JPH06251119A - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JPH06251119A
JPH06251119A JP5059332A JP5933293A JPH06251119A JP H06251119 A JPH06251119 A JP H06251119A JP 5059332 A JP5059332 A JP 5059332A JP 5933293 A JP5933293 A JP 5933293A JP H06251119 A JPH06251119 A JP H06251119A
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Kanji Itagi
冠二 板木
Maki Oonishi
麻希 大西
Shinya Furusato
慎也 古郷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強調させたいときに、自動的にあるいは簡単
な選択指示によって、強調された文書が作成できる機能
を提供すること。 【構成】 編集する文書の画像を記憶する原稿画像保持
手段11と、強調する領域を指示する強調領域指示手段
12と、強調される画像の生成方法を指示する強調パタ
ーン指示手段13と、強調パターン指示手段13によっ
て指示された内容に応じて、出力文書のデザインに関す
るパラメータ値を決定するデザインパラメータ決定手段
と、デザインパラメータ決定手段14によって決定され
たデザインパラメータ値にしたがって各領域画像を加工
して出力画像を生成する出力画像生成手段15とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の一部を強調させ
た文書を、原稿の編集等により作成することのできる文
書編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な文書の構成要素として、見出し
(タイトル)を強調させたい場合と文章の内容の一部
(単語、文節)を強調させたい場合、またグラフや表な
どの場合がある。これらの強調方法は、上記の構成要素
によって異なり、それらに応じた適切な文書を作成する
ためには作成者にある程度のノウハウが必要となる。ま
た、強調の度合いや読みやすさなどの諸要素を考慮した
強調文書を作成するのは、大変な作業になる。
【0003】これに対し、従来の複写機等の強調は構成
要素や強調の度合いにかかわらず、ある特定の色に変換
する、または特定のスクリーンを合成することを行って
いる。しかし、この方法では、強調は行っても構成要素
に不適切な強調を行う場合が考えられ、文書全体を含め
た方法とは言い難い。
【0004】一方、特開平1−295279号公報に開
示される技術では、文字の色はそのまま残し、それとは
異なる色のスクリーンをかけ、一部を強調させるもので
ある。この方法では、文字色とスクリーンが混同しない
特徴を有するが、原稿の色が黒のときは赤あるいは緑、
原稿の色が赤のときは緑をかけるなど、特定の色によっ
て合成される。よって、文書の構成要素に応じたり、強
調の度合いを考慮したものではなく、強調行為は行える
が、どのように、どのくらい強調するといったことは行
うことができない。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】本発明は以上のような事情に考慮してなさ
れたものであり、その目的とするところは、文書編集装
置において、文書に強調させたい箇所があるときに、自
動的にあるいは簡単な選択指示によって、適切に強調さ
れた見栄えのよい文書を容易に作成できるようにするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では以下のような構成を備える。すなわち、第
1の発明(請求項1)の文書編集装置は、図1に示すよ
うに、編集する文書の画像を記憶する原稿画像保持手段
11と、強調する領域を指示する強調領域指示手段12
と、強調される画像の生成方法を指示する強調パターン
指示手段13と、強調パターン指示手段13によって指
示された内容に応じて、出力文書のデザインに関するパ
ラメータ値を決定するデザインパラメータ決定手段14
と、デザインパラメータ決定手段14によって決定され
たデザインパラメータ値にしたがって各領域画像を加工
して出力画像を生成する出力画像生成手段15とを備え
る。
【0007】また、第2の発明(請求項2)は、第1の
発明の文書編集装置において、さらに、文書の構成要素
(例えば、「タイトル」、「文書中の単語」、「サブタ
イトル」、「本文」など)を選択する構成要素指示手段
26を付加し、デザインパラメータ決定手段24は前記
強調パターン指示手段23および構成要素指示手段23
によってそれぞれ指示された内容に応じて、出力文書の
デザインに関するパラメータ値を決定することを特徴と
する。
【0008】第3の発明(請求項3)の文書編集装置
は、図3に示すように、編集する文書の画像を記憶する
原稿画像保持手段31と、強調する領域を指示する強調
領域指示手段32と、前記強調領域指示手段32によっ
て指示された領域を分割する領域分割手段36と、前記
領域分割手段36によって分割された文書画像上の各領
域に、文書の論理的な意味を表す論理識別子を付与する
論理識別子付与手段37と、強調される画像の生成方法
を指示する強調パターン指示手段33と、前記強調パタ
ーン指示手段33によって指示された内容および前記論
理識別子付与手段37により識別した内容に応じて、出
力文書のデザインに関するパラメータ値を決定するデザ
インパラメータ決定手段34と、前記デザインパラメー
タ決定手段34によって決定されたデザインパラメータ
値に従って各領域画像を加工して出力画像を生成する出
力画像生成手段35とを備える。
【0009】
【作用】利用者は、強調領域指示手段12により強調す
る領域を指示すると共に、強調パターン指示手段により
強調される画像の生成方法を指示する。強調領域の指示
は、例えば図6に示すようにコントロールパネルに表示
した画面上で矩形領域をポインタで指示することにより
行なうことができ、強調パターンの指示は、例えば図7
に示すようにコントロールパネルに表示したメニュー画
面上で「強調度」や「読みやすさ」の程度を選択するこ
とにより行なうことができる。強調パターン指示手段1
3によって利用者が「強調度」や「読みやすさ」などの
パターンを指定すると、デザインパラメータ決定手段1
4は予めパラメータテーブル等に登録されている強調パ
ターンとデザインパラメータとの対応関係に基づいて、
出力文書のデザインに関するパラメータ値を決定し、出
力画像生成手段15へ渡す。前記デザインパラメータ決
定手段14によって決定されたデザインパラメータ値に
従って強調領域指示手段12により指示された各領域画
像を加工して出力画像を生成する。この第1の発明によ
れば利用者は文書デザインに関する知識がなくても、文
書中に強調させた領域のある文書を作成したいときに、
その領域を指定し強調パターンを指定することによっ
て、適切な加工の行われた見栄えのよい文書を容易に作
成することができる。
【0010】また、第1の発明(請求項1)の構成に図
2のように構成要素指示手段26を付加した態様の第2
の発明(請求項2)においては、利用者は構成要素指示
手段26により、強調領域(強調領域指示手段22によ
り指示された)がどのような文書の構成要素であるかを
指示する。例えば図18に示すようにコントロールパネ
ルに「タイトル」「文章中の単語」「サブタイトル」
「本文」などの強調したい文書構成要素を選択するため
の選択メニューを表示して強調したい種類を選択する。
デザインパラメータ決定手段24は、それらの文書構成
要素ごとのパラメータテーブルにより、パラメータ値を
決定する。第2の発明によれば、指示された領域を強調
したい内容(タイトル、文章)に応じて適切な強調方法
によって画像を生成することができる。
【0011】第3の発明(請求項3)は、第2の発明に
おいて行った構成要素指示手段26による構成要素指示
の代わりに、領域分割手段36と論理識別子付与手段3
7によって自動的に構成要素を認識させるようにしたも
のである。原稿画像保持手段31に保持された処理の対
象となる文書画像は、領域分割手段36により数の領域
に分割され、論理識別子付与手段37によって各領域に
論理識別子が付与される。領域分割手段36は、例えば
レイアイト識別子、領域種別、領域の寸法、位置を含む
領域情報と領域間の関係を表す情報とを含むレイアウト
構造を出力するよう構成され、論理識別子付与手段37
は、例えばそのレイアウト構造を構造モデルと照合する
ことにより、各領域に対しタイトル、著者、本文などの
ような領域に対する論理的な意味を持つ論理識別子の付
与を行なう。デザインパラメータ決定手段34は、第2
の発明と同様に文書構成要素ごとのパラメータテーブル
により、パラメータ値を決定する。この第3の発明によ
れば、それぞれ文書の論理的な意味での識別子を付与す
る論理識別子付与手段37によって識別した内容に応じ
て、適切な強調方法を用いて生成された見栄えのよい文
書を容易に作成することができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面にそって実施例の説明を行
う。 (第1の実施例)図3は本発明(請求項1)の一実施例
の文書編集装置の構成を示すものである。この実施例の
文書編集装置は、原稿画像入力モジュール41、強調領
域指示モジュール42、領域分割モジュール43、強調
パターン指示モジュール44、デザインパラメータ決定
モジュール45、出力画像生成モジュール46、および
プリントアウトモジュール47からなる。
【0013】原稿画像入力モジュール41は、原稿をビ
ットマップデータとして取り込むためのイメージスキャ
ナ等であり、取り込んだ画像は入力画像メモリ411に
蓄える。入力画像メモリ41は、半導体メモリや、ハー
ドディスク等の一般的な記憶装置により実現する。
【0014】強調領域指示モジュール42は、編集する
強調の領域を指示する手段である。強調領域指示モジュ
ール42にはカーソルキー、マウス、デジタイザ等、様
々な編集指示を行う装置が利用でき、複写機へ応用する
場合等には原稿上のマーカーによる指示も可能である。
【0015】領域分割モジュール43は、文書の画像を
入力として、文字領域、図表領域などに分割する手段で
あり、文書認識技術における領域分割処理に対応する。
これは公知の技術によって実現される。例えば特開昭6
4−15889号公報あるいは特公昭61−32712
号公報に示されている技術がそれにあたる。この処理で
分割された領域は文字、図形、けい線などに識別され、
これらの種別も同時に付加されて出力される。この処理
を行う前に傾き補正、ノイズ除去等の前処理を行っても
よいことはいうまでもない。本実施例では、指示された
領域にこの技術を適用しており、強調文書の例では、識
別(指示)された要素に適切な強調を施して、出力す
る。
【0016】強調パターン指示モジュール44は、強調
したい度合いを操作パネルの上に配置されたボタン等に
よって入力を行う手段である。
【0017】デザインパラメータ決定モジュール45
は、利用者が強調入力した指定に応じて、あらかじめ登
録してあるパラメータテーブル451から指定に対応し
た強調パターンごとに出力画像を決定する手段である。
【0018】出力画像生成モジュール46は、デザイン
パラメータ決定モジュール45からデータを受け取り、
強調パターン指示モジュール44から指示されたデータ
と領域分割モジュール43から分割画像を受け取る。そ
してデザインパラメータ決定モジュール45から受け取
ったパラメータに従い、強調パターンに対応する入力原
稿の部分画像を変換し、出力画像を生成していき、最終
的に指示された強調パターンを持つ文書画像を生成する
手段である。
【0019】以下に、デジタル複写機で案内書を編集す
る例を用いて具体的な動作を説明する。処理のフローチ
ャートを図5に示す。まず、利用者は、図6に示す強調
領域指示モジュールであるコントロールパネルにより、
強調コピー機能を選択し、強調したい領域の指示を行う
(ステップS51、S52)。デジタル複写機では、デ
ジタイザを用いた編集やマーカーペンによる編集指示等
がよく使われるが、ここでは、領域指示モジュールにデ
ジタイザを用いる例で説明する。図8に示すような入力
原稿に対し強調領域の指示を行うと、例えば図9のよう
に領域(「第1回デザインセミナー」の文字列の画像)
を囲む矩形の座標(ytop,xleft,ybottom
right)が得られる。なお、以後座標系を図8中に示
すようにページ右に向かう方向をx座標、ページ下に向
かう方向をy方向とする。
【0020】次に、利用者は、原稿画像入力モジュール
に原稿を置き、複写開始ボタンを押す。原稿画像入力モ
ジュール41は原稿をビットマップデータとして取り込
むためのイメージスキャナ等であり、複写開始ボタンが
押されると、原稿がビットマップデータとして取りこま
れ、取り込まれた画像は入力画像メモリ411に蓄えら
れる。なお、本発明を複写機以外で実施する場合には、
電子コード化されたデータをビットマップデータに展開
するなどの方法により、入力画像メモリにビットマップ
データが格納された状態から開始してもかまわない。
【0021】強調パターン指示入力は機器の操作パネル
の上に配置されたボタン等によって実現される(ステッ
プS53)。図7で示されている例では、強調指示選択
としては、「強調の度合い」「読みやすい」といった仕
上がりイメージの選択肢を示している。この他、図7に
は示していないもので、通常の複写機に準備されている
出力紙サイズの選択ボタンなども用意されている。これ
らのうち、適当な選択を実行し、スタートボタンを押す
と(ステップS54)、選択に対応する信号がデザイン
パラメーター決定モジュール45に送られる。
【0022】領域分割モジュール43は入力画像メモリ
511に保持されている処理対象の画像における強調指
示された領域に対して分割処理を行う。(ステップS5
5)。領域を表現する矩形は指示された領域のx.y方
向それぞれに平行な辺を持ち、対象となる領域を囲む最
小矩形とする。
【0023】デザインパラメーター決定モジュール45
は利用者が入力した強調パターン指定に応じて、あらか
じめ登録してあるデザインパラメターテーブル451か
らデータを出力画像生成モジール46に受け渡す(ステ
ップS56)。デザインパラメータテーブル451は文
書構成要素の種類やデザインの内容別などに分類してR
OM(Read Only Memory)に記憶させ
ておく。量の多い場合は磁気ディスク装置等で実現して
も構わない。
【0024】これらのデザインパラメータテーブル45
1の保持するデータは、例えば1992年第44回情報
処理学会全国大会予稿集4C−6「文書の基本スタイル
設計支援方法のための知識獲得」で述べられているよう
な主観評価等の方法によって得られた定量的なデータや
「富士ゼロックス著、プレゼンテーション&ドキュメン
テーション、富士ゼロックス、1989年」や「富士ゼ
ロックスD推進グループ、コアデザイン制作部編、ビジ
ネスドキュメントの演出技法−◆ カラー化、日本経済
新聞社、1992年」などに記されているような定性的
または定量的なデータ、あるいは社内の規則による決め
ごとなどを表したデータなど、文書のデザインを決定す
るのに種々の知識をもとに決定されている。
【0025】「強調の度合い」と「読みやすさ」を決定
するデザインパラメータテーブル451のデータの1例
を図11(強調の度合い)、図12(読みやすさ)に示
す。このデータの手法も上記に挙げたような主観評価等
の方法によって得られた定量的なデータである。このデ
ータにより、「強調の度合い」と「読みやすさ」の組合
せによって行われる画像処理の例を図13に示す。この
テーブルによって出力画像のためのパラメータ決定され
る(ステップS56)。例えば、図7の例のように、強
調したいパターンとして、強調度が「5」、読みやすさ
が「重視する」が選択されたとすれば、図13のように
強調パターンに対応して文字修飾指定が「ネガポジ反
転」、色が8/74/64(マゼンタ/シアン/イエロ
ー)がパラメータ値として決定される。
【0026】出力画像生成モジュール46は、デザイン
パラメータ決定モジュール45からデータを受け取り、
領域分割モジュール43から分割画像を受け取る。そし
てデザインパラメータ決定モジュール45から受け取っ
たパラメータに従い、強調パターンに対応する入力原稿
の部分画像を変換し、出力画像を生成していき、最終的
に指示された強調パターンを持つ文書画像を生成する
(ステップS57)。図14に示したように、領域分割
モジュール43から送られた分割画像をパラメータによ
って反転加工を行い、カラー画像メモリを生成する。そ
れらの分割され加工された画像(図14の右側)と、領
域指示部が抜きとられた原稿画像(図14の左側)とを
合成し、図15のような文書画像が生成される。
【0027】プリントアウトモジュール47ではイメー
ジメモリ上の出力画像をレーザービームプリント技術を
用いて紙の上に転写し、排出する(ステップS58)。
レーザービーム以外に普通紙熱転写等のマーキング技術
を用いて実現してもよいし、フルカラーで印字するもの
を用いて実現してもよい。
【0028】なお、本実施例は、強調領域指示モジュー
ル42で指示された領域を領域分割モジュール43によ
り分割処理して出力画像生成モジュール46に与えるよ
うにしているが、領域分割モジュール43を省略するこ
ともできる。
【0029】(第2の実施例)第2の実施例の具体的な
構成を図16に、その処理フローを図17に示す。本実
施例では、文書の構成する要素によって適切な加工を行
う構成要素指示モジュール168が第1の実施例に付加
された構成を有する。構成要素指示モジュール168は
強調したい領域の構成要素を操作パネルの上に配置され
たボタン等によって行う方法である。
【0030】デザインパラメータ決定モジュール165
は第1の実施例と同様である。ただ、文書の構成要素例
えば「タイトル」、「文章中の単語」、「サブタイト
ル」、「本文」のそれぞれに対応して、各強調パターン
に対する文字サイズ、文字修飾、色などの指示データを
対応づけたパラメータテーブルが用意されている。図1
9は文書構成要素「タイトル」、図20は文書構成要素
「文章中の単語」、図21は文書構成要素「サブタイト
ル」、図22は文書構成要素「本文」に対するパラメー
タテーブルの例をそれぞれ示すものである。これらのデ
ータの手法も第1の実施例で挙げたような主観評価等の
方法によって得られた定量的なデータによって決定され
ている。他の構成要素は第1の実施例における同名の要
素に対応し、同じ機能を持つものである。
【0031】デジタル複写機に案内書を作成することを
例に挙げ、以下に説明する。構成要素指示モジュール1
68は機器の操作パネルの上に配置されたボタン等によ
って構成される。そのボタンによって文書構成要素の指
定を行なう(ステップS174)。その指定に対応する
データはデザインパラメータ決定モジュール165に渡
される。図18に示されている例では、構成要素の選択
肢としては「タイトル」「文書中の単語」「サブタイト
ル」「本文」を表示し、これらの選択と強調パターン指
示モジュール164での命令がデザインパラメータ決定
モジュール165にいき、選択された構成要素に対応す
るパラメータテーブルにより、強調指示パターンに対す
るパラメータ値を決定し、そのデータを出力画像生成モ
ジュール166に送る。出力画像生成モジュール166
はさらに、領域分割モジュール163から送られた分割
画像をデータによって図23のような色変換(色は8/
74/64)の加工を行う。
【0032】(第3の実施例)第3の実施例の構成を図
24に、その処理のフローを図25にそれぞれ示す。第
3の実施例は第2の実施例において行った構成要素指示
モジュール168の代わりに、論理識別子付与モジュー
ル248によって自動的に構成要素を認識させ、それに
対して適切な強調加工を行うことを特徴とする。
【0033】論理識別子付与モジュール248は、領域
分割モジュール243において得られた文書のレイアウ
ト構造を入力とし、それぞれに「タイトル」、「著者
名」、「サブタイトル」、「本文」、「脚注」などとい
った名称を識別子として付与するものである。これは本
出願人によって先に出願された特願平3−313186
5「文書論理構造認識および文書内容認識のための装置
および方法」に記載されている技術を用いるのがよい。
この技術では、認識対象のレイアウト構造と論理構造の
対応を実現する構造モデルによってあらかじめ登録して
おき、領域分割効果と構造モデルとのマッチングによっ
てそれぞれの論理的な意味を表現する名称を付与する。
他の構成要素は第1および第2の実施例に準じる。
【0034】実際の動作の説明を領域分割モジュール2
43における処理から説明する。領域分割モジュール2
43によって図8に示す入力画像が入力画像メモリ上で
図26に示すように文字がまとまって並んでいる領域
(文字ブロック領域)とけい線が存在する領域(けい線
領域)とそれ以外(余白)に分割される。領域を表現す
る矩形は原稿画像のx,y方向それぞれに平行な辺を持
ち、対象となる領域を囲む最小矩形とする。領域を表現
するデータは基本的に「種別、左上点x座標、左上点y
座標、幅、高さ」の組で表現される。さらに文字ブロッ
ク領域の場合はその領域内の下位の要素である文字行領
域のデータを保持し、さらに文字行はその文字行領域内
の下位の要素である一文字ずつの文字領域のデータを保
持するような階層構造となる。図27は図8の文書の本
文の部分の領域データが階層構造として保持された例を
示す。領域分割結果は第28図のような表形式で表現さ
れ、このデータ、すなわち、レイアウト構造を論理識別
子付与モジュール248と出力画像生成モジュール24
6に渡す。
【0035】論理識別子付与モジュール248は、図2
9に示すように構造モデル記憶部291とマッチング処
理部292とを有し、マッチング処理部292で領域分
割モジュール243より受け取ったレイアウト構造と構
造モデル記憶部291に保持している構造モデルとのマ
ッチングを行い、レイアウト構造の最上位の要素がどの
ような論理的な意味合いを持つかを示す名称を識別子と
して与えるものである(ステップS257)。名称は
「タイトル」、「著者」、「サブタイトル」、「本
文」、「脚注」「脚注罫」などである。ここでレイアウ
ト構造の最上位の要素とは、レイアウト構造である要素
の下位要素となっていない要素であり、階層構造である
文字ブロック領域は最上位の文字ブロック全体でひとつ
の識別子を付与する。したがって、下位要素である文字
行領域や、文字領域は個々には対象とならない。通常、
ある範囲で流通する文書は「タイトル」、「著者」は上
下配置になっているなど、ある程度固定的なデザインの
文書が多い。この性質を利用するのが構造モデルで、構
造モデルとはすなわち対象となる文書のデザインについ
てのテンプレートである。これらテンプレートである構
造モデルはROMで構成される構造モデル記憶部291
にあらかじめ複数記憶しておく。構造モデルは図30に
示すように要素をその種別(文字ブロック、文字行、け
い線など)と対応する論理名称を持つノード、これら要
素間の相対的な位置関係をリンクとするようなグラフ構
造で表現される。このモジュールにおけるマッチング処
理部292の機能は、構造モデル記憶部291に登録し
てある1つの構造モデルとマッチするかどうかの判定を
行うことである。登録されている構造モデルを1つずつ
取り出し、マッチング処理が成功するまで順にマッチン
グ処理を起動する。もし、すべての構造モデルとのマッ
チングが失敗したならば入力文書は処理不可能というメ
ッセージを機器のパネルに表示し、以後の処理を何も行
なわずに終了する。ある構造モデルとのマッチングが成
功した場合はレイアウト構造における要素と構造モデル
のノードとの対応がわかるため、これを利用してレイア
ウト構造のマッチングの対象となった各要素に構造モデ
ルのノードに定義されている論理名称を付与する。この
ようにレイアウト構造の要素に論理名称が付与されたデ
ータを論理構造と呼ぶ。論理構造を表現する実際のデー
タは図31に示すように名称とそれに対応する要素の番
号の対の列で表現される。ここで対応する要素の番号と
は図28の表において各要素にふられている番号欄の番
号(レイアウト識別子)のことである。
【0036】この論理識別子付与モジュール243で得
られたデータと強調パターン指示モジュール244で指
示したデータをデザインパラメータ決定モジュール24
5に送り、デザインパラメータ決定モジュール245こ
の2つのデータに対応するパラメータテーブルによって
第2の実施例と同様にパラメータ値を決定し、そのデー
タを出力画像生成モジュール246に送る。このように
して結果的には第2の実施例と同等の第23図の出力が
得られる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細を述べてきたように、本発明に
よれば利用者は文書デザインに関する知識がなくても、
文書中に強調させた領域のある文書を作成したいときに
強調度合いや構成する要素によって適切な加工の行われ
た見栄えのよい文書を容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明(請求項1)の文書編集装置を示すブ
ロック図
【図2】 本発明(請求項2)の文書編集装置を示すブ
ロック図
【図3】 本発明(請求項3)の文書編集装置を示すブ
ロック図
【図4】 第1の実施例のブロック図
【図5】 第1の実施例における処理のフローチャート
【図6】 第1の実施例におけるコントロールパネルの
例(領域入力)を示す図
【図7】 第1の実施例におけるコントロールパネルの
例(強調パターン入力)を示す図
【図8】 入力文書の例を示す図
【図9】 強調領域指示の例を示す図
【図10】 指示領域の抽出結果を示す図
【図11】 加工別の強調の度合いを示すデータの例を
示す図
【図12】 加工別の読みやすさ度合いを示すデータの
例を示す図
【図13】 強調度と読みやすさに対応するパラメータ
テーブル例を示す図
【図14】 出力画像生成モジュールにおいて生成され
た出力画像の例を示す図
【図15】 第1のプリントアウトモジュールにおいて
出力された画像の例を示す図
【図16】 第2の実施例のブロック図
【図17】 第2の実施例における処理のフローチャー
【図18】 第2の実施例におけるコントロールパネル
の例(文書構成要素入力)を示す図
【図19】 文書構成要素(タイトル)に対応するパラ
メータテーブル例を示す図
【図20】 文書構成要素(文章中の単語)に対応する
パラメータテーブル例を示す図
【図21】 文書構成要素(サブタイトル)に対応する
パラメータテーブル例を示す図
【図22】 文書構成要素(本文)に対応するパラメー
タテーブル例を示す図
【図23】 第2のプリントアウトモジュールにおいて
出力された画像の例を示す図
【図24】 第3の実施例のブロック図
【図25】 第3の実施例における処理のフローチャー
【図26】 入力文書例による領域分割モジュールの処
理結果を示す図
【図27】 領域分割モジュールの処理結果の階層構造
と入力文書例との対応を示す図
【図28】 領域分割モジュールの処理結果の階層構造
を示す図
【図29】 論理識別子付与モジュールの構成を示す図
【図30】構造文書モデルの例を示す図
【図31】 入力文書例と構造文書モデル例とのマッチ
ング結果の一例を示す図 11、21、31…原稿画像保持手段、12、22、3
2…強調領域指示手段、13、23、33…強調パター
ン指示手段、14、24、34…デザインパラメータ決
定手段、15、25、35…出力画像生成手段、26…
構成要素指示手段、36…領域分割手段、37…論理識
別子付与手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】編集する文書の画像を記憶する文書画像保
    持手段と、 強調する領域を指示する強調領域指示手段と、 強調される画像の生成方法を指示する強調パターン指示
    手段と、 前記強調パターン指示手段によって指示された内容に応
    じて、出力文書のデザインに関するパラメータ値を決定
    するデザインパラメータ決定手段と、 前記デザインパラメータ決定手段によって決定されたデ
    ザインパラメータ値に従って各領域画像を加工して出力
    画像を生成する出力画像生成手段とを備えたことを特徴
    とする文書編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文書編集装置において、
    さらに文書の構成要素を選択する構成要素指示手段を付
    加し、前記デザインパラメータ決定手段は前記強調パタ
    ーン指示手段および前記構成要素指示手段によってそれ
    ぞれ指示された内容に応じて、出力文書のデザインに関
    するパラメータ値を決定することを特徴とする文書編集
    装置。
  3. 【請求項3】 編集する文書の画像を記憶する文書画像
    保持手段と、 強調する領域を指示する強調領域指示手段と、 前記強調領域指示手段によって指示された領域を分割す
    る領域分割手段と、 前記領域分割手段によって分割された文書画像上の各領
    域に、文書の論理的な意味を表す論理識別子を付与する
    論理識別子付与手段と、 強調される画像の生成方法を指示する強調パターン指示
    手段と、 前記強調パターン指示手段によって指示された内容およ
    び前記論理識別子付与手段により識別した内容に応じ
    て、出力文書のデザインに関するパラメータ値を決定す
    るデザインパラメータ決定手段と、 前記デザインパラメータ決定手段によって決定されたデ
    ザインパラメータ値に従って各領域画像を加工して出力
    画像を生成する出力画像生成手段とを備えたことを特徴
    とする文書編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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