JPH0625111U - 紙製組立箱 - Google Patents
紙製組立箱Info
- Publication number
- JPH0625111U JPH0625111U JP5290092U JP5290092U JPH0625111U JP H0625111 U JPH0625111 U JP H0625111U JP 5290092 U JP5290092 U JP 5290092U JP 5290092 U JP5290092 U JP 5290092U JP H0625111 U JPH0625111 U JP H0625111U
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- Japan
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- box
- piece
- back plate
- fold
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 組み立てが簡単で折り畳み自在な紙製組立箱
を、少ない部品点数でもって容易に製造できるようにし
た。 【構成】 一方の対角を結ぶ切れ目46と、他方のそれ
ぞれの対角の中心線上に形成された折り目49、50と
を備える四角形の箱底14と、該箱底14の外側各辺に
それぞれ折り曲げ可能に設けられた箱側壁19〜22
と、該箱側壁19〜22の外辺に折り曲げ可能に設けら
れた折り返し側片27〜30と、隣接する前記箱側壁1
9〜22の互いに対向する側辺を連結し前記箱底14の
角部を始点とする折り目31〜34が形成された連結片
35〜38と、前記対向する折り返し側片28、30に
設けられた覆い片40〜43とを有する一枚の紙からな
る箱本体11の底部の一部に裏板を貼着した。
を、少ない部品点数でもって容易に製造できるようにし
た。 【構成】 一方の対角を結ぶ切れ目46と、他方のそれ
ぞれの対角の中心線上に形成された折り目49、50と
を備える四角形の箱底14と、該箱底14の外側各辺に
それぞれ折り曲げ可能に設けられた箱側壁19〜22
と、該箱側壁19〜22の外辺に折り曲げ可能に設けら
れた折り返し側片27〜30と、隣接する前記箱側壁1
9〜22の互いに対向する側辺を連結し前記箱底14の
角部を始点とする折り目31〜34が形成された連結片
35〜38と、前記対向する折り返し側片28、30に
設けられた覆い片40〜43とを有する一枚の紙からな
る箱本体11の底部の一部に裏板を貼着した。
Description
【0001】
本考案は、紙製組立箱に係り、更に詳しくは、製造コストが安く、平面的に折 り畳んで搬送でき、しかも組み立てが簡単な紙製組立箱に関する。
【0002】
一般に、箱本体は組み立てが面倒であるため、完成された状態で搬送や保管が 行なわれている。しかし、大量の箱本体を取り扱う場合には、完成品では容積が 大きく嵩張ってしまうので、搬送や保管が非能率的であった。 そこで、これを解消する従来手段として、先に本願考案者が考案した実開平3 −29429号公報に記載された紙製組立箱などが知られている。このものは、 四角形の一方の対角線に沿って切断され、かつ直角の角部を始点に45度の角度 で折り目が設けられた左右一対の部分箱底と、両部分箱底の外辺に立設された箱 側壁を一体的に外方から囲む帯片と、この箱底の下面の一部に接合された裏板と を備え、また裏板の前記接合部に対向する部分に、表面に弱接着性のテープが貼 着された感圧接着部が設けられたものである。 搬送や保管のために紙製組立箱を折り畳む際には、箱本体を押して横倒しする ことにより、裏板の上面に帯片と一体化された箱底がW形に折り畳まれる。また 組み立て時る際には、箱底を立ち上げるとともに、テープを剥がして接着部を露 呈させ、この接着部に箱本体の裏面を圧着することにより箱本体が裏板の上面に 固定状態で組み立てられる。
【0003】
しかしながら、前記従来の紙製組立箱は、このように左右一対の部分箱底、帯 片、裏板という少なくとも4個の構成体からなるため、部品点数が多くなって製 造工程数が増え、工場内で折り畳み状態の紙製組立箱を製造する際に作業が面倒 であるという問題点があった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、組み立てが簡単で折り畳み 自在な紙製組立箱を、少ない部品点数でもって容易に製造できるようにしたこと を目的とする。
【0004】
前記目的に沿う請求項1記載の紙製組立箱は、箱本体と、該箱本体の底部に接 合される長方形の裏板とを有してなる紙製紙製組立箱であって、 前記箱本体は、一方の対角を結ぶ切れ目と、他方のそれぞれの対角の中心線上 に形成された折り目とを備える四角形の箱底と、該箱底の外側各辺にそれぞれ折 り曲げ可能に設けられた箱側壁と、該箱側壁の外辺に折り曲げ可能に設けられた 折り返し側片と、隣接する前記箱側壁の互いに対向する側辺を連結し前記箱底の 角部を始点とする折り目が形成された連結片と、前記対向する折り返し側片に設 けられた覆い片とを有し、 前記裏板は、前記切れ目で分割される箱底の更に折り目で区分される一部に固 着され、更には前記箱底の切れ目で分割される他部には、前記裏板を接着する両 面テープあるいは感圧接着剤からなる接着部が設けられて構成されている。
【0005】
請求項1、2記載の紙製組立箱においては、箱本体が一枚の紙に折り目、切れ 目を備えて構成されているので、その製造が容易となる。 該箱本体の組立にあっては、箱底の各辺に設けられた箱側壁を内側に折り曲げ て立ち上げ、該箱側壁の側部を連結する連結片を折り目に沿って折り畳みながら 、一方の対向する箱側壁の外側に接合する。そして、他方の対向する箱側壁の外 辺に設けられた折り返し側片を更に外側に折って箱側壁に接着し、該折り返し側 片の両側に設けられた覆い片で前記連結片を覆い、更にその上から前記一方の箱 側壁に設けられた折り返し側片を被せ、該折り返し側片を箱側壁に接合する。 そして、前記切れ目で分割される箱底の更に折り目で区分される一部に裏板を 貼着し、更には前記箱底の切れ目で分割される他部には、前記裏板を接着する両 面テープあるいは感圧接着剤からなる接着部を設け、前記箱本体を組み上げて押 しつぶした状態で保管、搬送する。 次に、この紙製組立箱を組み立てる場合には、折り畳まれた箱底を押し広げて 両側に分離した切れ目を合わせ、箱底を平面状にすることにより組み立てる。
【0006】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る紙製組立箱の箱本体の組立状況を示す 斜視図、図2は同箱本体の展開図、図3は同紙製組立箱を押しつぶした状態の平 面図、図4は同組立状態を示す斜視図、図5は同完成状態の斜視図、図6は他の 実施例に係る紙製組立箱の斜視図である。
【0007】 図1〜図4に示すように、本考案の一実施例に係る紙製組立箱10は箱本体1 1と、裏板12を含む帯状カバー13によってなる。該箱本体11及び帯状カバ ー13の素材は、パルプなどを原料とした天然紙、合成樹脂素材などを原料とし た合成紙、合成樹脂のみからなる樹脂シートなどが採用できる。次に、図1、図 2を参照して箱本体11を詳細に説明する。 図2に示すように、長方形(正方形も含む)の箱底14の各辺には、折り目1 5〜18により箱側壁19〜22が内側に折り曲げ自在に設けられており、それ ぞれの箱側壁19〜22の外辺には折り目23〜26により外側へ折り曲げ自在 な折り返し側片27〜30が設けられている。この折り返し側片27〜30の幅 は、折り返し時に前記箱側壁19〜22上に綺麗に重なるように、箱側壁19〜 22の幅とほぼ同じ長さになっている。また、隣接する箱側壁19〜22の互い に対向する側辺には、該箱側壁19〜22間を連結して、箱底14側の角部を始 点に折り目31〜34がそれぞれ形成された連結片35〜38が設けられ、更に は該箱側壁19〜22と該連結片35〜38との間には、折り目39がそれぞれ 設けられている。 そして、前記折り返し側片28、30の両側には台形状の覆い片40〜43が 折り目44aを介して設けられている。
【0008】 前記箱底14には、この箱底14の一方の対角44、45を結ぶ切れ目46と 、箱底14の他方のそれぞれの対角47、48を始点としてこの対角47、48 を45度の角度で均等に2分する折り目49、50とが形成されている。なお、 箱底14は長方形であるため、このように対角47、48を45度の角度で2分 した折り目49、50は、箱本体11の中央部において若干ずれている。また、 前記箱底14の切れ目46と折り目49とにより囲まれた図2に斜線で示す三角 形の部分51に、前記帯状カバー13の裏板12の一部表面がホットメルト(ま たは通常の接着剤)により接合されている。次に、この帯状カバー13を図3を 参照して詳細に説明する。 前記箱底14の一部に貼着された裏板12の一辺には、対応する箱側壁21を 覆う横壁52が設けられており、該横壁52の外辺には箱本体11の開口された 上面を覆う表蓋53が設けられ、該表蓋53の外辺に箱側壁19と同じ幅の蓋片 54が設けられている。一方、裏板12の短尺側の他辺には、短尺側の他方の箱 側壁19を覆う側壁55が設けられており、側壁55の外辺に箱本体11の上面 の一部を覆う突き当て片56が設けられている。
【0009】 また、前記裏板12の上面であって、前記切れ目46で分離された箱底14の 他の部分57に対応する部分には、箱組み立て時に箱底14と裏板12とを接着 する接着部の1例としての感圧接着部58が設けられており、感圧接着部58の 上面には弱接着性のシール59が剥離自在に貼着されている。 前記蓋片54の中央部の内面には、帯状カバー13による箱本体11の梱包状 態を保持するための一方の面ファスナ60が貼着されており、この面ファスナ6 0に対する他方の面ファスナ61が側壁55の中央部の表面に貼着されている。 なお、図において、62は該帯状カバー13に形成された折り目である。
【0010】 続いて、本考案の一実施例に係る紙製組立箱の作用について説明する。 工場内での組み立て製造にあって、図2に示すように、一枚のボールからプレ スによって打抜き、所定の切れ目及び折り目を成形する。 そして、連結片35〜38を折り目31〜34に沿って外側に折り畳みながら 、箱底14の各辺上で箱側壁19〜22を折り目15〜18に沿って内側に折り 曲げて立ち上げ、前記連結片35、38を箱側壁19の外側に当接させ、前記連 結片36、37を箱側壁21の外側に当接させる。 次いで、それぞれの折り返し側片28、30を折り目24、26に沿って外側 に折り返し、箱側壁20、22の外面に接着する。この後、両側に設けられてい る覆い片40〜43によって前記連結片35〜38を覆って、該覆い片40〜4 3の端部を箱側壁19、21の外側に必要によって接着し、その上から折り返し 側片27、29を被せてその端部を箱側壁19、21に接着する。
【0011】 そして、箱底14の折り目49と切れ目46によって囲まれる部分の裏側に前 記帯状カバー13の一部となる裏板12を接合し、該裏板12の所定の位置には 、接着部58を設けておく。 該紙製組立箱10を搬送や保管などのために折り畳む際には、箱本体11を図 3に示すようにW形の平面状に折り畳み、組立にあっては折り畳まれた箱側壁1 9〜22を図4に示すように横から押すことにより箱底19〜22を押し広げ、 両側に分離した切れ目46を合わせて箱底14を平面状に戻すと、箱側壁14が 立ち上がって箱本体11が組み立てられる。この際、図4に示すように、裏板1 2のシール59を剥がして感圧接着部58を露呈させ、組み立てられた箱本体1 1を感圧接着部58上に押圧されて両者を接着し、この箱底14の平面形状を保 持する。これにより、組み立て後における紙製組立箱10の組み立て状態を安定 化できる。なお、箱本体11の内面に装飾用の内装紙を敷設して紙製組立箱10 のデザイン性の向上を図ってもよい。
【0012】 次いで、図5に示すように、帯状カバー13の横壁52、表蓋53、蓋片54 を折り目62により内側に折り曲げて、箱本体11の対応する各部位を一方向か ら包むように覆う。その後、同図鎖線に示すように、蓋片54の一方の面ファス ナ60を側壁55の他方の面ファスナ61に係止して、帯状カバー13による箱 本体11の梱包状態を保持する。
【0013】 次に、本考案の他の実施例に係る紙製組立箱64を図6を参照して説明するが 、本考案の他の実施例に係る紙製組立箱64は、帯状カバー13による箱本体1 1の梱包状態を保持するために、蓋片65の先端部に舌片部66を突設し、この 舌片部66を側壁55の中央部に設けられた差込み口67に差し込むようにした ものである。
【0014】 本考案は前記実施例に限定されるのものではなく、例えば実施例では、箱本体 の下面に接合されるものとして、表壁、裏壁、横壁などを有する裏板を示したが 、例えばこの裏壁だけからなる裏板であってもかまわない。 また、実施例では、接着部として感圧接着部を示したが、例えば両面接着テー プなどの他の接着手段を採用してもよく、またこの接着部を裏板でなく箱底の下 面に設けたり、裏板と箱底の両方に設けてもよい。 更に、実施例では箱底が長方形の紙製組立箱を採用したが、例えば箱底が正方 形のものであっても構わない。
【0015】
本考案に係る紙製組立箱は、組み立てが簡単で折り畳み自在な紙製組立箱を一 枚の紙からなる箱本体と裏板により構成したので、従来手段の紙製組立箱に比べ て部品点数の削減ができ、しかもこのように部品点数が減ることにより製造工程 数も減るため、紙製組立箱の製造を容易にすることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る紙製組立箱の箱本体の
組立状況を示す斜視図である。
組立状況を示す斜視図である。
【図2】同箱本体の展開図である。
【図3】同紙製組立箱を押しつぶした状態の平面図であ
る。
る。
【図4】同組立状態を示す斜視図である。
【図5】同完成状態の斜視図である。
【図6】他の実施例に係る紙製組立箱の斜視図である。
10 紙製組立箱 11 箱本体 12 裏板 13 帯状カバー 14 箱底 15 折り目 16 折り目 17 折り目 18 折り目 19 箱側壁 20 箱側壁 21 箱側壁 22 箱側壁 23 折り目 24 折り目 25 折り目 26 折り目 27 折り返し側片 28 折り返し側片 29 折り返し側片 30 折り返し側片 31 折り目 32 折り目 33 折り目 34 折り目 35 連結片 36 連結片 37 連結片 38 連結片 39 折り目 40 覆い片 41 覆い片 42 覆い片 43 覆い片 44 対角 44a 折り目 45 対角 46 切れ目 47 対角 48 対角 49 折り目 50 折り目 51 部分 52 横壁 53 表蓋 54 蓋片 55 側壁 56 突き当て片 57 部分 58 感圧接着部 59 シール 60 面ファスナ 61 面ファスナ 62 折り目 64 紙製組立箱 65 蓋片 66 舌片部 67 差込み口
Claims (1)
- 【請求項1】 箱本体と、該箱本体の底部に接合される
長方形の裏板とを有してなる紙製組立箱であって、 前記箱本体は、一方の対角を結ぶ切れ目と、他方のそれ
ぞれの対角の中心線上に形成された折り目とを備える四
角形の箱底と、該箱底の外側各辺にそれぞれ折り曲げ可
能に設けられた箱側壁と、該箱側壁の外辺に折り曲げ可
能に設けられた折り返し側片と、隣接する前記箱側壁の
互いに対向する側辺を連結し前記箱底の角部を始点とす
る折り目が形成された連結片と、前記対向する折り返し
側片に設けられた覆い片とを有し、 前記裏板の前記切れ目で分割される箱底の更に折れ目で
区分される一部に固着され、更には前記箱底の切れ目で
分割される他部には、前記裏板を接着する両面テープあ
るいは感圧接着剤からなる接着部が設けられていること
を特徴とする紙製組立箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052900U JP2504192Y2 (ja) | 1992-07-04 | 1992-07-04 | 紙製組立箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052900U JP2504192Y2 (ja) | 1992-07-04 | 1992-07-04 | 紙製組立箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625111U true JPH0625111U (ja) | 1994-04-05 |
JP2504192Y2 JP2504192Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=12927728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052900U Expired - Lifetime JP2504192Y2 (ja) | 1992-07-04 | 1992-07-04 | 紙製組立箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504192Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724719U (ja) * | 1993-10-08 | 1995-05-12 | 陽夫 岡本 | 額縁付組立箱部材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3029429U (ja) * | 1996-03-26 | 1996-10-01 | 義幸 保谷 | 調光機能を有する爪部転写シート |
-
1992
- 1992-07-04 JP JP1992052900U patent/JP2504192Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3029429U (ja) * | 1996-03-26 | 1996-10-01 | 義幸 保谷 | 調光機能を有する爪部転写シート |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724719U (ja) * | 1993-10-08 | 1995-05-12 | 陽夫 岡本 | 額縁付組立箱部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2504192Y2 (ja) | 1996-07-10 |
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