、100
Hz〜1100Hzの周波数帯域を有する第1の受信フ
ィルタ、17は、300Hz〜3400Hzの周波数帯
域を有する第2の受信フィルタ、18は、300Hz〜
3400Hzの周波数帯域を有する送信フィルタ、19
は、モデム3への接続を、第1の受信フィルタ16、も
しくは、第2の受信フィルタ17の、いずれか一方に切
り換えるスイッチ、20は、ファクシミリに内蔵、もし
くは、外付けされた留守番機能付きの電話機である。
【0013】このように、本実施例のファクシミリの接
続制御システムでは、ファクシミリを留守番電話機能付
き電話機20に接続するために、リング検出部15が、
トランス11と並列に接続されている。また、高インピ
ーダンス回路12とスイッチ13により、本発明のオン
フックインピーダンス付与部が構成されている。尚、回
線1の国は、オンフックインピーダンスの規格が50k
Ω以上と高く、また、オンフック時のダイヤルトーンの
周波数が200Hz以下と低い特性を有する。以下、こ
のような構成の本実施例のファクシミリの接続制御シス
テムの動作説明を行う。
【0014】初期状態においては、スイッチ10、1
3、14、19は、それぞれ、図中に示す接続状態であ
る。すなわち、スイッチ10により、回線1は、リンギ
ング検出部15および留守番電話機能付き電話機20側
に接続されており、また、スイッチ13、14により、
リンギング検出部14が、トランス11および高インピ
ーダンス回路12に、並列に接続されている。そして、
スイッチ19により、モデム3には、第1の受信フィル
タ16が選択的に接続されている。
【0015】このように、55kΩのインピーダンスを
有する高インピーダンス回路12を、トランス11に直
列に接続しておくことにより、オンフックインピーダン
スが満足され、リンギング検出部15は、回線1からの
リング音(呼出し音)を、正常に検出することができ
る。また、高インピーダンス回路12を外付け回路で構
成することができるので、従来のトランスを2個使用す
る構成に比べて、省スペース化と低コスト化が図れる。
【0016】このような初期状態において、リンギング
検出部15は、回線1からのリング音を検出すると、そ
の検出結果を、システム制御部6に通知する。この通知
を受け取ったシステム制御部6は、ファクシミリの設定
が自動切り換えではなく電話対応の状態であれば、リレ
ー10や各スイッチ13、14、19の切り換え制御を
行わず、内蔵、もしくは、外付けの留守番電話機能付き
電話機20が鳴動するが、自動切り換えの設定であれ
ば、留守番電話が応答し、1100Hzの信号の受信を
確認した後に、リレー10や各スイッチ13、14、1
9の切り換え制御を行う。
【0017】すなわち、リレー10を動作させ、回線1
の接続先を、図中に示す「TEL」から「FAX」側の
端子に切り換え、また、スイッチ13、14を動作させ
て、回線1に接続されたリレー10の端子「FAX」
に、トランス11を接続する。このスイッチ13の切り
換えにより、トランス11から高インピーダンス回路1
2が切り離された状態となり、トランス11固有のイン
ピーダンス(600Ω)となる。また、スイッチ19の
切り換え動作により、モデム3との接続が、周波数帯域
100〜1100Hzの第1の受信フィルタ16から、
通常のファクシミリ通信に用いる周波数帯域300〜3
400Hzの第2の受信フィルタ17に切り換えられ
る。このように切り換えられた接続状態により、ファク
シミリは、通常の受信動作を行うことができる。
【0018】また、上述の初期状態において、留守番電
話機能付き電話機20がオフフックされると、回線1か
らのダイヤルトーンが、トランス11、および、第1の
受信フィルタ16を介して、モデム3に入力される。本
実施例においては、回線1のダイヤルトーンの周波数は
150Hzであり、300Hz以下の信号に対する減衰
量が大きいモデム3は、通常の状態では、この150H
zのダイヤルトーンを受信することができない。しか
し、周波数帯域100〜1100Hzの第1の受信フィ
ルタ16を介することにより、150Hzのダイヤルト
ーンが十分に増幅されてモデム3に入力される。このこ
とにより、システム制御部6は、モデム3に入力される
回線1からのダイヤルトーンを、正常に検出することが
できる。
【0019】このように、モデム3に回線1からのダイ
ヤルトーンが入力されたことを検出すると、システム制
御部6は、リレー10や各スイッチ13、14、19の
切り換え制御を行う。すなわち、リレー10を動作さ
せ、回線1の接続先を、「TEL」から「FAX」側の
端子に切り換え、また、スイッチ13、14を動作させ
て、回線1に接続されたリレー10の端子「FAX」
に、トランス11を接続する。このスイッチ13の切り
換えにより、トランス11から高インピーダンス回路1
2が切り離された状態となり、トランス11固有のイン
ピーダンス(600Ω)となる。また、スイッチ19の
切り換え動作により、モデム3との接続が、周波数帯域
100〜1100Hzの第1の受信フィルタ16から、
通常のファクシミリ通信に用いる周波数帯域300〜3
400Hzの第2の受信フィルタ17に切り換えられ
る。このように切り換えられた接続状態により、ファク
シミリは、通常の送信動作を行うことができる。
【0020】図3は、図1における第1の受信フィルタ
とモデムの各周波数特性の一実施例を示すグラフであ
る。図3(a)は、図1におけるモデム3の周波数特性
を示しており、300Hz以下の信号に対する減衰量が
大きいため、図1におけるモデム3は、通常は、図1に
おける回線1からの150Hzのダイヤルトーンを、受
信することができない。図3(b)は、図1における第
1の受信フィルタ16の周波数特性を示しており、10
0〜1100Hzの周波数帯域で、特に、100Hz辺
りでの増幅率が大きい特性を有する。このような特性を
有する第1の受信フィルタを介して、回線からのダイヤ
ルトーンを、図3(a)に示す周波数特性のモデムに入
力することにより、このモデムでも、例えば、150H
zのダイヤルトーンを受信することができる。以下、図
4〜図6を用いて、図1に示したファクシミリの接続制
御システムの動作説明を行う。
【0021】図4は、図1におけるファクシミリの接続
制御システムの本発明に係わる動作の第1の実施例を示
すフローチャートである。本第1の実施例は、送信時に
おける図1のシステム制御部6の制御に基づく動作を示
すものであり、オペレータ(操作者)が、原稿を自動発
呼で送信すると(ステップ401)、図1のシステム制
御部6は、図1の回線1からのダイヤルトーンの有無を
確認する(ステップ402)。ここで、ダイヤルトーン
を検出できなければ、待機状態となるが(ステップ40
3)、図1の第1の受信フィルタ16を介して図1のモ
デム3へ入力されたダイヤルトーンを検出すると、図1
のシステム制御部6は、相手局の番号への発呼を行う
(ステップ404)。相手局が話中で、ビジートーンを
検出すれば(ステップ405)、待機状態となるが(ス
テップ403)、ビジートーンが無ければ、図1におけ
るリレー10、スイッチ13、14、19の接続先を切
り換え(ステップ406)、相手局からのCED信号
(被呼局識別)などの受信に基づく送信動作を開始する
(ステップ407)。
【0022】図5は、図1におけるファクシミリの接続
制御システムの本発明に係わる動作の第2の実施例を示
すフローチャートである。本第2の実施例は、受信時に
おける図1のシステム制御部6の制御に基づく動作を示
すものであり、送信元からの呼び出し信号を、図1のリ
ンギング検出部15が検出すると(ステップ501)、
ファクシミリの設定が電話の場合には(ステップ50
2)、図1における留守番電話機能付き電話機20を鳴
動させるが(ステップ503)、ファクシミリの設定が
自動切り換えの場合には、所定の時間、相手局からの発
呼トーン(CNG信号)の検出動作を行う(ステップ5
04、505)。所定の時間を超えた場合には、待機状
態となるが(ステップ506)、所定時間内に発呼トー
ンを受信すれば、図1におけるリレー10、スイッチ1
3、14、19の接続先を切り換え(ステップ50
7)、相手局に自局の識別情報(CED信号/被呼局識
別)送出するなどして、受信動作を開始する(ステップ
508)。
【0023】図6は、図1におけるファクシミリの接続
制御システムの本発明に係わる動作の第3の実施例を示
すフローチャートである。本第3の実施例は、受信時に
おける図1のシステム制御部6の制御に基づく動作を示
すものであり、特に、設定がファクシミリの場合におけ
る動作を示すものである。送信元からの呼び出し信号
を、図1のリンギング検出部15が検出すると(ステッ
プ601)、図1におけるリレー10、スイッチ13、
14、19の接続先を切り換え(ステップ602)、相
手局に自局の識別情報(CED信号)を送出した後(ス
テップ603)、受信動作を開始する(ステップ60
4)。
【0024】以上、図1〜図6を用いて説明したよう
に、本実施例のファクシミリの接続制御システムでは、
600オームのインピーダンスのトランスに、外付け回
路の高インピーダンス(55kΩ)を直列に設けること
で、50kΩ以上の高いオフフックインピーダンスの回
線とのマッチングを満足させている。このことにより、
トランスを増やす必要が無く、基板の面積を小さし、フ
ァクシミリの小型化とコストダウンができる。また、第
1の受信フィルタを設けて、300Hz以下の信号を補
正しているので、オンフック時でのダイヤルトーンの周
波数が低い地域においても、300Hz以下の信号に対
する減衰量が大きなモデムを用いても、正常なダイヤル
トーンの検出を行うことができる。尚、本発明は、図1
〜図6を用いて説明した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、回線のオンフックイン
ピーダンスの規格が高い地域でも、その規格を満たし、
留守番電話が応答したときのファクシミリの受信とファ
クシミリ通信を、一つのトランスで容易にでき、かつ、
特定の周波数特性を持つ一のモデムにより、容易に、広
い周波数範囲でのダイヤルトーンの検出ができ、様々な
回線特性の地域で利用されるファクシミリの小型化とコ
ストダウンが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリの接続制御システムの本
発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明のファクシミリの接続制御システムを設
けたファクシミリの構成の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1における第1の受信フィルタとモデムの各
周波数特性の一実施例を示すグラフである。
【図4】図1におけるファクシミリの接続制御システム
の本発明に係わる動作の第1の実施例を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1におけるファクシミリの接続制御システム
の本発明に係わる動作の第2の実施例を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1におけるファクシミリの接続制御システム
の本発明に係わる動作の第3の実施例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 回線 2 通信制御部 3 モデム 4 操作部 5 印字部 6 システム制御部 7 メモリ 8 スキャナ部 9 電流センサ 10 リレー 11 トランス 12 高インピーダンス回路 13、14 スイッチ 15 リンギング検出部 16 第1の受信フィルタ 17 第2の受信フィルタ 18 送信フィルタ 19 スイッチ 20 留守番電話機能付き電話機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリを回線に接続するトランス
    の回線側に、該トランスと並列に、発呼局からのリング
    音を検出するリンギング検出手段を具備して、上記ファ
    クシミリを、留守番電話機能を有する電話機と同一の回
    線に接続するファクシミリの接続制御システムにおい
    て、オンフック状態時に、上記回線のオンフックインピ
    ーダンスに対応して予め設定された値のインピーダンス
    を、上記トランスの回線側に直列に接続するオンフック
    インピーダンス付与手段を設けることを特徴とするファ
    クシミリの接続制御システム。
  2. 【請求項2】 発呼時における回線からのダイヤルトー
    ンを、該ダイヤルトーンの入力先のモデムの所定の周波
    数特性に合わせて補正する第1の受信フィルタと、相手
    局との接続完了後に、上記第1の受信フィルタの代わり
    に、上記回線とモデムを接続する第2の受信フィルタと
    を設けることを特徴とするファクシミリの接続制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の第1の受信フィルタと
    第2の受信フィルタを設けることを特徴とする請求項1
    に記載のファクシミリの接続制御システム。
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