JP2701482B2 - ソレノイド装置 - Google Patents

ソレノイド装置

Info

Publication number
JP2701482B2
JP2701482B2 JP27558789A JP27558789A JP2701482B2 JP 2701482 B2 JP2701482 B2 JP 2701482B2 JP 27558789 A JP27558789 A JP 27558789A JP 27558789 A JP27558789 A JP 27558789A JP 2701482 B2 JP2701482 B2 JP 2701482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
coil
auxiliary plate
magnetic auxiliary
stroke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27558789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03136306A (ja
Inventor
鋼三 前西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP27558789A priority Critical patent/JP2701482B2/ja
Publication of JPH03136306A publication Critical patent/JPH03136306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2701482B2 publication Critical patent/JP2701482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <発明の分野> この発明はソレノイド装置に関するものである。
<従来技術とその課題> 一般に、この種装置では、第7図に示すようにヨーク
101,102と、コイルスプール103に巻装されたコイル104
等からなる電磁石105におけるコイル軸上に、磁性体か
らなるプランジヤ106を軸動可能に配置して構成され
る。上記コイル104に通電した際のプランジヤ106のスト
ロークと吸引力との関係は、第4図の特性Cで示され
る。すなわち、この構成のものは、プランジヤ106のス
トローク長にともなつて吸引力が大幅に低下する。
このようなストローク・吸引力特性を改善するため、
第8図に示すようにプランジヤ106の前方側に位置して
円筒形の磁性補助板107を設けたものがある。これは、
プランジヤ106のストロークが大となつてその先端が上
記磁性補助板107の端部に位置した際に両者106,107の磁
束の通過量が大となつて、吸引力が強められる。すなわ
ち、プランジヤ106のストロークと吸引力との関係は第
4図の特性bで示すようになる。
しかし、この円筒形の磁性補助板107を用いたもの
は、プランジヤ106の一定のストローク位置から吸引力
が急に増大するのみで、ストローク全長にわたつて均一
的な高い吸引力を得ることができない。
一方、特公昭45−19266号公報に示すように、複数の
筒形の磁性補助板をコイル軸上に所定間隔毎に配設する
ことにより、プランジヤのストローク全長において、高
い吸引力を得ようとしたものが知られている。しかし、
これは複数の磁性補助板を間欠的に配設しなければなら
ず、構造が複雑化し組立が面倒である。
<発明の目的> この発明は上記従来のものの問題点を解消するために
なされたもので、簡単な構成で、ストローク・吸引力特
性の向上が図れ、製作の容易なソレノイド装置を提供す
ることを目的としている。
<発明の構成と効果> この発明に係るソレノイド装置は、電磁石と、この電
磁石におけるコイル軸上に軸動可能に設定されたプラン
ジヤとを備え、上記プランジヤの前方側に位置して上記
コイル軸上に該プランジヤ側へ向つて先細り状のテーパ
部をもつた筒形の磁性補助板を配設したものである。
この発明によれば、磁性補助板がプランジヤ側に向つ
て先細り状のテーパ部を有するので、プランジヤの前端
が磁性補助板と最も近接するストローク位置からの高い
吸引力がテーパ部の幅広端と対向する位置まで確保さ
れ、換言すればほぼ全ストロークにわたつて変動の少な
い吸引特性が得られるうえ、複数の磁性補助板を用いる
ものに比して構成の簡素化も図れ、作り易い。
<実施例の説明> 以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図はこの発明に係るソレノイド装置の一例を示す
断面図である。
同図において、1はコ字形に形成された第1のヨー
ク、2は第1のヨーク1の両端部にかしめ等で固定され
た1形の第2のヨークである。これら両ヨーク1,2に
は、両端つば部3a,3b間を軸部3cで連成してなる電気絶
縁性合成樹脂製のコイルスプール3が固定されており、
上記軸部3cには、コイル4が巻装されている。5,6は上
記コイルスプール3のつば部3bに設けられた1対のコイ
ル端子である。これらヨーク1,2、コイルスプール3お
よびコイル4等で電磁石8が構成されている。
9は強磁性体からなるプランジヤであり、上記第2の
ヨーク2の中央孔10を貫通してコイル軸上で軸動可能に
設定されており、コイル4への通電により前方へ軸動さ
れるようになつている。11は上記プランジヤ9の先端の
孔12に圧入・固定された作動杆であり、上記第1のヨー
ク1の中央孔13を貫通している。14は上記ヨーク1の中
央孔13の内側に配設された軸受体であり、合成樹脂から
なり、動作後の上記プランジヤ9がヨーク1の残留磁束
で離れにくくなるのを防止するしや磁体を兼務してい
る。15は上記コイルスプール3の軸部3c内に配設された
円筒形のプランジヤガイドであり、Cu合金等の非磁性材
からなる。
上記プランジヤ9の前方側には、コイル軸上に位置し
て磁性補助板16が上記プランジヤガイド15に外嵌して配
置されている。この磁性補助板16は第2図に示すように
上記プランジヤ9の先端側に向つて先細り状のテーパ部
16a,16aを有する。
なお、プランジヤ9に対する復帰力は、外部からのば
ね力もしくはプランジヤ9のつば部9aと第2のヨーク2
との間に介設した復帰コイルばね17で行なわせる。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
コイル4に通電して電磁石8を励磁させると、第1の
ヨーク1、第2のヨーク2、プランジヤ9および作動杆
11による閉磁路が形成され、プランジヤ9の吸引力が生
起する。このため、プランジヤ9は復帰ばね17のばね力
に抗して前方へ軸動する。上記コイル4への通電を解除
すると、上記吸引力が消失し、プランジヤ9は復帰ばね
17のばね力で元状位置に復帰する。
ここで、上記プランジヤ9の前方に位置して磁性補助
板16を配設したので、上記プランジヤ9のストローク量
に対応して吸引力が下降しようとしても、上記磁性補助
板16を通る磁束により、これが抑制される。しかも上記
磁性補助板16には、プランジヤ9側へ向つて先細り状の
テーパ部16aを形成してあるので、上記プランジヤ9の
先端が第3図のようにテーパ部16aの幅狭端16bに近接し
た位置から幅広端16cに近接する位置までのストローク
範囲Dにおいては、磁束通過量が増加傾向となり、高い
吸引力が維持されることになる。
第4図および第5図の各曲線aは上記構成のソレノイ
ド装置におけるプランジヤのストロークと吸引力との関
係を示す特性の一例を、従来のものと比較して示すもの
であり、第4図は常温での特性を、また第5図は昇温
(100℃)での特性を示す。
すなわち、この発明のものにおいては、磁性補助板を
用いないもの(曲線C)に比して大きな吸引力が得られ
るうえ、単に筒形の磁性補助板を用いたもの(曲線b)
に比して、プランジヤ9のストローク全長にわたつて吸
引力の大きな変化を少なくさせることができる。しか
も、複数の磁性補助板を配設するもののような組付の煩
しさもない。
ところで、この種装置では、本来、環境温度やコイル
4の発熱でコイル温度とコイル抵抗値が上がり、吸引力
が低下する傾向にある。これは、ストロークを一定にし
た場合の第6図の励磁電流・吸引力特性からも判る。同
図において曲線αはこの発明のものの特性を示し、曲線
βは磁性補助板を設けていないものの特性を示してい
る。
この特性から明らかなように、磁性補助板を設けてな
い場合、常温時の吸引力に対して昇温時の吸引力の低下
率S/Nが比較的大きいのに対し、この発明のものでは、
その低下率が少ない。したがつて、この発明のもので
は、昇温時でも、大きな励磁電流を流さなくても常温時
に近い吸引力を生起させることが可能となる。
なお、上記実施例では、磁性補助板16のテーパ部16a
が直線状のものを例に説明したが、上記テーパ部16aは
階段状のものであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るソレノイド装置の一例を示す断
面図、第2図は同ソレノイド装置における磁性補助板を
示す斜視図、第3図は同磁性補助板とプランジヤの位置
関係を示す図、第4図は同ソレノイド装置の常温時のス
トロークと吸引力との関係を従来のものと比較して示す
特性図、第5図は同ソレノイド装置の昇温時のストロー
クと吸引力との関係を従来のものと比較して示す特性
図、第6図は同ソレノイド装置の励磁電流と吸引力との
関係を従来のものと比較して示す図、第7図および第8
図は従来のソレノイド装置の異なる例を示す断面図であ
る。 8……電磁石、9……プランジヤ、16……磁性補助板、
16a……テーパ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石と、この電磁石のコイル軸上に軸動
    可能に設定されたプランジヤとを備え、上記プランジヤ
    の前方側に位置して上記コイル軸上に該プランジヤ側へ
    向つて先細り状のテーパ部をもつた筒形の磁性補助板を
    配設したことを特徴とするソレノイド装置。
JP27558789A 1989-10-23 1989-10-23 ソレノイド装置 Expired - Fee Related JP2701482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27558789A JP2701482B2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 ソレノイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27558789A JP2701482B2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 ソレノイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03136306A JPH03136306A (ja) 1991-06-11
JP2701482B2 true JP2701482B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=17557535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27558789A Expired - Fee Related JP2701482B2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 ソレノイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2701482B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2116241B1 (en) * 2007-01-26 2016-04-27 Pola Pharma Inc. Pharmaceutical composition
US20110303861A1 (en) * 2009-01-28 2011-12-15 Borgwarner Inc. Solenoid actuated hydraulic valve for use in an automatic transmission

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03136306A (ja) 1991-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4494098A (en) Solenoid device
JPS61128436A (ja) 磁気的に保持される有極電磁リレー
US6486762B2 (en) Magnetic switch for starter motor
JP2701482B2 (ja) ソレノイド装置
JPS63133604A (ja) 有極電磁石
JP2836390B2 (ja) 電磁石装置
JPH0117077Y2 (ja)
JPH0246707A (ja) 電磁石
JP2598611B2 (ja) シングルステイブル型有極電磁石
JPH01168011A (ja) 有極電磁石
JPH0117797Y2 (ja)
JPS6314402Y2 (ja)
JPH01315920A (ja) 単安定有極電磁石
JPH06260070A (ja) 電磁継電器
JPH0112366Y2 (ja)
JPH073609Y2 (ja) 電磁装置
JP2001135521A (ja) プランジャ
JP3130093B2 (ja) 電磁継電器
JP2905217B2 (ja) 部品の結合構造
JP3033897B1 (ja) 電磁石
JPS63290757A (ja) ドツトプリンタヘツド
JPH0112369Y2 (ja)
JPS5810332Y2 (ja) デンジプランジヤ
JPS6017854Y2 (ja) 直進型ソレノイド
JPH0643978Y2 (ja) 電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees