JP3211446B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3211446B2
JP3211446B2 JP00694893A JP694893A JP3211446B2 JP 3211446 B2 JP3211446 B2 JP 3211446B2 JP 00694893 A JP00694893 A JP 00694893A JP 694893 A JP694893 A JP 694893A JP 3211446 B2 JP3211446 B2 JP 3211446B2
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一夫 澁田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、利用者からの指示に
基づいて、文書をより高品質なデザインに変更して出力
する機能を有する文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DTP (Desk Top Publishing)や
ワードプロセッサなどの文書作成装置の普及によって、
一般のオフィスにおいても文書を手軽に作成することが
できるようになっている。特に最近では、文書のページ
レイアウトや文字の書体、大きさなどの様々なパラメー
タを広範囲に選択できる高機能な文書作成装置が増えて
おり、知見と経験を持つ作成者が時間をかけて取り組め
ば、作成意図を反映した高品位な文書を作成できるよう
になっている。
【0003】しかし、こうした高機能な文書作成装置を
使いこなすには、複雑な操作を覚えなければならないう
え、広範囲に設定可能なパラメータの値を、いくつに設
定すれば作成意図に合った高品位な文書を作成できるの
かが簡単には分からないことから、一般の利用者ではそ
の機能を十分に活用することができず、結果的には高品
位な文書とは言えない見栄えの悪い、読みにくい文書し
か作成できないのが現状である。
【0004】一方、紙の文書を読取り、それを加工して
出力するという機能に対応する機器としては複写機があ
る。複写機の基本機能は原稿を忠実に再現した文書を出
力することにあるが、デジタル複写機の普及とともに、
例えば特開平2−223275号公報に開示されている
複写機のように、文書の加工機能を持つものも現れてい
る。しかし、これらの技術は、前述の高機能な文書作成
装置と同じように、加工しようとする箇所およびどのよ
うに加工するかという点まで使用者が細かく指示する必
要があり、使いこなすためには複雑な操作を行わなけれ
ばならないことや、一般の利用者には、結局どのように
加工すれば作成意図に合った高品位な文書を作り出すこ
とができるのかが分からないことなどから、結果的には
入力文書をより高品位なものにするためには役立つもの
ではなかった。
【0005】特に、表に関して言えば、内容を読み取り
やすくし、かつ読み取りの間違いを減らすために、1行
おきまたは一列おきに色分けしたものなどが一般的によ
く見られるが、このような着色の操作は非常に繁雑で手
間のかかる作業となる。しかも、配色に関する知識の乏
しい一般の利用者には、出力文書を高品位なものとする
のは至難の技であった。
【0006】ちなみに、デジタル複写機等において、配
色に関する知識やデザインセンスの乏しい一般の利用者
でも、文書の色づけや見栄えの向上を容易に実現できる
技術としては、特開平3−109874号公報や特開平
3−122773号公報に開示されている技術が挙げら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−109874号公報に開示されているカラー文書作
成装置は、カラー画像上にある文字を単に補色表示する
というものであり、特開平3−122773号公報に開
示されている画像形成装置は、複写機で手書き原稿の文
字と図形部分を区別し、文字部分の整列や図形部分の線
の直線化による清書機能を実現しているにすぎない。す
なわち、これらの技術はいずれも利用者の作成意図を反
映し、かつデザイン的にも高品位な文書を加工して出力
する機能の実現には不十分なものであった。
【0008】この発明は、利用者の作成意図を表すよう
な簡単な指示を受け取るだけで、入力文書中の表のデザ
インを自動的に変更し、指示に則した高品位なデザイン
を持つ文書に加工して出力する機能を具えた文書処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、デジタル画像として入力された
文書画像を保持する文書画像保持手段と、前記文書画像
上の表領域を抽出する表領域抽出手段と、前記抽出され
た表領域を複数のセルに分割し、各セルの行列要素とし
て行番号、列番号、座標値を抽出する行列要素分割手段
と、前記各セルの行列要素に対して、要素属性を付与す
る要素属性付与手段と、表の色分けに関する配色パラメ
ータを配色パラメータテーブルとして保持するテーブル
保持手段と、前記文書画像保持手段に保持されている文
書画像から、前記分割された各セルのセル画像を切り出
し、当該セル画像の行列要素に付与された要素属性に対
応した配色パラメータテーブルのパラメータ値に従って
前記セル画像を着色し、出力画像を生成する出力画像生
成手段と、前記生成された出力画像を可視化する可視化
手段と、を具備することを特徴とする。また、請求項2
の発明は、複数のセルからなる表の各行列要素を表現す
る表構造データを保持する表構造データ保持手段と、前
記セルの行列要素に対して、要素属性を付与する要素属
性付与手段と、表の色分けに関する配色パラメータを配
色パラメータテーブルとして保持するテーブル保持手段
と、前記行列要素に付与された要素属性に対応した配色
パラメータテーブルのパラメータ値に従って前記セル画
像を着色し、出力画像を生成する出力画像生成手段と、
前記生成された出力画像を可視化する可視化手段と、を
具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明において、前記要素属性付与手段は、前記各セ
ルの行列要素に対して、その行番号または列番号の奇
数、偶数を判断し、判断結果を要素属性として付与する
ものであることを特徴とする。また、請求項4の発明
は、請求項1または2の発明において、表領域または表
構造データの色分けに関する操作者の意図を指示するデ
ザイン指示手段を具え、前記要素属性付与手段は、各セ
ルの行列要素に対して、前記指示に応じた要素属性を付
与することを特徴とする。また、請求項5の発明は、請
求項4の発明において、前記デザイン指示手段は、表領
域または表構造のデータの一行おきの色分けか、あるい
は一列おきの色分けかを選択指示するものであって、前
記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、前
記選択指示が一行おきであればその行番号の、一列おき
であればその列番号の奇数、偶数を判断し、判断結果を
要素属性として付与することを特徴とする。また請求項
6の発明は、請求項1または2の発明において、表領域
または表構造データの行列要素に対して、利用者の指示
に基づいて強調部を指示する強調部指示手段を具え、前
記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、前
記強調部指示手段によって指示された強調部の属性を要
素属性として付与し、前記出力画像生成手段は、セル画
像の行列要素に付与された要素属性に対応した配色パラ
メータテーブルのパラメータ値に従ってセル画像に着色
し、出力画像を生成することを特徴とする。また、請求
項7の発明は、請求項1または2の発明において、表領
域または表構造データの行列要素について、項目部であ
るか内容部であるかの論理的な属性を指示する論理属性
指示手段を具え、前記要素属性付与手段は、行列要素に
対して、前記論理属性指示手段によって指示された論理
的な属性を要素属性として付与し、前記出力画像生成手
段は、セル画像の行列要素に付与された要素属性に対応
した配色パラメータテーブルのパラメータ値に従って各
セル画像に着色し、出力画像を生成することを特徴とす
る。また、請求項8の発明は、請求項1または2の発明
において、表領域または表構造データの色分けに関する
操作者の意図を指示するためのデザイン指示手段と、前
記指示された色分けを参照して、複数の配色パラメ−タ
テーブルの中から、一つのパラメ−タテーブルを選択す
る配色パラメ−タ決定手段と、行列要素に対して、利用
者の指示に基づいて強調部を指示する強調部指示手段
と、行列要素について、項目部であるか内容部であるか
の論理的な属性を指示する論理属性指示手段とを具え、
前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、
前記強調部指示手段または行列要素分割手段によって指
示された属性を要素属性として付与するとともに、前記
出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付与された
要素属性に対応した配色パラメータテーブルのパラメー
タ値に従って各セル画像に着色し、出力画像を生成する
ことを特徴とする。また、請求項9の発明は、請求項8
の発明において、前記デザイン指示手段は、表領域また
は表構造データの一行おきの色分けか、あるいは一列お
きの色分けかを選択指示するものであることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、デジタル画像とし
て入力された文書画像を文書画像保持手段し、表領域抽
出手段により前記文書画像上の表領域を抽出する。ま
た、行列要素分割手段により、前記抽出された表領域を
複数のセルに分割し、各セルの行列要素として行番号、
列番号、座標値を抽出し、要素属性付与手段により、前
記各セルの行列要素に対して、要素属性を付与する。出
力画像生成手段は、前記文書画像保持手段に保持されて
いる文書画像から、前記分割された各セルのセル画像を
切り出し、当該セル画像の行列要素に付与された要素属
性に対応した配色パラメータテーブルのパラメータ値に
従って前記セル画像を着色し、出力画像を生成する。そ
して、可視化手段により、前記生成された出力画像を可
視化する。また、請求項2の発明においては、複数のセ
ルからなる表の各行列要素を表現する表構造データを表
構造データ保持手段に保持し、要素属性付与手段により
前記セルの行列要素に対して、要素属性を付与する。出
力画像生成手段は、前記行列要素に付与された要素属性
に対応した配色パラメータテーブルのパラメータ値に従
って前記セル画像を着色し、出力画像を生成する。そし
て、可視化手段により、前記生成された出力画像を可視
化する。ここで、請求項1または請求項2の発明の要素
属性付与手段は、請求項3に示すように、前記各セルの
行列要素に対して、その行番号または列番号の奇数、偶
数を判断し、判断結果を要素属性として付与するように
構成することができる。
【0012】請求項4の発明においては、請求項1また
は2の発明において、表領域または表構造データの色分
けに関する操作者の意図をデザイン指示手段により指示
する。そして、前記要素属性付与手段は、各セルの行列
要素に対して、前記指示に応じた要素属性を付与する。
ここで、請求項5の発明のように、前記デザイン指示手
段は、表領域または表構造のデータの一行おきの色分け
か、あるいは一列おきの色分けかを選択指示するもので
あって、前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に
対して、前記選択指示が一行おきであればその行番号
の、一列おきであればその列番号の奇数、偶数を判断
し、判断結果を要素属性として付与するように構成する
ことができる。
【0013】請求項6の発明においては、請求項1また
は2の発明において、表領域または表構造データの行列
要素に対して、利用者の指示に基づいて強調部を強調部
指示手段により指示する。そして、前記要素属性付与手
段は、各セルの行列要素に対して、前記強調部指示手段
によって指示された強調部の属性を要素属性として付与
し、前記出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付
与された要素属性に対応した配色パラメータテーブルの
パラメータ値に従ってセル画像に着色し、出力画像を生
成する。
【0014】請求項7の発明においては、請求項1また
は2の発明において、表領域または表構造データの行列
要素について、項目部であるか内容部であるかの論理的
な属性を論理属性指示手段により指示する。そして、前
記要素属性付与手段は、行列要素に対して、前記論理属
性指示手段によって指示された論理的な属性を要素属性
として付与し、前記出力画像生成手段は、セル画像の行
列要素に付与された要素属性に対応した配色パラメータ
テーブルのパラメータ値に従って各セル画像に着色し、
出力画像を生成する。また、請求項8の発明において
は、請求項1または2の発明において、表領域または表
構造データの色分けに関する操作者の意図をデザイン指
示手段により指示するとともに、前記指示された色分け
を参照して、複数の配色パラメ−タテーブルの中から、
一つのパラメ−タテーブルを配色パラメ−タ決定手段に
より選択する。また、行列要素に対して、利用者の指示
に基づいて強調部を強調部指示手段により指示する。ま
た、行列要素について、項目部であるか内容部であるか
の論理的な属性を論理属性指示手段により指示する。そ
して、前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対
して、前記強調部指示手段または行列要素分割手段によ
って指示された属性を要素属性として付与するととも
に、前記出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付
与された要素属性に対応した配色パラメータテーブルの
パラメータ値に従って各セル画像に着色し、出力画像を
生成する。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係わる文書処理装置の実施
例1〜5を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】実施例1 まず、第1の発明に係わる文書処理装置の実施例につい
て説明する。図1は実施例1の文書編集装置を複写機に
適用した場合の機能的な構成を示すブロック図である。
この複写機は、原稿画像入力モジュール11、表領域抽
出モジュール12、行列要素分割モジュール13、要素
属性付与モジュール14、出力画像生成モジュール1
5、プリントアウトモジュール16とから構成されてい
る。
【0017】原稿画像入力モジュール11は、イメージ
スキャナの機構そのものであり、副走査方向に光源とイ
メージセンサからなる読み取り部をずらしながら主走査
方向の細長い領域を光源で照射し、反射した光をレンズ
で集光してCCDイメージセンサ等によって電気信号に
変換し、二値のデジタル画像として入力画像メモリ17
に取り込む。このほか、反射光の強弱をAD変換器を通
して多値の画像として入力し、デジタル画像処理で二値
化してもよい。
【0018】表領域抽出モジュール12は、文書画像を
入力として、文字や図などの領域から、表領域を抽出す
るモジュールであり、文書認識技術における領域分割処
理に対応する。これは公知の技術によって実現される。
例えば、特開昭64−15889号公報や特公昭61−
32712号公報などに示されている技術がそれに該当
する。ここでは、入力画像を文字領域、図領域、表領域
などに分割し、表と識別された領域の部分画像を出力す
る。なお、この処理を行う前に、傾き補正やノイズ除去
等の前処理を行ってもよい。
【0019】行列要素分割モジュール13は、表領域抽
出モジュール12において出力された表領域の部分画像
を入力とし、その内部を複数のセルに分割し、それぞれ
のセルの行列要素として、行番号、列番号、座標値を抽
出して出力するものである。セルの分割には、例えば表
領域の部分画像から罫線を抽出し、その罫線をもとに矩
形領域を1つのセルと認識するなどの手法を用いること
ができる。抽出された結果として、このモジュールから
出力される要素の列を表構造データと呼ぶ。
【0020】要素属性付与モジュール14は、行列要素
分割モジュール13により出力された表構造データの各
行列要素に対して、行番号または列番号が奇数であるか
偶数であるかを判定して、その判定結果を行列要素の属
性として表構造データに付与し、出力画像生成モジュー
ル15に受け渡す。
【0021】出力画像生成モジュール15は、要素属性
付与モジュール14から表構造データを、原稿画像入力
モジュール11から入力画像を受け取る。そして、各行
列要素に対して、表構造データの座標値に対応する入力
原稿の部分画像を分割抽出し、ここでは一行おきまたは
一列おきの色分けに関する配色パラメータテーブル18
を参照して、その要素属性に対応する配色パラメータに
従って着色を行い、部分画像を生成する。こうして生成
された部分画像と入力原稿を合成して出力画像を生成
し、プリントアウトモジュール16に送る。表領域以外
の部分は、入力原稿を忠実に再現するものとする。
【0022】ただし、表の内部のセルを構成する罫線が
平行でない場合、行列要素分割モジュール13により出
力される表構造データの座標値が示す各行列要素と、実
際の原稿の各セルの部分画像にズレが生じる可能性があ
る。この場合、特開平3−18987号公報に示される
技術を用いて、行列要素分割モジュール13により出力
される各行列要素に対して、そのセルの文字を避けた内
部の1点の座標を指示することにより、各セルの部分画
像を変換してもよい。
【0023】前記配色パラメータテーブル18は、表の
各行列要素に対してどのように配色されなければならな
いかを表現しているもので、ROM(Read Only Memor
y)等に記憶させておく。このテーブルが保持するデー
タは、配色に関する知識に乏しい利用者を支援するため
のものであり、例えば1991年第42回情報処理学会
全国大会予稿集7Q−7「文書表現品質に関する評価尺
度について」で述べられているような主観評価等の方法
によって得られた定量的なデータや、「富士ゼロックス
著、プレゼンテーション&ドキュメンテーション、富士
ゼロックス、1989年」や、「富士ゼロックスD推進
グループ、コアデザイン製作部編、ビジネスドキュメン
トの演出技法−II カラー化、日本経済新聞社、199
2年」などに記されているような定性的または定量的な
データ、あるいは社内の規則による決めごとなどを表し
たデータなど、文書のデザインを決定するのに必要な種
々の知識をもとに決定されている。
【0024】プリントアウトモジュール16では、出力
画像を出力画像メモリ19に読み込み、これをレーザビ
ームプリント技術を用いて紙の上に転写し、排出する。
この実施例では、フルカラーの出力が行われるので、出
力画像メモリ19において1画素ごとにシアン・マゼン
タ・黄色・黒の4色分の階調値情報を保持するものとす
る。また、ここではフルカラーで印字することが可能な
レーザビームプリンタを用いているが、当然レーザビー
ム以外に普通紙熱転写などのマーキング技術を用いて実
現してもよい。
【0025】次に、上述した複写機の動作をフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、図2に示すような文
書を例とし、項目を一行おきに色分けした表を出力する
場合について説明する。なお、以後の説明において、座
標系は図2の左上に示すようにページ右に向かう方向を
x座標、ページ下に向かう方向をy方向とする。
【0026】図1の複写機により文書作成を行う場合の
全体的な処理の流れを図3のフローチャートに示す。ま
ず、色づけ指示の入力待ちの状態において(ステップ1
01)、利用者は図2の文書をイメージスキャナ等のプ
ラテンの上に置き、図4に示したような操作パネル上で
「表(色つけ)」を選択する。この状態からスタートボ
タンが押下されると(ステップ102)、原稿画像入力
モジュール11は走査を開始し、入力画像メモリである
イメージメモリに原稿の画像を読み込む(ステップ10
3)。
【0027】次に、表領域抽出モジュール12により表
領域の抽出処理を行う(ステップ104)。ここで、表
領域抽出モジュール12による表領域の抽出処理の流れ
を図5のフローチャートにより説明する。
【0028】まず、読み込んだ入力画像を領域分割し
(ステップ201)、処理していない領域要素の中から
領域要素を一つを取り出し(ステップ202、20
3)、その領域が表であるかどうかを判断する(ステッ
プ204)。領域が表であるときは、その領域画像を出
力する(ステップ205)。領域が表でないときは、処
理していない次の領域要素を取り出し、全ての領域要素
について同様の処理を行う。
【0029】この結果、図6に示すように表領域のみの
画像(表領域画像)が抽出され出力される。
【0030】次に、行列要素分割モジュール13が、こ
の表領域画像に対して行列要素分割処理を行い、表構造
データを生成する(図3、ステップ105)。ここで
は、図7に示すように、例えばあるセルに対して、それ
が2行3列目で、左上点の座標が(100.0,13
5.0)、右下点の座標が(110.0,120.0)
であると判断する。この処理は表領域画像の全てのセル
について行う。表構造データは、全体として「セルの総
数、行数、列数」(図示せず)で表現され、また各セル
毎に図8に示すように「行番号、列番号、左上点x座
標、左上点y座標、左下点x座標、左下点y座標」で表
現される。
【0031】次に、要素属性付与モジュール14が、各
セルの行列要素に対して要素属性(この例ではパリティ
属性)の付与処理を行う(ステップ106)。ここで、
要素属性付与モジュール14による要素属性の付与処理
の流れを図9のフローチャートにより説明する。
【0032】まず、パリティ属性付与処理していない行
列要素の中から、行列要素を一つ取り出す(ステップ3
01、302)。そして、表構造データの各行列要素の
行番号に対して2の剰余を求め(ステップ303)、剰
余が1かどうかを判断する(ステップ304)。このと
き、剰余が1、すなわち行番号が奇数であるときはパリ
ティ属性に1を付与し(ステップ305)、剰余が0、
すなわち行番号が偶数であるときはパリティ属性に0を
付与する(ステップ306)。以下、ステップ301で
パリティ属性付与処理していない行列要素がなくなるま
で、同様の処理を繰り返す。
【0033】この結果、図10に示すように、パリティ
属性の付与された表構造データが生成され、出力画像生
成モジュール15に送られる。
【0034】出力画像生成モジュール15では、表構造
データの要素属性により色分けした部分画像を生成し、
出力画像生成処理を行う(図3、ステップ107)。こ
こで、出力画像生成モジュール15による出力画像生成
処理の流れを図11のフローチャートにより説明する。
【0035】まず、未処理の行列要素の中から行列要素
を一つ取り出し(ステップ401、402)、取り出し
た行列要素の要素属性が1かどうかを判断する(ステッ
プ403)。このとき、要素属性が1であるときは、属
性が1に対応する配色パラメータに従って部分画像を生
成し(ステップ404)、要素属性が1でないときは、
属性が0に対応する配色パラメータに従って部分画像を
生成する(ステップ405)。そして、ステップ401
で未処理の行列要素がなくなったときは、生成した部分
画像と入力画像を合成して出力画像を生成する(ステッ
プ406)。
【0036】すなわち、出力画像生成モジュール15で
は、要素属性が付与された表構造データを受け取り、あ
らかじめROMに登録してある配色パラメータテーブル
の配色パラメータと比較する。図12に配色パラメータ
テーブルの一例を示す。図12に示すような一行おきの
色分けに関する配色パラメータと比較して、表構造デー
タの各行列要素のパリティ属性が1ならば、Cyan2
5%、Magenta25%、Yellow5%、Bl
ack0%、パリティ属性が0ならば、Cyan10
%、Magenta15%、Yellow10%、Bl
ack0%というように要素属性に対応した配色パラメ
ータの指示する通りに着色した部分画像を生成してい
く。この例を図13に示す。図13において、左が入力
画像で、右が生成された部分画像である。
【0037】次に、各画素ごとに入力原稿の白の部分
に、生成された部分画像を埋め込む。この処理は、例え
ば特開昭62−65126号公報で示される技術によ
り、OR(論理和)をとる方法を用いても良い。こうし
て最終的に、一行おきに色分けされた文書画像をプリン
トアウトモジュール16の出力画像メモリ19に写像し
ていく。このようにして生成された出力画像は、通常の
フルカラー画像出力のプロセス(レーザビームプリンテ
ィングなど)に従って、普通紙等の上に可視化され、図
14のように記録表示される(図3、ステップ10
8)。
【0038】また、同様にして一列おきに色分けした表
を出力することもできる。この場合の要素属性付与モジ
ュール14の処理のフローチャートを図15に示す。要
素属性付与モジュール14は、表構造データの各行列要
素の列番号に対して2の剰余計算を行い(ステップ50
3)、奇数であるか偶数であるかを判定し、図16に示
すように、パリティ属性として偶数なら0を、奇数なら
1を付与して、出力画像生成モジュール15に送る。そ
の他の処理は一行おきの場合と同様であるが、最終的に
一列おきに色分けされた文書画像は、普通のフルカラー
画像出力のプロセスに従って、普通紙等の上に可視化さ
れ、図17のように記録表示される。
【0039】このように、実施例1の複写機において
は、利用者は配色に関する知識を持たなくても、「表
(色つけ)」という簡単な指示を与えるだけで、適当な
配色で一行または一列おきに色分けした表を作成でき
る。これにより、特に項目数の多い表において内容の読
み取りを簡単に、また読み取りの間違いを減少させるよ
うな文書を容易に作成することができる。
【0040】実施例2 次に、第2の発明に係わる文書処理装置の実施例につい
て説明する。図18は実施例2の文書編集装置を複写機
に適用した場合の機能的な構成を示すブロック図であ
る。
【0041】デザイン指示モジュール20は、デザイン
の指示を入力するための手段であり、機器の操作パネル
上に配置された選択ボタンおよび操作手順を説明するメ
ッセージを表示する表示部を兼ねたタッチ入力式ディス
プレイ等によって実現される。ボタンが押されたなら
ば、その指定に対応するデータを要素属性付与モジュー
ル21に受け渡す。ここで、一行おきまたは一列おきに
色分けするといった利用者の意図を選択指示する。
【0042】要素属性付与モジュール21は、行列要素
分割モジュール13により出力された表構造データの各
行列要素に対して、前記デザイン指示モジュール20で
の利用者の指示に従い、行番号または列番号が奇数であ
るか偶数であるかを判定して、その行列要素の属性とし
て表構造データに付与し、出力画像生成モジュール15
に受け渡す。
【0043】その他の構成は実施例1に準ずるものとす
る。図18では、図1と同一部分を同一符号で示してい
る。
【0044】次に、上述した複写機の動作をフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、図2に示すような文
書を例とし、一行おきまたは一列おきに色分けした表を
出力する場合について説明する。
【0045】図18の複写機により文書作成を行う場合
の全体的な処理の流れを図19のフローチャートに示
す。まず、色づけ指示の入力待ちの状態で(ステップ6
01)、利用者は図2の文書をイメージスキャナ等のプ
ラテンの上に置き、図4に示したような操作パネル上で
「表(色つけ)」を選択する。すると、デザイン指示モ
ジュール20により図20のようなパネルがディスプレ
イ上に表示され、どのようなデザインにするか選択する
よう尋ねてくる。利用者はデザイン指示の入力待ちの状
態で(ステップ602)、一行おきの色分けか、または
一列起きの色分けかをデザイン指示ボタンにより選択す
る。この状態でスタートボタンが押下されると(ステッ
プ603)、原稿画像入力モジュール11は走査を開始
し、入力画像メモリであるイメージメモリに原稿の画像
を読み込む(ステップ604)。
【0046】次に、表領域抽出モジュール12、行列要
素分割モジュール13が実施例1の場合と同様に処理を
行い、表構造データを生成する(ステップ605、60
6)。 続いて、要素属性付与モジュール21により各
セルの行列要素に対して要素属性の付与処理を行う(ス
テップ607)。ここで、要素属性付与モジュール21
による要素属性の付与処理の流れを図21のフローチャ
ートに示す。
【0047】まず、パリティ属性付与処理していない行
列要素の中から、行列要素を一つ取り出す(ステップ7
01、702)。そして、デザイン指示が「一行おき」
であるかどうかを判断する(ステップ703)。このと
き、デザイン指示が一行おきであるときは、行番号に対
して2の剰余を求める(ステップ704)。また、デザ
イン指示が一行おきでないときは、列番号に対して2の
剰余を求める(ステップ705)。次に、2の剰余を求
めた結果、剰余が1かどうかを判断する(ステップ70
6)。このとき、剰余が1、すなわち奇数であるときは
パリティ属性に1を付与し(ステップ707)、剰余が
0、すなわち偶数であるときはパリティ属性に0を付与
する(ステップ708)。
【0048】このように、要素属性付与モジュール21
では、表構造データの各行列要素に対して、デザイン指
示モジュール20での利用者の指示が「一行おき」であ
れば行番号の、「一列おき」であれば列番号の2の余剰
計算を行い、奇数であるか偶数であるかを判定し、パリ
ティ属性として偶数なら0を、奇数なら1を付与して、
出力画像生成モジュール15に送る。
【0049】出力画像生成モジュール15では、実施例
1と同様に表構造データの要素属性により色分けした部
分画像を生成し、出力画像生成処理を行う(図19、ス
テップ608)。利用者がデザイン指示モジュール20
により「一行おき」を選択したとすると、生成された出
力画像は、通常のフルカラー画像出力のプロセス(レー
ザビームプリンティングなど)に従って普通紙等の上に
可視化され、図14のように記録表示される(図3、ス
テップ609)。
【0050】このように、実施例2の複写機によれば、
利用者は配色に関する知識を持たなくても、「一行お
き」または「一列おき」という簡単な指示を与えるだけ
で、適当な配色で一行または一列おきに色分けした表を
作成できる。これにより、表に関して自分の意図や用途
にあった、特に項目数の多い表に対して内容の読み取り
を簡単に、また読み取りの間違いを減少させるような文
書を容易に作成することができる。
【0051】実施例3 次に、第3の発明に係わる文書処理装置の実施例につい
て説明する。図22は実施例3の文書編集装置を複写機
に適用した場合の機能的な構成を示すブロック図であ
る。
【0052】強調部指示モジュール22は、機器に付随
する編集パットおよび編集指示ペン等によって実現され
る。利用者は、編集対象となる文書を編集パットの上に
設置し、強調したい列、行またはセルを指示する。例え
ば、セルを指定したい場合はその内の点を、列または行
を指定したい場合はその列または行に含まれる異なる2
つのセル内の点を編集指示ペン等によって押圧指示す
る。また、機器に付随するテンキーにより、列または行
を指定したい場合は列番号または行番号を、セルを指定
したい場合はその両方を入力することにより指示しても
構わない。
【0053】要素属性付与モジュール23は、行列要素
分割モジュール13により出力された表構造データと、
強調部指示モジュールにより指示された点の座標値、ま
たは行番号、列番号とを比較し、各行列要素に対してそ
れが強調部であるかを判定する。そして、判定結果をそ
の行列要素の強調属性として表構造データに付与し、出
力画像生成モジュール24に受け渡す。
【0054】出力画像生成モジュール24の基本的な動
作は実施例1と同様であるが、ここでは強調部に色つけ
に関する配色パラメータテーブルを参照する。また、こ
のパラメータテーブルの保持するデータも、実施例1の
場合と同様に決定される。
【0055】その他のモジュールは実施例1に準ずるも
のとする。図22では、図1と同一部分を同一符号で示
している。
【0056】次に、上述した複写機の動作をフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、図2に示すような文
書を例とし、指示された強調部を色づけして出力する場
合について説明する。
【0057】図22の複写機により文書作成を行う場合
の全体的な処理の流れを図23のフローチャートに示
す。まず、色つけ指示の入力待ちの状態で(ステップ8
01)、利用者が図2の文書をイメージスキャナ等のプ
ラテンの上に置き、図4に示したような操作パネル上で
「表(色つけ)」を選択すると、図24に示すように、
強調部指示モジュール22により、強調したい列に含ま
れる2つの異なるセル内の点を編集指示ペン等によって
押圧指示するようにメッセージがディスプレイ上に表示
される。次に、強調部指示の入力待ちの状態で(ステッ
プ802)、利用者は図25に示すようにメッセージに
従って2点を指示し、原稿文書を原稿画像入力モジュー
ル11に移動する。
【0058】この状態でスタートボタンが押下されると
(ステップ803)、原稿画像入力モジュール11は走
査を開始し、入力画像メモリであるイメージメモリに原
稿の画像を読み込む(ステップ804)。次に、表領域
抽出モジュール12、行列要素分割モジュール13が実
施例1の場合と同様に処理を行い、表構造データを生成
する(ステップ805、806)。
【0059】続いて、要素属性付与モジュール23によ
り強調属性の付与処理を行う(ステップ807)。ここ
で、要素属性付与モジュール14による強調属性の付与
処理の流れを図26のフローチャートにより説明する。
【0060】まず、強調属性付与処理していない行列要
素の中から、行列要素を一つ取り出し(ステップ90
1、902)、対象となるセルの左上点x座標が、利用
者により指示された指示点のx座標最大値(2点のx座
標のうち大きな方の値)より大きいかどうかを判断する
(ステップ903)。ここで、Yesであるときは、強
調属性に0を付与する(ステップ904)。また、No
であるときは、対象となるセルの右下点x座標が、指示
点のx座標最小値より小さいかどうかを判断する(ステ
ップ905)。ここで、Yesであるときはステップ9
04に進み、Noであるときは、対象となるセルの右下
点y座標が、指示点のy座標最大値より大きいかどうか
を判断する(ステップ906)。ここで、Yesである
ときはステップ904に進み、Noであるときは、対象
となるセルの右上点y座標が、指示点のy座標最小値よ
り小さいかどうかを判断する(ステップ907)。ここ
で、Yesであるときはステップ904に進み、Noで
あるときは、強調属性に1を付与する(ステップ90
8)。
【0061】このように、要素属性付与モジュール23
では、強調部指示モジュール22で指示された強調部を
示す2点の座標値と、表構造データの各行列要素の座標
値を比較して、強調指示された列番号または行番号を抽
出する。図25に示すような指示の場合、第1点の座標
(127.5,105.0)より1行3列目のセル、第
2点の座標(110.0,165.5)より7行3列目
のセルが指示されたと判断し、つまり強調部は第3列だ
と判定する。これにより、図27に示すように、表構造
データの列番号が3である行列要素に強調属性として1
を、他の行列要素には0を付与して、出力画像生成モジ
ュール24に送る。なお、強調部指示と画像入力はどち
らが先であっても構わない。
【0062】出力画像生成モジュール24では、要素属
性が付与された表構造データを受け取り、あらかじめR
OMに登録してある図28に示すような強調部の色つけ
に関する配色パラメータと比較する。前記表構造データ
の各行列要素の強調属性が1ならば、Cyan10%、
Magenta30%、Yellow25%、Blac
k0%、強調属性が0ならば、Cyan20%、Mag
enta15%、Yellow0%、Black0%と
いうように要素属性に対応した配色パラメータの指示す
る通りに、実施例1の場合と同様に部分画像を生成し、
最終的に強調部に色つけされた文書画像をプリントアウ
トモジュール16の出力画像メモリに写像していく(図
23、ステップ808)。このようにして生成された出
力画像は、通常のフルカラー画像出力のプロセスに従っ
て、普通紙等の上に可視化され、図14のように記録表
示される(ステップ809)。
【0063】上記実施例では、選択された一列を強調部
として色づけする場合について説明したが、一行強調、
またはセルの強調も同様である。
【0064】このように、実施例3の複写機によれば、
利用者は配色に関する知識を持たなくても、「表(色つ
け)」という簡単な指示と、強調部を指示するだけで、
指示した部分が適当な配色で強調された表を作成するこ
とができる。これにより、表に関して利用者の強調した
いという意図を反映した文書を容易に作成することがで
きる。
【0065】実施例4 次に、第4の発明に係わる文書処理装置の実施例につい
て説明する。図30は実施例4の文書編集装置を複写機
に適用した場合の機能的な構成を示すブロック図であ
る。
【0066】論理属性指示モジュール25は、機器に付
随する編集パットおよび編集指示ペン等によって実現さ
れる。利用者は各行列要素が項目部であるか内容部であ
るかといった論理的な属性を区別するために、編集対象
となる文書を編集パットの上に設置し、項目部または内
容部を指示する。例えば、内容部のうち左上端と右下端
の2つのセル内の点を編集指示ペン等によって押圧指示
する。また、機器に付随するテンキーにより、項目部を
現す列番号または行番号を入力することにより指示して
も構わない。
【0067】要素属性付与モジュール26は、行列要素
分割モジュール13により出力された表構造データと、
論理属性指示モジュール25により指示された点の座標
値、または行番号、列番号とを比較し、各行列要素に対
してそれが項目部であるか内容部であるかを判定して、
その行列要素の属性として表構造データに付与し、出力
画像生成モジュール27に受け渡す。
【0068】なお、要素属性付与モジュール26におい
て、各セルを囲む罫線の太さにより項目部であるか内容
部であるかの判定を行ってもよい。この場合、論理属性
指示モジュール25は省略することができる。
【0069】出力画像生成モジュール27の動作は実施
例1と同じであるが、ここでは項目部と内容部を色分け
に関する配色パラメータテーブルを参照する。また、こ
のパラメータテーブルの保持するデータも、実施例1の
場合と同様に決定される。
【0070】その他のモジュールは実施例1に準ずるも
のとする。図30では、図1と同一部分を同一符号で示
している。
【0071】次に、上述した複写機の動作をフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、図2に示すような文
書を例とし、項目部と内容部を色分けして出力する場合
について説明する。
【0072】図30の複写機により文書作成を行う場合
の全体的な処理の流れを図31のフローチャートに示
す。まず、色つけ指示の入力待ちの状態で(ステップ1
001)、利用者が図2の文書をイメージスキャナ等の
プラテンの上に置き、図4に示したような操作パネル上
で「表(色つけ)」を選択すると、図32に示すよう
に、論理属性指示モジュール25により、内容部のうち
左上端と右下端の2つのセル内の点を編集指示ペン等に
よって押圧指示するようにメッセージがディスプレイ上
に表示される。次に、内容部指示の入力待ちの状態で
(ステップ1002)、利用者は図33に示すように、
メッセージに従って2点を指示し、原稿文書を原稿画像
入力モジュール11に移動する。この状態でスタートボ
タンが押下されると(ステップ1003)、原稿画像入
力モジュール11は走査を開始し、入力画像メモリであ
るイメージメモリに原稿の画像を読み込む(ステップ1
004)。次に、表領域抽出モジュール12、行列要素
分割モジュール13が実施例1の場合と同様に処理を行
い、表構造データを生成する(ステップ1005、10
06)。
【0073】続いて、要素属性付与モジュール26によ
り論理属性の付与処理を行う(ステップ1007)。こ
こで、要素属性付与モジュール26による論理属性の付
与処理の流れを図34のフローチャートにより説明す
る。
【0074】まず、論理属性付与処理していない行列要
素の中から、行列要素を一つ取り出し(ステップ110
1、1102)、対象となるセルの左上点x座標が、利
用者により指示された指示点のx座標最大値(2点のx
座標のうち大きな方の値)より大きいかどうかを判断す
る(ステップ1103)。ここで、Yesであるとき
は、論理属性に1を付与する(ステップ1104)。ま
た、Noであるときは、対象となるセルの右下点x座標
が、指示点のx座標最小値より小さいかどうかを判断す
る(ステップ1105)。ここで、Yesであるときは
ステップ1104に進み、Noであるときは、対象とな
るセルの右下点y座標が、指示点のy座標最大値より大
きいかどうかを判断する(ステップ1106)。ここ
で、Yesであるときはステップ1104に進み、No
であるときは、対象となるセルの右上点y座標が、指示
点のy座標最小値より小さいかどうかを判断する(ステ
ップ1107)。ここで、Yesであるときはステップ
1104に進み、Noであるときは、論理属性に0を付
与する(ステップ1108)。
【0075】このように、要素属性付与モジュール26
では、論理属性指示モジュール25で指示された内容部
を示す2点の座標値と、表構造データの各行列要素の座
標値を比較して、項目部の行番号および列番号を抽出す
る。図33に示すような指示の場合、第1点の座標(1
10.5,105.0)より2行2列目のセル、第2点
の座標(145.0,165.5)より7行4列目のセ
ルが指示されたと判断し、つまり項目部は第1行と第4
列だと判定する。これにより、図35に示すように、表
構造データの行番号が1、または列番号が1である行列
要素に論理属性として1を、他の行列要素には0を付与
して、出力画像生成モジュール27に送る。なお、論理
属性指示と画像入力はどちらが先であっても構わない。
【0076】出力画像生成モジュール27では、要素属
性が付与された表構造データを受け取り、あらかじめR
OMに登録してある図36に示すような項目部と内容部
の色分けに関する配色パラメータと比較する。前記表構
造データの各行列要素の論理属性が1ならば、Cyan
25%、Magenta25%、Yellow15%、
Black0%、論理属性が0ならば、Cyan15
%、Magenta20%、Yellow20%、Bl
ack0%というように要素属性に対応した配色パラメ
ータの指示する通りに、実施例1の場合と同様に部分画
像を生成し、最終的に項目部と内容部が色分けされた文
書画像をプリントアウトモジュールの出力画像メモリに
写像していく(図31、ステップ1008)。このよう
にして生成された出力画像は、通常のフルカラー画像出
力のプロセスに従って、普通紙等の上に可視化され、図
37のように記録表示される(ステップ1009)。
【0077】このように、実施例4の複写機によれば、
利用者は配色に関する知識を持たなくても、「表(色つ
け)」という簡単な指示と、内容部を指示するだけで、
適当な配色で項目部と内容部が区別された表を作成する
ことができる。これにより、表に関して内容の読み取り
が簡単な文書を容易に作成することができる。
【0078】実施例5 次に、第5の発明に係わる文書処理装置の実施例につい
て説明する。図38は実施例5の文書編集装置を複写機
に適用した場合の機能的な構成を示すブロック図であ
る。
【0079】デザイン指示モジュール28は、機器の操
作パネル上に配置された選択ボタンおよび操作手順を説
明するメッセージを表示する表示部を兼ねたタッチ入力
式ディスプレイ等によって実現される。ボタンが押され
たならば、その指定に対応するデータを要素属性付与モ
ジュール31と配色パラメータ決定モジュール29に受
け渡す。ここで、一行おきまたは一列おきに色分けする
とか、一部を強調するとか、項目部と内容部を色分けす
るとかいった利用者の意図を選択指示する。これらの選
択は排他的でなく、組み合わせてあってもよい。また、
通常の複写機に準備されている出力紙サイズの選択ボタ
ンなども用意されている。
【0080】配色パラメータ決定モジュール29は、あ
らかじめ登録してある複数の配色パラメータテーブル3
0から、デザイン指示モジュール28により指示された
利用者の意図に対応したパラメータテーブルを出力画像
生成モジュール32に受け渡す。デザイン指示モジュー
ル28による指示がいくつかの指示の組み合わせである
時は、その組み合わせに適したパラメータテーブルを出
力する。パラメータテーブルは、出力用紙サイズ別やデ
ザイン指示の内容別などに分類してROMに記憶させて
おく。記憶量が多い場合は、磁気ディスク装置等で実現
しても構わない。また、このパラメータテーブルの保持
するデータは、実施例1の場合と同様に決定される。
【0081】強調部指示モジュール22は、実施例3と
同じものが用いられる。
【0082】論理属性指示モジュール25は、実施例4
と同じものが用いられる。
【0083】要素属性付与モジュール31は、デザイン
指示モジュール28により指示された利用者の意図に従
い、実施例1あるいは実施例2、実施例3、実施例4の
要素属性付与モジュールと同様な処理を選択し、行列要
素分割モジュール13により出力された表構造データ
に、各行列要素に対するそれぞれの属性を付与し、出力
画像生成モジュール32に受け渡す。
【0084】出力画像生成モジュール32は、配色パラ
メータ決定モジュール29から配色パラメータテーブル
30を受け取り、要素属性付与モジュール31から表構
造データと、原稿画像入力モジュール11から入力画像
を受け取る。各行列要素に対して、表構造データの座標
値に対応する入力原稿の部分画像を分割抽出し、配色パ
ラメータ決定モジュール29から出力された配色パラメ
ータテーブルを参照して、その要素属性に対応するパラ
メータ値に従って、部分画像を生成する。以下、実施例
1の出力画像生成モジュールと同様な処理を行う。
【0085】その他のモジュールは図1に準ずるものと
する。図38では図1と同一部分を同一符号で示してい
る。
【0086】次に、上述した複写機の動作をフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、図2に示すような文
書を例とし、一行おきの色わけと指定された強調部に色
づけして出力する場合について説明する。
【0087】図38の複写機により文書作成を行う場合
の全体的な処理の流れを図39のフローチャートに示
す。まず、色つけ指示の入力待ちの状態で(ステップ1
201)、利用者が図2の文書をイメージスキャナ等の
プラテンの上に置き、図4に示したような操作パネル上
で「表(色つけ)」を選択すると、デザイン指示の入力
待ちの状態とする(ステップ1202)。ここでは、デ
ザイン指示モジュール28により、どのようなデザイン
にするか選択するように、図40に示すようなパネルが
ディスプレイ上に表示される。利用者は、一行または一
列おきの色分けか、強調部の色づけか、項目部と内容部
の色分けかを選択する。
【0088】利用者によりデザイン指示ボタンが設定さ
れると、要素属性付与モジュール31はデザイン指示が
強調部色づけであるかどうかを判断し(ステップ120
3)、強調部色づけであるときは強調部指示が行われる
まで待つ(ステップ1204)。さらにデザイン指示が
項目と内容の色分けであるかどうかを判断し(ステップ
1205)、これらの色分けであるときは内容部指示が
行われるまで待つ(ステップ1206)。
【0089】デザイン指示モジュール28で「一行お
き」または「一列おき」が選択されていると、以降は実
施例2と同じ動作を行う。また強調が選択されている
と、以降は実施例3と同じ動作を行う。さらに「項目と
内容」が選択されていると、以降は実施例4と同じ動作
を行う。また、これらのいくつかを組み合わせて選択す
ることもできる。この実施例では、「一行おき」と「強
調」が選択されたものとする。
【0090】利用者により「強調」が指示されると、強
調部指示モジュール22により図24に示すように、強
調したい列の異なる2つのセル内の点を編集指示ペン等
によって押圧指示するようにメッセージがディスプレイ
上に表示される。利用者は図25に示すように、メッセ
ージに従って2点を指示し、原稿文書を画像入力モジュ
ール11に移動する。この状態でスタートボタンが押下
されると(ステップ1207)、原稿画像入力モジュー
ル11は走査を開始し、入力画像メモリであるイメージ
メモリに原稿の画像を読み込む(ステップ1208)。
次に、表領域抽出モジュール12、行列要素分割モジュ
ール13が実施例1の場合と同様に処理を行い、表構造
データを生成する(ステップ1209、1210)。
【0091】次に、要素属性付与モジュール31では、
表構造データの各行列要素の行番号に対して、2の剰余
計算を行い、奇数であるか偶数であるかを判定し、図4
1に示すように、パリティ属性として偶数なら0を、奇
数なら1を付与する(ステップ1211)。また、強調
部指示モジュール22で指示された強調部を示す2点の
座標値と、表構造データの各行列要素の座標値を比較し
て、強調指示された列番号または行番号を抽出する。例
えば図25に示すような指示の場合、第1点の座標(1
10.0,105.0)より1行3列目のセル、第2点
の座標(110.5,165.0)より7行3列目のセ
ルが指示されたと判断し、強調部は第3列だと判定す
る。これにより、図41に示すように、表構造データの
列番号が3である行列要素に強調属性として1を、他の
行列要素には0を付与して、出力画像生成モジュール3
2に送る。なお、デザイン指示および強調部指示と画像
入力はどちらが先であっても構わない。
【0092】また、配色パラメータ決定モジュール29
では、あらかじめROMに分類して登録してある複数の
表の配色パラメータテーブルの中から、図42に示すよ
うな一行おきの色分けで、かつ強調部の色づけに関する
パラメータテーブルを選びだし、出力画像生成モジュー
ル32に送る。
【0093】出力画像生成モジュール32では、要素属
性が付与された表構造データと配色パラメータテーブル
を受け取り、表構造データの各行列要素の強調属性が1
で、かつパリティ属性が1ならば、Cyan10%、M
agenta30%、Yellow25%、Black
0%、強調属性が1で、かつパリティ属性が0ならば、
Cyan10%、Magenta20%、Yellow
15%、Black0%、強調属性が0で、かつパリテ
ィ属性が0ならば、Cyan10%、Magenta1
5%、Yellow10%、Black0%というよう
に、要素属性に対応した配色パラメータの指示する通り
に、実施例1の場合と同様に部分画像を生成し、最終的
に一行おきに色分けされ、かつ強調部に色づけされた文
書画像をプリントアウトモジュール16の出力画像メモ
リ19に写像していく(ステップ1212)。このよう
にして生成された出力画像は、通常のフルカラー画像出
力のプロセスに従って、普通紙等の上に可視化され、図
43のように記録表示される(ステップ1213)。
【0094】このように、実施例5の複写機によれば、
利用者はデザインや配色に関する知識を持たなくても、
表示されたデザインを選択するだけで、適当な配色で色
づけされた表を作成できる。これにより、表に関して自
分の意図や用途にあった、見栄えの良い文書を容易に作
成することができる。
【0095】変形例 プリントアウトモジュール16において、フルカラーで
印字することが可能なレーザビームプリンタを用いる代
わりに、黒を基本としてもう1字印字することが可能な
プリンタ、または1色のみ印字することが可能なプリン
タを用いることも考えられる。これにより、より低コス
トでの実現と印字速度の向上が期待できる。ただし、こ
の場合には利用できる色の数が制限されるため、配色パ
ラメータ等を変更する必要がある。この際には、網かけ
等の修飾パターンを変化させて色数の少なさを補うこと
もできる。
【0096】また、DTPやワードプロセッサ等の文書
作成装置においても適用することができ、簡単なデザイ
ン指示によって繁雑な操作を省略することができる。こ
の場合は、各行列要素を表現する表構造データを内部デ
ータとして保持していればよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
文書処理装置では、文書中の表領域または表構造データ
のセルに要素属性を付与し、該要素属性に対応する配色
パラメータに従って各セル画像に着色して主力画像を生
成するように構成したため、例えば一行おきまたは一列
おきに色分けされた表や、指示した部分が強調された
表、あるいは適当な配色で項目部と内容部が区別された
表などを得ることができる。
【0098】したがって、利用者は配色に関する知識を
持たなくても、指示に則した高品位なデザインを持つ文
書を容易に作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係わる文書処理装置を複写機に適
用した場合の機能的な構成を示すブロック図。
【図2】入力文書の例を示す図。
【図3】実施例1の複写機により文書作成を行う場合の
処理の流れを示すフローチャート。
【図4】操作パネルの表示例を示す図。
【図5】表領域抽出モジュールの処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図6】表領域抽出モジュールの処理結果を示す図。
【図7】行列要素分割モジュールにより抽出された要素
の例を示す図。
【図8】行列要素分割モジュールから出力された表構造
データの例を示す図。
【図9】実施例1(一行おきの色分け)における要素属
性付与モジュールの処理の流れを示すフローチャート。
【図10】実施例1(一行おきの色分け)におけるパリ
ティ属性の付与された表構造データの例を示す図。
【図11】出力画像生成モジュールの処理の流れを示す
フローチャート。
【図12】一行おきまたは一列おきの色分けに関する配
色パラメータの例を示す図。
【図13】出力画像生成モジュールにより生成された部
分画像の例を示す図。
【図14】一行おきに色分けをした出力画像の例を示す
図。
【図15】実施例1(一列おきの色分け)における要素
属性付与モジュールの処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図16】実施例1(一列おきの色分け)におけるパリ
ティ属性の付与された表構造データの例を示す図。
【図17】一行おきに色分けをした出力画像の例を示す
図。
【図18】第2の発明に係わる文書処理装置を複写機に
適用した場合の機能的な構成を示すブロック図。
【図19】実施例2の複写機により文書作成を行う場合
の処理の流れを示すフローチャート。
【図20】実施例2におけるデザイン指示パネルの表示
例を示す図。
【図21】実施例2における要素属性付与モジュールの
処理の流れを示すフローチャート。
【図22】第3の発明に係わる文書処理装置を複写機に
適用した場合の機能的な構成を示すブロック図。
【図23】実施例3の複写機により文書作成を行う場合
の処理の流れを示すフローチャート。
【図24】実施例3における強調部指示パネルの表示例
を示す図。
【図25】入力文書に対する強調部指示の例を示す図。
【図26】実施例3における要素属性付与モジュールの
処理の流れを示すフローチャート。
【図27】強調属性の付与された表構造データの例を示
す図。
【図28】強調部の色づけに関する配色パラメータの例
を示す図。
【図29】強調部に色づけした出力画像の例を示す図。
【図30】第4の発明に係わる文書処理装置を複写機に
適用した場合の機能的な構成を示すブロック図。
【図31】実施例4の複写機により文書作成を行う場合
の処理の流れを示すフローチャート。
【図32】実施例4における内容部指示パネルの表示例
を示す図。
【図33】内容部指示の例を示す図。
【図34】実施例4における要素属性付与モジュールの
処理の流れを示すフローチャート。
【図35】論理属性の付与された表構造データの例を示
す図。
【図36】項目部と内容部の色分けに関する配色パラメ
ータの例を示す図。
【図37】項目部と内容部を色分けした出力画像の例を
示す図。
【図38】第5の発明に係わる文書処理装置を複写機に
適用した場合の機能的な構成を示すブロック図。
【図39】実施例5の複写機により文書作成を行う場合
の処理の流れを示すフローチャート。
【図40】実施例5におけるデザイン指示パネルの表示
例を示す図。
【図41】パリティ属性と論理属性の付与された表構造
データの例を示す図。
【図42】一行おきの色分けと強調部の色づけに関する
配色パラメータの例を示す図。
【図43】一行おきの色分けと強調部に色づけした出力
画像の例を示す図。
【符号の説明】
11…原稿画像入力モジュール、12…表領域抽出モジ
ュール、13…行列要素分割モジュール、14(23、
26、31)…要素属性付与モジュール、15(24、
27、32)…出力画像生成モジュール、16…プリン
トアウトモジュール、17…入力画像メモリ、18…配
色パラメータテーブル、19…出力画像メモリ、20…
デザイン指示モジュール、21…要素属性付与モジュー
ル、22…強調部指示モジュール、25…論理属性指示
モジュール、28…デザイン指示モジュール、29…配
色パラメータ決定モジュール、30…配色パラメータテ
ーブル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 11/60 100

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル画像として入力された文書画像を
    保持する文書画像保持手段と、 前記文書画像上の表領域を抽出する表領域抽出手段と、 前記抽出された表領域を複数のセルに分割し、各セルの
    行列要素として行番号、列番号、座標値を抽出する行列
    要素分割手段と、 前記各セルの行列要素に対して、要素属性を付与する要
    素属性付与手段と、 表の色分けに関する配色パラメータを配色パラメータテ
    ーブルとして保持するテーブル保持手段と、 前記文書画像保持手段に保持されている文書画像から、
    前記分割された各セルのセル画像を切り出し、当該セル
    画像の行列要素に付与された要素属性に対応した配色パ
    ラメータテーブルのパラメータ値に従って前記セル画像
    を着色し、出力画像を生成する出力画像生成手段と、 前記生成された出力画像を可視化する可視化手段と、 を具備することを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】複数のセルからなる表の各行列要素を表現
    する表構造データを保持する表構造データ保持手段と、 前記セルの行列要素に対して、要素属性を付与する要素
    属性付与手段と、 表の色分けに関する配色パラメータを配色パラメータテ
    ーブルとして保持するテーブル保持手段と、 前記行列要素に付与された要素属性に対応した配色パラ
    メータテーブルのパラメータ値に従って前記セル画像を
    着色し、出力画像を生成する出力画像生成手段と、 前記生成された出力画像を可視化する可視化手段と、 を具備することを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】前記要素属性付与手段は、前記各セルの行
    列要素に対して、その行番号または列番号の奇数、偶数
    を判断し、判断結果を要素属性として付与するものであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の文書処理装
    置。
  4. 【請求項4】表領域または表構造データの色分けに関す
    る操作者の意図を指示するデザイン指示手段を具え、 前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、
    前記指示に応じた要素属性を付与することを特徴とする
    請求項1または2記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】前記デザイン指示手段は、表領域または表
    構造のデータの一行おきの色分けか、あるいは一列おき
    の色分けかを選択指示するものであって、 前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、
    前記選択指示が一行おきであればその行番号の、一列お
    きであればその列番号の奇数、偶数を判断し、判断結果
    を要素属性として付与することを特徴とする請求項4記
    載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】表領域または表構造データの行列要素に対
    して、利用者の指示に基づいて強調部を指示する強調部
    指示手段を具え、 前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、
    前記強調部指示手段によって指示された強調部の属性を
    要素属性として付与し、 前記出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付与さ
    れた要素属性に対応した配色パラメータテーブルのパラ
    メータ値に従ってセル画像に着色し、出力画像を生成す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の文書処理装
    置。
  7. 【請求項7】表領域または表構造データの行列要素につ
    いて、項目部であるか内容部であるかの論理的な属性を
    指示する論理属性指示手段を具え、 前記要素属性付与手段は、行列要素に対して、前記論理
    属性指示手段によって指示された論理的な属性を要素属
    性として付与し、 前記出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付与さ
    れた要素属性に対応した配色パラメータテーブルのパラ
    メータ値に従って各セル画像に着色し、出力画像を生成
    することを特徴とする請求項1または2載の文書処理装
    置。
  8. 【請求項8】表領域または表構造データの色分けに関す
    る操作者の意図を指示するためのデザイン指示手段と、 前記指示された色分けを参照して、複数の配色パラメ−
    タテーブルの中から、一つのパラメ−タテーブルを選択
    する配色パラメ−タ決定手段と、 行列要素に対して、利用者の指示に基づいて強調部を指
    示する強調部指示手段と、 行列要素について、項目部であるか内容部であるかの論
    理的な属性を指示する論理属性指示手段とを具え、 前記要素属性付与手段は、各セルの行列要素に対して、
    前記強調部指示手段または行列要素分割手段によって指
    示された属性を要素属性として付与するとともに、 前記出力画像生成手段は、セル画像の行列要素に付与さ
    れた要素属性に対応した配色パラメータテーブルのパラ
    メータ値に従って各セル画像に着色し、出力画像を生成
    することを特徴とする請求項1または2記載の文書処理
    装置。
  9. 【請求項9】前記デザイン指示手段は、表領域または表
    構造データの一行おきの色分けか、あるいは一列おきの
    色分けかを選択指示するものであることを特徴とする請
    求項8記載の文書処理装置。
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