JPH06251681A - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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Publication number
JPH06251681A
JPH06251681A JP3908093A JP3908093A JPH06251681A JP H06251681 A JPH06251681 A JP H06251681A JP 3908093 A JP3908093 A JP 3908093A JP 3908093 A JP3908093 A JP 3908093A JP H06251681 A JPH06251681 A JP H06251681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
yoke
coil
sliding member
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3908093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Tanaka
孝信 田中
Hirofumi Ishiguro
宏文 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3908093A priority Critical patent/JPH06251681A/ja
Publication of JPH06251681A publication Critical patent/JPH06251681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランジャを移動させる感度電流が安定し易
い電磁石装置の提供。 【構成】 貫通孔3 を有するコイル枠2 に略筒状に巻装
されたコイル1 と、コイル1 の両端部に対向する対向片
7,8 を有して磁気回路の一部を形成するヨーク6と、コ
イル枠2 の貫通孔3 に移動自在でかつ一方向にばね付勢
された状態で支持され無励磁のときはこのばね付勢力に
より一端部11a がヨーク6 の一対向片7 に当接し励磁し
たときにはこのばね付勢力に打ち勝って一端部が一対向
片から離反するプランジャ11とを備えた電磁石装置にお
いて、プランジャが移動するときに転動し得るものであ
りかつプランジャの一端部がヨークの一対向片に当接す
る際に両者の間に介在する非磁性材料製の摺動部材13を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏電遮断器等の引き外
し装置等に使用される電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁石装置として、図3
に示すものが存在する。このものは、貫通孔3 を有する
コイル枠2 に略筒状に巻装されたコイル1 と、コイル1
の両端部に対向する対向片7,8 を有して磁気回路の一部
を形成するヨーク6 と、コイル枠2 の貫通孔3 に移動自
在でかつ一方向にばね付勢された状態で支持され無励磁
のときはこのばね付勢力により一端部11a がヨーク6 の
一対向片7 に当接し励磁したときにはこのばね付勢力に
打ち勝って一端部11a がヨーク6 の一対向片7 から離反
するプランジャ11と、を有している。
【0003】この電磁石装置のコイル1 に流れる電流が
所定の閾値を超えると、ヨーク6 とプランジャ11間に吸
引力が発生し、プランジャ11が矢印A方向に移動する。
この状態で、コイル1 へ流れる電流が所定の閾値を超え
なくなると、プランジャ11がばね付勢されてB方向に移
動しプランジャ11の一端部11a がヨーク6 の一対向片7
に当接して抜け止めがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した電磁石装置に
よれば、プランジャの一端部をヨークの一対向片に当接
させてコイル枠内からプランジャが抜けるのを防止して
いるので、コイルに電流が流れると、プランジャの一端
部とヨークの一対向片との間に吸引力が働く。一般に、
プランジャの一端部がヨークの一対向片に当接した場合
と、コイルに流れる電流が所定の閾値を超えてプランジ
ャが移動した後にプランジャの一端部がヨークの一対向
片に当接した場合とでは、プランジャの一端部とヨーク
の一対向片との当接位置が異なる。このため、プランジ
ャの一端部とヨークの一対向片間の吸引力が異なり、こ
れによってプランジャが移動する感度電流(所定の閾
値)が安定しないという問題があった。
【0005】本発明は、かかる事由に鑑みて成したもの
で、その目的とするところは、プランジャの一端部とヨ
ークの一対向片間の吸引力をほぼ同一とし、これによっ
てプランジャを移動させる感度電流が安定し易い電磁石
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の電磁石装置は、貫通孔を有するコ
イル枠に略筒状に巻装されたコイルと、コイルの両端部
に対向する対向片を有して磁気回路の一部を形成するヨ
ークと、コイル枠の貫通孔に移動自在でかつ一方向にば
ね付勢された状態で支持され無励磁のときはこのばね付
勢力により一端部がヨークの一対向片に当接し励磁した
ときにはこのばね付勢力に打ち勝って一端部がヨークの
一対向片から離反するプランジャと、を備えた電磁石装
置において、プランジャが移動するときに転動し得るも
のでありかつプランジャの一端部がヨークの一対向片に
当接する際に両者の間に介在する非磁性材料製の摺動部
材を設けた構成としてある。
【0007】請求項2記載の電磁石装置は、請求港1の
ものの摺動部材は、球体状に形成された構成としてあ
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成によれば、コイルに流れる
電流が所定の閾値を超えるてプランジャが移動するとそ
れに伴って摺動部材が転動し、電流による吸引力よりも
ばね力が強くなるとそれに伴って摺動部材を転動させつ
つプランジャが移動し、プランジャの一端部が摺動部材
に当接した状態で停止する。
【0009】請求項2記載の構成によれば、請求項1の
作用に加え、摺動部材が自在に転動する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1及び図2に
基づいて説明する。なお、従来例と基本的機能が同様な
部材には同じ符号を付している。
【0011】1 はコイルで、貫通孔3 を有するコイル枠
2 に略筒状に巻装されている。コイル枠3 は、プラスチ
ック等の絶縁材料にて角柱状に形成され図2に示すよう
に、一方側にコイル1 を巻装した巻装部4 を、他方側に
漏電状態を表示する表示釦 (図示せず) を突出させる表
示部5 をそれぞれ有している。巻装部4 は、両端に鍔部
4aを有しており、この鍔部4aに後述するヨークが嵌合し
た状態で保持される。
【0012】6 はヨークで、鉄等の磁性体からなり、コ
イル1 の両端部に対向する対向片7,8 とこの対向片7,8
とを連結して連結片9 にて略コ字状に形成されている。
このヨーク6 は後述するプランジャとで磁気回路を形成
し、鍔部4aに嵌合状態で保持される。一方の対向片7(一
対向片) は、貫通孔3 に重合し貫通孔3 よりも長手方向
が短い通孔10を有し、この通孔10にプランジャを進退自
在に保持する。
【0013】11はプランジャで、鉄等の磁性材料からな
り、コイル枠2 の貫通孔3 に移動自在でかつ一方向にば
ね付勢された状態で支持され無励磁のときはばね12によ
り一端部11a がヨーク6 の一対向片7 に当接し励磁した
ときにはばね12に打ち勝って一端部11a がヨーク6 の一
対向片7 から離反する。ばね12は、その一端をプランジ
ャ11のばね保持突起11b に、他端をヨーク6 の一対向片
7 にそれぞれ当接させ、この間で伸縮自在に保持され
る。
【0014】13は摺動部材で、プラスチック等の非磁性
材料から球体状に形成され、プランジャ11が移動すると
きに転動しかつプランジャ11の一端部11a がヨーク6 の
一対向片7 に当接する際に両者の間に介在している。こ
の摺動部材13は、コイル枠2の貫通孔3 及びヨーク6 の
通孔10内に挿入され、ヨーク6 の一対向片7 にて貫通孔
3 内から飛び出すのを防止している。
【0015】この電磁石装置のコイル1 に流れる電流が
所定の閾値 (感度電流) を超えると、ヨーク6 とプラン
ジャ11との間に吸引力が発生し、プランジャ11が矢印A
方向に移動する。この状態で、コイル1 へ流れる電流が
所定の閾値を超えなくなると、プランジャ11がばね付勢
されてB方向に移動しプランジャ11の一端部11a が摺動
部材13に当接した状態で抜け止めを行っている。
【0016】なお、本実施例によれば、摺動部材は球体
状に形成されているが、円柱状等のようにプランジャが
移動するときに転動し得るものであればよい。また、プ
ランジャを一方向にばね付勢するばねは、コイルばねと
は限らず、プランジャを一方向にばね付勢するものであ
れば板ばね等を使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の電磁石装置によれば、コ
イルに流れる電流が所定の閾値を超えるてプランジャが
移動するとそれに伴って摺動部材が転動し、電流による
吸引力よりもばね力が強くなるとそれに伴って摺動部材
を転動させつつプランジャが移動し、プランジャの一端
部が摺動部材に当接した状態で停止し、これによってプ
ランジャの一端部とヨークの一対向片間の吸引力をほぼ
同一とし、プランジャを移動させる感度電流が安定し易
いという効果を奏する。
【0018】請求項2記載の電磁石装置によれば、摺動
部材が自在に転動するので、請求項1記載の効果に加
え、プランジャの摺動を滑らかにし易いという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面断面図である。
【図2】図1のものの分解斜視図である。
【図3】従来例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 コイル枠 3 貫通孔 6 ヨーク 7 一方の対向片( 一対向片) 11 プランジャ 11a 一端部 12 ばね 13 摺動部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有するコイル枠に略筒状に巻装
    されたコイルと、コイルの両端部に対向する対向片を有
    して磁気回路の一部を形成するヨークと、コイル枠の貫
    通孔に移動自在でかつ一方向にばね付勢された状態で支
    持され無励磁のときはこのばね付勢力により一端部がヨ
    ークの一対向片に当接し励磁したときにはこのばね付勢
    力に打ち勝って一端部がヨークの一対向片から離反する
    プランジャと、を備えた電磁石装置において、プランジ
    ャが移動するときに転動し得るものでありかつプランジ
    ャの一端部がヨークの一対向片に当接する際に両者の間
    に介在する非磁性材料製の摺動部材を設けたことを特徴
    とする電磁石装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材は、球体状に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁石装置。
JP3908093A 1993-02-26 1993-02-26 電磁石装置 Pending JPH06251681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3908093A JPH06251681A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電磁石装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3908093A JPH06251681A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電磁石装置

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Publication Number Publication Date
JPH06251681A true JPH06251681A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12543129

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3908093A Pending JPH06251681A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電磁石装置

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JP (1) JPH06251681A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001256877A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Kawamura Electric Inc 漏電遮断器の漏電引き外し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001256877A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Kawamura Electric Inc 漏電遮断器の漏電引き外し装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108